2010年ワールドカップ

ワールドカップ・ベスト11対談

昨日、某しゃぶしゃぶ屋にて友人のK氏とワールドカップについて振り返ってまいりました。その旨を抜粋してご紹介します。

【GK】

fee(以下F):まずGKに関してだけど……

K氏:ベナーリオ(スイス)一択で!

F:確かにベナーリオは良かった。結局、グループリーグで1失点だけだし。でも、僕としてはノイアー(ドイツ)を挙げたいな。

K氏:ノイアーも良かった。でもやっぱりベナーリオだな。

F:他に印象に残ったGKといえば、カシージャス(スペイン)ムスレラ(ウルグアイ)エムボリ(アルジェリア)かな。

K氏:ベナーリオ、カシージャス、ノイアーの3人がビッグ3だろう。

F:スペインを優勝に導いたのはカシージャスとビジャの功績が特に大きいよね。ムスレラは3位決定戦のパフォーマンスは酷かったけど、後は良かった。

K氏:ところでエムボリって誰?

F:アルジェリアの第2Gk。

K氏:あー、アルジェリアはダイジェストでしか見ていないんだった。

F:アメリカ戦以外は見なくて良いかと。悪かったGKというと、何と言ってもグリーン(イングランド)、シャウシ(アルジェリア)…

K氏:グリーンはネタでしかないなあ。なんでジェームズを最初から使わなかったんだろ。イングランドは本当に不作だよな。

F:ジェームズ、ハート、カークランド、試合にも出ていないフォスターくらいしか思いつかない。ジェームズはもう年だし、ロビンソンは引退しちゃったし。

K氏:ハートに期待かな。シャウシってのもスロベニア戦でポロリしちゃったGKだっけ?

F:そうそう。韓国のチャン・ソンリョンも良くなかったよ。ウルグアイ戦の1点目はミスだもん。

K氏:韓国は前任のおっさん(イ・ウンジェ)が良かったのにな。

F:屋台でラーメン売ってそうなおっさんね。でも、イ・ウンジェは安定していたよね。

【DF】

F:次にCB。僕はフリードリヒ(ドイツ)。メッシを完全に封じたアルゼンチン戦の活躍が印象深い。後はダシルバ(パラグアイ)

K氏:でもさー、CBって選びにくくない? そんな傑出したパフォーマンスってないじゃん。

F:確かに。こういう時は成績を考慮して挙げていくと、
プジョル、ピケ(スペイン)……。

K氏:その2人でいいじゃん。

F:まぁ、良かったもんね。この2人。サイドバックは…

K氏:俺はコエントラン(ポルトガル)が素晴らしいと思ったよ。見ていて一番安定していた。

F:良かったとは思うけど、ベストかねぇ? でも、左サイドバックは人材難だし、コエントランでもいいっちゃいいけどね。他に良かったのってバストス(ブラジル)くらいしか思いつかない。カプテビラ(スペイン)もボアテンク(ドイツ)もイマイチだったし、バドシュトゥバー(ドイツ)なんて酷かったし……。ジオ(オランダ)はウルグアイ戦は凄いシュート決めたけど…。

K氏:世界的に人材不足だね。

F:右はラーム(ドイツ)マイコン(ブラジル)の一騎打ちか。

K氏:ラームかな。

F:僕もラーム。後、セルヒオ・ラモス(スペイン)も良かったよ。そうだ、ラームを左に回して、右にラモスを……。

K氏:いや、コエントランは外せん!

F;了解、じゃあコエントランとラームで。

ベストではないけど、名前が挙がった選手→マルケス、サルシド(メキシコ)

【MF】

F:MFだけど、まずシステムをどうするか…。4-3-3が主流だったけど、一方で今大会はFWの活躍が目立ったよね。4-3-3だとFWが1人しか選べない。かといって4-4-2はウルグアイとか、ごく一部のチームしか使ってなかったよね。

K氏:どうしたもんかな……。

F:まぁ、最低でもボランチは2人いるだろうし、サイドハーフ・もしくはウイングはそれぞれ1人ずつ必要じゃないか?

K氏;どのフォメでもそうだね。じゃあまずボランチだけど…

F;シュバインシュタイガー(ドイツ)でしょう。

K氏;間違いないな。彼には本当に驚かされた。バイエルンは見られないんだけど、あそこまでとは。

F;バラックの不在を完全に忘れさせる出来だった。それから、ザビ(・エルナンデス)も入れたい。

K氏;ザビも素晴らしかったけど、ボランチか?

F;まぁ、センターハーフだけどさ。ってか、シュバイニーだってセンターハーフじゃない?それに、ブスケッツやザビ・アロンソよりはザビでしょ。

K氏;まぁなぁ……。

F;他に良かったのは、ケディラ(ドイツ)。ただ、シュバイニーほどじゃないよね。あ、後一人忘れてた。

K氏;誰?

F;フェリペ・メロ(ブラジル)

K氏・F:(爆笑)

K氏:GKがグリーンで、MFはメロかよw

F;後は、決勝は酷かったけど、デヨング(オランダ)も良かったよ。

K氏;良かったっちゃ良かったけど、決勝のあの飛び蹴りだけで全ては台無しでしょ。格闘家目指したほうがいいんじゃないのか?

F;同感。あれにレッドを出さないハワード・ウェブも酷い。(その後、暫く脱線)

F:サイドハーフだけど…今大会、真に不作だったのはサイドアタッカーだと思う。ほんとーに、いない。

K氏;2人選ぶの辛いかもしれんね。ロッベン(オランダ)くらいか?

F:ロッベンは良かったけど、今大会のロッベンはサイドアタッカーではなかったよね。でもまぁ、左はロッベンかな。

K氏;イニエスタ(スペイン)は?優勝を決めたゴールは彼だ。

F:パラグアイ戦といい、決勝といい、決定的な仕事をしたのは認めるけど、そこまでじゃなかったでしょ。……でも、ロッベンも、考えてみれば予選リーグはほとんど欠場してるんだよな。

K氏:悩ましいな。

F;他にはカイト(オランダ)…

K氏;カイトはうん、良かったよ。いつもどおり良かった。

F;ベストに入れるにはキツイな。あ、テベス(アルゼンチン)も今回はサイドアタッカーだったぞ。アルゼンチンはメッシテベスだけだった。

K氏:テベスは確かに。ロッベン、イニエスタ、テベス……決め手はないけど……。

F;まぁ、とりあえずロッベンで。

K氏:大事な奴を忘れてた。ミュラー(ドイツ)は入れたい。大会始まる前まで1~2試合しか見たことがなかったんだが、こんなに凄い選手だったとは。

F;じゃあもう1人はミュラーで異議なし。エジル(ドイツ)より良かった。

K氏;いやいや、エジル入れたいぞ。

F;じゃあトップ下を置いた4-5-1ってことにしよう。でも、個人的にはエジルよりメッシ(アルゼンチン)。ほとんど彼の独力でアルゼンチンをベスト8に導いた功績は忘れちゃいけない。

K氏;カカー(ブラジル)やクリロナ(ポルトガル)といった面子が期待はずれだった中で、メッシだけは良かったからな。ただ、メッシは期待が大きいだけに、もっともっと上を期待してしまうんよ。メッシにはもっとゴールに近い位置でプレイさせてほしい。あんなに後ろに下がっていて、それでゴールまで求めるなんて、酷すぎるよ。

F;後はスナイデル(オランダ)

K氏;エジルメッシに比べると…。

F;ベストとかじゃないんだけど、ウイングらしいウイングといえば、クラシッチ(セルビア)は印象に残ったよ。

K氏;ドイツ戦は凄かった。

F;後、ボランチでいうとプリンス・ボアテンク(ガーナ)。プリンスって柄かよとは思ったけど。そういえばガーナにはもう1人プリンスがいたよね。プリンス・タゴエ…(以下脱線)

ベストではないけど、名前が挙がった選手→ドノバン(アメリカ)、デンプシー(アメリカ)、ヘスス・ナバス(スペイン)、アルティドール(アメリカ)

【FW編】

F:いいFWがあんなにいたのに、1人しか選べないのか……

K氏;ほんとだよな。でも1人だけを選ぶとなると……

2人:フォルラン(ウルグアイ)

F:もう1人選んでいいなら、クローゼ(ドイツ)なんだけど。

K氏:俺もクローゼだな。

F;スアレス(ウルグアイ)、ギャン(ガーナ)スアレスはハンドはあったけど。

K氏;まぁ確かに(笑)


注;なぜか2人ともビジャを完全に忘れてました(謝)

ベスト11(fee)                (K氏)

GK ノイアー(ドイツ)             ベナーリオ(スイス)
DF フリードリヒ(ドイツ)           プジョル(スペイン)
   プジョル(スペイン)           ピケ(スペイン)
   ラーム(ドイツ)              ラーム(ドイツ)
   セルヒオ・ラモス(スペイン)       コエントラン(ポルトガル)
MF シュバインシュタイガー(ドイツ)シュバインシュタイガー(ドイツ)
   ザビ・エルナンデス(スペイン) ザビ・エルナンデス(スペイン)
   ミュラー(ドイツ)            ミュラー(ドイツ)
   メッシ(アルゼンチン)        エジル(ドイツ)
   ロッベン(オランダ)         ロッベン(オランダ)
FW フォルラン(ウルグアイ)     フォルラン(ウルグアイ)


他にもいろいろ話しましたが、割愛させていただきます。

ベスト23選手&その他ポジティブ選手 

3試合以上採点がついた選手は、平均採点も出す予定なのですが、
この作業が少々難航しておりますので、記事を先にアップいたします。
平均採点は出した選手のみ記し、順次アップしていきます。


【GK枠:3】

イケル・カシージャス(スペイン)

パラグアイ戦のPKセーブは値千金。決勝ではロッベンの突破に対して奇跡のセーブを見せた。快挙を成し遂げたチームを、ゴールマウスからバックアップした。

マヌエル・ノイアー(ドイツ)

世を去ったエンケの、負傷で辞退したアドラーの意思を受け継ぎ、ドイツを守りきった守護神。燦然と輝く攻撃陣に隠れてはいたが、彼らが安心して攻められたのは彼がゴールマウスを守っていたから。イングランド戦1点目のロングキックも特筆に価。

フェルナンド・ムスレラ(ウルグアイ)

グループリーグを無失点で切り抜け、ガーナ戦では2本のPKをセーブ。ウルグアイを堂々、ベスト4に導いた功労者の一人。

【DF枠:7】

フィリップ・ラーム(ドイツ)

積極的なオーバーラップ、ミスのない守備は今大会でも屈指。間違いなく、世界最高峰。

セルヒオ・ラモス(スペイン)

レアル・マドリーでは安定感のなさが見受けられるが、大舞台では脆さも見せず、いつも華麗なオーバーラップでスペインを盛り上げる。

パウロ・ダシルバ(パラグアイ)

堅守パラグアイの中心的存在。関のような堅牢さを誇った。

ガブリエル・エインセ(アルゼンチン)

気持ちを前面に出してチームを引っ張ったディフェンスリーダー。終わった選手ではないことを証明した。ナイジェリア戦の決勝ゴールも彼。

アルネ・フリードリヒ(ドイツ)

アルゼンチン戦、メッシを完全に押さえ込み、更にゴールまで決めたパフォーマンスは出色。

カルロス・プジョール(スペイン)

ドイツ戦の獅子奮迅のプレイは見事。ディフェンスリーダーとしても素晴らしかった。

ホルヘ・フシーレ(ウルグアイ)

水際でピンチを防ぎ続ける彼の姿は目に焼きつく。ゴディン、ルガーノとCBが負傷を抱える中で最終ラインを引っ張った。

【MF枠:8】

プリンス・ボアテンク(ガーナ)(平均採点67.5/4試合)

ベスト4に片足まで踏み込んだガーナの、救世主。大会1ヶ月前に帰化したばかりにも関わらず、エッシェンなきガーナを支配し、まるで皇帝のように振舞った。アメリカ戦のゴールも、ガーナを勢いづけた。

バスティアン・シュバインシュタイガー(ドイツ)

新境地を見せた、バラックの後継者。イングランド戦の3点目、アルゼンチン戦の3点目で見せたドリブル技術、戦う姿勢、守備での貢献。まさにパーフェクト。

トーマス・ミュラー(ドイツ)

今シーズンデビューしたばかりの若者が、大舞台でこれほどやれるとは。低調だったセルビア戦を除き、ゴールにアシストに、文字通り試合を決める「違い」となれていた。得点王&新人賞のダブル受賞。

メスト・エジル(ドイツ)

鮮烈な輝きを放った、ドイツもう一人の若手有望株。オーストラリア戦で、戦いの狼煙を挙げ、イングランド戦では猛烈な突破力を見せた彼だが、大会が進むにつれて、少しずつ輝きを失っていったのは残念。

ウェズレイ・スナイデル(オランダ)

偶然のようなゴールも多かったが、5ゴールを挙げてオランダを準優勝へ導く。

アリエン・ロッベン(オランダ)

決勝のスペイン戦では唯一にして最大の脅威に。醜い戦いぶりで無残に散ったオランダの中で、彼は誇り高きグッド・ルーザーだった。

ザビ・エルナンデス(スペイン)

派手なプレイは少ないが、高精度ロングパスは彼の十八番。素晴らしいロングパスが通った後、誰がパスを出したのだろう?とビデオを巻き戻してみれば、たいていはこの男が基点だった。逆サイドに展開してほしい!という、テレビ観戦者の期待にいつも応えてくれる視野の広さがたまらない。

アンドレス・イニエスタ(スペイン)

ジダンの領域にはまだ達していない。けれど、膠着した状態で試合を決められる傑出した力が確かに宿っていることを、パラグアイ戦、そしてオランダ戦で見せてくれた。

【FW枠:5】

ダビド・ビジャ(スペイン)

相棒のトーレスが全く役に立たなかった今大会、いったい何度チームを救ったことだろう。ゴールを挙げるのが仕事とはいえ、この得点力は脅威に値する。動きの重かったチームの中で一人切れ味鋭く、得点王に相応しいパフォーマンス。


ミロスラフ・クローゼ(ドイツ)

オーストラリア戦、イングランド戦、アルゼンチン戦で4ゴールずつを集めたドイツ攻撃陣。クローゼはフィニッシャーとして、そして以外にもチャンスメイカーとしても特大のインパクトを見せ付けた。

ルイス・スアレス(ウルグアイ)

許しがたいハンドはさておくとして、フォルランとの2トップは大会随一の2トップ。メキシコ戦のゴールで、アルゼンチンを回避し、韓国戦の華麗な2ゴールでベスト8に。チームをベスト4に導いた。

ディエゴ・フォルラン(ウルグアイ)

ウルグアイの英雄は、ようやく実力に見合ったステージに立った。初戦のフランス戦から目覚しいパフォーマンスを見せ、南アフリカ戦のミドル、そしてガーナ戦の美しいフリーキック。お見事。得点王と大会MVPのダブル受賞。

リオネル・メッシ(アルゼンチン)(平均採点67.5/4試合)

ドイツ戦では何もさせてもらえなかったが、それまでの試合ではアルゼンチン攻撃陣の中心として、ゴールこそなかったものの特大のインパクトを放った。もちろん、彼本来の実力を考えれば物足りないだろうが、採点を見ていただいても決して失敗ではなかったことがわかるだろう。

【その他ポジティブ選手】

リチャード・キングストン(ガーナ)(平均採点66.25/4試合)

時折不安定なプレイも散見されたが、圧倒的な反射神経でガーナの躍進を守備から支えた。

マールテン・ステレケンブルフ(オランダ)

取り立てて鮮烈なパフォーマンスではないが、ミスなく準優勝にオランダを牽引した立役者だ。ファンデルサールという偉大すぎる選手の後を、安心して任せられる守護神の誕生はオランダにとって大きいだろう。

エムボリ(アルジェリア)

イングランドを無失点に、アメリカを93分のドノバンのゴールまで、驚異的な反射神経で抑えきったGK。派手さなら、大会一かも。

ディエゴ・ベナーリオ(スイス)

スペインをシャットアウトした、スイス銀行の金庫番。堅い。

デュルク・カイト(オランダ)

運動量豊富に走り回り、『いつもの』プレイを見せた。

ジョバンニ・ファンブロンクホルスト(オランダ)

ウルグアイ戦の鮮烈なミドルシュートを置き土産に現役を引退する彼。アーセナル、バルセロナの左サイドは彼のものだった。

アレクシス・サンチェス(チリ)(平均採点67.5/4試合)

ホンジュラス戦では、クリスチアーノ・ロナウドばりのドリブル突破を見せ、大会を大いに盛り上げた。徐々に調子を落としていったのが残念。

ロドリゴ・ミジャール(チリ)(平均採点65.0/4試合)

全員が主役のチリ攻撃陣ではあったが、主にトップ下として攻撃のタクトを振るった彼のインパクトはなかなかのものがあった。

カルロス・テベス(アルゼンチン)(平均採点65.0/4試合)

全ての試合で安定したパフォーマンスを見せ、攻撃に守備にと駆け回った。メキシコ戦では2ゴールを決め、FWとしての働きでも注目を浴びた。

マルティン・パレルモ(アルゼンチン)

ランドン・ドノバン(アメリカ)(平均採点68.3/3試合)

持ち前の突破力よりも、高精度のプレースキックから見せ場を作り出した。アルジェリア戦では93分にゴールを決め、文字通りの救世主に。

ジョジー・アルティドール(アメリカ)(平均採点68.3/3試合)

アメリカが誇るフィジカルモンスターは、対峙した全てのDFの脅威に。ボディコンタクトは世界レベルだ。

アサモア・ギャン(ガーナ)(平均採点63.75/4試合)

PKを外し、涙にくれるシーンが印象深いが、ガーナ攻撃陣のエースとして目覚しい働きを見せたのはこの採点を見ても明らか。後はもう少し決定力が高まれば。

パク・チソン(韓国)(平均採点65.0/4試合)

韓国をアジア王者に導いたチームの中心選手。ギリシャ戦では、チームを勢いに乗せる幸先の良い一発。

イ・チョンヨン(韓国)(平均採点63.75/4試合)

サイドから高精度のクロスを上げるクロッサーとして、アジアを超える技術を見せた。ウルグアイ戦のヘディングゴールもお見事。

本田圭佑(日本)(平均採点63.75/4試合)

日本のエースとして最前線で身体を張り、旺盛なシュートへの意欲と決定力を見せた。デンマーク戦の輝きは、日本人にとって語り草となるだろう。


【ポジティブ評価の監督】


ヨアヒム・レーブ(ドイツ)

大会一魅力的なアタッキングフットボールをチームに根付かせ、ベスト4。名将との評価を確固たるものとした。

ビセンテ・デルボスケ(スペイン)

トーレスへの固執という、危険な兆候はあったものの、偉大なる前任者アラゴネスのチームを受け継ぎ、彼の幻影を打ち破る快挙を達成。

ミロバン・ライェバツ(ガーナ)

チームとして完璧に組織されていたのは、ブラックアフリカ5チームの中ではガーナだけだった。エゴを殺し、問題児ムンタリも巧みに扱って、チームを1つに纏め上げた。

岡田武史(日本)

本田の1トップは明らかにギャンブルではあったが、見事打ち勝ち、ベスト16という快挙を達成した立役者。

ディエゴ・マラドーナ(アルゼンチン)

就任当初から、とんでもない男に監督を任せたものだと思っていたが、モチベーターとして極めて優秀な腕前を発揮。その存在感で大会を大いに盛り上げてくれた。ベスト8と成績もまずまず。

マルセロ・ビエルサ(チリ)

攻撃は最大の防御。強豪国を相手にも一歩も引かないアタッキングフットボールは、評価が分かれるかもしれないが、ここまで果敢なサッカーを見せてくれたのはこのチームくらい。大会の清涼剤であり、ベスト16という成績もまずまずか。

オットマール・ヒッツフェルト(スイス)

鉄壁+鋭利なカウンター。モウリーニョを思わせるような、切れ味鋭いサッカーをスイスに根付かせた。

決勝 スペインVSオランダ

試合内容は 65点

    スペイン      1-0(EX)         オランダ

MVP GK イケル・カシージャス(70)(スペイン)

GK イケル・カシージャス(70)  マールテン・ステレケンブルフ(65)
DF ジェラール・ピケ(60)    ジョバンニ・ファンブロンクホルスト(60)
   カルロス・プジョール(55)   グレゴリー・ファンデルヴィール(55)
   セルヒオ・ラモス(65)         ヨリス・マタイセン(50)
   ホアン・カプテビラ(50)        ジョン・ハイティンガ(20)
MF ザビ・エルナンデス(60)       ナイジェル・デヨング(20)
   ザビ・アロンソ(60)          マルク・ファンボンメル(0)
   セルヒオ・ブスケッツ(55)      デュルク・カイト(50)
   アンドレス・イニエスタ(70)     ウェズレイ・スナイデル(35)
FW ペドロ・ロドリゲス(55)        アリエン・ロッベン(65)
   ダビド・ビジャ(60)          ロビン・ファンペルシー(45)

ペドロ→ヘスス・ナバス(60)
ザビ・アロンソ→セスク・ファブレガス(70)
ビジャ→フェルナンド・トーレス(40)

カイト→エライロ・エリア(55)
デヨング→ラファエル・ファンデルファールト(50)
ファンブロンクホルスト→エドソン・ブラーフヘイト(45)


ホっとしたと言うのが正直な感想だ。フットボールが汚されずに済んだのだから。スペインは、フットボールの未来を守った。


オランダは醜悪だった。ファンボンメルはいったい何回、相手を蹴ったのだろう? デヨングはいったい何を考えて相手を踏んだのだろう? ハイティンガは、スナイデルは? ロッベンのカウンターは確かに切れ味が鋭かったが、それだけ。3人は退場していてもおかしくなかった。最後の、ファンブロンクホルスト→ブラーフヘイトという交代も謎だ。不調のファンペルシーを最後まで引っ張らず、アフェライ、もしくはフンテラールを起用することはできなかったのか。こんな醜いサッカーに堕さずに、次からはまたオランダらしいフットボールを期待する。結局、ブンデスリーガで復調していたファンニステルローイを呼ばなかったことが、致命傷だったのだ。
CFのファンペルシーは大会を通じて全く輝かず、スナイデル・ロッベンの個人技と運だけに頼った攻撃に留まってしまった。
デンマーク・日本・カメルーン・スロバキア・ブラジル・ウルグアイ。対戦相手にここまで恵まれなければベスト8が精一杯のチーム力だっただろう。ブラジル戦も、相手が自滅してくれただけだ。


スペインは、良くはなかったが、オランダに比べれば遥かに『マシ』ではあった。MVPはカシージャス。神がかり的なセービングでロッベンを止めたあのプレイが大きかった。ファンボンメルのラフファイトに苛立っていたイニエスタは、刑の執行者としてこの日も決定的な仕事を見せた。
デルボスケ監督は、セスク、ナバスの投入でチームに活気を与えたが、ビジャ→トーレスの交代は気が違ったような迷采配。これで負けていたら袋叩きモノだった。

ドイツVSウルグアイ

試合内容は75点

   ドイツ      3-2         ウルグアイ

MVP CFルイス・スアレス(75)(ウルグアイ)

GK ハンス・ヨルク・ブット(70)      フェルナンド・ムスレラ(45)
DF デニス・アオゴ(20)          ディエゴ・ゴディン(50)
   イェロメ・ボアテンク(70)       ディエゴ・ルガーノ(45)
   ペア・メルテザッカー(50)      ホルヘ・フシーレ(70)
   アルネ・フリードリヒ(55)       マルティン・カセレス(50)
MF バスティアン・シュバインシュタイガー(45) アレバロ・リオス(60)
   サミ・ケディラ(60)           ディエゴ・ペレス(45)
   マルセル・ヤンセン(55)       マキシ・ペレイラ(45)
   トマス・ミュラー(60)          エディソン・カバーニ(70)
   メスト・エジル(50)        FW ディエゴ・フォルラン(70)
FW カカウ(55)               ルイス・スアレス(75)

カカウ→ステファン・キースリンク(55)
マルセル・ヤンセン→トニ・クロース(?)
エジル→セルダール・タスキ(?)

ペレス→ワルテル・ガルガーノ(50)
カバーニ→セバスチャン・アブレウ(?)


両チームとも、攻撃の姿勢を出した面白い試合になった。

ウルグアイはベストメンバーでこの試合に臨み、改めて実力を証明してみせた。特に3トップ、スアレス、フォルラン、カバーニが活き活きと躍動し、フォルランは得点ランキングトップに並ぶ、鮮やかなボレーを決めた。
またフシーレは、今大会を通じて好パフォーマンスを見せ、この試合でも水際で危機を防ぎ続けていた。唯一残念だったのは、ここまで素晴らしい活躍を見せていたムスレラが安定感を欠いたことだった。

ドイツはこの試合の前に風邪が流行った影響もあり、メンバーを何人か落とした。その影響はそれなりに感じられたものの、それでも本気のウルグアイに競り勝つだけの力を見せた。今大会のライジングスター、ミュラーも得点を重ね、これまた得点ランクトップに並ぶゴールを決めた。また、スペイン戦で崩され続け評価が下落したボアテンクが、この試合では目覚しいパフォーマンスを見せてくれたことも嬉しい。
交代出場したキースリンクもキレのあるプレイを見せたが、今大会レーブ監督が切り札として起用してきたゴメスがまるでダメだったこともあり、ゴメスではなくキースリンクを、たとえばスペイン戦で起用していたらどうだっただろうか、という疑問が残った。また、エジルは大会序盤のパフォーマンスを取り戻すことができなかった。


順位以上に今大会を盛り上げてくれた両チーム。
ドイツはスペイン以外の全てのチームを圧倒する、若手アタック陣の活躍。中盤を支えたシュバインシュタイガー、守備もフリードリヒやラームといったタレント。
ウルグアイは、大会前誰もが予想していなかった大躍進と、それを支えたスーパーな2トップ、フォルラン&スアレス。中盤、ファウルで相手を潰すペレス。最終ラインを支えるフシーレ&マキシ・ペレイラの両SB。
4年後はいったい、どんなチームを見せてくれるだろうか。

ドイツVSスペイン

試合内容は 90点

 ドイツ   0-1              スペイン

MVP CH ザビ・エルナンデス(80)(スペイン)

GK マヌエル・ノイアー(65)          イケル・カシージャス(65)
DF アルネ・フリードリヒ(55)         カルロス・プジョール(65)
   フィリップ・ラーム(60)          ホアン・カプテビラ(65)
   ペア・メルテザッカー(45)        セルヒオ・ラモス(65)
   イェロメ・ボアテンク(40)         ジェラール・ピケ(55)
MF サミ・ケディラ(55)             セルヒオ・ブスケッツ(60)
   バスティアン・シュバインシュタイガー(60)  ザビ・アロンソ()
   メスト・エジル(50)             ザビ・エルナンデス(80)
   ルーカス・ポドルスキ(45)        アンドレス・イニエスタ(75)
   ピオトル・トロホフスキ(45)         ペドロ・ロドリゲス(80)
FW ミロスラフ・クローゼ(35)         ダビド・ビジャ(60)

ボアテンク→マルセル・ヤンセン(70)
トロホフ
スキ→トニ・クロース(65)
サミ・ケディラ→マリオ・ゴメス(40)

ビジャ→フェルナンド・トーレス(45)
ペドロ→ダビド・シルバ(60)
ザビ・アロンソ→カルロス・マルチェナ(?)


予想とは全く違う試合になった。ここまで、世界最高のスペクタクルを見せてきたドイツは、スペインに、それをも凌駕する真のスペクタクルを見せつけられた。ここまで全く奮わないトーレスの代わりに先発起用されたペドロが、活力を注ぎ込み、スペイン代表はバルセロナの輝きを身に着けた。
ザビ、イニエスタを心臓部としたパスゲームは、瞬きすらも許さないほど美しかった。こういう試合を、もっともっとスペイン代表には見せてほしかったのだが……。決勝でもこのパスゲームで、ぜひ栄冠を掴み取ってほしい。退屈極まるオランダに比べ、スペインのサッカーには驚きと興奮があるのだから。

ドイツは、ここに来て臆してしまったのだろうか? 全く手も足も出ず、敗退となった。これまで見せてきたサッカーは色あせるものではないが、必要以上に守備的だった。特にメルテザッカーは鈍重で、簡単にペドロやビジャに振り回されてしまった。この大会で積んだ経験を活かし、4年後のエジル、ミュラー達に期待したい。
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