94 ワールドカップ

94 準決勝 ブラジルVSスウェーデン

   ブラジル 1-0  スウェーデン

欠場者(ブ) DFレオナルド(出場停止)、リカルド・ローシャ(負傷)

試合内容 B-
MOM  FWロマーリオ(80)(ブラジル)

GKタファレル(60)     ラベリ(70)
DFアウダイール(65)    ニルソン(50)
  マルシオ・サントス(60) パトリック・アンデション(60)
  ブランコ(65)       ビョークランド(50)
  ジョルジーニョ(70)   ユング(45)
MF ドゥンガ(65)      インゲソン(40)
   マウロ・シルバ(60)   ミルド(40)
   マジーニョ(45)     テルン(25)
   ジーニョ(55)      ブローリン(40)
FW ロマーリオ(80)    ダーリン(40)
   ベベット(60)      ケネット・アンデション(40)

監督  パレイラ B    スベンソン  C

【ブ】
マジーニョ(45)→ライー B+

【ス】 
ダーリン(40)→レーン ?


ベスト4に出場したチームの中で最も優勝に近いのは、24年ぶりの優勝を狙うブラジルだろう。
予選リーグ、決勝トーナメントともにほぼ危なげなくここまで駒を進めてきた。
唯一、悪癖の「油断」を覗かせたのが準々決勝のオランダ戦で、2-0とリードした後、守備陣の綻びから2-2と追いつかれた。
守備のキーマンはGKタファレル、中盤の底のドゥンガの二枚。前線には個の力で突出しているだけでなく、
抜群のコンビネーションで互いの力を更に引き出しあう、偉大な2トップ、ロマーリオとベベットを擁する。
懸念されたレオナルドの穴も、ベテランのブランコが見事に埋め、選手層も群を抜く。

チャンスメイカーのブローリン、2トップのダーリン&ケネット・アンデション。このトライアングルが猛威を振るったのが北欧の雄スウェーデンだ。そこまでネームバリューがあるチームではないが、2年前のEuro92でもベスト4に進出しており、確かな力を感じさせる。
予選リーグではカメルーンと引き分けたものの、ロシアを破り突破。
決勝トーナメントではサウジを苦もなく捻り、準々決勝ではルーマニアと死闘を演じPKの末突破した。


さて、準決勝に話を移す。結論から言えば、準決勝とは思えない、非常に物足りない試合内容だった。
簡単に言ってしまえば、決勝トーナメント1回戦ブラジルVSアメリカの焼き直し。
圧倒的に攻めるブラジルに、耐え凌ぐスウェーデンという構図が90分間続き、結果は1-0でブラジルが勝利した。
物足りないのはスウェーデンの姿勢だ。確かにブラジルは強豪であり、格上である。
しかし……90分を通してゴールチャンスと呼べるものが1つもないとはどうしたことか。
初めから0-0のPK狙いだったのだろうか。
サッカー後進国のアメリカが、完全に引いてブラジルを迎え撃つのなら解る。
しかしスウェーデンは、アメリカではない。2年前のEuroでは開催国というアドバンテージはあったものの、ベスト4に進出。今大会でもベスト4と、成績を見れば強豪と呼んで差支えない成績だ。
ピッチレベルでも、上述のトライアングルを中心に、ここまでの5試合で11ゴールを挙げている。
それがこの日は、まるで虎を前にした羊のように怯え、ゴールを守る事だけに死力を尽くした。

NHKの実況は「ブラジルのファンはフラストレーションが溜まっていることでしょう」と連呼していたが、苛立っていたのはスウェーデンを応援していたファン、そして中立の立場で応援していたファンの方だろう。
ブラジルのファンは余裕があったに違いない。何せスウェーデンからは全く得点の香りがしないのだから。
確かに決勝に向けて体力を温存したいという思いから、延長前に勝負をつけたいという気持ちはあったかもしれないが、スウェーデンに敗れることを恐れたブラジルのファンはほぼいなかったはずだ。
もちろんPKになればわからないので、延長後半にでもなれば焦ったかもしれないが……。

ラベリを中心にブラジルの攻撃をよく跳ね返したスウェーデンも、後半35分、とうとうロマーリオにゴールを割られ、万事休した。
よく頑張ったといえばよく頑張ったのだろう。
しかし僕がこの大会のスウェーデンを思い起こす時、それはやはりケネット・アンデションのクロスにダーリンが飛び込んだサウジ戦のゴールであったり、チャンスメイクするブローリンの勇姿であって、決してこの日の腰の引けた彼らの姿ではない。


 

94 準決勝 イタリアVSブルガリア

   イタリア  2-1   ブルガリア

欠場者(イ) DFバレージ(負傷)、タソッティ(出場停止)、MFゾーラ(出場停止)


試合内容 B-
MOM FW ロベルト・バッジョ(75)(イタリア)

GKパリュウカ(55)    ミハイロフ(65)
DFマルディーニ(60)   フブチェフ(45)
  コスタクルタ(40)   イワノフ(55)
  ムッシ(55)      キリヤコフ(50)
  ベナリーボ(45)   ツベタノフ(55)
MF ベルティ(55)   ヤンコフ(45)
  アルベルティーニ(70) シラコフ(60)
  ディノ・バッジョ(60)   レチコフ(55)
  ドナドーニ(55)    バラコフ(35)
FW ロベルト・バッジョ(75) コスタディノフ(40)
   カシラギ(55)     ストイチコフ(45)

監督 サッキ B     ペネフ  C

【イ】
ディノ・バッジョ(60)→コンテ B+
ロベルト・バッジョ(75)→シニョーリ  B

【ブ】
コスタディノフ(40)→ヨルダノフ C
ストイチコフ(45)→グエンチョフ  ?



予選リーグの戦いぶりを見れば、この両チームがベスト4に勝ちあがる予兆は見えなかった。
イタリアは初戦アイルランドに敗れ、二戦目、GKパリュウカの退場とDFバレージの負傷を何とか乗り越えてノルウェーに勝利。
決勝トーナメントに入ってからも、審判の不可解なジャッジでゾーラが退場。
敗退スレスレに追い込まれた後半ロスタイムに、突然覚醒したのはロベルト・バッジョ。
そこからは、この救世主に引っ張られるようにナイジェリア、スペインを撃破しベスト4に駒を進めてきた。
DFラインはGKパリュウカ、DFマルディーニを中心に比較的安定しており、中盤にはディノ・バッジョという推進力溢れる若手が出てきた。
ただ一方で、攻撃面ではさほど見るべき点はない。
シニョーリの献身性を除けば、ロベルト・バッジョの得点力だけに頼りきりというのが現状だ。
中盤二列目のドナドーニ、コンテ、ベルティ。そして2トップの一角のマッサーロ。
この辺りがもう少し有機的に絡んでくれないと、イタリアの攻撃に迫力は生れないだろう。
守備は充実しており、中盤にはディノ・バッジョ、そして攻撃にもロベルト・バッジョがいるのだから、それで十分と言えなくもない……が。
当時、世界最強を誇ったACミランのメンバーを中心に組んだイタリア代表は、普通に考えれば欧州最強に最も近いところにいてもおかしくはないはずだ。
攻撃の核であるオランダ代表ファンバステンやフリットといったメンバーがいないのが響いているのだろうか。


ブルガリアの方も初戦はナイジェリアに惨敗。
24カ国の中でも最弱であったギリシャに勝利した段階では、その後の躍進は想像されていなかっただろう。
ちなみにこのギリシャ戦の勝利は、長いブルガリアサッカーの歴史にも関わらず、ワールドカップにおける初めての勝利である。つまり、大会前は全く注目されていなかったであろうチームだ。
それが、既に消化試合になっていたとはいえアルゼンチンに勝利し自信をつけたのだろうか。
あれよあれよとメキシコ、そして優勝候補のドイツまでを破りベスト4に進出してきた。
とはいえ……ここまでの戦いぶりを冷静に振り返ってみれば、そこまで強いチームにも見えないのが本当のところだ。
メキシコ戦は両者やる気のないままPKまで突入したようなショボい試合だったし、ドイツ戦は相手に押されまくりながらも隙を突いた2ゴールで「あれ?」と思っている間に勝ってしまった。
GKのミハイロフは守護神と呼んで差支えない。今大会のベスト4にはそれぞれブラジルのタファレル、イタリアのパリュウカ、スウェーデンのラベリと頼りになるGKが並んでいるが、ミハイロフもこの中に入れて申し分のない選手だ。
DFラインはイワノフを中心にまとめてきたが、ナイジェリアの身体能力に文字どおり吹っ飛ばされるなど、身体能力頼みの攻撃には不安が残る。また、汚いプレイは少ないものの細かいファウルが目立つ点も気になるところで、ゴール前で相手にFKを与えてしまうリスクがある。幸い、イタリア、スウェーデン、ブラジルとも身体能力頼みのチームではないので、まずは一安心といったところだが……ファウルの方はいかんともしがたい。
MFは比較的充実したセクションで、特にレチコフの運動量が素晴らしい。この選手、お世辞にも巧いわけではないのだが、フィールドのどこにでも出没し、好守に絡む仕事ぶりには拍手を贈りたい。
メキシコ戦では最後のPKキッカーを務め、ドイツ戦でも決勝ゴールを挙げた、何かとノっている選手だ
(まだ27歳なのに40代のような風貌で何かと目立つ……ゴホンゴホン)。
その他、バラコフ、ヤンコフ、シラコフといった選手たちもそれぞれ水準レベルのクオリティは備えている。
一方の攻撃陣では大会得点王まであと1ゴールと迫ったストイチコフ(もっともPKとFKが多く、流れの中からのゴールは多くないのだが)、そしてコスタディノフの2トップ。縦への抜け出しは巧い印象があるが、破壊力自体はそれなり、といったところ。
そんなブルガリアの武器はセットプレイ。ドイツ戦でも見せたストイチコフのFK、アルゼンチン戦でのCKからのコスタディノフのヘディングなど、セットプレイからの得点に関しては侮れない。


さて、試合前にこれだけの文章を書いてしまったが、イタリアとブルガリアの一戦についてはあまり書くことがない。


前半、救世主ロベルト・バッジョがこの日も鮮やかに2ゴールを決めて、早々に試合を決めてしまった感がある。
この日は中盤のアルベルティーニも好調で、素晴らしいミドルシュート、そしてバッジョへのアシストで本来の能力を見せてくれた。
ブルガリア側は、これはドイツ戦からだが、いかにも「フリーキックください!」という感じで、少しぶつかっただけで大げさに倒れるのが非常に印象が悪い。
ドイツ戦では審判を騙して得たフリーキックをストイチコフが決め、今日も何とも言えない感じのPKを手に入れたが、逆に言えばそれぐらいしか出来ないチームなのである。
そんなブルガリアがイタリアの堅陣を崩すことはやはりできず、ろくにチャンスもないまま試合は終了となった。
それにしても、ストイチコフ、コスタディノフを下げたペネフ監督の交代策は解せない。
まるで、追いつくことを諦めているようにも思えた。


決勝に向けて、イタリアの懸念材料はロベルト・バッジョの負傷だろう。
後半25分に交代したこの大エースが、決勝に無事戻ってくるのだろうか?
ロベルト・バッジョに頼りきりのイタリアにとって、このエースが出場できないようならば、優勝の芽はほぼないだろう。


敗れたブルガリアだが、力量を考えればベスト4に入っただけでも奇跡。
PKで3ゴールも稼いだこともあり、イマイチぴんとこないが、ストイチコフは大会得点王に輝き、
ワールドカップの歴史に名を刻んだ。

なお、ブルガリアはこの94年大会を例外として、今に至るまで国際大会でめぼしい成績は収めておらず、
現在も低迷を続けている。













 

94 準々決勝 ドイツVSブルガリア

    ドイツ  1-2    ブルガリア

欠場者(ド) MFエッフェンベルク(追放)、バスラ―(家族事情)、ザマー(負傷)
     (ブ) DFクレメンリエフ(出場停止)

試合内容 B
MOM GK ミハイロフ(70)(ブルガリア)

GK イルクナー(60)    ミハイロフ(70)
DF ヘルマー(60)     フブチェフ(50)
   マテウス(65)     ツベタノフ(55)
   コーラー(50)     キリヤコフ(50)
   ベルトホルト(55)   イワノフ(60)
MF ブッフバルト(55)   ヤンコフ(65)
   バグナー(55)     シラコフ(55)
   ヘスラー(70)    バラコフ(60)
   メラー(65)      レチコフ(50)
FW クリンスマン(65)  コスタディノフ(55)
    フェラー(70)    ストイチコフ(55)

監督 フォクツ C    ペネフ B-

【ド】
バグナー(55)→シュトルンツ B 
ヘスラー(70)→ブレーメ ?

【ブ】
コスタディノフ(55)→グエンチョフ ?
ストイチコフ(55)→ヨルダノフ  ?


対ブルガリア、ドイツの過去の戦績は15勝1分1敗という数字を持ち出すまでもなく、圧倒的にドイツ有利と思われた試合。
勝利は固く、既にベスト4の席は予約済みかと思われたドイツだったが、伏兵ブルガリアに足元をすくわれた。


試合を見ていくと、思ったほどドイツとブルガリアの間に力の差はなかったという印象はある。
とはいえ、やはり局面局面を見ていくとドイツの方が明らかに勝っていた。
ストイチコフ&コスタディノフと1対1で勝つのは常にドイツのコーラー&ヘルマーだったし、攻撃のアイディアも
ヘスラーを中心にメラーのミドル、クリンスマンとフェラーの連携など、多彩なパターンを持っていたドイツの方が上だった。
後半4分にドイツがPKで先制した時は、やはりという気持ちがあったものだ。

しかし、(やや疑惑の残る判定で得た)FKをストイチコフが素晴らしい弾道でゴール右に決めると、
わずか数分後、ドイツ守備陣のミスを突いてレチコフが逆転ゴール。
いくらなんでも、168cmのヘスラーだけをゴール前に残しているというのはヤバい。

その後はブルガリアの姑息な時間稼ぎなどもあり、ドイツは追いつけず。
大金星を挙げたブルガリアがベスト4に駒を進めた。


ブルガリア勝利の要因は、攻撃よりも守備だろう。
特にGKミハイロフ、DFイワノフを中心に身体を投げ出してよく守ったと思う。
後はやはり、失点直後のドイツの動揺を突いた抜け目なさ。

一方ドイツの方は、ブルガリアにまさか追いつかれることはないという、慢心があったのではないだろうか?
いずれにせよ、ベスト8の中でブラジルに次ぐ戦力を誇っていたと思われるドイツはここで姿を消すことになった。







 

94 準々決勝 オランダVSブラジル

オランダ 2-3   ブラジル

欠場者(ブ) DF レオナルド(出場停止)、リカルド・ローシャ(負傷)

試合内容 A
MOM FW ベベット(80)(ブラジル)


GK デフーイ(55)   タファレル(55)
DF クーマン(50)   ジョルジーニョ(30)
   バルクス(35)   ブランコ(55)
   ボウタース(50)  アウダイール(50)
   ライカールト(50) マルシオ・サントス(45)
MF ビチュヘ(50)   ドゥンガ(65)
   ビンタ―(60)   マウロ・シルバ(70)
   ヨンク(50)     マジーニョ(55)
FW オーフェルマルス(45) MF ジーニョ(50)
   ファンホッセン(40)  FW ロマーリオ(70)
   ベルカンプ(70)       ベベット(80)

監督 アドフォカート B-  パレイラ B

【オ】
ライカールト(50)→ロナルド・デブール ?
ファンホッセン(40)→ロイ C

【ブ】
ブランコ(55)→カフー ?
マジーニョ(55)→ライー B-
 

ルーマニアVSアルゼンチンと並ぶ、今大会のベストゲーム候補。
あまりにつまらなかったイタリアVSスペインとは大違い。
その理由はやはりプレイスピードにある。
両チーム、特にブラジルのプレスが鋭いため、ボールの動きが、試合のテンポが早いのだ。
前半は大きなチャンスの少ない試合だったが、引き締まったプレスとそれをかいくぐるパスを見ているだけで面白い。


後半に入ると更に試合が加速する。
オランダの守備にほころびが見られ始め、そこをブラジルが怒涛の勢いで突いていったのだ。
後半6分、ベベットの素晴らしいクロスを中央のロマーリオが合わせて1-0。
後半15分過ぎにはオフサイドラインの乱れから、ベベットが抜け出し、2人をかわしてゴール。2-0。
だが、一方的なブラジルペースは直後、オランダのベルカンプのゴールにより消散する。
ブラジルDFの気の緩みが生んだ失点だったが、以後オランダは息を吹き返した。
ブラジルDFの気の緩みは恐らくブラジルが2-0とリードした事から生まれたのだろう。
1-0のままならば、生まれなかった失点だと思う。
だがこの失点で2-1となったことで、試合の流れが変わってしまった事を考えると、結果論ではあるが
2-0ではなく、1-0のままだった方がブラジルにとっては良かったのかもしれない。
勿論2点目を取るのが悪いなんてバカなことを言うつもりはないが、試合とは解らないものだなぁとつくづく思った。
後半30分にはCKからビンタ―が合わせて2-2。試合は全くのイーブンに。
どちらが勝つのか全く予想がつかない激戦は、後半39分ブランコのFKにより終止符が打たれる。
ブランコのドリブル突破をヨンクが倒したファウルなのだが、このプレイの直前にブランコの方がファウルを犯しているにも関わらず、審判は流している。
小さなミスジャッジではあるが、このミスジャッジが結果的にブラジルに勝利をもたらしたという意味では重大なミスジャッジだったように思う。
なお、FK自体は素晴らしい軌道を描く、ビューティフルゴールだった。


試合は3-2でブラジルが勝利。
結果を知っているから言うのではないが、やはり優勝候補筆頭はこのブラジルだと再確認させられる試合だった。
敗れたオランダも見事。
06.10.14と3大会続けて、『ツマラナイ』オランダを見せられているが、この頃のオランダは本当に面白いチームだった。
願わくば、この頃のようなサッカーをもう一度オランダ代表にはしてほしい。
結果、ベスト8で敗れることがあったとしても。



 

94 準々決勝 イタリアVSスペイン

  イタリア  2-1   スペイン

欠場者(イ) DFバレージ(負傷) FWゾーラ(出場停止)

試合内容 C-
MOM FW ロベルト・バッジョ(70)(イタリア)

GK パリュウカ(65)  スビサレッタ(55)
DF マルディーニ(50) ナダル(50)
   コスタクルタ(55)  フェレール(55) 
   タソッティ(30)    オテーロ(50)
   ベナリーボ(55)   アルコルタ(50)
MF ディノ・バッジョ(60) DF アベラルド(25)
    アルベルティーニ(50) MF ゴイコエチェア(55)
   コンテ(55)             カミネロ(35)
   ドナドーニ(40)         セルジ(55)
FW ロベルト・バッジョ(70)MF  バケーロ(40)
   マッサーロ(40)    FW   ルイス・エンリケ(55)

監督 サッキ  B        クレメンテ  C

【イ】
コンテ(55)→ベルティ B
アルベルティーニ(50)→シニョーリ(60)

【ス】
セルジ(55)→サリナス D
バケーロ(40)→イエロ B-



準々決勝だというのに、つっまんねー試合……と一言で括りたい。ダメ?

お互い攻撃力に乏しいチーム同士……というとここまでの4試合で9ゴールもあげているスペインには不適切な気もするが、この日のスペインは、イタリアにスペースをガッチリと消されなすすべなし。
一方のイタリアも相変わらず攻撃力に乏しく、前半は両GKが脅かされるシーンはほぼなかった。
そんな中、ディノ・バッジョの素晴らしいミドルシュート1発でイタリアが先制。

後半になっても流れは変わらないが、ここでもスペイン、カミネロの1発が決まって同点に。
とにかく両チームとも、非常にテンポがスローで、無駄なドリブルが混ざるので攻撃のリズムが遅すぎる。
これじゃチャンスなんて作れるわけもなく、ミドルシュートぐらいしか攻め手がない。

後半41分、ロングボールから抜け出したのはサリナス。緊迫の1対1。サリナスVSパリュウカ!
だが、サリナスはパリュウカにシュートを当ててしまう。

後半43分、シニョーリが懸命に粘り、ロベルト・バッジョにつなぐ。サイドを変えての緊迫の1対1。
ロベルト・バッジョVSスビサレッタ! バッジョはサリナスとは違い、きっちりと決めて2-1。

ここから突然選手の動きが激しくなり、俄然面白くなるが、面白くなるのが遅すぎる……。
最後にはイタリアのタソッティがルイス・エンリケにひじ打ちを見舞い、後味の悪い感じで試合終了。

ベスト4に残ってなお、強いという印象を受けないイタリアだが、ともあれ2大会連続のベスト4に進出。
スペインはまたもベスト8の壁に阻まれ、大会から姿を消した。 
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