Euro2016

Euro2016 準々決勝 ウェールズVSベルギー

   ウェールズ 3-1    ベルギー

主審   C+
試合内容 A-
MOM CH アーロン・ラムジー(85)

GK ヘネシー(55)        クルトワ(55)
DF アシュリー・ウィリアムズ(65)  アルデルワイレルド(45)
  ガンター(55)         デナイエル(40)
  チェスター(45)        ムニエ(60)
  ニール・テイラー(80)     ジョルダン・ルカク(35)
  ベン・デイビス(50)    MF カラスコ(55)
MF アレン(65)         ナインゴラン(70)
   レドリー(60)        ヴィツェル(50)
   ラムジー(85)        アザール(60)
FW  ロブソン・カヌー(70)  MF デ・ブルイネ(60)
    ベイル(60)     FW ロメル・ルカク(60)

監督 コールマン A+        ヴィルモッツ  B-

【ウェ】
レドリー(60)→キング B-
ロブソン・カヌー(70)→ヴォークス B+
ラムジー(85)→コリンズ ?

【ベ】
カラスコ(55)→フェライニ(35)
ジョルダン・ルカク(35)→メルテンス C
ロメル・ルカク(60)→バチュアイ ?

【ウェールズ】

トーナメント1回戦、北アイルランド戦では相手に完全に抑え込まれ、ウェールズの勢いも落ちたかと思われたが、この日は予選リーグで見せた素晴らしいパフォーマンスを再び取り戻した。
ウェールズのサッカーは、英国系3チーム(北アイルランド、イングランド、アイルランド)に比べ、遙かにテクニカルであり、現在の欧州最先端でもあるスペイン、ドイツ系列のポゼッションサッカーだ。
善し悪しではないがそこが、同じく今大会に旋風を巻き起こしているアイスランドとの違いで、
アイスランドは「弱者のサッカーを突き詰め、突き詰めて結果を残している」のに対し、ウェールズはより洗練されたサッカーを志向している。
その中心軸となるのが中盤のアレンとラムジーの2人だ。
ウェールズが良い試合を見せる時は必ずこの2人が輝いている。
今日の試合のMOMはそのラムジー。2アシストでベルギー撃破最大の立役者となっただけに、次戦の出場停止は本当に痛い。
ラムジー抜きでポルトガルを崩せるのか。厳しいミッションだが、ベスト4という1つの奇跡をなしとげたチームに恐れはない。
この日はいまいち輝けなかった大エース、ベイルが再び勢いを取り戻すことを期待したい。
今大会では不調が目立った主将アシュリー・ウィリアムズにゴールが生まれたのも嬉しいポイントだ。
ラムジーの次に高得点をつけたのはニール・テイラー。
前半6分の大ピンチを2度にわたって防いだ彼が、ウェールズを救ったとも言えるだろう。
攻撃面でも素晴らしいクロスを見せた。
2点目を決めたロブソン・カヌーのゴールはビューティフル。
ベイルはともかくとして、ラムジーもアレンも、所属クラブでは絶対的なエースではない。
ましてロブソン・カヌーは2部リーグ所属の選手である。
しかし、ウェールズ代表での彼らは、所属クラブでの彼らとは違う。
卓越した戦術でチームの舵を取るコールマン監督の手腕も、賞賛すべきだろう。


【ベルギー】
   
タレントは優れているのにチームはバラバラ。2014の頃に比べれば少しはマシになっていたものの、
2012年から4年もチームを率いている割には、戦術の整備がされていない印象で、当然ヴィルモッツ監督の印象は悪い。
ただし、そうした面はともかくとして、この日の敗北に関しては一概にヴィルモッツだけを責めることはできないだろう。
ベルギーはCBコンパニ、ロンバーツという2人の主力DFを大会前に怪我で欠いた。
更にその2人の主力の代役となるエンヘルス、ボヤタまでも欠いた。
そしてハンガリー戦でイエローカードをもらったヴェルマーレンを出場停止で、ヴェルトンゲンを怪我で欠いた。
なんと6人もの主力DFを欠いたベルギーの最終ラインは、アルデルワイレルド1人を除き、5番手、6番手に位置するような選手たちなのだ。
この日は特に左サイドバックのジョルダン・ルカクの出来が壊滅的だったが、本来代表レベルの選手ではないのだと思われる。3失点も致し方なし、だろう。守備陣で唯一の及第点は右サイドバックのムニエで、2度ほど効果的なオーバーラップからゴールに結びついてもおかしくないクロスを上げた。

攻撃面に目を向ければ、
前半6分に訪れたビッグチャンスをウェールズ守備陣に止められたのは大きかったかもしれない。
そこにナインゴランのゴールが加われば2点をリードできたはずで、2-0ともなればこんな展開にはならな……かったと言いたいところだが、前半6分にゴールを決めていればナインゴランのゴラッソは生まれなかったような気もする。
ナインゴランのゴール後、完全にウェールズに主導権を明け渡した、ふがいない戦いぶりを観るに。

後半からはフィジカルモンスターのフェライニを投入。戦術フェライニのパワープレイに切り替える。
これが効を奏し、ウェールズ守備陣に脅威を与えたが、とはいえ……格上が取る戦術ではないというか、
こんな事しかできないのかという思いもあった。
フェライニはヘディングでは脅威となっていたものの、この日もラフプレイで悪目立ちしており、印象は良くない。
もっとも、アザール、デブルイネ、ルカクのトライアングルは限定的ではありながらもウェールズ守備陣を脅かしていたし、ナインゴランはゴールも含めて1人奮闘していた。
敗因はやはり守備陣。その守備陣は上述したように6人もの主力を欠いていた。

ベルギーほどのタレントがいれば、もう少し良いサッカーもできそうなものではあるが、
守備陣が崩壊するほどの怪我人、欠場者に見舞われたのは不運だったとも言える。




 

Euro2016 決勝トーナメント1回戦 イングランドVSアイスランド

  イングランド  1-2      アイスランド

主審  B+
試合内容 B+
MOM CB ラグナル・シグルドソン(80)

GK ハート(50)        ハルドールソン(55)
DF ケーヒル(40)       サイバルソン(70)
  ローズ(40)        ラグナル・シグルドソン(80)
  スモーリング(30)     アルナソン(50)
  ウォーカー(40)      スクラーソン(50)
MF ダイアー(50)      ギルフィ・シグルドソン(65)
  デル・アリ(50)      グンナルソン(60)
  スターリング(50)       グドムンドソン(60)
  ルーニー(50)       ビルキル・ビャルナソン(65)
FW スターリッジ(45)     シグソールソン(65)
  ケイン(45)        ボドバルソン(65)

監督 ホジソン D     ラガーベック S

【イ】
ダイアー(50)→ウィルシャー(40)
スターリング(50)→ヴァ―ディー(65)
ルーニー(50)→ラッシュフォード B

【ア】
シグソールソン(65)→エルマル・ビャルナソン B
ボドバルソン(65)→トラスタソン ?


【イングランド】

ドイツ、スペイン、フランス、イタリアといった強豪国が、予選リーグを見事に戦ってきた中で(スペインは最終戦にケチがついたが)、イングランドはだらしのない戦いを続けていた。
ロシアにもウェールズにも失点を喫しており、守備陣のレベルはおよそ強豪国と呼べるものではなかった。
楽な山に入ったポルトガルやクロアチアよりも、実力は下だったように思う。


一方のアイスランドは、グループリーグ初戦から気迫あふれる守備と、古典的ながらも侮れないロングボール戦術、そして会場のサポーターとの一体感を武器に、ポルトガルと引き分け、オーストリアには見事勝利を収めた。
両者の戦いぶりを見てきた限り、こういった結果に終わっても、さして驚きではない。
勿論、小国アイスランドを相手に負けるだろうという予想はしていなかったが、「負けてもおかしくはない」程度の予想はしていた。両チームの実力差は、そんなに大きなものではないと思っていたし、実際にそうだった。
それだけの話だ。

とは言うものの、やはりイングランドはふがいなかった。
戦犯はケインであり、ホジソン監督だろう。
この大会、ケインが期待に応えた試合は1試合もない。
一方、ヴァ―ディーとラッシュフォードの2人は、ウェールズ戦のプレイを見る限り、明らかにケインよりも脅威となっていた。
なぜこの2人を差し置いてケインを起用し続けたのか?
ヴァ―ディーを先発させてほしかったし、後半早い時間でラッシュフォード起用してほしかった。
GKハートの不調も響いた。良い時は本当に良い選手なのだが、GKというポジションにあって好不調に波があるのは厳しかった。


【アイスランド】 

MOMは守備の要、ラグナル・シグルドソンだ。先制ゴールも見事、そして本職の守備もお見事。 
彼以外のMOMはちょっと思いつかない。
右サイドバックのサイバルソンの1対1の強さも見事で、スターリングにまるで仕事をさせなかった。
チーム戦術の完成度は、大会中屈指であり、イタリアにも匹敵する。
小国ならではのロングボール戦術を植え付けたラガーベック監督の功績は大いに讃えられるべきだろう。

中盤の底で走り回る主将グンナルソン、 左サイドのダイナモ、ビルキル・ビャルナソン、司令塔のギルフィ・シグルドソンといった中盤の駒も光り、前線では果敢なチェイシングと高さでチームに貢献するシグソールソンとボドバルソン。
小国なれど、侮る事のできないチーム。それがアイスランドだ。

そんな彼らの懸念材料は、スタメン11人を完全固定して闘ってきたこと。
長い大会、負傷や出場停止、疲労などが彼らを苦しめる事だろう。
欠場者が出た際、ベンチメンバーは主力選手たちの穴を埋める事ができるのか。
そんな懸念が彼らにはある……とはいえ、ベスト8進出だけでも快挙である。
細かい事を考えず全力でぶつかっていく。
そうして行けるところまで行ければ、彼らとしても、
それを見守るアイスランドファン(私のように、他国でアイスランドの戦いに注目しているファンも含む) も
満足なのかもしれない。 

現時点で既に、アイスランド代表はEuro2016に確かな記憶を残している。
1試合でも多く、彼らの戦いが観たい。
次戦はフランス。イングランドと比べて1ランクは上の相手だが、アイスランドの善戦、そして願わくば勝利に期待したい。

Euro2016 トーナメント1回戦 スペインVSイタリア

    スペイン   0-2       イタリア

主審  B
試合内容 A-
MOM WB マッティア・デ・シーリオ(80)(イタリア)

GK  デヘア(65)          ブッフォン(75)
DF  ピケ(55)           ボヌッチ(70)
   セルヒオ・ラモス(60)      バルザーリ(60)
   アルバ(45)          キエッリーニ(80)
   ファンフラン(40)        デ・シーリオ(80)
MF ブスケッツ(40)         フロレンツィ(75) 
   イニエスタ(55)       MF デ・ロッシ(60)
   セスク(55)           ジャッケリーニ(70)
FW ノリート(35)        MF パローロ(50)
   シルバ(45)        FW ペッレ(65)
   モラタ(40)            エデル(75)

監督 デルボスケ  C          コンテ  A+

【ス】
ノリート(35)→アドゥリス(65)
モラタ(40)→ルーカス・バスケス B
アドゥリス(65)→ペドロ ?

【イ】
デロッシ(60)→モッタ(55)
エデル(75)→インシーニエ B+
フロレンツィ(75)→ダルミアン B

【スペイン】

スペインが悪かったというよりは、イタリアが素晴らしかったと言える。
ポゼッションのチームであるスペインが、ボール支配率でもパス本数でも相手を圧倒できないようでは
敗北も致し方ない。
ただ、両チームの監督の力量差が如実に表れたのは確かで、デルボスケの評価は低い。
コンテとはあまりに対照的なその振る舞いで、選手を勇気づける事ができるのだろうか。
アドゥリス、ルーカス・バスケスの投入は正解。
アドゥリスのOUTは恐らく負傷によるものだと思うので責任は問えない。(もし負傷によるものでないのなら、デルボスケの評価はEとなる)。


それにしてもつくづく、クロアチア戦の敗北は痛かった。

好セーブを連発したデヘアだが、不安定なセーブも2つほどあり、うち1つが失点に繋がってしまった。
GKの責任とまでは言えないが、ブッフォンなら外に弾き出していたのではないだろうか。
また、交代出場のアドゥリスは可能性を感じさせた。


【イタリア】

完璧な勝利だ。
MOMを決める際、誰を選ぼうか本当に迷った。素晴らしいプレイをした選手が非常に多かったからだ。
まずはブッフォン。38歳の守護神は、今でもノイアーと並び世界最高のGKだ。
今日の試合でそれを再確認することができた。
キエッリーニも素晴らしい。守備の重鎮であり、値千金のゴールを奪ったのも彼だった。
だが、ボヌッチも素晴らしかった。最終ラインからのロングフィードは、イタリアの大きな武器だ。
今大会ではドイツのボアテンクが猛威を振るっているが、ボヌッチのフィードはそれに次ぐレベルだ。
そして何よりもサイドアタッカーの二人。
デ・シーリオとフロレンツィは、守っては最終ラインの一員としてスペインをブロックし、攻めては絶妙なクロスで再三スペインの攻撃を脅かしていた。
働き蜂ジャッケリーニのフレッシュな動き、そして前線ではなんといってもエデルだ。
ペッレの周囲を衛星のように走り回るエデルは、ゴールこそ奪えなかったもののいつゴールを奪われてもおかしくない恐怖感をスペインに与えた。
そしてそのペッレは見事な追加点をゲット。このシーンでは、交代出場のインシーニエの気の利いたサイドチェンジにも注目したい。

そんなイタリアを率いたのがコンテ監督。
戦術面で完璧に統制されたチームを作り上げ、選手達に勇気を注入するアグレッシブなパフォーマンスも冴えた。
S評価にしなかったのはただ一点、時間稼ぎとも取れる行為があったためで、あれは絶対にやってはいけない行為だと思う。しかしそんなところもコンテらしいというか、イタリアの選手たちはコンテの姿を見て奮い立ったことだろう。
監督も含めて良いのなら、今日のMOMはコンテ監督その人が最もふさわしいかもしれない。
3バック/5バックという戦術で、フロレンツィ、デ・シーリオ、ジャッケリーニ、エデルといった選手達を輝かせたのは間違いなくコンテ監督の手腕である。

Euro2016 決勝トーナメント1回戦 スイスVSポーランド

  スイス   1-1      ポーランド
PK                      4-5

主審  B+
試合内容 B+
MOM  SH シェルダン・シャキリ(85)(スイス)

GK ゾマー(55)        ファビアンスキ(65)
DF リカルド・ロドリゲス(75)   パズダン(50)
  リヒトシュタイナー(65)   グリク(55)
  シェア(45)        イェンジェイチェク(45)
  ジュルー(35)       ピシュチェク(65)
MF ジュマイリ(60)      クリホビアク(60)
   ベーラミ(65)       モンチニスキ(60)
   メーメディ(40)      グロシツキ(70)
   グラニト・ジャカ(55)    ブワシュチコフスキ(70)
   シャキリ(85)    FW ミリク(65)
FW セフェロビッチ(60)     レバンドフスキ(65)


監督 ペトロビッチ B-      ラバウカ C-

【ス】
ジュマイリ(60)→エムボロ  D
メーメディ(40)→デルディヨク  B-
ベーラミ(65)→ジェウソン・フェルナンデス B

【ポ】
モンチニスキ(60)→ヨドヴォビエツ ?
グロシツキ(70)→ペシュコ ?


まずい立ち上がりでバタバタしたスイスだったが、この時間帯、ポーランドはゴールを決められず。
経験豊かなチームならこの時点で先制点を入れ、試合を楽に進められたことだろう。
さて、立ち直ったスイスだが、前半38分ゴールを決めたのはポーランドだった。
グロシツキの素晴らしい突破から、ブワシュチコフスキに通り、ゴール。
後半に入るとポーランドが早い時間帯で引きこもってしまう。
やはり守備に出るのが早すぎたのか、スイスの一方的な展開になるもなかなかゴールは遠い。
このまま1-0でポーランドが逃げ切るのかと思ったその時、シャキリの身体が宙を舞った。見事なジャンピングボレーでスイスが同点に追いつく。
試合は延長へ。見所の無い延長前半を終え、延長後半に猛攻をかけたスイスだったがやはりゴールは遠く。
勝負はPK戦。ジャカが外したスイスに対し、全員がきっちりと決めたポーランドがベスト8へと駒を進めた。



【スイス】

内容ではやや優勢にゲームを進めたスイスだが、FW陣の決定力に欠け、ベスト16で敗退。
ここ数大会毎度のごとくのスイスの敗退パターンだが、今回もまた決定力不足の沼に沈み、大会から姿を消した。
MOMはシャキリ。ただ一人意外性を持ったスイスのエースは、見事なゴールで会場を沸かせてくれた。
両SBの貢献も忘れてはならないだろう。リヒトシュタイナーとリカルド・ロドリゲスは、スイスが世界に誇る偉大なサイドバックだ。この日も、延長後半になりながらも見事なオーバーラップを見せた彼らの頑張りには頭が下がる。
中盤、守備面で効いていたベーラミは、負傷があったのか下がってしまったのは残念だった。
ジュルーの低採点は危ないバックパスが2回と、あまりよろしくないファウルが1回が原因。
だが、この試合の戦犯……というより、スイスの弱点はやはりFW陣だ。
チャンスメイクで頑張っていたセフェロビッチは許そう。問題はデルディヨクとエムボロだ。
前者は再三惜しいシュートを放ったものの、相手GKファビアンスキの好セーブにも遭いゴールを奪えなかった。
より問題なのは後者で、ファウルぐらいでしか目立てなかった。


【ポーランド】  

内容では劣勢。スイスの拙攻と守備陣の頑張りで何とかPKまでこぎつけた。
特に素晴らしかったのはサイドをかき回したグロシツキ。彼の突破は、スイス守備陣最大の脅威だった。
ゴールを決めたブワシュチコフスキもさすが。逆に言うとその2人以外はまるで怖さがなかった。
特に期待されたレバンドフスキとミリクはスイス守備陣をまるで脅かせず減点……したいところだが、
彼らの前線のチェイシング自体は、第一ディフェンダーとしては機能しており、あまり本気で叩くのも……しかし
やはりFWなんだから肝心の攻撃で目立ってほしいという気持ちもある。
デルディヨクの決定的なヘディングを防いだファビアンスキも勝利に貢献した一人だ。 

Euro2016 アイスランドVSオーストリア

   アイスランド   2-1      オーストリア
 
主審 B-
試合内容  B+
MOM 該当者なし


GK ハルドールソン(60)        アルマー(55)
DF アルナソン(65)         ヒンターエッガー(50)
  ラグナル・シグルドソン(60)    ドラゴビッチ(40)
  サイバルソン(60)        プレドル(50)
  スクラーソン(55)        フクス(55)
MF グンナルソン(65)       バウムガルトリンガー(60)
  ギルフィ・シグルドソン(65)    イルザンカー(50)
  グドムンドソン(65)     FW  アラバ(65)
  ビルキル・ビャルナソン(65) MF  アルナウトビッチ(50)
FW シグソールソン(65)   MF クライン(45)
  ボドバルソン(65)       ザビツァー(55)

監督 ラガーベック B       コラー D-

【ア】 ボドバルソン(65)→エルマル・ビャルナソン B
   シグソールソン(65)→トラスタソン B+
   グドムンドソン(65)→インガソン ?

【オ】 イルザンカー(50)→ヤンコ(60)
   プレドル(50)→シェプフ(70)
   


第二戦に続いて奇策に走ったコラー監督だが、この日も不発。
勝利しか許されないにも関わらず、アイスランドに先制される苦しい展開に。
前半、PKを獲得するも、この大会全くツイてないドラゴビッチが外してしまう。
後半、シェプフとヤンコを投入し、アラバを中盤に戻してからオーストリアが流れを掴み、とうとう同点に。
しかし後半終了間際、アイスランドの見事なカウンターを食らい、沈没。
初出場で堂々の2位通過を決めたアイスランドと、期待されながら結局1勝もできずに大会を後にするオーストリア。くっきりと明暗を分ける幕切れだった。


【アイスランド】

この日も、団結した守備と化石のような放り込みサッカーで、見事勝ち点3を積み上げた。
その戦いぶりは、ポルトガル戦の記事で触れたとおりだが、この日もビルキル・ビャルナソンを中心に気持ちのこもったプレイを見せ、グループFを2位通過。
ベスト16進出をファンと共に喜び合う姿は、感動的ですらあった。




【オーストリア代表まとめ 0勝1分2敗 1得点 4失点 攻撃 B- 守備 C+】

予選を突破したのは確かにコラー監督の手腕かもしれない。
しかし、堂々の予選首位通過で期待されていたチームを、失意の底に沈めたのもコラー監督だ。
全ての試合で失策を施し、オーストリアをグループF最下位に沈めた戦犯は、間違いなく彼だ。

予選のオーストリアは、メンバーとシステムを固定して闘ってきたチームのはずだ。
初戦のハンガリー戦で、コラー監督は自信のある11人をピッチに送り出した。
しかし先制され、CBのドラゴビッチを不運な判定で失ってしまう。
この日のオーストリアは、敗れたとはいえ内容は3戦で一番良かった。それはやはり、『いつもの』メンバー、『いつもの』システムだったからだろう。
この日のコラー監督は、ドラゴビッチ退場後も守備を固めず、結果ハンガリーに追加点を奪われてしまった。
リードされている状況であり、ハンガリーは明らかに力が落ちると思われたため、貪欲に同点を狙いに行きたい気持ちもわかるし、これは結果論である。

しかし、ポルトガル戦、アラバのトップ下起用は全く理解できない。案の定、攻撃が全く機能せず、ポルトガルに一方的に攻め込まれた。
そして第三戦、コラー監督はまたしても、アラバの1トップという理解不能な奇策に打って出る。これがまたしても全く機能せず、結局後半『いつもの』システムに戻してから、内容が改善された。

ハンガリーに負けて焦ったのだろうか。しかし内容は悪くなかったはずだ。
予選で同一のシステムで戦い続けてきたチームを、短期間でコロコロ変えるという腰の落ち着かない采配は
酷評に値するだろう。
ユヌゾビッチの負傷という、理由はあるにしても、だ。

もう一人、戦犯というのもなんだが、ツイてなかったのはドラゴビッチだ。
第一戦ではレッドカードを受け、第三戦ではPKを外してしまった。

良かったのはやはりアラバ。初戦中盤の底で起用された彼は、オーストリアの中で一人レベルの高いプレイを披露していた。
それだけに、彼を本来の中盤の底になぜ固定しなかったのか。
非常に残念だ。








 
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