2023年01月

毎日キスしてロリータ感想

77点。
大きなストーリーで物語をダイナミックに動かすよりも、静的な状況下での思弁小説的、対話劇的な「いつもの」ロリータシリーズではあるが。3年ぶりにプレイしたせいか新鮮に感じられた。


今回に関しては、
中盤のかざりの家出が、ラストの「主人公を探してあげる」行動に結びついており、
それが心の病を患ったにもかかわらず、放置されていた主人公の境遇にも重なって、一応の起承転結はできている。

とはいえ、やはり短文感想にも書いた通り、それはあくまでも起承転結の装置であり、
思うように生きられない青年と、少女たちが、ささやかに『社会に反旗を翻す』、
刹那の幸福へと逃避を企てる、シリーズ全体のテーマは受け継いでいる。


不幸の中に、一滴でも、幸福の雫が滴れば、「生きていてよかった」と思えるようになれる。
それは、確信というよりも、作者自身がそう自分に言い聞かせているように読めるし、
僕自身もそれはあまりに儚い希望に思えるけれど。


それでも、このゲームをプレイした方、
この感想を読んでくださった方。
あなたの不幸の中に、一滴でも、幸福の雫が滴りますように。と、そう願わずにはいられない、本作なのでありました。



生存報告日記 1月30日

生存報告予定表(今読んでる本、ゲーム、サッカー、バスケなどの情報はこちら)




1/30

「毎日キスしてロリータ」クリア。多分77点ぐらいつける。
いつもと基本は変わらないんだけど、なんか3年ぶりにやったからか少し新鮮に感じたな。
作者の闇は深くなっている気もするけど、それでも最後に「迎えに来てあげる」で〆るあたりは、
今までのロリータシリーズよりも起承転結がある気もする。

あなたの不幸の中に、一滴でも、幸福の雫が滴りますように。


1/29

ユベントス3-3アタランタ。
ユベントス最初の1点目PKは誤審だと思う。これが試合に水を差したが、全体的にハイレベルな試合、
モチベーションの維持に苦慮したであろうユベントスが大崩れせず、ディ・マリアの大活躍(と主審の助け)もあって勝ち点1を奪取。
アタランタはボガのサイドからユーべを崩した。

バイエルンVSフランクフルト終了。
バイエルン3戦連続引き分けで、内容もピリッとしない。
しかしそれでも95%バイエルン優勝すると思ってしまうのが、ドイツリーグのしんどいところ。


1/28

ウォリアーズ116-120ネッツ。

前半終了時点で18点差をつけ、4Q序盤でも10点差をつけてたのに追いつかれて逆転される、『ウォリアーズらしくない』元気のない負け方で心配

ネッツはアービングが37得点
ウォリアーズを応援してるのに、ネッツの渡辺選手が出てくると彼を応援してしまうので混乱したw

1/27

ドルトムント4-3アウグスブルク、最高にスペクタクルだった。
ドルトムントは若き才能べリンガムバイノー・ギデンス、レイナらのスーパーゴールが次々と飛び出すも、完全にノーガードの打ち合いでアウグスブルクもすぐに得点を取り返す、白熱した試合。
優勝を本気で狙いたいなら、リードした段階で試合を塩漬けにする技術も必要なのだけど
敢えてなのか、単にできないのかはおいておくとして、
最後まで壮絶な打ち合いを演じた両チームの選手たちから目が離せなかった。

1/25

ラリー・ニーヴンの「地球からの贈り物」読了。73点。

ニーヴンらしい緻密なSF世界観と、ニーヴンらしからぬシンプルかつ活き活きした冒険物語で、
ガチガチSFで読みにくい「ノウン・スペース」シリーズにおいて、娯楽性の高い作品に仕上がっている。

1/24

セルティックス121-118ウォリアーズを観ました

カリーの大活躍により食い下がったウォリアーズだけど、控えはルーニーとディビンチェンゾ(と、足を引っ張りまくったラム)の8人ローテで層の薄さが顕著。

セルティックスはホーフォード先生が20得点10リバウンド3ブロックと大活躍。
テイタムは34点19リバウンドは立派だが、7ターンオーバーとパスミスを連発した印象が悪い。

控えからホワイト、ブログドン、グラント・ウィリアムズが出てくる選手層の厚さは強い。

1/22

友だちとNBAのマーベリックス122-130ホークスを観ました。
面白かったです☺

マーベリックスはドンチッチが相変わらず大爆発するも、ワンマンチーム感は否めず。
ホークスはエースのヤングがアシスト役に回り、デジャンテ・マレーが30得点8人が2桁得点とチーム全体で得点し、全員バスケで勝利!

1/21

前節、審判に勝ち点3を奪われて首位アーセナルと勝ち点8差をつけられた
2位のマンCが、難敵トッテナムを迎えた一戦

前半は非常に硬い展開で、トッテナムのカウンターに警戒するべくバランス重視気味のマンCだったが、終了間際GKエデルソンの無理目なミスから失点、続けて失点と
非常に嫌な流れで前半を終えた

ところが後半、珍しくスタメン起用されたアルバレスのゴール、続いて怪物ハーランドのゴールで同点とすると、今日のPOM(プレイヤー・オブ・ザ・マッチと最近は言うそうですね>< MOM=マン・オブ・ザ・マッチは死語なのか……徐々に慣れたい)のマハレズが2ゴール1アシストでマンCを救う

チェルシー、マンU、トッテナムと難敵揃いの1月のマンCだけれど、ようやく内容もマンCらしさを取り戻してきた。
 





1/20

イタリア・スーパーカップは、インテルの戦術的完勝。
左ワイドのディマルコがフィニッシュにまで絡んでくる攻撃的3バックで
、ミランを完全に押し込み、
レオンの単独突破ぐらいしかチャンスを作らせなかった。
ワールドカップで不完全燃焼だったラウタロのゴールが生まれたのも嬉しいが、これだけのサッカーができてなぜリーグ戦では苦戦しているのかよくわからない。
ナポリは別格として、次に国内で良いサッカーをしているのはインテルだと思うんだけども。

ミランは、システムを変えるなどの工夫も見られず完敗。

1/18

「さくら、もゆ」ハルルートクリア。評価はB。

前半と後半で全然別の物語が展開されるのは他ルート同様。
前半は、ライブシーンが省略されているのはマイナス。そこを盛り上げないでどうするんだ。

後半は、妙に複雑にしたSFになっていたけど、日常テキストすらままならないこのライターでは力量不足。

姫織ルート前半で出てきた、十夜の友だちの息子(遠矢)が、千和ルートでは千和の(3人目の)パパをやっていて、
ハルのお母さんはその遠矢の息子だったけど遠矢に捨てられて不幸になっていたのは良いけど、
毒親しか出てこないのもどんなものかとw

忘れかけているので自分用メモにすると

姫織ルート前半:姫織とは関係ない、十夜の友だちの話
姫織ルート後半:姫織の出生の秘密と、ナナちゃん。なお一度姫織は死ぬ

千和ルート前半:千和の恋物語。クズな主人公が、最後、全校生徒の前で告白するのは良シーン。
千和ルート後半:千和の『パパたち』の物語。主人公よりもナハトが活躍。ソルは死んだと思ったら生きてて、生きてたと思ったら死んでた。

ハルルート前半:学園祭に向けたライブ活動と、とあ(漢字忘れた)姉弟のすれ違い純愛物語。なお、ライブシーンは出てこない。ハルはあまり関係ない。
ハルルート後半:何度も死んでしまうハルを助けるために、主人公も死んで転生し続ける話。ハルと主人公の因果も語られるけど、とりあえずともひろが早死にしてるw


山田風太郎の「秘悪書争奪」読了。71点。

EDになった将軍家定のため、伝説のエロ本を求めて、忍者たちがエロ忍術で戦う、という設定は素晴らしかったんだけど、
今回はキャラ的に少し弱めで、シリーズの中ではハズレ気味。
ラスボスは「相手と一緒にエロい夢を見て、相手を操る事が出来る忍者」でした


1/16

ナポリ5-1ユベントス!

ナポリの美しいアタッキング・フットボールを堪能できた極上の90分間でした。
技巧派クワラツヘリアスピードスターオシメーンの2人だけで3点。

ワールドカップ出場組がほとんどいないナポリの快進撃はこれからも続きそう!

マンチェスターダービー終了。

拙攻でゴールの匂いが漂わないまま、マンCがワンチャンスで先制。
その後もお互い攻撃に出られないところで、クソ主審の誤審によりマンUが先制、畳みかけるように逆転。

審判が試合結果を決めた凡戦。


吉川英治の「新平家物語」21巻/24巻読了。

遂に平家は滅んだ。
そして、頼朝は義経に疑心を抱く。

つーか、頼朝ってどの作品でもクズすぎる気がするんだけど。
義経ファンも平家ファンもいるけど、頼朝ファンって見た事ない。

1/14

千和ルート、クリア。評価はB。

完全にナハトが主人公を食っているが、そこはまぁ良し。
前半の、屋上からの告白は良かった。
物語全体を俯瞰して見れば、ナハトの父性愛にしんみりとくる良シナリオのはずなのだが、
突然現れた主人公の2回目の告白がそのまま宙ぶらりんになって、延々とどうしてこうなったかを解説しだした構成に難有り。

しかし、それ以上に誤字だらけのテキストにスタミナゲージをゴリゴリ削られる、そんな千和ルートでした。姫織ルート前半の伏線回収があったのと、千和ちゃんはかわいかったよ。

1/11

「さくら、もゆ」姫織ルートクリア。評価はB-~C+。
前半は十夜のお友達の話。後半は姫織とその母親、主人公の話

前半のエピソードは感動的になり損ねた感
話自体は良いけれど、いくらファンタジー世界でも物理的に不可能
後半のエピソードは、まぁ悪いとは言わないけど好きにしてくれって感じも。

シナリオ評価はB-でいいんだけど、
(これは恐らくゲーム全体に言えるんだろうけど)
ライターの日本語力にあまりに不備が多く、(つくずく・しずらい・下っ足らず2回・ら抜き言葉の多用など)

それとは別に誤字も多すぎる(共通・姫織ルートだけで100個はあったはず。10分弱読めば、1つは誤字に当たる)ため、ライターが読み返していないのが見え見え
その上、無駄に長いため、『書いたら書きっぱなし』という、手抜き・無責任さを感じ、萎える

物語を書く時に必要なエネルギーは、個人的には『構想3割・執筆4割・推敲3割』だと思っている。
だとすれば、最後の『3割』の仕事をこのライターはしていない。
それだけでプロとしての心構えを疑うし、しかもこの長さ。
こんなに長く書ける時間的余裕があるのなら、推敲をしっかりしなさいよ。
あと、これも全編に言えるけど主人公が気持ち悪い。

某批評空間で中央値85を超えた(プレイした)ゲームの中では相当酷い部類だけど、
Dies IraeとFate/hollow ataraxia(両方30点台つけた気がする)よりはマシかな……多分。
「まじこい」も酷かったけど(60点ぐらいをつけた)、一子ルートとか京ルートは良かったし、そこそこエロかったので、
良ルートが1個あればまじこいと同じくらいかな……。

「ドラゴンファンタジー2」とうとうクリア。100時間以上かかったw
フリーゲームなのでエンディングはあっさりだったけど、十分楽しませてもらった。


1/10

マンC1-0チェルシー。
ガッチガチに引きこもるチェルシーを相手に、マンCがなんとかゴールをこじ開け1-0勝利。

チェルシーのベンチ、ジョルジーニョを使わなかったのは理解できないけど、どちらにしろ悲惨すぎる。
攻撃的な選手で、知ってる選手が全くいない。
1点を取りに行く場面で、ハッチンソン、ホールを投入せざるを得ない時点で補強はマスト。

1/8
ミラン2-1サレルニターナ終了。

ミランは相変わらず安定感のあるサッカー。
サレルニターナは新加入のメキシコ守護神オチョアさん37歳が8回ぐらいビッグセーブw

オチョアさん、なぜビッグクラブに縁がないのかさっぱりわからん……


「さくら、もゆ」共通ルート終了。姫織ルートに入りました。
相変わらずテキストがクソ。
冗長というのはまさにその通りなんだけど、それ以前に語彙力も怪しいし、誤字も多い。
「下っ足らず」とか「しずらい」とか、ヤバい。

目玉焼きに何をかけるかで133行も語っているのも、無駄の極みテキスト。
ストーリーに全く関係ないし、全く面白くもないし、キャラの魅力にもつながらない。

aeeaaキャプチャ


という転校初日のハルの不安に対して、


seaeaeaeaキャプチャ

と答える主人公も頭がおかしい。コミュニケーション障害にも程がある。
転校初日で友だちに忘れられていないか心配してるハルに対して
「世界中の誰もが、君たちの事を忘れてしまっても」ってなんだよwwww
頭のおかしい返し方すんなww こっちまで頭がおかしくなるわww


姫織ルートに入っても、
「最終列車で旅立ってしまう友だちを見送るため、駅にかけつける」という感動的なはずのシーンで、

最終列車まで残り6分で、

主人公がテレポート魔法を試みるも失敗
→姫織(魔法少女)の家の近くにいたので、姫織を叩き起す
→姫織に最低限の事情を説明
→姫織が「恥ずかしい夢」を見ていたけど、変な寝言言ってなかったよね?などと発言。それについてやりとり。
→姫織が魔法少女に変身。衣装がえっちぃなどと発言。それについてやりとり。
→姫織、空を飛ぶ魔法失敗
→「私は空を飛ぶ魔法が苦手だった、だけど他の魔法なら大丈夫と発言」
→姫織、新魔法発動

ここまでで4分って、絶対ありえないでしょ……。

そもそも残り6分と時間が迫っているのに、「恥ずかしい夢」がどうとか「衣装がえっちぃ」とかsそんな無駄口叩いてる暇あんの?





1/6

インテルVSナポリ見終わった。
インテルの3バック(5バック)が、ナポリの3トップをガッチリハメた戦術の勝利
ワールドカップ後初めての試合で、インテルは上位進出したブロゾビッチが休養、ラウタロも途中出場させていた一方、ワールドカップ上位進出選手が1人もいないナポリは休養十分、と思いきやむしろさび付いてしまったのか、
ワールドカップ中断前のダイナミックでスピーディーなサッカーが全くできなかった。

1/4

ウォリアーズVSホークス面白かったぁ!!
ウォリアーズを応援してたので、本当に嬉しい。

54得点のクレイ・トンプソンクラッチ3でチームを救ったディビンチェンゾ、
いつも頼りになるドレイモンド・グリーン、
そして20リバウンドで決勝ブザービーターのルーニー
素晴らしすぎた!

(僕の観ていない試合でドノバン・ミッチェルがものすごい試合をしたそうで、そちらも気になるけどリソースが足りない)

1/3

喪中ではありますが、一応あけましておめでとうございます。
しかし、今年ほど物寂しく、惨めで、鬱~~な年末年始はうつ病発症直後の2017年正月に次ぐワースト2位な気がします。

原因はいくつもありますが、1つは『暖房をつけると咳が出るようになってしまった』こと。
なので寒いです、とても。

友だちが皆無なのも地味にキツいですね。
以前からそうだった気もしますが、電話友達ぐらいはいましたからね。
今年はガチで0人です。こうして孤独死していくのかもしれませんね。

コロナ拡大もやっぱり大きいですね。
世間では「オミクロンは弱毒」だとでも勘違いしているのか、緩みきっていますが
デルタ株よりもオミクロン株の方が死者数が多い事を知らないんでしょうか。
見て見ぬ振りをしたってコロナは消えません。
とはいえ、有効な手立てを僕が持っているわけではないのであれなんですが。

それからあまり触れたくないんですが、年齢がちょっと大台に乗ったのもあって、それも鬱です。
どんどん未来が閉ざされていくような閉塞感しかありません。
あぁ、死にてぇなぁ。

更に、季節外れのワールドカップが12/20に終わって燃え尽きた感があります。


で、現在「さくら、もゆ」をプレイしているんですが、案の定つまらないです。
つまらないというかテキストがヘタクソです。
主人公のモノローグとあさひさんの説明台詞がクドいです。
短時間に5回も同じことを言わないでください。
一応3週間ぐらいと考えて、1/22あたりにクリアしたいと思っているんですが、厳しいかもしれません。

あ、でも、以前ギブアップで40点をつけましたが、暫定得点は60点です。
演出や音楽は良いと思いますし、雰囲気も悪くないと思います。
主人公があまり好きになれないのと、テキストが下手なだけです。
テキストは、ノベルにおいて最低条件な気もしますが……。

というわけで、「さくら、もゆ」では鬱の逃げ場所にならないので、ABEMAに2週間限定で入って、ワールドカップをもう一度見ていたりします。
とりあえず、面白い試合に限ってハズレ解説者の本田圭佑さんと松木安太郎さんを入れるのはやめていただきたいですし、
つまらない試合に限って当たり解説者の戸田和幸さんや水沼貴史さんや中西哲夫さんが入るセンスの無さは泣けますが、とりあえず人の声を聞いて引きこもるには向いています。

上であげた鬱な理由は一朝一夕では直りませんが、
コロナは春ごろには一時的には落ち着くでしょうし(どうせまた増えるけど)、
寒さは冬だけですし、友だちもできることもあるかもしれませんし、
少なくとも今すぐ首吊って死にてぇという気持ちを、脇に逸らすのはとても大事な事だと思いました。

とりあえず温泉でも行ってリフレッシュしたいですねぇ。
コロナがもう少し落ち着いたらね。


12/31
ナゲッツ128-125サンズ!
素晴らしい試合だった!

ナゲッツはヨキッチが41得点15リバウンド15アシストの化け物ぶり。
戻ってきたマレーも勝負所できちんと決めゴードンは神ダンク含む7ダンクとダンクパーティーを開催。

敗れたサンズも、伏兵シャメットが31得点と素晴らしい粘りで盛り上げてくれた。

12/30

「アメイジング・グレイス」サクヤルート読了。評価はB+
途中感想でも書いたけど、回廊に残ったギドウ先輩も含めて、イマイチよくわからない
「リラ」あたりは伏線回収するんだろうけどギドウなんか放置されそうだし、ユネの寿命も「黄金のリンゴ」って事でいいんですかね?
てか、青りんご食べた人なら誰でも過去に飛ばせそうな。
「クリスマスだから」不思議な事が起こってもおかしくないよね! みたいな、勢い任せのごまかしを感じてしまうのは僕だけかなぁ??

12/28

「アメイジング・グレイス」コトハルートクリア?
評価はB。

なんか、コトハの前にサクヤっぽいルートがあってそっちの「箱舟」作戦の方がインパクトが強かったのと、
コトハルートはせいぜいラッパを盗んだのと、相手から挑戦状が届いたくらいだったので。

ロジャー・ゼラズニイの真世界アンバーシリーズ2巻「アヴァロンの銃」読了。65点。
ダラの正体が気になるけど、65点なので3巻以降を読むかどうかはなんとも……

12/26

クリスマスゲーム前の1戦、シクサーズVSクリッパーズ見ました。

エンビード44得点、ハーデン20得点21アシスト11リバウンド。

二人の神が降臨して、シクサーズが勝利。
これで9連勝、序盤は躓いていたシクサーズが本来の位置に返り咲いてきた!!
(ただ、優勝できる未来は見えない
東のベスト4ぐらいまでなら行きそうだけど)

12/25
「アメイジング・グレイス」キリエルートクリア。
評価はA₋。
真相は知れないけど、みんな無事に脱出した、というルート。
地下道を渡っている時はドキドキしましたね。

地下道の謎のコンピュータ室、変えられていた声紋認証、後はまぁ偽装爆薬あたりが気になるかな?



12/22

新城カズマの「サマー/タイム/トラベラー」読了。
81点。
主人公たちの住む辺里(ほとり)市の緻密な設定が、世界観をリアルに支えてくれる青春タイムトラベル作品。

後半、少しサスペンス色が強くなる。
悠宇を中心とした、人間関係の方を深く描いてほしかった気がするけど、恋愛小説でもないしこれで良いのかもしれない。

「冥契のルペルカリア」はクリアしたので感想記事書きました。

12/21

「冥契のルペルカリア」架橋琥珀ルート読了。評価はB。

劇団ルペルカリアはどうしたw
っていうか、どうせ夢幻なら理世ルート(??)やめぐりルートのような幸せな夢がいいなぁ。

環くんは奈々菜を妹にしたり琥珀を妹にしたり、せわしないですね。


12/20

新城カズマの「サマー/タイム/トラベラー」上巻読了。
85点。

タイムトラベルサスペンス+青春のミックス。
多数あげられるタイムトラベル作品群や、主人公たちの「科学的ダベり」も非常に居心地が良く、面白い。

僕も仲間に入れてほしい。


「冥契のルペルカリア」めぐりルート終了。
評価はA₋。

いやこれがトゥルーでいいよ俺はww
残酷な現実よりも、幸福な夢に逃げようぜ!
めぐりちゃんかわいいし、この先やらなくても良くね?
ここで終わりにしようよ!
(まぁプレイするけどさ……)

12/19

「冥契のルペルカリア」理世ルート(?)終了。

評価はB+。
基本が暗すぎるんで、甘々なぐらいでちょうどいいんだけど、それじゃダメなんですかねぇ。
理世ちゃん、ルートすら用意してもらったような、もらっていないような扱いで不憫すぎる


12/18

「冥契のルペルカリア」奈々菜ルートクリア。
評価はB。

この手の「真実には全く近づけなかったけど、二人は幸せでそれはそれでいいんじゃねーの」的なENDの評価って難しいんだけど
個人的には「真実なんかには近づかなくていい」と思うんだよな

小説やゲームでは、そういうわけにもいかないんだろうけどw

12/14

江戸川乱歩の短編小説「赤い部屋」読了。

「冥契のルペルカリア」に出てきたので本で読んでみた。
著作権が切れているせいか、「ルペルカリア」で使われているままだったw
(つまり「ルペルカリア」をやれば、「赤い部屋」も読んだことになるレベル)

12/12

NBAのネッツVSホークスを観ました。
デュラント34得点、アービング33得点と2大スターが爆発、
ホークスもヤングが33得点と、派手な打ち合いで面白かったです。

松尾由美の「九月の恋と出会うまで」読了。73点。
ライトタッチで読みやすい、タイムトラベル・ミステリ。

なお、本の裏に書かれている『時空を超えた奇跡のラブストーリー』的な要素はあまり期待しちゃいけないw
あくまでもミステリとして読むべき。

吉川英治の「新平家物語」20巻/24巻読了。

地図で見ると、平家って四国以外全部源氏に抑えられてるし、もう許してやれよって感じなんだが……


12/11

NBAのバックスVSマーベリックスを観ました。
アデトクンボVSドンチッチの戦いは見ごたえ十分でしたが、
ハーダウェイ&フィニー・スミスのクラッチタイム5連発フリースロー外しにより、
1点差でバックスが勝利。

どんだけフリースロー外してるねん!!




12/2

NBAのセルティックスVSヒート見ました。

NBA観たのは9日ぶりかな。
やっぱりバスケも面白いですね。
テイタム49得点は化け物でした。
セルティックス強い。


11/29

川上健一の「ららのいた夏」読了。88点。

住野よるの「君の膵臓が食べたい」系の話で、こういうのが大好きな人には100%お薦め。
甲乙つけがたいけど、スポーツ描写も迫真性があるぶん、僅差でこちらの方が好きかな……互角ぐらいかな……
難しいところ。

11/26

イングランドVSアメリカは記事化しません。

イングランドのつまらなさは、エリクソン監督→カペッロ監督時代から変わらずですが、
サウスゲイトのイングランドも本当につまらないですね。

今大会は1日4試合もあるので、後半20分まで見て、
「得点が入らず・得点の匂いすら漂わず・面白くもない」試合はカットする事にしています
(後で、得点が入ったと知れば中断した時間から見直します)。

今まで5試合が該当しますが、全部スコアレスに終わってます。

終盤に得点が入ったオランダVSセネガルとかは、普通に点が入らなくても面白い試合でしたし、
ウェールズVSイランは見切ろうか迷いましたが、元気があったので観たら点が入りました。
見切りスキルを発動しないと、1日4試合はこなせません……。

あ、あとカタール代表は、「お金で参加国枠を獲得しただけのチーム」だと思っているので、最初から眼中にないんですが、やっぱり2連敗ですね。
やっぱり、予選を一度も勝ち上がった事がないチームが開催国枠で出場、とか言われても場違いとしか感じないので……。

そんなわけで、今日は割と楽をさせていただきましたが(カタールの試合の間、仮眠が取れたので)
今夜からは、また地獄の1日4試合が3日間続きますね😖

嬉しい悲鳴です。

グループB最終節は同時刻キックオフ。
タレントの豪華さではイングランドVSウェールズをチョイスするところなんですが、
試合内容への期待はアメリカVSイランの方が上です。
迷っていますが、多分後者をチョイスすると思います
前者も、余裕があれば見ます

そういえば、今回は試合記事に噛みついてくる人がいなくて助かっています。
まぁそもそもUUが伸びてないんで、読まれていないだけなんですが、
そもそも自己満足のために書いているだけですし、
噛みつかれても対処する余裕がマジでないんで助かります。

11月22日から、
24時間₋生活時間+サッカー時間+睡眠時間=30分ぐらいしかないよ!
この生活は最速でも11月29日まで、多分12月4日ぐらいまで続きそうなのです。
過労死レベルです。趣味で過労死するなら本望ですが。


あと、こんな状況なので移動時間ぐらいしか読書とゲームはできないんですが、
読書は川上健一の「ららのいた夏」を読んでいます。85点ぐらいで面白いです。
やっぱり今年は読書ランキングベスト15ぐらいまで発表しますわ。
豊作すぎて、85点でもベスト10に残れるか微妙なのは、さすがに勿体なさすぎる。

それから、ゲームの「アルノサージュ」も地道に進めていて、イオン編はフェイズ1が終わりました。

NBAは4試合溜めてますが、そんな見る暇ないですw 


あと、どうでもいいんですが、健康診断で「悪玉コレステロール」と「尿酸」が引っかかったんですが、
医者が「食事と運動ですね」しか言ってくれませんw
どうすればいいのでしょうかw 運動はともかく、食事のご教授どなたかお願いしますw

体重は標準体重なのですが、メタボです😢 

コロナワクチン5回目接種が11/28からできるんですが、ワールドカップが一段落したら打ちに行きます。

11/25

ウルグアイVS韓国は記事化しません。
終盤盛り上がったようですが、後半20分まで見た限りはつまらなかったです。
(あと、普通にワールドカップ疲れでヘロヘロです)

特にウルグアイ。
元々つまらないサッカーで定着していたタバレス前監督のウルグアイですが、
監督が変わったので少しはマシになったかと思いましたが、
やっぱり守備的なままでしたね。

韓国は、果敢に攻めに出ていてよかったと思います。


前回大会はロシア、サウジアラビア、エジプト、イラン、ポーランド、スウェーデンあたりの
「引きこもる事しかできない、守備的チーム」が大量にいてウンザリしましたが、
(ウルグアイ、イングランド、ポルトガルあたりもそんな感じでしたが)

今回は、今のところイランとポーランドだけで、それ以外のチームはちゃんと果敢に攻撃に出ているのが嬉しいですね。
(ウルグアイ、イングランドは相変わらずつまらんですが、イングランドは6点も取ったので叩くのもあれですねw)


11/23

ワールドカップの中、ヘロヘロになりながら、
NBAのナゲッツVSマーベリックスも見ました。
結果は98-97で主力不在のナゲッツの勝利。
ヨキッチ、マレー、ゴードン抜きだったので観るのを辞めようかと思いましたが、
まぁだからこそ、ワールドカップの合間にダラっと見れるかなと思ってw


試合は前半終了間際のドンチッチのブザービーター3が、ほんのわずか足がライン外に出ていた事で取り消され、
ナゲッツのチャンチャーが逆に残り2秒でブザービーター3を決める、笑えて熱い展開ww

マーベリックスは6点損した形となり、結局最後は1点差だったのでやはりブザービーターが全てを決めました
敗軍から選ぶのはあれですが、MOMはマーベリックスのジョシュ・グリーン
3ポイント6/6、23得点と絶好調でした!


ワールドカップの面白い試合は記事化してますが、
デンマークVSチュニジアはつまらなかったので、記事化しません。

デンマーク、Euro2020の時とはシステムが違って、良さが全然消えちゃって悲しいです。


メキシコVSポーランドも記事化しません。
メキシコは相変わらず面白いチームで、左サイドバックのガジャルド、中盤のエレーラ
守護神のオチョアの活躍が目立つ好チームでしたが、
ポーランドは6バックでレバンドフスキだけに頼るクソつまらないチームで、ホント萎えました。

まぁ、ポーランドは毎回こんな感じですけどね。やれやれ、です。


クロアチアVSモロッコも記事化しません。
モロッコは今大会も、ショートパス主体のポゼッションサッカーで、特に右サイドのハキミ&ジイェフの破壊力と、中盤のアムラバットが効いていましたね。
スペインを、ちょっとタレント的に小粒にした感じで、まぁこう書くとあれですが好きなタイプのチームです。

クロアチアもテクニカルな中盤が魅せてくれていましたが、サイドバックのオーバーラップ(特に左サイド)が足りなかったかな。

ちょっと集中がキレて、後半25分までしか集中できていなかったので記事化できないなって。
やっぱ1日4試合はキツいっすわぁ(今日なんて、バスケも見たから5試合だしw)


集中して見られるのは多分3試合が限度かなと思ってます。


読書は、川上健一の「ららのいた夏」を半分ぐらいまで読んでいまして、こちらも↓の「翼はいつまでも」同様面白いです。

ゲームは「アルノサージュ」をやっています。
ただ、両方とも、ワールドカップで死にそうになっているので、移動時間以外では読む時間が捻出できそうにないです。
11/21

川上健一の「翼はいつまでも」読了。83点。
冴えない野球部員だった主人公は、ある日ビートルズの曲に出会って、勇気をもらう。
積極的になった主人公は、十和田湖への旅行中、心に傷を抱えた少女、多恵と恋に落ちるが、それは彼女が転校するまでの短い間だった。
ひと夏の青春小説。

なお、出てくる教師がほぼ全員ウザくて、特に田口とかいう奴は完全に犯罪者レベルなんだけど、
昔の教師って、体罰で生徒の首絞めたり、バットを膝で挟んで正座させたりすんの?
お礼参り食らっても文句は言えないぞ

……出てくる大人キャラがクソ過ぎるため、
「理不尽な大人への反抗」というテーマに感情移入しやすかったので意図的だとは思うんだけど、
ここまで酷いとなんともw



さて、今日からワールドカップが始まりますね。
ほぼ全試合、まぁひょっとしたら45/64試合ぐらいかもしれませんけど、
結構な数の試合を見ます。
とりあえず、カタールには興味がないのでカタール戦は見ません。
あと、最終節の消化試合は見ないかもしれません。

また、試合途中であまりにもつまらなかったり、審判にキレたりした場合、
他の事をしながらの、流し見観戦に切り替える可能性もあります。


それと、今回はブログでどう扱おうかちょっと迷ってるんですよね。
今までのように見た試合全部、記事化しようか、
面白かった試合だけを記事化しようか。

面白かった試合は、記事にするモチベーションも高いんですが、
つまらない試合は割とダルいんですよww

おまけに前回のEuro2020では、面倒くさいアンチコメントが幾つか来たので、
そういうのを相手にするのも面倒くさいし。

まぁ、つまらない試合でも、見れば「つまらなかった」程度の感想は残したいと思っていますので、
1日ごとに記事化しようか、毎試合記事化しようか迷ってます。




11/20
NBAのシクサーズVSバックスを見ました。
シクサーズ110-102バックス。
32得点のエンビードがMOMだけど、24点のマキシーを始め、2桁得点が5人。

もっとも、15本もフリースローを打って4本しか入らなかったアデトクンボが、80%の確率で決めていたら(12本決めていれば)110-110になっていたので、
アデトクンボのフリースローの下手さに助けられた気もする。

11/17

デ・アンドリアの「視聴率の殺人」読了。

テレビ視聴率の改竄にまつわる、殺人事件の話。
なんてことのない標準的なミステリだけど、
読みやすく、多少のどんでん返しもあり、
暇つぶしとしては問題なく読める。

まぁ、彼の代表作「ホッグ連続殺人」と比べると見劣りはするけど。


吉川英治の「新平家物語」19巻読了。
那須与一の活躍で有名な屋島の戦いだけど、
屋島が平家にとってここまで地理的に重要である事を知らなかったし、与一の前の戦いも酷烈なものがあるな。

なんか、教科書の「平家物語」の与一活躍のシーンでは、平家がのどかすぎる気がしたんだけど、どう描くんだろ

11/15

吉川英治の「新平家物語」18巻読了/全24巻。

とにかく、頼朝が陰湿で嫌い。
こいつ、鎌倉にいて何もしてないくせに(いや、何かしてるんだろうけど、描かれていない)無駄に偉そう。

自分は社長室でのんびりしたりゴルフしたりして、
仕事をしてる従業員をいじめるクズ社長みたいなww

11/14

真山仁の「ハゲタカ」読了。76点。
日本人作家の経済小説で、初めて面白いと思った。

鷲津や芝野、貴子といったキャラクターの魅力にも支えられてると思うし、
日本の「時代遅れで閉鎖的」な企業体質・経営体質への批判というメッセージ性も感じられた。

インテルVSアタランタ面白かったです。
このレベルの試合が標準になってほしいですね。
しかしインテルは、2位ミランや3位ユベントスよりも明らかに楽しく良いサッカーをしているのに
5位なんだよなぁ。


11/13

プレミアリーグのマンC対ブレントフォード見ました。
GKラジャのロングボール戦法と、FWトニーの2ゴールでブレントフォードが大金星。

11/12

真山仁の「ハゲタカ」上巻読了。72点。

バブルが弾けた後、一族の放漫経営が続いていた中小企業は次々と潰れていった。
そんな時代背景の元、企業を安く買いたたき、高く売りつけるビジネスと共に企業再生にも取り組む「ハゲタカ・ファンド」の活躍を描く作品。金融経済一辺倒ではなく、キャラクターのドラマもそれなりに描かれているのは好印象。
ただ、何かというと「言い放った」という表現を使いたがるのはやめてほしいw

11/10
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キャバリアーズVSクリッパーズを見ました。

レナードが復帰して、ウォールを獲得して新生クリッパーズ!
と思いきやレナードもウォールも負傷欠場で、これは去年の「いつものメンバー」……。
テンションは下がりましたが、見ていたら案の定、キャバリアーズがアリウープ祭りを開始。

試合残り4分50秒時点ではキャバリアーズ111-98クリッパーズに。
ところが、ですよ。
終わってみたら、キャバリアーズ117-119クリッパーズ……。

クリッパーズは毎年こんな試合をやっていますが、「絶対に諦めない」クリッパーズ魂は今年も健在の模様です。

MVPかどうかはわからないけど、某所でズバッツ君が叩かれていたので観ていましたが、
ズバッツ今日かなり良かったですよ。



11/8

外部ストレスで少々集中を欠きましたが、
キャバリアーズVSセルティックスが面白かったです。
ガーランドってこんなに良い選手だったのか(去年までキャバリアーズの試合ほとんど観てなかった)


11/7

ユベントスVSインテルを見ました。

前半中盤を支配し、完全に試合を優勢に進めたインテルだけど、決定力不足とユベントスGKシュチェスニーの好セーブでゴールが割れず。
逆に、カウンターでコスティッチの独走からのクロスを食らい、失点。
終わってみればユベントス2-0インテル。

これでユベントスは5位、インテルは7位。

11/6

オードリー・ニッフェネガーの「きみがぼくを見つけた日」読了。74点。
タイムトラベルロマンスだけど、『甘さ』は薄い。
タイムトラベルという『非常に不幸で、厄介な症状』を抱えた主人公と、未来の奥さん(子供時代)との出会い。

は、良いんだけど奥さんになってからは、
子供ができない夫婦生活の苦悩や、やっと生まれた一人娘への愛など、まぁこれはこれでいいんだけど「タイムトラベル・ロマンス」というよりも、大変な夫婦生活のイメージが強かった。

フランクフルトVSスポルティングの試合を見ました。

サッカーとは、「シュートを枠に入れる」よりも、「シュートを相手の手にぶち当てる」方が得点しやすいスポーツなのですね(萎)

スポルティングのサッカーは超つまらないので別に肩を持ちたいとも思いませんが、
空中でバランスを取っている手に、ボールが当たっただけでPKを取る
神経質なハンドPKがなければ、スポルティングがベスト16に進んでいました。

サッカーはつまらなくなったなぁ、と思うような試合でしたね。



11/4

オードリー・ニッフェネガーの「きみがぼくを見つけた日」上巻読了。73点。

タイムトラベル・ロマンスは大好きなジャンルなので、何作か読んでるし、もうそのジャンルってだけでよほどつまらなくない限りは読めちゃうんだけど。

その中では割と微妙な方。
圧倒的にロマンチックさが足りない……。

タイムトラベルロマンス自体、まぁよくある設定なのであれだけど、
タイムトラベルが『ロマンス・感傷的な恋愛』を産み出す装置ではなく、
『忌まわしい、ドタバタ的な障害』になっているのが、
いまいちノレない理由だと思う。

正直同じような設定なら、ロバート・F・ヤングの「たんぽぽ娘」を推す。


吉川英治の「新平家物語」17巻/24巻読了。

平清盛→木曽義仲と、好みのキャラがリレー式に死んでいって、
この17巻では初登場の平敦盛が気に入ったんだけど、一瞬で(この巻のうちに)死んでしまったでござる……

11/3

NBAネッツVSブルズを観ました。まず何から話せばいいのか……。

試合前、ナッシュHCが解任されました。
……なんでこのタイミングやねん! このタイミングで解任するなら、シーズン開幕前に交代すれば良かったのでは??

そもそも、学級崩壊状態のクラス(ネッツ)に、新人教師のナッシュを入れた時点で無理がありますよね。
チームのエースたるデュラントとアービングは、ナッシュHCに全く敬意を払わずやりたい放題。
これ、ナッシュが悪いんですか? 確かに生徒にナメられた教師の力不足と言えるかもしれませんが、
普通に考えてアービングやデュラントが悪くないですか?
特にアービング。行く先々でチームの雰囲気を悪くして、チームを崩壊させていますよね?
バスケの技術がどれほどうまくても、こんな選手は正直癌です。要りませんわ……。

そんな中、日本人希望の星、渡辺雄太はすっかりネッツの戦力になってきています。
今日も、ダンクにスリーにブロック、ナイスディフェンスと、チームに欠かせない活躍で感動しました。

しかし渡辺選手が活躍するのは嬉しいですが、ネッツは今日も敗北で、これで2勝6敗ですか……。
(シーズン前展望を読んでいただければわかるように)、僕はネッツが優勝候補だとは全く思っていませんが、ネッツを優勝候補予想していた方もいましたよね(苦笑)
惨憺たる有様です。

試合の感想を全然言っていませんでしたが、試合はブルズのラビーンが4Qに大爆発。
ブルズがネッツを下しました。


NBAウォリアーズVSヒートも見ました。
ネッツやレイカーズ、シクサーズやクリッパーズなど、思わぬ苦戦を強いられる強豪(レイカーズは強豪か?)の中に混ざって、ウォリアーズも苦戦を強いられていますね。

今日はカリーがトリプルダブルの活躍でしたが、インサイドの強さでアデバヨに競り負け、
頼れる男ジミー・バトラーにとどめを刺された感じでした。
去年ポンコツだったダンカン・ロビンソンも今日は良かったです。


11/2

ナポリVSサッスオーロ見ました。
サッスオーロも悪くなかったんだけど、ナポリが強すぎた。
クワラツヘリアオシメーンが揃ったナポリは、本当に目が離せない

11/1

ここからは今日の分

荻原規子の「薄紅天女」読了。85点。
第1作「空色勾玉」に並ぶ良作。
更級日記をモデルにした、奈良時代→平安時代の移り変わりの時期を描いたファンタジー。

最後の大団円も素晴らしい(結ばれて良かった☺☺)



NBAのセルティックスVSキャバリアーズ
を見ました。
新加入のエース、ドノバン・ミッチェルが41点キャリス・ルバートも35点超えの爆発でキャブスの勝利。

リバプールVSリーズ
を見ました。
リバプール、ほんとヴァイナルダムの穴が未だに埋まってないんだなぁ。
そしてまたもやジョー・ゴメスの致命的なミス……


昨日はサッカーを3試合観ました。

インテルVSサンプドリア。
インテルの圧勝。インテルは現在の順位(6位だっけ?)にいるべきチーム力じゃない。そのうち3~4位争いに加わってくると思う。
バレッラのプレゼンスは圧巻。
後半、サンプドリアのラフプレーはやめてほしかった。

ミランVSトリノ。
マジでつまらなかった試合。なんでこのチームがイタリア3位なの?ってぐらい、ミランに良いところがなかった。
週末のCLにコンディションを合わせているのかもしれないけど。

チェルシーVSブライトン。
まさかまさかのブライトン4-1チェルシー。
ブライトンはマンC戦、リバプール戦も見たけど、デ・ゼルビ新監督になって、ますますショートパスを繋ぐ面白いサッカーを志向するようになって嬉しい。
トロサールにはここ最近毎試合驚かされている。


10/31

荻原規子の「薄紅天女」上巻読了。暫定81点。

倭(やまと)から使わされた坂上田村麻呂と、
東北地方を治める蝦夷(えみし)のアテルイの対決を、
翻弄される坂東(関東)の4人の若者の視点で描くファンタジー。

面白いです。


吉川英治の「新平家物語」16巻/24巻読了。これでやっと3分の2まで来ました。

木曽義仲も死んで、いよいよ好きなキャラが減ってきた親族同士で殺しあいして保元の乱で崇徳上皇を殺し、
平治の乱では藤原氏の内紛で武士同士を争わせ、
平清盛が邪魔になると木曽義仲を使って排除し、
木曽義仲が邪魔になると源頼朝を使ってこれを排除する、後白河院のクズっぷりが前巻に続いて光る。


10/30

ドルトムントVSフランクフルト見ました。
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ゴール期待値が全て。

フランクフルト、後半最初の20分の怒涛の猛攻を、奇跡的な守備で耐え凌いだドルトムントが勝利。
内容ではフランクフルトが圧倒していたのに、サッカーは残酷。


10/29

マーベリックス129-125ネッツ見ました!!
最高だった!

マーベリックスは、ドンチッチが41得点
14アシスト10リバウンドとまさに鬼神の如き活躍。延長に突入してからの3連続スリーポイント成功が勝敗を分けた。

ネッツはデュラント39得点、アービング37得点も及ばず。
渡辺は、ドンチッチにやられてしまったが、22分もプレイ時間をもらえたので、今後に生かしたい!
     
10/28

吉川英治の「新平家物語」15巻/24巻読了。

平家を追い払ったのは木曽義仲なのに、後白河法皇は源頼朝ばかり贔屓して、義仲がキレて三つ巴の争いになったでござる。

というか後白河はクズ……。

ウォリアーズVSヒート、ウォリアーズのバスケを堪能しました!
カリーは相変わらず神。もうベテランですが、1試合でも多く彼のプレイが観たい!!



10/27

バックス90-88シクサーズ面白かった!!

ハーデンの個人技頼みのシクサーズに対し、チーム力の差で優勢に立っていたバックスだけど、4Q序盤に崩れ一時は逆転を許す。
残り4分半は2点差を争うクラッチ・タイムに突入し、目の離せない熱戦になったものの、最後は順当に(?)バックスが勝利。


トッテナムVSスポルティング見ました。
トッテナムの攻撃に遂に崩れたスポルティングだが、
謎のオフサイド判定に救われ、なんとか引き分け。

釈然としない疑惑の判定だった。


リバプールVSアヤックス見ました。
主力7人+監督まで引き抜かれたらそりゃ無理だわ……
去年までのアヤックス、大好きでした😢


10/26

荻原規子の「白鳥異伝」上巻読了。83点。

三野の村で実の姉弟のように育った、血の繋がらない二人、遠子と小倶那は、12歳の時、離れ離れに。
そして16歳の時、小倶那は大王の傀儡として三野の村を滅ぼしにやってくる。
遠子は憎むべき敵であり、愛すべき弟である小倶那を倒すため、旅立った。

面白い。


ネッツVSラプターズ
面白かった!
メンヘラ三銃士率いる、寄せ集め軍団ネッツと、
スター不在ながら連携の良さで地味に強いラプターズという好対照な対決は、
ヴァンブリートを中心に、バーンズ、シアカム、アヌノビーとコアメンバーの揃っているラプターズが試合を優勢に進める。
しかし3Q終盤、シアカムの意図不明なパスミスと、そこからのネッツの華麗なパス回し&コーナー3で
79-78と1点差に追いつかれてからは、流れがネッツに傾き、4Q序盤に差を拡げられた。
終盤、なんとか粘るも、105-109とわずかに届かずネッツの勝利。





10/24

ジョーン・D・ヴィンジの「雪の女王」読了。74点。

元カレ(スパークス)がアリエンロードに奪われ、彼は『スターバック』として殺人者と化してしまう。
スパークスの元カノ、ムーンが、スパークスを奪い返し
彼を改悛(?)させ、『夏の女王』として新しい統治を始めるまでの冒険モノ。サブキャラの警官コンビや、喋るロボなどが魅力的。


吉川英治の「新平家物語」14巻読了/全24巻。

木曽義仲の魅力が光る。
平清盛といい木曽義仲といい、この作品で魅力のあるキャラは負け組なんだよなぁ……。
源頼朝とかほんと(この作品では)魅力ないしな


マンC対ブライトンかなり面白かった
マンCのサッカーは世界最高峰の美しさ。
ブライトンもサッスオーロ時代、魅力的なチームを作り上げたデ・ゼルビ監督のチームだけに、非常に面白い。

あと、ハーランドは人間やめてますね。


マンU対チェルシーはつまらなかったです。



10/22

37度1分。

ユベントスVSエンポリを見ました。

「雪の女王」を読んでいますが、70~75点ぐらいであまり書くことがないので、
なんとも。

10/20

また37度9分。なんなん……

マンU対トッテナム試合終了。
面白かった。

面白かったけど、トッテナムが全くの無策。
同格か、やや格下の相手にここまでやられちゃいかんだろ……。

マンUが良すぎたともいえるけど。
トッテナムのGKロリスが頑張らなかったら5点は入れられていましたね。

10/19

アニメ「銀河英雄伝説外伝 朝の夢、夜の歌」見終わった。
65点。

「螺旋迷宮」ではヤンが探偵ごっこをしていたけど、こちらはラインハルトが探偵ごっこをする話。

アニメの「銀河英雄伝説外伝 汚名」見ました。
69点

探偵キルヒアイスが頑張る話ですが、キルヒアイスがアンネローゼへ向ける想いを感じとることができました

アニメ「銀河英雄伝説外伝 白銀の谷」72点。
ラインハルトの初陣を描いた作品で悪くないが、黒幕ベーネミュンデとの対決までは描かれないので、単体で見ると「俺たちの戦いはこれからだ」エンドでしかない。

10/17

マンC対リバプールを見ました。
リバプールのホームなので意外ではないはずなんだけど、怪我人がこれだけ出てるリバプールが勝ったのは意外でした。


10/16

バルセロナVSレアル見ました。
一時的にバルセロナにもチャンスはあったけど、力負けというか、
レアルの、中盤から前6人は磐石だったなぁという印象

バイエルンVSドルトムントの大一番を見ました。
実力的には圧倒的にバイエルンでしたが、ドルトムントが何とかバイエルンの破壊力を抑える守備的なサッカーをしました。
それでも2-0とバイエルンがリードした時はもうダメだと思いましたが、何とか引き分け。
意地は見せました。
まぁ、ドルトムントホームなので、「引き分けられて良かったね」ではダメなんですが、
現状を考えると致し方なしですね。


吉川英治の「新平家物語」12巻/24巻読了。
これでちょうど半分……長い……

3~6巻ぐらいの「保元の乱」→「平治の乱」辺りまでは面白かったんだけど、その後はあまりなぁ。
若い頃の清盛は好きだったけど、頼朝も義経も好きになれないし。


吉川英治の「新平家物語」13巻/24巻読了。

木曽義仲、特に悪い事してないのに同族の頼朝に
狙われてかわいそう。
そして作品前半の主人公である平清盛がついに亡くなった。

10/15

バルセロナVSインテルと、チェルシーVSミランを見ました。

前者は感想を書きました。

後者は前半17分のかなり厳しいトモリへの退場で、試合が壊れましたね。

アヤックスVSナポリも見ました。
ナポリは今日も強かった。クワラツヘリアのプレイを見ているだけでも楽しいですね。 


リバプール対アーセナル、非常に面白かった
アーセナルは本当に良いチームになった。ジェズスの存在感も凄い。

リバプールは成績が伴っていないけど、内容は悪くないんだよな。
あまり騒がずに見守ってあげれば、復調すると思う。


10/13

「ゲーム・オブ・スローンズ」シーズン6終了。92点。

今回も色々ありましたが、一番印象的だったのは、
小説「竜との舞踏」(ドラマ版シーズン5)終了時には『悪女対決(サーセイVSマージェリー)』で完全敗北したと思っていたサーセイが、憎きマージェリーを爆殺し、女王の座にまで登りつめた事。
次点で、出てくるたびに胸糞だったラムジーが凄惨な最期を遂げ、卑劣なフレイや、奴隷商人など、悪役の多くが『報いを受けた』事かな。
ポジティブな面を言えば、シーズン1ではただのバカ小娘だったサンサが成長したことかな。

アマゾンプライムから、あと2日で消されてしまうので急いでみてますw
仕方ないのでサッカーは結果をシャットアウトして後回し!

10/12

ドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」第5シリーズ終了。91点。
原作がそもそも素晴らしいのだけど、なかなか原作の素晴らしさを映像化できる作品は多くないのでこの点数。

原作とは時系列が違う部分が色々あるけど、全然許容範囲。4巻屈指のエグシーン、サーセイの公開陵辱はドラマでもやってくれましたね。

デナーリスがかわいいのと、デナーリスの相手役(ハーピーの息子たちの親玉)が原作ではクソウザかったのが、ドラマではハーピーの息子に殺されてて、「何があったんやww」って思った。
原作ではデナーリスとティリオンが共闘するのか敵対するのか、ずっと気になって読んでいたけど、ドラマではあっさり共闘してた。

スタニス・バラシオンが超ザコなのは原作同様。

後は、トメンとミアセラはまともなのに、ジョフリーだけド畜生なのはなんでなんだろw

原作でもそうだけど、これでスタニス・バラシオンは脱落。
サーセイ・ラニスターも風前の灯火。マージョリー・タイレルはそもそも小物感があるし(サーセイとの悪女対決は見ものだけど)
いよいよデナーリス・ターガリエンが本命として登場するのかどうか。

10/10

住野よるの「君の膵臓を食べたい」読了。90点。
このジャンルの中では、
市川拓司の「いま、会いにゆきます」以来の感動。
登場人物が極度に絞られているからこそ、主人公と、彼女の人柄、二人の関係性の変化が非常に丁寧に描かれており、むず痒い青春恋愛から別れまで、全く飽きずに読むことができた。

彼女の人柄を表す「うわははっ」という笑いもいいですね。これが彼女の一つの魅力だと思う。


ミランVSユベントスもみました。




10/9
吉川英治の「新平家物語」11巻/24読了。

11巻は源頼朝が挙兵し、初戦の石橋山の戦いで惨敗するところまで。

アニメ「銀河英雄伝説外伝・わが征くは星の大海」86点。
銀英伝の序章を飾る、華麗な戦闘
第4次ティアマト会戦を1時間で描いた良作。
150話近い銀英伝アニメも、ここから始まった。

アニメ、「銀河英雄伝説外伝・第三次ティアマト会戦」78点。
第三次ティアマト会戦はラインハルトが活躍する戦闘だけど、同盟側はまだヤンが登場していないので地味である。


10/8

CLのマルセイユVSスポルティングを見ました。
スポルティングのGKアダンがミスを乱発して、一人で試合を壊していきました……

他の10人が頑張ってもキーパーがこれじゃどうしょうもない
これでこのグループも混戦になりましたね(スポルティングから見たら、なってしまいましたね)。

アニメ「銀河英雄伝説外伝・千億の星、千億の光」見ました。73点。

10/7

リバプールVSブライトンがかなり面白かった!
最初からルイス・ディアスやジョッタを温存して、ファビオ・カルバーリョを先発させたクロップ監督の采配ミスだと思うけど。


アニメ「銀河英雄伝説外伝 螺旋迷宮」見終わった。69点。

銀英伝旧版のアニメは、原作に非常に忠実。
そして「螺旋迷宮」は原作自体が地味なので、まぁこうなるよねって感じ。
もちろん見どころがないわけではない(見どころがなければわざわざ見ない)


10/5

アニメ「銀河英雄伝説」旧版見終わりました。82点。
原作に非常に忠実なため、110話という長大なスケールになってしまったが、原作の良さを存分に発揮した決定版とも言えるアニメ。最終話の「国民が政治に無関心であり、一人の独裁者に絶大な権力を持たせる危険性を、過去の歴史から学びさえすれば、このように多くの血は流れなかった」
は、普遍性を持つ。
最新の例はプーチン・ロシアだけれど、どこの国のどこの政体でも、この警句は通用すると思う。

ナポリVSアヤックス面白かった!
今シーズン、欧州全土のダークホースともいえるナポリの破壊的なフットボールがアヤックスを粉砕。
中盤で支配力を放つアンギサや、ジョージアの天才クワラツヘリアが、今年いなくなった主力たちの不在をまるで感じさせない。前線のラスパドーリも2ゴール、後半から出場したヌドンベレも強烈なミドルを2発放つなど、チーム全体でどこからでも攻撃ができる。
また、勝利が決まった後でも攻撃の手を緩めない姿勢もエキサイティングで良い。
CLでの躍進ももちろんだけど、今年こそセリエAを優勝してほしい。

バルセロナVSインテル終了。

インテルの運動量重視の『労働者サッカー』と、チャルハノールの一撃。
そして、基準の定まらない審判のハンド判定。

インテルの勝利への執念はズンズン伝わってきたけど、面白い試合ではなかったです。

10/4

7度3分。下がらん。

マンチェスターダービーを見ました。いやぁ、最高でした。
「華麗で優美」
フォデンが、デ・ブライネが、ギュンドアンが、ベルナルド・シルバが、マンUの守備網をズタズタに破壊。
そして、鬼神ハーランドの3ゴール2アシスト!!!
フォデン&ハーランドと2人もハットトリック者を出す圧巻の試合展開でした。

10/3


アーセナルVSトッテナム終了。
システムのミスマッチを突いてボールを動かしていくアーセナルと、前線のソン・フンミンとリシャルリソンのカウンターを武器とするトッテナム。
後半からアルテタ監督の素晴らしい修正で、ベン・ホワイトのオーバーラップが目立つようになり、アーセナルが突き放す。
試合を壊したのは後半20分のエメルソンの危険なタックル。あまりにも不必要なこの愚考による一発退場により試合は壊れ、後半25分からはトッテナムも試合を諦めた。

もう一人、取り上げたいのはジェズス。マンCを出て、アーセナルの絶対的なエースとなっている。

他、ドルトムントVSケルン、ミランVSエンポリ、チェルシーVSクリスタルパレスも見ました。




10/2

熱は37度4分。上がってるやん。

七月隆文の「ぼくは明日、昨日の君とデートする」読了。80点。
最初の150ページくらいはつまらないけど、彼女の秘密がわかる(と言ってもタイトルがネタバレだけど)後半120ページはしっとりと読ませてくれるタイムトラベルロマンス。
こういうの大好きなので評価は甘め。
でもまぁ、良い作品でした。

10/1

37度2分。下がりそうで下がらない。
来週はいろいろ予定があるんだけど、何度なら入店拒否されないんだろう??

吉川英治の「新平家物語」10巻読了。
相変わらず後白河天皇がクズ(他に言う事がない)

9/30

37度4分。味覚は今のところ異常なし(多分嗅覚も異常なし)。

「エヴァンゲリオン新劇場版Q」見ました。暫定69点(?)
理解できていない部分も結構あるので暫定。

カフカの小説みたいだなと思いました。

とりあえず、ヴィㇾの人たちはシンジ君に一から丁寧に教えてやれよw
彼は納得しないと動かないタイプなのに、強圧的に出た上に放置したらダメでしょww
この辺「命令だから」で動ける(動かないこともできる)綾波とは真逆。

アスカはガキとか甘えてるって言うけど、シンジの動かし方を全然わかっていない時点で、どっちもどっちだと思いました。
シンジ君を動かすには、カヲル君みたいに「わかりやすく納得できる指示を優しく」出してあげないと。


エヴァンゲリオンというのは結局、どこまで言ってもコミュニケーション断絶の物語なんだよなぁと思う。

一番こじらせてるのはゲンドウパパだけど、まぁ周囲みんな、いろんな意味で酷い。
言っちゃなんだけど、シンジ君は被害者にしか見えない(シンジ君もコミュ障ではある)人はどこまでいっても「個人に分かれている」時点で、わかりあえないから、「まとまっちまおうぜ」っていうのが
(旧劇版の)人類補完計画だったし。
そんなことに力を割いてないで、きちんとコミュニケーションとれよって思うのだが。

新劇場版の計画が、名前だけ一緒なのか、同じものかは不明。

アスカは相変わらず肝心なことは言わず、全部シンジを罵倒することで済まそうとするコミュ障だし、
ゲンドウと綾波は言わずもがなだし、
ミサトさんがしっかりしないと周らない世界で、ミサトさんまで説明拒否したらあぁなると思った「Q]でした。


9/29

38度5分出ました😢 味覚・嗅覚は今のところ異常なし。どうすればいいのかよくわからない。

鈴木光司のリングシリーズ連作短編集「バースデイ」読了。78点。

「らせん」、「ループ」の前日談・後日談をまとめた作品で「リング」シリーズのファンなら。

正直、第1~3作の「リング」→「らせん」→「ループ」までが名作すぎて、それ以降は無理に追わなくてもいいと思った(全作読んだw)


鈴木光司の中編「レモンハート」(バースデイ所収)読了。
評価はB+。
若き日の貞子が属していた劇団での物語。

貞子の恋人の遠山、悪い事してないのに貞子に殺されてかわいそ……

鈴木光司の短編「空に浮かぶ棺」(バースデイ所収)読了。評価はB。

「らせん」で貞子を孕まされた高野舞が、貞子を産んで死ぬまでの話。


吉川英治の「新平家物語」9巻/24巻読了。

平重盛が亡くなってしまったのと、後は義経が色々行動してました(雑な感想)



9/27

荻原規子の「空色勾玉」読了。85点。
イザナギ・イザナミの日本神話をベースにした、壮大なスケールの和製ファンタジー。
闇(くら)の血を引く少女、狭也(さや)は孤児となり、輝(かぐ)の村で育つ。
恋の歌を交わし合う村祭りの日、狭也を見初めたのは月代王(つきしろのおおきみ)だった。

月代王の弟、雉羽矢(ちはや)と出会った狭也は、輝(イザナギ)と闇(イザナミ)の闘争に巻き込まれ、
両親(イザナギ・イザナミ)も成し遂げられなかった、黄泉の国からの帰還を果たす。
ジャンル的には少女向けライトノベルだと思うけど、ファンタジーを愛する全ての人へお薦めの良作。


吉川英治の「新平家物語」8巻/24巻読了。


やっと3分の1か。
前半は源頼朝の話。個人的に頼朝は好きじゃないのだけど、この作品の頼朝は割と好き。
北条政子との恋愛結婚も描かれる。後半は弁慶の話。


9/25

吉川英治の「新平家物語」7巻/24巻読了。

源義経が主人公になって、藤原秀衡のところに向かうまでの章。
正直、平清盛が好きなのでちょっとパワーダウン気味

9/24
吉川英治の「新平家物語」6巻/24巻読了。

4巻で平治の乱が終わってからは平治の乱~頼朝挙兵までの、平家の繁栄が続く。

「どちらが先に名前を呼ばれたか」とか、
「どちらが道を譲るべきか」とか、クッソどうでもいい事でしょっちゅう争いが起こる平安時代ww


9/23

吉川英治の「新平家物語」5巻/全24巻読了。

平治の乱終了後も相変わらず天皇家の内紛は続く。
平清盛は、敵だった源義朝の奥さんに惚れ、相思相愛になるも周囲からの冷たい視線もあって離れ離れに。
源氏は没落し、平氏の天下がやってきつつあるが
清盛が命を助けた頼朝・義経は少しずつ成長していく。

オランダVSポーランド見たけど、つまんなかったっす

9/21

又吉直樹の「火花」読了。93点。
これは、売れるのも納得。

ギャルゲーマー向けに感想を書くと、語り手の主人公が「キラ☆キラ」の千絵ルートで、
先輩芸人の神谷が「Musicus」の澄ルート。
特に後者はガチ。
個人的には、瀬戸口作品よりも刺さった。

ゲーマー以外の人向けに感想を書くと、
『自分なりのお笑い』を突き詰めて考えた結果、どんどん世間とズレていってしまう天才芸人の神谷は、どんどん借金も膨らみ、恋人(愛人?)の家を転々とするが一向に芽が出ず、それでも芸人への夢にとり憑かれ、試行錯誤をした結果、超えてはならない一線を超えてしまう。

語り手の主人公は、10年間お笑いをやったのち、「中の下」の芸人にしかなれない自分の限界を悟り、
お笑い芸人という一度はかなえた夢を、諦め、去っていく。

どちらが幸せなのだろうか。自分はどちらに憧れるのだろうか。
僕は、神谷に憧れてしまう。どうしょうもなさを、突き詰める神谷に。
誰からも評価されず、誰からも笑ってもらえなくなってもなお、夢を捨てられない神谷に。


吉川英治の「新平家物語」4巻/全24巻読了。

3巻で終わった保元の乱も束の間、すぐにきな臭くなり、4巻では平治の乱が起こり、終了。
源義朝が倒れる。

平清盛とその周囲が優しすぎて、源頼朝や義経を助けたら20年後に滅ぼされたんだよなぁ……。
やはり一族郎党処刑しないといかんかったのか……

4巻で既に保元・平治の乱が終わっているので、吉川先生にしてはペースが速い。
源平合戦がメインではあるんだろうなぁ。


9/20

森見登美彦の「夜は短し歩けよ乙女」読了。69点。

『黒髪の乙女』が歩くと、そこでは奇妙なカーニバルが発生する。『不思議の国のアリス』ばりの童話的不条理ファンタジーとして楽しむ作品だと思う。
(けど、個人的にこういう作品はあまり得意ではなかったりする)

9/19

ナポリVSミランを見ました。
前半は、クワラツヘリアをファウルまがいで徹底的に潰し、
中盤を支配したミランがチャンスを作るも、GKメレトの活躍もあって0-0で折り返し。

後半は遂にクワラツヘリアへのファウルでPKを取られたミランが、先制を許し、
その後、ジルーが同点に追いつくも、オシメーンの代役シメオネがまたも大仕事。
オシメーンがいないとナポリの面白さ・破壊力は半減するのだけど、タイプの違うシメオネがきっちり得点を取ってくれるのは大きい。

インテルVSウディネーゼ、レアルVSアトレティコ、マンC対ウルブスを見ました。

森見登美彦の「四畳半タイムマシンブルース」読了。76点
前作「四畳半神話大系」がほぼギャグに全振りだったのに対し、本作はギャグ色が薄まった一方、
主人公と明石さんとのラブコメ要素が強まっていて、これはこれで良い感じ。


9/18

隆慶一郎の「一夢庵風流記」読了。79点。
最初から最後まで、人生を傾き倒した男として爽やかな読後感を覚える。
ただ、あまりに自分とは違うことと、(まぁ歴史小説じゃないからいいんだけど)前田慶次がスーパーヒーロー過ぎるのは少し違和感があったw

スペインリーグのバルセロナVSエルチェを見ました。
ただでさえバルセロナの方が圧倒的に強いのに、
前半15分でエルチェに退場者が出た時点でもうダメ。
その上、バルセロナ有利の怪しげな笛もあるし、
いじめみたいな試合になりましたね。

9/16

森見登美彦の「四畳半神話大系」読了。74点。

どの未来を選んでも2年間を無駄にしてしまう主人公の『私』を描いた物語だけど、なんだかんだで(冴えないとはいえ)青春してると思う。

内容はともかく、文体が超絶面白くて、何度も笑った。

9/15

マンC対ドルトムントを見ました。
ドルトムントの引きこもりサッカーが奏功し、非常に退屈な試合になりましたが、
70分過ぎにマンCが同点に追いついてから、ハーランドの怪物ゴールも飛び出し、
突然面白くなりました(マンCファンの感想です)

レアルVSライプツィヒも見ました。
ヴェルナーにフォシュベリ、ショボスライにヌクンクと面白いタレントが前線に揃っているライプツィヒだけど、勝てませんなぁ。



9/14

スポルティングVSトッテナム見ました。
スポルティングのゆったり蟻地獄サッカー、ほんっとつまらねぇな。
相手をも引き込んで相手の攻撃を吸収してしまうのはある意味強いんだろうけど、
つまらないものはつまらない……勝つためには正しい選択だったんだろうけどね……
勘弁してほしいなぁ。
あ、でもマーカス・エドワーズは良い選手ですね。


バルセロナVSバイエルンも見ました。
内容面では健闘したバルサだけど、終わってみれば予想どおりバイエルンの勝利。

ただ、バルサのレバンドフスキの圧は強かった。
バイエルンはムシアラがファンタジスタだなぁって。
ザネは相変わらず好調だけど、バイエルンは内容的には苦戦したかな。

リバプールVSアヤックスも見ました。
脅威の快足3トップと、超攻撃的SBアーノルド、
そしてセットプレーからのファン・ダイクの強烈ヘッドと武器を大量に抱えるリバプールの猛攻にさらされながら、アヤックスも何とか繋ぎに挑み、同点ゴール。

後半は75分くらいまでややペースが落ちたが、75分過ぎからオープンな展開になり、
ギリギリ88分にリバプールが突き放す。

去年から主力を6人くらい引き抜かれているにしては、アヤックスはよく頑張っていると思う。


9/13

重松清の「きみ去りしのち」読了。72点。

一人息子を亡くした主人公夫婦が、そこから吹っ切れるまで(吹っ切れてるのか?)を描いた作品。
そんな物語なので、ひたすら陰鬱としているが、その中で先妻との娘、15歳の明日香がかろうじて作品を明るくしている。

夫婦お互いが寝ている間に息子が突然死したのはともかくとして、この作品では夫と妻それぞれが、
子供の異変に気づけなかった自分とお互いを責め、結婚生活すらうまくいかなくなるのだけど、
そういうものなのかなぁ?と思った。

うちも、父親が突然死してるんだけど、
「そんなの気づけるわけないやん!」と割り切ってしまった部分があったので、一緒に寝ている母親を責めるとかそういうのはゼロだったけどなぁ……。

まぁ、亡くなったのが親の場合と子供の場合じゃ違うのかもしれない。

9/12

瀬名秀明のノベライズ「ドラえもん のび太の鉄人兵団」読了。83点。

瀬名さんのしっかりした文章が紡ぐ、原作に非常に忠実なノベライズ。
映画版ドラえもんの中でも1、2を争う好きな作品の良さを十二分に表現できているという意味でも素晴らしいノベライズ。

子供の時は気づかなかったけど、
『皆が公平になったけど、競争心を失った社会(社会主義)』に絶望した博士が、
『強い競争心を植え付けたロボット』(アムとイム:アダムとイヴ)を作り、その結果が鉄人兵団として地球侵略を開始した事。
『奴隷ロボット』の廃止により、新たな労働力が必要となり、他惑星侵略へ進んでいく様子など、
19世紀末~20世紀初頭の帝国主義的世界観で面白い。

ただ、瀬名さんオリジナル要素を少しは入れても良かったかな、しょうもない作家がそれをやると大失敗するだろうけど、瀬名さんなら更に拡げられたんじゃないかな?と少しだけ思った。


9/11

ドルトムントVSライプツィヒ、つまらなかったです。
ドルトムント弱すぎて、今年もバイエルンが優勝ほぼ確定なのがドイツリーグのダメなところ……

9/10

上橋菜穂子の「精霊の守り人」読了。73点。
丁寧に作られた和製ファンタジー。
為政者の都合の良いように歴史が改変されていくなど、シリアスな部分も書かれつつ、バトルシーンはなかなかの迫力。
特に心を揺さぶられる部分がなかったのでこの点数だけど、ファンタジー好きには安心して薦められる作品。

9/9

フランクフルトVSスポルティングCPを見ました。
EL王者とはいえ、やっぱりドイツ勢5チームも要らんな……と思ってしまう試合でした。
スポルティングのゆーーったりとしたパス回しも退屈でしたが、終わってみれば3-0スポルティング快勝。
ボロというサイドアタッカーが印象に残りました。守田も良かったですね。
(守田が良いプレイをするたびに実況解説が反応するから、バイアスかかってるかもだけど)


「クリスタルファンタジー」は恐らく半分ぐらいまで来たけど、大体評価は固まったかな。
70点ぐらい。
FFの同人ゲーはロクな作品がないので(知らないだけかも)、FFの同人ゲーでまともに遊べるというだけで評価したい。

ティナ、ティファ、リディア、ユウナ、ライトニングがメインだけど、
ティファの性格に違和感あり。
ユウナにも若干違和感あり(ユウナは10-2で製作者がセルフレイプしているのであれだが)。
なので、ティナ、リディア、ライトニング(13は未プレイだけど)ファン向け。

レナ、ファリス、リュック、エアリス、ユフィ、セリス、ローザあたりはエロ要員としてのみ。

正直、FF愛はあまり強くは感じられない
(だって、ティファの性格が違うもん。ティファはあんな単純バカじゃないです。
ドラクエ4のアリーナみたいな性格にされてる)が、まぁ、一応プレイできるかな。

メインキャラにリュックかユフィ、あるいはセルフィみたいなグイグイ引っ張っていけるキャラを入れておけばいいのに、メインの5人はいずれもそういう性格じゃないので、無理やりティファをその役に押しつけた感じ。


性能的には、『ローザの魔石』があればMPは実質無限というチートアイテムなので、
中盤からは雑魚戦から最強スキルをどんどん使っていって構わない。

5人の中では、どのキャラも活躍の機会は十分あるが、ライトニングは万能型で使いやすい。
ユウナは攻撃面はやや弱めだが、回復魔法は最強なので、安全志向の僕はほぼ必ず入れていた。
ティファは完全な物理キャラなので、敵次第では役に立たない。
ティナとリディアはどちらも魔法使い系だが、回復技を一切持たない代わりに攻撃特化のリディア、
リディアよりはバランス型なのがティナ。

また、同人あるあるだけど、『クリアしないといけないミニゲーム』を入れるのはやめてほしい。
比較的簡単な音ゲー(タイピングゲー)だけど、3回目でやっとクリア。
こんなのがやりたくてRPGをやってるんじゃないと言いたい。

FFで一番好きなヒロインはユウナだし、ティナ、ティファなど好きなヒロインがメインに置かれているのは嬉しいが、その割にキャラクターに違和感があるのは残念。

RPGとしては完全一本道。
あと、致命的なバグはないが、2回フリーズ、2回HシーンのCGが表示されず真っ暗だったw
(回想シーンでもう一度見たら、ちゃんとCGは表示された)



9/8

レアルVSセルティックを見ました。
思いのほか、セルティックが攻勢に出たのに、終わってみればのらりくらりとレアルが勝利する、
いつもの展開でした。
レアルの試合はあまり面白くないですが、レアルの強さもまた本物ですね。

9/6

カズオ・イシグロの「日の名残り」読了。69点。
感想はこちら。

9/5

吉川英治の「新平家物語」3巻/24巻読了。
保元の乱の開始から、戦後処理まで。
美福門院と信西がクソすぎてどうしょうもないし、崇徳上皇がかわいそうすぎる(崇徳側についた源氏キャラもかわいそうである)。

保元の乱という天皇家内部での権力争いによって、
後白河天皇側についた源義朝や平清盛を中心にした武士たちが力を持ち、
その後、勝ち組同士の義朝と清盛が戦うことになり、清盛が勝利。
しかし、子供だった義朝の子供、頼朝や義経を「子供はかわいそうだから」と助けたばかりに、源平合戦が起こり、平家は20年後滅亡する。

そして頼朝が鎌倉幕府を開き、その後、たった5年「建武の新政」のもとで天皇政治があったものの、
明治時代まで天皇家は完全に脇役に追いやられる事になる。
「保元の乱」こそ、完全に天皇家のオウンゴールだと感じる。

まぁ、江戸時代も徳川光圀(水戸藩)のオウンゴールで滅びた感もあるし、一族内部での同士討ちはよくあることなんだろうな、と思った。


「信長の野望」1534年里見家(八犬士付き)でクリア。
前半の北条戦で死にかけたけど、北条・武田を倒してからは余裕。
長尾(上杉謙信)・今川とは仲良くして天下統一。

9/3


カズオ・イシグロの「わたしを離さないで」読了。90点。 
ヴェールに覆われた、ありふれた少女時代から、
ヴェールから残酷な現実が垣間見える思春期。
自分の運命からは抗えないと知る成年期。
特殊な状況で生まれ育った3人の幼馴染たちの、三角関係・悲恋物語だけれども、
これは多分、誰にでもあること。
人間はいつか死ぬ、それが遅いか早いかの違いだけ。


9/2
吉川英治の「新・平家物語」2巻/24巻読了。

2巻は、天皇家内部の内紛が描かれていて、テキトーに読んでると全然わからんっすね。
wikipediaくんあたりを参考にしながら、理解に努めます。

てか、これ美福門院とかいう女が諸悪の根源じゃないの?

9/1

カズオ・イシグロの「わたしを離さないで」200/440ページまで来たけど、名作すぎて久々に震える読書をしている。
「大人になるという事は、残酷な真実を知る事」。
ヴェールに包まれ、残酷な真実が覆い隠されていた少年時代に戻りたいと思いながら、
この本を読んでいます。


8/31

井上靖の「風林火山」読了。75点。
川中島合戦までの武田家を、山本勘助の眼から描く。
スーパーヒーローみたいになってる山本勘助に若干違和感があるが、それもまた良し。川中島合戦までなので、武田信玄の活躍はこの後も続くわけだけど、そちらは新田次郎「武田信玄」に譲るとして、
娯楽性で言えば本作の方が遥かに面白かった。


8/30


バイエルンVSボルシアMGボルシアの守護神ゾマーが神セーブ連発で1-1ドロー。

GKがゾマーじゃなければ7点ぐらい入ってたんじゃないかな。
バイエルンは相変わらず最強クラスに強い。

8/29

吉川英治の「新平家物語」1/24(?)巻読了。
73点。

主人公(?)の平清盛が魅力的。
院政とかいう、
天皇を引退した後の上皇VS現天皇の無駄な争いが、
天皇家の没落を導いたとしか思えない。

プレミアリーグのマンC対クリスタルパレス、面白かったです。
前節に引き続きベルナルド・シルバの躍動と、
圧巻のハーランドのハットトリックで、
マンCが怒涛の逆転勝利。

前節も1-3から3-3に追いつき、
今節も0-2から4-2に追いつく娯楽性溢れるマンCだけど、
守備面は不安です。


スペインリーグのレアルVSエスパニョールも割と面白かったです。
エスパニョールが意外と善戦してくれたので盛り上がりましたが、最後はベンゼマでした。
あと、新加入のチュアメ二を初めてちゃんと見ましたが、まずまず良い感じでチームに溶け込んでいますね!

8/28

祖母がコロナで亡くなりました。
とりあえず、祖母の事はともかくとして鬱が酷いので、なるべく頭と集中力を使わずに済む事をして、
現実逃避をしようと思います。

くしくも今日、ワクチン接種を受けてきたので、明日・明後日は副反応食らってると思います。

チェルシーVSレスターを見ました。
スターリングが鮮やかに躍動。チェルシーはトッテナム戦のクソ誤審で勝ち点を盗まれて以来、嫌な流れが続いていましたが、ようやくこれで巻き返せるかな?

マンC対ニューカッスルも見たんですが、見ている最中に祖母の訃報が入ってきたので正直全然頭に入りませんでした。3-3と、面白そうな試合だったのに……

8/27

ミッチ・アルボムの「時の番人」読了。80点。

寿命を迎えてもなお生きることに執着するヴィクター老人と、クズ男にネットで晒されて自殺を選ぶ女子大生サラ。

二人の人生を振り返りながら、「時間」について綴った物語。
スタートダッシュが少し遅く感じたけど、終わってみればいつものアルボム節。「人々は絶えず効率を追求し、常に何かをして時間を埋めようとしています。
けれどそれでは人は満たされない。そんなことを続けても、もっと何かをしなければと思うだけなのです」

「終わりとは、過ぎ去った日々を表す言葉だ。決して、明日(未来)のことではないんだよ」

などの名言はさすがアルボム。

8/26

サッカー、プレミアリーグのマンU対リバプールを見ました。
リバプールは一昨年にヴァイナルダムを放出してから、中盤の選手層が薄いんですよね。
チアゴが怪我がちなのは毎年の事なので、補強をして欲しいです。

マンUは開幕2連敗の試合を観ていないので、今日初めて見ましたが、縦に速いサッカーで、
あまりテン・ハーフ監督っぽくないサッカーでしたが、サンチョラッシュフォードを中心に脅威を与えていました。

ただ、ブルーノ・フェルナンデスは露骨なダイブに時間稼ぎと、正直嫌いになりそうです。


8/25

サッカー、スペインリーグのバルセロナVSソシエダが面白かったです。

ソシエダは過去数年、スペイン国内では最も面白いサッカーをするチームですし
バルセロナはフロントはゴミカスですが、ピッチ内ではまずまず面白いですし。

試合自体は、60分くらいまでは互角だったのですが、ベンチから次々と強力な選手を繰り出せるバルサと、スタメンならバルセロナとも張り合えるけれど、ベンチに有効なカードを持たないソシエダの選手層の違いを感じた試合になりました。

バルセロナは新加入の34歳レバンドフスキが2ゴール1アシストと化け物級の活躍
ソシエダはシルバを軸に、シルバ&久保のテクニカルな連携に見ごたえがありました。


祖母がコロナに罹り、危篤だったりします。
元々「コロナは茶番」とか「コロナはただの風邪!」とか言っている人間は
ノータリンだと思っていましたが、これからは「人殺し」を見るような眼で見させていただきます。

このブログでは政治的な発言はしないようにしていましたが、
世界最悪クラスのコロナ感染者数&死者数を出しているのに何もしない岸田無能政権は、
統一教会ベッタリの元首相の国葬に税金を無駄遣いするお金があるなら、
介護職の給料を上げるとか、物価抑制のために手を打つとか、まともな事をしてください。
と、言いたいです。



8/24

三浦綾子の「細川ガラシャ夫人」読了。82点。

暖かかった明智家の家族を失い、狂愛の夫、細川忠興に嫁いだ玉子が、絶望の中でキリスト教に帰依していく物語。

明智光秀がカッコ良すぎたのと、光秀が亡くなるまでは歴史小説的な側面もあるけど、それ以降はクソみたいな夫、細川忠興との苦しい夫婦生活と、キリストへの帰依が描かれており、読んでいてしんどかった。

ただ、キリスト教作家であり、「苦しみから、キリストへ帰依する女性」を描いてきた三浦綾子作品だけに、むしろ下巻の方が書きたいテーマだったのかな。
個人的には上巻の方が2ランクぐらい面白かったけど。

8/23

三浦綾子の「細川ガラシャ夫人」上巻読了。86点。

これは信長は殺されて当然だな……。あまりにも理不尽で、わがままで、暴君すぎる。

まぁ、明智光秀も「敢えて、有能さを隠して、最後には
信長を立ててあげる」豊臣秀吉のような世渡り力があればこうはならなかっただろうけど、
織田信長という大きな赤ん坊のベビーシッターなんてやってられないだろう。


8/21
セリエAのインテルVSスペツィアを見ました。
インテル3ー0スペツィア。スペツィア枠内シュート0
悲しいまでの完敗でしたね

8/19

吉川英治の「新編忠臣蔵」読了。74点。

感想の下書きを3500字で書いたので、頭がスッキリしている時に推敲して記事投稿します!


8/17

吉川英治の「新編忠臣蔵」上巻読了。75点。予想していたより面白かった。

まず、冒頭。
パワハラウザ上司の吉良上野介に切りかかってしまう浅野内匠頭。
確かに吉良上野介がウザいのは間違いないけど、たかだか10日程度の仕事上の付き合いなんだから、
そこはじっと我慢できないものかしら。
あなた一応300人ぐらいの部下を抱えている大名なんでしょ?
明らかに短気にしか感じないし、正直部下の人たちがかわいそう。
ただ、吉良上野介がビビったのはザマァと感じた。

そんなわけで、池井戸潤「半沢直樹」の先祖ともいえる作品だけど、「半沢直樹」の方が刺激的でシャープな代わりに、こちらの「忠臣蔵」の方がキャラクターの魅力や、色々と考えさせられる点は多い。

(ちなみに、「半沢直樹」1巻のラスボスは浅野匡という名前である。

単に名前を借りただけとも考えられるけれども、
個人的には「忠臣蔵」を意識した「オマージュ」だと考えている)

まず吉良側の清水一学はなかなか爽やかなキャラクターで、魅力的。

大石側はまず何と言っても大石内蔵助。すぐに復讐にはやる過激派を抑えつつ、
脱落者にも悩まされながらも、
周到に計画を練り、1年9か月後に復讐を果たす、その執念深さは一言で言って「怖い」。

この妄執を、「吉良上野介を追いつめていく」という視点で読めるのだから、(少々趣味が悪いが)極上のエンタメである。


ただし、「歴史上の」浅野内匠頭が吉良上野介に切りかかった経緯がいまいち謎に包まれているため、
単に浅野の頭がおかしかっただけの可能性もあり、そう考えると吉良は完全に被害者である。
実名が故に、また、この「忠臣蔵」が有名になってしまったが故に、感想を語るのが難しく、
ここでは敢えて『新編忠臣蔵内での、吉良上野介』について書いている事を強調したい。
決して『リアル歴史での、吉良上野介』の事だと誤解なさらぬように。



8/16

チェルシーVSトッテナムのロンドン対決見ました。
試合はほぼチェルシーが圧倒しましたが、ペリシッチ、
リシャルリソン、ルーカスといった攻撃陣を投入するスクランブル采配で2-2の同点。
チェルシーは新加入のククレジャが非常に印象的で、クリバリも積極的なシュートで存在感を見せました。
スターリングは少し大人しかったかな。
しかし、それ自体よりもテイラー審判の明らかに怪しげなジャッジが試合をぶち壊し
チェルシーから勝ち点を盗み、トッテナムに勝ち点をプレゼントした試合

マンCファンで、本来中立の僕ですら腹が立つのだから、チェルシーファンはキレ散らかしても僕が許します。
相手の髪の毛を引っ張ってもファウルにならないとか、話にならない。

8/15

ドルトムントVSフライブルク見ました。

万年2位のドルトムント、「バイエルンしか優勝しないリーグ」にストップをかけてほしいところです。

前半はホームの勢いを借りたフライブルクが攻勢。
ドルトムントの右サイド(フライブルクの左サイド)がボコボコに突かれ、ムニエは前半で交代に追い込まれた。
特にレバンドフスキの穴をマネで見事に埋めたバイエルンと比べ、ハーランドの巨大な穴は全く埋まっていない印象のドルトムント。

後半も引き続きフライブルクが攻勢でしたが、
テルジッチ監督の采配と、フライブルクGKフレッケンの致命的なミスがゲームの流れを変えました。
17歳のバイノー・ギデンスが、何度も積極的な仕掛けを見せ、彼のシュートからドルトムントが先制。
2点目もギデンスの仕掛けから、ブラント(彼も途中投入)。そしてこちらも17歳の途中投入ムココが決めて逆転。
恐るべき17歳コンビの活躍で試合をひっくり返したドルトムントは、こちらも途中交代で右サイドを活性化させたヴォルフがとどめの3点目。
3得点全てに途中投入の選手が絡んでいるのは良いのか、悪いのか……。

ともあれ、苦しい試合を乗り切ったドルトムントが貴重な勝利を手に入れました。
継続して素晴らしい若手が出てくるのがドルトムントの凄いところですが、その選手たちが引き抜かれていく事もあり、やはり王者バイエルンとは力の差を感じた試合でもありました。

8/14

イアン・フレミングの「女王陛下の007」読了。63点。

やっぱりこうなったかって感じ。
スキー場での逃走劇など、映画で見た方が面白かったかもね。

8/13

鈴木光司のリングシリーズ第5作「タイド」読了。63点。
本シリーズ内で一番評価が低い。
いくらなんでも設定をいじりすぎていて、理解が大変な上、内容自体あまり面白くない事もある。

第3作「ループ」の設定と微妙に矛盾している気もするし(ミスリードかもしれないが、第6作が描かれていない以上、想像と推測で考えると『矛盾と断定はできない』が、『矛盾しているような気がする。モヤモヤ感が残る』。

貞子のターゲットが最初から竜二個人にあったのだとしたら、「ループ」の設定は崩壊する。
貞子が嘘をついている・竜二が勘違いをしていると捉えれば矛盾はしないが。

また、「ループ」の記憶を持った竜二が、それを食い止めるために『今までとは違う選択肢を行なった』という事なら、その点をもっと強調して書いてくれないと伝わってこない。

ごくごく純粋なホラー小説として書かれた第1作「リング」に、バーチャルリアリティSFとしての設定を加味したのが第3作「ループ」。
ここからホラー色は薄くなり、純粋なSFになっていくのだけど、第5作「タイド」で今度は日本神話を持ってきて、正直詰め込みすぎじゃないかと……。

イアン・フレミングの「ダイヤモンドは永遠に」読了。60点。
これは駄作です。

8/12

イアン・フレミングの「サンダーボール作戦」読了。69点。
やってる事はいつもの007だけど、悪役の規模が大きく、ヒロインの頑張りもあってシリーズ内では比較的良作だったんじゃないかと思う。


イアン・フレミングの「カジノロワイヤル」読了。74点。
今まで読んだ007シリーズの中で一番面白かった。このシリーズでヒロインに魅力があったの、初めてな気がする。

8/10

吉川英治の「私本太平記」 全13巻読了。70点。

8巻で鎌倉幕府を倒すまでは団結していたのに、9巻以降、過去同志だった者たちが争い始め、遂には足利兄弟同士の殺し合いにまで発展するのは悲しかったですね。

この時代について詳しくなかったけど、ある程度勉強になりました。足利弟が印象的。


8/9

鈴木光司の「エス」読了。82点。
続「らせん」というか「らせん」の後日談的な作品。
「ループ」ほどではないけど、ホラー要素はかなり薄め。
貞子の孫がヒロインで、かわいい

唯一の不満点は、最後の20ページで突然、名探偵高山竜二がペラペラ情報を喋っちゃうところで、ミステリとして見ると悪手。

というか、ゲーム「Remember11」を思い出したわww
ミステリ・サスペンスとして素晴らしいんだけど、
突然謎の名探偵グラサン男がべらべら喋っちゃうやつwww
Remember11で通じるかわからないけど、R11が許せる(僕は好き)人なら問題なし!

8/7

吉川英治の「私本太平記」12巻/13巻読了。

湊川の戦いで楠木正成が亡くなり、いったん講和するも後醍醐天皇が逃げたところまで。
明らかに最終巻は途中で終わるなw

ここにきて、尊氏弟の存在感が出てきた。
あと、尊氏が孕ませたうえで捨てた藤夜叉が、完全にフェードアウトしてるんだけどww
 
プレミアリーグの開幕戦、トッテナムVSサウザンプトンを見ました。
低弾道クロスから3得点を奪取したトッテナムは、結局4-1で勝利。
昨シーズン途中のベンタンクールやクルセフスキといった、旧ユベントス勢の補強は本当に成功しましたね。



8/5

吉川英治の「私本太平記」11巻/13巻読了。

ボーっと読んでたら、いつの間にか尊氏が九州で戦っていたりして、展開がよくわからなくなってきたw

真面目に読みたいなら10巻と11巻はちゃんと読まないとダメそうだな(そこまでする気があるかは別として)

というかこれ、あと2巻で終わらないでしょ
吉川英治の「私本太平記」10巻/13読了。

10巻は、ひたすら足利尊氏VS新田義貞&後醍醐天皇の戦争が多くて、適当に読んでいたらあまり頭に入らなかった。

正直、吉川さん、キャラ立てが巧いわけじゃないし、僕はこの時代に詳しいわけでもないので、全然知らん武将同士が戦っていてもよくわからん。

楠木正成は、有能で真面目で不器用なかわいそうな人って感じ。真面目すぎて面白みはないけど、嫌いな人は少なそう。

新田義貞は、短気な猪武者感。
足利尊氏は、割と陰湿というか野心家というか。

まぁ、別に後醍醐天皇が正義というわけでもないし、野心家だから悪というわけではない。

8/3

吉川英治の「私本太平記」9巻/13巻読了。

8巻で鎌倉幕府が倒れたけど、9巻で始まった建武の新政は早くも後醍醐天皇の息子、大塔宮と足利尊氏の抗争が始まり、大塔宮が殺されてしまう。

8/1

吉川英治の「私本太平記」8巻/13読了。
足利尊氏の六波羅制圧と新田義貞の鎌倉打倒。鎌倉幕府の滅亡を描いている中盤のクライマックス巻。
(だと思うんだけど、8巻でこれだとやっぱりペース的に遅い気がw)。

北条高時の最後は少ししんみりしました。

7/31

和田竜の「のぼうの城」読了。87点。
爽やか戦国歴史小説。
天下の豊臣軍が押し寄せる中、「(でく)のぼう様」を中心に団結する忍城主従(百姓含め)の絆が良い。

7/30
和田竜の「のぼうの城」上巻読了。暫定87点。

いつもぬぼーっとしている「でくのぼう」の成田長親。
不思議と領民から愛される忍城城主、長親(守兵500)の前に、秀吉軍2万3000が押し寄せる。
弱者に対して横柄な態度を取る長束正家に対して、
成田長親がついにキレた。「武ある者が武なき者を足蹴にし、才ある者が才なき者の鼻面をいいように引き回す。これが人の世か。
ならばわしはいやじゃ。わしだけはいやじゃ」

かくして、成田軍500VS豊臣軍23000の戦いが始まった。


吉川英治の「私本太平記」7/13巻読了。

主人公の足利尊氏がマジでクズでしんどい。
藤夜叉を側室にしてやればいいだけなのに、アホか。
子供を産ませたのに側室認定をせず、レイプ魔に人身売買のようにくれてやり、「お前がレイプされたのが悪い」と言い出す尊氏くん、マジ外道


7/29

ジョージ・r.r.マーティンの「竜との舞踏」2300ページ、遂に読みきったーーー!!!
83点。

ズタズタに引き裂かれたサーセイの権威と共に、
壊滅していくラニスター家の力。
ラニスターを潰し、幼君トメンを掌中にしようとするタイレル家も、共倒れか?

デナーリスは奴隷都市ミーリーンで足止めを食らい、スタニスは無益な戦いでラムジーにやられ、
新たに台頭してきたエイゴン・ターガリエン。
北の地で人知れず裏切られ死んだ(?)ジョン・スノウ。

というか、さすがにスノウの生死が不明なまま、次巻を出さないのはあんまりだw

しかし、『革新』をもたらす者は多くの人間との軋轢を生む。
北の壁で『野人』を受け入れたジョンは仲間の裏切りにあって謀殺され、
南で『奴隷解放』を打ち立てたデナーリスは、奴隷で経済を回していた都市国家に相次いで背かれる。


4巻・5巻通して、サーセイVSマージェリーの悪女対決&壮絶なサーセイの全裸市中引き回しシーンがインパクト大きかったけど、
その割に点数が83点なのは(83点でも十分高いけど)、
世界各地の事を遍く描こうとして、話が取っ散らかっている印象を受けたのよね。
それがこの作品の凄いところかもしれないけど、ページ数が凄い割にはストーリーがあまり進んでいない。

あ、あと、最後に僕の好きなヴァリス君が相変わらず怪しい登場の仕方をしてくれたのは嬉しかったよ。

吉川英治の「私本太平記」6巻/13巻読了。

後醍醐天皇が脱出した後、博多日記とかいうよくわからん章が挿入されて、なんかよくわからなくなったw
あと、ぶっちゃけだいぶ飽きてきたw

7/25

吉川英治の「私本太平記」5巻/13巻読了。
日野資朝が刑死したところまで。

藤夜叉とかいう創作ヒロイン、この世の不幸を全て背負ってる美女キャラで、何ともいえない(苦笑)

そろそろ半分なのにまだ、この時期ってペース遅くない?
というか、作者がこの作品を書き終えた直後に亡くなってるので、本当はもっと長く書くつもりだったんだろうなと思う。


吉川英治の「私本太平記」4巻/13巻読了。

楠木正成が、普通に慎重でいい奴なので逆に魅力をあまり感じないかも。やっぱ吉川先生は、『キャラクター小説』としての魅力には乏しいんだよな。

足利尊氏は基本いい奴だけど、愛人への対応だけクズw

7/24

吉川英治の「私本太平記」3巻/13巻読了。
序盤は正直つまらなかった。後半、元弘の乱が起こった。
鎌倉幕府を倒すべく執念を燃やす後醍醐天皇、鎌倉幕府を倒して5年間だけ王者になるも、すぐ室町幕府に取って代わられるの、何とも言えないところがあるw

7/22

吉川英治の「私本太平記」2巻/全13巻読了。

鎌倉時代末期~建武の新政~室町幕府誕生の経緯って、
秦末の楚漢戦争に似ている気がする。

どちらも旧勢力(鎌倉幕府・秦)を倒した二人
(新田義貞&足利尊氏/項羽&劉邦)が争い合い、
旧勢力打倒直後には大きな力を持っていた義貞、項羽が敗れるという感じで。

7/21

ジョージ・r・r・マーティンの「竜との舞踏」1645/2300ページ。
3分の2まで来ました。長いww
暫定で83点ぐらいですが、前巻「乱鴉の饗宴」に引き続き、メインストーリーが1本ではなく
世界各地に散らばった各視点人物がそれぞれに冒険をしている感じなので、
点数がつけにくいですね。



あと、吉川英治の「私本太平記」もぼちぼち読んでます。
全8巻でも出ている作品ですが、手元にあるのは全13分冊の方。
13巻のうち1巻を読み終わりました。

足利尊氏が主人公の作品ですが、この時代の事はほぼ全く知らないので、勉強になります(?)。
面白さ自体は安定の吉川さんなので、70点ぐらいですw



7/18

ジョージ・r・r・マーティンの「竜との舞踏」777/2300ページ

1500ページ目ぐらいまでは、キャラクターごとの順番さえ守れば順不同に読んでも大丈夫そうなので、
推しキャラのデナーリスとティリオン以外のキャラから読んでいますが、
『くさや君』のエピソードは僕のグロ耐性を超えているので厳しいですわぁ。

北部では、雪中行軍で餓死凍死者続出のスタニスVS残虐行為+裏切りでまとまらないボルトン。
この巻の話ではないですが、王都ではラニスター家の凋落が目につく中、
我らがデナーリスが勝利を掴めるのか、楽しみです。


7/13

天野純希の「破天の剣」読了。89点。
九州統一直前まで行きながら、無残に秀吉に蹴散らされた島津4兄弟を、末弟家久の視点から語る名作。
自分だけ妾腹であるという事実、類稀な軍才を持ちながら、精神的にはいつまでも子供のまま。
沖田畷での圧巻の勝利と、卑劣な秀吉に毒を盛られて亡くなる最後が悲しい。
あと義久は無能……。

7/10
桜田晋也の「元就軍記」読了。83点。
幼い日の杉の大方(義母)や妻との絆が心に残る。
西の大内、東の尼子と二大勢力に挟まれながらも、生き延び、併呑していく毛利の活躍が楽しめる良作。

7/9
桜田晋也の「元就軍記」上巻読了。暫定で84点。面白い。
歴史を淡々と描写するのではなく、悪役、
井上元盛や、ラスボス感漂う尼子経久の厭らしさ。
義母の杉との絆などを描くことで、人間ドラマとしても非常に面白く描かれている。
ゲーム(信長の野望)の前の時代なんだけど、大内や尼子について知る事が出来るのは嬉しい。

7/8

堺屋太一の「豊臣秀長」読了。74点。
秀長視点から見た秀吉の活躍という感じで、あまり秀長が主人公という感じではない。
ところどころ現代の会社に例えるのが引っかかるけど、まぁまぁ良作。
年代としては賤ケ岳の戦いまで。

ただ、信長―秀吉の物語は多くの作家が書いているので、新発見はあまりない。

7/4
ジョージ・r.r.マーティンの「乱鴉の饗宴」読了。83点。
『繋ぎの巻』としては、最高峰の出来。
失政を重ねるサーセイと、共に裁判にかけられるマージェリー。
遠方で抵抗を続けるスタニスと、突如狂暴化したグレイジョイ家。そして海の向こうからウェスタロス奪還を狙うデナーリス。
続きが楽しみすぎる。

7/2
ジョージ・r・r・マーティンの「乱鴉の饗宴」927/1700ページ。
ようやく半分か……面白いけどなげぇ……

今のところサーセイの章が面白いかな。

生存報告記事結構サボってたけど、「信長の野望」の記事は書いてたのでまぁいいかなw


6/23
吉川英治の「黒田如水」読了。71点。
軍師、官兵衛が本格的に活躍する備中高松城攻め前の、
荒木村重に捕まっている間の話がメイン。

吉川先生にかかると、どんなに悲惨な状況でものほほんとしてしまうのだが、それもまた味といえば味かな……

6/19
海音寺潮五郎の「伊達政宗」読了。73点。
前半3分の1は東北で頑張っている政宗君の活躍。
秀吉がやってきて秀吉に従ってからは、しょうもない事をしては殺されかけて助かったり
無実の罪で殺されかけては助かったりで、生存能力は高いけど、特に面白くはないというか……あんまりカッコよくないのねw


6/15
海音寺潮五郎の「天と地と」読了。83点。

上杉謙信の父、長尾為景の時代から、長尾晴景、そして謙信の第4次川中島の戦いまでを描いた作品

晴景時代が想像以上に長く(750/1500ページまで)
謙信がまだ32歳なのに作品があっけなく終わってしまったけど、この後の謙信は何もしてなかったんだろうか🤔?ともあれ、「自分の、心の中の正義」に殉じる謙信の生き様は共感しやすかったし、
後半出て来なくなっちゃったけど、松江のアネゴも良い味を出していて楽しめた。

ただ、欲を言えばこの後の謙信の活躍も書いてほしかったですね。


オランダVSポーランド見ました。
期待してなかったけど、結構面白かった。

オランダはハイクロスを入れまくっていたけど、それならルーク・デヨングのようなターゲットマンを起用した
方が良かったのでは?
まぁ、それでもある程度崩せていたので効果はあったけど。


6/13
海音寺潮五郎の「天と地と」1000/1500ページ。
750ページ目でようやく謙信が棟梁になって、そこからも渋めのエピソードが続き、
いわゆる大合戦は起きない。
ただ、恐らくクライマックスであろうラスボス、武田信玄の不気味さを描いて伏線は貼っているし、
実際面白く読めてるからそれでいいんだけど。

NBAのウォリアーズVSセルティックス第4戦を見ました。
テイタム、ブラウン、ホワイトらが好調でセルティックスは本当に良いチーム。
ウォリアーズはドレイモンドが完全に足を引っ張っていましたが、カリーの神がかった40得点で勝利!
2勝2敗でシリーズが面白くなってきました!

6/11

海音寺潮五郎の「天と地と」500/1500ページ。
謙信に愛情を注げない育児放棄の父、為景の時代と、
その後を継いだ兄、晴景の時代が描かれ、謙信はまだ大名にはなれない。

軍略の天才でありながら、少年らしい真っすぐさと一種の潔癖さを兼ね備えた謙信と、訛りの強い乳母役の松江が好き。

オランダVSベルギーの感想も書いたんだけど、なぜか消えた。
もう一度書き直す気になれないのであれだけど、
ベルギーは顔ぶれが全然変わらないのに、連携が全然取れてなくて、ダメダメですね。
マルティネス監督の限界を感じました。

6/10

司馬遼太郎の「功名が辻」読了。85点。

山内一豊という素朴で真面目な男と、それを支える妻、千代の物語。
他作品で描かれていない、秀吉の晩年や、徳川方から見た関ヶ原の話などが面白い。

一豊については、
「もう申しませぬ。申しても詮ないことでございます」
「俺が無能で馬鹿だからか?」
「早く申しますと、さようなことになります」
の、千代の言葉が全て。
凡人が出世してのぼせ上がり、イキった末の末路は醜悪で惨めだった。


6/9

司馬遼太郎の「功名が辻」900/1200ページ。
信長・秀吉・家康に仕えた山内一豊という凡人と、それを支える賢妻、千代の眼からこの時代を描く歴史小説。
秀吉主人公の「新史太閤記」では描かれなかった、秀吉の晩年や、「関ヶ原」までの流れを別視点で読めて、結構面白い。

6/7

司馬遼太郎の「功名が辻」600/1200ページ。
2巻序盤の、一豊&千代の出家騒ぎシーンは正直いらないと思ったけど、
良い奴っぽかった秀吉がどんどん闇堕ちしていく描写は素晴らしい。
同著者の「新史太閤記」では闇堕ち前の秀吉しか書かれていなくて不満だったけど、こちらの作品でそこは埋めてきたんですね。

6/6

司馬遼太郎の「功名が辻」300/1200ページ。

戦国時代を生き抜いた単純ヘタレ男(力は強い)山内一豊と、それを支えた最高の奥さん、千代の二人三脚コンビを描いた小説

読む前は、ゲームでは低能力だし、有力大名でもない山内一豊にあまり興味はなかったけど
コミカルタッチで楽しい歴史小説で当たり

6/4

山田風太郎の「くノ一忍法帖」読了。67点。

忍法帖シリーズのファンだけど、今回は外れ気味。
まず、キャラ数を絞っている割に、愛着が持てるキャラがいない。
あと、活躍するのが忍者よりも、怪力女性というのもどうなんだろう?

妊婦さんが戦いまくる話で、大丈夫なんか? と思った。
あと、歴史上の事実と整合性が取れないから仕方ないけど、
雑魚を倒す余裕があるなら春日局を殺せばよかったのに、と思った。

6/2

田中芳樹の「銀河英雄伝説外伝1 星を砕く者」読了。83点。

物語は本編の少し前だけど、「0巻」として本編と併読すべき内容な気がする。
これぞ銀英伝とも呼べる艦隊戦、悪女シュザンナの強烈な陰謀、ミッターマイヤー&ロイエンタールの活躍と、完成度の高い作品。

5/29

CL決勝観ました。
リバプールが攻勢に出るなか、一発を持つ不気味なレアルという構図。
守護神クルトワの、文字通り神がかった活躍により、レアルの守り勝ち。

田中芳樹の「銀河英雄伝説外伝4 螺旋迷宮」読了。75点。
「銀英伝」らしい第二次ティアマト会戦の描写+主人公ヤンを探偵役にしたミステリーという、異色の作品。
これはこれで良くまとまっていて、面白かった。

次は同じシリーズの「外伝1 星を砕く者」を読みます。
外伝は全5巻出てますが、5巻めは今後にとっておきましょう。

NBAのヒートVSセルティックス第6戦見ました。
ジミー・バトラー47得点の大爆発でヒート勝利。
セルティックスは、テイタム、ホワイトの活躍も光りました。


5/27

田中芳樹の「銀河英雄伝説外伝3 千億の星、千億の光」読了。75点。

本編の直前(1年くらい前?)を描いた外伝。
リューネブルクという魅力的な悪役と、それと対立するシェーンコップ率いる『ローゼンリッター』。
また、戦場では無能ながら意外な切れ者曲者おじいさん、グリンメルヒハウゼンが印象的。
『誰かの優しい恋人の喉を銃剣でえぐり、誰かの愛する夫にビームを打ち込み、赤ん坊を抱き上げて頬ずりするであろう父親の脳天をトマホークで叩き割る。それが戦争である』

ぶれない銀英伝哲学だけど、同意。

あと、前巻は『外伝だから』という事で甘く点数をつけたけど、訂正。
外伝でも面白い巻はある。前巻がつまらなかっただけだw


5/25

田中芳樹の「銀河英雄伝説外伝2 ユリアンのイゼルローン日記」読了。
70点(65点)

この本を単体として評価するなら65点ぐらいなんだけど、
この本は外伝であり、
銀英伝ファンに対するファンブック的な立ち位置だと思うので、そう考えればイゼルローン組の日常が垣間見れて良いんじゃないかな?


5/23

小野不由美の「白銀のおか、玄の月」1400/1500ページ。
割とトントン拍子にハッピーエンドに進んでいった最初の1000ページ。シリーズ最終作だけに、まとめに入るんだなぁと少し物足りなさを感じていたら、そこから怒涛のような逆境の連続。

次々と死んでいく仲間たち。
あぁ、そういえば小野さんって「屍鬼」の作者だったな、そんな甘い話を描く方じゃなかったな、と戦慄を覚える。
残り100ページでハッピーエンド(多分ハッピーエンドだと思うんだけど)にどうやってこぎ着けるのか、想像が難しい。単にシリーズをまとめるのではなく、クライマックスの盛り上げ方をよく知っていらっしゃる……。

暫定84点ぐらいだったけど、90点も狙えるところまで面白くなってきた。

追記:小野不由美の「白銀のおか、玄の月」読了。88点。
シリーズ最終巻に相応しい圧倒的なボリュームと、良い意味で王道を行くファンタジー戦記でした。
残り100ページまで、これで本当にハッピーエンドに行けるのかハラハラしましたね。
シリーズではまだ未読の短編集「丕緒の鳥」も近々読みます!




5/22

小野不由美の「白銀のおか、玄の月」1100/1500ページ。
暫定84~85点。

戴麒や李斎、土匪の頭領(名前忘れた)が普通の意味では好きだけど、
悪人オールスターズもなかなか熱い。
クソ独裁者の阿選。
阿選の権威を借りて自分の保身と権力だけを愛するチョウウン。
トリックスターという名のサイコパス、ロウサン。
単なるモブ殺人狂のウコウ。
なかなか多士済々だけど、多分ロウサン以外は人気なさそうやな。

5/19

小野不由美の「白銀のおか、玄の月」720/1450ページ。
ちょうど半分まで来た。
暫定84点ぐらいで面白い、けど長いw
逆賊阿選の思惑、泰麒の思惑、先王の行方など多くの謎が残されたまま後半戦へ。戴国の困窮ぶりと、そこから生まれた土匪の存在。
ファンタジーには欠かせない、圧倒的な『リアリズム』はさすが『十二国記』としか言えないし、
ホラー小説『魔性の子』から産まれたスピンオフシリーズとはとても思えない完成度。


5/17

文字数制限につき、新記事に移行。

小野不由美の「白銀のおか、玄の月」350/1400ページ。
ここまで数巻かけてきた戴の国の政変を描いたクライマックス巻で、小野先生も気合が違うのか1400ページという凄いボリュームになっている。
(前巻読んだの15年前だよw 大まかな設定以外全部、忘れてるって!)

そのせいでなかなか進まないけど、今のところ80点ぐらいで面白い。シリーズをまとめる最終巻というのは、どうしても『まとめに入る』ところがあって予定調和になりがちなので、そうならないように祈ってはいるけど。

さくら、もゆ感想(注意:叩きます)

めちゃくちゃ叩きますので、ファンの方はここから先は読まないでください。


☆前置き1

45点。
この感想では、まずこの作品の致命的欠陥の1つであるテキストへの愚痴から入ります。
次に各シナリオの感想を書き、総論を書きます。


テキストの話


駄文のね、遂行(誤字)もされていない誤字だらけな上、
日本語能力も怪しいライターの、読みず(誤用)らい。
こんな、ライター自身が読むのに苦痛を感じるような、憎からず(誤用)思っている文章を、
私は、feeは、このおバカな、一介のつまらないエロゲ―マーはね、
それでも楽しもうと、楽しまなければかけたお金と時間が無駄だと、賢明に(誤字)、懸命に頑張って、頭がかおしく(誤字)なるほど頑張って、プレイしたんだよ?

その感想をネットに、それを読むあたなに(誤字)、届けたいな、届けばいいなと祈って、この感想文を、きっと、なにかの、ほんの少しだけかもしれないけれど、それでもだぶん(誤字)あなたの参考になる事もあるかもしれないと思って、この感想文を書いたんだよ(クドい)
読みず(誤用)らくてごねんめ(誤字)



さて、↑のレベルの文章を45時間読む覚悟がない人は、このゲームは避けた方が無難だと思う。
とにかく、誤字がてんこもりな上、無駄な繰り返し文の多発、
「読みらい」だの、憎いと思っている相手に対して「憎からず」という単語を多用する(13回は使っていた。絶対、ライターは日本語を間違えて覚えている。『ず』は否定形だと知らないのだろうか?)

「下っ足らず」、徹底した「ら」抜き言葉等々を延々書いて推敲もしないライターは、
恥を知った方が良い

「だぶん」「かおしくなる」「ごねん」「あたな」「あひさ」などは、作中の誤字をそのまま使わせていただいた。およそ10分に1回は誤字にあたったので、300個近くはあったと思う。
途中から物語を読むゲームというより、誤字を探すゲームになってしまったが、
やはり「頭が【かおしく】なる」が本作を表すのに最もふさわしい。
まさにプレイヤーの頭をかおしくさせるテキストである。


また、作者が自分の文章に酔っぱらっているのかは知らないが、意味不明なやり取りも散見する。
たとえば共通ルート、転入生のハルが、不安を吐露するシーン。

ハル「みんなに忘れられていたら、どうしよう」
  「ちゃんと、お話し(原文ママ)できなかったら、どうしよう」 
  「そう、思うと……やっぱり、すごく、とても、とても……怖いんだよ」

これに対して主人公の大雅は

大雅「たとえ”魔法”が使えなくなってしまっても……」
  「いつの間にか特別なんかじゃ、なくなってしまったとしても……」
  「少女時代が終わり、特別な日々の記憶も少しずつ薄くなっていき……」
  「代わりに、不安や心配やさみしさばかりが横たわる――そんな大人の世界に手招きされても」
  「……世界中の誰もがみんな、君たちのことを、君たちの”魔法"のことを忘れてしまったとしても……」

などと世迷いごとを並べている。

誰も、魔法の事なんて話していない
そもそも君(ハル)の心配に対して、君たち(魔法少女たち)の話をされても困る。

転入が不安だと言っている女の子に、こいつは何を語り続けているんだ? 
こんな文章を読んでいると、こちらまで頭が【かお】しくなってきそうである。
頼むから、相手の話を聞いてほしい。

日常テキストも徹頭徹尾面白くなく、『目玉焼きに何をかけるか』で140行も書いてしまうぐらいだが、ちっとも面白くない。
そんなもん、各自が好きなものをかければよろしい。

十夜がツンツンして、それに対して大雅がわざとらしくスネて、十夜が涙目になるパターンも数回あったが、ワンパターンすぎて2回目以降ダルい上にわざとらしくスネる主人公が気持ち悪い。

文章の癖としてもう一つ、
「桜の花びらが目に入り、涙を吹いた俺だ(文は僕が作った)」のように、「人名+だ」で終わる文章が非常に多いのだが、癖だろうとは思うが正直気になる。
別に誤用ではないので良いのだが、こういう表現は見せ場で使うからこそ生きるのであって、
日常描写で何十回も使われると鼻につく。


文章力がないのは仕方ないとしても、推敲はライターの、あるいは(雇っているとは思えないが)校正の『最低限度』の仕事だ
書いたら書きっぱなしというのは、プロとして失格。
弁当を作って、味見もせずに人に出すのか? メシマズヒロインじゃあるまいし。
どんなに美味しいラーメン屋でも、前の人がこぼしていったスープを拭かずに、その席に客を案内するのか?

完全趣味作家の僕ですら、ネットに、あるいは新人賞に出す前に自作を4回は推敲する。
エロゲー感想も2回は推敲している。

それは、「自分の想いを伝えたくて、文章を書く」からで、「相手に届けたくて」文章を書くからだ。
特に、作品の場合、自分の作品を作者ぐらいは愛してあげないと浮かばれない
自分が作った自慢の物語やキャラクターの魅力を他人に伝えたかったら、推敲ぐらいして当然じゃないのか?
こんな文章では、ライター自身が読み返すのも苦痛だったのではなかろうか。とすら邪推してしまうし、文章に推敲をしないライターは、子供を作るだけ作って育児放棄をする親のように無責任である。


ここまでは、テキストと『作者の姿勢』の事しか書いていないが、もうこの時点でプロの仕事ではない。
にも拘らず、この作品は世間では高評価であるらしい。解せない。
こんな読み【ず】らい文章を40時間も読むひまと理解力があるなら、ドストエフスキーだのトーマス・マンだって読めるはずだし、そちらを読んだ方が遥かに有益な気がする。

皆さんは、この暗号文のような酷いテキストを頑張って解読し、感動なさったのだろうか?
それとも、適当に読み流し、最後だけ感動したのか?
あるいは、こんな酷いテキストにもはや慣れてしまい、酷いとすら感じなかったのか。
別に批判ではなく、素直な感想として聞いてみたいところだ。

これはもはや「合う・合わない」という問題ではなく、単純にテキストが『ヘタクソ』であり、
ライターは『推敲』を一切しておらず(ここに一番、怒っている)、『日本語能力』も怪しいと言わざるを得ない。
小説向きの文章と書いていらっしゃる方もいたが、こんな悲惨な小説はまず間違いなく通用しないだろう。
まぁ、出版社で散々ダメ出しをされたり、校正者もついてまともなテキストに甦るかもしれないが。


もうこれだけで僕の感想としては十分なのだが、せっかくクリアもした事だし、
作品内容についても触れておく。


ヒロインは4人だが、個別ルートには特徴があり、前半と後半で2つの物語が展開される。


☆夜月姫織ルート 評価 B₋(S~E)

姫織ルート前半:姫織とは関係ない、十夜の友だちの話
姫織ルート後半:姫織の出生の秘密と、ナナちゃん。


前半は、姫織とは直接関係のない、十夜の友だちの話である。

この世界は過去も未来も、建築物や流行り言葉、ファッションセンスが変わらない謎空間に支配されているのだが、まぁそれは伊坂幸太郎作品などでもそういうものはあるので、そこはツッコまないでおく。
ドラえもんは、大昔から現在、未来まで土管のある空き地で皆が遊ぶのだ。

少女時代、十夜と仲良くしてくれたお友達。
いつしか十夜を忘れてしまうも、亡くなる直前に彼女を思い出す。
そして、最終列車が彼女の魂を来世へと送ってしまうその前に、十夜が彼女に会いに行く。

というストーリー設定は、王道ではあるが魅力的だと思う。
個人的には『刻の終着駅』という設定も良く、(現世に絶望を抱えている人間としては)自分なら、来世に向けてどんな買い物をするだろうかと考えてしまう。
しかし、である。


主人公がテレポート魔法を試みるも失敗
→姫織(魔法少女)の家の近くにいたので、姫織を叩き起す
→姫織に最低限の事情を説明
→姫織が「恥ずかしい夢」を見ていたけど、変な寝言言ってなかったよね?などと発言。それについてやりとり。
→姫織が魔法少女に変身。衣装がえっちぃなどと発言。それについてやりとり。
→姫織、空を飛ぶ魔法失敗
→姫織「私は空を飛ぶ魔法が苦手だった、だけど他の魔法なら大丈夫」
→姫織、新魔法発動


ここまでを4分で行なったというのは、どう考えても無理がある
地の文をすっ飛ばして、セリフだけを朗読したって4分以上かかるはずだ。

それだけでなく、「変な寝言言ってなかったよね」だの「衣装がえっちぃ」だの、あまりに緊迫感のないやり取りが多すぎるのだが、
作者は『残り時間6分』という立場になった事がないのだろうか?
気が急くばかりで、無駄なやり取りなどしている余裕はないはずだが。
(こんなやり取りをするなら、残り時間30分って事にしとけばよかったのに。30分でもギリギリだけど)

主人公たちの悠長さのせいで、せっかく良い話であるにもかかわらず、全く感情移入が出来ない残念な姫織ルートの前半だった。


姫織ルートの後半については、あまり書くことは多くない。
姫織が常に腹を空かしている理由と、毒親だらけのこの作品には珍しく、まともな親が出てくるぐらいである(その代わり、毒親戚は出てくるが)。
叙述トリック(?)も出てくるが、単に紛らわしいだけで作品の面白さに一役買ってはいない
なお、姫織は一度死ぬが、この作品においてキャラクターがすぐ死んで、あっさり甦るのはよくあるパターンだ、ということは後々判明する。


☆杏藤千和ルート 評価 B

千和ルート前半:千和の恋物語。ヘタレ主人公が、最後、全校生徒の前で告白するのは良シーン。
千和ルート後半:千和の『パパたち』の物語。主人公よりもナハトが活躍。

散々「男らしさ」だの「ヒーローになりたい」だのと謎のこだわりを訴え、
みんなに奢る事がカッコいいと勘違いしている【昭和の男】、大雅のキモチ悪さは相変わらずだが、
そんな大雅を慕う千和ちゃんは、(ダメ男に騙されそうな気がするものの)健気でかわいい。

薄倖そうな健気ヒロインを描くには、やはりダメ男は必須なのかもしれない。
とりあえず、バイト代を半額にした上に、毎度やってくる幼馴染全員にメニューを奢って、
それで本人は【あひさ】(作中からの誤字)さんからお小遣いをもらっているんだから世話はない。

千和の一世一代の告白も、茶化してしまう主人公は控えめに言ってもクズであり、
ヒーローや男らしさどころか、凡百の一般男性よりもなお悪い、サイテー男なのだが、
それは本人が自責しており、その後の展開に繋がるので良しとする。

全校生徒の前で告白するのは、冷静に考えて千和にとっても迷惑なのだが、いかにも「青春」という感じで案外好きなシーンだ。


後半は、千和の生涯。
ソルとナハト(と遠矢)という3人のパパたちが描かれる。
姫織ルート前半の、『十夜のお友達の息子』である遠矢が登場してきたのはルートの繋がりを感じさせて良い。
またも登場する毒親はもう放置しておくとして、ソル・ナハト・千和の3人の生活が描かれる。
回りくどいにも程があるものの、結局ナハトが良パパで、大雅よりもよほどいい男なのだった
そりゃナハトから見て、千和を大雅なんぞにはくれてやりたくはないだろう。

大雅が千和に、全校生徒の前で二度目の告白(またかよ)をした後
突然数時間も過去話が挿入されるのは興ざめで、構成に難があると思う。
そこは告白→結ばれる!と素直に展開してほしい。



☆柊ハルルート 評価 B-

ハルルート前半:学園祭に向けたライブ活動と、とあ(漢字忘れた)姉弟のすれ違い純愛物語。
ハルルート後半:何度も死んでしまうハルを助けるために、主人公も死んで転生し続ける話。ハルと主人公の因果も語られる。

前半は、シスコンともひろ(漢字忘れた)君が、姉に向けたラブソングを作る学園祭ライブ物語である。
しかし残念ながら、ライブシーンはない。そこを書かないでどうするのかと問い詰めたい。
ライブ後の、ともひろがあず咲を送り出すシーンは良い。
また、姫織ルート、千和ルートで登場した十夜が、千和の世話にかまけてハルの母親を育児放棄したというのは、何とも言えない悲しい因果ではあるが、繋がりを感じられて良かった。
良かったのだが、そこでまた毒親の誕生である。やれやれ。


後半は、何度も死んでしまうハルを、世界線を乗り越えて助けに行く話であり、未来人ハルと未来の大雅(推定年齢30代)の邂逅のエピソードも語られる。
なお、ともひろは死んだらしいw

このライターの癖として、タイミングを見つけ次第、同内容の言いかえをするのはもはや諦め気味なのだが、
「大雅くん……いいえ、おじさん」と言い換えるのはいくらなんでも失礼すぎて笑う

6回のチャンスがあると、5回目までは消化試合で6回目で解決する、というのは
まぁ定番なのでそこはツッコまないが、
頑張るのは主人公じゃなくてハルだよね、という結末は納得できる。


プレイしていてよくわからなかったのは、パラレルワールドとクロの関係だ。
パラレルワールドに飛ぶことは大雅の「不幸」ではないため、クロは肩代わりをしない。
しかし、大雅の「死」は「不幸」だからクロも肩代わりするという事になるのだろうか?

でもそれなら、なぜ大雅がパラレルワールドに飛べて、クロもパラレルワールドに飛べるのだろうか?
大雅がパラレルワールドに飛ぶために死ぬと、クロは問答無用で殺されてしまうのだろうか。
それで問題は解決するが、あまりに不憫すぎる。


なお、クロルートは、ハルルートの、ハルが死んだ世界線の物語である、と思う。


☆クロルート 評価 B-

前半:唐突に挿入されるましろの昔話
中盤:2人の大雅と、「夜の王」の正体
後半1時間:孤独に生きた大雅とクロの物語と、エピローグ


まず、後半1時間は良い。
正直ここまでの得点は35点ぐらいだったのだが、後半1時間が良かったので、チョロい僕は点数を大幅に上げてしまった。
特に、僕のようなさみしさを抱えた「ぼっち独り暮らし男性」にはなかなか刺さる内容となっている。

が、冷静に考えればクロを選ばず、ハルか千和あたりとくっついた方が幸せだった気もするので何とも言えない。

しかし、前半・中盤は『最悪』である。

まず前半、唐突にクロからの通話で、
(偽)大雅が忘れていた、幼き日の「本物大雅と、ましろさん」のエピソードが延々語られる。
ここのシーンがとにかく長く、またしても毒親物語である(厳密に言えば、ましろの両親は毒親とは言いづらいのだが)。

輪をかけて酷いのが相変わらずなテキストで、クロからの伝聞であるにもかかわらず、
大雅の一人称がメインになるため、違和感が凄かった。

伝聞調「~だったようだ」、あるいは三人称、クロの語りなどで処理すればいいのに、
いかにも大雅がその時代を生きているかのように、一人称現在形で描かれるものだから、非常に混乱した。
せめて現在形ではなく、過去形を使う程度の工夫はできなかったのか?
記憶喪失なのに、なぜ現在形で過去の自分の事を喋れる(書ける)のか、理解に苦しむ。
しかも時折、クロからの電話で現代に戻るのだから混乱もひとしおだ。


中盤に至っては酷いの一言だが、これはひょっとしたら僕の方に原因があるかもしれない。
テキストは相変わらず最低レベル。
にもかかわらず物語が【無駄に】(主観)入り組んでおり、本物大雅だけでなく、偽大雅までが登場する。
更に、別の世界線(並行世界)の彼らまで登場し、死者は生き返り、生き返ったと思えばまた死ぬため、もはや意味がわからない。
そこを持ってきて、偽大雅には名前がなく、『ぼく』という名前なのだが、大雅の振りをしている時だけ一人称が『俺』になる……ならまだいい。

後半になってくると『ぼく』と『俺』の使い分けが完全に崩れ(もしくは僕には理解できなくなり)、
まるで二重人格が統合されるように、交互に『ぼく』と『俺』が飛び出して、
そこにいかにもな傍点が振ってあったりするのだからたまらない。
これが精密なテキストを書くライターならともかく、誤字だらけなライターなため、1つ1つ『傍点の意味』を考えるのもバカらしく、半ば思考放棄して適当に読んだため、熟読・玩味なさった方には、
この物語の良さがわかったのかもしれない。

しかし、ライターの愛情が欠けている誤字300個超のテキストを、なぜ読者が愛して、熟読してあげなければならないのか、というのが理解力に乏しい私の、僕(おれ)の、おばかなエロゲ―マーfeeの感想である。
というか、複雑なら複雑で、『アぺイリア』や『あおかな』のようにうまく図解を使えばいいのに、
そういう工夫もない。
ロクなテキストも書けないのに、テキスト一辺倒勝負の硬派なスタイルを挑むライターの無謀な挑戦は、中央値90という僕からは到底信じられない成功を収めたようだが、
僕には全く響かなかったため、敢えて「大失敗」と言わせていただきたい。

そもそも大雅が2人いる必要性を感じなかった、というのが一番悲しいところで、話を無駄に複雑にしただけで面白さには全く繋がっていないと感じた。

これは全編に言える事だが、「俺は……奏大雅は」
「ハルは……この魔法少女の柊ハルは」と、何度も武者名乗りをあげてみたり、
「とってもおバカな私だけれど、それでも……」と自己卑下が枕詞になっている本作だが、
「ぼくは……いいや俺は……」を連呼された日には、
「いいや拙者は……あちきは、おいどんは……」と延々繋がれそうで恐怖さえ覚えた。


☆総論

全ルートを通じて描かれているのは、
『親の愛情を受けられず、自己肯定感の低い少年少女』と、『虐待毒親』がベースであり、
そんな親に愛されない子供たちを守るのが、『夜のイキモノ』ということで、
家庭環境はかなり似通ったものがある。

それもあって、
「私なんか生まれてこなければよかったのに」
「あなたとは出会うべきではなかった」というぼやきを50回近くは聞かされる羽目になる。
まるでtwitter病み垢のTLのようである。

そんな彼らは「何かを得るためには、代償を払わなければならない」と思っているため、
どのルートでも「自己犠牲ルーレット」が展開されており、いい加減ウンザリしてくる。

A「何のとりえもない私なんかが……あの子を守りたい」自殺してBさんを救う
B「何のとりえもない私なんかのためにAさんが……せめてCさんを守りたい」
自殺してCさんを救う
C「何のとりえもない私なんかのためにBさんが……」
以下略のような感じである。

千和ルートが最も高評価(といってもBだけども)なのは、この自己犠牲ルーレット+毒親物語が比較的薄かったためである。


これは繰り返しになってしまうが、『たった一人のあなたのために』歌を届けたともひろ、あるいは『あなたのための物語』と銘打つならせめて、
たった一人のあなたに届けるための、最低限の努力(つまり推敲)ぐらいはしてほしい。
テーマと、ライターの姿勢が完全に矛盾している。

クロルートの世界観はここまで複雑にする必要は全くなかったと思うのだが、
そこまでの世界観、過去―現在―未来が繋がっていて、「夜」の世界があるという
この設定自体は悪いものではなかっただけに、
構成を組みなおし、不要なシーン・文章は極力カットし(恐らく半分は短くなるだろう)
まともな文章で読めば80点ぐらいはつけたかもしれないと思うと、なおさら忸怩たるものがある。


なお、ここまで一言も触れていないが、Hシーンは全く抜けない。
それを目当てに買う人もいないだろうが、最後に一応触れておきたい。





2022ワールドカップ ABEMA解説陣 雑評価

ワールドカップをもう一度見返したりしています。

今回はABEMAで全試合見ました(テレビ壊れてるんで)。
ABEMAさんがいなかったら、日本でワールドカップ全試合を観れなかったので、とても感謝しています。

それが大前提のうえで、毎試合お笑い芸人を呼ぶ
(サッカーについてロクに知らなかったり、茶化しを入れるしょうもない奴も多い)、
全般的な実況解説のレベルが低いという、テレビ朝日系列の『悪い伝統』も継承。
普段のサッカー中継に比べてイライラする機会が多かったのも事実です。

実況さんについては、サッカー実況が本職ではないでしょうから個別評価はやめるとして
(それにしても、倉敷さんや柄沢さん、西岡さんが恋しいよ……)、ここからは解説陣について書きます。


☆ 当たり解説者

戸田和幸さん
……恐らく最高峰の解説者だった方。とにかく仕事に対する熱量が凄まじく、知識量も非常に豊富。
戦術面での指摘も多く、信頼して聴ける。ただし、彼が担当した試合は今大会グループBと、最もつまらないグループがメインだったのが悲しいところ。


水沼貴史さん
……優しく時にユーモアを交える語り口に加え、知識、戦術にも詳しく信頼して身をゆだねられる解説者。セネガル応援団に言及した時はクスりとしたw


中西哲生さん
……戸田さんに次ぐレベルで戦術についてしっかり語ってくれる解説者。ただし、今大会は不運にも彼の体調不良により、ベルギーVSカナダが放送事故レベルになってしまったのは残念。
そういう意味ではむしろ悪い解説陣に入れてもいいのだが、まぁ体調不良は仕方ない。
健康にはお気をつけて!


槙野智章さん
……『騒がしい系』の解説者ではあるけれど、しっかり戦術や選手に対してもリサーチしている事が伝わる、今大会のサプライズ解説者。盛り上げ上手なうえ、きちんと解説もしてくれる貴重な存在。


玉田圭司さん
……こちらも今大会で初めて知った(選手としてはもちろん知っていたが)、有能解説者。普段からサッカーが好きで、よく見ているんだろうなぁと伝わる解説で安心感高め。

坪井慶介さん
……同じく今大会で初めて知った有能解説者。DF出身だからか、守備者の位置取りなどの細かい解説が多く、なるほどと思わされた。

北沢豪さん
……普段聴いているwowow解説陣の中ではややハズレ気味なのだが、ABEMAワールドカップ陣に入れれば十分に優秀な部類。ただし担当試合が1試合しかなかった。


鈴木啓太さん
……1試合のみの担当だったけれど、ストレスなく聴くことができた。こちらも初めて聞いたけれど、良かった。


名波浩さん
……今まで知らなかったけど、戦術的な言及も含め安心して聞ける解説だった。

城彰二さん
……可も不可もないが、無難に当たり枠。

☆ハズレ解説者

松木安太郎さん……
2018年ワールドカップの『モロッコ代表のサラー(何度も言ったので言い間違いではない)』
『スイスとスウェーデンは似たスタイル』で、
2018年ワースト解説者賞(fee選定)を受賞し、「こいつ、本当に何もわかってねぇな」と思わせた人。
今大会は大きな失言はなかったが、なにせスイスとスウェーデンのスタイルの違いがわからない人の解説を聞くのは非常に心細い。
スイスはヒッツフェルト体制末期以降、ポゼッションサッカーに取り組んでおり、2018年時点で既に6年以上継続しているというのに(2022年現在もポゼッションサッカーを継続)。
スウェーデンは縦ポンサッカーで全く違う。


本田圭佑さん……
今大会のワースト解説者賞(fee選定)。
試合の流れを見る目はあり、的確なコメントもあるのはさすがなのだが、
言葉が汚い(いくら相手チームでも『ウザい』の連発は不愉快)、
有名選手すら知らない(ブロゾビッチやグバルディオルを知らないのは愕然とした)、
コスタリカの選手名を全く言わない(知らないのだろう)、
なぜか露骨なアルゼンチン贔屓(アルゼンチンあまり好きじゃないです)、
しかも日本戦や決勝など名勝負担当と、マジで迷惑以外の何物でもない。

選手交代をしないと言ってクロアチアのダリッチ監督を批判していたが、
「じゃあ、誰を外して誰を入れるのか」まで言えないのが彼の限界。

(クロアチアは層が薄く、レギュラーと控えの戦力差が大きかった。
更に、カナダ戦を除いて全てが接戦であり、悠長に力の劣る控え選手を起用できる余裕はなかった)
こういう事情は、クロアチア代表について知っていれば普通にわかる事。
松木さんもそうだが、一ファンである僕よりも詳しくない解説者に出られると不快である。

名勝負を見直したいが、本田さんの解説だけは聞きたくない。
ミュートにすると笛の音や、会場の臨場感も感じられない。困っている。


福田正博さん……
こちらも騒がしい系の解説者。
上の2人に比べれば段違いでまともだが、個人的に大嫌いな『ワールドカップは結果が全て』というフレーズを何度か発したので、サッカー観の違いから不快(苦笑)

優勝したのはアルゼンチンかもしれないが、今大会のベストチームは今でもブラジルだと思っているし、
2018年もフランス優勝よりもグループリーグ敗退ながら素晴らしいサッカーをしてくれたモロッコの方が記憶に強い僕にとっては、相容れない価値観。
(そのモロッコは今大会で躍進したし、2018でモロッコを率いていたルナール監督は今大会でもサウジアラビアを素晴らしいチームに仕上げた。
サウジは4年前同様に予選リーグを敗退したが、段違いに優れたチームになっていた)


岡田武史さん……
基本的に、岡ちゃんは好きである。
好きなので批判はあまりしたくないが、既に数シーズンブンデスリーガで活躍している、マルキュス・テュラムを知らないのはダメである(ブロゾビッチを知らない本田さんよりはマシだが)。

また、彼が担当したフランスVSデンマークは実況のレベルも低く、
「アンドレアス・クリステンセン」と「ラスムス・クリステンセン」を、どちらもフルネームで呼ばず「クリステンセン」だけで済ませていたのだが、それを訂正できなかったのもマイナス。
(アンドレアスの方が明らかに有名選手なので、クリステンセンしか言わなければ普通はアンドレアスの方だと思う)


チョンテセさん……
人柄はとても良さそうである。ただし、担当したカメルーンVSセルビアについて、選手やスタイルについてはほぼほぼ触れず、自分の現役時代の思い出話が非常に多かった。
現役時代のチョンテセさんファンには嬉しいかもしれないが、目の前の試合の知識はなく、ただ雑談を聞かされたような解説だった。


中田浩二さん……
外れ、とまでは言えないが微妙な解説。
おかしなことは言わないのだが、踏み込んだ解説もしない、空気のような解説。
実況の言う事に対して、「そうですね!」と賛同を示すのは良い事だとは思うのだが、
延々「そうですね!」を繰り返し聞かされると、気になってしまった。

中山雅史さん……
中田浩二さんのテンションが高いバージョン。
おかしなことは言わないが、あまり踏み込んだ解説もしない感じ。
まぁ、松木さんとかよりはまとも。


☆それ以外

これからまた試合を見直していくので、追加もあるかもしれないが、
とりあえず『初見(リアルタイムで見た時)』にはストレスを強くは感じなかったので、
大外れはいないと思われる。




2022年読書ランキング・ベスト15

1位


ヴェールに覆われた、ありふれた少女時代から、
ヴェールから残酷な現実が垣間見える思春期。
自分の運命からは抗えないと知る成年期。
特殊な状況で生まれ育った3人の幼馴染たちの、三角関係・悲恋物語だけれども、
これは多分、誰にでもあること。
人間はいつか死ぬ、それが遅いか早いかの違いだけ。

2位  

11/22/63 上

11/22/63 上著者: 白石 朗/スティーヴン・キング

出版社:文藝春秋

発行年:2016

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歴史改変SFにして、上質なタイムトラベル・ロマンス。
特に、生徒との絆や、時空を超えて出会う恋人との生活が描かれる中巻が素晴らしい。
ラストもとても良かった。
ホラーもいいけど、こういう作品もキングはもっと描いてほしい。

3位

君の膵臓をたべたい

君の膵臓をたべたい著者: 住野 よる

出版社:双葉社

発行年:2018

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このジャンルの中では、市川拓司の「いま、会いにゆきます」以来の感動。
登場人物が極度に絞られているからこそ、主人公と、彼女の人柄、二人の関係性の変化が非常に丁寧に描かれており、むず痒い青春恋愛から別れまで、全く飽きずに読むことができた。
彼女の人柄を表す「うわははっ」という笑いもいいですね。これが彼女の一つの魅力だと思う。

4位

ららのいた夏

ららのいた夏著者: 川上 健一

出版社:集英社

発行年:2002

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3位の「君の膵臓が食べたい」系の話で、甲乙つけがたい感動系作品で、
こういうのが大好きな人には100%お薦め。
スポーツ描写の迫真性も読みごたえあり。
(3位、4位とこの系統が続いている時点で、僕の好みがわかりやすいですねw)

5位

火花

火花著者: 又吉 直樹

出版社:文藝春秋

発行年:2015

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『自分なりのお笑い』を突き詰めて考えた結果、どんどん世間とズレていってしまう天才芸人の神谷は、どんどん借金も膨らみ、恋人(愛人?)の家を転々とするが一向に芽が出ず、それでも芸人への夢にとり憑かれ、試行錯誤をした結果、超えてはならない一線を超えてしまう。

語り手の主人公は、10年間お笑いをやったのち、「中の下」の芸人にしかなれない自分の限界を悟り、
お笑い芸人という一度はかなえた夢を、諦め、去っていく。

どちらが幸せなのだろうか。自分はどちらに憧れるのだろうか。
僕は、神谷に憧れてしまう。どうしょうもなさを、突き詰める神谷に。
誰からも評価されず、誰からも笑ってもらえなくなってもなお、夢を捨てられない神谷に。

6位

甲賀忍法帖

甲賀忍法帖著者: 山田 風太郎

出版社:角川書店

発行年:2010

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10人の伊賀忍者と10人の甲賀忍者の、バトルロワイアル作品。
奇想天外な忍術で楽しませつつ、伊賀の姫と甲賀の主が想い合う悲恋要素・無常観もあるが、後年の作品に比べると切なさはやや弱めか。
とはいえ、シリーズ1作目にして既に面白さの骨子は出来あがっている。

個人的に本作の忍法MVPは「恋する吐息やHの息が、毒ブレスになる忍法」。
「魔界転生」に出てくる「ムラムラしてる時は超強いけど、射精した瞬間にクソザコになる坊さん」には負けるけど、それに次ぐ暫定第2位です。

7位

功名が辻 1 新装版

功名が辻 1 新装版著者: 司馬 遼太郎

出版社:文藝春秋

発行年:2005

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山内一豊という素朴で真面目な男と、それを支える妻、千代の物語。
他作品で描かれていない、秀吉の晩年や、徳川方から見た関ヶ原の話などが面白い。
一豊については、凡人が出世してのぼせ上がり、ただの勘違い男になってしまったラストは、醜悪で惨めだった。

「一国一城の主になりたい」と思っても
主になって何がしたいのか、それをしたら本当に幸せなのか、ということまで考えずに、ただただ「異国一城の主になりたい」しか考えていないバカだった、という悲しい結末。

個人的に、同著者の「国盗り物語」→「新史太閤記」の副読本としてお薦め……というより、こちらの方が面白かった。

8位

空色勾玉

空色勾玉著者: 荻原 規子

出版社:徳間書店

発行年:2010

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イザナギ・イザナミの日本神話をベースにした、壮大なスケールの和製ファンタジー。
闇(くら)の血を引く少女、狭也(さや)は孤児となり、輝(かぐ)の村で育つ。
恋の歌を交わし合う村祭りの日、狭也を見初めたのは月代王(つきしろのおおきみ)だった。

月代王の弟、雉羽矢(ちはや)と出会った狭也は、輝(イザナギ)と闇(イザナミ)の闘争に巻き込まれ、
両親(イザナギ・イザナミ)も成し遂げられなかった、黄泉の国からの帰還を果たす。
ジャンル的には少女向けライトノベルだと思うけど、ファンタジーを愛する全ての人へお薦めの良作。

9位

破天の剣

破天の剣著者: 天野 純希

出版社:角川春樹事務所

発行年:2015

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九州統一直前まで行きながら、無残に秀吉に蹴散らされた島津4兄弟を、末弟家久の視点から語る名作。
自分だけ妾腹であるという事実、類稀な軍才を持ちながら、精神的にはいつまでも子供のまま。
沖田畷での圧巻の勝利と、卑劣な秀吉に毒を盛られて亡くなる最後が悲しい。
あと義久は無能……。家久の策を入れていればひょっとしたら……。

10位

のぼうの城 上

のぼうの城 上著者: 和田 竜

出版社:小学館

発行年:2010

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爽やか戦国歴史小説。
天下の豊臣軍が押し寄せる中、「(でく)のぼう様」を中心に団結する忍城主従(百姓含め)の絆が良い。
いつもぬぼーっとしている「でくのぼう」の成田長親。
不思議と領民から愛される忍城城主、長親(守兵500)の前に、秀吉軍2万3000が押し寄せる。
弱者に対して横柄な態度を取る長束正家に対して、
成田長親がついにキレた。「武ある者が武なき者を足蹴にし、才ある者が才なき者の鼻面をいいように引き回す。これが人の世か。
ならばわしはいやじゃ。わしだけはいやじゃ」

かくして、成田軍500VS豊臣軍23000の戦いが始まった。


11位


ホラー作家、スティーブン・キングが描く青春ストーリー。
レイ・ブラッドベリが描きそうな、カーニバルの原初的な恐怖と高揚を背景に、遊園地の職員として過ごした21歳の青春を瑞々しいタッチで描く。大切な人との出会いと別れ。
女性陣がカッコいいのも特徴で、探偵娘エリンとのその後の関係や、
狙撃手アニーのその後が気になった。

12位

自来也忍法帖

自来也忍法帖著者: 山田 風太郎

出版社:文藝春秋

発行年:2003

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今回の忍法はかなりエロ寄りで、その奇想天外な変態忍法も読みどころだけども、メインカップルは純愛で、読後感が爽やかなのが凄い。

登場人物が少なく、ヒーロー「自来也」とヒロイン「毬姫」、「石五郎」のキャラが立っており、切ないながらも、忍法帖シリーズの中では比較的幸せなエンディングなのも特徴。
その分、いつもの無常ENDが好きな人には物足りないかもしれないが。

また、ヒーロー自来也の正体が最終盤まで明かされないため、犯人当て(自来也当て)ミステリーとしても楽しめる。
ライトでエンタメ性溢れる快作。

13位

ハゲタカ 上 新装版

ハゲタカ 上 新装版著者: 真山 仁

出版社:講談社

発行年:2013

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「サプライズ枠」。
『経済・お金・会社』というキーワードが出るだけで身体が拒否反応を示しそうになるような読者である私。
そんな私が、日本人作家の経済小説で、初めて面白いと思った。

鷲津や芝野、貴子といったキャラクターの魅力にも支えられてると思うし、
日本の「時代遅れで閉鎖的」な企業体質・経営体質への批判というメッセージ性も感じられた。

(ちなみに、宮崎駿のジブリ映画「風立ちぬ」でも、『仕事をする人のカッコ良さ』を感じた。逆に言えば、今までの人生でそれぐらいしか、会社人間カッコイイ!と思った事がないのだけど……)

14位

薄紅天女 上

薄紅天女 上著者: 荻原 規子

出版社:徳間書店

発行年:2010

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更級日記をモデルにした、奈良時代→平安時代の移り変わりの時期を描いたファンタジーで、シリーズ第1作「空色勾玉」に並ぶ良作。

15位

新史太閤記 上

新史太閤記 上著者: 司馬 遼太郎

出版社:新潮社

発行年:2007

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コミュニケーションの天才、秀吉の前半生を魅力的に描いた作品。同著者の信長・家康よりも遥かに魅力的で、山崎の戦いまでは文句なく面白い。

終盤、小牧長久手の戦いになるとちょっと微妙になって、その後の秀吉の人生が描かれず、そこで終わっちゃうのが残念だけど、
その後の闇堕ちした秀吉が知りたい方は、『功名が辻』がお薦め。

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