著者は夏目漱石。評価はB-。

「こころ」は大好きなのだけど、こちらはそうでもなかった。
それはともかく。

ユーモア小説なのだけど、センスの問題か時代の問題か、
面白いギャグもある反面、寒いギャグも多い。
餅と格闘するシーンのように、たまに活躍することはあれど、基本的に「猫」は語りに徹しており、脇役。

主人公はくしゃみ先生と、それを取り巻く愉快な仲間たち。
ギャグはさておき、彼らののんびりした空気は割に好き。
本当に働いてるのか?と疑ってしまうけれど、いい大人が昼間からくだらないことを真剣に討論していて、なかなか楽しい。人生楽しそうだな。


この雰囲気は、武者小路実篤の「真理先生」なんかにも流れていたし、
現代で言うなら京極堂シリーズもこの雰囲気だったりする。

私も、この雰囲気で何か一つ作品でも仕上げてみようか。