ラストダンジョンだけで1日かかったけど、とりあえずクリアしました。
べた褒めしたいところ多々あり、不満点もそれなりにありですが、
総合して考えれば良作以上は堅いでしょう。


良作たる所以は、前記事や前々記事を参照していただくとして、不満点についても少し。


RPG部分、物語部分共通で、後半戦と前半戦のバランスが悪い。具体的には後半戦に物事を詰め込みすぎ。
第7章終了時はレベル25くらいなのに、クリア時にはレベル52。
総戦闘数の半分近くは8、9章に集中しています。


物語も、ケビンやアレン、シオン、ヴィルヘルムにネピリム、マリアにアベルは当然として……というか、これだけでも十分なのに、
ヴォイジャーもカナンもマーグリスもペレグリーもラストダンジョンに詰め込まざるを得ない状況。
(ヴォイジャーやカナンはどーでもいいけど)、マーグリスやペレグリーは駆け足ではなく、もっと掘り下げてやって欲しかったなぁ。


エンディングも、やや拍子抜け気味。ジンとアレン君は良いけど、それよりもギアスとの関連をもう少し詳しく。
アベル→フェイの先祖&ウ・ドゥ。ネピリム→エリィの先祖はいいとして、ネピリムって結局何だったんだっけ?? マグダラのマリアの意識でいいの?
ケイオスは、イェオーシュア=イエス・キリストだと思うんだけど、ケイオスとマリアの回想シーンでは、別にキリストらしき人がいるんだけど……??
で、ミァンは?? カインは?? 


てか、ヴィルヘルムって何者(笑)?
ヴィルヘルムの乗っているESの機体がヨシュアってのがやっぱりヒント?
ヨシュアといえば、旧約聖書に出てきたような気が(うろ覚え)。 
もうダメ。誰か助けて。キリスト教に詳しい人、ヘルプミー。


後、セラーズ博士っていつの間にか消えたような……。どうなったんだっけ?
まーどうでもいいけど。


なんか、物語の半分くらいしか理解できていなかったり。その半分部分だけでも、十分感動的な物語ではありましたが。ただ、ギアスに比べると大分落ちるかもしれません。ギアスが神すぎたので、それと比べるのは辛いものがありますが……。


一番気に入ったのはバージルとフェブロニアの物語。
次にアレン君の頑張りかな。


キャラクターの魅力で、サーガはギアスに勝ませんでした。結局サーガで一番好きなバージル&フェブロニアは脇役だし、黒幕のヴィルヘルムも、主人公のシオンも、ケイオスもコスモスも正直どうでもいい。
仲間の中で一番好きなモモとジギーは、エピソード3ではイマイチ影が薄い。



ギアスはヒロインのエリィにベタ萌えしたし、ラスボスのカレルレンも大好き。好きなキャラクターが物語の中心部にいたギアスに比べ、中心部はどうでもいいキャラが多くて周縁部に好きなキャラクターがいたサーガでは物語への感情移入度が格段に異なります。



何にせよ、これでゼノサーガも終わりかと思うと寂しいです。
ゼノ新シリーズは出るのでしょうか? 期待しております。