著者はレイ・ブラッドベリ。全体の評価は A。
全体としては、「普通~やや当たり」程度の作品が多くて、
胸を張って当たりと言えたのは18作中6つだけれど、
「ロケット」には感涙したし、あからさまな外れはない。
十分良質の短編集だったと言える。
☆草原 A+
バーチャルリアリティの進歩によって、現実と空想の区別がつかなくなった……というお話。
ライオンの生々しい香り、邪悪な子供、意思のある家……。
背筋が凍るように恐ろしい。
☆万華鏡 B+
宇宙を漂う男たちの、死の直前の通信。
流星になって費えていく情景が、儚くも美しい。
ラストも秀逸。
☆形勢逆転 B+
いろんな要素が詰まっているので、いろんな読み方が可能。
故郷という共通言語の偉大さを説いたお話にも読めるし、
人間は本当にバカだなぁ、とも読める。
☆街道 B
ためしにニュースやインターネットを切って、生活してみたら
たぶん今とはぜんぜん違う生き方・考え方ができると思う。
☆マリオネット株式会社 A
自分の代わりに動いてくれるマリオネット。
一見便利に感じるけれど、すごく怖い存在ですね。
なんか、昔ドラえもんで似たような話を読んだ気がします。
☆長雨 B
太陽に恋するあまり、気が狂ってしまう男。描写が巧い。
☆火の玉 A
火星人を人と思わぬのも傲慢。
彼らに受け入れやすい工夫をしたとはいえ、火星人に自分たちの宗教を押し付けようとするのも傲慢。
中盤までは微妙だったが、非キリスト教徒の私でさえも胸を打たれるほどの神々しいラストは圧巻。
☆今夜限り世界が B+
そう思えるっていうのはきっと、幸せなことなんだと思った。
心に余裕がないと、そんな考えすら浮かばないからね。
☆亡命者たち B
期待していたのとはちょっと違ったかも。
☆日付のない夜と朝 A-
ヒッチコックのように考えに考えぬいた時代もありました。
さすがに今はそこまで悩んだりはしないけれども、気持ちはわかる。
☆狐と森 B+
マフィアも真っ青のしつこい追跡。
☆訪問者 B+
人間の愚かさが悲しい。でも、レオナードも、喋っちゃいかんよ。
☆コンクリートミキサー B+
武力的侵略VS文化的侵略は、文化的侵略が勝ったのであった。
後者だって十二分に暴力的なんだよね。
☆ロケット S
なんて優しく、なんてロマンに溢れた物語なんだろう。
この短編1つだけでも、この本を読んだ価値がある。
パパもママも最高でした。
加えて言うなら、「宇宙旅行はいつまで経っても、金持ちのためだけにあり、私たち貧乏人はボロ家で暮らしている」というのも、とてもリアルですね。
☆ゼロアワー B+
怖ぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!
これは怖すぎでしょ。
☆町 B+
これも怖い。
☆その男 B
ブラッドベリさんの物語って、結構宗教の話多いですよね。
「火の玉」は好きだけど、これはピンと来なかったかな。
☆ロケットマン A
余韻の残る良いお話。
実は昔、漫画版で読んだことがあって、その印象のほうが強かったりする。
もちろん小説版あっての漫画版だし、小説だって相当良いんだけれど。
全体としては、「普通~やや当たり」程度の作品が多くて、
胸を張って当たりと言えたのは18作中6つだけれど、
「ロケット」には感涙したし、あからさまな外れはない。
十分良質の短編集だったと言える。
☆草原 A+
バーチャルリアリティの進歩によって、現実と空想の区別がつかなくなった……というお話。
ライオンの生々しい香り、邪悪な子供、意思のある家……。
背筋が凍るように恐ろしい。
☆万華鏡 B+
宇宙を漂う男たちの、死の直前の通信。
流星になって費えていく情景が、儚くも美しい。
ラストも秀逸。
☆形勢逆転 B+
いろんな要素が詰まっているので、いろんな読み方が可能。
故郷という共通言語の偉大さを説いたお話にも読めるし、
人間は本当にバカだなぁ、とも読める。
☆街道 B
ためしにニュースやインターネットを切って、生活してみたら
たぶん今とはぜんぜん違う生き方・考え方ができると思う。
☆マリオネット株式会社 A
自分の代わりに動いてくれるマリオネット。
一見便利に感じるけれど、すごく怖い存在ですね。
なんか、昔ドラえもんで似たような話を読んだ気がします。
☆長雨 B
太陽に恋するあまり、気が狂ってしまう男。描写が巧い。
☆火の玉 A
火星人を人と思わぬのも傲慢。
彼らに受け入れやすい工夫をしたとはいえ、火星人に自分たちの宗教を押し付けようとするのも傲慢。
中盤までは微妙だったが、非キリスト教徒の私でさえも胸を打たれるほどの神々しいラストは圧巻。
☆今夜限り世界が B+
そう思えるっていうのはきっと、幸せなことなんだと思った。
心に余裕がないと、そんな考えすら浮かばないからね。
☆亡命者たち B
期待していたのとはちょっと違ったかも。
☆日付のない夜と朝 A-
ヒッチコックのように考えに考えぬいた時代もありました。
さすがに今はそこまで悩んだりはしないけれども、気持ちはわかる。
☆狐と森 B+
マフィアも真っ青のしつこい追跡。
☆訪問者 B+
人間の愚かさが悲しい。でも、レオナードも、喋っちゃいかんよ。
☆コンクリートミキサー B+
武力的侵略VS文化的侵略は、文化的侵略が勝ったのであった。
後者だって十二分に暴力的なんだよね。
☆ロケット S
なんて優しく、なんてロマンに溢れた物語なんだろう。
この短編1つだけでも、この本を読んだ価値がある。
パパもママも最高でした。
加えて言うなら、「宇宙旅行はいつまで経っても、金持ちのためだけにあり、私たち貧乏人はボロ家で暮らしている」というのも、とてもリアルですね。
☆ゼロアワー B+
怖ぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!
これは怖すぎでしょ。
☆町 B+
これも怖い。
☆その男 B
ブラッドベリさんの物語って、結構宗教の話多いですよね。
「火の玉」は好きだけど、これはピンと来なかったかな。
☆ロケットマン A
余韻の残る良いお話。
実は昔、漫画版で読んだことがあって、その印象のほうが強かったりする。
もちろん小説版あっての漫画版だし、小説だって相当良いんだけれど。