2010年05月

一角獣・多角獣 読了(バレあり)

シオドア・スタージョンの短編集。評価はA-。

スタージョンは、私の大好きなレイ・ブラッドベリと並ぶ幻想小説家との評判らしい。
しかし、去年読んだ、私にとっての初スタージョン作品「きみの血を」はつまらなかった。そのため、あまり期待せずに読み始めた。

結果は上々。あからさまなハズレはほぼなく、どれも平均して面白かった。全編を通じて、怪奇色が強め。独特の雰囲気を持った作家さんだなと感じた。タイトルの「一角獣・多角獣」っていうのもいいしね(原題通りかは知りませんが)。

B+にしようとほぼ決めていたが、ラスト「考え方」の余韻を考慮してA-に修正。



☆一角獣の泉 評価 B-

この時点ではスタージョンに疑いを持っていた。ユニコーンや地主の娘の、ニンフェットな雰囲気(誤用だけど、イメージとして)は嫌いじゃないが、結局よくわからなかったし、わかろうと本腰を入れて読んでもいない。

☆熊人形 評価 A

夢の中で、自分の未来を操作できる、不思議な力を持つ少年が、
好き勝手暴れる。
大人になった主人公は、少年が起こした様々ないたずら(つーか人殺しまくり)の代償を背負いながら生きることになる。

幼児期の残酷さを抉り出した作品……と書いてしまうと、何か違う気がする。ブラッドベリにも通じるのだけれど、『肌触り』を楽しむ作品だと想う。幻想ホラー。
ラスト、「主人公が代償を背負いながら~」と断言せずに、「夢オチ」や「デジャブ」の可能性も残しながら幕を引いたほうが個人的には好きだなぁ。

☆ビアンカの手 評価 B+

ものすごい偏愛ぶりもさることながら、ビアンカは本当に白痴だったのか考えだすととまらない。フェチ小説としてもなかなか。

☆めぐりあい 評価 B+

わかったような、わからんような、わからんような、わかったような。
とりあえずわかった気になるくらいはわかるけど、
きちんと説明しろやと言われたら全然無理。
でも面白かったよ。

☆ふわふわちゃん 評価 B-

かわいい顔してあの猫、殺るもんだねぇ。それだけ。

☆死ね、演奏家、死ね 評価 C+

モチーフとしてはアリなんだけど、主人公が不快すぎる。
お前が死ね、と思いながら読んでいたので、楽しめたとは言いがたい。
嫉妬から、狂気が膨張していく話。こんな奴(主人公)とは友達になりたくない。

☆反対側のセックス 評価 B

ホラーと見せかけて、ラブストーリー。でも、シジジイってなんだか仲良し老夫婦的なものを連想してしまうのは僕だけ?

☆監房ともだち 評価 B+

主人公がかわいそうすぎる。
こんなに尽くしてやったのに、クローリーのやつ、「ありがとう」も言わねぇんだ……。

☆孤独の円盤 評価 B+

好きなタイプのお話なんだけど、尺が足りないのかなぁ。人々の愚かさや諷刺は十分に伝わったけれど、圧倒的な孤独とその解放というもう1つの方は伝わりきらなかった。

☆考え方 評価 A

難解。理解できていない部分があり、じっくり考察したいと思う。
久しぶりに、背筋が凍るような小説を読んだ。心臓がバクバク言うようなホラーではなく、静かにゾッと、した。

あのひと、私のことをお人形さんって言った。
あのひと、私のことをお人形さんって言った。
あのひと、私のことをお人形さんって言った。

から、霊気を感じた。

ウは宇宙船のウ 読了

著者はレイ・ブラッドベリ。評価は、条件付きのS

今作は、ブラッドベリの自選によるベスト短編集第1巻だ。
そんなわけで、「ロケット」「霧笛」「サウンドオブサンダー」「ロケットマン」等、珠玉の短編がいくつも収録されており、ブラッドベリ入門としてこの上ない出来となっている。そんなわけで、S評価である。


ただ、自選ベストということで、書き下ろしである「ウは宇宙船の略号さ」と「霜と炎」以外の作品は、既に彼の短編集「太陽の黄金の林檎」や「刺青の男」「メランコリィの妙薬」等に収録されているため、ブラッドベリを今まで何冊か読んできた人にもお勧めできるかといわれると難しい。
収録作品16作中、私が読んでいないのは書き下ろし2作を含めた5作のみだった。

さらに言えば、その5作のうち、A評価は「ウは宇宙船の略号さ」の1作。
その他も悪くない短編はいくつかあったものの、未読5編だけで評価をするならB評価といったところ。


以下、お気に入り短編の感想。なお、「かぶり」作品については、以前読んだ感想をコピペいたします(笑)


☆「ウは宇宙船の略号さ」 評価 A

略号さ……って、ひどいタイトルだな……。しかしタイトルはひどくても、面白いものは面白い。夢を叶えるために遠くへ旅立つ少年の希望、そして残していくものを想う気持ちが丁寧に描かれた作品。


☆「霧笛」 A 
(「太陽の黄金の林檎」にも収録)

世界にはまだまだロマンが隠れている。恐竜好きならSをつけてしまうかも。


☆「サウンド・オブ・サンダー」 A+
(「太陽の黄金の林檎」、「恐竜物語」にも収録)

タイムトラベルもの(バタフライ効果)の傑作。雰囲気の描写も素晴らしく、
訳も素晴らしかった。

☆「ロケット」 
(「刺青の男」にも収録)

なんて優しく、なんてロマンに溢れた物語なんだろう。
この短編1つだけでも、この本を読んだ価値がある。
パパもママも最高でした。

加えて言うなら、「宇宙旅行はいつまで経っても、金持ちのためだけにあり、私たち貧乏人はボロ家で暮らしている」というのも、とてもリアルですね。

☆「ロケットマン」 A
(「刺青の男」にも収録)

余韻の残る良いお話。
実は昔、漫画版で読んだことがあって、その印象のほうが強かったりする。
もちろん小説版あっての漫画版だし、小説だって相当良いんだけれど。

☆「おくりもの」 A
(「メランコリィの妙薬」にも収録)

外れの多い「メランコリィの妙薬」だが、これは良い。
わずか5ページのSSだが、心温まるお話。

ウォーターシップダウンのうさぎたち 読了(バレあり)

著者はリチャード・アダムズ。評価はS。


動物を主人公にした冒険ファンタジーは、子供の頃から好きだった。
ネズミのガンバを主人公にした「ガンバの冒険」に親しんで育ったし、
リスの物語である「グリックの冒険」はガンバ以上に好きだった記憶がある。
自動車だとか電車だとか、時代を遡っても馬だとかでヒューっと遠距離を移動できる物語と違って、動物モノの移動手段は当然徒歩。
これがたまらなく、イイ。

「グリック」では、主人公の友達である鳥が出てくるのだが、リスのグリックが2ヶ月近く頑張って歩いた道のりを、たった2時間で飛んでしまったりする。距離的にはミニマムだけれど、その中に数多くの危険、冒険が待っていて、胸を震わせてくれる。それが動物冒険モノの醍醐味だろうと思う。


今回読んだ「ウォーターシップダウンのうさぎたち」も、前述の2作品に負けず劣らず、ストーリーテリングの巧みさで一気に読ませる、冒険ファンタジーの傑作だった。
内容的には小学生・中学生から読めるが、大人が読んでも十二分に面白い。


仲間たちそれぞれに見せ場が用意されているのもポイントで、長のヘイズルやファイバーはもちろん、ビグウィグ、ダンディライアン、ブラックベリーやカモメのキハールなどが活き活きと活躍したのも印象深い。
敵のウーンドウォント将軍も、カリスマ溢れる強大な敵で、英雄の名にふさわしい存在感だった。

ラストはちょっと切なかった。ヘイズルやビグウィグ以外の仲間たちのその後や、キハールの再登場がなかったのは残念だが、彼らののどかで楽しいシーンを想像しながら、本を閉じることができた。


四季の草花の香りまで感じることができる、植物の描写も素晴らしい。
動物ファンタジーを描きたければ、自然物の描写も疎かにはできないことを痛感した。
読者として、動物ファンタジーは大好きだが、描写の下手な私が動物ファンタジーを書くのは難しそうだ。

JWET11シーズン目

昨シーズンは惜しくも、インテルに延長Vゴール負けの末、世界クラブ選手権準優勝に終わったジュビロ。
後一歩のところで優勝を逃したが、今年こそは優勝を飾りたい。
もっとも、決勝トーナメントに入ってからはバイエルンに延長Vゴール勝ち、ユベントスにPK勝ちと、実際のところ90分では全て引き分けではあった。
だが、延長だろうがPKだろうが優勝は優勝。タイトルに手が届くところまできたといっていいだろう。
プレシーズンマッチでもミランに勝利、バルセロナに敗北と、悪くない成績である。

一方で、世界を狙えるレベルに達するとJリーグが簡単で仕方ない。
寝ぼけていても恐らくタイトルがとれる。こうなると、世界戦とアジア戦以外の試合が作業プレイになってしまう。
EWETと違って、割に飽きるのが早いゲームだといえる。
……10シーズン以上やっている時点で、並のゲームよりは遥かに遊べているけど。


スタメン 3-2-3-2(3-5-2)

GK 前川(25)

DF 堀池(27)、大野(27)、アウダイール(25)

MF(ディフェンシブ) 北沢(26)、ポペスク(25)、

MF(オフェンシブ) ラモス(28)、ルイコスタ(23)、福田(26)

FW 高木(27)、武田(23)

控え

GK 土肥(22)

DF 勝矢(22)、大嶽(26)、都並(24)、山西(21)、柱谷(23)

MF(ディフェンシブ) プティ(23)、吉田(22)、架空日本人(17)、福西(19)、

MF(オフェンシブ) 木村(23)、河村(18)、水沼(28)、長谷川健太(25)

FW ゲルトミュラー(23)、ロペス(25)、三浦カズ(27)、中山(25)、イ・ドング(19)


昨シーズンから、柱谷が加わった以外まるで変化なし。というより、これ以上選手を増やしても仕方ないだろう。
かといって既存の選手も、水沼さん(28)以外は衰えの兆候が見えていない。
加えて、堀池、大野、高木も多少衰えてきてはいるがまだまだ元気である。
架空日本人(17)とか、河村(18)にはあまり期待していないが、22歳くらいまでは育ててみて、どれくらい伸びるかを見てみたい気もするし、そうなると放出する選手はあまりいない。
そもそも、他チームを見回してみても、戦力アップに繋がる人材はさほどいない。井原、松永くらいだが、必要か?と聞かれると微妙なところ。長谷川洋之もいいが、何しろFWはこれだけいることだし。

外国人にしても、ペレだとかマラドーナだとか言われたらそれは欲しいかもしれないが、わざわざ買うほどのことか?とも思う。
ディステファーノが獲得リストに出たときはめちゃくちゃ欲しくなったが、さらにFWを増やしてどうすると思いとどまった。
しいて言うなら、北沢の獲得で余剰戦力となりつつあるプティを放出してもいいのだが、先の世界クラブ選手権で3ゴールもあげる仰天の活躍を見せたこともあるし(致命的なミスで1失点を献上したのも彼だが)。

残りの放出候補としてはロペス(25)だ。試合に出せだせとひたすらうるさい上に、出しても大して活躍はしない。おとなしく出番を待っていて、出番が来るやいなや結果を出し、スタメンに定着してみせた武田を見習ってほしいもんだ。
だが、ロペスはピーク年齢が高めに設定されているので、能力的にはまだまだ成長する。この辺もあって、放出をためらっている。

まぁ、ここは地道に金を貯めておくのもいいかもしれない。
これだけの選手を抱えていると、年俸の支払いからして結構な金額だ。ないとは思うが、万が一、シーズンを無冠で終えた場合、収支は大赤字になる。
現在の持ち金では、1シーズンは耐えられるが2シーズン続けば大量放出を余儀なくされる。
……でも、カップ戦総落としとかやっぱり考えにくいよなぁ……。

JWET ジュビロ10シーズン目

いよいよ世界を狙える陣容を整えつつあるジュビロ。
プレシーズンではドルトムントに勝利、パリサンジェルマンに敗北と、
それなりに強くなってはきたが、レアルだとかインテル相手に勝てるかどうかはまだ疑問だ。

6シーズン目にJリーグを初制覇、7シーズン目にアジアを初制覇して以来、いまやすっかり強豪となった。
アジアは8.10(今シーズン)にも優勝。Jリーグは完全に一強状態と化した。
世界クラブ選手権も、7シーズン目には予選リーグ敗退だったのが、翌年の8シーズン目にはラツィオを破ってベスト8まで進んだ(マンUに延長Vゴール負け)。
また、8シーズン目には松田や小野や明神、エマナなど一部30歳Overのベテランに頼っていたが、若返りにも着手し、今シーズンは最年長でも27歳という若手軍団となった。
……てか、このゲーム、全体的に老けて能力低下するのが早すぎる。なんで25とか26がピークの選手ばっかりなんだよ!
サネッティなんて大御所を出すまでもなく、ランパードだってもう30だけどバリバリ元気でしょうが。ピークは30くらいにしてほしいもんだ。


スタメン 3-2-3-2(3-5-2)

GK 前川(24)

DF 堀池(26)、大野(26)、アウダイール(24)

MF(ディフェンシブ) 北沢(25)、ポペスク(24)、

MF(オフェンシブ) ラモス(27)、水沼(27)、福田(25)

FW 高木(26)、武田(22)

控え

GK 土肥(21)

DF 勝矢(21)、大嶽(25)、都並(23)、山西(20)

MF(ディフェンシブ) プティ(22)、吉田(21)、架空日本人(16)、福西(18)、

MF(オフェンシブ) 木村(22)、ルイコスタ(22)、河村(17)、

FW ゲルトミュラー(22)、ロペス(24)、三浦カズ(26)、中山(24)、長谷川健太(24)、イ・ドング(18)(注:架空日本人だが、国籍以外全部イ・ドングと全く同じデータなので、イ・ドングが帰化したと脳内妄想)、


こうしてみると、メンバー構成がすっごい偏ってます……というより、
アンタ何考えてんの?ってくらいFWばっかり。
こんなに集めても宝の持ち腐れだっての……。
カズ、ミュラー、長谷川、ルイコスタはシーズン途中で加入したので連携が全然ダメ。
落としてもいい試合にのみ使って、徐々に慣らしていくつもりです。
本当の意味で戦力になるのは来シーズンからかな。
言い訳ですけど、高い金出して呼んだのはミュラーとカズだけで、後のFWは全員、移籍金0~6000万円の価格帯と、格安で来てくれたんです(だからと言って考えずにとる言い訳にはならないか)。


高木はだいぶ前からのレギュラーで、今シーズンは19試合で22ゴールと大爆発。高木の相棒を誰にするかで迷ったんだけど、武田が17試合で8ゴール12アシストと、アシストマシンとして高木を引き立ててくれるので、レギュラーになりました。カズとミュラーは武田レギュラー抜擢後に加入したので、とりあえず控え。高木と武田の2トップはコンビも息がぴったりで、あまりいじりたくないし。


カズと長谷川健太はMFとしても起用できるようなので、ボチボチ、テスト起用してみようと思っています。現在スタメンを張る、福田という前例もありますし。

木村和志とルイコスタ以外、オフェンシブな控えはいないし、水沼さんが徐々に衰えてくるようなのでMFの需要が多少はあるので。木村さんもまだあまりデータ高くないしね。

高木もそろそろ衰えてくるみたい。とはいえそれでも純正FW(FWしかできないFW)が高木を入れて6人。……やっぱり多すぎだな……。

本当は井原とか柱谷とか、DFのスペシャリストもとりたいんだけど、来てくれる気配がないので(笑)。堀池と大野がそろそろ衰えてくるので……まぁ勝矢と都並がいれば大丈夫ではあるけど、本当に補強したいのはDFかなぁ。でも、良い日本人DFはうちに来てくれないんですよねぇ。
外国人はもう枠が埋まっちゃってるし。
プティを獲得した直後に、北沢が来てくれたので、結果的にプティが余剰戦力になってしまったのはちょっと痛いけど、だからといってプティを自由契約するのももったいないしなぁ。

DFでもう1つ突っ込むなら、そもそも3バックなのに堀池さんがレギュラーっていうのもどうよ?と思わなくもない。機能してるからいいけど。

後、ネタとしてはドーハ組が多すぎw
このゲーム、一度Jリーグの他のクラブに移籍すると、J2降格時を除き、ぜんっぜん引き抜けないんですよ。
でも、ドーハ組は新人ドラフトの形で格安で獲得できるので、どうしてもドーハ組が中心になってしまう。
しかもFWばかりがなぜか現れるので、気がつけばドーハ組のFWばかり、というわけです。


追記:世界クラブ選手権、準優勝でした!! 決勝のインテル戦、2-3で延長Vゴール負けした(泣)。まぁ、決勝トーナメントに入ってからは、バイエルンに延長Vゴール勝ち、ユベントスにPK勝ちということで90分で考えると3引き分けなんですよね。90分で勝ちきれるチームになりたいです。
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