ツンデレ保品さんにめちゃくちゃ萌えました。
ギャルゲーに負けず劣らず、女性キャラがかわいいですね、このゲーム。


まず、このゲームはやはり『18禁』だなと、この講をプレイして改めて思いました。
このゲームで触れられている「新聞やニュース、教科書も含めて、情報とは作られたもの、全てを疑え」という主張は
全くもって正しいと思います。
ただ、同様にこのゲームで触れられている内容についても疑いながら読むべきだと思うんですよね。
ニュースは信じない。代わりにこのゲームは全て信じる。では、結局同じことなんです。


その辺の微妙なさじ加減がわかる人じゃないと、このゲームは別の意味で洗脳ゲームになってしまう
危険性を秘めています。


3講で語られている問題点は2つ。『日本の歴史教育』と『年少者との恋愛』。


歴史教育について。僕はライターさんの言う『左翼に毒された』人間なので、ライターさんとは異なる考えを持っています。
南京大虐殺には裏付けがない、なんてのはさすがに暴れすぎ。実際に、あったものを
なかったと責任逃れをしてはいけません。
ただ、死者数を中国側が過大報告をしたというのは、多分本当。
『三国志』を読んでも、実際には20万程度だったはずの兵士を100万と書いてしまうようなお国柄ですから、数字に信頼はおけません。


日本があの時代、アジア諸国でいろいろと暴れ回ったのも事実。
ただし。

西欧列強だって同じくらい暴れていたのに、西欧はアジア諸国やアフリカ諸国に、謝ったのか。
日本がアメリカに戦争を仕掛けたのは、経済制裁を含むアメリカの挑発に乗ったからだということが、日本の教科書に書かれているか。
韓国・中国は、他の欧州諸国には賠償金を要求せずに、日本には賠償金を要求する。それは何故か。
日本が悪いことをしたのは事実だけど、あの時代いろんな国が悪いことをしていた。
日本は負けたから、責任を取らされた。たとえばアメリカやイスラエルは、
当時の日本並に悪逆の限りを尽くしていますが、そういうことは伝えているか。
日本とドイツとイタリアを、過剰に悪役に仕立てている感はあるにはあるんですよね。
そういったことが載っていないのは、確かに偏っていると言えば偏っているのでしょう。


教育委員会の談合や、教育への締め付けも本当。ただ、今回の件で疑問なのは、
何故左翼に限定した書き方をしたのかということ。
教科書問題では、右翼的記述に対して左翼が締め付けを行っていますが、
国旗国歌問題では、東京都教育委員会を筆頭に、右翼が左翼を締め付けにかかっています。
結局、主義信条とは関係なく、人は自分が信じる考え、あるいは自分が得をする考えを、組合を通じて統制しようとしている。
この手の問題を語る時に、どちらかに肩入れして語るというのは極めて危険であり、その辺で少し反感を覚えました。


未成年者との恋愛については、ほぼ全面的にライターさんに同意なので、
あまり言うべきこともないのですが、1点。
救急病院の受け入れ拒否で、患者が亡くなる理由が、このゲームをプレイすると『偏見』のせいみたいに感じられるのは、微妙。
確かに、そういった目もあるのかもしれないけれど、それ以上に医者不足の方が大きいと思うんですよね。
日本の今の医師不足は極めて深刻です。研修医の労働時間が週平均94時間なんてデータもありまして、勤務医の労働環境は常軌を逸した状況にあります。
それだけ、いないんです。医師が。そんな状況では医療ミスが起こらない方がおかしい。そんな、ヤバい状況。
医療費抑制政策なんていう、日本国の大失策が生み出したのが、この状況です。紹介状が無いと、予約をしないと受け付けてくれない病院はあまりにも多いです。
その辺のことももう少し触れた方が良いのではと思います。


親が子を駄目にする、というのは全面的に同意。頭のおかしい子どもの親は、
大抵頭がおかしいです。どうすることもできません。