「世界でいちばんNGな恋」終了です。
採点はこちら。
ストーリー110/150。キャラ125/150。絵70/100。音楽75/100。システム70/100。印象35/50。
総合 485/650 ESにつける点 79。
順位(64位/全何ゲームか忘れたけど160くらい?)
まず、設定が斬新なことが気に入りました。
高○生が主流の昨今のエロゲに、バツイチ20代後半を主人公に据えたのはなかなかの冒険。
個人的には、こういう設定のゲームもどんどん出てきて良いと思うんですよ。
型にはめられたような、似たようなゲームが濫造されて久しいので、もっと多様性を持った物語が生まれても良いと思います。
まぁ、若い娘が良いのはおいといて、人間40代、50代でも恋愛することはあるんですから。
ライターは丸戸さん。個人的にこのライターさんは、「ショコラ」で好きになったものの、
「パルフェ」で苦手意識を持ち、「こんにゃく」で愛想を尽かした経緯がありました。
そんな中、Twitterで複数の方から「ダメ恋はどうですか?」と言われ、プレイしたというのがプレイ動機。
さて、どうだったかというと、良い部分も見え、悪い部分も若干見えたというのが本当のところです。
まず些細な、どうでもいいところから書きますと、理のキャラクターがあまり好きにはなれませんでした。
いや、嫌いというわけでもないのです。ただ、こうオブラートに包むと、「会社人間」だなぁ、と。
会社の命令は絶対、会社第一的な部分が、個人的には受け入れにくかったです。
それと、年齢ネタも少し多いかなぁ。
個人的に、20代後半や30代前半というのはまだまだ若者だと思っているので、
おじさんとかおばさんとか言われると、なんだかなーと思ってしまうのです。
美都子(中○生)が言うのは別にいいのですが、 それにしても気にしすぎだろと。
会社人間もそうなんですが、年齢にしてもここまでこだわるのは日本くらいなもんですよ。
僕が、好きじゃない日本特有の考えが割に前面に出てきているのが、今回引っかかった部分ですね。
「パルフェ」では、家族第一主義な部分も鼻について楽しめなかったのですが、今回はここは大丈夫でした。
「杉澤恵麻」と違い、「陽坂美都子」は、それこそ年齢のためもあってか、
すんなりと『家族』であると感じられたからです。
そのおかげで、理が他ヒロインを差し置いて美都子を大切にしても、嫌な気分にはなりませんでした。
良いと思った点ですが、まずはヒロインが総じて嫌味なく、可愛らしかったです。
個人的にイチオシは麻美先生で、次に夏夜さん、美都子、姫緒と続くわけですが、
最下位においた姫緒と言えど、「苦手」や「嫌い」ではありません。
次に、理に選ばれなかったヒロインの心情がきちんと描かれている点もポイントが高いです。
特に麻美と美都子に関しては、存分に描写がなされていて、麻美シナリオや美都子シナリオの卒業式のシーンなどは、なかなかの見どころとなっていました。
麻美シナリオなどは、シナリオの構造は破綻していたにも関わらず(前記事:麻美ルート感想を参照)
その心理描写の巧さだけで、 「何となく良い話だった」と思わせてしまうのだから大したものです。
また、理と美都子の身長差を使ったキスシーンなども、両者の関係性を実によく表していて、憎いなと感じました。
こういう部分、巧いですねぇ。
一方で、大トリを飾る美都子シナリオが、麻美シナリオに比べるとイマイチ盛り上がりに欠ける点。
麻美シナリオも、構造的には破綻している点など、シナリオを絶賛するには少し辛い面もあり、
なら萌えゲーとして見ると、今度はグラフィックがあまり気に入らない点などが引っかかったり。
決して悪い作品ではない。
もう、あと一声かかれば良作、名作に化けることも可能なのに、どうにも化け切らない、
何かが足りないと感じさせる作品でもありました。
点数もそれを反映してか、ESには79点をつけようと思っています。80をつけるか79をつけるか、少し迷いましたが、やはり79なのかなと。
最後に。
ダメンズに勝手に加えられてるけど、ご隠居は全然ダメじゃないじゃん!
採点はこちら。
ストーリー110/150。キャラ125/150。絵70/100。音楽75/100。システム70/100。印象35/50。
総合 485/650 ESにつける点 79。
順位(64位/全何ゲームか忘れたけど160くらい?)
まず、設定が斬新なことが気に入りました。
高○生が主流の昨今のエロゲに、バツイチ20代後半を主人公に据えたのはなかなかの冒険。
個人的には、こういう設定のゲームもどんどん出てきて良いと思うんですよ。
型にはめられたような、似たようなゲームが濫造されて久しいので、もっと多様性を持った物語が生まれても良いと思います。
まぁ、若い娘が良いのはおいといて、人間40代、50代でも恋愛することはあるんですから。
ライターは丸戸さん。個人的にこのライターさんは、「ショコラ」で好きになったものの、
「パルフェ」で苦手意識を持ち、「こんにゃく」で愛想を尽かした経緯がありました。
そんな中、Twitterで複数の方から「ダメ恋はどうですか?」と言われ、プレイしたというのがプレイ動機。
さて、どうだったかというと、良い部分も見え、悪い部分も若干見えたというのが本当のところです。
まず些細な、どうでもいいところから書きますと、理のキャラクターがあまり好きにはなれませんでした。
いや、嫌いというわけでもないのです。ただ、こうオブラートに包むと、「会社人間」だなぁ、と。
会社の命令は絶対、会社第一的な部分が、個人的には受け入れにくかったです。
それと、年齢ネタも少し多いかなぁ。
個人的に、20代後半や30代前半というのはまだまだ若者だと思っているので、
おじさんとかおばさんとか言われると、なんだかなーと思ってしまうのです。
美都子(中○生)が言うのは別にいいのですが、 それにしても気にしすぎだろと。
会社人間もそうなんですが、年齢にしてもここまでこだわるのは日本くらいなもんですよ。
僕が、好きじゃない日本特有の考えが割に前面に出てきているのが、今回引っかかった部分ですね。
「パルフェ」では、家族第一主義な部分も鼻について楽しめなかったのですが、今回はここは大丈夫でした。
「杉澤恵麻」と違い、「陽坂美都子」は、それこそ年齢のためもあってか、
すんなりと『家族』であると感じられたからです。
そのおかげで、理が他ヒロインを差し置いて美都子を大切にしても、嫌な気分にはなりませんでした。
良いと思った点ですが、まずはヒロインが総じて嫌味なく、可愛らしかったです。
個人的にイチオシは麻美先生で、次に夏夜さん、美都子、姫緒と続くわけですが、
最下位においた姫緒と言えど、「苦手」や「嫌い」ではありません。
次に、理に選ばれなかったヒロインの心情がきちんと描かれている点もポイントが高いです。
特に麻美と美都子に関しては、存分に描写がなされていて、麻美シナリオや美都子シナリオの卒業式のシーンなどは、なかなかの見どころとなっていました。
麻美シナリオなどは、シナリオの構造は破綻していたにも関わらず(前記事:麻美ルート感想を参照)
その心理描写の巧さだけで、 「何となく良い話だった」と思わせてしまうのだから大したものです。
また、理と美都子の身長差を使ったキスシーンなども、両者の関係性を実によく表していて、憎いなと感じました。
こういう部分、巧いですねぇ。
一方で、大トリを飾る美都子シナリオが、麻美シナリオに比べるとイマイチ盛り上がりに欠ける点。
麻美シナリオも、構造的には破綻している点など、シナリオを絶賛するには少し辛い面もあり、
なら萌えゲーとして見ると、今度はグラフィックがあまり気に入らない点などが引っかかったり。
決して悪い作品ではない。
もう、あと一声かかれば良作、名作に化けることも可能なのに、どうにも化け切らない、
何かが足りないと感じさせる作品でもありました。
点数もそれを反映してか、ESには79点をつけようと思っています。80をつけるか79をつけるか、少し迷いましたが、やはり79なのかなと。
最後に。
ダメンズに勝手に加えられてるけど、ご隠居は全然ダメじゃないじゃん!