ここ数日、バレンシアに激震が走っている。
クラブは、長年チームに貢献してきたユース上がりのキャプテン、
アルベルダ、同じくバレンシア一筋10年のマルチプレイヤー、アングロ、
バレンシア出身ではないものの10年近くにわたってゴールを守ってきたカニサレスの3選手を
突如放出した。
はっきり言って何が何やらわからないのが本当のところだ。
アルベルダはチームの主軸であり、欠かすことのできない選手。
アングロは貴重なバイプレイヤーである。カニサレスはヒルデブラントの加入により、戦力的に
絶対不可欠とは言わないまでも、何も突然クビを切る理由にはならないだろう。
ここで、バレンシア政変の登場人物を列挙してみる。
●アルベルダ、カニサレス、アングロ(今回放出された選手)
●ソレール会長(地上げ屋の会長)
●アジャラ(今夏放出された選手)
●カルボーニ(今夏放出された前SD)
●キケ・フローレス(今秋放出された前監督)
●クーマン(キケに代わって指揮を執る新監督)
●キロン(バラハらの代理人で、ソレール会長とも親交があるらしい)
昨シーズンからバレンシアはゴタゴタとしていた。
その理由は、カルボーニ前SDと、キケ監督の対立。
そして、カルボーニ前SDとアジャラ、カニサレスの対立にあると思われていた。
カルボーニ前SDは、長年活躍してきたバレンシアの元選手である。
現役時代から、彼はキケ監督と折り合いが悪く、同僚のアジャラとも不仲であった。
キケ監督のもとでは出場機会もほとんど与えられず、カルボーニは引退を決意する。
そんなカルボーニに、クラブはSDというポストを与えたが、これが諸悪の根源だと思われていた。
今までは、選手という立場だったカルボーニ。キケの部下(?)にあたり、アジャラとは同僚であった。
それが、突然キケやアジャラの上司になってしまったのだ。
カルボーニは早速、アジャラを追い出そうと画策を始めた。
同時に、キケ監督の意見を全て却下し、独断で選手を獲得。全くチームにフィットしない選手ばかりを抱えたバレンシアは、健闘こそしたものの、優勝争いに絡むことはできなかった。
不満が高まり、カルボーニは放出されたが、アジャラの放出も既に決まっていた。
なお、アジャラは今回放出されたカニサレスの親友でもある。
今秋、キケ監督が解任された。理由は単純であり、やや不可解な「サッカーがつまらない」という理由である。
はっきり言って成績は良かった(その時点で3位か4位だったはず)。ただ、つまらなかっただけだ。
確かにバレンシアのサッカーはつまらない。しかし、しかしだ。
バレンシアのサッカーは何もキケ監督が来てからつまらなくなったわけではない。
キケの前の監督、ラニエリ、キケの前の前の監督、ラファエル・ベニテスの頃から、正直つまらなかった。更に言えば、ベニテスの前の監督、クーペルの最後もつまらなかった。より正確に言えば、クラウディオ・ロペスが抜け、カリュウが入ったシーズン以降、バレンシアが面白いサッカーを見せたことはない。
しかし、サポーターはキケを「サッカーがつまらない」という理由で弾劾し、
会長もそれに答える形で解任を言い渡した。
そして新しくチームの指揮を執ったのがクーマンである。
クーマンはチームに加わったものの、チーム状態は悪くなる一方で、順位も更に後退している。そして、この度、3選手の放出が決定した、という流れだ。
昨シーズンの段階では、カルボーニが悪という、極めて単純な図式が展開されていた。それが今は、全く理解不能なカオス状態になってしまった。
「三人組陰謀説」「ソレール会長独裁説」「クーマンチーム改造説」などが入り乱れ、何が正しいのかもわからない状態だ。ひょっとしたら全て正しいのかもしれない。
「クーマン、チーム改造説」
元PSVの監督、クーマン。彼は自分の知っている選手たちをバレンシアに呼び寄せようと考えている。具体的にはGKゴメス、OHファンデルファールト、CHアフェライといった面々である。
そのため、ポジションの被るGKカニサレス、DHアルベルダを放出したというもの。
はっきり言って、アルベルダとアフェライじゃプレースタイルもまるで違うし、アングロ放出する理由になってないし、意味不明だが、公式にはこういうことになっているらしい。とても信じられないが。
「3人組陰謀説」
バレンシアには、3人組と呼ばれるロッカールームのボスがいた。
GKカニサレス、DHバラハ、DHアルベルダの3人である。
彼らの発言力は極めて高く、内部からチームを牛耳っていた。
ベニテス監督を始め、彼らに嫌われチームを追われた人間は多く、チームのガンであった。そのため今回、病巣を断ち切るために新監督のクーマンは、
会長のバックアップを受け、大なたを振るった、というもの。
この説によると、カルボーニもまた、3人組と闘い、敗れたということになるらしい。
これは案外、ありうる話にも思える。ベニテス監督の不可解な解任騒動の折、
アルベルダとベニテス監督が不仲であったことは確かである。
チームに長年居座っている(貢献してきた)彼らの発言力が高いのも当然だろう。この説によると、チームには親3人組派(マルチェナ、ビセンテ、アングロ、アジャラなど)や反3人組派(?)が入り乱れているという話である。
しかし、これにも疑問が生まれる。
三人組の一角、バラハは今回放出されていないのである。アングロよりも発言力が強かったと言われているバラハはなぜ、難を免れているのだろう?
ありえないとは思うが、バラハの代理人はソレール会長とも親交の厚いキロン氏であるという。
「ソレール会長独裁説」
アルベルダとカニサレスは、以前からソレール会長を批判していたらしい。
そのため、クビを切られたという説。これはこれで、シンプルかつありうる話だ。
しかし。アングロはソレール会長を批判してはいないはずである。少なくとも僕はそういった事実は知らない。なぜ、アングロが放出されるのかがよくわからない。
つまるところ、どれか1つというのではなく、要因が複雑に絡み合っているというのが正解なのだろう。あるいは、明らかにされていなかった事実がまた、新たに出てくるのかもしれない。
チームは大揺れに揺れ、3選手に続いてビセンテ、ジギッチ、マヌエル・フェルナンデス、ビジャなどの放出の噂が流れている。
バレンシアの動向を注意深く見守っていきたい。
参考リンク:「バレンシアサッカーライフ」
今回の記事を書く上で、キロン氏に関する情報はここのページを参考にしました。
もっと詳しく知りたい方はどうぞ。
クラブは、長年チームに貢献してきたユース上がりのキャプテン、
アルベルダ、同じくバレンシア一筋10年のマルチプレイヤー、アングロ、
バレンシア出身ではないものの10年近くにわたってゴールを守ってきたカニサレスの3選手を
突如放出した。
はっきり言って何が何やらわからないのが本当のところだ。
アルベルダはチームの主軸であり、欠かすことのできない選手。
アングロは貴重なバイプレイヤーである。カニサレスはヒルデブラントの加入により、戦力的に
絶対不可欠とは言わないまでも、何も突然クビを切る理由にはならないだろう。
ここで、バレンシア政変の登場人物を列挙してみる。
●アルベルダ、カニサレス、アングロ(今回放出された選手)
●ソレール会長(地上げ屋の会長)
●アジャラ(今夏放出された選手)
●カルボーニ(今夏放出された前SD)
●キケ・フローレス(今秋放出された前監督)
●クーマン(キケに代わって指揮を執る新監督)
●キロン(バラハらの代理人で、ソレール会長とも親交があるらしい)
昨シーズンからバレンシアはゴタゴタとしていた。
その理由は、カルボーニ前SDと、キケ監督の対立。
そして、カルボーニ前SDとアジャラ、カニサレスの対立にあると思われていた。
カルボーニ前SDは、長年活躍してきたバレンシアの元選手である。
現役時代から、彼はキケ監督と折り合いが悪く、同僚のアジャラとも不仲であった。
キケ監督のもとでは出場機会もほとんど与えられず、カルボーニは引退を決意する。
そんなカルボーニに、クラブはSDというポストを与えたが、これが諸悪の根源だと思われていた。
今までは、選手という立場だったカルボーニ。キケの部下(?)にあたり、アジャラとは同僚であった。
それが、突然キケやアジャラの上司になってしまったのだ。
カルボーニは早速、アジャラを追い出そうと画策を始めた。
同時に、キケ監督の意見を全て却下し、独断で選手を獲得。全くチームにフィットしない選手ばかりを抱えたバレンシアは、健闘こそしたものの、優勝争いに絡むことはできなかった。
不満が高まり、カルボーニは放出されたが、アジャラの放出も既に決まっていた。
なお、アジャラは今回放出されたカニサレスの親友でもある。
今秋、キケ監督が解任された。理由は単純であり、やや不可解な「サッカーがつまらない」という理由である。
はっきり言って成績は良かった(その時点で3位か4位だったはず)。ただ、つまらなかっただけだ。
確かにバレンシアのサッカーはつまらない。しかし、しかしだ。
バレンシアのサッカーは何もキケ監督が来てからつまらなくなったわけではない。
キケの前の監督、ラニエリ、キケの前の前の監督、ラファエル・ベニテスの頃から、正直つまらなかった。更に言えば、ベニテスの前の監督、クーペルの最後もつまらなかった。より正確に言えば、クラウディオ・ロペスが抜け、カリュウが入ったシーズン以降、バレンシアが面白いサッカーを見せたことはない。
しかし、サポーターはキケを「サッカーがつまらない」という理由で弾劾し、
会長もそれに答える形で解任を言い渡した。
そして新しくチームの指揮を執ったのがクーマンである。
クーマンはチームに加わったものの、チーム状態は悪くなる一方で、順位も更に後退している。そして、この度、3選手の放出が決定した、という流れだ。
昨シーズンの段階では、カルボーニが悪という、極めて単純な図式が展開されていた。それが今は、全く理解不能なカオス状態になってしまった。
「三人組陰謀説」「ソレール会長独裁説」「クーマンチーム改造説」などが入り乱れ、何が正しいのかもわからない状態だ。ひょっとしたら全て正しいのかもしれない。
「クーマン、チーム改造説」
元PSVの監督、クーマン。彼は自分の知っている選手たちをバレンシアに呼び寄せようと考えている。具体的にはGKゴメス、OHファンデルファールト、CHアフェライといった面々である。
そのため、ポジションの被るGKカニサレス、DHアルベルダを放出したというもの。
はっきり言って、アルベルダとアフェライじゃプレースタイルもまるで違うし、アングロ放出する理由になってないし、意味不明だが、公式にはこういうことになっているらしい。とても信じられないが。
「3人組陰謀説」
バレンシアには、3人組と呼ばれるロッカールームのボスがいた。
GKカニサレス、DHバラハ、DHアルベルダの3人である。
彼らの発言力は極めて高く、内部からチームを牛耳っていた。
ベニテス監督を始め、彼らに嫌われチームを追われた人間は多く、チームのガンであった。そのため今回、病巣を断ち切るために新監督のクーマンは、
会長のバックアップを受け、大なたを振るった、というもの。
この説によると、カルボーニもまた、3人組と闘い、敗れたということになるらしい。
これは案外、ありうる話にも思える。ベニテス監督の不可解な解任騒動の折、
アルベルダとベニテス監督が不仲であったことは確かである。
チームに長年居座っている(貢献してきた)彼らの発言力が高いのも当然だろう。この説によると、チームには親3人組派(マルチェナ、ビセンテ、アングロ、アジャラなど)や反3人組派(?)が入り乱れているという話である。
しかし、これにも疑問が生まれる。
三人組の一角、バラハは今回放出されていないのである。アングロよりも発言力が強かったと言われているバラハはなぜ、難を免れているのだろう?
ありえないとは思うが、バラハの代理人はソレール会長とも親交の厚いキロン氏であるという。
「ソレール会長独裁説」
アルベルダとカニサレスは、以前からソレール会長を批判していたらしい。
そのため、クビを切られたという説。これはこれで、シンプルかつありうる話だ。
しかし。アングロはソレール会長を批判してはいないはずである。少なくとも僕はそういった事実は知らない。なぜ、アングロが放出されるのかがよくわからない。
つまるところ、どれか1つというのではなく、要因が複雑に絡み合っているというのが正解なのだろう。あるいは、明らかにされていなかった事実がまた、新たに出てくるのかもしれない。
チームは大揺れに揺れ、3選手に続いてビセンテ、ジギッチ、マヌエル・フェルナンデス、ビジャなどの放出の噂が流れている。
バレンシアの動向を注意深く見守っていきたい。
参考リンク:「バレンシアサッカーライフ」
今回の記事を書く上で、キロン氏に関する情報はここのページを参考にしました。
もっと詳しく知りたい方はどうぞ。