サッカー関連

記憶に残る愚かな移籍・失敗移籍

なんか書きたくなったので、書きます。
過去の移籍なので後出しっぽく感じる方もいるかもしれませんが、後出しではなく、
獲得当初から疑問だった移籍と、思いのほかうまくいかなかった移籍はきちんと分けて書いていきたいです。
記憶で書いているだけなので、たくさん漏れはあると思います。


★愚かな移籍

☆ ズラタン・イブラヒモビッチ(バルセロナ) 移籍金97億円+エトー

バルセロナで長らく活躍していたエトー。彼の価値だけでも当時の相場で恐らく70憶円以上はあったはず。そこに97億円までつけて獲得したイブラヒモビッチは、バルセロナにいなかった基準点型CFとして期待されていました。
が、それにしたって『エトーのままでいいじゃん』と思った方は僕を含め、大勢いたのではないでしょうか? 結果はクラシコでゴールを決めたものの、全くチームに馴染めず、1年で退団。
そのうえ、自分が輝けなかったのは監督のせいだ、といつまでも粘着しているのはイブラヒモビッチ本人のエゴの大きさも見えてしまい、情けないです。


☆ ウスマヌ・デンベレ(バルセロナ) 移籍金168憶円

ネイマールを高額でパリに売って、調子に乗ってしまったバルセロナはその夏、愚かな移籍を連発しますが、一番愚かだと感じたのはデンベレの移籍です。
この選手、サンテチエンヌでもドルトムントでも素行に問題があり、『問題児』であることは周知の事実でした。その選手に168億円は、頭がおかしいです。
結果、デンベレはバルセロナでも問題行動を起こし続け、ピッチに立てば単発的に活躍するものの、終始故障がちで通して活躍したシーズンは1シーズンもありませんでした。


類例・関連例 〇 フィリッペ・コウチーニョ(バルセロナ) 移籍金218億円

デンベレと同じ夏に行なった移籍で、これも愚かな移籍に入れてもいいかもしれません。
個人的に、コウチーニョには結構期待していたので『愚か』というよりは、
『結果的に失敗』移籍と考えているのですが、まぁそれにしたって218億円はないわな。
結果、デンベレ以上に輝けず、ブラジル代表からも漏れるようになってしまいました。
この時期の愚かなオペレーションのせいで、バルセロナは現在多額の借金を抱えています。


☆ 二コラ・ペペ(アーセナル) 移籍金94億円

長年ケチで有名だったアーセナルですが、この2年ほど前から大型移籍を開始します。
しかし、このぺぺほど疑問の残る移籍はなかったのではないでしょうか。
レベル的に劣るフランスリーグで、1シーズン活躍しただけの選手に94億円とは。
当然のことながら、全く輝けずじまいでした。

類例・関連例 〇 マリアン・シャマフ&パク・チュヨン(アーセナル)

こちらはケチ時代にフランスリーグから獲得した両FW。
安かろう悪かろうの見本例で、最初から期待できず、やっぱりねで終わった移籍でしたが、まぁ移籍金も大してかかっていないので無罪。
なお、最初から期待していなかったフランスリーグからのルートでは、コシールニ―が大ヒット例。


☆ ミラレム・ピアニッチ+16億円(バルセロナ)⇔アルトゥール(ユベントス)

『帳簿上の理由』という不正会計臭がムンムン漂ってくる、金欠クラブ同士の不可解トレード。
ピアニッチもアルトゥールも、それぞれの所属クラブでそれなりに活躍していたのに、
交換された途端に両者とも出番を失ったことも含め、誰も得をしなかったトレードです。


☆ ピエール・エメリク・オーバメヤン(チェルシー) 移籍金17億円

ベテランとはいえ、オーバメヤンほどの選手を17億円でとれたので良かったね。
と思ったら、わずか5日後にオーバメヤンを呼んだトゥヘル監督を解任。
その後はほぼ出番なく、誰も得をしない移籍に。


☆? ミハイル・ムドリク(チェルシー) 移籍金139億円
   ウェズレイ・フォファナ(チェルシー) 移籍金120億円
   
去年獲得したばかりなので、愚かではない移籍になるかもしれません。
しかし、ここから大化けしない限り、100億円を超えるほどの選手とは到底思えません。
これはバディアシル(54億円)にも当てはまります。
エンソ・フェルナンデスも入れようか迷いましたが、彼はワールドカップで新人賞を取った直後の加入、カンテなどの故障で薄くなった中盤底のポジションということで一応入れないでおきます。
(失敗しても、愚かな移籍ではなく、失敗移籍にしようと思います)


類例・関連例 ケパ・アリサバラガ(チェルシー) 移籍金102億円
       ラスムス・ホイルンド(マンU)   移籍金130億円

個人的にアリサバラガは悪いGKではなかったと思います。
しかし、高すぎるんですよ。これが30億ぐらいだったら頷いていたのですが。
チェルシーはお金の使い方が下手すぎます。

マンUに足りないのはCF。という事情を考えても、セリエAでビッグクラブにいたわけでも、得点王争いに絡んだわけでもない若手FWに130億円は高すぎる。

★失敗移籍

☆ カカー(レアル・マドリ―) 移籍金94億円

レアル・マドリーは伝統的にスーパースターを集めたがるチームです。
当時世界最高レベルのチャンスメイカーで、順応性もありそうだったカカーの獲得は、
成功するのではないかと個人的に思っていましたが、なんと見事に大失敗。
同時期に獲得したクリスチアーノ・ロナウドの方が、期待値は低かったはずですが、評価は逆転してしまいました。


レアルは、青田買いをすることでも知られていて、特にスペイン人選手ではセルヒオ・ラモスなどわずかの成功例を除いて失敗ばかりです(カナレス、イジャラメンディ、オドリオソラなど)。
今シーズンのレンタル復帰ブラヒム・ディアスも多分この分類ですね。
外国人選手では、イグアイン、ガライ、ベンゼマ、バルベルデ、ロドリゴ、マルセロ、ヴィニシウスなどなかなかのヒット率を誇っていますが、数少ない失敗例はヌーリ・シャヒンでしょうか。
これらの移籍の悲しいところは、レアル移籍を機にキャリアの下り坂をたどる選手が異様に多いのです。カナレスなどはよく持ち直した方ですが、それでもスペイン代表でのビッグトーナメント出場には至りませんでした。


類例・関連例 エデン・アザール(レアル・マドリー) 移籍金156億円

チェルシーで大ブレイクし、ベルギー代表でも中核になっていたアザールの獲得も、レアルらしい補強ですが、こちらも大失敗に終わりました。


☆アンドリー・シェフチェンコ(チェルシー) 移籍金61憶円

チェルシーほどFWの獲得に失敗し続けるチームも珍しいです。
チェルシーは代々、イタリア系のサッカーをする監督が務めており(例外はイタリア人のサッリ。イタリア人でありながら、イタリア的ではないというのも語彙がおかしいですが、伝わると思うw)
ミランで大活躍していたシェフチェンコもフィットすると思ったのですが、見事に失敗。そのまま消えてしまいました。

類例・関連例 フェルナンド・トーレス(チェルシー) 移籍金67億円
       ロメル・ルカク(チェルシー) 移籍金149億円

シェフチェンコと同じく、全く輝けなかったチェルシーのFWです。
この2人と比べるとややマシな位置にいるティモ・ヴェルナーも含めて、FWの当たりは近年ではドログバぐらいしか思いつきません。


☆ネイマール(パリ・サンジェルマン) 移籍金290億円

『愚か』にするか、『失敗』にするか迷いましたが、パリ・サンジェルマンCL制覇のピースとして期待されていたはずなので、『失敗』で。
パリ・サンジェルマンはフランスリーグ優勝は当たり前のチーム。
ネイマールがいようがいまいが優勝できる戦力です。
それでも290億払ったのは当然欧州制覇を目指していたからでしょうが、
何が失敗かって、ネイマールはいつも決勝トーナメントが行われる2~4月に怪我をするんです。
別競技のNBAではクリス・ポールという類例がいますが、
とにかく大事な時にいないんじゃ獲得した意味がありません。


☆リバウド(ミラン)

これだけのスーパースターが、全然輝けなかっただと!? という意外な結末を迎えたのがこのカテゴリー。しかもそのあと、選手本人のキャリアも下降線を辿るのが悲しい。
移籍金が安かったりフリー移籍だったりするので、(給与は外部にあまり漏れないのでわかりませんが)それほど損をしていないのが救い。

類例・関連例 マリオ・ゲッツェ(バイエルン)


こんな感じでしょうか。他にもまだまだありそうですが、記憶を限りに適当に書き散らしました。

CL組み合わせ決定雑感 9月1日早朝次点

移籍市場がまだ閉じていないので、このタイミングで書くのもちょっと怖いのですが、
今シーズンのCLの組み合わせが決まったので書きます。

CLは名前でやるわけではありませんが、正直に言うと、
今年のCLはニューカッスルの躍進によりイングランド枠1つが渋いチームになった事(ニューカッスルさんすみません。でもリバプールが見たかったんや)、
ドルトムントが弱体化した事、周辺リーグの情報があまりキャッチできていない事(これは僕側の事情)のため、予選リーグの段階ではそこまで胸躍るグループはない印象です。

まぁ、1つずつ書いていきましょう。

☆グループA

バイエルン 90%
マンU   80%
ガラタサライ 20%
コペンハーゲン 10%


バイエルンとマンU、往年の名門対決が実現しました。最近は主にマンUさんがだらしなくて、直接対決の記憶があまりないですが。
ガラタサライは曲者ですが、バイエルンは盤石。食われるならマンUでしょうが、マンUもテン・ハーフ監督のもと、好サイクルに入っており、よほどのことがない限り突破するでしょう。


☆グループB

アーセナル 75%
セビージャ 50%
RCランス 40%
PSV   35%

世間の皆さんが注目するのは恐らく、グループFでしょうが個人的に一番気になるのはグループBです。
アーセナルが力では飛び抜けていますが、長いブランクがあったため、CL慣れはしていません。
セビージャはELマイスターですが、正直スペインリーグの戦いぶりを見ていると強いとは思えません。「しょせんはEL番長……」と思わせない活躍を期待します。
RCランスはフランスリーグ2位ということでちょっと気になっているのですが、僕が見たパリ戦はボコボコに負けていましたし、「フランスリーグなんてどうせパリだけ……」と思わせない活躍を期待したいです。
PSVに関しては情報があまりありません。オランダリーグ2位ということで、まぁこのぐらいだろうという適当なランク付けです。
セビージャとランス。特にセビージャかな。EL優勝は伊達じゃない、ということを去年のフランクフルトは見せてくれましたが、今年のセビージャも見せてくれるのか、気になります。
また3位に回ってEL優勝するシナリオでもいいですけどねw

☆グループC

レアル 90%
ナポリ 70%
ウニオン・ベルリン 30%
ブラガ 10%

ナポリを応援する身としては、去年から弱体化しているので心配ですが
一応2強2弱のグループだと思います。ウニオンは少し不気味ですが。レアルは突破確実でしょう。

☆グループD

インテル   75%
ベンフィカ  60%
レアル・ソシエダ 40%
RBザルツブルク 25%

渋いグループができあがりましたね。
去年CL準優勝のインテルですが、ベンフィカは侮れないチームです。
そこにソシエダが加わるわけですし、ザルツブルクもレッドブルの名を冠するチームですからね。
過去にはハーランドなどもいましたし(半年ぐらいしかいなかった気がするけど)。
恐らく上の2つが抜けるでしょうが、そこまで格差はないと思います。


☆グループE

アトレティコ 75%
ラツィオ 60%
フェイエノールト 40%
セルティック 25%

すみません、フェイエノールトは情報不足です。
セルティックは去年のCLでの戦いぶりを見る限り難しいかな、と。去年の方が強そうですし。
普段なら盤石だと思われるアトレティコですが、去年失態を演じたので少し低めの75%。
ラツィオはCLであまり活躍している印象がないのですが、このグループなら突破できる……と思うんですけど、いかがでしょう?


☆グループF

パリ     85%
ミラン    45%
ドルトムント 40%
ニューカッスル 30%

恐らくみんなが大好きなグループですね。
一番派手なグループです。
ただ、個人的にドルトムントは去年よりも更に弱体化が進んでいるため、もはやドイツNo2のチームという地位も危うくなっていると思います。
エムバペがいる・いないに関わらず、パリは内紛さえ起こらなければ突破確定。
残り3枠を復活のミラン、ドルトムント、曲者ニューカッスルが争う形になるでしょう。


☆グループG

マンC 95%
ライプツィヒ 85%
ツルベナ・ズベズダ 10%
ヤングボーイズ 10%

2強2弱のグループ。特に言う事はなし。
マンCファンの僕としては、楽ができて嬉しいけど、見なくてもいいやって感じですね。


☆グループH

バルセロナ 90%
ポルト   80%
シャフタール 20%
アントワープ 10%

ここも2強2弱。去年不覚を取ったバルセロナもこのグループなら余裕で突破するでしょう。
戦火のなか頑張るシャフタールの健闘に期待。


と、こんな感じになりました。

CLベスト8展望

左の山と右の山で明らかに難易度が違いますが、ようやく欧州ベスト8が決まりましたね。


☆マンCVSバイエルン 51%:49%

現在世界で最もエキサイティングなサッカーをしている、
3チームのうちの2チームがここで当たるのは実に勿体ない。
もちろん、最も期待値の高いカードだ。

個人的にマンCファンなのだけど、レアルの次に嫌な相手を引いてしまった
(しかもここに勝てた場合も、次にレアルと当たる確率が高い)。

どちらもポゼッション&アタッキング・フットボールだが、
レバンドフスキという絶対的なフィニッシャーが去ったバイエルンと、
ハーランドという絶対的なフィニッシャーを得たマンC。
去年とは全く反対の立場になっている。

実力的にはほぼ互角。50:50でもいいぐらいだが、こういう予想はそれじゃつまらないので1%だけマンCを有利評価した。


☆レアルVSチェルシー 70%:30%

去年はチェルシー→マンC→リバプールとプレミア勢に3連勝して優勝したレアルは、
今年もリバプール→チェルシー→(マンCorバイエルン)と、
まるで去年のデジャブのような流れになっている。

実力以上に『謎のCL力』を発揮するのがレアル・マドリ―で、
大したサッカーもしていないのにジダン監督時代は3連覇をしていたし、
去年は常に劣勢から大逆転勝利を連発。
CLの神に愛されているチームといえる。

そのレアルに対して、最近少し調子が上がっているチェルシーだが、
頼れるフィニッシャーがいないのは痛い。
レアルの左サイドのヴィニシウスVSチェルシーの右サイド、リース・ジェームズの主導権争いが最も見どころだが、中盤の質も含めてレアルの方が優勢だと思う。

ちなみに次のラウンドでレアルVSマンCが決まった場合、またもレアルが勝ちそうで個人的には怖い。


☆ナポリVSミラン 67%:33%

セリエAで無敵を誇るスペクタクル・ナポリと、勝ち点23差をつけられているミランの試合。
別大会ゆえこんな事を言うのも野暮だが、
勝ち点23差もつけられているミランが勝つというのも何とも興ざめだと感じる。

今シーズン最大のサプライズ・チームがナポリで、CL、セリエA両方でクワラツヘリア→オシメーンのホットラインが炸裂中。
ミランの攻撃は左サイドのテオ&レオンだけが頼りだが、
クワラツヘリアVSテオのマッチアップも、クワラツヘリアが優勢に感じる。

個人的にこちらの山はナポリに勝ち進んで欲しいと感じている。


☆インテルVSベンフィカ  47%???:53%???

申し訳ない。ベンフィカについてほとんど観ていないため、展望が書けない。

ポルトガルリーグ勢はFCポルトとスポルティングCPに注目しており、
さすがに3チームは見なくてもいいかなという判断のもと、ベンフィカはスルーしていたのだが、
現在ポルトガルリーグを独走しているのはベンフィカである。

もちろんリーグ戦とカップ戦は違うので何とも言えないが、
あのポルトに勝ち点10差をつけて首位に立っている(=ポルトよりも強い?)と考えると、
ポルトにも大苦戦したインテルの方が不利といえるのかもしれない。

ベンフィカは同じイタリア勢のユベントスに2連勝し、ユベントスを蹴落としたチームでもある。

インテルに関しては、一人旅を続けるナポリを除けばセリエAの中で最も(つまり2番目に)面白いサッカーをしていると感じる。
チャルハノール、ムヒタリアン、バレッラで組む中盤も見ごたえがあり、
個人的に今シーズンのセリエAはよく見ているので、インテルの方に愛着があるのだが、
何せベンフィカに詳しくないので何とも言えない。

ワールドカップ後の欧州サッカー


☆イングランド

相変わらず絶好調のアーセナルが、まさかの首位(ここまで来るとまさかではない)をひた走ります。
2021年末あたりから、内容面で劇的な改善が見られたアルテタ監督のアーセナル。
このまま20年ぶり(ぐらい)の優勝へひた走るのでしょうか?
ジェズスが抜けた最前線が心配ではありますが……。

追いかける2位のマンCは、怪物ハーランドがワールドカップ後も大爆発中。
こちらも恐るべき破壊力でアーセナルを追いかけますが、アーセナルのスピードが速く、かろうじて背中を捉えている感じです。
優勝争いはこの2チームに絞られた感じ。

4位以内を争うチームの中で、ポール・ポジションに立つのはマンU。
最近の(成績面での)好調ぶりは素晴らしいですが、やっているサッカーに特段進歩は見られません。
ただ、ラッシュフォードがいよいよキレてきたなと感じます。

やや元気がないのがトッテナム。
「お金がないチームを、意外と好成績に導く」のがコンテ監督の神髄であり、
「お金がない事に嫌気がさして、出て行ってしまう」のもコンテのパターン。
コンテ政権の終末を感じさせます。

ニューカッスルについてはあまり試合を観られていないのでコメントしづらいですが、この戦力でよく頑張っていますね。


悲しいのが、開幕前トップ3に予想していたリバプールとチェルシーの大不振。

リバプールは2年前のヴァイナルダム移籍の穴が未だに埋められず、中盤のクオリティ低下が深刻。
とはいえ、サッカーの質自体に目を向けるともう少し上の順位を狙えるクオリティはあると思います。

チェルシーは怪我人だらけで、『謎の若手』だらけになっています。
この中からマウントやエイブラハムのような、新星が出現すれば良いですが、現状その予感はありません。


☆イタリア

開幕前は4位予想をしていたナポリが、CLではリバプールに圧勝し、セリエAでも首位を独走する快進撃。
オシメーンの快足、クワラツヘリアの技巧は娯楽性にも溢れており、マラドーナ在籍時以来の優勝が見えてきています。

激震に見舞われたのがユベントス。
不正会計の罰則で勝ち点15剥奪により、3位から一気に10位に転落。
(ユベントス以上に怪しい、スペインのバルセロナくんは罰則なしなのに……お国柄でしょうかw)

内容は良いにもかかわらず成績が伴っていなかったインテルが7位付近から2位へとジャンプアップし、
イタリアスーパーカップでインテルにボコボコにされたミランは、その後ラツィオ、サッスオーロに惨敗を繰り返すなど、
ナポリ以外のビッグチームは、中断前とはまるで違った様相を呈しています。


☆スペイン

リーグ戦のクラシコでレアルがバルサに圧勝した時は、そのままレアルが突っ走るだろうと勝手に思っていましたが、なぜか取りこぼしが続き、気が付けばバルセロナが首位に。
スーペルコッパのクラシコではバルセロナがレアルを圧倒するなど、まだわからない優勝争いになっています。

叩かれ続けていたアトレティコも、ちゃっかり4位圏内に滑り込んできており、攻撃サッカーのソシエダ、ベティスあたりと4位圏内を争うのでしょうが、
できればアトレティコにもう少し面白いサッカーをしていただくか(シメオネじゃ無理)、
往年のカヌーテ時代のセビージャ、ニハト&コバチェビッチのソシエダのように、優勝争いに絡めるチームが増えてほしいです。
アルゼンチン・コネクション時代のサラゴサや、リケルメ中心のビジャレアルなど、優勝はともかく、
以前はもっと魅力的なチームが多かった気がします。


☆ドイツ

バイエルンが謎の3引き分け失速(とはいえ、相手がライプツィヒ、ケルン、フランクフルトなので、ケルン以外はまぁ想定の範囲内)により、勝ち点上は混沌としてきた優勝争いですが、
ピッチ外ではGKゾマー、DFブリント、カンセロを獲得と、やりたい放題のバイエルンが優勝する確率は依然として80%を超えるでしょう。

前半戦頑張ってくれた、ウニオン・ベルリン、フライブルクはさすがに戦力的に苦しく、
本来の対抗馬、ドルトムント、ライプツィヒあたりに頑張ってほしいところです。

ドルトムントは、安定感のない打ち合いを毎試合演じていますが、着実に勝ち点3を積み上げて首位に肉薄してきました。
バイエルンとの直接対決で勝ってくれれば……無理だろうなぁ……



ワールドカップ中断前の各国リーグについて雑感

☆イングランド

開幕前からわかっていたことですが、やはり、一番盛り上がっているのはイングランドですね。
開幕前はマンC、リバプールの二強を、トッテナム、チェルシーが追う形と予想していましたが、
内容も結果も素晴らしいアーセナルが首位を走っています。

また、コミュニティシールドで全然周囲とかみ合わなかったのは何だったんだ!?と思わせる、
ハーランドの超絶・驚愕のゴールマシンっぷりは筆舌に尽くしがたく、そのマンCが2位。
依然として本命はマンCですが、アーセナルが首位に立っている事で優勝争いも面白いですし、
上位2チームが揃って楽しいサッカーをしてくれているのが良いですね。

6位と、結果は期待外れのリバプールですが、内容・面白さではマンC、アーセナルに次ぐレベルで、
トップ4も十分狙える力を持っています。今後の巻き返しに期待です。

また、三苫がいることでよく放送される7位のブライトンも、デ・ゼルビ監督の美しいサッカーが魅力的で、楽しいですね!


4位のトッテナムは安定の強さですが、ここはコンテ監督がしっかりチームを作っているので想定内。
ついでに言うと内容も想定内で、ケイン、ソン・フンミン、リシャルリソンが揃えば破壊的ですが、
やっているサッカーはお世辞にも面白いとは言えません。


8位のチェルシーは安定感に欠ける印象ですが、それもそのはずで新オーナーがトゥヘル監督を解任するわ、序盤快調だったスターリングの勢いが止まるわで、ポッター新監督も大変そうです。


5位のマンUも安定感がありません。テン・ハーフ新監督のチームは、素晴らしい戦いぶりでトッテナムやチェルシーに挑んだかと思えば、アストン・ビラにあっさり負けるなど、波が激しいです。
また、アヤックス時代の美しいテン・ハーフサッカーは実現できておらず、不満分子となったクリスチアーノ・ロナウドの事も考えると、CFがもう1枚欲しいですね。


3位と驚きの結果を残したニューカッスルですが、僕が見たのは3試合だけとはいえ、特に強い印象は受けませんでした。

僕が見る試合ではいつも素晴らしいリーズ・ユナイテッドが15位なのとは真逆です(こちらも3試合しか観ていません)。


他に順位をざっと見ますと、20位のウルブスはトップ10も普通に狙える戦力で最下位は酷いですね。
17位エバートンもタレントレベルを考えれば恥ずかしい限り。


CLでは4チームすべてがベスト16に進出し、今年も欧州最強リーグはイングランドだと言えそうです。



☆イタリア

今年2番目に見ているのはイタリアだったりします。
現在首位のナポリがとにかく破壊的で素晴らしいですね。
超新星クワラツヘリアは見ているだけで楽しいファンタジスタですし、オシメーンのスピード違反ぶりも凄まじいです。
CLでもリバプールとアヤックスを蹴散らしてのベスト16入りは立派の一言。
今シーズンの推しチームです。

開幕前はミラン・ユベントス・インテルの3強を、ナポリが追いかけると予想していたのですが、
その3強で一番面白いサッカーをしているのがインテルです。
帰ってきたはずの大エース、ルカクは怪我でお姿が見えませんが、ディマルコ、ドゥムフリースのサイドアタックを効果的に使ったインザーギ監督のサッカーはやっぱり楽しいです。

楽しいんですけど、なぜか3強の中では一番順位の低い5位ですねw
ま、まぁ2位のミランと勝ち点3差しかないから……。

2位のミラン、3位のユベントスは正直特筆すべきサッカーを見せているようには感じません。
ミランに関しては優勝した去年と特に変わらないので、まぁ順位的には納得ではあるんですけど。

成績的には変わらないのに、CLで敗退した事でユベントスの印象は悪いですね。


☆スペイン

少しずつレベルも魅力も低下していたスペインが、ここにきて遂に爆発。
CLベスト16に1チームしか進出できないところまで落ちぶれてしまいました。
ついでに言えば、僕の開幕前の期待値も過去一低く、去年までは2番目に見ていたリーグだったのに
今年はほとんど観ないリーグになってしまいました。


開幕前は、恐らくレアル優勝は固いけど、2番手は意外とアトレティコ、3番手にバルサ。
と思っていましたが、
アトレティコは5位で内容も相変わらずなのでお話にならないですね。

現在の首位はバルセロナなんですが、やはりチーム力は圧倒的にレアルの方が上だと思います。

それにしてもセビージャ18位というのはなんなんですか? 恥ずかしくないんですか!?(暴言)


☆ドイツ

スペインの凋落に伴って、3番目に見るようになったドイツですが、相変わらずバイエルンの一人勝ちですね。
今年も優勝おめでとうございます。

はぁ……これだからブンデスは盛り上がらないんだよ……。

6位のドルトムントは、ハーランドが引き抜かれ、代わりに取ってきたアレも病気と不運が続きましたが、それにしても6位は酷い。内容もつまらないですしね。それでもCLでは意地のベスト16。
しかし、情ないドルトムントよりは3位のライプツィヒに期待……できるかなぁ???

ベスト16に4チームも送り込んでいるところを見ると、ドイツも捨てたもんじゃないなと思いますが、
国内リーグを見ると結局バイエルンなんだよなぁって。


フランクフルトが4位にいるんですが、(CLも含めて)僕が見た試合では0勝1分5敗なんですが……。
あれですか? 取りこぼしは全くしないけど、上位には全く勝てない去年のセビージャみたいな感じですか?
全然期待してなかったし、実際試合を見ても期待できないんだけど、4位&CLベスト16進出と、結果だけを見れば文句のつけようがないですね。
その割に期待が持てないのは、強豪相手にはことごとく勝てないからですね💦


こんなところでしょうか。
CLではポルトガルリーグ勢が強かったですね。
ベスト16に2チーム出てますし、スポルティングも結構強かったですし。


主力が大量に引き抜かれたアヤックスは、残念ながら去年までとは別のチームになってしまい残念です。
他、フランスはドイツと同じで、始まる前からパリの優勝が決まっているリーグだと思いますので、どうでもいいかな……。

そんな感じです。


ちなみに、手集計ですし、これから選手の変更もあると思うので参考程度に見てほしいのですが、
(それに、弱小国の控え選手と、主要国のエース選手を同格に人数で見るのもあれですし)

ワールドカップに選手を送り出す選手が最も多いのは
バイエルンで圧巻の17人。
2位がマンCで16人です。この辺は納得ですね。

3番がバルセロナで15人。う、うん。

4番がマンUで14人。いや、14人てwww それならもう少しマシなサッカー見せてよww

5番がレアルで13人。

6番がパリ・サンジェルマンの12人。

他、
チェルシー、トッテナム、ユベントス、ドルトムント、アトレティコが11人です。

なんかトッテナム以外、パッとしないチームばっかりですね……


後、多いのはアヤックスとアーセナルで10人。
セリエA勢はイタリア代表が出られないのが響き、ユベントス以外は10人超えはいません。

EUROとコパアメリカに大量に選手を送り込んだアタランタも、今回は4人と平凡な数字。

リバプールもエジプトのサラー、スコットランドのロバートソン、既に代表引退のマティップ、落選のフィルミーノとチアゴ、負傷のジョッタ、コロンビアのルイス・ディアスなど意外と少ない7人でした。

逆に、代表に送り込む人数が少ないチームは、たっぷり休めるのでアドバンテージになるかもしれませんね。
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