2015年12月

94 アメリカVSコロンビア

   アメリカ    2-1   コロンビア

欠場者(コ) MFゴメス(脅迫)

試合内容 B+ 
MOM MF ハークス(65)(アメリカ)



GK メオラ(60)        オスカル・コルドバ(45)
DF ララス(65)         ペレア(40)
   バルボア(55)      エスコバル(45)
   クラビホ(60)       エレラ(40)
   カリジューリ(60)     ペレス(40)
MF レイモス(65)       リンコン(55)
   ハークス(65)       ガビリア(45)
   ソーバー(55)       アルバレス(50)
  ドゥーリ―(40)         バルデラマ(50)
FW スチュアート(65)     アスプリージャ(40)
   ウィナルダ(60)       デアビラ(40)

監督 ミルティノビッチ A   マツラナ C

【ア】
ウィナルダ(60)→ウェガリー B
スチュアート(65)→コビ・ジョーンズ ?

【コ】
デアビラ(40)→バレンシアノ(55)
アスプリージャ(40)→バレンシア(55)


初戦を落としたコロンビアは背水の陣。
一方のアメリカも、初戦スイスと引き分けはしたものの「格下」感のにじみ出たスーパーディフェンシブな展開を強いられた。

さて、この試合だが……アメリカが良い。
スイス戦に比べて格段に良くなっている。これはコロンビアのラインディフェンスとの相性なのかもしれないが、
とにかくアメリカのロングパスは、次々と、そして軽々とコロンビアの守備陣を切り裂いていった。
アメリカは皆がそれぞれ好プレイを見せたが、MOMはロングパスの基点として、何度もコロンビア守備陣を脅かした中盤のハークスを選出した。

コロンビアは……そんなに悪いとも思わないんだけどなぁ。
ただ、サイド攻撃がまるでない、ロングボールもほとんどない、ひたすらボールを回して回して崩せず、
密集した中央に突撃して自滅という、悪い時のバルセロナのようなサッカーでしたね。
オウンゴールのエスコバルは……これはエスコバル一人の責任じゃないよなぁ。
あれだけ崩されまくった守備陣、その一人としての責任はあるけれども。 

94 ルーマニアVSコロンビア

     ルーマニア  3-1      コロンビア

試合内容 B+
MOM OH ハジ(90)(ルーマニア)

 GK ステレア(70)         オスカル・コルドバ(65)
 DF ペトレスク(50)        ペレア(40)
    ベロデディッチ(35)     エレーラ(40)
    プロダン(50)         ペレス(45)
    ミハリ(30)           エスコバル(40)
MF ルペスク(50)         アルバレス(40)
   ポペスク(60)          ゴメス(40)
   ドミトレスク(60)        リンコン(65)
   ハジ(90)           バルデラマ(55)
FW ラドゥチョウ(75)      アスプリージャ(60)
   ムンテアヌ(50)        バレンシア(70)

監督 ヨルダネスク A      マツラナ C

【ル】
ドミトレスク(60)→セリメシュ B+
ラドゥチョウ(75)→パプラ ?

【コ】
交代なし

10番対決、ハジVSバルデラマは完全にハジの勝利。
バルデラマが悪かったというよりも、ハジが良すぎた。
1点目と3点目のアシスト、2点目の芸術的なゴール。
それ以外にも目を見張るアイディア。まさに天才芸術家だ。
他に2得点のラドゥチョウの決定力も素晴らしい。

コロンビアの方は、優勝候補と言われていたようで、実際弱くはない。
ただ、守備陣の集中力の低さはかなりヤバい部類で、とにかく一瞬の集中力の欠如を突かれての失点ばかり。
1点目と3点目は、もう少し集中していれば防げたのではないだろうか。
2点目も……ハジを褒めるべきとはいえ、誰もチェックに行っていない。

ただ、コロンビアはレフェリーにも泣かされた。
1-2とされた後、バレンシアだったと思うが、ペナルティエリア内でベロデディッチに倒されたシーン。
あれは確実にPKだった。そこで決めていれば2-2となり、また少し違ったはず。
まぁ「たられば」ではあるのだが……。


最後に、コロンビアは何故交代枠を一人も使わなかったのだろう?
いや、別に闇雲に交代させる必要はないのだが……選手層が薄いのだろうか。







【ルーマニア】

【コロンビア】 

94 ナイジェリアVSブルガリア

     ナイジェリア   3-0        ブルガリア

試合内容 B
MOM  CF イェキニ(70)(ナイジェリア)

GK  ルファイ(70)            ミハイロフ(60)
DF  エグアボン(15)          イワノフ(60)
    イロハ(65)             フブチェフ(50)
   ウチェ・オケチュク(60)      クレメンディノフ(66)
   ヌワヌ(60)             ツベタノフ(40)
MF オリセー(60)           ヤンコフ(40)
   アムニケ(50)           レチコフ(50)
   シアシア(55)           ボリミロフ(40)
   フィニディ(55)          バラコフ(40)
FW イェキニ(70)           コスタディノフ(60)
   アモカチ(65)           ストイチコフ(65)

監督 ヴェスターホフ B       ペネフ C

【ナ】
フィニディ(55)→エゼウゴ ?
シアシア(55)→アデポジュ B

【ブ】
レチコフ(50)→シラコフ(40)
ボリミロフ(40)→ヨルダノフ ?


アフリカサッカーが一番勢いのあった頃。
その象徴が、90のカメルーンであり、94・96(五輪)のナイジェリアだと思います。
今のブラックアフリカのサッカーは非常に規律正しい一方で、遊び心の少ない軍隊のようなサッカーをするチームが多いですが、この頃はまだ身体能力を活かした、のびのびと奔放な、感覚任せとも言えるプレイを見せていました。
それがまぁ、汚いファウルという形になったり、あるいはドフリーなのになぜかオーバーヘッドをして相手にボールを渡したりという「???」なプレイにもなるわけですが、一方ではこの日の3点目に見られる豪快なダイビングヘッドのような、そういった「これぞ、ブラックアフリカ!」と言える魅力的なプレイにも繋がるわけです。

この試合では文字どおりブルガリアを圧倒。特にイェキニ、アモカチの2トップは脅威ですね。
またGKルファイも非常に安定していました。
エグアボンの低採点は複数回のラフプレイによるもの。個人的には退場でいいと思う。


ブルガリアの方は、ストイチコフを中心に今大会旋風を巻き起こすはずなのですが、初戦は良いところなく敗れてしまいました。
ここからどう立て直していくのか、注目ですね。
攻撃陣のストイチコフ、コスタディノフはさすがですが、DFリーダーのイワノフも良いプレイヤーだなと思いました。

……ところでレチコフ。どう見ても27歳には見えない……その風貌は40代やろ……。




94 アルゼンチンVSギリシャ

 アルゼンチン 4-0 ギリシャ

試合内容 B
MOM CF バティストゥータ(90)(アルゼンチン)

GK イスラス(65)     ミノウ(55)
DF チャモ(75)      アポストラキス(40)
  センシーニ(60)    コリツィダキス(40)
  ルジェリ(60)      マノラス(40)
  カセレス(60)     カリザキス(40)
MF レドンド(70)    コフィディス(45)
   バルボ(65)     ニオプリアス(30)
    シメオネ(70)    ツァルヒディス(0)
    マラドーナ(70)   サラバコス(45)
FW バティストゥータ(90) ツィアンタキス(40)
    カニーヒァ(70)    マフラス(40)

監督  バシーレ B    パナグリアス  D

(ア)マラドーナ(70)→オルテガ ?
   バルボ(65)→マンクーソ ?

(ギ)ツィアンタキス
(40)→マランゴス(40)
   マフラス(40)→ミトロプーロス(40)


アルゼンチンは説明不要のメンバーですね。GKのイスラスと、DFのカセレスという選手は知らないのですが、
それ以外はおなじみとも言える選手たちです。
ギリシャの方は……マフラスしかわからん……。

さて、試合ですが、アルゼンチンの強さばかりが目立つ内容でした。
強いだけじゃなく、美しい。
大会途中にマラドーナが去ってしまい、チームが崩壊してしまったようなのですが、是非最後まで見たかったチームですね。
MOMは3ゴールのバティストゥータ。
チームの攻撃のスイッチを入れるのがマラドーナとシメオネで、前線でコンビを奏でるのがバティストゥータ、バルボ、カニーヒァ。なんとも攻撃的なチームです。
シメオネが印象よりもずっと攻撃的だったのが意外でしたが、これは相手がギリシャだったからかな?


ギリシャの方は……全くいいところなしでした。
本当に欧州予選を無敗で勝ってきたチームなんでしょうか……。
弱いだけじゃなく、特にマラドーナに対するファウルは酷くて、6番のツァルヒディスなんて前半のうちに退場にならなかったのが不思議なくらい。
そりゃマラドーナを止めなきゃという気持ちはわかりますが、それにしたって醜いものは醜いです。
04以降のギリシャは結構好きで、14のギリシャなんかも応援してたんだけど、94のギリシャは応援する価値なしですなぁ……。




 

94 オランダVSサウジアラビア

   オランダ  2-1  サウジアラビア

試合内容 B
MOM 該当者なし

GK デフーイ(60)        デアイエ(50)
DF フランク・デブール(40)   ハラウィ(45)
   クーマン(50)        アルドサリ(55)
   ファンホッペル(45)     マダニ(55)
   ライカールト(55)      アルジャワド(45)
MF ヨンク(55)          アルビシ(50)
   ボウタース(50)       アミン(55)
   ベルカンプ(65)       ジェブリーン(40)
FW オーフェルマルス(55)  MF オワイラン(55)
   ロイ(60)           FW アルムワリド(45)
  ロナルド・デブール(45)      モハメド(70)

監督 アドフォカート B+      ソラリ B+

(オ)
オーフェルマルス(55)→タウメント(65)
ロイ(60)→ファンフォッセン ?


(サ)
モハメド(70)→ファラタ(55)
アルジャワド(45)→ハムザ ? 

【オランダ】

【サウジアラビア】 


強豪オランダと、アジアの雄サウジの試合。
サウジと言えば、やはりデアイエ。それにオワイランですね。この二人は知っていました。
デアイエは長い間、アジアのベストGKと言える存在だったと思います。

さて、オランダの方ですが、オーフェルマルス、ベルカンプ……うーん、アーセナルファンとしては
ワクワクするような名前ですね。
ライカールトにクーマン、デブール兄弟など……バルセロナファンとしてもワクワクするような名前が並んでいます。
当然、素晴らしいサッカーを見せてくれるのかな? と思いきや……うーん??

まず、なんでロナルド・デブールがCFやねん! で、ベルカンプが中盤ってマジですか……。
ライカールトってボランチかCBだと思ってたのに、なぜかSBやってるし、謎だ……。
フリット、ファンバステンの欠場も寂しい限り。

試合の感想に移ります。


サウジ、善戦しましたね。
黒人選手特有の個人能力の高さと言いましょうか、見ていてワクワクする攻撃を、アジアの代表が行なっているのがまずは驚きでした。特に前線のモハメド。全く知らない選手でしたが、良いですねぇ。
怪我で交代しちゃったんですが、最後まで見たかったなぁ。
GKのデアイエは非常に素晴らしいキーピングを見せたんですが、最後の失点が……完全に彼のミスだからなぁ。あそこで大幅減点があっての50点ですが、あのプレイ以外は本当に素晴らしかった。
たった一つのミスで、それまでの活躍が台無しになってしまう、GKとは因果なポジションですねぇ。

オランダの方は、本来なら…先制点を挙げ、何度も好ミドルを放っていた中盤のヨンクかなと思うんですが、
汚いファウルがあったのがなぁ。
というか、この試合は全体的に汚かったです。両チームとも。
別に弱いチームの肩を持つわけではないんですが、サウジと違ってオランダは強豪じゃないですか。
それがサウジ相手にラフプレイが多いというのは……まぁそれだけサウジが強かったってことですかね。

中盤でチャンスメイクをしたベルカンプ、途中交代で右サイドを切り崩し、ゴールも挙げたタウメントもMOM候補ですが、決め手に欠ける。
じゃあサウジからと言いますと、やはり一番インパクトが強かったのはGKのデアイエとFWのモハメドですが、
前者は最後のミスが。後者は、まぁ45分しかプレイしていないし……ということでMOMは該当者なしで。


オランダに話を戻しますと、まだまだ本調子ではないという感じですね。
これから少しずつギアを上げていくのか、そのまま消えてしまうのか。
まぁ、結果(ベスト8)は知っているわけですが、素晴らしいパフォーマンスを見せてのベスト8なのか
しょぼい感じで何とかベスト8なのかでは、評価も全く違ってきますし。

選手の顔ぶれだけを見れば、良い選手はいるだけに期待したいところです。 
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