2020年02月

山田風太郎「太陽黒点」読了(バレあり)

評価はA+

270ページの作品だけど、あまりにも切り取りどころが多いため、どういう方向で感想を書こうか迷う。
一つ言えるのは、とんでもない鬱作品であり、力作でもあるということ。

第二次世界大戦が終わって15~20年ほどが経過した時代。
戦争は終わり戦後の荒廃期は脱したものの、戦争によって夫・恋人を失った未亡人が30~40代を迎え、
戦争をほぼ知らない若い世代が無邪気に遊び歩く時代。
そんな新時代にも貧富の差が存在し、貧乏学生の明は金持ち女の恵美子との付き合いを経て借金まみれになり、恋人の容子ともども堕落していく。

この悲劇を陰で操っていたのが黒幕である山瀬。
『戦中世代』の彼は、ビスマルク体制下での外交術をヒントに、人々の運命を弄ぶ遠隔殺人を計画する。

山瀬、明、容子といった下層階級と、麻子、恵美子といった上流階級との経済格差。
そして山瀬たち戦中世代と、明たち戦後世代の格差。
将棋の駒として消費された世代からの、社会への復讐。


ずっしりと重く救いのない話だが、なるほど、作者の怨念を感じる力作だった。

クリッパーズVSセルティックスが面白すぎた


クリッパーズVSセルティックスを
見ました。控えめに言って最高すぎた。
今シーズンここまでのベストマッチ

現在西3位のクリッパーズVS東3位のセルティックスは、チームの総合力が光る両チームの特徴が存分に出た素晴らしい試合になりました。
セルティックスはボールムーブが美しいだけでなく、守備での積極的なディフレクションが、この試合をプレーオフさながらの緊迫感あるものにしてくれました。
MOMはジェイソン・テイタムか、マーカス・スマートか。とても1人は選べない。
司令塔のケンバ・ウォーカー、試合終盤での好プレイが光ったゴードン・ヘイワード
センターで存在感を見せたダニエル・タイス

クリッパーズは今日も鬼神と化したルー・ウィリアムズに、元気印のモントレズ・ハレル
淡々と決めていくカワイ・レナードに、要所の3を突きさすランドリー・シャメット
こちらも一人だけが目立つ事無く、武器の多さを感じさせる好チーム。

最高の試合でした。ありがとう。

世紀のクソ主審 ジャンルカ・ロッキ(アヤックスVSチェルシー)

チェルシーVSアヤックス見ました。

ありえない。完全に八百長としか思えない。


試合は4-4なのですが、ロッキ主審はとにかくチェルシーを勝たせたかったらしく
怪しいPK、オフサイドくさいゴール、これでも足りないと見て
チェルシーのファウルは何故か取らずに試合を流し、アヤックスを2人退場させ、更にPKを与えるなど、
面白かった試合を粉々に打ち砕きました。

3点+退場者2人をチェルシーにプレゼント。
何考えてんの? 頭おかしいんじゃないの? 大丈夫?
目がおかしいのか?
サッカー見ていて審判にここまで腹が立ったのは数年ぶり


審判資格を剥奪してほしい。二度と見たくない。
審判が全部決めるなら、22人も選手を集める必要はない。
試合をやる必要すらない。

ここまで酷い、『意図的に片方を無理やり勝たせようとしている』ように見える誤審は久しぶりに見ました。


この審判のせいで、チェルシーがベスト16進出、アヤックスは敗退になりました。
本当にふざけた話ですね。


追記

UEFA、CLでの決定的な誤審を認める

当然ですね。僕はまだ怒ってるよ。

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