Euro2008

Euro2008 イタリアVSフランス

フランスの敗退は必然だった。オランダに敗れ、ルーマニアに分けた両チーム。世代交代が進まず、それぞれトッティ、ジダンというスター選手が抜けた、ワールドカップファイナリスト。
一見同じような状況に見える両者だが、内実は違う。
審判に勝利を妨害されたイタリアと、純粋な実力で勝利を掴めなかったフランス。
実際大して優勝に貢献しなかったトッティの穴と、準優勝に多大なる貢献を果たしたジダンの穴。
更にビエイラの欠場が、攻撃の単調さを加速してしまう。中盤中央部のイマジネーションに欠けたフランスは、結局どの試合でも相手に脅威を与えることができなかった。

一方イタリアの方も、褒められた内容とは言えない。もっとも、前線でトニは基準点として機能しているし、その周りをカッサーノやデルピエロが衛星のように回り、チャンスを作るという形は見える。


苦戦を強いられたものの、イタリアはなんとかベスト8へと駒を進めた。
次の相手はスペイン。イタリアのようなチームにとって、与しやすい相手に思えるが
問題はピルロとガットゥーゾの不在。これがどう出るか、注目である。


選手の採点はこちら。

イタリア

ブッフォン 65
キエッリーニ 50
パヌッチ 65
グロッソ 65
ザンブロッタ 60
デロッシ 75
ピルロ 55
ペロッタ 45
カッサーノ 65
トニ 70

フランス

クーペ 70
アビダル 20
ギャラス 40
エブラ 40
クレルク 55
マケレレ 40
トゥララン 45
ゴブ 45→アネルカ 50
リベリー 50→ナスリ ?→ブームソン 50
アンリ 55
ベンゼマ 60

Euro2008 クロアチアVSポーランド

実は後半から、友人Kon氏とのメールに夢中になってしまったので、集中して見ていたのは前半だけなのだけど。

この試合で感じたのはクロアチアの選手層の厚さ。誰が出ても、チームとしてブレのないプレイが出来るチームだなと感じた。
感動的なカムバックゴールはもちろん、それ以外の場面でもクラスニッチの動きにはキレがあり、サイドバックのプラニッチのオーバーラップにも感心させられた。
一方のポーランドは、大会を通してGKボルツが一人で頑張っている、という
印象しかない。悲しいことに、06ワールドカップでのポーランドの印象もこれだった。
この試合ではドゥドカの守備のまずさが目に付いた。後半から登場したスモラーレクは、スタメン起用すべきだったように思う。

選手の採点はこちら

クロアチア

ルニェ 70
クネゼビッチ 55→コルルカ 60
ヴェイッチ 65
シミッチ 60
プラニッチ 75
レコ 55
ブコイェビッチ 60
ポグリバツ 60
ラキティッチ 65
ペトリッチ 60→クラニツァル 55
クラスニッチ 75→カリニッチ ?

ポーランド

ボルツ 70
ゼブラコフ 40
ドゥドカ 30
バシレフスキ 40
バブジニャク 45
レバンドフスキ 25→ココシュカ 40
ムラフスキ 40
ロボジンスキ 40→スモラーレク 60
クジヌベク 50
ロジェール 55
サガノフスキ 50→?

グループA ベスト11

☆ポルトガル 攻撃 S  守備 A  スペクタクル S
☆トルコ   攻撃 A  守備 C  スペクタクル A
☆チェコ   攻撃 B? 守備 A  スペクタクル B
☆スイス   攻撃 B  守備 B? スペクタクル B?


ポルトガルが頭一つ抜けていたグループA。
ベスト11を選ぶにも、やはりポルトガルの選手が多くなってくる。


まずGK。ここはトルコのヴォルカンとチェコのツェフの争いになる。
あのミスさえなければツェフだったし、あの退場さえなければヴォルカンだったのだが……ここは、ツェフを選出する。
トルコのヴォルカンも実に良いGKである。

GK ツェフ(チェコ)

DFライン、センターはトルコ戦で圧巻のパフォーマンスを見せたペペが当確。
後は、相棒のカルバーリョ、負傷を抱えながらトルコの最終ラインを支えたセルベト、チェコのウイファルシ&ロゼフナルあたりが候補だが……。
ここはトルコのベスト8を祝して、闘将セルベトを選出する。

CB ペペ(ポルトガル)
   セルベト(トルコ)

SB、右はポルトガルの新鋭ボシングワと、トルコの主軸ハミト・アルティントップの争い。ボシングワも良いのだが、トルコの核となっていたアルティントップを選出したい。チェコのグリゲラも良かったが、この2人には及ばない。
左はチェコのヤンクロフスキーが頭一つ抜けていた。

SB ヤンクロフスキー(チェコ)
   ハミト・アルティントップ(トルコ)

MF中央部。まず、デコは外せない。メジャーシーンでの活躍も長いが、ここまで素晴らしい選手だとは思っていなかった。
ポルトガルの守備を支えたペチートの貢献も見逃せないだろう。
もう1人選ぶとするなら、ボランチとして目覚ましい活躍を見せたスイスのインレル、スイス攻撃陣の中心となったハカン・ヤキン。新顔VSベテラン。どちらも甲乙つけがたいが(というより、タイプの違う両選手を比較することにも無理があるが)、どうしても派手なヤキンの方に目がいってしまう。

DH ペチート(ポルトガル)
CH デコ  (ポルトガル)

サイドアタッカー。世界最高とも言える、クリスチアーノ・ロナウドは文句なしに当確だ。
もう一人は、チェコで孤軍奮闘していたシオンコ。トルコのグループリーグ突破に多大な貢献を果たした超新星アルダが候補。途中交代で流れを引き寄せたスイスのフォンランテン。
いずれも甲乙つけがたいが、単純に試合出場時間を勘案して、シオンコを選出する。

SH ロナウド(ポルトガル)
   シオンコ(チェコ)

ポルトガルのヌーノ・ゴメスとトルコのニハトの一騎打ちである。
ヌーノ・ゴメスはポストとして攻撃の基準点になり、ポルトガル攻撃に厚みを増していた。一方のニハトはまさにトルコの大黒柱。こちらも非常に悩むところだが……ここでベスト11を見渡してみる。……スイスのヤキンよりも、この2人を選ぶべきなのではないだろうか。

というわけで、ヤキンを外し、ニハトとヌーノ・ゴメスの2人を選出することにする。

CF ヌーノ・ゴメス(ポルトガル)
   ニハト(トルコ)


結局ポルトガル5人、トルコ3人、チェコ3人となった。
……スイス0人か……。ちょっと偏ったかなぁ。
マニャンもベーラミもデルディヨクも、悪くなかったんだけどさぁ。

Euro2008 チェコVSトルコ

トルコが起こしたのは、必然の奇跡だった。
壮絶な死闘となったグループA最終節チェコVSトルコ。


トルコは大会を通して不運だった。DFラインを中心に負傷者が相次ぎ、
ギョクハンがOut。相棒のセルベトは負傷を抱えながらプレイを続けた。
このチェコ戦ではエムレ・ギュンゴルも負傷し、彼がいない10人のわずかな時間に
チェコに追加点を許す不運まで重なった。
中盤の要、エムレ・ベロゾグルも負傷で欠場を続けている。

スイス戦では、雨に泣かされた。ボールが雨で止まってしまい、本来のピッチなら合わなかったであろうクロスを、ハカン・ヤキンに決められてしまった。

このチェコ戦では前述のように、副審のミスにより交代が遅れ、10人になったところでチェコに2点目を許した。更に、この試合の審判はチェコ寄りの笛を吹き、トルコのファウルには神経質にカードを出すくせに、チェコのファウルには甘い態度をとった。
副審の旗が折れて時間のロスもあった。


今までのトルコなら、2点目が決まった時点で折れてしまったかもしれない。
ラフプレイを繰り返し、自らチャンスを放棄してしまったかもしれない。
そんな精神的な脆さが、トルコの特徴でもあった。
だが、トルコは精神的に切れなかった。最後まで奇跡を信じ続け、果敢に攻め立てた。そのメンタルの強さが、奇跡へと繋がっていくのだ。


波状攻撃がチェコを脅かし続け、新鋭アルダがゴールをこじ開け、1点差に詰め寄る。
そしてついに後半42分、信じられないツェフのミスに、ニハトが詰めて同点。
返す刀で後半44分、ベスト8進出を決めるゴールをも奪ってみせた。
ロスタイム残り3分の段階でGKヴォルカンが退場になるなど、最後の最後までトルコは苦しんだが、見事ベスト8の切符を掴んだのだった。


初戦に勝った後に2連敗を喫したチェコ。だが、成績と反比例するように、尻上がりに調子は上げていた。
第3戦目にしてついにコレルの存在感が復活。前線の基準点となり、トルコ守備陣を苦しめた。
守備陣(ツェフ、ウイファルシ、ロゼフナル、グリゲラ、ヤンクロフスキー)も、トルコ戦後半41分までは安定感を見せていた。
そして何と言っても、右サイドハーフのシオンコ。彼はチェコ最大の驚きだった。デンマークリーグでプレイする彼は、本大会に入るまでまるで知らなかった選手だったが、右サイドから良質のクロスを上げ、時にはゴールも奪ってみせた。
しかし、攻撃陣で働いていたのはそのシオンコのみ。


ロシツキーの穴は極めて大きく、攻撃に意外性を欠いたことがチェコの敗退を決定づけたと言える。ツェフを中心とした守備の組織力で勝利を掴むしか方法はなく、そのプランすらもツェフ自身の手痛いミスによって水泡に帰した。


2006でも痛感したが、チェコの時代は終わりを告げたのかもしれない。ネドベド、スミチェル、ポボルスキー、コレルの後継者はまるで育っておらず、世代交代に完全に失敗してしまった。層の薄さは致命的で、2006ではコレル1人が、08ユーロではロシツキーが1人いないだけで、ここまで戦力が変わってしまう。
冬の時代の到来を感じさせるチェコの敗退だった。



選手の採点はこちら。

チェコ

ツェフ 50
ウイファルシ 50
ロゼフナル 60
グリゲラ 60
ヤンクロフスキー 55
ガラセク 45
ポラク 65
マテリョフスキー 55→ヤロリム 50
シオンコ 70
プラシル 60
コレル 65

トルコ

ボルカン 50
エムレ・ギュンゴル 60
セルベト 55
ハカン・バルタ 60
ハミト・アルティントップ 70
メフメト・アウレリオ 50
アルダ 70
メフメト・トパル 40
セミフ 40
トゥンジャイ 45
ニハト 80


Euro2008 ギリシャVSロシア

どうも今日はサッカーへのテンションが低いのだろうか。
けっしてつまらない試合ではなかったのに、後半20分過ぎから“ながら観戦”になってしまった。


第1戦から、ロシアは見違えるように良くなった。
特にテクニカルなFWパブリュチェンコは、決定力こそ不足していたものの
ポスト良し、ドリブル良し、積極性有りと、目を惹くプレイを見せた。
ただ、この試合のMVPを選ぶとすれば、バランサーのセマクだろうか。
守備をきちんとこなし、攻撃にも絡むセンターハーフ(クルソーレ:ジェラードのようなタイプ)は、今大会不作である。そんな中、セマクは守備と攻撃両方の局面で中盤を支配していた。

いよいよ第3戦はスウェーデンとの直接対決。
しかし、ギリシャ戦で勢いを取り戻し、更にアルシャビンが帰って来るとはいえ、それでもスウェーデン優位は変わらないだろう。
チャンスを作れることは実証してみせた。後は決めるだけである。


ギリシャはけっして悪いチームではなかった。
しかし、レーハーゲルは少しばかり攻撃を意識しすぎたのではないだろうか。
前回大会に比べ、攻撃力はアップしていたように見えたが結局は無得点。
そしてあれだけ堅かった守備は2試合で3失点である。
特にこのロシア戦では、GKの凡ミスで失点してしまった。ギリシャのようなチームにとって、くだらないミスは命取りである。

堅守速攻を磨き上げ、ユーロ04を制した前回王者ギリシャ。
結果論と言われればそれまでだが、周囲からその戦い方を批判されようと、ギリシャが自分たちのサッカー(堅守速攻)を貫けば、今大会でも結果はついてきたのではないだろうか。攻撃的なチームへのシフトは悪いことではないが、
本来ギリシャはそれほど力のあるチームではない。自分たちのスタイルを放棄し、慣れないスタイルで戦えるほどの力は無かったということだ。

付け加えて言えば、前回大会のギリシャは皆から言われているほど、つまらないチームではなかったことも付け加えておきたい。
……超カテナチオ・超退屈な今大会のルーマニアと違って、観戦しながら絶望的な気分になった記憶は全くないし、ポルトガルとの2試合などはむしろ楽しんでいた思い出すらある。

また、ギリシャは前回大会のメンバーが中心で、年齢層も非常に高い。
今大会は、チェコ、イタリア、フランス、スウェーデンと、老朽化が進むチームはスウェーデンを除き、軒並み苦戦を強いられている。


更に、今大会は死のグループと呼ばれるグループCを除いて番狂わせが非常に少なく(グループCだって、オランダの勝利を番狂わせと呼べるかは怪しい)、ポルトガル、ドイツ(最終戦がオーストリアなのでまず大丈夫だろう)、クロアチア、スペインと強豪国が順当に勝ち上がっている。
スペイン、イタリア、ドイツが落ち、ギリシャ、デンマーク、チェコが上がった前回大会のようなサプライズはほとんどない。


そう考えると、今大会はギリシャの大会ではなかったのかもしれない。



選手の採点はこちら。

ギリシャ

ニコポリディス 30
デラス 45
キルギアコス 40
トロシディス 50
セイタリディス 50→カラグーニス 60
バシナス 40
カツラニス 40
リベロプーロス 40→ゲカス 50
ハリステアス 40
アマナティディス 50→ジャンナコプーロス ?


ロシア

アキンフィエフ 75
コロディン 60
イグナシェビッチ 60
アニュコフ 60
ジルコフ 65
ジリヤノフ 55
セマク 75
セムショフ 50
トルビンスキー 45
ビリャレトディノフ 60
パブリュチェンコ 75
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