魔女っ娘千紗編をクリアしました。

シナリオのテーマは良かったと思います。というか、珍しい。
ギャルゲーを数こなした皆さんには思い当たると思うのですが、
ギャルゲーって家族をテーマにした物語が多いですよね。


けど、ギャルゲーでテーマになる家族の形ってのは意外にワンパターンで、
家族が死んでいたり、どうしょうもない親だったりで家庭環境が貧しいパターン、
もしくは家族の存在が希薄な主人公(orヒロイン)を前提としているものが多い。
そして、血の繋がりがない者同士が、大きな家なりなんなりに同居することによって、
暖かな絆をつむいでいく、というパターン。
古くは『家族計画』、その他『マージ』でも『パルフェ』(パルフェはやや変化球ですが)でも、
何でもいいんですが、この形が多かったりします。


しかし、この千紗編は、暖かな母に守られていた娘が、親離れをするというテーマ。
これはギャルゲーではほとんど見たことがありません。その点は評価したいと思います。
また、シナリオ全体でも『魔女っ娘』『偽Gift』といったアイテムが、
これまた親離れにぴたりと嵌まるのも見事。
事前にきちんとプロットを立てて、完全に物語を組み上げてから書いたことがわかります。
一方で、綸花編と同じく、部分部分のインパクトはそれほどでもないんですよね。
プロット通りに書きすぎたのかもしれません。
プロットを脱線して筆の勢いに任せたまま、変な方向に突っ走ったと思われる
『何処あの』とは好対照と言えるかもしれません。


ただ、シナリオテーマからしょうがないのですが、千紗ちょっと自己中の甘えん坊のマザコンだよね……。
いや、まー1●歳だししょうがないとも思うけど。
千紗とマザコンぶりで大差ないおいらに言えたことじゃないか。自立しなきゃなぁ。
でもホント、主人公よく頑張ったと思うよ。


それにしても、呉氏ってよくキモキャラ出すよね。絵が無かっただけ良かったけど、キモすぎです。
何処あのにも、性格は悪くないキモキャラいたよね。あれはホントかわいそうだったけど。
今回は性格がまずキモいからなぁ。



さて、ここからは千紗編以外のお話。

さほど気にはならないのですが、日常会話が寒すぎ。

「ビックリ団」を連呼する登場キャラ達にはマジでビックリです。
別に一回くらい言ったって目くじら立てないけど、しつこいがな。
そもそも、ビックリマンシール世代を対象にしたゲームとはとても思えないんだけどな。


日常台詞での「やおら」の連呼も気になる。
やおら、って一般的な単語とは思えないんだけどなぁ。
意味はわかるけど、日常会話に頻繁に出てくる単語なのかねぇ。
他に、「わろてるで」も多いような。
「おっはー」も含めて、ちょっとセンスを疑う。


それと、これは本来全部やってから書くべきことなんだけれど、
シナリオ間の整合性が不安。
綸花シナリオが突っ走りすぎていて、他のシナリオとのバランスが明らかに悪そうなんですよね。
最後にまとめるのならともかく、少なくとも現時点では
綸花シナリオと千紗シナリオの整合性はとれていません。


というのも、綸花シナリオでは世界の終焉にも繋がりかねない敵(ナラカ)がいて、
主人公の春彦が綸花に手助けをしない限り、ナラカは倒せないという展開。
だとすると、春彦が綸花に手助けをしない未来では世界が滅んでしまうはず。
春彦と綸花が結ばれたことによって、ナラカという敵が出現したのならば話は別だけれど、そういうわけでもないし。


残りは縁・霧乃・莉子。どういう順番がいいのでしょうかねぇ。
縁→霧乃→莉子順が安全でしょうか。