2018ワールドカップ

準々決勝 イングランドVSスウェーデン(2-0)

・ごめん、激しくつまらないから採点せず、適当に観ますw
昨日から体調がかなり悪いんですが、ブラジルVSベルギーはそんな僕でも『シャキン』とするぐらい面白かったので、体調のせいかもしれないけど、試合自体がやっぱつまんないです。

・両チームともとにかく硬いし、セットプレーしかないイングランドがセットプレーで得点してるし……



イングランド代表採点  

GK ジョーダン・ピックフォード 
CB カイル・ウォーカー
  ハリー・マグワイア 
  ジョン・ストーンズ 
RWB キーラン・トリッピアー 
LWB アシュリー・ヤング 
DH ジョーダン・ヘンダーソン 
CH デレ・アリ 
LWG ジェシー・リンガード 
RWG ラヒム・スターリング 
FW  ハリー・ケイン 

監督 ガレス・サウスゲイト 


スウェーデン代表 採点 

GK ロビン・オルソン 
RSB エミル・クラフト
LSB ルドビク・アウグスティンソン 
CB  ビクトル・リンデロフ 
   アンドレアス・グランクビスト 
DH アルビン・エクダル
CH グスタフ・スベンソン 
LSH エミル・フォシュベリ 
RSH ビクトル・クラーソン 
FW マルクス・ベリ
   オラ・トイボネン 

監督 ヤンネ・アンデション 

欠場者情報
RSB ミカエル・ルスティグ



今大会で流行している『引きこもりサッカー』を観ていると、なんだかタイムスリップしたような気持ちになる。
人数をかけてゴール前を固めるサッカーは昔、『カテナチオ』と呼ばれていた。
時代は移り変わり、人数をかける位置は最終ラインから中盤になった。
中盤でボールを奪回すれば、それだけ相手ゴールへの距離が近くなる。相手にボール保持を許す時間も減る。
中盤でのハイプレスと、ハイプレスでもボールを奪われないだけのテクニックの応酬。
そんなサッカーが時代の最先端と言われ、いつしかフィジカルに優れた大型ストライカー不在の時代になった。
ストライカーが点を取る時代から、中盤の選手がどこからでも点を取れる時代へ。


そして、大型ストライカーが数を減らした現在、再び流行は戻ってきた。
『引きこもりサッカー』である。
そんな『引きこもりサッカー』の最先端をひた走ってきたのが、2010年以降のウルグアイ。
そして今大会、欧州にも『引きこもりの代表』とも呼べる国が現れた。スウェーデンである。


『引きこもりサッカー』をするためには、少ない人数で点を取れるだけの『卓越した個』がいなければならない。
人数のほとんどは自陣ゴール前におり、攻撃に参加する人数が少ないのだから当たり前である。
ウルグアイにはその『ストライカー』がいた。スアレスとカバーニ。
世界で10本の指に入るほどのストライカーを、小国ウルグアイは2人も抱える事が出来たのである。

しかし、今大会のスウェーデンにはそんな『ストライカー』はいなかった。
ではどうするか。それを補うのが、『中盤の走力(スタミナ)』と『ツインタワー』である。
スウェーデンの2トップ、ベリとトイボネンは前線でボールを収める事が出来る。
そしてベリとトイボネンがキープしている間に、守備に参加していたはずのフォシュベリやラーションが、猛然と上がってくるのである。相手にボールを奪われると、猛然と自陣を固めに戻る。
この激しい上下動にも耐えうる走力と運動量が、スウェーデンのサッカーを支えている。


イングランドのサッカーが、解らない。
今大会、イングランドの得点は9である。
全得点を調べるのは骨なので、間違っていたら申し訳ないのだが、9得点全てがセットプレー(CK、FK、PK)によるものではなかっただろうか?
認めよう。イングランドのセットプレーは強力な武器である。
トリックプレーも用意されており、トリッピアーの送り込むクロスは精度が高い。

しかし……それだけではないか? 流れの中から、イングランドは点を決めただろうか?
決めたとしても1点くらいだろう。
相手はパナマ、チュニジア、(2軍同士の試合で参考にならないベルギー戦)、コロンビアである。
コロンビアにはPKでしか点を決めていない。パナマやチュニジアといった『弱小国』からすら、
セットプレー以外で点を決めている印象がない。
しかも、だ。この3試合で、失点も3つ。しかもこれまた全てがセットプレーからの失点だ。
繰り返しになるが、パナマ、チュニジア、コロンビアに3失点。
守備が固いとも言えない。

対戦相手に恵まれた、以外の印象は正直に言えば、ない。
イングランドVSスウェーデン。
ネームバリューではイングランドだが、観る限り、準決勝に進む可能性が高いのは、
恐らくスウェーデンの方だ。


そして、試合がどう転ぶにしてもこのカード、あまり面白い試合は期待できそうにない……。

このようにネガティブな展望を書いたウルグアイVSポルトガルは、僕の予想に反して面白い試合になった。
このカードもそうなることを祈っている。












準々決勝 ブラジルVSベルギー(1-2)

・この結果には心底驚いた。

マルティネス監督は日本戦で「空中戦」要員に使った、シャドリ&フェライニをこの日も先発起用。だが、この日は「空中戦」ではなく、守備面で効いていた。特にフェライニは、ヴィツェルと並んで中盤でネイマールをケアしていた。この二人との対戦を嫌がったネイマールを左サイド(ベルギーの右サイド)に追い出すことに成功した。

・ベルギーは前線でエデン・アザールが躍動。デ・ブライネも良かったが、ルカクは後半運動量が落ち、消えていた。もう少し早い時間に代えても良かった。

・守っては守護神クルトワがスーパーセーブを連発。逆に言うと、クルトワのプレーが目立つぐらい、ブラジルに押されまくっていた。守備は相変わらず、非常に危うい。
次節ムニエが出場停止になるのは痛い。ベルギーのサイドで、最も計算が立つディフェンダーだけに。

・ブラジルは、内容面ではベルギーよりも格上だったように思う。だが、決定機をことごとく決められなかった。中央から追い出されたネイマールは、左サイドを起点にチャンスを作っていたが、決められる選手がいなかった。特に大会通してのジェズスの不振は響いた。ウィリアンもこの日は元気がなく、コウチーニョは躍動したが、決めてほしい決定機を外してしまった。

・出場停止のカゼミーロに代わって入ったフェルナンジーニョは、不運なオウンゴールに、アザールを止め切れずのイエローカードと、良い所がなかった。

・次のベルギーVSフランスが事実上の決勝になる。フランス相手でも分が悪いと思われるベルギーだが、ブラジルに勝てた自信を胸に、ぶつかっていってほしい。



娯楽度 8

ブラジル代表採点 6

GK アリソン 6
CB チアゴ・シウバ 5・5 
  ミランダ 6
RSB ファグネル 4 
LSB マルセロ 6
DH フェルナンジーニョ 3・5
CH パウリーニョ 6→レナト・アウグスト 6・5
OH フィリペ・コウチーニョ 7
LWG ウィリアン  5→ロベルト・フィルミーノ 6
RWG ネイマール  7・5
FW ガブリエウ・ジェズス  4・5→ドグラス・コスタ 6・5

監督 チッチ 6

【欠場者】
DH カゼミーロ 出場停止
RSB ダニーロ 負傷(大会絶望)


ベルギー代表採点 8・5

GK ティボー・クルトワ 8
CB ヤン・ヴェルトンゲン 5・5
  トビー・アルデルワイレルド 6・5 
  ヴァンサン・コンパニ 6・5
RWB トーマス・ムニエ 6
LWB ナセル・シャドリ 6・5→トーマス・ヴェルマーレン 5
DH  アクセル・ヴィツェル 7
CH  マリアン・フェライニ 7
RWG ケビン・デ・ブライネ 6・5
LWG エデン・アザール 8 MOM
CF  ロメル・ルカク 6→ユーリ・ティーレマンス 5

監督 ロベルト・マルティネス 7


優勝候補に挙げられたチームが次々と姿を消していく中、ますます充実度を高めているのがブラジルだ。
その戦力には穴がない。
エースのネイマールを支えるサポーティングキャストは、コウチーニョ、ウィリアンと非常に充実しており、全員を抑える事は極めて難しい。
ウルグアイやスウェーデンといった『守備に覚えがあるチーム』でも、ブラジルを止めるのは至難の業だろう。

だが、ブラジルの強さはそれだけではない。
特筆したいのは『ネガティブ・トランジション(攻→守の切り替え)の速さ』だ。
ボールを奪われた直後にプレスを仕掛け、最終ラインはしっかりと帰陣する。
一人ひとりが守備をサボらず、相手のカウンターを許すシーンはほぼ見受けられない。
ここまでの4試合で、得点は7。失点は『1』である。
それも、スイス、コスタリカ、セルビア、メキシコと、いわゆる『弱小国』との試合は含まれていない。いずれも、『中堅』に位置する好チームである。
特にメキシコ戦は、全く危なげない勝利で、改めてその強さを世界に知らしめたと言えるだろう。



ベルギーは、端的に言うなら『変なチーム』だ。
攻撃のタレントは揃っている。世界でも屈指のチャンスメイカー、デ・ブライネとエデン・アザール。
更に前線の小兵テクニシャン、メルテンスと巨砲ルカク。
それだけでは飽き足らず、ウイングのカラスコまで先発に並べたその布陣は、まるで
『面白い選手を全員、無理やり並べてみました!』と言わんばかりの、豪華攻撃陣。
逆に言うならば、本当に守備の事を考えているのか、実に疑わしい布陣である。

普通なら、デ・ブライネの位置にはより守備的なデンベレが起用されるだろう。
カラスコのウイングバック起用も尋常ではない。

普通なら、『謎の3バック』は辞め、CBにアルデルワイレルドとコンパニ。ヴェルトンゲンとムニエでSBを組むだろう。
中盤の底にはデンベレ(もしくはナインゴラン)とヴィツェルを置き、サイドにカラスコ(もしくはメルテンス)とアザール、トップ下にはデ・ブライネでFWがルカク。
これが普通の監督のやりそうな事だ。僕なら多分そうする。
僕ならそうするが、これではメルテンスが使えない。勿体ない。つまらない!
メルテンスも見たいよね! だって、ナポリであれだけ輝いているアタッカーを使わないなんて勿体ないよね!
じゃあ使おう! 守備を削って! 
デ・ブライネを無理やり守備的な位置に置いて、カラスコも守備的な位置に置いて、もちろん守備にはある程度目をつぶって。

そんな、『一サッカーファンの浪漫』を体現したかのような布陣で戦っているそのせいで、中盤の守備は緩く、日本に完全に制圧されてしまった。
ちなみに、双方二軍を出したイングランド戦を除くと、3試合で11得点4失点
チュニジアと日本に2失点ずつというのは、優勝を狙うにはちょっとマズいレベルである。
一方で3試合で11得点というのは、いくら相手がパナマやチュニジア、日本という『いわゆる弱小国』相手とはいえ、大したものだ。

で、そんな浪漫が攻守に隙のないブラジルに通用するのだろうか? 難しい。極めて難しいと思う。
だが、こんなチームが1つぐらいあってもいいのではないか? そんな風にも思うのだ。

マルティネス監督は一見、何も考えていないように見えるが、
日本戦ではメルテンス→フェライニという、『空中戦のオプション』を用意していた。
オプションを全く用意せず、散っていったスペインに比べれば、ちゃんと考えてはいるのだ。
(スペインは監督が大会2日前に就任したので、オプションを用意しろというのは酷すぎるが)

セルビアの空中戦に苦戦する時間があったブラジルだけに、
『地上戦』で崩せないとみればベルギーは『空中戦』も使用してくるだろう。
ベルギーの攻撃がブラジルに通用するようならば、派手な撃ち合いも期待できそうだ。

準々決勝 フランスVSウルグアイ(2-0)

・渋い好カードだったんだけど、睡眠不足の身に「固い展開」の試合を集中して観るのはきつかった。
2日で8時間睡眠は身体に応えますわ。
採点はなしで。一応ぼーっと見てます。

・やっぱりウルグアイは、スアレスとカバーニ、片方いないと途端に辛くなりますね

・名手ムスレラのまさかのミスでとどめ刺された

・フランスの2ゴールも、セットプレーとラッキーゴール(というかGKのミス)だからなぁ。
とはいえ、次の相手(ブラジル? ベルギー?)はブロック守備のチームじゃないし、
VSブロック守備に当たらないならフランスの『カウンター』が炸裂しそう。




娯楽度   5

フランス代表採点 

GK ウーゴ・ロリス  
RSB ベンジャミン・パバ―ル 
LSB リュカ・エルナンデス  
CB ラファエル・ヴァラン  
  サミュエル・ウンティティ 
DH エヌゴロ・カンテ 
CH コランタン・トリソ 
   ポール・ポグバ 
RWG キリアン・エムパべ 
LWG  アントワン・グリーズマン 
CF  オリビエ・ジルー 

監督 ディディエ・デシャン 

【欠場者】
CH ブレーズ・マトゥイディ (出場停止)


ウルグアイ 採点 

GK フェルナンド・ムスレラ  
RSB ディエゴ・ラクサール 
LSB マルティン・カセレス  
CB ディエゴ・ゴディン  
  ホセ・マリア・ヒメネス  
CH マティアス・ベシーノ  
   ルーカス・トレイラ  
   ナイタン・ナンデス   
   ロドリゴ・ベンタンク―ル  
FW ルイス・スアレス  
   クリスチャン・ストゥアニ

監督 オスカル・タバレス  

【欠場者】
FW エディソン・カバーニ 負傷

【展望】

ベスト8進出国の中ではブラジルに次ぐ盤石ぶりのフランスが、ここに来て今大会最大の難敵を迎える。
ウルグアイ。
『アルゼンチンよりも強いの?』と感じる方もいるかもしれない。
その問いに対する答えは、間違いなく『Yes』だ。

『曲者』という言葉がこれほど似合うチームもそうはないだろう。
ゴディンを中心に固められた守りはまさに鉄壁。
守備組織がまるで機能せず、個々がばらばらだったアルゼンチンとは違い、
ウルグアイはタバレス監督のもと、長時間をかけて熟成されてきた『完成されたチーム』である。
そして、そこから繰り出されるカウンターを仕留められる凄腕のスナイパーが、この国には2人もいる。
カバーニとスアレスだ。

ただし、そのカバーニがポルトガル戦で負傷交代をしてしまった。
現時点で彼がフランス戦に出場できるかは不明だが、出場できないとすれば大きな戦力ダウンと言わざるを得ないだろう。
とはいえカバーニが不出場だったとしても、その守備力には何の変りもない。
ウルグアイの守備を崩すことが出来なければ、PK戦の末敗退、という結末に至る可能性もある。
フランスにとって、油断できる相手ではない。


フランスはこれまで、オーストラリア、ペルー、デンマーク、アルゼンチンを破ってきた。
そのうち、デンマーク戦は消化試合であり、二軍を出場させたために参考にはならない。
この中で、最も苦戦したのはどの試合だろうか? 答えは初戦、オーストラリア戦だ。

オーストラリアは、今大会で猛威を振るったブロック守備……『引きこもりサッカー』を仕掛けてきた。そんなオーストラリアを崩すのに、フランスは苦労した。
その経験から、ペルー戦以降、フランスはジルーを先発させ、前線に基準点を置くようになり、
果たして快進撃が始まったのだ。

とはいえ、ペルー、アルゼンチンの2チームは攻撃的なチームで、オーストラリアのような『引きこもりサッカー』ではなかった。
前線にスペースが存在し、フランスの快速FWコンビ(エムバペとグリーズマン)は伸び伸びと自由を謳歌した。


だが、次戦の相手ウルグアイは『引きこもりサッカー』だ。前線にスペースはない。
足の速さは活かしづらい。そんなウルグアイを、ジルーを中心に崩すことが出来るか。
もしも崩すことができるなら、フランスは(恐らくブラジルが待つ)準決勝に駒を進める事だろう。
そして、その準決勝こそが、今大会の事実上の決勝になる事だろう。

ベスト16敗退国まとめ 

独断と偏見による印象順位

☆16位 アルゼンチン

名ばかり優勝候補ではあるのだが、前回大会準優勝国としてあまりに無残だった。
フランスに負けるのは仕方ないにしても、格の違いを見せつけられた、だけではない。
クロアチアにまで格の違いを見せつけられるのは言語道断だ。
チーム内はバラバラで、予選リーグで敗退しても全く不思議ではなかった。
攻撃ではメッシが一人で全てをやろうとしていた。
仮にも豪華攻撃陣を擁する国として、あまりに物足りない出来だったが、
いくらストライカーが良くても、中盤と最終ラインがあれではどうしょうもないか。


☆15位 スイス

約束された敗退、だ。スイスはいつもベスト16で散る。
リカルド・ロドリゲス、リヒトシュタイナーの両SBは堅実で、GKゾマーはさすがの安定感。
攻撃にも一人異彩を放つシャキリと、その中心をミドルシュートで固めるジェマイリやジャカといった
好タレントはいるが、今大会も頼りになるストライカーは現れず、いつもの『敗退ぶり』がまたしても繰り返された。
ベストゲームは、セルビア戦。決して悪いチームではないのだ、スイスは。
ただ、どうしてもベスト8に行ける気がしない。

☆14位 デンマーク

予選リーグの出来は悲惨の一言だったが、クロアチア戦では一変していた。
戦術完成度は極めて高く、タレントで勝るクロアチア相手に試合を優勢に進めていたほどだった。
守ってはGKシュマイケルが、鬼神の如きPKストップを繰り返し、物凄いオーラを放っていた。
一方で、クロアチア戦ではアンフェアな振る舞いも多く、個人的には非常にガッカリさせられた。


☆13位 日本

ベルギーを相手に大善戦を見せて、ポジティブな印象で大会を去った。
特に柴崎と乾のクオリティは高く、長友、香川、大迫も良かった。
しかし、GK川島は不安定で、最終ラインが空中戦に弱いのも以前のまま。
ベルギー戦は素晴らしかったが、予選リーグのパフォーマンスは良かったとはお世辞にも言えない。

☆12位 メキシコ

ドイツ戦の出来は完璧で、チチャリート、ロサーノ、ベラらが織りなす超高速カウンターは衝撃的ですらあった。
しかしそのドイツ戦で全てを出し尽くしたのか、徐々にパフォーマンスが低下し、
スウェーデン、ブラジルに完敗。結局は「いつもの」ベスト16で終わってしまった。
ドイツ戦の戦いぶりは素晴らしかっただけに、あれを継続できればベスト8以上も見えてくるのだが……。


☆11位 コロンビア

ハメス、ファルカオの二大エースが不調に喘ぎ、代役のキンテーロと波の激しいクアドラードに
頼らざるを得ない状況で、むしろよくベスト16まで上がれたものだと思う。
負けたとはいえ、1人少ない日本戦では怖さを見せつけ、セネガルにもギリギリ勝利し、
イングランド戦も良い所はまるでなかったが、最後まで食らいついた。
ただ、会心の勝利はポーランド戦のみ。
しぶとさは見せたが、彼ら本来の攻撃サッカーは花開かなかった。


☆10位 スペイン

クオリティは間違いなく高かった。
ポルトガル戦のナイスバウトは、今大会の予選リーグでのベストマッチだと思う。

しかし、大会直前のロペテギ更迭に振り回された影響もあってか(多分関係ないか)、
攻撃のオプション不足を露呈。
イスコ、シルバ、イニエスタにアルバらが連携するパス回しは美しいの一言で、前線にジエゴ・コスタという基準点も出来たのだが、ロシアの『人間の壁』を粉砕する事はできず、
GKデ・ヘアの不調ぶりも気になった。
トーナメントの組み合わせ的には、優勝も狙えるようなポジションだっただけに、早すぎる敗退となった。


☆9位 ポルトガル

難敵ウルグアイとの差は紙一重で、最後まで戦い抜いた。
グループリーグでは前述したスペインと好勝負を展開。
クリスチアーノ・ロナウド以外に攻め手が少なかったのは確かだが、彼を中心としたカウンターは切れ味鋭く、あのウルグアイの壁も一度はこじ開けた。
ベスト16敗退と考えると、もう少し上に行きたかったのも確かだが、スペインだけでなく、モロッコ、イランも想像以上に強かったグループリーグを2位通過、トーナメント1回戦はウルグアイと考えると仕方ない面もあり、
ベスト16敗退国の中では最もポジティブな印象を受けた。









トーナメント1回戦 イングランドVSコロンビア(1-1 PKイングランド勝利)

・泥試合

・あのさぁ、サッカーはボールを蹴るスポーツであって、人を蹴るスポーツじゃねぇから。
あと、痛がる演技をするスポーツでもないぞ。
コロンビアはバリオス君、ジェリー・ミナ君、クアドラード君、バッカ君。
イングランドはストーンズ君、マグワイア君、リンガード君、アシュリー・ヤング君。
呼ばれた生徒は、校長室まで来るように。他にも誰か忘れてる気がするけど、一々覚えてられないくらい問題児が多かったw


・試合は、両チームほとんどチャンスもないまま、ケインVSカルロス・サンチェスの競り合いで、
最初にちょっとケインが手を引っ張ったのに対し、猛然とやり返してしまったサンチェス君がPKを取られて1-0。そのままほぼチャンスがなかったものの、後半ロスタイムにウリベのシュート。
それで得たCKからジェリー・ミナが一発。延長に。

・カルロス・サンチェス君の無事を祈る。コロンビア人は頼むから、彼を殺すなよ。ほんと、頼んだぞ。エスコバルの件があるから心配だよ。


・コロンビアは、ハメスの不在が響いた。結局、ハメスが好調だったポーランド戦を会心の勝利で飾っただけで、セネガル戦は終始劣勢、日本戦は退場者の影響もあって負け、イングランド相手にも泥試合とあまり良い所が出なかった。ストライカーのファルカオが大会を通して不調で、クアドラードは相手によってはまるで通用しない。キンテーロは良かったが。


・イングランドにもポジティブな印象はなかった。結局、セットプレーを除いて得点パターンと呼べそうなものがない。

・準々決勝でスウェーデンと当たるが、スウェーデンの方が強いんじゃないかと思っている。

・唯一、ビッグトーナメントでことごとくPK戦に泣かされてきたイングランドが、今回初めてPKに勝った、というのはちょっと大きいかもしれない。これでPKへの苦手意識がなくなれば良いと思う。



娯楽度 4・5


イングランド代表採点  4

GK ジョーダン・ピックフォード 6
CB カイル・ウォーカー 5→マーカス・ラッシュフォード 5・5
  ハリー・マグワイア 4・5
  ジョン・ストーンズ 3
RWB キーラン・トリッピアー 6・5
LWB アシュリー・ヤング 3→ダニー・ローズ 5・5
DH ジョーダン・ヘンダーソン 4・5
CH デレ・アリ 5→エリック・ダイア― 5・5
LWG ジェシー・リンガード 4・5 
RWG ラヒム・スターリング 5→ジェイミー・ヴァーディ―  5
FW  ハリー・ケイン 6

監督 ガレス・サウスゲイト 5


コロンビア代表採点 3.5

GK ダビド・オスピナ  6・5
RSB サンティアゴ・アリアス 6→クリスチャン・サパタ ?
LSB ホアン・モヒカ  6・5
CB  ダビンソン・サンチェス 6 
   ジェリー・ミナ  6
DH ウィルマール・バリオス 5.5 
   カルロス・サンチェス 4・5→マテウス・ウリベ 5・5
OH  ファン・キンテーロ 4・5→ルイス・ムリエル 4・5
RSH ファン・クアドラード 5・5
LSH  ジェフェルソン・レルマ 4→カルロス・バッカ 3・5
FW ラダメル・ファルカオ 5

監督 ホセ・ぺケルマン  5

【欠場者】

OH ハメス・ロドリゲス(負傷)
FW  ミゲル・ボルハ(何があったかは知らないけど、ベンチ外になってました)

【展望】

ベルギーと同じ理由で、イングランドもまた予想が立てにくいチームだ。
ほとんどの国が4バック、もしくは5バックでこの大会に挑む中、イングランドは3バックである。
この独特のシステムはグループGのベルギーも使っているが、他に攻撃的な3バックを使っていたチームは(多分)ない。グループGに固まったのは奇妙な偶然と言うほかはない。

そのベルギーとの比較ではやや守備的だが、こちらの方がより『標準』に近いと言える。
極端に前傾姿勢のベルギーと比べれば守備的だが、世界標準から見ればイングランドは決して守備的な
チームではない。


イングランドの最大の武器はセットプレーである。
CBのマグワイアも上がって、攻撃に参加。
RWBのトリッピアーが送る鋭いクロスは高確率でケイン、もしくはマグワイアの頭を捉えるのだ。
また、サインプレー、トリックプレーも豊富で、セットプレーからの得点には相当力を入れているように見受けられた。

一方で、パナマにもチュニジアにも(ついでにベルギーにも)失点している点はいただけない。
このグループで3失点もするようではザルすぎる。
8得点は立派だが、それもパナマ・チュニジアが相手では素直に褒めていいものか迷ってしまう。


イングランドで解るのはそれくらいである。
守備は緩く、攻撃はセットプレーが中心。それ以上の事は今後の戦いで見定めていくしかない。

イングランドは近年、国際大会での不振が続いている。
今回、平均年齢の非常に若いチームは、グループ分けに恵まれたとはいえ、活き活きとプレー。
暗黒の時代に別れを告げ、新イングランドの栄光を誇示する、そんな大会にするためには
ベスト8……いや、ベスト4を狙いたい。
対戦相手には恵まれた。可能性は十分にあるはずだ。


コロンビアは、様々な意味で日本を助けてくれた『恩人』とも呼ぶべきチームだ。
グループH最強にも関わらず、日本戦では開始3分でサンチェスが退場。
それでいて日本以外にはきっちりと勝つ、本当にありがたいチームだった(なんだそりゃ)。

そのコロンビアだが、本来の大エース、ハメス・ロドリゲスは故障の影響で不振を極めている。
最前線のファルカオも1ゴールは決めたものの、まだ本来の力を発揮していない。
そんなコロンビアに現れた新星が、ハメスの代役キンテーロだ。
右サイドを疾走するクアドラードともども、コロンビアの最大の武器となっている。


日本戦、ポーランド戦では『強さ』を見せたコロンビアだが、
最終セネガル戦では終始押される苦しい展開だった。
この苦しい試合でもしっかり1-0で勝ち切ったのは立派だが、GKオスピナの再三のセーブがなければ引き分けどころか、負けていた可能性もあった。
クアドラードが完全に抑えられ、ファルカオは相変わらず沈黙していた。
『相手の長所を潰す』のが得意なセネガル相手とはいえ、明らかに格上のコロンビアが、大事な最終戦であのパフォーマンスは頂けない。
故障のハメスは戻ってくるのか。ファルカオはいつ復活するのか。
トーナメントの組み分けは上々だが、攻撃の二大エースの不振はコロンビアの行く手に暗雲を投げかけている。


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