原作者、乙一の大ファンなのですが、この作品に関しては原作未読。
5つの短編からなるオムニバス映画です。
全体の評価としてはA-。十分楽しめました。
短編1「カザリとヨーコ」 評価 B+
最初の2分で、初めから終わりまでの展開がわかる、まさに王道ストーリー。
にも関わらず全く退屈を感じることなく、楽しむことができました。
短編2「セブンルームス」 評価 B-
多分一番ホラーサスペンス寄りの作品。
姉弟の絆がテーマだと思います。
短編3「SO far そ・ふぁー」 評価 A+
演技を続ける父と母、そして子ども。
一番巧く演じたのは子どもで、一番純粋な想いから演じることを選んだのも子ども。
こう言ってはなんだけど、一番大人だったのが子ども、かな。というよりも
両親(特に父)が子どもすぎるだけか。
ミスリードが非常に巧みで、これだけ二回見ました。
神木隆之介が同性から見てもかわいすぎます。
短編4「陽だまりの詩」 評価 A+
あぁ、乙一作品の中でも一番好きな系統のお話だなと。
世界が美しく、そして切ない。これを感じたいがために、僕は乙一作品を
読むので、そういう意味では一番「僕向け」の作品だったと言えます。
……感想になってませんね。すみません。
この作品だけアニメなのですが、声優さんの女の子が主人公と雰囲気が全然違ってまたびっくりしました。ま、そりゃそーか。
短編5「Zoo」 評価 C+
表題作で、最終オムニバスなのに一番評価が低いのが悲しい。
色々想像して楽しめるのはいいんだけど、端的に言うとわけがわからねという。
女を殺したのは男の妄想だと思ってたんだけど、それはそれでしっくり来ない部分が沢山あるし。
かと言って、殺したとも思いがたいし。どうなってんだ。
もう一作、「ラブレター」という映画も見たのですが、個人的にこれはちょっと微妙すぎた(評価 C+)だったので、感想は適当に。
・中山美穂ってどうしてもかわいいと思えないんだよなぁ。それより学生時代のヒロインをやった娘がかわいかった。
・一人二役同士の手紙のやりとりだから、てっきり過去の自分と未来の自分の文通のお話かと思ったのに、全然違った。それはいいんだけど、「単なる他人の空似」ってのはちょっと。後、途中までずっと自分同士の文通だと思って見ていたので、話の筋を理解するのに時間がかかった。
・今回のトヨエツ、なんか嫌だ。トヨエツは影のある役が好きなのだけど、今回のは軽薄男。嫌らしさを感じた。ちなみに嫌らしい役ではないはずなんだけど。
・樹の学生時代のエピソードは概ね良かった。一方で、浩子(だったよね?)の方のエピソードは正直つまらね。トヨエツ(が演じた役。別に豊川悦治という俳優は嫌いではない)が嫌だったってのもあるけど。
・ラストはかなり良かった。というかラストがあれじゃなかったらCか、下手するとC-つけたかも。
・樹(女)の爺さんが出てくるとどうしても笑ってしまう。あんたが病人担いで雪山走るより、救急車待った方が絶対速いって……と、失笑しながら見てたら救急車より速く走った千㎞ジジイ(*無名? マッハジジイとか通じますか?)っぷりに吹いた。多分感動シーンだと思うんだけど、あれ、絶対逆効果だって。
・正直言って、60分で作っても良かったんじゃない? 爺さんの疾走とか、
トヨエツ関連とかほとんど削っちゃっても、話が成立するじゃない。余分な部分をそぎ落とせばもっと面白かったと思う。
次は「バタフライエフェクト」「ただ君を愛してる」「時をかける少女(実写版)」あたりを借ります。
後、「ぼくらの七日間戦争」にも触れたいんだけど、映画で触れるべきか本で触れるべきか迷い中。
ゲームは「永遠のアセリア」二周目。ただ、ちょっと最近やりすぎて満腹感あり。
本は「バトルロワイアル」を読み途中。なかなか面白いです。
丁度半分くらい読んで、暫定評価はA。
しかし、長いな。後330ページだけど、二段組みなんだよね。文字数は同じくらいでも、二段組みって妙に文字数が多く感じます。
……ってか、これ読んで思った。こないだやった「キラークイーン」。
これ、「バトルロワイアル」+「クリムゾンの迷宮」の設定を丸パクりじゃないっすか。
健速先生のオリジナリティに深刻な懸念がが生まれました。
てか、PS2になるらしいけど、大丈夫ですか? 同人ゲームなら笑って許せるかもしれないけど、これヤバいんじゃない?
10人が見たら10人がパクりだって言いますよ、これ。似てるなんてレベルじゃないですもん。
オリジナルとしては、戦闘禁止区域と、参加者ごとに勝利条件を変えることによって、「複数人の生き残り」を可能にした部分くらいじゃない。
唯一の逃げ道は、「バトルロワイアルもの」は既に一つのジャンル(パクりをしても大丈夫という意味)になっているのかどうか。
たとえば、「タイムマシンもの」とか「探偵もの」は既に一つのジャンルになっている。だから時間をさかのぼる程度じゃ、パクリとは言われない。
犯人が誰かを殺して、謎のトリックを使って、それを探偵が解くというのも、既に一つのジャンルになっているので、パクリとは言われない。
バトルロワイアルモノも既に、そういったジャンルと見なせるのなら、セーフだけど……。
……そこまでメジャーかな、バトルロワイアルものって。
*昔、母に「妖怪よだそう」が通じなかった経験あり。逆さまに読むとかいう、
怪談史上最も怖くなく、かつ笑えない謎の妖怪なんだけど。
5つの短編からなるオムニバス映画です。
全体の評価としてはA-。十分楽しめました。
短編1「カザリとヨーコ」 評価 B+
最初の2分で、初めから終わりまでの展開がわかる、まさに王道ストーリー。
にも関わらず全く退屈を感じることなく、楽しむことができました。
短編2「セブンルームス」 評価 B-
多分一番ホラーサスペンス寄りの作品。
姉弟の絆がテーマだと思います。
短編3「SO far そ・ふぁー」 評価 A+
演技を続ける父と母、そして子ども。
一番巧く演じたのは子どもで、一番純粋な想いから演じることを選んだのも子ども。
こう言ってはなんだけど、一番大人だったのが子ども、かな。というよりも
両親(特に父)が子どもすぎるだけか。
ミスリードが非常に巧みで、これだけ二回見ました。
神木隆之介が同性から見てもかわいすぎます。
短編4「陽だまりの詩」 評価 A+
あぁ、乙一作品の中でも一番好きな系統のお話だなと。
世界が美しく、そして切ない。これを感じたいがために、僕は乙一作品を
読むので、そういう意味では一番「僕向け」の作品だったと言えます。
……感想になってませんね。すみません。
この作品だけアニメなのですが、声優さんの女の子が主人公と雰囲気が全然違ってまたびっくりしました。ま、そりゃそーか。
短編5「Zoo」 評価 C+
表題作で、最終オムニバスなのに一番評価が低いのが悲しい。
色々想像して楽しめるのはいいんだけど、端的に言うとわけがわからねという。
女を殺したのは男の妄想だと思ってたんだけど、それはそれでしっくり来ない部分が沢山あるし。
かと言って、殺したとも思いがたいし。どうなってんだ。
もう一作、「ラブレター」という映画も見たのですが、個人的にこれはちょっと微妙すぎた(評価 C+)だったので、感想は適当に。
・中山美穂ってどうしてもかわいいと思えないんだよなぁ。それより学生時代のヒロインをやった娘がかわいかった。
・一人二役同士の手紙のやりとりだから、てっきり過去の自分と未来の自分の文通のお話かと思ったのに、全然違った。それはいいんだけど、「単なる他人の空似」ってのはちょっと。後、途中までずっと自分同士の文通だと思って見ていたので、話の筋を理解するのに時間がかかった。
・今回のトヨエツ、なんか嫌だ。トヨエツは影のある役が好きなのだけど、今回のは軽薄男。嫌らしさを感じた。ちなみに嫌らしい役ではないはずなんだけど。
・樹の学生時代のエピソードは概ね良かった。一方で、浩子(だったよね?)の方のエピソードは正直つまらね。トヨエツ(が演じた役。別に豊川悦治という俳優は嫌いではない)が嫌だったってのもあるけど。
・ラストはかなり良かった。というかラストがあれじゃなかったらCか、下手するとC-つけたかも。
・樹(女)の爺さんが出てくるとどうしても笑ってしまう。あんたが病人担いで雪山走るより、救急車待った方が絶対速いって……と、失笑しながら見てたら救急車より速く走った千㎞ジジイ(*無名? マッハジジイとか通じますか?)っぷりに吹いた。多分感動シーンだと思うんだけど、あれ、絶対逆効果だって。
・正直言って、60分で作っても良かったんじゃない? 爺さんの疾走とか、
トヨエツ関連とかほとんど削っちゃっても、話が成立するじゃない。余分な部分をそぎ落とせばもっと面白かったと思う。
次は「バタフライエフェクト」「ただ君を愛してる」「時をかける少女(実写版)」あたりを借ります。
後、「ぼくらの七日間戦争」にも触れたいんだけど、映画で触れるべきか本で触れるべきか迷い中。
ゲームは「永遠のアセリア」二周目。ただ、ちょっと最近やりすぎて満腹感あり。
本は「バトルロワイアル」を読み途中。なかなか面白いです。
丁度半分くらい読んで、暫定評価はA。
しかし、長いな。後330ページだけど、二段組みなんだよね。文字数は同じくらいでも、二段組みって妙に文字数が多く感じます。
……ってか、これ読んで思った。こないだやった「キラークイーン」。
これ、「バトルロワイアル」+「クリムゾンの迷宮」の設定を丸パクりじゃないっすか。
健速先生のオリジナリティに深刻な懸念がが生まれました。
てか、PS2になるらしいけど、大丈夫ですか? 同人ゲームなら笑って許せるかもしれないけど、これヤバいんじゃない?
10人が見たら10人がパクりだって言いますよ、これ。似てるなんてレベルじゃないですもん。
オリジナルとしては、戦闘禁止区域と、参加者ごとに勝利条件を変えることによって、「複数人の生き残り」を可能にした部分くらいじゃない。
唯一の逃げ道は、「バトルロワイアルもの」は既に一つのジャンル(パクりをしても大丈夫という意味)になっているのかどうか。
たとえば、「タイムマシンもの」とか「探偵もの」は既に一つのジャンルになっている。だから時間をさかのぼる程度じゃ、パクリとは言われない。
犯人が誰かを殺して、謎のトリックを使って、それを探偵が解くというのも、既に一つのジャンルになっているので、パクリとは言われない。
バトルロワイアルモノも既に、そういったジャンルと見なせるのなら、セーフだけど……。
……そこまでメジャーかな、バトルロワイアルものって。
*昔、母に「妖怪よだそう」が通じなかった経験あり。逆さまに読むとかいう、
怪談史上最も怖くなく、かつ笑えない謎の妖怪なんだけど。