ゲーム関連

見上げてごらん、夜空の星を 感想(バレ有)

話 105/150 人 130/150 絵80/100 音80/100 その他システム 70/100 印象30/50 
合計 500/650  
100点満点に直すと 83点(77位/約170ゲームぐらい?中)
 

全エロゲでも屈指の幼馴染ゲー……になるだけのポテンシャルを持ちながら、沙夜ルートの弱さによって単なる良作どまりになってしまったもったいない作品。作中に流れる雰囲気、むつらぼしの会の絆、「明るい夜のために」発動されるプロジェクトなど、一本芯が通った作品ではあるだけに、更に上を目指せたはずという思いは強い。もちろん、今のままでも間違いなく良作ではあるのだが……。


【前おき】


本作、「見上げて」は幼馴染をメインに据えた作品の中で、特に優れたものの1つだと思います。
この感想の前半では、「幼馴染」について。
なぜ私は幼馴染が好きなのか。
なぜこのゲームが幼馴染ゲーとして優れているのか、といったところを書いていきます。
そして、感想の後半では各ヒロインルートの感想を書きたいと思います。


【感想前半―幼馴染について】

幼馴染とは、エロゲのヒロイン属性の中で一番身近にいる「他人」だと思います。
共に過ごした記憶の積み重ねが、深い絆を作っている……ように思えるものの、
ともすれば何かの弾みで(…それこそ、引越しや、お互いに恋人ができるなど)疎遠になってしまう「危うさ」、「緊張感」を秘めています。
現に箒星ひかりは「転居」によって一時、暁斗と離れてしまいますし、天の川沙夜は「気持ち」の行き違いによって、暁斗と疎遠になっていた時期がありました。
お互いが積み重ねたかけがえのない思い出は再び、ひかりと沙夜、暁斗を結びつけたわけですが、
それは多分に偶然と、幸運と、そして再び皆と繋がりたいという気持ちが、この小さな奇跡を生み出したのだと思います。

そこが、いわゆる家族ヒロインとは違います。
家族とは……家族だって疎遠になる事もあるかもしれませんが、実妹・実姉、義妹・義姉は
幼馴染と比べ、結びつきが強いです。
長時間同居している場合も多く、ちょっとしたきっかけで疎遠になってしまう「危うさ」「緊張感」ではなく、「何があってもそこにいる・絶対に離れない安心感」を生み出しているように思います。
それはそれで悪くはありません。むしろそれが好みだ!という方々の感性を否定するつもりは全くないのですが、私としては多少の緊張感がある関係の方が好きなのです。
一方では深く固い絆があり、一方では緊張感があるという絶妙の配合バランス。
私が幼馴染を好きな理由はそこに尽きます。


さて、幼馴染を幼馴染たらしめるのは、やはり過去のエピソードです。
本作「見上げて」の素晴らしさはここです。
暁斗、ひかり、沙夜の結成した「みかづき天文クラブ」といかにもクラスに一人はいそうな悪ガキタイプの武一のぶつかりあいは、エロゲ的ファンタジーに時折感じる非現実的なそれではなく、地に足のついたジュブナイル小説のような。
もしくは、自分の子供時代をノスタルジーと共に振り返ってしまうような、そんな感慨に満ちています。
世界が今よりももっと単純だった頃、そして少しずつ複雑になり始めた頃。
かけっこが速い奴の人気があったり、腕力の強い奴が威張っていたり、体育の授業が嫌で仕方なかったりw
トイレで大をするのが何故か暗黙のタブーだったり、親に頼るのが恥ずかしいとされていたり、
その場にいる子供たちですぐに仲良くなって一緒に遊ぶことができたり……そんな時代の事を思い出させるような、そんなリアリズムが本作には確かにあるのです。

もちろん、沙夜やひかりといった美少女に囲まれて楽しい青春を過ごすというものそれ自体が、リアリズムに欠けているというような意地の悪い事を言う人もいるかもしれませんが、「理想化されたフィクションの世界」を、
嘘くさく見せず、本当にあってもおかしくないかのように描く……そうした「説得力」を私は本作から感じる事が出来ました。
本当にこんな村が日本のどこかにあって、そこで星空を眺めながら育った「みかづき天文クラブ」が、「むつらぼしの会」が存在しているのではないか。
……狭い庭に出て、街路灯の光る暗い夜空を眺めながら、そんな事を思います。


数時間サイズでたっぷりと描かれる、良い意味でエロゲらしくない「小学生編」。
こうしたしっかりした土台を元に描かれる、本編「高校生編」も「小学生編」をきちんと踏襲したものになっています。

出色なのは、美晴先生の描写でしょう。
あんなに素敵な「オトナ」の女性だった美晴先生が、すっかりニート(というか家事手伝い。一応コンビニでバイトはしているので、ニートというのは少し違う気がする)として落ちぶれています。
よそゆきの仮面を脱ぎ捨てた美晴先生はいかにもダメな大人になってしまっていますが、時折見せる優しさや懐の深さは、やはり小学生編の素敵なオトナの印象に重なります。


なにより、ひかり・沙夜ルートで描かれる「プロジェクト・スターライト――明るい夜のために――」とは、文字どおり「みかづき天文クラブ」が見上げていた、過去の空を取り戻すというプロジェクト。
そして、「あの頃の三人」を取り戻すためのプロジェクトでもあります。


それだけに、「小学生編」からきちんと描きこまれているひかりや沙夜と比べ、
登場が全くない織姫や登場がほとんどないころなが割を食っているのは、ある意味仕方ない事なのかもしれません。ころなに関してはもう少し絡めることもできた気がするのですが……。


【感想後半 各ヒロインルートについて】

☆箒星ひかり 評価 A-

プロジェクト・スターライト。
繰り返しになりますが、ふたご座流星群の極大日に街の灯りを消そうというプロジェクトには、ただ単に流星を見やすくする以上の意味が込められています。
「三人で見たあの頃の夜空を、取り戻す」。
数年前、小学生時代の暁斗・ひかり・沙夜の三人が眺めていた星空は、ダムができ、街が発展していくにつれて「暗く」なってしまいました。
その「暗くなってしまった」空を、あの頃のように「明るくする」というのがプロジェクト・スターライトの趣旨ですが、本ルートで重点的に描かれているのは「『三人で』見たあの頃の夜空を」の『三人で』の部分です。


天ノ川沙夜は、宙見暁斗に恋をしました。そして、箒星ひかりもまた、宙見暁斗に恋をしました。
そして、箒星ひかりと宙見暁斗は結ばれ、天ノ川沙夜は身を引くように去っていきました。

本ルートでの重要なテーマは、「時が経っても変わらないものがある」という多分にノスタルジックなもので、
その象徴が「夜空」であり、「暁斗・ひかり・沙夜」の絆です。
ひかりの引越しや、暁人を中心にした三角関係などで、三人はその都度、離ればなれになってしまいます。
そうした関係の危機を、お互いを大切に想い合う心と行動で、改めて強く結び直す。
過ぎ去ってしまったはずの「あの頃の夜空」を取り戻すことができるなら、きっと「あの頃の三人」を取り戻すこともできる。それこそがプロジェクト・スターライトに込められた、ひかりの想いです。


ラスト直前、暁斗の自転車の後ろに沙夜が乗り、それをひかりが全力で押しながら走る一連のシーンは
前作「ころげて」の小鳥ルートで碧が見せた自転車での疾走にも重なる、印象深いシーンでした。


箒星ひかりという少女の魅力は、やはり幼少期から発散され続けているそのエネルギーにあるでしょう。
特に小学生時代のひかりは本当に頼りになる相棒といった印象で、大いに魅力を感じました。


恋をしていたはずなのに、自分が選ばれないと見るやとても物わかりが良くなって、瞬時に主人公達を祝福するような非人間的なヒロインとは違い、天ノ川沙夜はひかりと暁斗の前から姿を消しました。
にも関わらず、ひかりの動画をHPにアップしたりと、遠くからプロジェクト・スターライトの成功を支えています。
ひかりと暁斗の邪魔をしないようにと口にしていた沙夜ですが、彼女自身も愛し合う二人を間近で見続けるのは辛かったのでしょう。
このまま疎遠になってしまってもおかしくなかった沙夜と二人を、改めて結び直したのはやはり「夜空」であり、
「プロジェクト・スターライト」でした。

「彗星の日に、街の電気を消す」という一見すれば地味な計画は、これから一生大事にしていく
沙夜という親友を取り戻すための重大なプロジェクトでもあったのです。


前述したように「時が経っても変わらないものがある」というのが本ルートのテーマなのですが、
もちろん、「変わらないものがある」一方で、「変わっていくもの」もあります。
ひかりと暁斗の恋人関係もそうですし、3人だった「みかづき天文クラブ」に対し、
新たな仲間となる「むつら星の会」の同志は3人なんてものではありません。
プロジェクト・スターライトの成功は、人の輪が作り出したものです。

ひかりの演説を内緒で録音して沙夜に届けたころな。
それをホームページにアップした沙夜。
ハーバータウンでのパレードをバックアップした森田さん。
計画を全国区に拡げた敬風学園の天文部や、ネットでのムーブメントなどなど、
人と人との繋がりが、一つの奇跡を起こす。
そうした描き込みも、本ルートに好感を持った理由の一つです。

強いて言うなら、ひかりが海外に引っ越した後の一年間の描写がすっ飛ばされている点は気になるし、
むつら星の会の主要メンバー全員に一つぐらいずつ見せ場があればなお良かったかもしれませんが、
目立った欠点のない、良質なルートでした。

だからこそ……沙夜ルートもこれぐらいの出来ならば、85点以上……本作を、1等星の輝きを持つ作品として紹介することができたのですが……。


☆天ノ川沙夜 評価 B+


悪い話ではないんです。ないんですが……本作の戦犯はこのルートだと思います。
共通ルートをプレイしていて、僕は天ノ川沙夜に惚れました。
なんてかわいらしい娘なんだ、と。こんな幼馴染が本当に欲しかったと。
今までクリアした全エロゲヒロインの中でもトップ10に入る逸材ではないか、と。
本当に、心の底から楽しみにして、攻略も最後に回したんです。

いや、勝手に僕が期待値を上げまくっていただけなんですが……もう少しなんとかならなかったのでしょうか。

「プロジェクト・スターライト」。過去への郷愁とも取れるこのプロジェクトが描かれるのは、「みかづき天文クラブ」のメンバーでもあったひかりルートと、沙夜ルートのみです。
しかし、ひかりルートの盛り上がりに比べ、沙夜ルートの「プロジェクト・スターライト」はほとんど盛り上がる事がありません。
プロジェクト規模自体も、全国展開したひかりルートと比べ、ほしのなか市限定の沙夜ルートは弱いですし、それ以前に大切な描写がどんどんすっ飛ばされ、淡々と物語が進んでしまうのが致命的です。

たとえば、沙夜と暁斗が疎遠だった中学生時代。ここの描写を何故もっと丁寧にやらなかったのでしょう?
疎遠になってしまった時代があったからこそ、もう一度集まった「今」がより大切になるはずです。
にも関わらず、沙夜は「ラブレターを失くした」という理由で暁斗から離れようとするという……言ってはなんですが、意味不明な行動を取ります。
別に沙夜のことが嫌いになったりはしませんが、率直に言ってガッカリはしました。
確かに大切な「お守り」だったかもしれませんが、そんなんで普通、せっかく付き合えるようになった大好きな人と離れようとしますか? しないでしょ?
自分に自信がなくなったのでしょうが、ちょっと頼りなさすぎるでしょう。


沙夜がつけていた、「5年間もの観測ノート」。これは本当に素晴らしいと思います。
ハーバータウンを動かしてプロジェクト・スターライトを成功に導いたのも当然ですし、森田さんが感動したのも当然でしょう。
そのために美晴先生も気合いを入れました。
なのに……なぜそのシーンが描かれないのでしょうか?

美晴先生と森田さんの対決。美晴先生がノートを差し出す。
そこに流れる、沙夜の回想シーン。
引っ越してしまった大切な親友と、自分をふった大好きな人。2人と疎遠になり、1人寂しく天文のスケッチをする沙夜。
季節がめぐり、新しい友達に「ちょっと用事があるから」と断って、スケッチ帳を取りに戻る沙夜。
少しずつ空が「暗く」なっていき、「3人」で見上げた夜空も見えにくくなり……それでも、毎週のように夜空を見上げ、
楽しかった頃のことを思い出しながら、たまに少し涙ぐんでしまったりもしながら、
黙々とスケッチを続ける沙夜。
そんな彼女の姿を、挿入歌でも流しながら描写すれば、(あざといかもしれませんが)間違いなく僕は感動したでしょうし、それぐらいはやってほしかったです。

沙夜の、「また3人で星を見たい」という静かな熱意、執念を、もっと効果的に描いてほしかった。
ひかりルートの陰みたいな、現在の沙夜ルートには大いに不満があります。
残念です。


☆日下部ころな  評価 B+

幼馴染でありながら、「みかづき天文クラブ」に入れなかった、ハズレ者のころな。
そんな彼女が、流星電波観測によって、星を愛好する皆の仲間入りを果たすというのが
このルートで描かれる物語です。

……それにしても……初めて知ったんですが、流星電波観測、卒倒するほど地味な題材ですね。
プロジェクト・スターライトなんてメじゃないレベルで地味です。
これを題材に物語を作る、というのはなかなか勇気のいる決断だったように思います。
実際のところ、とんでもなく地味な印象が付きまとうルートになってしまいましたが、
しかしその実、つまらなかったわけでは決してありません。
私が一番心に残った、ころなルートの見せ場と言えば、やはりころなと沙夜の対決、そして和解シーンでしょうか。


さて、これは織姫ルートでも若干感じた事ですが、ころなルートは暁斗が絡まないシーンにこそ
面白いシーンが多かった気がします。
ころなと陽南と、沙夜、三人で下着を買いに行くシーンなど最たるもので、
もう、暁人視点いらなくね?と思ったほどでした。


更に言わせてもらえば、ころなが暁斗を好きになった理由はまだわかるとして、
暁斗がころなを好きになった理由が正直なところ、サッパリわかりません。
沙夜やひかりよりも先に、暁斗に気持ちを届けたころなの功績は認めるとして、
「最初に告白してくれた子と付き合おう」ぐらいしか、暁斗がころなと付き合う理由が思いつかないのです。
何より、暁斗の心理描写からは、「ころながかわいい、ころなが好きだ!」という熱い気持ちはほとんど伝わってきません。
ころなは暁人を振り向かせるために頑張ってきたらしいのですが、その頑張りのエピソードもなく、
ころな視点での過去エピソードにも乏しいため、どうにもシナリオ的盛り上がりに欠けました。
いや、ころながかわいくないと言いたいのではありません。
ころなは、まぁかわいいとは思いますが……沙夜やひかりではなく、この娘を選ぶ、というのはちょっとよくわからないですね。


また、上では「皆の仲間入りを果たす」のがこのルートのテーマだと書きましたが、そう言い切ってしまっていいものかどうか、少し迷う程度には、テーマは緩やか……というか、もしも本当にこのテーマで書こうとしたのなら、
大成功とは言えないでしょう。
結局、最後のCGでも「アキ兄の一番」になった事は伝わってきますが、
それよりも「むつら星の会みなの集合写真(真ん中にころな)」あたりで締めた方が、テーマ的にはよほど締りが良かったはずです。
また、流星電波観測に目覚めたと言いながら、恋人と夜空を自転車二人乗りはまぁいいとして、
流星を無視して部室でアナルファックはいただけないですね。
なんだ結局、流星よりも尻がいいんか。とんでもない変態だな。


こうして書けば書くほど欠点が見えてきてしまったものの、ころなルート全体の印象は決して悪くはありません。
それはやはり、ここまで地味な題材を扱いながら、丁寧な仕事でそれなりの物語に仕上げてきた敬意もあるし、
沙夜との和解がとても嬉しかったとか、ガールズトークが楽しかったなど、読んでいて楽しかったシーンが多かったからでしょう。
疎外されたころなの寂しさを、もう少し鋭利に抉ってくれれば、更に良いものになったのにという残念な思いはあれど、前作「ころげて」の外れルートほどの酷さでは全くなく
ひかりと結ばれる正史(とか言っちゃってすみません)ではないけれど、
そのそばで、もしも仲間に入れてもらえなかった妹分と付き合ったら? なifストーリーとして一定の読みごたえはあったように思います。



☆白鳥織姫    評価 B+

幼馴染ゲーである本作において、幼馴染ではない唯一のヒロイン、織姫。
その立ち位置の不利さもあって、正直プレイ前は一番期待していなかったルートでしたし、
実際のところ、本作を総括する立場からは、あまり語るべきことはありません。
とはいえ、そう簡単に切って捨てるのもどうかと思えるぐらいには面白いルートでした。

前作「ころげて」には、あからさまにハズレとしか言えない、無残なルートがありましたが、
本作「見上げて」にはそのようなルートはなく、「読んで時間を無駄にした」と思わされるルートは1つもありませんでした。
この総合力の高さはやはり評価したいところで、メインライター紺野アスタ氏をサポートする、
サブライター高嶋氏の貢献も評価したいです。


シナリオを見るなら、織姫が未来の夢をぼんやりと意識する、というのが本作の結末です。
「母親へのコンプレックス」を、プラネタリウムの朗読劇で緩やかに克服し、
大学進学を機に、演劇部に入り、モデルとしても活動を開始するという、
将来へ向けて第一歩を踏み出した物語……と言えなくもないのですが、
ころなルート同様、ストーリーの軸が前面に出ているわけではありません。

一方で、天文部部員吉岡との絆はしっかりと描かれており、特に卒業式後に部室に顔を出した織姫が
吉岡へ部を託すシーンはなかなか読ませます。
主人公である暁斗くんよりも、織姫×吉岡の絆の方が深く印象付けられてしまうわけですが、
暁斗くんよりも吉岡との付き合いの方が長いわけだから、それも致し方ない……で済ませていいのかな?
これまたころなルート同様、暁斗視点よりもヒロインや女性キャラ視点の方が面白いのは、僕としては全く問題ないのですが、気になる人は気になるかもしれません。


ただそうは言っても、織姫の暴走超特急ぶりや、こたつでのじゃれあいから性行為に発展してしまう一連のシーンなど、織姫のかわいさやエロさは存分に堪能できるできばえとなっています。
自分の周囲にこういう人が一人でもいれば、とても愉快で楽しい経験を沢山積める/積めた気がしますし、
ひかりとは別種のエンジンを備えた、行動力の人。
むつら星の会の会長といえば、やはりこの人でしょう。


とはいえ……まぁころなに比べればまだ納得できなくはないものの、ひかりと沙夜、二人の超絶幼馴染美少女に囲まれて、なぜそこで織姫なのか? という疑問はやはり付きまとってしまいますね。
鈍感主人公の常で、沙夜の好意に気づいていないならまだわかりますが、
沙夜の好意に確実に気づいている描写があるだけに、なおさら謎です。
どう考えても、僕なら確実に沙夜に告白するんですけど……。


☆余談

ところで、このゲームのデートシーンが全て「ハーバータウン」なのは、いくらなんでも酷すぎやしないでしょうか。
どのルートでも暁斗くんとヒロインはハーバータウンに出かけます。
何回も何回もハーバータウンに出かけます。他にデートスポットはないのでしょうか?
何も「スポット」にこだわる必要もありません。普通に他の場所に遊びに行くことはないのでしょうか?
様々なヒロインを通じて、「ハーバータウン」に15回はデートで赴いた気がします……。

背景CGの不足とか、大人の理由があるのかもしれませんが、もう少し何とかしてほしかったです。


☆まとめ

本作は、過去編にも気を配った丁寧なストーリー展開で、最高の幼馴染ゲーを目指せるだけのポテンシャルを持ったゲームでした。
しかし終わってみれば……良い作品ではあったものの、「良い」幼馴染ゲーどまり。
良作なのだからいいじゃないか、とも思うのですが、もっともっと上を目指せただけに、もったいない作品でした。

沙夜ルートがもう少し良ければ……途中までは「ころげて」よりも面白いじゃん!と思っていたんですが、
最終的には「ころげて」の方が上かなぁ……。
「見上げて」も悪くはなかったんですけどね。うーん、残念。

アイドルうぉーず ってゲームを少しだけやりました

タイトルの通りです。
アイドルうぉーずというゲームを、7月から始めました。

で、このゲームがなんつーか、愛すべきクソゲーなんだわ……。
僕の感想を聞いた某フォロワー氏(百合と機械の人)には、『魚釣りみたいなゲームですね』と言われましたけど、
至言なんだよなぁ……。まさにそう、魚釣りみたいなゲームです。


このゲームは、「ドリフェス」と呼ばれる「対人ギルド戦(時間が決まっている)」と、「ドリフェス以外の通常時」に分かれています。
だからまぁ、ドリフェス開催時にはドリフェスをやって、そうじゃない時間は違う事をやるのが一般的なんじゃないでしょうか。
僕は対人戦とか洒落くさいと思っていたので、ドリフェスには全然期待しておりませんでした。


非ドリフェス時にやる事と言うと、
①敵を探しに行って一発殴り、救援を呼ぶ
②誰かからの救援を受け、駆けつけて一発殴る


これだけなんだよね……。①はまだいいのよ。問題は②。
いつ救援を呼ばれるかわからなくて、ボヤボヤしてると他の人に倒されちゃうんだよね……。
だから、獲物がかかったと見るやすぐに引き上げないといけない。
しかもいつ獲物がかかるかわからない。まさに魚釣り。
でもこれをしないと、いつまで経っても成長しないんです。
①に関してはクエストPという、俗に言う「スタミナ」を消費しないといけないんですが、②は(救援を呼ばれれば)無制限にできます。
もらえるアイテムは多分変わらないっぽい。なので、②をやり続けるのがこのゲームの主な楽しみ方です。
……つまんねー……。
救いなのは、一発殴れればそれでいいので、こちらの強さは全く必要ないこと。
いや、それはそれでつまらないんですけど、無謀な課金をせずとも、まったり弱小パーティーで挑んでも全く問題なしなんです。


それに比べるとドリフェスは結構楽しいです。何せ色々戦術、戦略があります。頭も使います。多分。
僕は頭は使っていませんがw
テキトーに暴れてるだけです……feeプロダクションのみんな、リーダーがこんなやる気のない奴ですまん……。
そうなの、僕、何の因果かプロダクションのリーダーになってるの……。
……単にソロプレイやろうとしてたら、「自動加入」になっていたばかりに人がどんどん入ってきちゃって、
ま、いっかと思ってそのままにしていただけなんですが、どうせやるならと「他人を勧誘」し始めたのが運のつき。
ごめんなさい、feeプロのオーナーはそのうち引退します。
これだから対人戦は嫌なんだよ、他人と一緒にやるとゲームに飽きても引退しにくくなるじゃん。
でもそのうち引退します。時間は有限なのだ。

で、ドリフェスに戻りますけど、やっぱり見事に接戦を勝利して、会議室で「お疲れさま!」とか言い合うの、
そこだけは割と楽しかったりするw
ドリフェスに弱小キャラの出番はないですが、まぁ対人戦はやらなくてもいいし、強いプロで優しい人達に囲まれれば、何とかなるよ。

あと、初心者は無難に後方でステータスアップ系・ダウン系の技を使いまくっていると、足手まといにもならないし、喜ばれると思うよ!
逆に、無断で神曲を使ったりすると怒られちゃうゾ。

当たり前だけど、初心者の人は自分の希望に合ったプロダクションを探そう。
「最強を目指したい」なら最強プロを希望する、「暇な時にまったり」がいいならそういうプロを探す、
「誰ともつるまず孤独にやりたい」なら独立して「自動加入」をOFFにしておく!(初期設定ではONになってるよ!)
で、そのプロに合わせて行動しような。まったり系に入っておいて、周囲を啓発して最強を目指そう!とかマジ迷惑だから。逆に、最強プロでまったり週1とかでやってると、怒られちゃうかもしれないゾ。
その辺はプロによりますんで、一概には言えませんが。


話は戻るけど、このゲームUIも酷い。
たとえばアイドル図鑑だけど、ソート機能が以前の情報を記憶してくれないんだよなぁ。
せっかく「レベル順」に並べたのに、一度ページを切り替えるだけで「レア順」に戻ってるの。
もうね、最悪。レア順に並べたいことなんてまずないから! 
レベル順とか総合力順とか、あいうえお順でしょ普通。
てか「あいうえお順」にソートできないの。ありえないでしょ、普通。もうね、バカかとアホかと。

他にもよく押すボタン(応援依頼を受けるとか)が押しにくい場所にあったりするし、
自動レッスン設定にしておくと「初対面」のキャラでも勝手に合成素材に使っちゃうし、
ボタンが一画面内に収まりきれてなくて、ボタンを押すために画面をスクロールしなきゃいけなくて、
スクロールしている間に応援依頼が終わってたり……もうね……はぁ……まじ……


さて、良い所もあるにはあるんだよ!


①弱いキャラも結構かわいいし、最強プロを目指さない限りは戦力もそこまでシビアじゃないので、無課金でも楽しめる(つーか、ゲーム自体が『魚釣り』なんだから、課金したって大して楽しめないだろ……)


②テキストに弱さが目立ち、エロシーンを見るのもそこそこ大変だけど、シチュエーションはそれなりにエロい
(フラワーナイトガールよりもよほどエロいよ! エロくないキャラゲーよりはエロい。エロいキャラゲーよりはエロくないけど。個人的に和姦だとあまり抜けない人間なんで、無理やり系のHも入ってるのはいいですねェ!)


③たまに荒れてるプロとかあって野次馬すると面白い
(あいさつ帳で喧嘩してるプロダクションとか、Twitterでプロダクションメンバー同士が喧嘩してるのとか、
はたまた、内部紛争起こして、チームが完全に分裂してるプロダクションとか見たぞ! 
いいぞもっとやれ こぇぇ……うちのプロはそうならない事を祈るぞい。



つまり、「課金しなくてもかわいい子が仲間になって、エロシーンもそれなりにエロい」と。
……ゲーム自体はクソつまらねーけどな……。冷静に考えるまでもなく、③もどうかと思うし。



結論。
やっぱこのゲーム、やらなくていいと思うぞ……。
こんなゲームに時間を捨てちゃだめだ、君は自分自身をもっと大切にする必要がある!
まかり間違っても課金なんてしちゃダメだぞ! このゲームに課金するぐらいなら
そのお金は大事にとっておいて風俗 田舎のおっかさんに美味しいものでも食べさせてあげなさい!



あ、僕はこれからドリフェスがあるんで、この辺で失礼しまっす!


とりあえずドリフェスに参戦して、前線でバフ・デバフ打つかなー。
おっ、ドリPが尽きてきたぞ、じゃあここらでちょっと参加してくれたみんなに「ありがとう」コメでも打っておくか!
さて、勧誘勧誘……うぉい、誰だよ勝手にきらきらソングLV1とか使ってんじゃねーよ!
これはお説教だな……俺がきらきらソングLV4を使うから、お前は引っ込んで……
え、きらきらソングLV6を使える人がいるからお前の方こそ引っ込んでろって? 
こいつは失礼しました(すごすご)
あ? 1件のあいさつが来てます? 「SR 雪村真澄おめでとう!」?
バッカ、雪村真澄はもう余るほど持ってるから別に嬉しくねぇよ! 
でもおめでとうって言われたら、やっぱ「ありがとう」って返しておくかな……。
会議室に1件の書き込みがある? なんだなんだ? 「お疲れさま!」ってバカ野郎!
まだ試合は終わってねぇよ、まだ20分もあるだろ、諦めてんじゃねぇよ!
いくら敵が強すぎるからって簡単に諦めるなんてお前それでもfeeプロの一員か……よ……いや、確かに強すぎるな、これは……こんな強い敵に勝てるわけねーだろ
あ ほ く さ
はぁ、撤収撤収……とりあえず俺も「お疲れさま」コメでも打っとくか……。
ま、勝てなくても参加賞のガチャチケもらったしそれで十分。
さ、ガチャの時間でちゅよ~~新キャラ来いっ、来いっ、恋! って、大月ソフィアかよww
お前一体何人目だよww  


あ? なんだかんだ言って楽しんでるじゃねーかって? ちげぇよ、楽しんでねーよ。
クソゲーだよ、クソゲ! じゃあ何でやってるかって? 
今ここでやめたら、今までどぶに捨てた時間がもったいないだろ?(錯乱)
あー白神七瀬ちゃんマジかわいいべー



とまぁこんなゲームです。やんない方がいいですよー。
マジレスすると100点満点中40点ぐらいのゲームですね。C-ぐらい。 

あの晴れわたる空より高く 感想(バレあり)

話 115/150 人 120/150 絵 80/100 音80/100 その他システム50/100 印象 35/50

合計 480/650(105位/約180ゲーム中)  ESにつける点 80


グランドルートを含めた全5ルートの評価は、S~Eで

・伊吹那津奈 A+ ・黎明夏帆 A- ・暁有佐 A- ・導木ほのか B ・グランドルート B+

といったところ。
単独ライター故か全体的に質が高く、大外れと言えるルートはありません。
弱小ロケット部ビャッコが駆け抜けた青春を追体験できる作品として、本作の高い評価も頷ける……んですが、
気になる点もいくつか。


一つは、とにかく展開がワンパターンすぎること。


ヒロイン4ルートではいずれも、「ロケット製造に行き詰る」→「全然関係ない事をする」→「新しいアイディアを閃く」
という展開の繰り返しになっています。
更に、エンタメの王道といえばそれまでですが、「大会優勝」で「ハッピーエンド」。


こうなると、1ヒロイン目、2ヒロイン目ぐらいまではともかく、3ヒロイン目、4ヒロイン目ともなってくると
先が読めて読めて仕方ない。
単体で見れば決してレベルの低い読み物ではないのですが、1つぐらい「ビター」なエンドがあっても良かったし、
ロケット開発シーン(アイディアの閃き方)ももう少しバリエーションが欲しかったです。
僕は有佐→那津奈→ほのか→夏帆の順でやったんですが、3ルート目あたりから露骨にテンションが下がりました。
だって、どのルートも大枠が一緒なんだもん……。


また、これは僕がバカなだけかもしれませんが、ロケット知識の説明があまり巧くなくて、理解するのが大変……というより半分ぐらい聞き流しました。
シナリオ本編で、夏帆が説明してくれる部分はまだ解りやすいんですが、下ネタにたとえられたほのかの説明を聞いてもわかりづらいし、用語説明「Glossary」の文章などは、教本をそのまま丸写しにしたのかな?と思えるぐらい硬い文章で、正直意味がわかりませんでした。


それから、ごく稀に「空気の読めないギャグ」を入れてくるところ。
たとえば有佐ルートで、「ロケット発射の許可を得ようと、帰りの遅い父親を待つシーン」があります。
待っている間何をしているかと思うと、なぜか主人公の家で下半身を露出して遊んでいる(エッチ本番ではなく、本当に遊んでる)んですね。
それを父親に見つかるシーンがありますが……普通、こんな大事なシーンで、そんなくだらない遊びをしている余裕なんてありますか?
僕は読んでいて、すんごく白けてしまいました。
ほのかルートでもその手の「悪ふざけ」がありましたが、どうもなぁ……。
このライターさんは次回作の「私が好きなら~」でも思ったんですが、下ネタが面白くないんですよね。


後は、バグ。
『直近の選択肢の判定結果が、他のセーブデータに影響を与えてしまう不具合』があります。

私の場合、「ほのかルート」で起こりました。
「ほのかルート」を着々と進め、ほのかのオヤジさんが倒れ、ほのかとHをして、ほのかとフォーセクションズに参加する流れだったのに、「フォーセクションズ」の当日朝、迎えに来てくれたのはなぜか夏帆。
公園でブランコに乗って、今までの夏帆との思い出を語り出す乙矢君。……もう目が点になりましたよ。
慌てて修正パッチを当てたら、今までのプレイデータ(観たCGなど)が全部消えちゃうし……。
このバグで、2点ほど減点しています(バグがなければ82点をつけていました)。


ルートごとの感想ですと、那津奈ルートが一番面白かったです。
フォーセクションズの「推進」部門、チャイルドⅥがARCの機体と鍔迫り合い、ついに最後まで残ったシーンが、
本作をプレイしていて最も興奮したシーンです。
我慢比べをクライマックスに持ってきたのは、新鮮で面白かった。

(と思ったら、ほのかルートのクライマックスも我慢比べでした。那津奈を先にやったせいもあって、ほのかルートは微妙だった)


有佐ルートは告白のシーンが良く、夏帆ルートは、夏帆の視力に関する話が良かったです。
あと、夏帆ちゃんかわいい。
ほのかルートで良かったのは、ARCのコウノトリ先輩の独白かなぁ。

ほのかルートは前述した「バグ」の煽りも食らっているのですが、ほのかの下ネタはあまり好きじゃないし、
「セフレ誤解」ネタも、乙矢とほのかの間だけならほほえましく読めるけれども、妹がしゃしゃり出てきてウザかったし
あまり良い印象はありません。
(大地が、妹のほのかの身を案じるのは解るけど、ゆいは出しゃばってくるなよと思ってしまった)


どのルートも結構楽しめたはずなんですが、作品テーマやルートごとのテーマといったものもない(少なくとも僕には読み取れなかった)し、「よくできたエンタメ」以上のものは感じ取れなかったんですよね。
プレイ中楽しければそれで良い、と言われればそうかもしれないんですが……。


割と似たタイプの作品だと思う、「蒼の彼方のフォーリズム」や「この大空に翼を広げて」には、僕の心に訴えかけるテーマ性があったことを考えると、本作は1ランク落ちるかなぁと。


まぁ、そうは言っても面白かったんですけどね。

フラワーナイトガール 好きなキャラ(2016.7/6更新)

去年の9月から始めた「フラワーナイトガール」、気づけばプレイ開始から8か月が過ぎました。
しかしこのゲーム、あまり書くことがないんですよね。
特にストレスが溜まるわけでもないし、攻略を云々するほど難しいわけでもなく、好きにプレイすれば良いので。
お薦めキャラを書こうにも、ガチャで来てくれなければ意味がないし。

で、あれなんですが、うちにいるメンバーについて、誰が好きかを少し書いてみようかと。
そして、新しい仲間が加わるたびにチマチマ更新していこうかと。
完全に自己満記事なんですが、まぁこんな感じのキャラが好きですよーということで。


お気に入り度S~E評価(といっても、嫌いを表すE評価のキャラはこのゲームには居ませんが)のうち、
角が立つのもあれなので、かなり好きと言えるS~B評価のみ書かせていただきます。
なお、まだキャラクエストを見ていないキャラもいるので、後からお気に入りに昇格する可能性も当然ございます。
人数が多いので漏れがあるかもだけど、多分大丈夫……のはず……。



☆6

ヤマブキ……我が軍、唯一の☆6キャラなので、ずーーっとエース。頼りになります。


☆5

アイビー B……キャラクエ割と良い。来てくれたばかりなのでBだけど、愛着が湧いてAに上がる可能性有り。
アイリス
アリッサム
エーデルワイス
オシロイバナ B
オトギリソウ……移動力調整時に重宝。鈍足。
オンシジューム A……人気キャラでもある彼女が初期に来てくれたのも、ゲームを続けてこれた理由の1つ。
ガーベラ
ガイラルディア
ガザニア B
カンナ……移動力調整時に重宝。鈍足。
カラー
ギンリョウソウ
ゲッカビジン
サイネリア
サザンクロス
サツキ
サンダーソニア……超強くないですか? 敵の攻撃を回避しまくるんですけど…。
スズランノキ
ゼラニウム B
タチバナ B……服装がエロくて好きです。必殺技はあんまり……。
チェリーセージ
チョコレートコスモス B
ツキミソウ B
ディプラデニア S……キャラクエが秀逸。こういう過去を持つ子は守ってあげたくなりますね。好きです。
デルフィニウム
トリカブト
ハリエンジュ……彼女のイベントが、僕にとっての最初のイベントでした。
ヒメシャラ
ヒメユリ B
ヒメリュウキンカ
フクシア
フクジュソウ
プリムラ
ベラドンナ
ヘリオトロープ
ペンタス
ホーリー S……キャラクエで描かれる、明るさと寂しさの具合が絶妙だと思う。好きな娘。
ホトトギス
マツ
モミノキ
ヤツデ
ヤマユリ……ヤマユリの復刻イベからゲームを始めたので、ずっと主力です。
ユリ……移動力調整時に重宝。俊足。
ヨモギ
ヨルガオ
ラッセリア
ラナンキュラス
ラベンダー
リュウゼツラン
リンゴ
リンドウ
ルナリア
レインリリー
レシュノルティア
レッドチューリップ


☆4

アブラナ A……テンプレツンデレだけど、このゲームには意外と珍しい気がする。
イエローチューリップ
カイコウズ
ギンラン A……出会い厨。結構好き。
スイートピー
スノーフレーク
ゼフィランサス
セントポーリア S…最初に来てくれたのがこの娘で本当に良かった。つーても初期4人娘は大体好きですが。
タンポポ
ナナカマド
パープルチューリップ A
ハイビスカス
ハクモクレン
ヒノキ ……超鈍足なので重石に最適
ホワイトチューリップ
ヤグルマギク
ライラック
ワスレナグサ
ワレモコウ

☆3

アカバナスイレン B……性格も可愛いし、地味にエロい。
アサガオ
アジサイ
アルストロメリア A……アルストロメリアとオンシジュームは、万人受けする可愛さだと思う。キャラクエも良い。
イエローパンジー A……愛すべきバカというか、ほっこりする。地味に好き。
カーネーション B……服装が好きです。
キキョウ
キンモクセイ B
グラジオラス
クレナイ
コチョウラン
サザンカ
ジャスミン
センニチコウ
ノヴァーリス
ヒルガオ B……結構好きなのに、全然人気ないよね……なんでや……。
ブルーロータス
ホワイトパンジー
マリーゴールド B
レンゲソウ
ロイヤルプリンセス B

☆2

アマリリス
イチゴ B
イブキトラノオ
サルビア
シクラメン
シロツメクサ
パープルパンジー
ヒマワリ
ヘリコニア
マーガレット 
ミント A……☆2キャラではイチオシ。
ユキヤナギ 

はるまで、くるる 感想(バレあり)

83点。

『はるよこい』というタイトルの、有名な歌曲がある。

「はーるよ来い、はーやく来い」で有名な、童謡の『春よ来い』。
そして松任谷由美の『春よ、来い』。

(超有名な曲なので紹介する必要があるかはわからないが、一応貼っておく。
「春よ来い」

「春よ、来い」


本作が2つの『春よ、来い』に捧げられたオマージュであることは想像に難くない。

童謡の『春よ来い』は作中、夕刻を告げるチャイムに使われている事からも明らかだが、
それだけならば本作のタイトルは「はるまでくるる」だったはずだ。

本作のタイトル「はるまで、くるる」の読点「、」は、松任谷由美の「春よ、来い」へ向けたオマージュであることを示している。



童謡の『春よ来い』で歌われているのは、新しい生命が芽吹く春という季節への、瑞々しい期待感である。

透き通るような空の青、そして雪の白に彩られた冬の世界にも、徐々に春が近づいてくる。

『赤い鼻緒の下駄』を履いた『歩き始めた、みぃちゃん』や、『おうちの前の桃のつぼみ』が、
「早く外に出たい」、「早く咲きたい」と、今にも来そうな春を、胸躍らせて『待っている』。
既に桃の木はつぼみをつけているし、みいちゃんは今にも外に飛び出しそうな勢いで、
あしおとが聞こえるほどに、春は近づいている。

一方、松任谷由美の『春よ、来い』は、童謡の『春よ来い』に比べて『春』の距離感が明らかに遠い。
『春よ、遠き春よ』『春よ、まだ見ぬ春』というフレーズ。
『やがてやがて迎えに来る』、『ずっとずっと待っています』、『いつかいつかきっと届く』といった想い。
今はまだ冬真っ盛り、『春』はまだ、遠いものとなっている。


距離感を考えるに、本作の『春』は松任谷由美の『春』である。
それはまだ輪郭すら見えないほどに遠く、本当に来るのかと疑いたくなるほどの彼方。
本当に迎えに来るのか、いつか本当に春は訪れるのか。
春を待つ、気が遠くなるほど長い、永劫とも思われる物語が本作であるが、
ラスト、実際に春がやってきた時の主人公たちの行動は、まさに『おんも(お外)に出たいと待っていたみぃちゃん』そのものだ。
2つの童謡は繋がり、本作はハッピーエンドを迎えたのである。


さて、「春よ来い」においても「春よ、来い」においても、春とは『待つ』ものである。
自らが勝ち取るもの、掴みとるものではなく、迎えに行くものでもない。
お外に出たいみぃちゃんも、何やら大切な人と離ればなれになってしまったらしき「春よ、来い」の女性(?)も、
ただひたすら春を『待って』いる。


それは本作における主人公たちも同じである。
これは、『春』というものの特性上致し方ない面もあるのだが、基本的に主人公たちができるのは春を待つ、冬を凌ぐという『受け身』の行為でしかない点が、エンターテイメントとしては少々残念ではあった。


氷河期に包まれた地球の春を、ひたすら主人公たちは待ち続ける。
太陽が寿命を迎えるという絶体絶命の危機を切り抜けたのもまた、外部のコンピュータによるものであり、
主人公たちの努力ではない。
つまり主人公たちは、主体的に物事を進めて切り抜けていく立場ではなく、右往左往しながら冬が過ぎ去るのを必死に凌いでいるだけなのだ。
主人公たちが頑張った結果の末に春を『勝ち取る』という、そういう流れじゃないといけないとは思わないが、
AAという、まさに人類の救世主の降臨が6人を救うのではなく、
主人公たちの力でコンピュータを解読し、自らのアイディアで「宇宙船地球号」のアイディアを思いつく、ぐらいの事があっても良かったのではないだろうか。
実際に地球を救うのはAAでも良いが、もう少し人類救済のために6人それぞれが活躍してほしかったというのが本心だった。


ゲームを初めてすぐに思ったのは、『クロスチャンネル』そっくりだなということ。
これは最後までプレイすれば、別物だとわかるのだが、
『ループ』や『狂気』、『人のいない街』といった要素から、初見では本当にそっくりだと思った。
また、思わせぶりな悪役くさい人々の台詞(実際には悪役ではないのだが)から、
『ループ=狂気の人々を集めての人体実験』であるという予測は簡単についてしまう。

この、簡単についてしまうというのはある意味曲者だ。
何せわかりやすすぎるぐらい、わかりやすいため、逆に引っかからないのだ。
『人体実験』なわけないでしょ、もしそうなら見え見えすぎてクソゲーとしか言えない。
そう思って読んでいたので、真相を知った時も、そこまでの驚きがなかったのは残念だった。

これが現実なら、どう見ても犯人にしか見えない怪しすぎる容疑者が、実は無罪だったとわかれば驚くだろう。
しかし、ミステリにおいて怪しすぎる容疑者が、実は無罪だったとわかっても、
サプライズにはならないのである。怪しい容疑者がそのまま犯人だった方がむしろ驚くかもしれない。


それと同じで、「人体実験ですよー狂気の隔離空間ですよー」との示唆が過剰すぎたためもあって、
最初の春海、2番目の秋桜のルートあたりまではさほど面白さを感じなかった。
しかし真相が明かされる次の冬音ルートは俄然面白かった。
ハッタリと言えばハッタリなのだが、このスケールの大きなハッタリにはやはり驚く。
不老不死のベニクラゲや、氷河期の説明のくだりも圧巻で、ここまで読んできて良かったと思ったものだ。
ただ、そこから先の宇宙船地球号については、前述のとおりそこまでの面白さはなく、シナリオゲーとしての楽しみは冬音ルートがピークだった。


長い時間を共に過ごす中で、登場人物間に結ばれる絆もまたループものの醍醐味の一つ。
本作で描かれる永遠に続く春休み、悪夢と終末のハーレムを振り返れば、
恐ろしくもあり、羨ましくも感じられた。
特に陰鬱さや狂気が垣間見えるテキストにおいて、冬音のしょうもないギャグには何度も笑わされた。
本作で一番好きなヒロインもこの冬音である。


下ネタがややキツいのと、ゲーム最序盤になぜかややハードめのHシーンが連発で来るので、
上品なシナリオゲーマーの方は嫌気がさして投げてしまうかもしれないが、
そこはグッと堪えてプレイすれば、なかなか面白いSFが広がっている……んだけど、
Hシーンはなんならスキップしていただければ良いとしても、下ネタの方が合わないと厳しいかもしれませんね。


次の「なつくもゆるる」も気になりますが……どうしようかなぁ。 
記事検索
月別アーカイブ
アクセスカウンター

livedoor プロフィール
QRコード
QRコード
  • ライブドアブログ