著者は田中哲弥。暫定の評価はB(結局最終的にはB-に)。
なぜ暫定かというと、途中から頭の中が混乱して意味がわからなくなってしまったからだ。
パズルものでこれでは正当に評価することは難しい。
自分の理解力の無さを棚にあげていうなら、
話がややこしいところを持ってきて、解決編に当たるシナリオ
(「マイブルーヘブン」と「千両は続くよどこまでも」)に
魅力的な(もっと言っちゃうと魅力的な女性:笑)キャラクターが皆無であり、
更に延々と大阪弁が続く(私は関東人なので、大阪弁は頭にとても入りづらい)ということがあった。
特に後者は結構致命的だったりする。
前半の3つの短編はそれぞれ気に入っていて、評価はA-。
後半2つの短編はそれぞれB-とC-なんだけど、
全体の構成がしっかりと見えていない以上、暫定で評価をつけるしかない。
今度頭がクリアなときに、メモでもとりながら読んでみようと思う。
☆追記感想 評価B→B-へ。
パラパラとメモを取りながら読んでみた。
が、やっぱり意味不明な点が多い。
まず、時間の流れについて整理する。
3話(寺尾、千両箱、秘剣神隠し等、物語の発端)
↓
2話(大村井の自殺騒動)
↓
1話(栗原視点での解決編)⇔5話(寺尾視点での解決編)
↓
4話(1話:5話がなかった場合のバッドエンド。暗い未来)
という流れだと思う。ここが間違ってると、ちょっとどうしょうもない。
問題が多すぎるのが5話。ここで突然話が難しくなる上、謎解決を語る
老人がボケているので、ぜんぜん意味がわからない。
自分の読解力を棚に上げていうのもなんだが、本当に読者に理解させる気はあるんだろうか?
まず、川北老人の正体がわからない。これは、未来の栗原が過去にタイムスリップした姿なのか?
手がかりがなさすぎる。
アロハシャツを着ている人間がいすぎるのも困る。
寺尾だけじゃなく、魚棲もアロハだし、栗原も4話ではアロハだ。
ヤクザの人物関係も不明瞭。
過去のるりの言葉を寺尾が思い出しているのも謎。
まさか、『神隠し』にあった人間が『神隠し』にあった小判からサイコメトリーしたわけでもあるまい。
るりと会話していたのは信次朗であって、寺尾じゃないはずなんだが。
他に2話も意味不明。まず、2話はそもそも『物語的必然性』がほとんどない。
大村井が自殺しようとしていた、という一点のみ重要で他の部分はお遊びに過ぎないように感じる。
しかも、大村井も栗原も恋人ができているはずなのに、「恋人ができない」と大学卒業後もぼやきあっているとか、
栗原は大村井を避けているはずなのに、4話では「友人」と称している。
更に、2話では村安など陰も形もない。大村井殺しに関わっているなら、2話から顔見せしておけばいいのに。
そして、2話の茜との『運命の出会い』については全くフォローがない上に、
栗原は4話で40過ぎて独身。つまり茜とは結ばれていないことになる。
5話の回答が下手で、わけわからなくなっているのが1つ。
私には見えていない部分があるんだろうなとは思うが、
存在が浮きまくっている2話を見る限り、ひょっとして謎を丸投げしただけなのかもしれないと思い始めた。
なぜ暫定かというと、途中から頭の中が混乱して意味がわからなくなってしまったからだ。
パズルものでこれでは正当に評価することは難しい。
自分の理解力の無さを棚にあげていうなら、
話がややこしいところを持ってきて、解決編に当たるシナリオ
(「マイブルーヘブン」と「千両は続くよどこまでも」)に
魅力的な(もっと言っちゃうと魅力的な女性:笑)キャラクターが皆無であり、
更に延々と大阪弁が続く(私は関東人なので、大阪弁は頭にとても入りづらい)ということがあった。
特に後者は結構致命的だったりする。
前半の3つの短編はそれぞれ気に入っていて、評価はA-。
後半2つの短編はそれぞれB-とC-なんだけど、
全体の構成がしっかりと見えていない以上、暫定で評価をつけるしかない。
今度頭がクリアなときに、メモでもとりながら読んでみようと思う。
☆追記感想 評価B→B-へ。
パラパラとメモを取りながら読んでみた。
が、やっぱり意味不明な点が多い。
まず、時間の流れについて整理する。
3話(寺尾、千両箱、秘剣神隠し等、物語の発端)
↓
2話(大村井の自殺騒動)
↓
1話(栗原視点での解決編)⇔5話(寺尾視点での解決編)
↓
4話(1話:5話がなかった場合のバッドエンド。暗い未来)
という流れだと思う。ここが間違ってると、ちょっとどうしょうもない。
問題が多すぎるのが5話。ここで突然話が難しくなる上、謎解決を語る
老人がボケているので、ぜんぜん意味がわからない。
自分の読解力を棚に上げていうのもなんだが、本当に読者に理解させる気はあるんだろうか?
まず、川北老人の正体がわからない。これは、未来の栗原が過去にタイムスリップした姿なのか?
手がかりがなさすぎる。
アロハシャツを着ている人間がいすぎるのも困る。
寺尾だけじゃなく、魚棲もアロハだし、栗原も4話ではアロハだ。
ヤクザの人物関係も不明瞭。
過去のるりの言葉を寺尾が思い出しているのも謎。
まさか、『神隠し』にあった人間が『神隠し』にあった小判からサイコメトリーしたわけでもあるまい。
るりと会話していたのは信次朗であって、寺尾じゃないはずなんだが。
他に2話も意味不明。まず、2話はそもそも『物語的必然性』がほとんどない。
大村井が自殺しようとしていた、という一点のみ重要で他の部分はお遊びに過ぎないように感じる。
しかも、大村井も栗原も恋人ができているはずなのに、「恋人ができない」と大学卒業後もぼやきあっているとか、
栗原は大村井を避けているはずなのに、4話では「友人」と称している。
更に、2話では村安など陰も形もない。大村井殺しに関わっているなら、2話から顔見せしておけばいいのに。
そして、2話の茜との『運命の出会い』については全くフォローがない上に、
栗原は4話で40過ぎて独身。つまり茜とは結ばれていないことになる。
5話の回答が下手で、わけわからなくなっているのが1つ。
私には見えていない部分があるんだろうなとは思うが、
存在が浮きまくっている2話を見る限り、ひょっとして謎を丸投げしただけなのかもしれないと思い始めた。