イングランド 1-2 アイスランド
主審 B+
試合内容 B+
MOM CB ラグナル・シグルドソン(80)
GK ハート(50) ハルドールソン(55)
DF ケーヒル(40) サイバルソン(70)
ローズ(40) ラグナル・シグルドソン(80)
スモーリング(30) アルナソン(50)
ウォーカー(40) スクラーソン(50)
MF ダイアー(50) ギルフィ・シグルドソン(65)
デル・アリ(50) グンナルソン(60)
スターリング(50) グドムンドソン(60)
ルーニー(50) ビルキル・ビャルナソン(65)
FW スターリッジ(45) シグソールソン(65)
ケイン(45) ボドバルソン(65)
監督 ホジソン D ラガーベック S
【イ】
ダイアー(50)→ウィルシャー(40)
スターリング(50)→ヴァ―ディー(65)
ルーニー(50)→ラッシュフォード B
【ア】
シグソールソン(65)→エルマル・ビャルナソン B
ボドバルソン(65)→トラスタソン ?
【イングランド】
ドイツ、スペイン、フランス、イタリアといった強豪国が、予選リーグを見事に戦ってきた中で(スペインは最終戦にケチがついたが)、イングランドはだらしのない戦いを続けていた。
ロシアにもウェールズにも失点を喫しており、守備陣のレベルはおよそ強豪国と呼べるものではなかった。
楽な山に入ったポルトガルやクロアチアよりも、実力は下だったように思う。
一方のアイスランドは、グループリーグ初戦から気迫あふれる守備と、古典的ながらも侮れないロングボール戦術、そして会場のサポーターとの一体感を武器に、ポルトガルと引き分け、オーストリアには見事勝利を収めた。
両者の戦いぶりを見てきた限り、こういった結果に終わっても、さして驚きではない。
勿論、小国アイスランドを相手に負けるだろうという予想はしていなかったが、「負けてもおかしくはない」程度の予想はしていた。両チームの実力差は、そんなに大きなものではないと思っていたし、実際にそうだった。
それだけの話だ。
とは言うものの、やはりイングランドはふがいなかった。
戦犯はケインであり、ホジソン監督だろう。
この大会、ケインが期待に応えた試合は1試合もない。
一方、ヴァ―ディーとラッシュフォードの2人は、ウェールズ戦のプレイを見る限り、明らかにケインよりも脅威となっていた。
なぜこの2人を差し置いてケインを起用し続けたのか?
ヴァ―ディーを先発させてほしかったし、後半早い時間でラッシュフォード起用してほしかった。
GKハートの不調も響いた。良い時は本当に良い選手なのだが、GKというポジションにあって好不調に波があるのは厳しかった。
【アイスランド】
MOMは守備の要、ラグナル・シグルドソンだ。先制ゴールも見事、そして本職の守備もお見事。
彼以外のMOMはちょっと思いつかない。
右サイドバックのサイバルソンの1対1の強さも見事で、スターリングにまるで仕事をさせなかった。
チーム戦術の完成度は、大会中屈指であり、イタリアにも匹敵する。
小国ならではのロングボール戦術を植え付けたラガーベック監督の功績は大いに讃えられるべきだろう。
中盤の底で走り回る主将グンナルソン、 左サイドのダイナモ、ビルキル・ビャルナソン、司令塔のギルフィ・シグルドソンといった中盤の駒も光り、前線では果敢なチェイシングと高さでチームに貢献するシグソールソンとボドバルソン。
小国なれど、侮る事のできないチーム。それがアイスランドだ。
そんな彼らの懸念材料は、スタメン11人を完全固定して闘ってきたこと。
長い大会、負傷や出場停止、疲労などが彼らを苦しめる事だろう。
欠場者が出た際、ベンチメンバーは主力選手たちの穴を埋める事ができるのか。
そんな懸念が彼らにはある……とはいえ、ベスト8進出だけでも快挙である。
細かい事を考えず全力でぶつかっていく。
そうして行けるところまで行ければ、彼らとしても、
それを見守るアイスランドファン(私のように、他国でアイスランドの戦いに注目しているファンも含む) も
満足なのかもしれない。
現時点で既に、アイスランド代表はEuro2016に確かな記憶を残している。
1試合でも多く、彼らの戦いが観たい。
次戦はフランス。イングランドと比べて1ランクは上の相手だが、アイスランドの善戦、そして願わくば勝利に期待したい。
主審 B+
試合内容 B+
MOM CB ラグナル・シグルドソン(80)
GK ハート(50) ハルドールソン(55)
DF ケーヒル(40) サイバルソン(70)
ローズ(40) ラグナル・シグルドソン(80)
スモーリング(30) アルナソン(50)
ウォーカー(40) スクラーソン(50)
MF ダイアー(50) ギルフィ・シグルドソン(65)
デル・アリ(50) グンナルソン(60)
スターリング(50) グドムンドソン(60)
ルーニー(50) ビルキル・ビャルナソン(65)
FW スターリッジ(45) シグソールソン(65)
ケイン(45) ボドバルソン(65)
監督 ホジソン D ラガーベック S
【イ】
ダイアー(50)→ウィルシャー(40)
スターリング(50)→ヴァ―ディー(65)
ルーニー(50)→ラッシュフォード B
【ア】
シグソールソン(65)→エルマル・ビャルナソン B
ボドバルソン(65)→トラスタソン ?
【イングランド】
ドイツ、スペイン、フランス、イタリアといった強豪国が、予選リーグを見事に戦ってきた中で(スペインは最終戦にケチがついたが)、イングランドはだらしのない戦いを続けていた。
ロシアにもウェールズにも失点を喫しており、守備陣のレベルはおよそ強豪国と呼べるものではなかった。
楽な山に入ったポルトガルやクロアチアよりも、実力は下だったように思う。
一方のアイスランドは、グループリーグ初戦から気迫あふれる守備と、古典的ながらも侮れないロングボール戦術、そして会場のサポーターとの一体感を武器に、ポルトガルと引き分け、オーストリアには見事勝利を収めた。
両者の戦いぶりを見てきた限り、こういった結果に終わっても、さして驚きではない。
勿論、小国アイスランドを相手に負けるだろうという予想はしていなかったが、「負けてもおかしくはない」程度の予想はしていた。両チームの実力差は、そんなに大きなものではないと思っていたし、実際にそうだった。
それだけの話だ。
とは言うものの、やはりイングランドはふがいなかった。
戦犯はケインであり、ホジソン監督だろう。
この大会、ケインが期待に応えた試合は1試合もない。
一方、ヴァ―ディーとラッシュフォードの2人は、ウェールズ戦のプレイを見る限り、明らかにケインよりも脅威となっていた。
なぜこの2人を差し置いてケインを起用し続けたのか?
ヴァ―ディーを先発させてほしかったし、後半早い時間でラッシュフォード起用してほしかった。
GKハートの不調も響いた。良い時は本当に良い選手なのだが、GKというポジションにあって好不調に波があるのは厳しかった。
【アイスランド】
MOMは守備の要、ラグナル・シグルドソンだ。先制ゴールも見事、そして本職の守備もお見事。
彼以外のMOMはちょっと思いつかない。
右サイドバックのサイバルソンの1対1の強さも見事で、スターリングにまるで仕事をさせなかった。
チーム戦術の完成度は、大会中屈指であり、イタリアにも匹敵する。
小国ならではのロングボール戦術を植え付けたラガーベック監督の功績は大いに讃えられるべきだろう。
中盤の底で走り回る主将グンナルソン、 左サイドのダイナモ、ビルキル・ビャルナソン、司令塔のギルフィ・シグルドソンといった中盤の駒も光り、前線では果敢なチェイシングと高さでチームに貢献するシグソールソンとボドバルソン。
小国なれど、侮る事のできないチーム。それがアイスランドだ。
そんな彼らの懸念材料は、スタメン11人を完全固定して闘ってきたこと。
長い大会、負傷や出場停止、疲労などが彼らを苦しめる事だろう。
欠場者が出た際、ベンチメンバーは主力選手たちの穴を埋める事ができるのか。
そんな懸念が彼らにはある……とはいえ、ベスト8進出だけでも快挙である。
細かい事を考えず全力でぶつかっていく。
そうして行けるところまで行ければ、彼らとしても、
それを見守るアイスランドファン(私のように、他国でアイスランドの戦いに注目しているファンも含む) も
満足なのかもしれない。
現時点で既に、アイスランド代表はEuro2016に確かな記憶を残している。
1試合でも多く、彼らの戦いが観たい。
次戦はフランス。イングランドと比べて1ランクは上の相手だが、アイスランドの善戦、そして願わくば勝利に期待したい。