2022年07月

1582年6月伊達政宗プレイ日記③

fffffffffffffffffffffffffffffffffffffffffaeaキャプチャ


1582年以降のシナリオでやると、結局、こうなるんだよな……。
前回の後、我が伊達家は北条家を殲滅。続いて上杉家を倒して直江兼続と上杉景勝をゲット。
同時に、北方にも進軍し、南部・津軽・蠣崎・秋田などを倒しました(本城を奪って、従属させたのもいるけど)。

一方その頃、豊臣家は柴田、続いて宇喜多・長宗我部・毛利を滅ぼし兵力77万の大勢力に。
我が伊達軍30万&徳川11万VS豊臣77万の大決戦に突入しました。
木曽福島、高遠、飯田あたりで消耗戦を展開しているところです。

こうなると、兵士数の多い拠点に強い武将を配置して、進軍するのみなので特に面白みもなく、
ひたすら疲れる展開になるんですよね。

一応、九州の島津(20万)とも結んでいますが、まぁ遠方なので……。


30万VS77万、いつ考えても絶望的に感じるのですが、
今までにも2回この状況でクリアしているので、時間をかければ多分クリアできるとは思います。
しかし、しんどい……。

1582年6月伊達政宗プレイ日記その②

続きです。

前回予告した通り、まずは佐竹家に攻め入り、佐竹親子をゲットしました。
特に佐竹義重は貴重な戦闘要員!
続けて、最上家に侵攻し、最上義光もゲット!

これでS級戦闘員は伊達政宗・伊達成美・佐竹義重・最上義光。
A級も片倉小十郎・志村光安・萱場元時と層が徐々に厚くなってきましたよ!

更に上杉家に攻め込んでいる最中に、徳川家から反秀吉連合への参加を呼びかけられました。
現在の秀吉兵力は33万(伊達8万、徳川10万、北条10万)。

幸い秀吉とは距離も離れているし、徳川とは同盟関係にあるので参加しました。

そしたら、ここで不測の事態が発生!

①今まで戦っていた上杉家も反秀吉連合に参加してしまい、3年間は戦えなくなってしまった!

②今まで同盟を結んでいた北条家が親秀吉連合に参加し、突然襲い掛かってきた!


というわけで、北条家との全面戦争に突入する予想外の事態に。
いったんは宇都宮城などを奪われましたが、徳川と連携して反攻を開始。

北条家の優秀な武将と、領土が手に入れば言う事はないですが、
元々は北条は避けて通ろうと思っていたので、最悪少しでも領地が増えればいいです。
それよりも秀吉なんぞと手を組む北条は滅ぼさねば。

大幅に計画が狂いましたが、激戦が続くうちに兵力も逆転。
伊達家11万、徳川10万、北条8万と、兵力では我が伊達家は秀吉に次ぐNo2に躍り出ました。


というか反秀吉連合じゃなくて、反北条連合になってないか?
こんなことになるんなら参加するんじゃなかったわ……と思いましたが、前回と違う展開になったし、
どうやら徳川&伊達で北条に勝てそうなので、まぁこれはこれで良いでしょう。

なるべく徳川に美味しいところをさらわれないように……したいけど、独力で北条と全面対決は厳しいので、まぁあまり欲をかきすぎずにいきます
(赤井輝子さんは欲しいけど)。


年代は1592年。豊臣秀長死亡イベントが起こった段階です。
多分、秀吉のところにたどりつくまえに、豊臣家は秀吉は亡くなって秀頼になっていそうですね。

1582年6月 伊達政宗プレイ中①

まだクリアしていないシナリオが2つありまして、そのうちの1つが1582年6月のシナリオ。
本能寺の変が起こり、山崎の戦いで光秀がやられた直後からのスタートです。

実はまだクリアしていない真田家でプレイし始めたのですが、
2万の真田に対して、12万の北条が毎月のように攻めてきてマジでウンザリしたのでやめちゃいました。
滅ぼされたわけじゃないけど、一向に進めないので。
北条がラスボスならまだいいですが、豊臣家がラスボスなのに、だいぶ手前の北条でこれだけ煩わされるとウンザリしてしまいますね。


で、改めて伊達政宗でプレイ。
1582年1月のシナリオで伊達政宗でクリアしているので、こちらは多分クリアできるだろうという成算があるんですが、以前もクリアしているだけに新鮮味はないですね。

でも、この時代でプレイするとなると割と大名選択は限られてくる気がします。


・個人的に、最初から大勢力の大名ではやりたくない(かと言って、クリアできないのも困る)
・1582年以降のシナリオでは豊臣(1600年では徳川)が超強力になるので、それと最終決戦をする。
・1600年をすぎると寿命を迎えてどんどん人が死んでいくので、長生き有能武将が必須


と、こう考えると伊達政宗・伊達成実が長生きする伊達家はファーストチョイス。

使える武将をピックアップします。
全ての能力が高い伊達政宗、
猛将タイプの伊達成実、
武勇はちょっと物足りないけど統率が高い片倉小十郎。この3人が戦場を引っ張りまわされます。
早く、戦争で強い武将がもっと欲しいですね。

内政面では、やはり伊達政宗、片倉小十郎と鈴木元信、遠藤基信。
それに追加武将の飯坂猫の5人が優秀です。片倉喜多さんも割と優秀かな。
領地の割には政治力が高いキャラがいないので、70代でも我慢して使います。


次にクリアについて。
まずはおなじみの戦国伝攻略に取り掛かります。

3人組(伊達政宗、伊達成実、片倉小十郎)を使って初手で、相馬家から丸森城を奪います。
そして、伊達輝宗が隠居、伊達政宗が後を継ぎます。

次に小手森城の大内家を包囲、小手森城の撫で斬りイベントが発生します。
二本松城を攻め、二本松家を倒すと、例の「伊達輝宗拉致事件」が発生。
(確か蘆名家の)本宮城を奪うと、佐竹義重が兵士3500で突っ込んでくるので撃退します。

大崎家での内紛が始まるので、中新田城を攻めると最上義光が登場。
突っ込んできますが、伊達政宗と交戦するとママンの義姫が乱入。
最上家と60カ月の停戦になってしまいます。
早く最上義光を倒して配下にしたいんですが、まぁ他にもやる事はあるのでいいでしょう。
そのまま、大崎家の名生城も取っちゃいました。
再び佐竹義重が突っ込んできましたが、これも撃破。佐竹メンドクセー。
絶対、後で討つ(というか佐竹親子も優秀なので手に入れたい)。


次の進路は「相馬家」を攻めるか、「蘆名家」を攻めるか、関東に乗り出して行って「白河家」、「那須家」あたりを攻めるか、人それぞれだと思いますが、僕は史実通り蘆名家から攻めました。
イベント的にはラスボスの蘆名家ですが、例の3人組で余裕で倒せます。
そして、伊達小次郎を斬れば、伊達家のイベントは回収。


クリアに向けての、問題はここからですよね。伊達家の現状をまとめると、


①最終的には豊臣と対決して、京都を豊臣から取り戻す。
②そのためには、優秀な長生き武将が必須。
(佐竹、最上、上杉景勝、直江兼続、真田など)
③京都への道は、徳川・北条に塞がれている。
④北は正直放置しても良いが、南部家、安東家、カキ崎家など余裕で倒せるので、城数確保のためできれば攻めておきたい。ただし、遠距離なので時間と兵糧がかかる。


という感じです。
まぁ、大抵の人はまずは「相馬」家を片付けるんじゃないでしょうか?
簡単に倒せるし、京都への道(の1つ)を塞いでいるし、配下にするとそこそこ使えるし。
僕も相馬家を倒します。

そうこうしているうちに、なんと徳川家が真田家を滅ぼしてしまい、
優秀な真田一族を取り込んでしまいました。悲しいです。

さしあたってのターゲットは佐竹家。
イベントでもたびたび襲ってきていましたし、佐竹親子は優秀です。
そのためには関東に進出する必要がありますので、途中の「白河家」、「那須家」、「田村家」、「宇都宮家」を倒しました。
田村家には(僕が新武将で作っておいた)愛姫もいるので、欲しかったんです。
(能力値は戦国立志伝のデータにしました)
新武将なので伊達政宗の配偶者にはなれないけど😢
「結城家」も倒したかったんですが、北条に先を越されてしまいましたね。


書き忘れましたが、徳川家とは婚姻同盟を結び、督姫をもらいうけました。
基本、ギャルゲーマーなのでかわいい女の子は集めたいし、徳川と対決するのは愚策です。
本当は徳川家を倒して優秀な家臣団を手に入れたいですが、兵力でも武将の質でも負けている相手とは、ひとまず仲良くしておきましょう。

ついでに北条とも24カ月同盟を結んでおきました。
優秀な配下を集めるべく佐竹、(停戦が切れたら)最上、上杉をターゲットに考えているので、
北条に攻め込まれても面倒くさいので。
兵士は7万もいるくせに(この記事を書いている1588年時点での伊達家は4万)戦闘で使えそうなのは、
赤井輝子さんを除くと、74歳の北条綱成と北条氏照しかいないし、攻め込む魅力がない……。
確かに関東平野の国力は魅力ですけど、資源よりも武将が欲しいんじゃ……。

また、後々、反豊臣連合を結成する事を考えると、そこそこ強い大名を2人は残しておく必要があって、その候補が徳川&北条かなと。
西の毛利や島津も生き残ってくれていれば、包囲したいですけど、経験上、毛利はやられている事が多い気がします。
あと、島津は前回豊臣側に寝返りやがったので信用してない……。


そんなわけで、まずは佐竹・上杉・最上を倒し、そののち状況を見て北上するかどうかを決めます。


前回とやっている事はほぼ変わりませんが、前回よりは丁寧に記事を書いてみました。

あと、伊達家は東北がイマイチなので序盤はお金がほんとないですね。
固有政策の「竜騎兵配備」に、「鉄砲隊強化」と「能力主義」を合わせて、
軍馬と鉄砲も買うと、ほんとお金がない。


無限にお金があって、何も考えずにゴリ押せる終盤よりも、
実はお金がなくて、ターゲットも慎重に選んでいる序盤の方が、面白いんですけどね!






スティーブン・キングの作品雑感(初読者向け)

*少年(が抱える恐怖)の心

陽が沈むころ、少年は足早に帰り道を急ぎます。

「今、5キロ先で悪魔が時速100メートルで走り始めた。急がないと、捕まってしまう」
急いで急いで、走って走って、悪魔に見つかる前に駆け込むように家に帰る。そんな経験をしていた子供は私だけでしょうか?

あるいは、「友だちの名前を思いつけば1人につき20歩進める。家に帰るまでに友だちの名前が尽きたら、二度と家に帰る事はできない」。

単純に暗闇が怖い、というだけじゃない。おまじないのように、恐怖を自ら作り出し、怖がってしまう。
私は、そんな子供でした。

キングの小説には、そんな『子供が考え付きそうな恐怖』がぎっしりとつまっています。

もしも、超能力を持つ自分が、見知らぬ大人に追いかけられ続けたら?


もしも、向こうからやってくる犬が突然襲い掛かってきたら?

クージョ

クージョ著者: King Stephen/永井 淳

出版社:新潮社

発行年:1983

Amazon

もしも、突然スーパーマーケットの周囲に霧が発生して、霧の向こうから虫が襲い掛かってきたら?


もし、猿のオモチャがシンバルを鳴らすたびに、大切な人が死んでしまうとしたら?


(「神々のワード・プロセッサ収録短編 「猿のシンバル」)

もっと単純に、森の中で大人からはぐれて迷子になってしまったら?


高速道路を走っていたら、廃墟みたいな町に出て、そこの街を頭のおかしな警官が支配していたら?

「デスぺレーション」:なぜか本引用で見つからず。

こうした恐怖と共に生きてきた(であろう)キングは、少年時代への郷愁も当然持ち続けています。



死のロングウォーク

死のロングウォーク著者: King Stephen/沼尻 素子

出版社:扶桑社

発行年:1989

Amazon

「スタンド・バイ・ミー」は少年時代の冒険物語、
それを発展させた「IT」は少年+少女1人の子供時代の冒険と、大人になって再会した人種も社会的身分も変わってしまった7人の男女のその後が描かれる、骨太ホラー作品になっています。
*2「死のロングウォーク」も、少年たちが歩き続ける凶悪ホラー作品ですが、
やはり作品全体に青春小説の香りが漂っています。

*(タイトルに『少年』と書いたのは、私が少年で、スティーブン・キングも少年だったから。
少女も同じような思いをしているのかもしれませんが、ここでは問題を単純化して、少年と書きます)

*2 リチャード・バックマン名義ですが、中の人がキングなので、ここにまとめます。


一方「ジョイランド」はホラー要素も少しはありますが、テーマパークでアルバイトする若者の瑞々しい青春小説。

そして極めつけは、タイムトラベル・ロマンスの

11/22/63 上

11/22/63 上著者: 白石 朗/スティーヴン・キング

出版社:文藝春秋

発行年:2016

Reader StoreブックパスAmazon

いずれも、『キラメキ』への郷愁に満ちた胸が切なくなるような作品群です。

より、シリアスな恐怖

「シリアス」というのは必ずしも=「大人向け」だとか、「面白い」という意味ではありません。
ただ、より身に迫った恐怖として、感じられるのが



妻子持ちでありながらアルコール中毒であり、極貧生活を営む「シャイニング」、そして父親と同じくアルコール中毒になりながらも、酒の誘惑に打ち克つ姿を感動的に描く「ドクター・スリープ」。

また、キング自信悩まされたであろう『頭のおかしい愛読者』を描いた

ミザリー 新装版

ミザリー 新装版著者: スティーヴン・キング/矢野浩三郎

出版社:文藝春秋

発行年:2008

Reader StoreブックパスAmazon

の3作はより、大人になったキングの、社会生活に根差した恐怖をモデルにした作品だと感じました。

ホラーが巧い作家は、人の心を知っている

これは持論ですが、ホラー作家さんは多ジャンルの作品を描かせても、巧い人が多いです。
国内では小野不由美さん、乙一さん等、
海外ではリチャード・マシスン、レイ・ブラッドベリ、アガサ・クリスティ(短編ではホラーも描いています)、ジョージ・r・r・マーティンなど。

スティーブン・キングも例外ではありません。
既に青春モノのところで取り上げた、「スタンド・バイ・ミー」や「ジョイランド」、「11/22/63」は非ホラーの名作です。

まだ取り上げていない作品としては、読んでいて何度も泣かされた


や、壮大なスケールを持つファンタジー小説


は是非読んでいただきたい作品です。

他にも、『未来予知ができる男』が、『未来の独裁者』を射殺する


なども、非常に掘り下げがいのある作品になっています。

それにしても、デビュー作の1970年代から2010年代まで(そしておそらく2020年代も)精力的に名作を描き続けるキング。

特に、「ミザリー」や「クージョ」、「トム・ゴードンに恋した少女」などは、並の作家なら短編スケールにしかならないであろうアイディアを長編に仕上げてしまうその剛腕には唸らざるを得ません。

「ミスター・メルセデス」(ミステリ)など、他ジャンルにも進出したキングから、ますます目が離せません。

独断と偏見 スティーブン・キング作品 評価(S~E)

死のロングウォーク S
ザ・スタンド    S
グリーンマイル   S
デッドゾーン    S
クージョ      S
11/22/63      S
ジョイランド    S
ファイアスターター A+
ドクタースリープ  A+
IT         A+
キャリー      A
デスぺレーション  A
ミスターメルセデス A
神々のワードプロセッサ A
悪霊の島      A₋
ミザリー      B+
スケルトンクルー  B
ミルクマン     B
シャイニング    B
トムゴードンに恋した少女 B₋
骨の袋       C
ドラゴンの眼    C
ドロレスクレイボーン C
リーシーの物語   C
痩せゆく男     C₋
呪われた町     C₋

「信長の野望・創造PK」プレイ記念、戦国時代を描いた小説まとめ

イントロダクション

今年の3月から、4か月あまり「信長の野望・創造PK」というゲームにはまっておりました。
このゲームはKOEIという会社から出ている国取りシミュレーションゲームで「三国志」と並ぶ人気シリーズとなっております。
ただし、私は「信長の野望」シリーズをプレイするのは今回が初めて。
信長・秀吉・家康ぐらいは知っていますが、それ以外はほぼ無知です。
受験も世界史専攻でしたし、「三国志」と違って『これ1冊読んでおけばOK』という小説がないのも厳しいですね。

そんなわけで、ゲームをやりつつ、
勉強がてらこの時代の小説を読みまくった4か月になりました。

まずはメインの3人を

司馬遼太郎さんはとにかく読みやすく、以前にも読んで慣れていたため、
織田信長・豊臣秀吉・徳川家康の3人は司馬遼太郎作品でチェックしました。
「国盗り物語」と「関ヶ原」は、だいぶ前に読んだのですが、せっかくなのでまとめました。

国盗り物語 1(斎藤道三 前編)

国盗り物語 1(斎藤道三 前編)著者: 司馬 遼太郎

出版社:新潮社

発行年:2004

Reader StoreブックパスAmazon

「国盗り物語」は斎藤道三の魅力が爆発する前半と、織田信長を描いた後半に分かれますが、前半部分が特に面白かったです。

ゲームだと道三のイベントはないけど……。
信長は、信秀(信長パパ)、秀吉と合わせて24個もイベントがありますけどねw
ちなみにゲームは、タイトル通り、信長でプレイするのが初回プレイにはお勧めです。
ゲームでは京都を取らないとクリアできないのですが、信長は京都に近く、優秀な武将も多く、尾張・美濃は肥沃で土地も富み、イベントもムービーも盛り沢山で、とても楽しいです。

新史太閤記 上

新史太閤記 上著者: 司馬 遼太郎

出版社:新潮社

発行年:2007

Reader StoreブックパスAmazon

信長の次は秀吉ですよね! 
この作品の秀吉は、『人たらし』ぶりがこれでもかと書かれている好人物で、とても面白いです。
ただ、残念なのは『小牧・長久手の戦い』で終わってしまうところ。

ゲームの秀吉も最強レベルですが、最初から強すぎる大名でプレイするのは個人的にあまり楽しくないのと、
秀吉以外の大名でプレイすると、ものすごく強い秀吉と対決しなきゃいけないので、しんどかったです。

『関ヶ原』(本引用で見つけられず)

「関ヶ原」も名作です。これは石田三成が主人公と言ってもいいのかな。敵役として徳川家康が出てきます。
この作品の石田三成は不器用な正義漢で、実に応援したくなります。
それに比べて、徳川家康の憎い事、憎い事。

ゲームでは石田三成ではクリアしていませんが、三成の親友、大谷吉嗣でクリアしました。
大谷吉嗣の小説は読んでいません(まぁ、三成の「関ヶ原」読んでるし、ええやろ……)
家康と戦わなきゃいけないので本当に大変でしたが、多分、最初から家康とぶつかれる西軍でプレイした方がまだ難易度は低そうです。
『関ヶ原の戦い』シナリオを選ぶと、ゲーム開始後しばらく経つと、家康の勢力がとんでもないことになるので、家康の味方をしている場合じゃありません……。

覇王の家

覇王の家著者: 司馬 遼太郎

出版社:新潮社

発行年:1997

Amazon

徳川家康主人公の、司馬遼太郎作品が「覇王の家」です。でもこれはあまり面白くなかったです。
「小牧・長久手の戦い」が300ページぐらい書かれています。

功名が辻 1 新装版

功名が辻 1 新装版著者: 司馬 遼太郎

出版社:文藝春秋

発行年:2005

Reader StoreブックパスAmazon

出世欲にとり憑かれた凡人、山内一豊と奥さんの千代を描いたこの作品も非常に面白かったです。
「小牧・長久手の戦い」以降の、変質していく秀吉の姿にも触れる事ができます。
元々、善良だった人間が、権力を持つ事で邪悪な人間へと変わっていく姿が、
一豊・秀吉の二人に重ねられていて、感慨深かったです。

ちなみに一豊ではクリアしていませんw

妖説太閤記 上

妖説太閤記 上著者: 山田 風太郎

出版社:角川書店

発行年:2011

Reader StoreブックパスAmazon

「功名が辻」を読む前に、『小牧・長久手の戦い』以降の秀吉が知りたくて手に取りました。
こちらは、最初から最後までずっとダークな秀吉さんです。
山田風太郎先生の忍法帖シリーズのファンなのですが、この作品に関しては、そんなに、かなぁ。
ずっとダークでい続けるよりも、司馬遼太郎作品の秀吉のように、徐々に変わっていってしまう方が個人的には好みです。

豊臣秀長 ある補佐役の生涯

豊臣秀長 ある補佐役の生涯著者: 堺屋 太一

出版社:PHP研究所

発行年:2015

Reader StoreブックパスAmazon

秀吉の弟、秀長から見た秀吉の物語ですね。
信長ー秀吉ラインの物語をこれだけたくさん読むと、さすがに流れもバッチリわかりますが新鮮味は特になかったです。

黒田如水

黒田如水著者: 吉川英治

出版社:新潮社

発行年:2013

Reader StoreブックパスAmazon

秀吉を支えた二人の軍師、黒田官兵衛と竹中半兵衛の物語。
牢獄にぶちこまれて、出てきたときには片足が不自由になるような陰鬱な物語でも、
吉川さんにかかると、牧歌的になっちゃうのは良いのか悪いのか。
爽やかな友情物語でした。

影武者 徳川家康   1

影武者 徳川家康   1著者: 原 哲夫/隆 慶一郎/哲夫

出版社:徳間書店

発行年:2010

Amazon

関ヶ原~大阪冬の陣の間の家康が描かれた作品です。
超名作だと思うのですが、これは歴史小説というよりは伝奇小説なので、この特集に入れるのは少々ためらいもあります。
(まぁ、ゲームにもオマケ武将で真田十勇士や里見八犬士が出てくるので、別にいいか)

ちなみに家康は、「本能寺の変」の直前のシナリオでプレイしたのですが、秀吉が強すぎてクリアが相当大変でした。

信玄と謙信

信長・秀吉・家康の次に有名だと思われるこの2人についても読みましたし、プレイしましたよ!

武田信玄 風の巻 新装版

武田信玄 風の巻 新装版著者: 新田 次郎

出版社:文藝春秋

発行年:2005

Reader StoreブックパスAmazon

天と地と 下

天と地と 下著者: 海音寺潮五郎

出版社:文藝春秋

発行年:2004

Amazon

宿命のライバルなのはわかるんですが、「武田信玄」では信玄持ち上げ、謙信叩きが強かったですね。
「天と地と」の信玄も、割と叩かれてはいましたが。相容れないものがあるのでしょうかw

個人的には作品としても、人物としても「天と地と・上杉謙信」の方が好きになりました。
ただし、己の感情に正直な正義漢、謙信よりも、
目的のためには手段を選ばない信玄の方が「リーダー」としては上なのかも。

ちなみにゲームでは、信玄は信長の次にプレイしやすい大名ですね。
翻って、謙信は酷かった……。「北条討伐」のイベントが難しすぎて、死にそうになっていました。
越後は人口も少なく、山ばかりで兵士もおらず、部下は武力バカが多くて、マジしんどかったです。
物語では謙信が好きになりましたが、このゲームではもう謙信でプレイしたくはないです……。

で、あれだけ苦労した「北条討伐」は「天と地と」では40ページほどで済まされていましたw

海音寺さん繋がりで

伊達政宗

伊達政宗著者: 海音寺潮五郎

出版社:学陽書房

発行年:2006

Amazon

も読みました。
ゲームでは、1582年以降のシナリオで、秀吉以外でプレイするなら伊達政宗が一番楽しいです。
なんか隻眼でかっこいいし期待したんですが……政宗が戦国大名として頑張っていたのは最初の200ページだけで、
後半は蒲生氏郷の足を引っ張る事ばかり考えていて、政宗公、率直に好きになれませんでした……。
山岡さんの「伊達政宗」とこちらと、どちらを読もうか迷ったんですが山岡さんのは全8巻と長いしなぁ……。

ちなみに海音寺さんのエッセイも読んだのですが、石田三成がボロクソに書かれていて、面白かったです。
司馬遼太郎「関ヶ原」の三成と印象が全然違うw 

夏草の賦 上 新装版

夏草の賦 上 新装版著者: 司馬 遼太郎

出版社:文藝春秋

発行年:2005

Reader StoreブックパスAmazon

『鳥なき島のこうもり』長宗我部元親を描いた作品ですが、あまり印象に残っていません。
ゲームでは、長宗我部家も弟の親泰ぐらいしかロクな武将がいないんですが、四国内のライバルは輪をかけて酷いので、四国統一までなら余裕で行けます。
その後は信長と仲良くしつつ、毛利家を倒してクリアしましたが、最後まで強い武将が少なかったですねw
クリア時の武将の質では、多分最弱でしたw
このゲームは、遠方の武将を引き抜くのがとても難しく、敵と戦って捕まえないと仲間が増えないので、敵が弱いのも良いんだか悪いんだか、です。

元就軍記 歴史小説

元就軍記 歴史小説著者: 桜田 晋也

出版社:祥伝社

発行年:2000

Amazon

中国地方の雄、毛利元就でもクリアしました。信長・信玄の次ぐらいにやりやすかったかな。

作品では元就の若い頃のエピソードが多く、ゲームの内容に入るまでにずいぶんかかりましたが、
義母の杉の大方や、奥さんの妙キュウさんとの絆は感動しました。
また、ゲームをやっているだけではよくわからない、東の尼子と西の大内に囲まれた毛利家の悲哀について知る事が出来たのも良かったです。

NHK大河ドラマの原作にもなった

山霧 毛利元就の妻 上 新装版

山霧 毛利元就の妻 上 新装版著者: 永井 路子

出版社:文藝春秋

発行年:2013

Reader StoreブックパスAmazon

も興味があったのですが、ゲーム内最大のイベント「厳島の戦い」などが描かれていないと聞いていたので、
今回は見送りました。
せっかくだからそのうち読んでみようかな?

破天の剣

破天の剣著者: 天野 純希

出版社:角川春樹事務所

発行年:2015

Amazon

島津4兄弟の義久でもクリアしましたよ! 島津家は武将は素晴らしいのですが、南九州はとにかく土地が拓けていないのがつらかったですね。
一応、島津義久でクリアしたので義久の小説を……と思ったのですが、あまりピンとくるものがみつからず、四男家久が主人公のこの作品を選びましたが、
期待以上に面白かったです。
ここに挙げた作品群の中でもかなり上位に来る面白さで、この作家さんを追いかけてみたいと思っちゃいました。

沖田畷の戦いの描写は圧巻の迫力でしたし、人付き合いが全くできず、精神的に子供のままなのに戦に関しては天才な島津家久も良かったです。

以上!

北条氏康でもクリアしたのですが、

北条氏康 二世継承篇

北条氏康 二世継承篇著者: 富樫 倫太郎

出版社:中央公論新社

発行年:2020

Reader StoreブックパスAmazon

くらいしか作品が見つからず、まだ完結していないっぽいのでひとまず保留中です。

北条は土地は良いのですが、猛将タイプの武将が少なかったのと、甲相駿三国同盟の影響で、今川義元が亡くなるまで駿河に侵攻できないのがつらかったですね。

記事検索
月別アーカイブ
アクセスカウンター
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計:

プロフィール

fee

カテゴリ別アーカイブ
QRコード
QRコード
  • ライブドアブログ