著者はドストエフスキー。評価はC+。
キャラクターがそれぞれ立っていて読みやすいです。
ただ、全体を通して宗教色が強すぎるんですよね。大審問官は最たるものですが、
ドミトリィやイワンが散々、「俺は殺してないけど、殺した」というのも、それですよね。
「神様が見てる」ことを前提とした、内罰志向が個人的にはちょっと極端に感じました。
また、犯人のスメルジャコフが、キャラ的にも、犯行の動機的にもちょっとよくわからなかったのがマイナス。
ミステリではないから仕方ないかもしれないけど、スメルジャコフがあっさり自白して、しかもクライマックスの裁判シーンの時点で既に自殺してるというのも、盛り上がりに欠けるような。
キャラ的に一番面白く読んだのはドミトリィ。愛すべき馬鹿というか…いや、ちょっと馬鹿すぎるだろう……。浪費家の浮気性で乱暴者で考えなしのダメダメ男。
感情だけで生きているような。
嫌いにはなれない。嫌いにはなれないが…もう少しうまく立ち回ろうよ。
後は、女性キャラ、そろいもそろってヒステリックすぎない?
まーいいけど。
キャラクターがそれぞれ立っていて読みやすいです。
ただ、全体を通して宗教色が強すぎるんですよね。大審問官は最たるものですが、
ドミトリィやイワンが散々、「俺は殺してないけど、殺した」というのも、それですよね。
「神様が見てる」ことを前提とした、内罰志向が個人的にはちょっと極端に感じました。
また、犯人のスメルジャコフが、キャラ的にも、犯行の動機的にもちょっとよくわからなかったのがマイナス。
ミステリではないから仕方ないかもしれないけど、スメルジャコフがあっさり自白して、しかもクライマックスの裁判シーンの時点で既に自殺してるというのも、盛り上がりに欠けるような。
キャラ的に一番面白く読んだのはドミトリィ。愛すべき馬鹿というか…いや、ちょっと馬鹿すぎるだろう……。浪費家の浮気性で乱暴者で考えなしのダメダメ男。
感情だけで生きているような。
嫌いにはなれない。嫌いにはなれないが…もう少しうまく立ち回ろうよ。
後は、女性キャラ、そろいもそろってヒステリックすぎない?
まーいいけど。