2020年07月

soccer at home(7/30更新)

タイトルは、コロナが蔓延する中、皆さんお家で過去のサッカー試合を観ましょうというキャンペーン、
World cup at homeから。
いや、普段から家で観てるんですけど。

というわけで、サッカーに飢えたfeeが過去試合を楽しみ、
2~3行でぶった切っていく新企画ですが、唐突に終わる可能性大のコーナーです。
面白さは、いま改めてみた面白さです(当時はこうだったから、とかそういうのは知りません)
新しい記事ほど上に行きます。

おまけで、末尾にバスケの方も書いておきます。
こちらはあまりかくことがないので、見た試合を列記するだけです。


試合No24 2010ワールドカップ 決勝トーナメント1回戦 イングランドVSドイツ 面白さ A₋

ジェラードを中心としたイングランドのミドルシューター陣VS
エジル・ミュラー・クローゼで取り切るドイツのカウンターは、後者に軍配。
誤審は残念だが、GKノイアーも含めて、やはりチーム力に差はあったか。



試合No23 1998ワールドカップ 決勝トーナメント1回戦 アルゼンチンVSイングランド 面白さ B?

こちらも同じく体調崩して流してただけ。
前半に見どころが詰まっていた感。アルゼンチンは中盤の質が高いですね。


試合No22 2018ワールドカップ 予選リーグ ドイツVSメキシコ 面白さ ?

体調が悪くて、ただ流していただけ。
リアルタイムで見た時は、とても楽しさを感じたはず。


試合No21  1994ワールドカップ 予選リーグ ブラジルVSスウェーデン 面白さ B+

準決勝でも当たるこの両者だけど、準決勝よりもこちらの方が面白い。
スウェーデンの攻撃が魅力的だし、ブラジルのロマーリオの凄みも味わえる。


試合No20   北中米カリブ海CL決勝 ティグレスVSモンテレイ 2nd leg 面白さ C

モンテレイが早めに得点を取ってしまったことで、盛り上がりに欠ける展開に。


試合 No19 1998ワールドカップ 準決勝 フランスVSクロアチア 面白さ
 A₋

ボールの持ち方が優雅だなぁと感じる。
クロアチアのダボール・スーケルの先取点。アリョーサ・アサノビッチのパスセンス。
そして何より、フランスの『将軍』ジネディーヌ・ジダン
やはり、世界最高の『トップ下』。
現代では絶滅危惧種のこのポジションで、優雅に舞い続けたジダンの勇姿は必見。
もちろん、試合のMOMはリリアン・テュラムだとは思うけどさ。


試合No18 2019 北中米カリブ海CL決勝 ティグレスVSモンテレイ 1st leg 面白さ B+

遂に北中米カリブのCLまで見始めちゃいました。カリブのクラブ王者を決める戦いは、メキシコ対決。
メキシコリーグを観るのは初めてですが、案外知ってる選手がいますね。

ティグレスは
DFカルロス・サルシド
MF ギド・ピサーロ、ハビエル・アキーノ
FW エネル・バレンシア、エドゥアルド・バルガス、ピエール・アンドレ・ジニャックと
なんと6人も知ってる選手がいましたよ!

モンテレイも
MF ミゲル・ラユン、ヘスス・ガジャルド
FWドルラン・パボン
と3人知っており、そのうちの1人パボンが違いを作り出していました。

どちらが強いのかは、メキシコリーグに疎い僕には知る由もありませんが、
ティグレスホームで、モンテレイの方が良いサッカーをできていたので、
モンテレイの優勝がかなり近づいたんじゃないかと思います。


欧州に比べてプレイが荒い、紙吹雪の舞う異様な雰囲気など、
ラテンアメリカらしさが滲む試合でした。
プレイが荒いのは必ずしも良い事ではありませんが、サッカーは格闘技、という言葉を久しぶりに実感できた気がします。

あ、もちろん2nd legも後日見ますよ!



試合No17 2006ワールドカップ準々決勝 ブラジルVSフランス 面白さ B₋

当時見ていた時は、フランスを応援していたので熱狂していたんだけど、
結果を知ってから見ると、あんまし面白い試合ではないですね💦


試合No16 2015ゴールドカップ決勝 メキシコVSジャマイカ 面白さ B

ジャマイカ代表って、ゴールドカップではよく出てきますね!
しかし、この頃(2014-18あたり)のメキシコ代表は強かったなぁ。

試合No15 2019ゴールドカップ決勝 メキシコVSアメリカ 面白さ ?

横目で見ただけなので判断つかず。ジョナタン・ドス・サントスのゴールは美しかったのと、
なんか割と荒れてたぐらい。

試合No14 2017ゴールドカップ準決勝 メキシコVSジャマイカ 面白さ A₋

ジャマイカGKのミラクルセーブが炸裂し続け、見事にジャイアントキリングを達成!

試合No13 1986ワールドカップ 準々決勝 ブラジルVSフランス 面白さ B+

プラティニ率いる銀の中盤VSジーコ率いる黄金の中盤。
好試合なんだけど、審判が不穏すぎるw 




試合No12 1990ワールドカップ 決勝トーナメント1回戦 ブラジルVSアルゼンチン 面白さ ??

ブラジルが一方的に攻勢に出る中、アルゼンチンがカウンターのワンチャンスを活かした好試合。
なんだけど、アルゼンチンの薬物混入疑惑が限りなくクロに近いグレーなので、なんだかなぁっていうのはありますね。


試合No11 1990ワールドカップ 決勝トーナメント1回戦 西ドイツVSオランダ 面白さ B₋

思った以上に西ドイツが攻勢でした。オランダ、いいタレントがいるはずなのに全然ダメじゃん。



試合No10 2017ゴールドカップ 決勝 アメリカVSジャマイカ 面白さ B₋

ジャマイカ代表は1人も選手を知りません!
アメリカは2018ワールドカップを逃したこともあって、なんか久しぶりに見ましたね。
ハワード、デンプシー、ブラッドリー、アルティドール……なんでこのメンツでワールドカップ出られなかったんや……。

試合No9 2010ワールドカップ 準々決勝 オランダVSブラジル 面白さ B+


2010~2014あたりのオランダは、本当に苛々するチームですね……。
試合巧者というか、挑発するの巧いなぁというか。時間稼ぎも含めて。

攻撃は右サイドのロッベンが、シミュレーションも含めて無双状態。
ロッベン+スナイデルぐらいしか怖さはないんですが……。
ブラジルの左サイド、ミシェウ・バストスじゃロッベンは止められませんわ……。

ブラジルは前半、カカーとロビーニョ、ルイス・ファビアーノあたりの連携が良かったけれど、
だんだんロッベンの勢いに押される感じで。

そしてフェリペ・メロは完全に戦犯。オウンゴールはするし、退場はするし。
でも、ロッベンを踏みつけたくなる気持ちもわかるわ……。
この大会のロッベン、ムカつくもんな……。




試合No8 2014ワールドカップ トーナメント1回戦 オランダVSメキシコ 面白さ C

2014オランダ代表は本当につまらない代表で、なんでこの試合をチョイスしたのかが謎。

ドイツVSブラジルとか、他にやるべき試合があるだろ……。


試合No7 1986ワールドカップ 決勝 西ドイツVSアルゼンチン 面白さ B+

期待しないで観たけど、案外面白いじゃん!

アルゼンチンは案外、今でも見られる内容。
西ドイツはサイドからのロングボールサッカーで、正直古臭さは否めない感じ(コンテのインテルに少し似てる気はするけど)。
アルゼンチンの方が明らかに魅力を感じたけど、アルゼンチンの1点目は西ドイツGKシューマッハの致命的なミスだし、2点目もDFラインの上げミスで、西ドイツの守備が固かった(らしい)とはとても思えない内容だった。

マラドーナ、
マガト、マテウス、フェラー、ルンメニゲなどが登場。


試合No6 2002ワールドカップ 決勝 ブラジルVSドイツ 面白さ B₋

問題だらけの大会を締めくくった、多少の疑問の残る試合。

決勝だけの感想に限定して話すと、ブラジルの、ブラジルらしい踊るようなリズム、
『ジンガ』が世界トップレベルに通用した最後の大会。特に2ゴールめはブラジルらしさ全開。

ただ、負傷に繋がったイェレミースへのタックルは今の基準で考えれば一発退場モノだし、
ブラジルが前半で10人になってたら当然試合は全然変わっていた。
2失点めのカバーも守備に不慣れのアサモアで、ここがイェレミースだったらどうだったんだろうというのもあったし。

と、ゴネてはみるもののバラックが出場停止のドイツは攻撃力がなさすぎるし、
まぁブラジルの方が強かったよね。






試合No5 1994ワールドカップ トーナメント1回戦 イタリアVSナイジェリア 面白さ B+

この試合を見るのは人生で多分3度目なんですが、見るたびに印象が変わる試合。
前回観た時はすげーつまらない試合のように感じたんだけど、今回は結構面白いなと思いました。
シュートは少ないんだけど、イタリアのパス回しが意外と面白くて。
そしてなんといってもロベルト・バッジョですね。
不死鳥のように崖っぷちから何度でも蘇る、94ワールドカップ、イタリア代表を象徴するような試合でした。

試合No4 2014ワールドカップ 準々決勝 ブラジルVSコロンビア 面白さ B₋

これまたなぜこの試合??というチョイス。
2014ワールドカップのブラジル代表なら、チリ戦がベストマッチ、
あるいはドイツ戦の衝撃では?
一番ブラジルが楽ができたこの試合が選ばれた理由がわからん……。
快勝の陰で、チアゴ・シウバがくだらないファウルでイエロー累積により、次のドイツ戦で出場停止。
ネイマールも負傷で、次のドイツ戦でやられる、その序章となったコロンビア戦でした。


試合No3 2019ゴールドカップ 準々決勝 コスタリカVSメキシコ 面白さ C

渋いっ! 渋すぎるっ!
もうその一言だけで十分よね。北中米カリブ地区の3強(残り1つはアメリカ)とはいえ、
さすがにこれは渋い。ごめん、それしか言いようがない。



試合No2 2006ワールドカップ 準決勝 ドイツVSイタリア 面白さ C

えっ、なんでこれ選ばれたん? 列強国同士だからですか?
2006年大会自体面白い試合が少なかった気がするけど、この試合も大して面白くないよなぁ。
ここまでの勝ち上がりはノリノリだったのに苦手なイタリアを前に突然元気を失ったドイツと、
終始ボールを支配するけど点が決まらないイタリアのジリジリとした試合。
優勝したチームにケチをつけるのもなんだけど、イタリアはピルロぐらいしか攻撃にアクセントつけられないし攻撃力がなさすぎるんじゃ……。
それだけに、118分ついに試合の均衡を破ったグロッソの一撃は、イタリアファンには感動かもしれませんけどね!


試合No1 2018ワールドカップ 決勝 フランスVSクロアチア  面白さ B

まずは記憶に新しいフランスVSクロアチアから。
試合自体はハイレベルで面白いが、
かなり微妙な判定からフランスが流れを掴み、試合を制してしまった印象もあって面白さはBに。
前半のフランスは全然シュート打てなかったのに、セットプレーから
(オフサイド位置のポグバが、微妙にマンジュキッチを妨害しているように見えなくもない)オウンゴールと、ぼくの大嫌いな『手には当たってるけど、故意には見えないやんけ!』なハンドPKで2ゴールとかさぁ。
しかしフランス3点目と4点目はお見事。この試合のMVPはグリーズマンか。
エムバペ、グリーズマン、パバール、ポグバなどが好印象。
クロアチアは得点にも失点にも関与したペリシッチとマンジュキッチかな。



サカつく2013、ニューカッスルで世界制覇(9年目)

というわけで、一通り海外リーグでやりました。
メンバーは

GK シーマン
DF プジョール
  ヤンガ・エムビワ
  リチャーズ
MF ジェラード
   スコールズ
   ギグス
   ベッカム
   オベラート
FW フリッツ・ワルター
  トッティ

控えは

DF ライト、ファーディナンド、キャンベル、キーオン、
MF ライカールト、フリット、タルデリ、シャビ、フィーゴ
FW ファンペルシー、ビジャ、アンディ・コール


ということで、イングランド+世界選抜みたいな感じ。
ニューカッスル初期メンのヤンガ・エムビワさんが残っているのは嬉しいけれど。


しかし、どこのリーグでやっても大体同じですね。
5年目ぐらいから、初期メンを一人ずつスター選手に取り換えて行って、
7~9年目ぐらいで国内・CLを制覇できて、11年目ぐらいで金満状態になる。っていう。


今回のニューカッスルは、イングランド人がそこまで集まらなかったのが残念です。
サンテチエンヌはフランス人だらけで楽しかったなぁ。


あと、どのチームでプレイしてもベッカムを獲得してしまう……



ドラマ版「螺鈿迷宮」見終わりました(ネタバレあり)

82点。原作は未読なので、比較評価などはできません。


☆概要

本作では大きく2つの事件が取り上げられています。


①碧翠院連続安楽死事件

②立花、戸山連続殺人事件


うち、②に関しては正直『どうでもいい』です。
ただ、いつも以上に田口君も白鳥君も鈍くて、「そこはもうわかってるから!」という部分を
(視聴者の僕からは)1話遅れで解き明かしたり、葵くん(原作では女性らしいですね!)の発作のタイミングがドラマ的に都合が良すぎる気がしました。
強いストレスを与えたら発作が起こるように思ったのですが、それなら終盤の白鳥尋問時に発作が起こってもおかしくないし、発作が起こって暴れたらそこでおしまいな気もして、ちょっと雑だなと感じました。


☆碧翠院病院と桜宮一族――楽園の崩壊――

印象に強く残るのは①。

患者たちの、そして一家の大黒柱である人情味あふれる父、巌雄。

二重の意味で『レイプ』と『悲劇』に晒されながら、なんとか生きる姉、小百合。
彼女には『喪に服す未亡人』のような、諦観にも似た悲しみを感じます。

そして、視野は狭いながらも誰よりも純粋な心を持ち、社会の不条理に傷ついていく繊細な妹、すみれ。

彼ら・彼女らが行っているのは、終末期を迎えた癌患者の緩和ケア。ホスピスと呼ばれるもの。
そこで行われるのは延命治療ではなく、残された寿命を『苦しみなく、幸せに生きていく』治療。
そして、最後に患者が迎えるのは、痛みのない、安らかな死(=碧翠院による、安楽死)。

それは現代日本の法に触れるかもしれないけれども、残された寿命をもがき苦しんで、ただ痛みと絶望に塗りつぶされて生きるよりも、幸福な安楽死を遂げたいというのは、多くの患者の希望ではないでしょうか?
私には、碧翠院は多くの患者にとってと同じように、理想的な病院だと感じられました。


☆心に響かない、白鳥・田口の『安楽死否定』

一方、主人公側の田口・白鳥コンビはそんな碧翠院の罪=『安楽死殺人』を暴く側になります。
個人的には主人公側が、必ずしも共感できる存在でなくてはいけない、とは思っていません。
しかし彼らが、とりわけ白鳥がなぜそこまでして『安楽死を否定するのか』。
これが全く見えてきませんでした。
法律で悪と決められているから裁く。
厚労省役人としてはそれでいいのでしょうが、破天荒な白鳥のキャラクターを考えると、それだけを理由にするには違和感があるというか、これでは単なる『体制側のイヌ』でしかないように感じました。


安楽死を否定するには様々な理由があると思います。

たとえば、安楽死に見せかけた、医者の殺人事件が起こる可能性が最たるもの(A)でしょう。
他にも、遺族の気持ちの問題(B)もあります。

しかし、本ドラマではAについては全くと言っていいほど触れられません。
より問題なのはBの方で、ここを描ける機会はいくらでもあったように思います。


安楽死殺人=自殺幇助で人々を『救って』きた父の巌雄は、
8年前、死を懇願する息子の葵を救うことができませんでした。
『生死を左右する神』としての巌雄ではなく、『遺族として、息子を愛する人間』としての巌雄の弱さと人情によって、巌雄は葵を救えなかった
そして8年間、葵が生きてきて幸せだったようには、私にはまったく思えませんでした。

さて、8年後。再びその時はやってきました。
碧翠院の炎上。父の巌雄と母の華緒の自殺の輪に、葵も迎え入れられる事になります。
小百合とすみれ、二人の姉妹をこの世に遺したまま。

小百合は、一家3人の自殺をどう受け止めているのでしょうか?
すみれは、どう受け止めているのでしょうか?

安楽死を望む患者、自殺を希望する人間を、遺された人間はどう受け止めれば良いのでしょうか?
日々を苦しみ続ける絶望者たちを、『生きていればきっといいことがある』とか『自殺は良くない』という何の力もない言葉で片付けて良いものなのでしょうか?


桜宮一族の作り上げた理想の病院は私にはとても眩しく、
田口・白鳥の今回の立場は、あまりにも白々しく、私の心には映ったのでした。


あとは、3話ぐらいで巣立っていった女子バレー部顧問の先生のその後も全く不明だし、
田口先生とすみれの関係も深めようと思えば深められたし、もうちょっと色々できたんじゃないかなぁ、もったいない。


というわけで82点。
心に残る作品だった事に間違いはありません。







サカつく2013エスパニョールで世界制覇(10年目)

まぁ、大体どこのリーグでプレイしても、
8年目ぐらいでリーグ優勝して、10年目ぐらいで世界制覇できますね。

今回のエスパニョールのメンバーはこちら。

GK カニサレス
DF ラウル(エスパニョール初期メン) 
   プジョール
   ヴァラン
MF テヘラ(エスパニョール初期メン)
   デ・ラ・レッド
   ベッカム
   シュスター
   ギッグス
FW マラドーナ
   クリスチアーノ・ロナウド

控え GK レイナ、
   DF サムエル、クロル、ムーア
   MF エッフェンベルク、ブスケッツ、ファルカン
   FW サビオラ、トレゼゲ


エスパニョール初期メンバーが2人もいたのは、ちょっと嬉しいです。
また、中盤から下はスペイン縁の選手で固められたのも良かったですね。
半面、攻撃陣の戦力不足は痛く、特にFWはクリロナとサビオラの二人だけ。
クリロナは反則級の選手ですが、それにしても2人じゃ足りないのでマラドーナを取ってきましたw

それはまだ良いんですが、二列目は相変わらずのギッグス&ベッカム。
ギッグス、ベッカム、それからプジョール、シアラー、ジェラードにトレゼゲと、
この辺りの選手はどうもサカつく2013では手に入れやすいようで、
ついついどのチームにいても手を出したくなってしまうのが困りものですね。

どのチームでやっても同じメンバーじゃ、やる意味がないので……。



雑記事 ドラマ版「アリアドネの弾丸」感想(ネタバレあり)

ドラマ版「アリアドネの弾丸」見終わりました。62点。
何がしたかったんだか、よくわからないドラマでした。

twitterに書いたものを微修正してのっけた雑記事なので、読みづらい部分もあるかもしれませんが、
備忘録として記事にまとめておきます。


ドラマ版が原作とは全く別物なのはこの際おくとして、『AIバーサス解剖』→友野さん&北山さん殺し(宇佐美が犯人)をドラマの前半で描いて、後半は『松崎さん事件』→女子高生連続殺人(犯人は原作にはいない人)にメインが移る。

つまり、2つの事件なんだけども、この2つがほとんどリンクしていない&連続ドラマとして、どうしても終わりの方になればなるほど印象が強くなるため、『AIバーサス解剖』の友野さん殺しがどうでも良くなってしまっている。
『AIバーサス解剖』をメインに描くために、笹井すみれ先生の活躍や第2回のAIミスなどがあったのではないのだろうか?
何より北山さん殺しの見事なトリックが完全に印象が薄くなっているのは問題だ。

更に、斑鳩という胸糞悪役がいるのだけど、彼が真犯人ではなく、しかも真犯人があの人なら、なぜ斑鳩があそこまで真実を隠蔽しようとするのかが謎すぎる。
ただ、ミスを認めたくない、それだけのためにあそこまでするだろうか?


400ページの小説を12話の連続ドラマでやると、どうしても尺が余ってしまう。

ドラマ1「チームバチスタの栄光」では、最後に原作にはない蛇足的な2話を付け加えて1クール持たせた。

ドラマ2「ジェネラル・ルージュの凱旋」では完全に原作をサイドに追いやり、一話完結のオリジナル原作をやった上で、原作も活かした見事な1クールだった。

今回の「アリアドネの弾丸」は原作の事件を前半でやりきって、後半にはオリジナルの事件を始めたのだが、これが前半の事件とテーマ的に繋がっていないので、全体の印象が散漫になった印象。

相変わらず役者陣は好演で、キャラクターは立っているシリーズだけど、今回はだいぶがっかりした。


小説版のテーマは、「Aiという新技術に対して、旧態依然の解剖勢力がAiを否定する」という対立があり、更にそこにエンタメミステリとして、殺人事件を作った。


ドラマ版の前半もその流れだけど、「Ai」よりも「解剖」の印象が強い(笹井先生の好演の影響か?)。しかし後半は『冤罪事件の究明』に話がすり替わってしまっている。
連続で観ればまだしも、1週間に1話ずつ見たら、前半の『Aiバーサス解剖』の印象なんて、視聴者の頭には残らないのではないだろうか……
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