2011年09月

リトルバスターズEX 途中感想(バレあり) ①鈴、クド√クリア

だいぶ前からプレイをしているリトルバスターズEX。
能美クドリャフカ√をクリアしました。

このゲーム、共通ルートはかなり面白いです。 
こんな青春がしたかったなぁ、と感じさせる数少ないギャルゲ(エロゲも含む)。 
それだけで俄然評価が高くなります。


ただ……個別ルートに入ると、途端につまらなくなるのは何とかならないものでしょうか。
最初にクリアした鈴( 余談ですが、選択肢を間違えてしまったため、最初から真ルートを読みました)シナリオも
単体での評価はB-程度でしたが、このクドルートは更にそれを下回るC-評価です。


ラストシナリオのための伏線というのが見え見えの展開なので、もちろん単体で評価するのは無理があります。
とはいえ、『最後の10分の1が面白ければ、そこまでの10分の9がつまらなくても構わない』というほど
僕は寛容ではないので、このようなクオリティが続くようなら、ゲーム全体にも厳しい評価を下さざるをえないかもしれません。

一方で、ラストシナリオが素晴らしい出来ならば、共通ルートも相当面白いので、甘くつけてしまうかもしれません。何はともあれ、次ははるちん、もしくは姉御ルートをプレイしたいと思います。

ONE 感想④茜クリア&4ヒロインクリア時点での総評

瑞佳・留美・みさき・茜の4人をクリアしたところで、とりあえず一旦ゲームを終えたいと思います。
これから総評を書きますが、繭・澪・シュンの3ルートをクリアしていないので、その点ご了承ください。


やはり、全体として説明不足感が否めないなと感じます。
「永遠の世界」についてある程度わかっていないと、主人公がいきなりいなくなる意味がわからないし、
主人公が1年すると復活する 理由もわからないからです。


『幼少の頃に交わされた盟約=強迫観念』、『自閉(引きこもり)』 といったイメージはわかるのですが、
ファンタジー(「ファンタジー世界としての永遠の世界」、主人公のことを皆が忘れるという設定等)と
テーマ性(「自閉の世界から、大切な人との日常に回帰する」)とうまく噛み合っていない印象を受けるのです。


自閉を表すのなら、『盟約』というキーワードが邪魔になります。
「引きこもりたくないのに、過去に引きこもると約束したから引きこもるよッ!」というのは、どう考えてもおかしいです。
『幼少』と、「恋を知って『大人』になる」という対比は、瑞佳ルートなどで強調されていたと思うので、
他のヒロインもこの辺りの葛藤を突き詰めてみてもいいと思うのですが、
それでは瑞佳の特殊性が失われてしまうので痛し痒しでしょうか。


かと言って、このテーマ性をあまり気にしないで読むと、単なる得体の知れないファンタジー+ラスト展開が唐突すぎるラブストーリーということで、評価は上がらないです。


ヒロインに関しては、繭がどうにも嫌でしたが、この後大量生産されるKey製頭の悪いヒロインがほとんど見られず、読みやすかったです。
瑞佳が好みですが、留美も好きですし、茜もみさき先輩も好きです。澪もプレイしていないのでわかりませんが、嫌ではないです。


この、「ONE」のシナリオ設定は、その後「それは舞い散る桜のように」や「ダカーポ2」などの追随者を生んでいます。
その意味でも、先駆者というか古典として、様々な作品に影響を与えたゲームということが言えます。
とはいえ僕は、「それ散る」も「ダカーポ2」のファンタジー設定もあまり評価していなかったりするわけで、
この設定はあまり良いものとも思っていなかったりするのですが。

ONE 途中感想③留美シナリオクリア

良質のラブコメ話。
留美という女の子は、『バカな子ほど可愛い』を地で行くキャラだと思う。
実態の伴わない、『乙女の虚像』を追求するという行動にはこれっぽっちも共感できないのだけど、
それでいて可愛い。嫌みがない。

現実では、こういうシンデレラ症候群的な女の子って嫌いなんだけどね。
エッチは海の見えるシティホテルで~とか言い出す女の子よりも、
気軽に一緒にラーメン食べてくれる女の子の方がずっと魅力的に感じる。


この手の、『勘違い女』を可愛いと思わせたのだから、そこは評価したいなと思う。

相変わらず、突然自転車に乗って現れたりと、『永遠の世界』絡みの部分は意味がわからなかったけどね。

ONE 途中感想② みさき先輩クリア(バレあり)

盲目の先輩をクリアしました。
うーん。シナリオはBくらいかな・・・・・・というよりも、瑞佳ルートと話変わらないじゃない。
ひょっとすると、全員ストーリーは一緒なんじゃないかな?
もしそうなると、70点くらいに落ち着きそうな気がします。


「永遠の世界」について、不明瞭・不可解な点がとても多いことは瑞佳ルートの感想にも書きました。
ここの部分を理解できないことには、 このシナリオで感銘を受けるのは困難です。
Airは翼人の呪いについて深く理解しなくても、ただただ悲惨な観鈴の頑張りや晴子のサポートを見ているだけで
泣けましたが、 本作に関しては、そこまでの泣きの牽引力はないからです。


何が不明瞭・不可解かと言いますと、『永遠の世界への出入国(表現が変)』に関することです。
永遠の世界への『入国』は、どうも主人公の意思とは関係ないようです。
これは、みさきシナリオ終盤の展開を見ても明らかです。
にも関わらず、永遠の世界からの『出国』は、ヒロインの愛情を勝ち得ているかどうかに左右される。
主人公の意思に左右されるように思えるのです。
結局、意思によって行ったり帰ったりできる世界なのか、意思は関係ないのかの説明が不足しているので不可解だと感じます。



幻想的で綺麗で悲しい物語だ、という イメージはあります。
ただやはり、「永遠の世界」が理解できないと→「とってつけたように、別れ、再会する」 という印象を拭えないのです。
この展開は、後発の「それは舞い散る桜のように」で見ましたが、僕は低評価を下しました。

 
ただし、「永遠の世界」が理解できた時、シナリオの評価は一変する可能性はあると、言っておきます。
もっとも、僕の乏しい読解力では難しい気もしますし、(他の方の解釈・考察はクリア後に読みますが)自分で
導き出した解釈でないのなら、評価に加えるつもりはあまりなかったりします。


ONE 感想① 瑞佳シナリオクリア(バレあり)

甘やかせ幼馴染こと、瑞佳をクリアしました。
シナリオ評価はB-くらいですかねぇ。瑞佳はとても可愛かったですが(A-くらい、もう少し上かも)。


このゲームは「えいえんのせかい」というファクターがとても重要になってくるんですが、一方で非常にわかりづらい(説明不足)ものとなっています。
ある程度、雰囲気・イメージで感じ取れる部分はあるのですが、自分の読解力不足を棚に上げて言えば、これは説明があまりにも不足していると思うのですよね。


下世話な解釈で、『えいえんのせかい』を引きこもり状態と捉え、『えいえんのせかいに旅立った少年を、皆が忘れていく』、『ただ、ヒロインだけが彼のことを覚えていた』、『ラスト、主人公はヒロインの待つ現実世界へと帰っていく』というふうに読んでしまったのですが、これでは何だかなーですね。


『えいえんのせかい』が過去の主人公の記憶・出来事と関係しているのは間違いないのですが(案内役が幼い姿の瑞佳だったり、現実界では徹底して触れられることのない亡き妹のみさおの記憶が語られたり)、主人公が忘れられるというのもよくわかりませんし、『えいえん』であるはずなのに、一度行っても現実界に帰って来れるというのもよくわかりません。
この辺は、他ヒロインをプレイすればわかるようになるのでしょうか?


で、この「えいえんのせかい」というテーマ性自体をとっぱらってしまうと、
『相手を傷つけることでしか、愛を自覚できないダメ男』と『そんなダメ男に酷い仕打ちを受けても、健気に愛するヒロイン』の、依存恋愛な内容に読めます。
とりあえず、主人公があまりにもヒロインに対して理不尽な態度を取るので、苛々してしまいあまり面白いとは思いませんでした。
そんな主人公に尽くすヒロインは、ちょっと依存しすぎじゃね?いい娘だなぁ包容力あるなぁ と萌えられたのですが。
あーあ、瑞佳みたいなヒロインに面倒見てほしいなー、なんて思っちゃう僕は、多分マザコンです。
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