2008年09月

ダカーポ2スプリングセレブレーション クリア(バレあり)

感想を書く前にダカーポ2のキャラクターの好みを挙げておきますと、
ななかが一番、僅差で二番手が小恋。この2人が他を大きく引き離しての2トップ。
続いて、キャラ的に3番手だけどシナリオがかなりダメダメだった杏と、
キャラ的には4番手だけど、シナリオはまぁまぁ良かった美夏が3~4番手。
音姉が5番で、由夢が6番という感じでした。

ファンディスクだけあって、このキャラクターの好みの序列が
大きくこのゲームの感想に関わってきます。


☆菫風のアルティメットバトル

春風の~の方は、大昔にプレイしたので再プレイはしませんでした。
こちらは、体育祭を取り上げた無難なストーリー。
本編プレイから時間が空いたプレイヤーが、ダカーポ2世界のドタバタを思い出すには最適のシナリオになっています。


☆あふたーすとーりーず

一番良かったのは音姉でしょうか。前回の記事でも触れましたが、
卒業式のセンチメンタルな雰囲気がよくでていました。
全体的に「Hシーンのためのシナリオ」という印象が強いあふたーすとーりーずですので、他キャラに関してはシナリオをどうこう語るのは微妙な気もします。

美夏は、Hシーン要員としては見ていないので(例外もあるのですが、なかなかロボっ娘はそういう対象としては見られません)、一応最下位になるのかな?
音姉と美夏を除くと、やはり好きなキャラ順に並びます。
要するに、個々のシナリオ自体にさほど優劣はなかったのでしょう。

ななかは体育祭でバカップルがいちゃつくお話。ななかは最萌えキャラなので
良いのですが、体育祭というシチュエーションは「菫風のアルティメットバトル」でやっておりますので、どうしても二番煎じな印象は拭えません。

由夢は、由夢のオナニーシーンしか覚えていない時点でどうなのかと。

同様に小恋は観覧車でのHシーンしか覚えていません。恋人が島に戻ってきて、なシチュならもう少し切ない系のお話も書けるはずですが、書く気自体がまるでなかった様子です。

杏シナリオは、これまたHシーンしか印象にありません。


☆卒業公演

卒業公演は、個人的には完全に小恋とななかが抜きんでていた印象です。

一番気に入ったのは、入れ替わりを描いた小恋シナリオ。
シナリオの中身自体というよりも、『演劇である』ということから、
小恋の身体を張りまくった熱演(義之と渉を演じきった手腕)には驚かされました。
特に渉を演じた時の小恋の演技は必見。
これは、『小恋が他人格を演じている演劇』だからこそ楽しめるシナリオであり、
『普通の人格交換(本当に人格が入れ替わっている)』とはまた違う面白さを感じました。

……えっと、うまく文になっていませんね。私の言いたいことが伝わっているといいのですが……。


二番手は、時を超えたお別れを描いたななかシナリオ。
これは直球の泣きシナリオで、わかってはいても感動させられるといった類のお話です。
卒業式で、ななかからの電話を切るシーンは本当に切なくて良かったと思います。
ただ、「これって、別にダカーポキャラでやる必要はないよね」と感じたのも事実で、そういう意味で「ダカーポの演劇だから良かった」小恋シナリオに続く二番手とさせていただきました。


由夢は、猫の演技がぴったりはまっていて、由夢嫌いな私でも、「かわいいんじゃん?」と思ったのでまぁ良し。

美夏は……ちょっと話がぶっ飛びすぎていてついていけず。

杏は、これって真面目なサスペンスとして読んだらどうなんだろ。
私は適当に流し読み(一応文はちゃんと読んでいますが、犯人を推理したりといった、サスペンス的な読み方はまるでしていない)したので、楽しめませんでしたが、真面目に推理した方の意見も聞きたいところ。

最下位は音姉で、ひたすら眠かったです……。家庭教師に来た、それで?というのはあまりに冷たい感想でしょうか?
だって、やってること本編と変わらないじゃん。


というわけで、全体の感想。
ファンディスクとしてはまずまず良質なファンディスクだったと言えるのではないでしょうか。


ダカーポ2スプリングセレブレーション あふたーすとーりーずクリア

タイトルの通りです……が、正直何を書けばいいのか困ってます。


萌えゲーのファンディスクということで、やっぱり本編で好きだったキャラの
シナリオは楽しめるし、嫌いだったキャラのシナリオはまぁ、仕方ないし。

えっち方面は、濃いとは申せませんが、シチュエーション的には割と頑張っていたんじゃないかな、
と思っています。


タイトルにもなっている「スプリング」セレブレーション、
この「春」が微妙に足かせになっていて、
「卒業式・入学式」関連か、「体育祭」の話くらいしかできないというのは
正直痛かったような気も。


後は卒業公演の6シナリオ。1日1シナリオやれば、土曜日に終わる計算になりますね。


問題はこの後。
積みゲーはたくさんあって、それなりにやりたいゲームもあるんですが、
年齢(トシ)のせいか、「これだ! これをやるぞ!」という気にならないと、
重い腰が上がらないんです。
おまけに、シリーズモノや大期待作以外は、
最初の30分がつまらないと、投げてしまうという悪癖があって自分でも困っています。
「そして明日の世界より」は2時間ほど睡魔と戦って、とうとう白旗を掲げてしまいました。


メモリーズオフ6総評(バレあり)

トライアングル智紗ルートをクリアし、メモオフ6コンプリートしました。

ではまずは得点から。

シナリオ 100/150 キャラ 110/150 絵 85/100 音楽 80/100 システム 100/100 
思い入れ 25/50

合計 500/650 (51位/約160作品中)
(メモオフ内ファンディスク抜きで 4位/6作中)
ESにつける点 82


ギリギリ合格点、ギリギリ良作といったところでしょうか。
過去作のファン故に、厳しい見方になってしまいますが、単品で見れば
まずまず良質の萌えゲーだったと言えると思います。
ただ、1と2を歴代ギャルゲーベスト5にあげる私にとっては、1や2はもちろん、
「それから」をも下回ったので、手放しで褒めることはできません。
というか、こういうことを言うとファンの方に怒られてしまうのでしょうが、
「それから」が「2」を小粒にしたようなイメージの作品だったのに対し、
今回は「それから」を更に小粒にし、一部「1」をはっつけたような印象を受けました。


シナリオは全体的に小粒。
「それから」のいのりにも言えることですが、メインヒロインが重いテーマを背負い、キャラとしてもふんだんに萌え要素を抱えているにもかかわ
らず、イマイチ盛り上がりに欠けてしまうのが、高評価に踏み切れないポイントです(いや、500点だって十分高評価なんだけどね)。
今回のトライアングル智紗ルートは、確かに後味も良く、思っていたほど悪い出来ではありませんでしたが、盛り上がりという意味においては印象が薄かったと言わざるを得ません。
無難に流した、という表現が適切だと思います。


一方、それからのカフェ組にも言えることですが、比較的テーマ性も薄く、
メインシナリオの前面には出てこないキャラクターが、意外な健闘を見せたのもそれからと同様。
今回は生徒会組がそれに当たります。
特に結乃シナリオには見るべきものが多く、感動こそなかったもののシナリオの展開のさせ方では他ヒロインを凌駕していたと思います。
逆に言えば、これだけしっかりした構成のシナリオを作ったにも関わらず、感動できなかったのもまた、メモオフ6がこの評価に留まってしまった原因ではあるのですが、大健闘した結乃シナリオを叩くのはやめておきますね。


キャラクター面では、それからのいのり同様、智紗にも存分に萌えさせていただきました。りりすは正直あまり好きではないですが、トライアングル智紗ルートでやや印象も持ち直した……かな?
りかりんで経験していたので、意外とは思いませんが、クロエ先輩の密かな萌え力も見事。
結乃はシナリオのおかげでキャラの魅力もアップしていました。


絵は、毎度のことながらなかなかかわいいと思います。それからの時よりも
良くなっているかも。

音楽は、全体の印象としては普通なのですが、メインテーマやりりすエンディングなど、要所要所に良曲を持ってきています。

システムはKIDシステムなので文句なし。
ただし、「ヒロインのグッドエンドを見てからじゃないと、使えないショートカット機能」に意味があるのかは、よくわかりません。
バッドエンドを見ても、使えるようにしてほしかったです。


そんなわけで、単体としてはまずまずの良作萌えゲー、
シリーズものとしては微妙、という評価に落ちつきました。


正直、今回がダメだったらメモオフシリーズには背を向けようと思っていたのですが、今回はダメとも言えず、さりとて素晴らしいとも言えず、
次作が出たらデフォ買いをするべきかどうか、結局答えは出ませんでした。
……買いそうですけど。

メモオフ6途中感想⑦智紗ルートクリア、トライアングル智紗突入(バレあり)

最萌えヒロイン智紗ルート、クリアしました。
クリアというか……前半戦終了といったほうが正しいのかもしれませんね。


評価は……うぅぅぅぅぅぅ……びみょぉというか、ちょい悪めです。

まず、志雄がなぜ智紗に煮え切らない態度をとるのかが意味不明です。
どう見ても智紗のことが好きなのに、何をごちゃごちゃと返事を先延ばしにしているのかが理解しづらいです。


一回「今の友だち以上恋人未満の関係を壊したくない→(=自分が優位に立っている状態で、智紗と恋人になりたい)」というようなモノローグがありました。
これは「志雄、おまっwww」「気持ちはわかるが、正直にも程がある」と思いながら読んでいたのですが、その後は別段この理由をプッシュするわけでもなく、結局何をウダウダやっていたのか理解できませんでした。
上記の理由なら、悪い男だなと思いながらも理解はできたんですが。


次に、智紗がふさぎこんだ理由ですが……。
これって、そんなに引っ張るようなネタですか???

いや、実は私、この記事を書いている時点で、智紗がふさぎ込んでいた理由を正確には知りません。
智紗が「話したいことがあるんだ」と言ったところでエンディングが流れ、エンディングが終わったと思ったら智紗視点の物語が始まり、時間も巻き戻されているのですから。
何やらすごい秘密があるかのように見せかける、非常にもったいぶった態度です。


まぁ確かに智紗的にはもったいぶりたい内容だとは思います。
でも、プレイヤー視点から言わせていただくと、「バレバレのネタをいつまで引っ張るの?」としか思いません。


間違っていたらごめんなさいね。

「志雄ママが死んだ原因でもある、海で溺れた少女が実は智紗だった」

でしょ??

違ったら、ミスリードにしてやられたと、高評価するかもしれません。

でももしこれだったら……「りりすシナリオをクリアして、共通ルートで水族館までプレイすれば、確実にわかる」内容でしかありません。


そんな内容をここまで隠しているのだとしたら……駄シナリオの評価は免れないと思います。


違うことを祈りますが、もはやトライアングル智紗ルートにはほとんど期待をしておりません。
それでも、かろうじて良作ラインの500点には手が届きそうですが……
点数的には良作でも、心象的には凡作かもね……。

メモオフ6途中感想⑥結乃クリア(バレあり)+参考:歴代メモオフ評価

他ルートでは空気な生徒会役員、結乃クリア。


……良かったです。全く期待していなかったのでびっくりしました。
ラジオでお互いが投稿をしているのを知らずに交わされる、際どいやりとりには
ドキドキニヤニヤさせられましたし、中盤以降のやや重い話もテンポを損なうことなく
中だるみすることもなく乗り切り、ラストもうまく締めて文句のつけどころのない展開でした。

ただ、惜しむらくは「オーラ」。言い換えれば「感動」というほどのものがなかったこと。
本当の意味での名作というのは、心を震わせるような感動や驚きがあると私は思っています
(個人的には、このシリーズでは1の唯笑・みなも。2のほたる・つばめには
それがあったように思っています)。
そういう観点から言うと、非常によくできたシナリオであったことは間違いないのですが、数年後にも心に残っているようなシナリオとは言い切れないんですよね。


それにしても、ここまでの4人の中では一番良いシナリオでした。
今までのシナリオ評価はこんな感じです。

レイン C りりす B- クロエ B 結乃 B+


……文章で褒めているほどには結乃も評価高くないですね。
意地悪な言い方をすると、他のルートのレベルが低かったので相対的に良く見えただけだったかもしれません。


ラストは最萌えヒロイン千紗です。さて、どうなりますことやら。

現在の得点は、暫定で 495/650。

最後に千紗を回したので、よほどのことがない限りギリギリ500点超え(良作ライン)はクリアできそうです。


ちなみに歴代シリーズの点数はこちら。


1→620/650(初心者の頃にやったので、間違いなく贔屓目は入っていますが)

2→600/650(こちらは50作近くやってからの得点です)

想君→470/650(点数以上に印象は悪いです)

それから→525/650(このゲームがなかったら、多分もうメモオフには見切りをつけていたでしょう)

5→470/650(駄作です)

6→暫定495/650。ただし、ラストに最も気になるヒロインを控えている状態。


それから未満、想君や5以上といった評価に落ちつきそうな感じですね。
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