3勝→1位通過  VSフランス ×1-3

得点9 失点4 攻撃 A- 守備 B スペクタクル A- 総合 A-


万能の3センターを軸としたスペインの冒険は終わった。ザビ・エルナンデス、ザビ・アロンソ、セスクと技巧的な3人のレジスタを同時起用という、斬新なシステムは見所も多く、ウクライナ戦のようにはまった時の威力は絶大だった。
FW陣も大舞台デビューのビジャが3ゴール、今まで頼りないと言われてきたトーレスも3ゴールと素晴らしい成績を残し、ラウールも途中出場で1ゴールを決めるなど、完璧に近かった。

守備面も、フランス戦を迎えるまでは3試合で1失点と文句の無い数字。
大会のダークホースとして活躍が期待されていた。一方のフランスがここまでダメダメだったことも踏まえ、試合前はスペイン絶対有利だと思われていた。
だが、フランスは突如眠りから覚め、スペインは奈落の底に突き落とされた。


何が敗因なのか。アラゴネスの采配は悪くなかったはずだ。確かに3トップという選択ははずれだったが、同点の段階でホアキン、ルイス・ガルシアと2枚のサイドアタッカーを同時投入し、明確にチームの戦い方を変えた。この投入で新たな武器を得たスペインは、リズムを取り戻しかけたのだ。


何が敗因なのか。フランスが良すぎた、としか言いようが無いのか。軽率なプジョールのプレイのみに責任を求めていいのか。私にはわからない。


スペインはベスト8にいける実力を持っていた。それは確かだ。
だが、それはフランスを貶めるものではない。フランスもベスト8に相応しいチームだった。
結局、フランスが2位通過したのがスペインにとっての不運だったといえるのかもしれない。まぁ、スイス相手に絶対勝てたかと言われたらそれはそれで怪しいのだが。