2009年05月

小休止

「アンナカレーニナ」と並行して、ブラッドベリの短編『太陽と黄金の林檎』を読んでいる。

ブラッドベリは高校時代何冊か読んだのだが、どれを読んだのかいまひとつわからない。
『火星年代記』と『刺青の男』は全部読んで、『太陽の黄金の林檎』は途中まで読んで投げてしまったか、
最後まで読んだか不明瞭。
他は読んでいない。

追記:「太陽の黄金の林檎」再読したら、全部読んでたことが判明。
最後から2つ目の『歓迎と別離』の記憶あり。さすがに残り30ページで投げたとも思えないので、これは全部読んでるな。


読み直そうかどうしようか迷っているのだが、たぶん読み直すと思う。
ブラッドベリの作品は、当たり外れは結構あるんだけど、
風景が頭に思い浮かんで、郷愁を感じるような、そんな物語を描く人。
アンナカレーニナの息抜きに読んでいるのだが、ブラッドベリばかり読んでしまう。


ちなみに、ブラッドベリ短編で一番好きだったのが、『みずうみ』。
次が『ロケットマン』。それから『第三探検隊』。

アンナ・カレーニナ

トルストイの「アンナカレーニナ」、3分の1強ほど読み終わったけど
…つまんない。

不倫小説という認識だったので、

エロ・ドキドキワクワク/ときめき・切ない/泣ける・人妻萌え・鬱・修羅場

これらの要素のいくつかを期待して読んだ私も悪かったとは思うのですが……

ページの半分はロシアの農業の話じゃないか!!
不倫でドキワク(?)するはずが、農民のおじいさんと一緒に草刈りしてばかりじゃないか!!


で、肝心のヒロインなんですが、アンナがいただけない……。
別に、不倫自体をヒステリックに断罪するつもりは毛頭ないんだけど、
不倫ってだけで微妙に印象が良くないわけですよ。

でも、夫がたとえばいけすかない奴で、愛人が超いい人だったとか、そういう条件面を整備するなり、
卓越した心理描写などを織り交ぜて、アンナに共感できるように仕向けるとか
いくらだってできるわけです。

けれど、夫はそこそこにはいい人だし、アンナは夫に逆ギレする痛い女にしか見えないしでは
興ざめってもんです。
まぁ、確かに愛人のほうがイケメンではあるみたいだけれど……。


アンナよりキチィのほうがずっといいや。


(追記)5/13 PM14:35

……3分の2まで来たぞ……やっぱりつまんない(泣)。
挫折しそう…だけど、ここまで来たら挫折するのも悔しい……


ロシアの近代化の話はもういい。諦めた。
それよりも、恋愛モノなのに共感できないのが辛いわ…。

古典的名作にこんな評価つけるのも正直いやなんですが、1050ページほど読んだ時点での評価は D+をつけさせていただきます。
もはや、苦行と化してるもの…。

バルセロナVSビジャレアル

スコアは3-3。試合内容はA+。

前の試合では審判のミスジャッジによってチェルシーを破った
バルセロナでしたが、
この試合では審判のミスジャッジによってビジャレアルに引き分けを許しました。

今回のミスジャッジは笑ったらいいやら怒ったらいいやら。
まず、国内リーグはこの試合を分けても依然として99%バルセロナ優勝で決まり、ということで
笑う余裕はあるわけです。
また、2試合ぶっ続けでアビダルがレッドカード。しかも2試合とも冤罪というか、思いっきり誤審というところも、本人には申し訳ないですが笑ってしまいました。
アビダル、審判にどうしてそこまで嫌われてるの?

また、アビダルが退場になってからの試合展開はスリル満点で、
試合としては大いに盛り上がりましたし、
優勝決定も次節まで持ち越しということで、1節分楽しみが増えました。


ただ一方で、バルセロナとしては超過密日程のため、1試合でもはやく優勝を決めて、ゆっくりしたいであろう状況。
強豪相手にホームで優勝を決められるというシチュエーションも台無し。
意味不明な判定で一人使えなくなるし散々です。


ずっと前から思ってるんですけど、どうしてFIFAはビデオ判定を導入したり人数を増やすというような、改善策を否定しているのでしょう。


審判のミスもサッカーの醍醐味なんていう人もいますが、
審判のミスに助けられるチームが優勝を決める、なんて光景を喜ぶ人がいるのでしょうか?
FIFAが勝利をコントロールしにくくなるからビデオ判定に反対なのか?
とかんぐってしまいます。

バルセロナVSチェルシー 感想

レベルの高い試合だったと思う。
しかし、選手たちのハイレベルなプレイではなく、
ヘニング審判の低レベルな誤審の連続で、試合が決まってしまったのは残念だ。

特に、アウベスがマルダを倒したのはどう見てもペナルティエリアの中。
アビダルへのレッドカードもミスジャッジ。
これでは試合に集中しろというのも難しい話だ。


もちろん、死の脅迫はやりすぎだと思う。
思うけど、こういうビッグマッチでちぐはぐなジャッジのせいで敗退した
チェルシーファンの気持ちは痛いほどよくわかる。


CLにおいて、インテルとチェルシーは非常に冷遇されていて、
かなりの確率でミスジャッジのせいで負けているだけに、ね。


まぁ、遡ればモウリーニョ時代のチェルシーは、正当なジャッジだったにも関わらず
ゴネまくって審判にプレッシャーをかけ、バルセロナ戦を有利に持っていった過去があるだけに、
因果応報といえなくもないけれど。


バルセロナが大好きな私が言うのもなんだけど、
今回勝利にふさわしかったのは、間違いなくチェルシーだったと断言できる。



PS youtubeでこんなの見つけた

まぁ、各自見て判断してくれればいいと思うんだけど、正直この動画はこの動画で偏りすぎだと思う。
バルサ側が損をしたミスジャッジが入ってない時点でね。

ちなみに、私が文句を言いたいのは1つめのマルダが倒されたやつのみ。
これは明らかなミスジャッジ。

2つめのはPKをとってもおかしくないし、とらなくてもおかしくない。

3つめのは手に当たってるけど、故意かどうかは微妙で、これもとらなくてもおかしくない。
勘違いしている人多いけど、「ハンドは故意じゃなければファウルじゃない」。


4つめのは、ファウルだけどPKじゃない。ペナルティエリア外からのFKが適当。

5つめのは、ハンドですらない。


というのが私の感想。

ロードス島戦記読了(バレあり)

著者は水野良。シリーズ全体の評価は B+

1巻 C- 2巻 B- 3巻 B 4巻 B 5巻 B 6巻 B- 7巻 B+


日本に普及している『典型的、かつ王道のファンタジー』。
教養ということで読んだのだけど、普通に娯楽としても面白かったです。

1巻の評価が低いのは、まだ私がこの小説の楽しみ方を理解できていなかったから。
2巻以降は、『キャラ個人』ではなく、『ロードスという世界全体』を味わうように
読み方を変えた結果、評価が上がりました。
もちろん、3巻あたりで失恋したキャラが、5巻で新しい恋を見つけて、6巻では子供ができて…というような、楽しみ方もできるっちゃできるんですけど、
それはあくまで副次的な楽しみ方というか……。



余談なんですが、カーラの設定・目的が、今私が書いている小説とモロにかぶってて凹んでます…。
パクりのつもりは全くないんだけど、こんなに有名な小説と設定が同じじゃダメじゃんか……。


・世界観(エルフとゴブリンがいる)
・ラスボス(世界の均衡を保つという目的が全く同じ)

の2つがそっくりなんですよ。

『2つの勢力が争っていて、黒幕が片方の勢力を後押ししてバランスをとってる』というのが根幹なので、
ラスボスは修正できません。


ついでに言えば、私が書こうとしているのは
どちらかというと『思春期の悩み』がテーマの小説で、
テーマだけを見るとロードスとはまるで別物なんですが……。


あくまで、「指輪物語」や「ロードス島戦記」に代表される、古典的RPG世界観と、「バランスをとる」というラスボスの思惑が同じだけです。
まぁ、とりあえず完成させないことには話にならないわけだし、
なるべく似ないように似ないように意識して方向を変えて
なんとかしようと思います。

記事検索
月別アーカイブ
アクセスカウンター
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計:

プロフィール

fee

カテゴリ別アーカイブ
QRコード
QRコード
  • ライブドアブログ