こんにゃくやってます

この青空に約束を再読④桐島沙衣里ルート

☆沙衣里ルート 評価

航 B
沙衣里 B-
シナリオ B-
羨ましさ B-
青春度  B+
Hシーン B

学園長の陰謀を暴くため、尾行をしていた航と沙衣里。
尾行に気づかれるのを防ぐため、航は沙衣里にキスをする(顔を隠す)。
そこから火が付いた恋心は、教師と生徒という障害も飛び越え、二人は甘々な関係に。

教師としてもやる気になったさえちゃんは、人が変わったように教育熱心になっていくが、
ある日ラブホテルに航が生徒手帳を落としてしまう(相手はもちろん沙衣里)。

廃寮を目論む学園長・教頭・建部らはこれを機に航の退寮を主張。
一緒にいた女性(さえちゃん)を庇うため、潔く罪を認める航。

そして職員会議。自らが航の恋人だと知られずに、航の処分軽減を訴える沙衣里先生の闘いが始まった。


航と沙衣里が結ばれるまでの、尾行バレ→キス→告白→ホテルの流れは良かったですねぇ。
甘酸っぱい恋物語として楽しむことができました。青春度が高めなのもこの辺りが大きいです。
女教師と禁断の甘い恋愛なんて、青春まっしぐらじゃないですか。さえちゃんも初々しいし。


1学期のマラソン大会では、さえちゃん先生はうまく立ち回って航を助けたと思うんですが、
今回は当事者という事もあって、学園長の前で失言を繰り返し、航に助けてもらったのはちょっと情けなかったですね。
まぁ、「ダメダメ」なさえちゃんは決して嫌いではないです。

その後の『12人の怒れる男』のパロディは、まぁ正直どうでもいいかなと。
丸戸さんが、オリジナル映画を大好きなんだろうなというのは伝わってきたけれど。
最後は、ハッピーエンドで気持ちよくストーリーを読み終える事ができました。


ただ……これを言っちゃ「この青空に約束を」全体を否定する身もふたもないものになっちゃうんですが、正直に言うなら、
『廃寮がかかっている時に、寮でH三昧とか、島に1つのラブホに行く時点で頭おかしい。良いから、1年我慢しろ。1年我慢すればその後は何してもいいから』
と思っちゃうんですよね。

エロゲーで出ている時点でどうしょうもないわけですが、寮を守らなければいけないにもかかわらず、
寮を追い出されても仕方ない事を平気でやる(ヒロインたちとHしたり)わけなので、
「寮を守りたいと本気で思ってんの?」と思う部分はあります。
そういう所が邪魔をして、「お茶の間コメディ」としては楽しめても、「真面目にストーリーを考える」と、どうしてもノレない部分はありますね。


『酒に女にワガママ放題。それでも許される優しい聖域』というのは、ある意味羨ましいと言えば羨ましいし、そういう『無法者に残された最後の理想郷(とその終焉)』を書くというのは、これはこれで良いとは思うので、低評価ではないんですが。

『寮を守る、学園ドラマ』としての部分と
『ヒロインたちとのH』というエロゲとしての部分が割と反発しつつも、

『ヒロインたちともHができるような、無法で楽しい寮を守るんだぜ!(でもそれは子供のワガママなんだぜ……)』
という方向にうまく昇華できている感じはあるので、これはこれで良いのかな。


あと、さえちゃん結構エッチかったですね。
僕、年上キャラはあまり興味ないんですが、さえちゃんって年上って感じしないもんね(苦笑)

この青空に約束を再読③浅倉奈緒子ルート

☆奈緒子ルート 評価

航 C+
奈緒子 C-(ある意味B)
シナリオ B-
羨ましさ C
青春度  B
Hシーン D-

評価を見ていただければわかると思いますが、奈緒子は『あまり好きではありません』。叩きます。
気分を害されそうな方はここで回れ右してください!








2年前、浅倉奈緒子は辻崎先輩に恋をしていた。
そんな事情を知らない航は、奈緒子をナンパし、まとわりつき、片思いを募らせていく。
そして奈緒子はそれを知りつつ、辻崎先輩へのアプローチのために航を利用する。
その事に気づいた航は深く傷つく。
航の打ちひしがれる姿を見た奈緒子は、罪悪感から居ても立っても居られなくなり、贖罪のため航と関係を結んでしまう。

二人の関係はこれで終わりのはずだった。

しかし二人は学生寮で再会してしまう。
奈緒子は航に素の自分を見せ、自分を好きにならせないためにキツい態度をとり、
いつしか航にとって、頼れる『親分』的な関係を築き上げてきた。
奈緒子は航に惹かれ、航も再び奈緒子にアプローチを取ろうとした矢先、
辻崎先輩が帰島する(ゼミの合宿のため)。
奈緒子は辻崎先輩に接近し、航はヤキモキしながら辛い日々を過ごす。
しかし、奈緒子が現在好きなのは航。
奈緒子は航へのアプローチのために、辻崎先輩を利用しようとするが、その現場を航自身に見られ、
奈緒子と航は結ばれるのだった。



奈緒子、最低すぎない? 
大事な人を手に入れるためには、他の人(奈緒子に好意を抱く人間も含めて)を傷つけるのも辞さない、というより積極的に傷つけていくスタイルなんだよね。

2年前は辻崎先輩を手に入れるために航を利用して、今回は航を手に入れるために辻崎先輩を利用するんすか。
サイテーっすね。ドン引きですわ。僕、こういう人、軽蔑しますわ。
2年前の航が本当にかわいそうだし、現在の辻崎先輩が本当にかわいそうでした。


でもまぁ、キャラぶれはしていないし、丸戸さん自身も奈緒子をそういうキャラだと自覚して描いている節があるので、『稚拙だとか、下手糞だとか、そういう意味の出来は悪くない』。
つまり、奈緒子というかなりのクソ女を、きちんとクソ女として描いている、そういう技術的な意味ではキャラ評価はBをつけてもいいし、
しかし僕個人の感情としては嫌いなのでC-をつけてもいい(Eではない。奈緒子より嫌いなヒロインは、『こんにゃく』内にはいないけど、エロゲ全体で言うならそこそこいる)。


ただやっぱりね。
2年前の過ちは仕方ないとして、また同じ過ちを別の相手に対してやっている時点で、ちょっとなーって思っちゃいますわ。
2年前の過ちを反省して、今度は当て馬なんか使わずに、航にアプローチしてほしかったよね。
将来、奈緒子が航以外の男を好きになったら、航はまたぼろ雑巾のように捨てられるんだろうなー。


というシリアスシーン以外でも、二人のデートシーンも個人的には全然面白くなかったな。
これは、航の『年上の、高嶺の花の女性相手に、背伸びして、男らしさを見せたい』という所と、
奈緒子の自己中な所が重なったせいなんだけど、
僕、こういう『男らしさ誇示』的な(昭和の価値観的な)デートって嫌いなのよ。
この辺は本当に僕の好みなんだけど。
なんで一回のデートで42000円も女に貢ごうとしとるねん。アホちゃうか?
なんで付き合ってもいない女に、ケータイチェックされて他の女のアドレス消されてるねん。ウザすぎないか?
(航が率先して消したならいいけど違うし)


そこを持ってきて、航ってモテモテな設定でしょ? つぐみ寮も美少女多いよね。
なんで奈緒子に対して、そこまでしてやらなきゃならんの? 
という感じで、正直『萌えゲー』的な意味ではキツかったっす。

でもまぁ、クソみたいな女に振り回される話が悪いとは思わないし、
こんなヒロイン書くなとも思わない、むしろよく描いたなーと思いました。
毒にも薬にもならないようなヒロイン&話よりは、こういうのもアリだと思う。

Hシーンの評価が低いのは、声優さんの力も大きいです。




この青空に約束を再読②藤村静ルート

高校1年(と書いちゃいます)生にしては発達が未熟で、まるで小学校高学年のような静は、
親の育児放棄にも遭い、つぐみ寮に引き取られた。
そこで、『みんなの娘』として可愛がられ、甘やかされ、ワガママ放題に暮らす事になる。

春が来て、夏が来て、親代わりになっていた航との触れ合いも含め、徐々に第二次性徴が始まる静。
身体は少しずつ大人になり、航ともエッチをしてしまうけれど、心はまだ未熟なまま。
そんな中、静の両親が遅ればせながら改心し、娘をきちんと自分の手で育てる決意を固めた。
しかしそれは、寮を出、島を出るという事。
みんなと離れたくない静はダダをこねるが、航に説得され、奈緒子に説教され、他の皆に暖かく背中を押され、島を出る事になる。

というストーリー。

あれ、思ったよりも出来が良いぞ!? と嬉しい誤算になった2人目、藤村静ルートでした。


☆静ルート 評価

航 B+
静 B+
シナリオ B+ 
羨ましさ A-(静目線で)
青春度  B
Hシーン B+


まず、静の評価ですが、正直なところ『女の子』として、静が好みかと聞かれるとかなり微妙……。
いくらなんでも体も心もロリすぎますし。
そんな理由もあって、初読時は静の事があまり好きではありませんでした。
だって、高校生なのに内面は小学生ですし、年が1つか2つしか違わない他のメンバー皆が静を、
まるで10も20も年が離れた親兄弟のように庇護する。庇護してもらえる。
それに甘えてワガママ放題の静、という図を考えるとあまり良い印象はなかったのです。

そこで今回は静を、『小学生だと思って』読みました。
すると、↑で書いた据わりの悪さが解消して、純粋に読み物として楽しめるようになりました。
『高校生の中に混じって、一人だけ小学生がいたら』、そりゃ皆で庇護して、かわいがって、ワガママさせるのも解る気がするし、まぁ小学生なら静の言動態度も納得できるのです。

正直、静は何かの障害を抱えているようにしか見えないのですが、まぁよくわかりません。
障害者だとしたら、やはり庇護するべきだと思いますし、でも明示はされていないんだよなぁ。
単に成長が遅いだけだとしたら、ちょっとなーっていうのは今でもあります。

羨ましさは、航目線ではなく静目線で。こんなに甘やかしてくれる、頼れる仲間たちに囲まれてる静が羨ましかったです。


シナリオ面で考えると、前述の『静があまりに幼稚すぎる』面をスルーできるならば、
『成長』を描いた一本線の通ったルートだと言えると思います。
『子供から大人への成長』は、本作通してのテーマでもあるので、静ルートは作品全体のテーマにも沿っており、決して悪い内容ではありません。
ただそれはあくまでも、静を許容できるか、という点にかかっているとも思います。
僕は、静を庇護すべき対象だと思って読むことにしたので楽しめましたが、初読時は普通に高校生として読んだので、そうすると『なんだコイツ』ってなりました。
無理やり読者側で『楽しむ工夫』をしなきゃ楽しめなかった、ともいえると思います。

Hシーンに関しては、僕はロリコンではないのであまり抜けませんが、エロシーン主体のストーリーでありながら、きっちり「成長」というテーマにも絡めてきている点なども含めて、高めに評価しました。






「この青空に約束を」再読します①三田村茜ルート

再読シリーズ、今回は「この青空に約束を」(以下こんにゃく)をやります。

・前置き

「こんにゃく」は、「ピーターパン」をモチーフにしたストーリーラインになっています。
あるいは、昔の学園ドラマ(「ぼくらの七日間戦争」的なやつ)と言った方が良いかもしれません。

学生寮(つぐみ寮)で美少女に囲まれ、楽しく愉快に暮らす主人公の航くん。
その学生寮の取り壊しが決まり、最後の夏……という、まぁそれだけの話です。
それだけに、つぐみ寮での生活を満喫できれば大満足の作品になるでしょうし、そこが微妙だと満足できない感じになります。

初読時の感想としては、つぐみ寮の生活は「ヤンキーすぎない?」という事でした。
そりゃ女の子とHはするし、酒は飲むし、取り壊されて当然でしょ、という身も蓋もない感じ。
評価としては10段階で6・5~7ぐらいの位置づけの作品です。

まぁ、今回はその辺は織り込み済みなので、どうにかして航くんになったつもりで、楽しいヤンキーライフを満喫したいと思います。
満喫できれば8に9にもなる作品だと思うし、「ストーリーの続きをどんどん追い求める」プレイ方法ではなく、「ゆったり1~2か月かけて、つぐみ寮の生活を満喫しよう」というプレイ方法でやるつもりなので、その辺評価も変わるかもしれません。
まぁ、航くんになりきるのは無理かもしれませんが。

さて、プレイ順ですが今回も、変則的な順番でやります。
このゲームは共通ルートにあたる1~2章、個別ルートにあたる3章に分かれています。
全員クリアすると「約束の日」が解放され、そこをクリアすると「三田村茜」ルートがプレイできます。

でもねぇ……僕、初読時は「茜」ルートは蛇足だと思ったんですよねぇ。
「約束の日」でスッキリ終わった方が、形としては綺麗だと思うの。
もちろん、「約束の日」以後も別の形で日々が続いていく~というのも、それはそれでいいんだけども。
だから最初に茜をやっちゃいます。

茜を除くと、ヒロインは六人。
初読時のルート評価としては、

海己>凛奈>その他4人という感じで、ただし宮穂ちゃんはキャラ的には可愛かった記憶があります。
なのでまぁ、

茜→静&沙衣里&奈緒子(&共通ルートもどこかのタイミングで)→宮穂→凛奈→海己→約束の日

というのが良いかなと思いました。

そんなわけで、一人目 茜ルート行きます。


☆茜ルート 評価

航 B
茜 A-
シナリオ B+ 
羨ましさ B+
青春度  B-
Hシーン C-

つぐみ寮の皆と別れ、灰色の日々を送る航を、騒がしく健気に見守る茜。
彼女の愛に触れて、彼女の前で泣く事で、航は以前の姿を取り戻す。
茜ちゃんの正体(ずっと凛奈だと思っていた、幼馴染の正体が実は茜)話もあるよ。

完全な後日談なので、青春度は低めにつけました。
「つぐみ寮」での生活こそが青春だと捉えるなら、これはいわば同窓会的なお話ですからね。
正直、雅文や紀子に魅力が乏しい事もあって、さえちゃん以外のつぐみ寮メンバーが出てこないこのルートは、青春度という意味ではやっぱり地味。

一方、羨ましさは、落ち込んでいる時にあんなに心配してくれる健気な幼馴染、茜ちゃんにつけた点数です。その茜ちゃんは、性格に結構癖があって、『恋人』としてはどうかなーと思う部分もありますが……まぁでも、最高にかわいい親友で、エッチもできるならそれでいい気もします。

Hシーンは全然エロくないけどさ。茜ちゃんのキャラもそうだし、1シーンしかないしね。

総じて、『オマケ』シナリオとしては悪くないルートだと思います。
ただ本来『オーラス』に固定されている事を考えると、一番風速が高い『約束の日』で〆た方がやっぱり盛り上がったんじゃないかなとも思いました。


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