NBA関連

NBA ここまでの雑感(西地区)

現在NBAは約半分の日程を消化。PO争いも少しずつ見えてきました。
そこで各チームの印象を雑~に書きたいと思います。
東も書こうかと思ったけど、西の方が興味があるし、西の記事だけで疲れてしまったので東は書くかどうか未定で!


☆西地区

超・激戦&超混戦区。
絶対王者ウォリアーズがやや苦戦(とはいえ2位だけど)、シーズン前対抗と目されたロケッツとジャズは期待を大きく裏切り、特にジャズに至っては開幕前対抗に挙げたのが恥ずかしく思えるほど。去年ベスト4のペリカンズも低迷し、そんな中、去年全然ダメだったキングスやマーベリックスが健闘を見せる。
一人最下位に沈むサンズを除いて14チームにPO進出の可能性がある、史上稀に見る(と観戦歴3年の俺が言っていいんかな?)激戦が展開されているのが西地区だ。


〇プレーオフ安全ライン

ゴールデンステイト・ウォリアーズ
デンバー・ナゲッツ

現在まさかの首位を走るのがナゲッツ。ヨキッチを中心としたややスローテンポなバスケだが、怪我人がこれだけいるにも関わらず首位を走る強さは本物。

そしてもちろんウォリアーズ。
グリーンとデュラントの確執や、例年に比べ上がらない勝率など『無敵感』はやや薄れてきてはいるが、天才児カリーのゲームメイクに安定感抜群のデュラント、たまに大爆発するクレイ・トンプソンと3人のハイスコアリングマシンを擁し、グリーン、イグダーラ、リビングストンとサポーティングキャストもバッチリ。このチームがPO進出を逃すとは考えづらい。

〇プレーオフ有力ライン

オクラホマシティ・サンダー
サンアントニオ・スパーズ
ロサンゼルス・レイカーズ
ヒューストン・ロケッツ


この中でチームの総合力が最も高いと感じるのはサンダーだ。
去年まではウェストブルックのワンマンチーム+アダムスだったが、今年はポール・ジョージがウェストブルックを押しのけてファースト・オプションになるほどの存在感を発揮。
脇役に回った時の方が輝くウェストブルック(たまにエゴを出して自滅するが……)、古典的センターではリーグ屈指のアダムスと、『BIG3』は揃っている。
セカンドユニットもシュルーダーの獲得で層に厚みが生まれてきた。戦力的にはかなり高いレベルと観て良い。

ではなぜこのPO安全ラインではないのか?というと、懸念点はスケジュールの問題である。
現時点で25勝16敗の3位と一件文句のない成績だが、PO圏外の9位ジャズ21勝21敗とは5敗差分しか差はなく、まだまだ安心とは言い難い。
そしてサンダーのスケジュールを見ると、『確実に勝利が計算できる弱小5(勝手に命名。ファンの方すみません)』サンズ、ブルズ、ニックス、ホークス、キャバリアーズとの対戦を既にほぼ全て済ませてしまっているのだ(あと2試合のみ)。
これが、たとえばユタ・ジャズはこの5チームとの対戦を9試合も残していたりする。
現在の順位は、弱い相手に恵まれた結果かもしれないのだ。


レイカーズは結局レブロン次第だろう。
故障欠場のほぼないレブロンがいる限り、最後のところでPOにきっちり滑り込んでくるはずだ。
ロンドのゲームメイクや、タイソン・チャンドラ―マギーのセンター。
クーズマ、ボール、イングラムの若手たちに曲者スティーブンソンなど、
多士済々の個性派集団が繰り出すアップテンポで攻撃的なバスケは、観ていて楽しく、好きなチームの1つだ。

昨シーズン、王者ウォリアーズを土俵際まで追い詰め、『事実上のファイナル』を演じたロケッツは
移籍マーケットでの動きに失敗し、戦力は確実にダウンした。
故障がちのエース、クリス・ポールに高年俸を払った結果しわ寄せが来ており、
既存戦力でもジェラルド・グリーンあたりからは去年の輝きを感じられない。
そんな逆境を、1月現在、1人で勝たせているのが髭の悪魔ジェームズ・ハーデンだ。
しかし、いくらハーデンが凄くとも、ハーデン1人(+カペラ)のワンマンチームでは、せいぜいのところ去年のサンダー止まり。高年俸に見合ったクリス・ポールの活躍や、ゴードンあたりの更なる奮起も期待したい。

ジノビリ、パーカーと一時代を築いた名選手たちと袂を分かち、新時代を担うはずだったレナードも喧嘩別れのように放出したスパーズ。
それでも、新エースのデローザンオルドリッジを中心に、ベルターンスパートルといった若手たちを活躍させる名将ポポビッチの類まれなる手腕には脱帽させられる。
このチームの真の強みは監督だろう。
レブロンが何とかしてくれるレイカーズ、ハーデンが何とかしてくれるロケッツ、ポポビッチが何とかしてくれるスパーズ。この3チームは結局、何とかPOには入るものと思われる。


☆プレーオフギリギリライン(上位)

ポートランド・トレイルブレイザーズ
ロサンゼルス・クリッパーズ
ユタ・ジャズ


開幕前の高い評価は何だったのか。
9位に低迷するジャズと、ほぼノーマークから突如として5位に躍り出ているクリッパーズ。

昨シーズンと戦力は変わらないものの、ルビオやミッチェル、ゴベアからイマイチ『躍動感』が感じられないジャズは、ここまで9位と苦戦中。とはいえ、腐っても『開幕前No2候補』。
スケジュール的に厳しかったのは事実で、ここから巻き返す可能性はある。

昨シーズン10位のクリッパーズは、表のエースハリスとセカンドユニットのエース、ルー・ウィリアムズが存在する異色のチーム。
長距離砲のガリナーリやハッスルプレイが魅力のハレルなどが驚きを演出し、超スーパースターがいない代わりに、ベンチメンバーが出ても戦力が落ちない面白いチームとなっている。
そんなチームが5位ということでてっきりスケジュールに恵まれたのか?と日程を見ても、案外そうでもない。前述した『弱小5チーム』との試合を8試合も残しているし、意外とこのままPOに入ってきそうな予感も。

期待外れのジャズと期待以上のクリッパーズ。そして、『期待どおり』なのがブレイザーズだ。
戦力も変わらず、成績も、やっているバスケもおおよそ変わらない印象のブレイザーズは、
POの常連チームでもある。
だとするならば今年も例年通りPOに進出するという予想も成り立つが、いやいや待っていただきたい。

ウォリアーズ、ナゲッツ、サンダー、ロケッツ、スパーズ、レイカーズの6チームを当確とするならば、
ジャズ、クリッパーズ、ブレイザーズのうち1チームはPOに出られないのである。
となると……?? 
やはり、今年の西地区は大激戦区。全く予想がつかず、これからの展開が非常に楽しみだ。


☆プレーオフギリギリライン(下位)

ダラス・マーベリックス
サクラメント・キングス
メンフィス・グリズリーズ
ニューオーリンズ・ペリカンズ
ミネソタ・ティンバーウルブズ

現在14位のマーベリックスですら19勝22敗。
8位のレイカーズ23勝19敗とはわずか負け数が3つで、数字上は全くどこが来てもおかしくない。
それでも敢えてこの5チームを下に選んだのは、
『戦力面での不安』・『去年までの実績』・『現在の順位』の3つを重ね合わせた結果だ。

10位キングス、11位ウルブス(21敗。9位のジャズも21敗で同じ)、
12位ペリカンズ、13位グリズリーズ、14位マーベリックスが22敗。
このような混戦では『現在の順位』にさほど意味はないのだが、戦力を見れば(クリッパーズを除き)やっぱり10~14位はこのチーム達だよな、という顔ぶれなのである。
とはいえ、この5チームに対する印象はやはり大きく異なる。


ペリカンズは去年の西地区ベスト4。
期待されていたはずのシーズンだったが、司令塔ロンドやカズンズの放出など、どうもフロントにやる気があるように見えない。
怪物アンソニー・デイビスを擁しているのだから、もっとやる気を見せても良いと思うのだが。
そして何より(?)rakutenTVで全く放送がないw 
データを見る限り西地区最高の得点力を擁しており、失点もガバガバである。
去年は副官ホリデーやシューターのミロティッチが補佐していたが、今年はどうなっているのだろうか?

キングスのスタイル変更には驚かされた。
去年までのキングスといったら、グリズリーズOBの会のようなメンバーで、グリズリーズのようなスローテンポなバスケをやっていたような気がする。
ところが今年は若手主体のラン&ガンで凄まじい爆発力を発揮。
フォックスコーリー・スタインらが活き活きと躍動する楽しいバスケを展開している。
ただ、このチームは本当に若い。
その上、チーム自体は10年以上PO進出ナシと、『勝ちの味を知らない』チームである。
勢いのあるうちは良いが、勢いが止まったら案外脆そうだと予想。とはいえ、好きなチームの1つだ。

オフの補強に成功したのがマーベリックスだ。
去年まではハリソン・バーンズが1人で頑張っているようなイメージを持っていたが、
そこに今年の最優秀若手選手ほぼ確定のドンチッチと、屈指のセンター、デアンドレ・ジョーダンを加え、確固たる3本の柱ができた。
ベテラン、バレアのゲームメイクも良い。
しかしこのチームはあまりにもアウェイで弱すぎるし、序盤の日程にも恵まれ、『弱小5』との試合は4試合しか残していない(そもそも弱小5との試合だって、アウェイでは勝てない気がする)。
そうは言っても、開幕前全く期待していなかったチームだけに、彼らのここまでの活躍はリーグを面白くしてくれている。

ジミー・バトラーのトレードでゴタゴタしていたウルブズは、
シーズンが始まっても突如シボドーHCを解雇するなど迷走が止まらない感じ。
涙の50ゴール復活のローズや、ウィギンズ&タウンズ、ティーグなど戦力はむしろキングスやブレイザーズあたりにも引けを取らない気がするが、どうもチームとしての一体感に欠ける印象だ。

最後に、日本人プレイヤー渡邊効果でrakutenTVで全試合放送(ただし英語実況)のグリズリーズ。
渡邊選手は大いに応援したいところだが、チーム自体の魅力は?というと難しいところ。
スローテンポなバスケで、得点29位、失点(の少なさ)は1位と、
まさにロースコアの粘りがウリのチームで、玄人ファンには良いかもしれないが、
ミーハーニワカファンの僕から観るとアクビが出てしまう。
司令塔コンリーとセンターのマルク・ガソルのベテラン2人に頼りがちで、3ポイントも打てるルーキーのジャクソンJrも好印象だが、いかんせん攻撃の駒が足りなすぎる。
むしろよく13位(19勝22敗)にいるなという印象だが、ここから上昇気流に乗る材料は乏しい。
僕が購読している『ダンクシュート』誌(2月号)では妙に高評価されているようなのだけど、どうなんだろ(さすがに、コンリー&マックのコンビが、カリー&リビングストンより高評価なのはおかしいと思うが、そういうおかしさを楽しむのも好き)。


☆プレーオフ絶望ライン

フェニックス・サンズ

普段なら一緒にドアマットを担ってくれるお仲間が他に何チームもいるのに、底辺仲間だったキングスやマーベリックスが健闘している中、一人取り残されたサンズについては触れるのも可哀そうな感じである……。来シーズンの躍進に期待したい。











NBA17-18雑感

注:この記事は、カンファレンス決勝第3戦が終わった時点で書いています。
(第4戦も既に行われていますが、筆者はwowow観戦のため、1日遅れています。悪しからず)


過去3年のNBAを支配してきたのは、西の雄ゴールデンステイト・ウォリアーズである、と書いても
誇張ではないだろう。
14-15優勝、15-16準優勝、16-17優勝。
15-16は準優勝じゃないか、という反論は当然の事だが、
決勝こそ敗れはしたものの、この年NBA史上最多の73勝を挙げたウォリアーズは、やはりこのシーズンのベストチームだったと思う。


さて、そんなウォリアーズとタイトルを分け合ってきたのが東の雄クリーブランド・キャバリアーズだ。
3年連続、同一カードの決勝はNBA史上初。
14-15準優勝、15-16優勝、16-17準優勝。
西高東低のNBAではあるが、東地区をこの3年支配してきたのがキャバリアーズである。


絶対王者ウォリアーズ。東の王者キャバリアーズ。
この2チームに対抗する新勢力はあるのか。そこが、今シーズンの見所であった。


☆ウェスタン・カンファレンス

決勝
ゴールデンステイト・ウォリアーズ
VS
ヒューストン・ロケッツ


〇ゴールデンステイト・ウォリアーズ   80点~100点(西決勝で負けたら80点。NBA優勝で100点)

そしてやはりと言おうか、今年もまた最強王者ウォリアーズは盤石の戦いぶりを見せつけている。
リーグ戦ではロケッツに1位の座を譲ったものの、それは負傷者に泣かされたから。
カリー、グリーン、デュラントといった主力が軒並み欠場した時期もあり、3月末からは負けも嵩んだものの、やはりベストメンバーが揃えばこのチームは強い。
「スプラッシュ・ブラザーズ」と称されるカリー、トンプソンの3ポイント攻勢だけでなく、
インサイドでもバッチリと仕事ができるデュラント、オールラウンダーのドレイモント・グリーン、
そしてシックスマンのイグダーラと、攻撃だけでなく守備もできるのがこのチームの強みだ。
チーム内の連携も非常に良く、カリーに象徴されるような「見ていてワクワクする、楽しいバスケ」を展開するウォリアーズ。
ラフプレーで名をはせるパチューリアや、もめごとの絶えないグリーンといったダーティーな面もあるにはあれど、『強く・美しいバスケ』で頂点に立ち続けるウォリアーズ。
唯一つまらない点があるとすれば、強すぎる事である。
今年の王者もウォリアーズで決まり……現時点(ロケッツ戦第3戦終了)で既にそんな予測が成り立ってしまう。それくらい圧倒的な存在だ。


〇ヒューストン・ロケッツ   85点~100点(西決勝で負けたら85点。以下略)

そのウォリアーズの対抗馬は、昨年はサンアントニオ・スパーズの役割であった。
今年は違う。スパーズを押しのけて、西地区のリーグ戦を制したのはロケッツだった。
ウォリアーズの3ポイント攻勢を更に極端な形に推し進めた、3ポイント爆撃が最大の特徴だ。
チームの絶対エースだったハーデンに、今年は相棒ポールを加え、2大スターの片方が不調でも
勝ち切る強さを手に入れたロケッツ。
アリーザや新加入のタッカー、そしてインサイドの守護神カペラの成長もあり、急速に守備力も整えつつある。
シーズン開幕前は、ポールとハーデンのポジションが重なる事から不安視された連携だったが、お互いをリスペクトし合う二人のエースはそんな不安をいとも簡単に払拭。
ウォリアーズに唯一肉薄しうる可能性を感じさせた。

その西地区決勝では、現在第3戦終了で1勝2敗。
善戦はしているものの、ウォリアーズに比べて、まだ1~2枚戦力的に足りていない印象だ。
とはいえ、ウォリアーズが異常なのであり、ウォリアーズを除く29チームの中では群を抜いた戦力を有している。

西地区ベスト4

☆ユタ・ジャズ     80点

クイン・スナイダ―HC(ヘッドコーチ)の元、守護神ゴベールを中心にバランスの取れたバスケでベスト4に勝ち上がったのがジャズ。
旧式の司令塔ルビオがボールを運び、驚異の新人ミッチェルが得点を量産。
3ポイントのイングルスと、時代の最先端を行く『尖った』バスケの2強とは違い、
良質な『旧来のバスケ』を展開するジャズは、どこか見ていて安心するチーム(主観です)だ。
スーパースター不在ながらも、まとまりのあるチームバスケで、西地区の驚きとなったジャズ。
ミッチェルがこれからどこまで飛躍するのかも注目したい。


☆ニューオーリンズ・ペリカンズ  80点

アンソニー・デイビス&デマーカス・カズンズのツインタワーを軸に、超攻撃的なバスケを展開してきたペリカンズ。
だが、悲劇はシーズン中盤にやってきた。まさかのカズンズ負傷。
終わった、と思われたペリカンズだが、フロントの動きは迅速だった。
カズンズとは持ち味の異なる3ポイントシューター、ミロティッチを即座に補強。
カズンズ出場時とはまた違う武器を手にしたペリカンズは、勢いを落とさずベスト4まで勝ち上がった。
チームを転々としてきたロンドが水を得た魚のようにゲームを支配し、ドリュー・ホリデーの成長もあり、とにかく点を取りまくるバスケ。取られまくるけれども、それ以上に取りまくるバスケで、1回戦トレイルブレイザーズを撃破。
ウォリアーズには敗れたが、ある程度の手ごたえを得たシーズンだった。

ベスト8

☆サンアントニオ・スパーズ    60点

長年西地区で安定した強さを誇ったスパーズは、今、転換期を迎えている。
40歳のジノビリ、35歳のパーカーだけでなく、パウ・ガソル、オルドリッジなど30代の主力が多い中、スパーズの大エースだったはずのレナードは原因不明の負傷で出場を拒否。
むしろこの状態でよくベスト8まで勝ち進んだ、と言った方が良いかもしれない。
老将ポポビッチがいる限り大崩れはしないだろうが、すぐに王者の位置に復帰できるとも思えない。
スパーズは今後数シーズンは今の位置(もしくはベスト4)にとどまりそうだ。


☆ミネソタ・ティンバーウルブス  65点

14年ぶりのベスト8進出。
今までの努力が報われ、飛躍したシーズンにしては点数が低いと感じる方もいるだろう。
それは、トム・シボドーHCの『選手を使い潰す』戦い方に疑問があるからだ。
主力はバトラー、ギブスンといった元シカゴ・ブルズ組で、シボドーHCも元ブルズ。
控えのブルックスやローズも、皆シボドー子飼いの選手たちである。
そんなブルズ組+タウンズ&ウィギンスの若手2人がウルブスの主戦力だが、いかんせん控えの層が薄い。
主力を使い潰すシボドーの元で控え選手は果たして育つのか。
そして酷使された主力が負傷欠場してしまったら? 
バトラーが負傷し、主力に疲労が溜まり続けた結果、シーズン終了間際でナゲッツの猛追を浴び、危うくベスト8の座から転げ落ちるところだった。
結果は出した。見事な結果だ。だが、薄氷を踏むようなベスト8だった。


☆ポートランド・トレイルブレイザーズ  60点

去年とほぼ同等の戦力で、ほぼ同等の成績を収めたチームは東西問わず幾つもある。
ブレイザーズもそんなチームの一つだ。
リラード&マッカラム体制で、ベスト8敗退。
ブレイザーズはこれをもう3年ほど繰り返してきた。
ベスト8に進める以上、悪いチームではない。
だが、これ以上の成績を求めるなら、何かを変える必要がある。
ブレイザーズはどう動くだろうか? それとも動かないのだろうか?


☆オクラホマシティ・サンダー 55点

大エース、ウェストブルックのワンマンチームである。
昨シーズン、ウェストブルックが孤軍奮闘していたチームは、この夏大補強を敢行。
カーメロ・アンソニー、ポール・ジョージと2人のスーパースターを加入させ、
OK3と呼ばれるスーパースターユニットを作り上げた……はずだった。

しかし、カーメロは全くの期待外れ。ジョージに関してはウェストブルックの補佐官として
それなりの活躍を見せたものの、
ウォリアーズのカリー&トンプソン&デュラントや、ロケッツのハーデン&ポールと比べるといかにも見劣りする。
そして、結局はウェストブルックの個人ショーだ。
OK3をしり目に、黙々とリバウンドを取りまくる影のMVPアダムスの奮闘が光るサンダー。
ウェストブルックは相変わらず化け物じみた成績を残しているが、チーム成績にはあまり結びついていない。このままウェストブルックと心中するならば、サンダーに浮上の芽は薄い。


☆デンバー・ナゲッツ 60点

惜しくもプレーオフ進出はならなかったものの、西地区の激闘を盛り上げてくれたナゲッツ。
ヨキッチを除くと、めぼしい選手はいないものの(ミルサップは不調だったし)、
プレーオフ戦線に最後まで踏みとどまり、最終節まで希望を繋いだその粘りには感動した。
最終節、プレーオフの座をかけて激突したティンバーウルブズ戦は、NBAファイナルと同等の緊張感に満ちていた。


☆ロサンゼルス・レイカーズ 60点

そして、もう1チーム。成績こそ振るわなかったにも関わらず、好印象を与えてくれたのがレイカーズだ。
偉大なベテラン、コビー・ブライアントが引退して2年。
クーズマ、イングラム、ボールといった若手を中心にした新星レイカーズは、
ロケッツ戦ではダブル・オーバータイムの死闘を展開。
ウォリアーズ戦でも2試合がオーバータイムと、『好試合製造機』のような熱戦を見せてくれた。
問題があるとすれば、いつも最後には負けてしまった事だが……。
ロケッツVSレイカーズ戦は、今シーズンのNBAのベスト5に入る熱戦だった。



☆東地区

決勝
クリーブランド・キャバリアーズ
VS
ボストン・セルティックス



☆キャバリアーズ   65~85点(東決勝で負けたら65点。勝ったら85点)

今年もキャバリアーズは、東地区を勝ち上がってきた。
しかし……。
去年までのキャバリアーズは、大エースレブロンと並び立つ、もう1人のスター選手アービングがいた。
だが、アービングを放出したキャブスは大きな武器を失った。
それだけではない。
夏に加入した新戦力(クラウダー、トーマス、ローズ、ウェイド、カルデロン、ジェフ・グリーン)のうち、クラウダ―~ウェイドまでの4人を冬には放出するドタバタ劇を展開。

カルデロンが意外とチームにフィットしたのは個人的に驚いたが、トーマス、ローズ、ウェイドが
キャブスのシステムにフィットしないであろう事は、ニワカNBA観戦者の私ですら予測が出来た
(まぁ、ハーデン&ポールも失敗するだろうと思っていたので、ドヤ顔は出来ないのだが)。

何のための補強だったのか? 
結局、例年以上にレブロンに負担がかかった、レブロンのワンマンチーム。
それが現在のキャバリアーズである。
昨シーズンの戦力からアービングが抜けた。そう言い換えてもいいだろう。

レブロンは相変わらず超絶パフォーマンスを見せているし、副官のラブ、リバウンダーのトンプソンは良い。3ポイントシューターのコーバーも相変わらず怖い。
しかし、彼らは皆、去年からキャブスを支えてきたいわば中堅・ベテラン選手たち。
新しい驚きはなく、例年以上にネガティブな印象が付きまとう。


☆ボストン・セルティックス   85~100点

翻って、セルティックスには未来がある。
なぜか。2大エースと目されたヘイワードとアービング(去年までキャバリアーズにいた)。
この2人が怪我で離脱したにも関わらず、ベスト4までたどり着いたのはそれだけで快挙と言って良い。
2人の穴を埋めるように、テイタム、ブラウン、ロジアーといった若手達が急成長を遂げ、
それをまとめるベテラン、ホーフォードも実に頼りになる存在だ。
若きスティーブンスHCの手腕も光る。
現在キャバリアーズを相手に2勝1敗と勝ち越しているセルティックス。
2大エース不在ながら、東地区を制してもおかしくない勢いだ。
そして、来シーズンにはヘイワードもアービングも戻ってくる。
完全体となったセルティックスは、ウォリアーズを超える事ができるだろうか?

まずは、不完全体である今シーズンの戦いを見守ろう。
まさかとは思うが、この状態でNBAを制覇したら……これは100点どころの騒ぎではない。


ベスト4

☆フィラデルフィア・セブンティシクサーズ 85点

毎年毎年負け続け、優秀な若手をかき集めてきたシクサーズが、今年ついに若手達の力を解放した。
エース、エンビードを軸に、シモンズ、シャリッチ、コビントンといった若手陣。
そこに、足りない3ポイントの力をベテラン、レディック&ベリネッリの補強でカバーする。
フロント陣も実に手堅い動きを見せ、新時代の東地区王者を伺っている。


☆トロント・ラプターズ  65点

またか……と言わざるを得ないのがラプターズだ。
毎年毎年、キャバリアーズに負けてきた彼らは、それでも選手を変えず、今シーズンに挑んだ。
そして、例年以上の素晴らしい成績でプレーオフに臨む。
だが、東準決勝で当たったのはまたしてもキャバリアーズ。そして、彼らはいいところなく敗れ去ったのだった。
ラウリ―&デローザンは素晴らしい選手だが、他チームのエース級の選手に比べて波があり、計算が立ちにくい。特に大試合になればなるほど、調子が下がってしまうのが問題だ。
そんな2人を補佐するヴァランチュナスとイバーカは心強いが、ヴァランチュナスは通常ファウルがかさむケースが多く、イバーカは逆に突発的に乱闘してしまったりするところが問題だ。
そもそも、イバーカは1人でチームを変えるような選手でもない。
ラウリ―、デローザン、ヴァランチュナス……この体制で闘う限り、東地区3~4番手の位置はキープできるだろう。しかし、キャバリアーズには勝てない。
過去3年で一番良いラプターズは、過去3年で一番悪いキャバリアーズにすら4戦全敗した。
ここには、選手の実力以上の何かがある。
それは、メンタルの問題……キャバリアーズ恐怖症。いや、レブロン恐怖症。
そういった何かが、このチームには蔓延しているのかもしれない。


☆ワシントン・ウィザーズ  60点
 ミルウォーキー・バックス 60点
 インディアナ・ペイサーズ 70点

あたりも書こうかと思ったけど、それほど書くこともないのでやめておく。
ウィザーズ、バックスは昨年とほぼ印象が変わっていない。
ウォール&ビール&ゴータットと選手の質は高いウィザーズだが、やはり去年と同じ選手の顔ぶれで成績も去年並。バックスに至ってはアデトクンボのワンマンチーム感が強い。

ペイサーズは、選手の顔ぶれは変わったが、『キャバリアーズを追い詰めながら、最後の最後で勝てなかった、キャバリアーズの難敵』といった印象である。


というかペイサーズは放送自体が少なかった……。
英語中継を見れば良いのかもしれないが、wowow&rakutenTVではペイサーズの試合はほとんど見られなかったのだ。



以上、NBA観戦に日が浅いニワカの今シーズン雑感をお送りしました。





















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