ドラマ版「アリアドネの弾丸」見終わりました。62点。
何がしたかったんだか、よくわからないドラマでした。
twitterに書いたものを微修正してのっけた雑記事なので、読みづらい部分もあるかもしれませんが、
備忘録として記事にまとめておきます。
ドラマ版が原作とは全く別物なのはこの際おくとして、『AIバーサス解剖』→友野さん&北山さん殺し(宇佐美が犯人)をドラマの前半で描いて、後半は『松崎さん事件』→女子高生連続殺人(犯人は原作にはいない人)にメインが移る。
つまり、2つの事件なんだけども、この2つがほとんどリンクしていない&連続ドラマとして、どうしても終わりの方になればなるほど印象が強くなるため、『AIバーサス解剖』の友野さん殺しがどうでも良くなってしまっている。
『AIバーサス解剖』をメインに描くために、笹井すみれ先生の活躍や第2回のAIミスなどがあったのではないのだろうか?
何より北山さん殺しの見事なトリックが完全に印象が薄くなっているのは問題だ。
更に、斑鳩という胸糞悪役がいるのだけど、彼が真犯人ではなく、しかも真犯人があの人なら、なぜ斑鳩があそこまで真実を隠蔽しようとするのかが謎すぎる。
つまり、2つの事件なんだけども、この2つがほとんどリンクしていない&連続ドラマとして、どうしても終わりの方になればなるほど印象が強くなるため、『AIバーサス解剖』の友野さん殺しがどうでも良くなってしまっている。
『AIバーサス解剖』をメインに描くために、笹井すみれ先生の活躍や第2回のAIミスなどがあったのではないのだろうか?
何より北山さん殺しの見事なトリックが完全に印象が薄くなっているのは問題だ。
更に、斑鳩という胸糞悪役がいるのだけど、彼が真犯人ではなく、しかも真犯人があの人なら、なぜ斑鳩があそこまで真実を隠蔽しようとするのかが謎すぎる。
ただ、ミスを認めたくない、それだけのためにあそこまでするだろうか?
400ページの小説を12話の連続ドラマでやると、どうしても尺が余ってしまう。
ドラマ1「チームバチスタの栄光」では、最後に原作にはない蛇足的な2話を付け加えて1クール持たせた。
400ページの小説を12話の連続ドラマでやると、どうしても尺が余ってしまう。
ドラマ1「チームバチスタの栄光」では、最後に原作にはない蛇足的な2話を付け加えて1クール持たせた。
ドラマ2「ジェネラル・ルージュの凱旋」では完全に原作をサイドに追いやり、一話完結のオリジナル原作をやった上で、原作も活かした見事な1クールだった。
今回の「アリアドネの弾丸」は原作の事件を前半でやりきって、後半にはオリジナルの事件を始めたのだが、これが前半の事件とテーマ的に繋がっていないので、全体の印象が散漫になった印象。
相変わらず役者陣は好演で、キャラクターは立っているシリーズだけど、今回はだいぶがっかりした。
小説版のテーマは、「Aiという新技術に対して、旧態依然の解剖勢力がAiを否定する」という対立があり、更にそこにエンタメミステリとして、殺人事件を作った。
ドラマ版の前半もその流れだけど、「Ai」よりも「解剖」の印象が強い(笹井先生の好演の影響か?)。しかし後半は『冤罪事件の究明』に話がすり替わってしまっている。
連続で観ればまだしも、1週間に1話ずつ見たら、前半の『Aiバーサス解剖』の印象なんて、視聴者の頭には残らないのではないだろうか……