2021年05月

euro2020 グループ分け決定 ver2

2019年12月にeuro2020の組み分けが決まり、記事を書きました。
そのまま無事大会が開催されていれば、特に追記記事を書くつもりもなかったのですが、
新型コロナウイルスの影響で一年延期。
1年5か月を経て、チーム力にも多少の影響が出ていると思いますので、
基本、以前の記事を流用しつつ、追記をさせていただきます。
(以前の記事の部分は斜体に、書き加えた部分は赤字にしてあります)

個人的に注目する16チームを太字にします(やっぱりeuro24チームは多すぎる……16に戻してほしい💦)


☆グループA 注目度 75点

スイス、イタリア、トルコ、ウェールズ


興味深い曲者(スイス、トルコ、ウェールズ)が揃い、面白そうなグループ。
ウェールズが5年前の大躍進を繰り返せるのか。
トルコがミラクルを起こすのか。
スイスが本命。イタリアが足元を掬われるかどうかに注目。地の利はイタリアにあるが……。


ほぼ展望は変わりませんが、エースのシャキリの力が落ちているスイスよりも、
キエーザ、ケーンなどの新戦力が台頭しつつあるイタリアがやはり本命な気がしてきました。




☆グループB 注目度 70点

ベルギー、デンマーク、ロシア、フィンランド


フィンランドは恐らくノーチャンス。
ベルギーが本命で、2番手をデンマークとロシアが争う。ホーム扱いのデンマークがやや有利か。


エデン・アザールが不調、という状況はあるものの、やはりここはベルギ―本命で変わらず。




☆グループC 注目度 30点

オランダ、ウクライナ、オーストリア、北マケドニア


最後のチームが決まっていないものの、今回の最も「どうでもいい」グループ。
オランダとウクライナで決まりだろう。
あくまで現時点での雑感を言わせていただければ、このグループは観なくてもいいな、ぐらいの感覚。


ファン・ダイクの欠場が決まり、クーマン監督からフランク・デブール監督に変わったオランダは、去年よりも大幅に戦力ダウン。
とはいえ、さすがにこのグループでは不覚は取らないだろう。


☆グループD 注目度 45点

クロアチア、イングランド、チェコ、スコットランド


最後のチームが決まっていないが、ここもかなりどうでもいいグループ。
クロアチアとイングランドで多分決まりで、興味がそそられない。
チェコが引っ掻き回せるだろうか? 多分その力はないだろう。
セルビアが入ればセルビアVSクロアチアの熱い試合が期待できるかもしれないが。


マンジュキッチが衰え、未だにモドリッチに頼るクロアチアの戦力が落ち、
フォデン、マウント、べリンガムといった新戦力が台頭しているイングランドには更に明るい兆しが見える。
とはいえ、やはりこの2か国が優勢。



☆グループE  注目度 50点
スペイン、スウェーデン、ポーランド、スロバキア


勝ち上がりは読みづらいが、非常につまらなそうなグループ。
何せワールドカップ欧州勢で最も退屈だったスウェーデンと、3番目に退屈だったポーランドが同居している。
ここにEuro2016最退屈賞受賞(fee選定)の北アイルランドなんかが入った日には地獄しか見えない。
スペインはほぼ決まり。スウェーデンとポーランドの2位争い。


セルヒオ・ラモスが抜け、ナバス、アルビオルといったベテランが退いたスペインは、
過渡期を迎えている。
今大会では多くを期待できそうにないが、さすがにグループリーグは突破するだろう。
(コロナでブスケッツも抜けてしまい、アンカーがあまりにも手薄なので、更に期待値は下がってしまった)

驚異的な活躍を見せ続けるレバンドフスキが、ポーランドをベスト16に導けるだろうか。
国際大会では大抵不発だが……





☆グループF  注目度 100点

フランス、ポルトガル、ドイツ、ハンガリー


最後のチームはどこが来ても同じではあるが、アイスランドやルーマニア、ハンガリーも面白そうなチーム。
ここだけ一つ、全く異なるレベルで争われる「死の組」。
とはいえ、フランスは硬い。ポルトガルとドイツで2番手争いか。
開催地のドイツがやや有利と見るが、2018以降のレーヴ・ドイツに信頼は置きづらい。

2014王者ドイツ、2016王者ポルトガル、2018王者フランスが同居。
あまりにも、グループ間のレベル格差が酷く、抽選のやり方がおかしいとしか言いようがない。
本音を言わせてもらえば、グループCからトーナメントに進むのは1チームでいいから、
この組から3チーム進ませてほしいぐらい。


ベンゼマが加わったフランスは内紛が心配だが、デシャン監督ならば問題ないか。
恐るべき選手層を誇るフランスが、大会優勝の大本命だ。

ドイツはミュラー、フンメルスをやっと復帰させたものの、
フェリックス、ブルーノ・フェルナンデス、クリスチアーノ・ロナウドにジョッタと、
新星が輝くポルトガルが有利だろう。





以上、あんまり変わらなかったですね。まぁ、ベスト16からが本番なので、予選リーグはこんなものかもしれません。

罪と罰 あらすじ1

自分用メモのために作成。続きを書くかどうかは、気分次第。

物語前半4分の1のあらすじ。


1 主人公ラスコーリニコフが歩いている。何かの計画を練っているようだ
  彼はお金がなく、精神も病んでバイトもやめてしまった。
  家賃も払えず、大家からの当たりも厳しい。

2 ラスコーリニコフが質屋の老婆に会いに行く。既に殺人を企んでいる。
  老婆はラスコーリニコフの質草に対して、小金しか貸してくれない。
  
3 帰り道、ラスコーリニコフはダメオヤジのマルメラードフと出会う。
  マルメラードフはアル中で、娘のソーニャは風俗嬢になってしまった。
  そんなソーニャのお金まで飲んでしまうマルメラードフ。 
  ラスコーリニコフの前で、奥さん(カテリーナ)にボコボコにされる
  悲惨な一家である

4 帰宅すると母親からの手紙が届く。
  妹のドーニャが、ラスコーリニコフの学資のために、ルージンというイヤミっぽい男と望まぬ結婚をしようとしている話を聞く。
(サイドエピソードで、ドーニャの元雇い主、スヴィドリガイロフがドーニャに言い寄っていた事も判明)

5 家を飛び出したラスコーリニコフ。落ちぶれた女性を見て、ソーニャやドーニャの未来を考える

6 質屋の妹、リザベータが翌日、留守にしていることを偶然耳にする。犯行を決意する。

(過去:大学生たちの話を耳にする。
「何の価値もない質屋の老婆。皆の害になるような一つの命。その金を奪って、寄付をすれば何百人もの人々が、救われるんだ。老婆の金があれば、それができるんだ。全人類のために。
何千もの善行によって、一つの罪は赦される」)


7 犯行。しかし老婆だけでなく、妹のリザベータまで誤って殺してしまう。

8 何とか無事帰宅。しかし警察から呼び出しが来る。
 怯えるラスコーリニコフだったが、おかみからの借金絡みで呼び出された模様。

9 旧友ラズミーヒンの家を訪ねる。

10 家に帰り、気を失うラスコーリニコフ。気がつくと、母親からの送金が来ている。
また、ラズミーヒンがおかみのパーシェンカや侍女のナスターシャと仲良くなっている。


☆ラスコーリニコフを追いつめる要素(貧乏)

・下宿のおかみに金を借りていて、家賃を滞納している。食事すら出してもらえなくなってしまった。

・精神を病んでおり、バイトも辞めてしまった。

・質屋の老婆に質草を持って行ったが、高い値段はつけてもらえない。

・妹のドーニャが、ラスコーリニコフの将来(金)のために、ルージンとの嫌な結婚をしようとしている。


☆ロシアの荒んだ人心

・ダメ男マルメラードフは、普通の公務員だったが、人員整理のため解雇され酒浸りになってしまった。
マルメラードフの娘ソーニャは、一家のために娼婦になったが、そのため一緒に暮らせなくなってしまった(娼婦と一緒のアパートに住みたくない、との冷たい住民の声など)
そんなマルメラードフを、バカにする酒屋の店主と客たち。


・路上を歩いている少女。誰かに酒を飲まされ、乱暴されてふらふら歩いている。更にその少女を狙う男が尾行している。

・ふらふら車道を歩いていたラスコーリニコフは馬車に惹かれかけ、鞭で打たれた上、周囲の人間に「乞食・当たり屋」扱いされる。

・ラスコーリニコフが子供の頃、かわいそうな馬を酔っ払いたちが鞭で打ってなぶり殺してしまう。

・「神を信じなさい」とラスコーリニコフの母は説く。「近頃は無神論が流行っている」とも。

はつゆきさくら ネタバレ感想

86点。

本作は、ゴーストの噂が頻繁に囁かれる冬の地方都市、内田川邊市を舞台に、
復讐の念に凝り固まった河野初雪(主人公)が、『復讐までの、かけがえのない時間』を過ごす、
青春恋愛作品です。

初雪は幼少時、父親からの『洗脳』を受け、成長してからもその復讐だけを目標に生きてきました。
大切な家族であるランが初雪を支え続けましたが、
高1の冬、そのランをコノハサクヤに殺された事で、初雪の復讐の念は更に強まり、物語が始まります。


☆ランルート 評価 A

共通ルートと言った方がいいですね。
掴みはOKという感じで、とても面白かったです。
なんだかんだで、最初の数時間でノリが合わないと、最後までプレイするのは苦痛ですからね……。

物語の謎がスムーズに明かされるため、中だるみすることなく、読み進めていけますし、
初雪に想いを寄せる桜の痛ましさも含めて、先が気になる展開になっています。

ランに関しては、あまりヒロイン、という感じはしませんが、
初雪をずっと見守り続けてくれた家族であり、本当に貴重な存在だったんだなと感じました。
夏目漱石「坊ちゃん」で言う、お清ばぁやみたいな安心感がありますね(伝わりますか?)。

ランがいなければ初雪は、高校1年生まで成長できなかったでしょう。
初雪の人生で、一番大切な存在と言う事ができるかもしれません。

それだけに、ランを失った初雪の復讐心にスッと共感することができれば、本作は楽しめるんじゃないかと思います。
(ランの大切さが本当の意味でわかるのは、最終ルートだったりしますが……)


☆綾ルート   評価 A+(S~E)

家もなくし、ネットカフェ難民や剣道場での不法宿泊など、最下層をはい回った初雪ですが
(あれ、学費はどうなってたんだっけ……?)
そんな初雪に助けを差し伸べたのが、小坂井姉弟や東雲妻といった人たちでした。

綾のクールな立ち振る舞いと、その裏に隠れた優しさに魅せられ、切ないエンディングを迎える
綾ルートはかなり好きなルートです。

ただ、個人的に桜よりも綾(桜も好きですが)が一番の推しヒロインだったので、
最終ルートで綾と幸せになるエンドも、ほしかったですね。
サクヤとの対決で、綾がボロカスに言われた時にはサクヤに殺意を覚えました(苦笑)

初雪のために自分を犠牲にし、必要とあらばどこまでもついていく、
クールな仮面の下に激しい情熱を秘めた小坂井綾は、かなり好きなヒロインです。



☆夜ルート  評価 B。


前半はラブコメ、後半は胸糞悪役が出てくる胸糞話+伏線のための話という感じで、正直微妙でした。

ただし僕自身の持病のため、胸糞悪役に過剰にストレスが溜まるので、
そこは割り引いて考えないといけないかもしれません。

とりあえず、黒幕に立ち絵すらないのはどうなんだろう。
黒幕には苛烈な制裁を受けてほしいと思いましたが、あまりにもヌルいですし、
かと言って、「敵を赦す」という物語でもなかったので、どっちつかずかなと。

夜ちゃん自身はかわいかったですが、どちらかというと恋愛相手のヒロインというよりも、
楽しくツッコミを入れてくれる後輩、『ホワイト・グラデュエ―ション』一番の常識人として、
日常シーンなどでの活躍が光りました。


☆希ルート  評価 A。

別れが決まっている恋人たちが過ごす、かけがえのない季節。
これはどのルートでもある程度共通して言えることですが、希ルートではゴースト関連の大きな動きよりも、二人の関係に比重が置かれている分、入り込みやすいルートでした。

希はアホの子でもありますが、その穢れのないまっすぐさは眩しいと感じました。
表に出すのが気恥ずかしいような気持ちも、希はストレートに出してきますよね。
こんな「親友」が懐いてくれたらいいなと、思いました。

復讐ではなく、誰かのために委員会活動を行なうことができて、
初雪も成長できたのではないでしょうか?


(好みを言えば綾なのですが)
初雪にとって、実は一番幸せになれるパートナーは、希なんじゃないかなと個人的には思っています。

初雪が間違った道を進んでしまう場合、希なら全力でそれを止めてくれると、最終ルートなどを見ても感じました。
(夜も止めてくれそうですが、希の方が断固たる感じで止めてくれそう。
綾は一緒に地獄に落ちていっちゃいそうなので……)



☆シロクマルート 評価 B


前半がDで、後半がA-、でしょうか。
前半の日常掛け合いは正直、相当しんどかったです……。
シャケクマがどうとか、全然面白くないし……💦💦
最初のヒロインがこのルートだったら、投げてたかもしれん……。


そのシロクマが成長し、片思いから『卒業』する話として
後半は結構切なかったし、面白かったです。
シロクマも高校生版はまずまずかわいいです。

ただ、作品の本筋にそこまで関わってくるかというと微妙ではありますよね。
佐々木議員の孫娘、というのはありますが、最終ルートでもシロクマはただ受験しているだけですし……。



☆ 桜ルート 評価 A。

グランドルート。
ついに父親の「洗脳」を乗り越え、初雪の心が『雪解け』を迎えるルートです。
春を迎えるまで、長かったですね。

他攻略ヒロイン(夜・希・綾・ラン)の印象が良くなったルートでもあり、
伏線をほぼ回収したという意味で、首尾よく〆ることに成功したと感じました。

ずっと、初雪を見守っていた桜。
たった一度の冬を一緒に過ごしたい、という桜の想いが叶い、無事に皆で卒業できました。


さて、初雪は今後どう過ごしていくのでしょうか? 今後も桜は彼を見守り続けるのでしょうか?


物語の流れを考えれば、初雪は新しい道を進み、桜は成仏(?)するという事になると思うんですが、
集合写真にちゃっかり入っていたので、正直よくわかりません。
(集合写真のシーンは好きですけどw)

初雪がこれからも桜への想いに囚われ、桜もまた初雪を見守っているならば、
作品テーマとして『未練・執着=ゴーストからの卒業』にはふさわしくないように思います。
何せ、元彼への想いに1年間囚われていただけの綾ですら、コノハサクヤからゴースト扱いされていたぐらいですし……。

一方で、これからもどこかで桜が初雪を見守っていてくれたらいいなというのは、やはり思ってしまいますし、初雪も『良い思い出として』桜のことを消化していってくれればいいなと思います。


他に、気になったのは桜の立ち位置です。
というのも、「初雪を陰ながら見守る」という立ち位置は、ランとモロ被りするように思うからです。
別に被っても全然いいんですが、それなら最終ルートのヒロインはランでも良かったように思いましたw


個人的な妄想ですが、今後、初雪はランをパートナーに選ぶんじゃないかなと思います。
ランは爆発事故で顔を火傷してしまったようですけど、そんな事関係なしに、結ばれてくれればいいなと。
もっとも、火傷という形で、否が応でも『過去』と結びついてしまっているのが、テーマ的にはネックかもしれませんが……。


それ以外のヒロインですと、前述したように希がベストパートナーかなと個人的には思っています。
初雪が悪いことをした時に、

ラン=優しくたしなめながら、見守る
桜=見守る(そもそも成仏してしまっている?)
綾=初雪と一緒にどこまでもついていく
シロクマ=そもそもグランドルートでは、ほとんど接点がないので論外
夜=消極的ながらも、初雪を止める。
希=積極的に、初雪を止める。


という姿が、思い描けるからです。
あくまでも一番好きなヒロインは綾ですが、初雪にとって一番いいのは、こう考えると希かなって。


もう1点、素朴な疑問として、カフェのオーナーの正体は来栖先生で良かったんでしょうか?



長くなりましたが、長文・乱文を読んでいただきありがとうございました。

『island』ネタバレ感想 

76点。自分の理解力不足を棚に上げて言えば、設定が『破綻』しているSF。
ファンの方は読まないでください)。


☆一番言いたい事

本作は『西暦』1999年夏編(夏蓮・紗羅・凛音)、『西暦』20016年冬編(未来編)、『西暦』1999年真夏編(ラストルート)に分かれています。

夏編と真夏編は登場人物が共通になっております、が、なんと『真夏編』は『夏編』の4万年後の世界です。
しかもどちらも『西暦』1999年です。

……意味不明なんですが???


作中の言葉を借りれば、『同レベルの文明で、同じような島』だそうですが……そんな説明で納得できますか?
同レベルの文明で同じような島があってもいいですし、『切那・凛音・紗羅・夏蓮』は伝承上の人物でもあるので、繰り返し出てきてもいいと思います。何だったら『生まれ変わり』でも構いません。

しかし、ハゲ散らかした町長とか、本土から来た大学院生とか、気のいい駐在さんまで生まれ変わって、同じフルネームを名乗ってるんですか?
4万年後に、そんな偶然ってありますか?
更に言えば、『西暦』という単語を使った時点でアウトではないですか?
同じような歴史を繰り返したとはいえ、キリストがまた出てきて、また磔になって、暦をリセットしたんですか?

と、こういう事情から、『SFとしてのisland』は正直点数が辛くならざるを得ません。

前作の『ひまわり』の方が遥かに好きですし、
SF設定のギャルゲ・エロゲと比べても『ever17』『シュタインズゲート』『はるまで、くるる』『うたわれるもの2』などと比べると、1ランクも2ランクも落ちる印象です。


あと、まぁ色々事情はあるんでしょうけど、18禁で出せましたよね、この作品。


☆キャラクターの事

もう1点厳しかったのは、嫌いなヒロインはいないけれども、『夏編・真夏編』に好きなヒロインもいなかったことです。
冬編の3人は好きでしたが、夏編の3人には愛着がほとんどありません。


切那が好きなのはロリンネ=クオンなのか、凛音(クオンの娘)なのかも
いまいちわかりませんでしたし、
なぜロリンネ=クオンが切那よりも先に目覚め、年齢が上になっているのかもわかりませんでした。
そもそも『ロリンネ=クオン』の娘の凛音って、主人公の娘でもありますよね?
近親相姦になるけど、いいんですか?(いや、別にいいかw ついでに言うなら親子に二股かけてて、どちらも好きってことでもいいかw いいけど、純愛っぽい雰囲気を出されると困るw)


☆各ルートの事


一番楽しめたのは、『夏編』紗羅ルート。  評価 A-
マリアの正体は、結局単なる母親なのですが、
『紗羅が過去に飛んで子供を産んで、その紗羅が成長してまた過去に飛んで子供を産む』
メビウスの輪仮説は痺れましたね。
いや、そっちで進めていってくれた方が面白かったのにw

あと、媚薬っぽいもの飲んだ後、エロゲなら普通にHしてると思うし、その方が『メビウスの輪』仮説に信憑性が出ましたよね。なんでエロなしなんや(涙)
毒蛇の毒を被弾したワンちゃんが不憫でした。
あれ、マーヤ(人間)は結局どうなったんだっけ??


次が、冬編。 評価 B+
単純に、ヒロインがかわいかったので。
悲惨な終末ルートの割に、そこまで悲壮感が漂っていないのは、良いのか悪いのかよくわかりませんが……。
ロリンネかわいい。巨乳サラもかわいい。こっちのサラも攻略したかった……。


3番が、真夏編。評価 B
説明が破綻しすぎている気はしますけど。
まぁ、脳みそ空っぽにして、
『そんな事もあるのかもしれないなぁ』で済ませれば良かったのかもしれない。
いやでも、そういうゲームじゃないよねww


4番が、夏編、夏蓮ルート。評価 B-

終始、夏蓮の主体性のなさに振り回されっぱなしのルートで、正直夏蓮は好きじゃないです。
一番『どこにでもある・ありふれた話』としてSF要素ほぼ皆無のラブストーリーでした。


5番が、夏編、凛音ルート。評価 C

別ルートではミステリアスで心惹かれていた凛音だったのに、付き合うと『重くてメンドクセー女』に成り下がって、これは地雷ww
というのはまぁいいとしても、『お互いに自分を殺し合う』謎展開をポカーンと見てました。

別に、切那Aだろうが切那Bだろうがどうでもいいし、
凛音Aも凛音Bも同一人物だし、
昔の切那だろうが、赤の他人だろうが、どうでも良くないか?

本物だか偽物だか知らないが、
隣にいるそっくりさんを愛せばいいのでは……?

と思ってずっとプレイしていたので、このルートの大半が茶番に感じられました。


『ロリンネ』と『クオン』ぐらい年齢が離れていれば、同一人物でもだいぶ差異が出てくるけど、
『切那A』と『切那B』にそこまで差異があるとは思えん……。


☆総評

煤紋病という怪しげな風土病(実は風土病ではなかった)が蔓延している『浦島』。
そこに暮らす御三家の歴史と、タイムトラベラーらしき主人公。
徐々に解き明かされていく島の秘密、という部分はワクワクして読みました(夏編紗羅ルート)。
煤紋病への恐怖に怯え、夜しか出歩かない凛音の世捨て人的な立ち振る舞いも魅力的でした。


ただし、ここが頂点。
その方向で進めてくれれば面白かったのに、話は煤紋病やら島の秘密を迂回して遠未来へと飛びます。


2万年後も煤紋病は解決されておらず、『浦島』がなぜ『アイランド』になったのかも不明。


そもそも『ユーラシア国(だっけ?)』でクルツ・カレンとか、サラ・ガーランドとかって名前なのに、
日本語がバリバリ通じるのも不明(そこはご都合主義で眼をつぶってもいいですが)


そして滅亡寸前だった『冬編』の人類が2万年後、再び世界全体に散らばるほど勢力を取り戻せた理由も不明。


結局、最後まで不明なまま、放置された説明が多すぎませんか?
放置というか、設定に無理があったようにしか感じませんでした。



記事検索
月別アーカイブ
アクセスカウンター
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計:

プロフィール

fee

カテゴリ別アーカイブ
QRコード
QRコード
  • ライブドアブログ