新年あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。
というわけで、さっそく結果発表行きます!

(記事の途中から文字の色が変わった……戻すの大変なのでこのままで。ごめんなさい!)



☆プレイゲーム ベスト5

1位 うたわれるもの 二人の白皇

『大作』をほぼプレイしていなかったとはいえ、ダントツの1位。
ネックは(全然面白くない)『偽りの仮面』をプレイしてからじゃないと、楽しめないことか。

2位 愛欲姉妹ロリータ

3位 ハーレム双子ロリータ

って、夜のひつじばっかりじゃないか!と改めてラインナップを見て愕然とした次第……。
夜のひつじ5作品の中ではこの順番。特に「愛欲姉妹ロリータ」のバランス感覚が好き。
「レベルドレイン」も捨てがたいが、そこまで入れると完全に夜のひつじランキングになってしまう。

4位 謀欲のサクリファイス

不作、というか僕自身があまりにもプレイ本数が少ないためどうしょうもないのだが、
全くのノーマークだったのに案外楽しめた作品。
ドットエロなんて……と思ってたけど、想像よりも悪くなかったですね。

5位 フラワーナイトガール(ソシャゲ―)

「いたスト」と迷った末にこちら。まぁなんだかんだで毎日飽きずにやってますからねw


総評:ちょっと酷すぎるランキングじゃないか? 
   こんな事ならやらなくても良かった感はありました。
   豊作年なら、ベスト10確実なのは「二人の白皇」だけかな。「愛欲姉妹ロリータ」も入るかもしれません。



☆読書ランキング

1位 黄土の奔流/生島治郎

黄土の奔流

黄土の奔流著者: 生島 治郎

出版社:双葉社

発行年:2000

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和製冒険小説では今までの人生でベストかもしれない。
揚子江を遡り、重慶へと向かう男たちの生きざまに勇気をもらった。

詳しい感想はこちら

2位めざせダウニング街10番地/ジェフリー・アーチャー

めざせダウニング街10番地

めざせダウニング街10番地著者: 永井 淳/Archer Jeffrey

出版社:新潮社

発行年:1985

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首相の座を争う事になる3人の男たちの人生を、悲喜こもごもに描いたサーガ。同著者の有名作「ケインとアベル」ともども、このタイプの作品を書かせたらアーチャーの右に出るものはない。

3位酔いどれの誇り/ジェイムズ・クラムリー

感傷的で詩的な、現実逃避の飲んだくれ探偵ミロドラゴヴィッチ。
人生の辛い側面ばかりを見てしまい、女にはだらしなく、けれどそこはかとなく優しく、傷つきやすい男。
ダメ男? そうかもしれない。冷静に考えればそうだろう。
けれど僕は、ミロ君をたまらなく愛おしく感じてしまう。


4位 らせん

らせん

らせん著者: 鈴木 光司

出版社:角川書店

発行年:1995

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ホラー小説「リング」から始まり、SF小説「ループ」で完結する山本貞子のリング3部作。
その中継点に当たる本作「らせん」では、恐怖のビデオ山本貞子へのSF的な考察が行われる。
「パラサイトイヴ」、「ブラッドミュージック」の系譜を継ぐホラーSF
への飛躍を決定づけた作品

5位 山猫の夏 船戸与一

山猫の夏

山猫の夏著者: 船戸 与一

出版社:小学館

発行年:2014

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目の眩むほどにギラギラとしたブラジルを舞台に、「ロミオとジュリエット」を連想させる
駆け落ち事件が発生する。
陰のあるヒーロー「山猫」が与える生へのエネルギーは、どこまでも鮮烈で瑞々しい。

6位 吟遊詩人トーマス エレン・カシュナー

吟遊詩人トーマス

吟遊詩人トーマス著者: Kushner Ellen/井辻 朱美

出版社:早川書房

発行年:1992

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容姿、歌声ともに恵まれた詩人トーマスは、エルフランドへと迷い込む。そこで過ごした夢のような七年。
地上に戻ったトーマスは、神秘的な見者(預言者)になっていた。
妖精界と現実界の狭間を描いた美しいファンタジー。

7位 毒薬の小壜

毒薬の小壜

毒薬の小壜著者: シャーロット・アームストロング

出版社:早川書房

発行年:1977

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現実に疲れてしまい、自殺を図ろうとするもその毒薬をバスに置き忘れてしまった、ドジっ子主人公ケネス君。
バスに乗り合わせただけの見ず知らずの人々が力を合わせ、毒薬のありかを探求し、ケネス君の「生きづらさ」を打ち壊していく。
現実は、あなたが思っているよりもほんの少しだけ暖かい。

詳しい感想はこちら

8位 アイガーサンクション

アイガー・サンクション

アイガー・サンクション著者: Trevanian/上田 克之

出版社:河出書房新社

発行年:1985

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アイガー山脈を舞台に、敵と戦う登山家兼暗殺者。というといかにもドンパチやりそうな雰囲気だが、そういうタイプの作品ではない。
人を赦す事ができるようになり、人を殺せなくなる暗殺者の「成長」物語。
エンタメに全振りした軽快な作品でありながら、余韻をも楽しませてくれる良作だ。

9位 アヒルと鴨のコインロッカー 伊坂幸太郎

アヒルと鴨のコインロッカー

アヒルと鴨のコインロッカー著者: 伊坂 幸太郎

出版社:東京創元社

発行年:2006

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青春ミステリとしてランクイン。
結末に疑問も残るが、明言されていない恋愛直線(片思いの線)なども楽しく、ミステリとしても青春モノとしてもサスペンスとして楽しめ、リーダビリティも高い。万人に薦めやすい作品だ。

10位 妖女サイベルの呼び声 パトリシア・マキリップ

山奥でひっそりと暮らすサイベル。
獣たちと会話ができ、彼らに囲まれて育った彼女は、やがて人を知り、愛を知り、憎しみを知る。
静謐な悲しみに包まれた、抒情的なファンタジー作品。

2017年11月から2019年7月まで、『ミステリのオールタイムベストを片っ端から読んでみる』という“一人ミステリ祭り”を開催していたため、【ミステリ】が多くランクインしております。

次点は

市民ヴィンス/ジェス・ウォルター
山椒魚戦争/カレル・チャペック
アシェンデン/サマセット・モーム
この人を見よ/マイケル・ムアコック
七回死んだ男/西澤保彦

あたり。



それでは2019年も当ブログをありがとうございました。
2020年が皆さんにとって、良いお年になりますように。