2018年05月

まじこいやってます⑤クリスルート

あいっかわらず、*1『要らないところ』でこちらの好感度を下げてくるタカヒロテキストだけど……
それはともかく、クリスルート全体としてはまずまず面白かったです。

お嬢さま育ちでなーんにもできないおバカキャラ(だがそれがかわいい)のクリスが、
少しずつ家事スキルを身につけていく前半戦。
大和とクリスの仲が徐々に近づいていく中盤戦。
からかわれるとムキになる、クリスのリアクションが、かわいいというか、いじめたいというか。
そして花火の夜の告白。
夜這いも、まぁ半レイプと言えばそれまでですが、エロくて嬉しい。
クリ吉は、なかなか魅力的な女の子ですね。


その後は頭のおかしなクリスパパに意地悪(???)されて、学校を追い出され、疑似同棲生活ストーリーが始まったり、
ラストは相変わらずバトルシーンが展開されますが、このバトルはコンパクトに収まっていたので苦痛ではなかったです。


シナリオ自体はそんなに褒めるほどのものではないけれど、クリスの成長を軸に、
大和との恋愛や、バトルを絡めた、まずまずの出来。


ヒロインとしてのクリスは、おバカ系堅物『からかうとムキになる』かわいい女の子で、
しかもHシーンも結構エロいんですよね。


一応京や一子が僕のメイン(お目当て)なんですが、クリス意外といいな、と思わせるルートでした。





*1 リアルPK……あまりに品がなさすぎる
  S組VS F組……他のクラスの人たち暇そう
  死刑廃止云々……死刑賛成ほぼ全員:死刑廃止羽黒のみ、タカヒロの主張乙
  定額給付金……なんぼなんでもしつこいが、そもそも2万円でドイツ行けねーよ
  


☆クリスルート

大和 B+
クリス A-
シナリオ B-
羨ましさ B-(現実逃避モード全開の今読むとB-。しかし健康な状態で読めばBだと思う)
青春度  B+
Hシーン B

家系ラーメンはみんな同じ味、ではないで(2018年5月27日:とらきち、末廣、大桜、王道之印、勝鬨家追加)

「家系ラーメンはみんな同じ味」って言う人、ネットで多く見るんだよね。
十歩譲って「みんな同じようなもん」ならわかるけど、「同じ味」では全くないからね。

あとね、「ライス無料=家系」とか言ってる人までいるんだよね。
あのね、僕が行った家系店でライス無料店なんて全然なかったからな?
あったら絶対頼んでるけど、家系でライス無料を頼んだ記憶、今まで一度もないぞい。


版で押したように「家系スープにノリをひたして、ご飯に巻いて食べるのが超美味い」とか
みんな言うから、六角家(ご飯100円だよ)で試してみたけど普通じゃねぇかよ!
騙されたわ……。通ぶりたい食べ方なんすかね? 
もちろんそれなりには美味いけど……つか巻く意味ある?


僕は別に家系ラーメンのファンでもないのに、最近、家系ラーメン率高いよ。
だって近所に家系ラーメンしかねぇんだもん……。で、いろんな店に行ったからわかるよ。
「まぁ似たようなもん」だけど、「同じ味ではない」から。


☆家系ラーメン

豚骨醤油味。基本トッピングはほうれん草、のり3枚、チャーシュー。
メンマとかもやしは基本、ない(有料トッピングである店もある)。

卓上にはニンニク、豆板醤、酢、刻みショウガあたりか。ニンニクは数種類置いてあることも多い。
アイヌネギが置いてある店は多分直系。ゴマとかも置いている店あるね。



たいていメニューは1つしかない。が、たまに塩ラーメンとかをやってる店もある。
味噌ラーメンがある店もごく稀にあるが、塩よりも更に数が少ない。
つけ麺をやっている店もごく稀にあるが、やはり塩よりも少ない。
多分つけ麺をやってるのは六角家系が多いと思う。
まぜそばをやっている店もあるらしいが、行ったことがない。行きたい。

味の好みを聞かれる。僕はいっつも「麺カタメ」です。他は普通。
小腹が空いてる&小食の人は並。
中盛を頼むと、空腹時でも割とお腹いっぱいになる。たいていこれ。
大盛は大食漢向けで頼んだことがない。中盛で十分やし。

トッピングは幾つかあるけど、困った時は海苔。安くて麺が進む。
キャベツなど、野菜系も良い。味玉も悪くないけど、家系に味玉はそこまで合わない気もする。
チャーシュー増しは貧民なので頼んでない。
きくらげが意外と悪くない事に最近気づいたが、まぁ海苔orキャベツの二択が無難かな。
トッピングなしの普通ラーメンだと、割と貧相な感じになる。
直系はまだニンニクチップとか使えるからいいけど、六角家系のトッピングなしは麺ばかり余って悲しい。


接客は無骨なものが多いが、たまに妙に気合が入ったうるさい店や、丁寧な店もある。
平均して考えると、あまりレベルが高いとは言えない(婉曲表現)。



毎回ラーメンを出された後も、「味の濃い薄いがありましたら仰ってください」って店員が言うんだけど、店員に後から味について話す客を見た事がない。



☆吉村家 

総本山。ガツンとくるしょっぱい醤油味が中毒症状を起こす。いっつも行列。
美味いけど、総本山と同じ味は他店舗でも食べられるので無理して並ぶ事はないと思うぞ。


☆杉田家、環二家

吉村家と味は同じなので、行列並びたくないならこっち(吉村家ほどじゃないけど、環2家は最近行列できてますね…)。
杉田家もたまに行列だけど、吉村家ほどじゃない。確かにこれは「同じ味」と言われても仕方ない。

杉田家と環二家で、それぞれ「キャベツ」トッピングをしたところ、環二家はちょっと味が薄くなった。ってことは、杉田家の方が味が濃いのか?
いやでも環二家も十分味は濃いと思うぞ。
両店とも接客は無愛想でちょっとだけ怖い。

特に杉田家は接客悪いんだよなぁ……「ごちそうさまでした」って言って、返事が返ってきた事がない(複数回)し、後から来た客の好みを聞いて俺はスルー、「こちらも好みまだなんですけど?」って言っても
無愛想に「で?」みたいな。
「失礼しました」くらい言ってほしい……。俺、なんか嫌われるような事したか?



☆田上家

上の3つと味は同じだけど、高確率で麺が伸びてるからもう行かない
3回行って、2回伸びてた。「麺固め」って毎回言ってるんだけど。なのでハズレ。


☆末廣家

基本味は同じだけど、チャーシューと味玉は家系BEST1だと思う。
やっぱり行列。


☆とらきち家

元直系だった「王道家」が吉村家に反旗を翻して王道家グループを結成。
だけど、味はまぁ基本直系です。
で、このとらきち家は、僕が食べた家系の中で最も醤油のキレが凄い。
「家系はライスがないと~」とか言ってる人、意味わかんねーなと思って横目で見てたけど、
「とらきち家はライスが欲しい」です。ライス用にんにくもあるし、これだけ美味いのに行列できてないし、通いやすくて良い。


☆王道之印

王道家グループなので当然同じ味だけど、とらきち家ほどの『ガツン』はない。
あまり混んでないので行きやすいが場所が辺鄙だ。


↑この辺が、いわゆる直系タイプの味だと思います。
直系タイプの味は基本一緒です。
しょっぱ美味いので、そういうのが好きな人向け。塩分が心配。


☆壱六家

うずらの卵が載っていて、塩ラーメンが存在する。塩ラーメンが美味い。
直系店には塩ラーメンがないので、これは全く別の味。
他に美味い!と言える壱系塩ラーメンを知らないので、壱六家は唯一無二。
醤油ラーメンは、家系とは違うマイルドな味だけど、特に好みというほどでもないので
俺の中で塩ラーメン専門店になってる。


☆六角家

臭い。明らかに他のどの店舗より臭い。
臭いわりに味はマイルドで、濃厚なとんこつ味です。
最初食べた時は「不味いな」と思ったけど、3回くらい食べたら「これはこれでアリだな」って思うようになって、今じゃ割と有力な選択肢の一つ。意外と奥が深い店なのか?
ここも「直系」や「壱系」とは味が違いますよ。「六角系」とでもいうのかな。
名物トッピングのキャベチャーが美味いので、絶対に頼む。
というかキャベチャーを頼まないならこの店に行く意味ないかもしれん。
店員がいっつもおしゃべりしまくっていて、ちょっと気になる。



というわけで、「直系」、「壱系」、「六角系」の3つはそれぞれ味が全然違うので、
この3つを一緒に語られるとちと困る。
あれだけ店の数が多いのに3種類+αしか味がないのかよ!と言われるとまぁそんな気もするのだが……。





☆らーめん家せんだい

ここも何となく独自の味がする。美味くも不味くもないが、横浜駅近くの便利な場所にあるんだよなぁ……。
塩ラーメンもあるので直系タイプではないが、壱系でもないよな。


☆鶴一家

ここは激辛ラーメンを置くなど、独自の道を走っている。
テレビの音がちとうるさい(僕は、店にテレビを置くのあまり好きじゃない人なので)


☆町田商店

味は美味いんだけど、冬で客が店内に誰もいなくてもドアの前に席を指定するの、どうにかなんねーの?
多分、外から「客が入っているように」見せたいんだろうけど、そんな店側の都合を押し付けられても困るから。
自分を主張できる人は、みんな必ず席移動する事になる。
気弱で大人しい人は、毎回寒風を身体に浴びながら飯を食う事になる。
数回行って、毎回それを食らったのでもう行かない。接客さえまともなら再訪しても良い。
冬じゃないなら行ってもいいんだが、なんか印象悪くなっちゃったし。
あと、麺が上がる時に毎回必ず「あ↑が↑『り』↓ま↓す(りにアクセント)」って大声をあげる店員さんがいて、すっげー気になった(これは別に減点ではない)。


☆はま家

評判の良い店だけど、俺には薄すぎるように感じる。ここは接客が良いので心苦しいが、俺的にハズレ。逆に言えば、「家系はしょっぱすぎるからちょっと……」という人にウケてるのかもしれない。
しかし、それはもはや家系ではない別のラーメンなのでは??
あと、塩ラーメンや味噌ラーメンもあるなら食券を用意してほしい。
いちいち口頭でこちらから「塩で」とか「味噌で」とか頼むの、面倒くさいよ。
しかも「基本は醤油です!」とデカデカと書いてあって、「醤油ラーメン頼めよ!!」アピールが凄いし(気のせいか?)
「カタメ」コールするだけでもちょっと緊張するコミュ障なんやから、どうにかしてくれ。
今度、勇気を出して「し、塩で……(ビビり声)」って言ってみるか……??



☆すずき家

無難に美味い壱系店。特に感動はないが、ハズレでもない。
近隣に美味い店があるせいか、夕方くらいに店に入ると客が俺だけ、という事がザラなのでちょっと心配になる。壱六家に大差をつけられているが、俺の好きな家系塩ラーメン店(?)No2なので潰れてもらっちゃちょっとだけ困るんだ。
最近、『ゆずとんこつ』が美味い事に気づいた。
有料トッピングの辛味と無料トッピングの豆板醤の違いが気になっている。
毎月18日はラーメン200円引きサービスをやっているらしい。


☆中島家

麺が出てくるまで20分近く待たされた上に、伸びてたんだが?? ちなみに味は、ここもちょっと独自な感じがした(醤油というより塩っぽい??)んだけど、そもそも伸びてたらなぁ。混んでたわけでもないのに。
1度しか行ってないのでたまたまかもしれないけど、ちょっと場所も不便だし、もう行かないと思う。
接客は穏やかだったのはいいんだが、20分待たされるとなるともっとテキパキ!って思ってしまう。
場所が近ければもう1度くらい行って、本当に毎回そんなに待たされる店なのかをチェックしてもいいし、たまたま1回だけならいいんだけどね。


☆千家

とろろラーメンが美味かった。
ただ、近くに美味すぎる名店「鶏喰」(家系ではない)や、「鶏喰」の陰に隠れてるけど
地味に美味い「流星軒」まであるので、敢えて千家に行く選択肢は取りづらい。


☆大桜

うぉーい! 家系なら「~家」って名前にしとけよ~~ 頼むよ~~~!!
家系は家系だけど、臭くない六角系? なんか独自な感じがしますね。直系系統の味ではない。
割と美味しいんだけど、デフォルトのトッピングがケチりすぎ+トッピング代が妙に高いのがネック。
良いところは、カウンター以外の席も結構あり、『汚いラーメン屋』感がない事。
ファミリーでも行きやすそう。

☆勝鬨家

赤辛ラーメンを食べたらマジで辛くて良かった。
店員がずっと喋ってるのが気になる。


☆光家、寿々喜家、家系侍、壱八家、松壱家など

まだ家系というジャンルがある事を知らない時に行ったせいか記憶に乏しいが、行っている。
光家はキャベツを無料サービスしてた気がする。キャベツラーメンに感動した記憶があるが、
後で他の店でも有料トッピングでキャベツがあるのを知った。

その頃は、家系ラーメンというもの自体を知らなかったので、当時の彼女を店に連れて行ったら
「また同じ店じゃん! 名前違うけど、こないだ食べたのと一緒!」と軽くおかんむりだった。
すまんかった。
デートで家系ラーメンに行ってもいいとは思うけど、わざわざ遠出デートしてきて食べるもんじゃないな。近所にあるならアリだが。
あと俺、ニンニクがっつり入れたいし。
だから彼女がいない今のうちに通い詰めておくか。彼女いなくてもいいんだ、俺には家系ラーメンがあるから(んなわけねーだろ)




自分のための家系覚書みたいになってしまったw
つか、家系ラーメン多すぎ。みんな似たような味のくせに(結局それか!)
でも「似たような味」だけど、「同じ味ではない」のです。それが言いたかったのです。

しかし本当に多すぎんぜ……。もう飽きたよ(3か月ぐらい食べなかったら、食べたくなりそうだけど。真面目に、3軒ラーメン屋があれば1軒は家系だからな……)


まぁ、本当の事を言うと、(当たりの)家系ラーメンはB+(S~E)くらいで好きです。
直系(吉村家、末廣家、杉田家、環二家、とらきち家、王道之印)がA-、塩系(壱六家)と六角家がB+かな。他はBとかそれ以下。
そこそこ好きだけど、毎週食べたり、こんな記事を書きたくなるほど好きってわけでもない。

なので、遠出した際に行った事のない家系店があったらちょっと入ってみたい気もするけど、
やっぱり家系じゃない店で食べたいな。家系はもうこんだけ行ってればいいでしょ…




NBA17-18雑感

注:この記事は、カンファレンス決勝第3戦が終わった時点で書いています。
(第4戦も既に行われていますが、筆者はwowow観戦のため、1日遅れています。悪しからず)


過去3年のNBAを支配してきたのは、西の雄ゴールデンステイト・ウォリアーズである、と書いても
誇張ではないだろう。
14-15優勝、15-16準優勝、16-17優勝。
15-16は準優勝じゃないか、という反論は当然の事だが、
決勝こそ敗れはしたものの、この年NBA史上最多の73勝を挙げたウォリアーズは、やはりこのシーズンのベストチームだったと思う。


さて、そんなウォリアーズとタイトルを分け合ってきたのが東の雄クリーブランド・キャバリアーズだ。
3年連続、同一カードの決勝はNBA史上初。
14-15準優勝、15-16優勝、16-17準優勝。
西高東低のNBAではあるが、東地区をこの3年支配してきたのがキャバリアーズである。


絶対王者ウォリアーズ。東の王者キャバリアーズ。
この2チームに対抗する新勢力はあるのか。そこが、今シーズンの見所であった。


☆ウェスタン・カンファレンス

決勝
ゴールデンステイト・ウォリアーズ
VS
ヒューストン・ロケッツ


〇ゴールデンステイト・ウォリアーズ   80点~100点(西決勝で負けたら80点。NBA優勝で100点)

そしてやはりと言おうか、今年もまた最強王者ウォリアーズは盤石の戦いぶりを見せつけている。
リーグ戦ではロケッツに1位の座を譲ったものの、それは負傷者に泣かされたから。
カリー、グリーン、デュラントといった主力が軒並み欠場した時期もあり、3月末からは負けも嵩んだものの、やはりベストメンバーが揃えばこのチームは強い。
「スプラッシュ・ブラザーズ」と称されるカリー、トンプソンの3ポイント攻勢だけでなく、
インサイドでもバッチリと仕事ができるデュラント、オールラウンダーのドレイモント・グリーン、
そしてシックスマンのイグダーラと、攻撃だけでなく守備もできるのがこのチームの強みだ。
チーム内の連携も非常に良く、カリーに象徴されるような「見ていてワクワクする、楽しいバスケ」を展開するウォリアーズ。
ラフプレーで名をはせるパチューリアや、もめごとの絶えないグリーンといったダーティーな面もあるにはあれど、『強く・美しいバスケ』で頂点に立ち続けるウォリアーズ。
唯一つまらない点があるとすれば、強すぎる事である。
今年の王者もウォリアーズで決まり……現時点(ロケッツ戦第3戦終了)で既にそんな予測が成り立ってしまう。それくらい圧倒的な存在だ。


〇ヒューストン・ロケッツ   85点~100点(西決勝で負けたら85点。以下略)

そのウォリアーズの対抗馬は、昨年はサンアントニオ・スパーズの役割であった。
今年は違う。スパーズを押しのけて、西地区のリーグ戦を制したのはロケッツだった。
ウォリアーズの3ポイント攻勢を更に極端な形に推し進めた、3ポイント爆撃が最大の特徴だ。
チームの絶対エースだったハーデンに、今年は相棒ポールを加え、2大スターの片方が不調でも
勝ち切る強さを手に入れたロケッツ。
アリーザや新加入のタッカー、そしてインサイドの守護神カペラの成長もあり、急速に守備力も整えつつある。
シーズン開幕前は、ポールとハーデンのポジションが重なる事から不安視された連携だったが、お互いをリスペクトし合う二人のエースはそんな不安をいとも簡単に払拭。
ウォリアーズに唯一肉薄しうる可能性を感じさせた。

その西地区決勝では、現在第3戦終了で1勝2敗。
善戦はしているものの、ウォリアーズに比べて、まだ1~2枚戦力的に足りていない印象だ。
とはいえ、ウォリアーズが異常なのであり、ウォリアーズを除く29チームの中では群を抜いた戦力を有している。

西地区ベスト4

☆ユタ・ジャズ     80点

クイン・スナイダ―HC(ヘッドコーチ)の元、守護神ゴベールを中心にバランスの取れたバスケでベスト4に勝ち上がったのがジャズ。
旧式の司令塔ルビオがボールを運び、驚異の新人ミッチェルが得点を量産。
3ポイントのイングルスと、時代の最先端を行く『尖った』バスケの2強とは違い、
良質な『旧来のバスケ』を展開するジャズは、どこか見ていて安心するチーム(主観です)だ。
スーパースター不在ながらも、まとまりのあるチームバスケで、西地区の驚きとなったジャズ。
ミッチェルがこれからどこまで飛躍するのかも注目したい。


☆ニューオーリンズ・ペリカンズ  80点

アンソニー・デイビス&デマーカス・カズンズのツインタワーを軸に、超攻撃的なバスケを展開してきたペリカンズ。
だが、悲劇はシーズン中盤にやってきた。まさかのカズンズ負傷。
終わった、と思われたペリカンズだが、フロントの動きは迅速だった。
カズンズとは持ち味の異なる3ポイントシューター、ミロティッチを即座に補強。
カズンズ出場時とはまた違う武器を手にしたペリカンズは、勢いを落とさずベスト4まで勝ち上がった。
チームを転々としてきたロンドが水を得た魚のようにゲームを支配し、ドリュー・ホリデーの成長もあり、とにかく点を取りまくるバスケ。取られまくるけれども、それ以上に取りまくるバスケで、1回戦トレイルブレイザーズを撃破。
ウォリアーズには敗れたが、ある程度の手ごたえを得たシーズンだった。

ベスト8

☆サンアントニオ・スパーズ    60点

長年西地区で安定した強さを誇ったスパーズは、今、転換期を迎えている。
40歳のジノビリ、35歳のパーカーだけでなく、パウ・ガソル、オルドリッジなど30代の主力が多い中、スパーズの大エースだったはずのレナードは原因不明の負傷で出場を拒否。
むしろこの状態でよくベスト8まで勝ち進んだ、と言った方が良いかもしれない。
老将ポポビッチがいる限り大崩れはしないだろうが、すぐに王者の位置に復帰できるとも思えない。
スパーズは今後数シーズンは今の位置(もしくはベスト4)にとどまりそうだ。


☆ミネソタ・ティンバーウルブス  65点

14年ぶりのベスト8進出。
今までの努力が報われ、飛躍したシーズンにしては点数が低いと感じる方もいるだろう。
それは、トム・シボドーHCの『選手を使い潰す』戦い方に疑問があるからだ。
主力はバトラー、ギブスンといった元シカゴ・ブルズ組で、シボドーHCも元ブルズ。
控えのブルックスやローズも、皆シボドー子飼いの選手たちである。
そんなブルズ組+タウンズ&ウィギンスの若手2人がウルブスの主戦力だが、いかんせん控えの層が薄い。
主力を使い潰すシボドーの元で控え選手は果たして育つのか。
そして酷使された主力が負傷欠場してしまったら? 
バトラーが負傷し、主力に疲労が溜まり続けた結果、シーズン終了間際でナゲッツの猛追を浴び、危うくベスト8の座から転げ落ちるところだった。
結果は出した。見事な結果だ。だが、薄氷を踏むようなベスト8だった。


☆ポートランド・トレイルブレイザーズ  60点

去年とほぼ同等の戦力で、ほぼ同等の成績を収めたチームは東西問わず幾つもある。
ブレイザーズもそんなチームの一つだ。
リラード&マッカラム体制で、ベスト8敗退。
ブレイザーズはこれをもう3年ほど繰り返してきた。
ベスト8に進める以上、悪いチームではない。
だが、これ以上の成績を求めるなら、何かを変える必要がある。
ブレイザーズはどう動くだろうか? それとも動かないのだろうか?


☆オクラホマシティ・サンダー 55点

大エース、ウェストブルックのワンマンチームである。
昨シーズン、ウェストブルックが孤軍奮闘していたチームは、この夏大補強を敢行。
カーメロ・アンソニー、ポール・ジョージと2人のスーパースターを加入させ、
OK3と呼ばれるスーパースターユニットを作り上げた……はずだった。

しかし、カーメロは全くの期待外れ。ジョージに関してはウェストブルックの補佐官として
それなりの活躍を見せたものの、
ウォリアーズのカリー&トンプソン&デュラントや、ロケッツのハーデン&ポールと比べるといかにも見劣りする。
そして、結局はウェストブルックの個人ショーだ。
OK3をしり目に、黙々とリバウンドを取りまくる影のMVPアダムスの奮闘が光るサンダー。
ウェストブルックは相変わらず化け物じみた成績を残しているが、チーム成績にはあまり結びついていない。このままウェストブルックと心中するならば、サンダーに浮上の芽は薄い。


☆デンバー・ナゲッツ 60点

惜しくもプレーオフ進出はならなかったものの、西地区の激闘を盛り上げてくれたナゲッツ。
ヨキッチを除くと、めぼしい選手はいないものの(ミルサップは不調だったし)、
プレーオフ戦線に最後まで踏みとどまり、最終節まで希望を繋いだその粘りには感動した。
最終節、プレーオフの座をかけて激突したティンバーウルブズ戦は、NBAファイナルと同等の緊張感に満ちていた。


☆ロサンゼルス・レイカーズ 60点

そして、もう1チーム。成績こそ振るわなかったにも関わらず、好印象を与えてくれたのがレイカーズだ。
偉大なベテラン、コビー・ブライアントが引退して2年。
クーズマ、イングラム、ボールといった若手を中心にした新星レイカーズは、
ロケッツ戦ではダブル・オーバータイムの死闘を展開。
ウォリアーズ戦でも2試合がオーバータイムと、『好試合製造機』のような熱戦を見せてくれた。
問題があるとすれば、いつも最後には負けてしまった事だが……。
ロケッツVSレイカーズ戦は、今シーズンのNBAのベスト5に入る熱戦だった。



☆東地区

決勝
クリーブランド・キャバリアーズ
VS
ボストン・セルティックス



☆キャバリアーズ   65~85点(東決勝で負けたら65点。勝ったら85点)

今年もキャバリアーズは、東地区を勝ち上がってきた。
しかし……。
去年までのキャバリアーズは、大エースレブロンと並び立つ、もう1人のスター選手アービングがいた。
だが、アービングを放出したキャブスは大きな武器を失った。
それだけではない。
夏に加入した新戦力(クラウダー、トーマス、ローズ、ウェイド、カルデロン、ジェフ・グリーン)のうち、クラウダ―~ウェイドまでの4人を冬には放出するドタバタ劇を展開。

カルデロンが意外とチームにフィットしたのは個人的に驚いたが、トーマス、ローズ、ウェイドが
キャブスのシステムにフィットしないであろう事は、ニワカNBA観戦者の私ですら予測が出来た
(まぁ、ハーデン&ポールも失敗するだろうと思っていたので、ドヤ顔は出来ないのだが)。

何のための補強だったのか? 
結局、例年以上にレブロンに負担がかかった、レブロンのワンマンチーム。
それが現在のキャバリアーズである。
昨シーズンの戦力からアービングが抜けた。そう言い換えてもいいだろう。

レブロンは相変わらず超絶パフォーマンスを見せているし、副官のラブ、リバウンダーのトンプソンは良い。3ポイントシューターのコーバーも相変わらず怖い。
しかし、彼らは皆、去年からキャブスを支えてきたいわば中堅・ベテラン選手たち。
新しい驚きはなく、例年以上にネガティブな印象が付きまとう。


☆ボストン・セルティックス   85~100点

翻って、セルティックスには未来がある。
なぜか。2大エースと目されたヘイワードとアービング(去年までキャバリアーズにいた)。
この2人が怪我で離脱したにも関わらず、ベスト4までたどり着いたのはそれだけで快挙と言って良い。
2人の穴を埋めるように、テイタム、ブラウン、ロジアーといった若手達が急成長を遂げ、
それをまとめるベテラン、ホーフォードも実に頼りになる存在だ。
若きスティーブンスHCの手腕も光る。
現在キャバリアーズを相手に2勝1敗と勝ち越しているセルティックス。
2大エース不在ながら、東地区を制してもおかしくない勢いだ。
そして、来シーズンにはヘイワードもアービングも戻ってくる。
完全体となったセルティックスは、ウォリアーズを超える事ができるだろうか?

まずは、不完全体である今シーズンの戦いを見守ろう。
まさかとは思うが、この状態でNBAを制覇したら……これは100点どころの騒ぎではない。


ベスト4

☆フィラデルフィア・セブンティシクサーズ 85点

毎年毎年負け続け、優秀な若手をかき集めてきたシクサーズが、今年ついに若手達の力を解放した。
エース、エンビードを軸に、シモンズ、シャリッチ、コビントンといった若手陣。
そこに、足りない3ポイントの力をベテラン、レディック&ベリネッリの補強でカバーする。
フロント陣も実に手堅い動きを見せ、新時代の東地区王者を伺っている。


☆トロント・ラプターズ  65点

またか……と言わざるを得ないのがラプターズだ。
毎年毎年、キャバリアーズに負けてきた彼らは、それでも選手を変えず、今シーズンに挑んだ。
そして、例年以上の素晴らしい成績でプレーオフに臨む。
だが、東準決勝で当たったのはまたしてもキャバリアーズ。そして、彼らはいいところなく敗れ去ったのだった。
ラウリ―&デローザンは素晴らしい選手だが、他チームのエース級の選手に比べて波があり、計算が立ちにくい。特に大試合になればなるほど、調子が下がってしまうのが問題だ。
そんな2人を補佐するヴァランチュナスとイバーカは心強いが、ヴァランチュナスは通常ファウルがかさむケースが多く、イバーカは逆に突発的に乱闘してしまったりするところが問題だ。
そもそも、イバーカは1人でチームを変えるような選手でもない。
ラウリ―、デローザン、ヴァランチュナス……この体制で闘う限り、東地区3~4番手の位置はキープできるだろう。しかし、キャバリアーズには勝てない。
過去3年で一番良いラプターズは、過去3年で一番悪いキャバリアーズにすら4戦全敗した。
ここには、選手の実力以上の何かがある。
それは、メンタルの問題……キャバリアーズ恐怖症。いや、レブロン恐怖症。
そういった何かが、このチームには蔓延しているのかもしれない。


☆ワシントン・ウィザーズ  60点
 ミルウォーキー・バックス 60点
 インディアナ・ペイサーズ 70点

あたりも書こうかと思ったけど、それほど書くこともないのでやめておく。
ウィザーズ、バックスは昨年とほぼ印象が変わっていない。
ウォール&ビール&ゴータットと選手の質は高いウィザーズだが、やはり去年と同じ選手の顔ぶれで成績も去年並。バックスに至ってはアデトクンボのワンマンチーム感が強い。

ペイサーズは、選手の顔ぶれは変わったが、『キャバリアーズを追い詰めながら、最後の最後で勝てなかった、キャバリアーズの難敵』といった印象である。


というかペイサーズは放送自体が少なかった……。
英語中継を見れば良いのかもしれないが、wowow&rakutenTVではペイサーズの試合はほとんど見られなかったのだ。



以上、NBA観戦に日が浅いニワカの今シーズン雑感をお送りしました。





















ヒラリー・ウォー「失踪当時の服装は」読了(軽バレあり)

評価はB+。ただし、それは純粋に面白さに対しての評価です。
『警察小説』という新たなジャンルを開拓した、という歴史的意義を考えれば評価はAにもA+にもなります。

舗装されていない『警察ミステリ』の道を切り拓いた、というそれだけでも評価に値しますが、
そういう外部情報を取っ払って、今、一つの娯楽小説として読んでも十分面白いのは偉いなと感じました。


ミッチェルという女学生が白昼に失踪。それを追いかける刑事コンビのお話です。
この、フォードとキャメロンの凸凹コンビのやり取りは地味に面白かったです。
捜査が進むにつれて、生前のミッチェルの姿が少しずつ浮かび上がってくる仕組みとはいえ、
そこまでドラマチックなものでもなく、淡々と捜査が進んでいくわけなので、この刑事コンビのやり取りがつまらなかったら、読んでいて本当に退屈したでしょう。
そういう意味では、キャラクター小説と言っていいのかもしれません。


ただ……、現在の目から見ると、あるいは警察の取り調べを受けた事のない僕の目から見ると、
ちょっとマズいんじゃねーか?と思えるシーンがあるのも事実です。
犯人が当たっていたからいいようなものの、そこまで確信が持てる状況じゃないのに、
犯人や、犯人の恋人(セフレですが)を狙い撃ちにするような嫌がらせは、少々まずいのではないか……事に犯人のセフレに対するセクハラ的な発言は、大丈夫なんかな?とは思いました。


ここから先は余談です。
余談その1

これは僕の感覚の方がズレているような気もするし、「だから何?」というところでもあるけれど、
わずか半年の間に、11人と36回以上のデートをしている女学生(SEXは1人とのみ。キスは3人か4人)って、本当に『身持ちの固い、真面目な女子なのかしら?』と思いました。
いや、別にいいんです。
ミッチェルが身持ちが固くない、不真面目な女子だったからと言って、殺されて当然だとは全く思いません。そんなに悪い娘だったとも思っていません。
ただ……「すげー遊び歩いてるな、コイツ」とは思ったので、そこら辺にズレを感じました。


1人の人と36回デートならまぁいいですし、
20~36人の人と36回デートなら、『恋活・婚活頑張りすぎ女子!』みたいな感じですけど、
中途半端に6回・7回のデートをした後で急に冷たくなって振ったりとかをしまくっているのは、
(相手も合意ならそれでいいけど)、ミッチェルに対して本気になっちゃった男子はかわいそうだなぁと思っちゃって。
SEX関係は1人とだけだったみたいですけど、SEXしてなければ真面目なのかなぁ?と。
世間の価値観と真反対で恐縮ですが、むしろSEXしまくり11人と36回の方が、個人的にはまだいいです……。

にしても半年で11人と36回デートってすげぇな。
俺は全然モテないけど、仮にそんだけモテたとしても半年で11人・36回もデートしたくないわ。
モテすぎるのも困りもんだな、ちょっと休ませてほしい(そんな台詞言ってみたいw)


余談その2

直前に読んだ「リリアンと悪党ども」でも思ったんだけど、海外小説だと30代中盤~後半って
普通にバリバリ恋愛生活を謳歌してますよね。恥ずかしい事ではなく、ナチュラルに。
スペンサーシリーズだって、ヒロインのスーザンは40代だし、多分スペンサーも40代だけど
全然枯れてないし、落ち着いた大人の恋愛が楽しめます。

日本の作品だと、老け込んでたり枯れてたり、「オジサン(オバサン)が無理してる」みたいな描写……要は年齢をネガティブに捉える作品がやけに多く感じるんですが
(たとえば今やってるゲームにも、35歳で自分のことを「オジサン」と呼ぶ、加齢臭を気にするキャラがいます)、そのたびに嫌な気持ちになります。
自分は何歳になっても老け込みたくないし、他人にもなるべく若々しくいてほしいと思いました。

まじこいやってます④リュウゼツランルートクリア

何をトチ狂ったのか、順番を無視してリュウゼツランをやってしまいました。
記憶にあったよりだいぶ面白かったw 
もっとつまらなかった気がしたので、先に回したんだけど、嬉しい誤算でした。
(つか、直前にやったまゆっちルートがつまらなすぎたんや)


まぁ、基本的にはずーーっとバトルをしてるだけではあるんで、
忘れないように軽く展開をメモリました。


【千花が売人に目をつけられる→ガクトが突撃→ガクトやられる(板垣兄弟登場)

板垣兄弟のアジトへ 釈迦堂にハメられ百代の能力低下、クリス・京負傷、大和誘拐

板垣家での生活(基地がやられる)→モロが捕まる→板垣姉妹とのHシーン→脱出

→マロードの正体判明→京・モモとのHシーン→カーニバル決戦

ED曲

→いつの間にか半年経過 クリス帰国 金曜集会解散 END】


という感じ。


ド派手なバトルシーンがシナリオの8割程度を占める(体感)ので、あれですけど、
中でも印象に残ったバトルが2つあって、


まず1つ目が
ルーVS釈迦堂
です。
努力家のルーが、努力を怠った天才、釈迦堂を破るというのは
川神一子ルートの救済になるのではないかと思いました。
バトルマニアの天才、釈迦堂に最も近いのは、ご存知、川神百代。
一方、ルーの流れを汲む努力の人と言えば川神一子。
百代が努力をサボるかどうかは何とも言えませんが、ずっと修行をしていけば一子は師範代になれるんじゃないか。
一子ルートでは破れた夢ですが、このまま拳法家を目指すのもアリだったかも?


2つ目は
椎名京VS榊原小雪。
この激突はそのまま、まじこい表ヒロインVS裏ヒロインと言えるのではないでしょうか。
リュウゼツランルートをやると、やっぱりまじこいのメインヒロインは椎名京なんだなーと、勝手に思った次第であります。


共通ルート終盤の、秘密基地でのクリス・まゆっち排除に向かいかけたあの騒動を
批判する方をネットでも何度か見かけました。
確かに気持ちの良いシーンではないのですが、
あれに関しては、本ルートで冬馬に指摘される風間ファミリーの閉鎖性……
つまり、「まじこい」というゲーム全般の伏線になっているため、仕方ない面があったと思います。
むしろ、(クリスは多分何とかなったと思うけど)かなりヤバそうだったまゆっちを、何とか排除せず仲間に取り込めたのは、成長と言っていいんじゃないでしょうか。


感想がまとまらず、散文的ですみません。
他では何気に気に入ってる九鬼英雄様がカッコ良かったですね。
板垣家の捕虜生活も、何気にほのぼの読めますし。


まぁ、バトルばかりやってて、『金曜集会解散』が突然飛ぶのはご愛敬というか、
そこももうちょっとやってほしかったけど……まぁ、それは京ルートの方でやった(はずだ)からいっか。

まゆっちが松風から卒業できてねーのが、グランドエンド的にはちょっとばかり気になるところではあるけど……。
それと、このルートだと、結局大和君は、百代と京2人のセフレになったって事で良いのかしらん。
「冬花火」が明らかに失恋ソングで、ボーカルが京の声優さんだから、京振られたのかしら?
いや、それはさすがに深読みしすぎ……というか深読みであってほしい!
やっぱり大和の嫁は京でしょ!




☆リュウゼツランルート

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