著者はダニエル・キース。評価は……A+。
これはフィクションではなくノンフィクションである。
ぶっちゃけ、フィクションだったら評価はA-くらいにしたと思うけれど、
これがノンフィクションだということが、この物語に更なる深みを与えていると思う。
概要はwikipediaでもご覧いただくとして。
すんごい鬱話。
一人の人間を、周囲の心無い人間が寄ってたかって廃人に追い込むような。
息子をレイプした気違いな父は問題外として、
何も知らずに売名行為やら何やらで、『凶悪な犯罪者(間違ってはいないが)』を
攻撃する議員・マスコミ・医者。
憂さ晴らしの為に罪人をいびる、犯罪者以上に凶悪な人々。
マスコミに踊らされる一般市民、婦人団体などの団体。
人間って怖いなと思った。
もちろん、何をしでかすかわからない多重人格者に対して恐れを抱くのは
理解できるんだけど、臆病の余り迫害したりするってのは、ね。
こんな環境じゃ犯罪者が更生なんてするわけない。
普通に考えてどう見ても間違ってるDrの意見を取り入れる裁判所もおかしいし。
まー、多重人格でよくわからなかったとはいえ、犯罪自体は実際に起こってるわけだから、無罪だけど無実とは言えない(法律用語さっぱり。ニュアンスが伝わればいいのですが)んだけど。
それにしても、多重人格ってのは不思議ですね。
性格が変わる、記憶が失われる、口調が変わるくらいなら解るけれど、
年齢・性別・体重・出身地・容姿・言語・能力が違うというのは、
リアルにファンタジーだと思う。
一体どういう仕組みなんだろう。
子供の時にいるような、脳内お友達とはやっぱり全然違うんだろうなぁ。
最初はレーゲンに萌え、とか言ってたかったんだけど、この話はどうも
そんな風に茶化しちゃいけないような気がする。
続編があるようなので、そちらもそのうち読みたいと思う。
これはフィクションではなくノンフィクションである。
ぶっちゃけ、フィクションだったら評価はA-くらいにしたと思うけれど、
これがノンフィクションだということが、この物語に更なる深みを与えていると思う。
概要はwikipediaでもご覧いただくとして。
すんごい鬱話。
一人の人間を、周囲の心無い人間が寄ってたかって廃人に追い込むような。
息子をレイプした気違いな父は問題外として、
何も知らずに売名行為やら何やらで、『凶悪な犯罪者(間違ってはいないが)』を
攻撃する議員・マスコミ・医者。
憂さ晴らしの為に罪人をいびる、犯罪者以上に凶悪な人々。
マスコミに踊らされる一般市民、婦人団体などの団体。
人間って怖いなと思った。
もちろん、何をしでかすかわからない多重人格者に対して恐れを抱くのは
理解できるんだけど、臆病の余り迫害したりするってのは、ね。
こんな環境じゃ犯罪者が更生なんてするわけない。
普通に考えてどう見ても間違ってるDrの意見を取り入れる裁判所もおかしいし。
まー、多重人格でよくわからなかったとはいえ、犯罪自体は実際に起こってるわけだから、無罪だけど無実とは言えない(法律用語さっぱり。ニュアンスが伝わればいいのですが)んだけど。
それにしても、多重人格ってのは不思議ですね。
性格が変わる、記憶が失われる、口調が変わるくらいなら解るけれど、
年齢・性別・体重・出身地・容姿・言語・能力が違うというのは、
リアルにファンタジーだと思う。
一体どういう仕組みなんだろう。
子供の時にいるような、脳内お友達とはやっぱり全然違うんだろうなぁ。
最初はレーゲンに萌え、とか言ってたかったんだけど、この話はどうも
そんな風に茶化しちゃいけないような気がする。
続編があるようなので、そちらもそのうち読みたいと思う。