2023年04月

レイモンド・チャンドラーについて

ファンの方は読まないでください

前置き

ハードボイルド御三家と言えば、ダシール・ハメット、レイモンド・チャンドラー、ロス・マクドナルドと呼ばれた時代があった。

また、多くの「作家志望者のための本」でお薦めされる作家No1は、僕の知る狭い範囲ではレイモンド・チャンドラーがNo1である。





僕が主に趣味で書いているのは少女向けファンタジーなので、
スペースオペラでもなければハリウッドの脚本でもないのだが、それはこの際どうでもいい。

こんなにあらゆる場所で『これを読め!』と推されている作家を、僕はチャンドラーしか知らない。
(次点でクリスティ)

僕は素直なので、レイモンド・チャンドラーの長編全てを旧訳で読んだ。
全く面白さがわからなかった。

「うふぅ」という謎のマーロウのため息にも辟易とさせられたし、なんだかよくわからない理由で「やぁ、息が臭いぜ!」とか言ってチンピラと殴り合うのも意味がわからない。

ハッキリ言って、チャンドラーのせいで、僕は「ハードボイルドというのは、僕には向かないジャンルなんだな」と思い込んでしまった。
ハメットもそこまで楽しめなかったし(チャンドラーよりはマシだが)、
何とか読めたのはロス・マクドナルドぐらいだ。

その後、生島次郎やディック・フランシス、ロバート・B・パーカーや、船戸与一あたりと出会って、
「はぁ? ハードボイルドって面白いんじゃん!」と気付いた。
その間10年はかかった。失われた10年である。

その後、村上春樹訳が出たのでもう一度読んでみた(「プレイバック」のみ再読はしていない)

しかし、やっぱり面白さがわからない。

作品の中で最もマシに思えるのは

高い窓

高い窓著者: レイモンド・チャンドラー/村上 春樹

出版社:早川書房

発行年:2016

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これは何とかストーリーがつかめる。

2番手は水底の女だ。


これもまぁ何とかストーリーはわかる。
しかしそれ以外はきつい。



の2作は印象が似ているのでまとめて書いてしまおう。

この2作は序盤と終盤に読みごたえがある。
前者では8年前の元カノを慕う、へら鹿マロイの登場シーンとその最期。
後者はテリー・レノックスとの友情と、その終焉だ。

しかし……無関係な人間を求めて殺戮の限りを尽くすへら鹿マロイに感情移入をしろというのは無理な話だし、彼を応援するマーロウの心理もわからない。

テリー・レノックスとの友情と、その終焉はなるほど苦みを感じさせる両シーンだが、640ページの作品のうち40ページ程度ではないか!

2作ともそうだが、起承転結の『起』と『結』だけがあり、中身がスッカスカ……というか、マロイやレノックスとは関係ない暴力沙汰を起こしているだけなのである。
恐らく伏線のようなものもほぼない。ただ、最初と最後が独立しているのだ。

大いなる眠り

大いなる眠り著者: レイモンド・チャンドラー/村上 春樹

出版社:早川書房

発行年:2014

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の2作もその傾向はあまり変わらず、
(再読したにもかかわらず)中身もごちゃごちゃになってしまっているが、
依頼人が実は悪者だった、みたいな話だった気がする。

結局、「起」&「結」と、「承」&「転」が繋がらないのは一緒である。

プロットが複雑で僕が読み解けていないだけの可能性もあるが、
たぶんそうではない。
ただ、勢い任せに作品を書きなぐっているだけにしか思えないのである。

そんなわけで、僕のチャンドラーの評価は相当低い。

そういう作家をこの特集で取り上げるのは、連載を立ち上げた趣旨に反しているし、ただいたずらにファンの方に喧嘩を売るようで心苦しいのではあるが、
ここは備忘録代わりに書かせていただいた。

チャンドリアンの方々、申し訳ない。

全作品評価 S~E

高い窓 C+
水底の女 D+
さよなら、愛しい人 D
大いなる眠り D
ロング・グッドバイ D₋
リトル・シスター E
プレイバック 再読していないのであれだが、以前の記憶ではE

吉川英治「三国志」感想

前おき

この春、2003(2023ではない)年発売の『三国志9』にハマってしまい、
その勢いで読み返してしまった。

本当は北方謙三の「三国志」の方が好きだし、陳舜臣の「三国志」などまだ読んでいない三国志にも惹かれるところがあるのだが、
吉川英治の「三国志」は良くも悪くも牧歌的な雰囲気が漂うため、疲れた時にはピッタリなのだ。

「演義系」三国志と「正史系」三国志

「三国志」には主に二系統の作品が存在する。
中国には三国時代(220~263)という時代が存在した。
それを陳寿という当時の文官が歴史文書としてまとめたのが「正史」である。

一方、この三国時代を舞台にして、劉備(蜀)を正義とする物語が口承文学として流行り、これを明の時代にまとめたのが羅貫中の『三国志演義』。

これは、一応三国時代の歴史を大まかになぞりながら、
劉備(蜀)=正義、曹操(魏)=悪という前提のもと、
カッコいい蜀の武将たちが大活躍をしたり、諸葛亮が妖術まで飛ばしたり、追手の前に張飛が立ちふさがり橋の手前で大喝すると、橋が落ちるなど、
ファンタジー小説に半分足を突っ込んだ内容になっている。

この『演義系』三国志は『ファンタジー小説』として読めば、まずまず楽しんで読めるし、娯楽小説としての見せ場も多いため、派手な活躍も楽しめる。
一方で、「本当の三国時代はどうだったんだろう?」と調べていくと
(僕より詳しい人はたくさんいるので、あまり深入りしたくないが)、
『演義』には嘘というか、うさん臭さが付きまとうのもまた事実である。

ここは、『演義』と実際の歴史は全く別物だと割り切って、『演義』を楽しむときはファンタジー小説を読む気分で味わえばそれでいいとも思うし、
一方で、もうちょっと深くこの時代を知りたいと感じる人にとっては、『食い足りない』作品。
それが『三国志演義』である。

三国志演義 1

三国志演義 1著者: 井波 律子/羅 貫中

出版社:筑摩書房

発行年:2002

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吉川三国志について

さて、このままでは「三国志演義」の話になってしまう。
この記事で取り上げるのは、あくまでも「三国志演義」をベースにした吉川英治作、「三国志」なのだった。

とはいえ、元々演義がベース。大まかなところは変わらない。
そこで、まずは演義との違いを取り上げてみる。
〇は個人的に「演義」よりも優れていると思う点、✖は「演義」よりも劣っていると思う点である。

〇「演義」は講談調であるが、「吉川三国志」は小説である。

講談調も慣れてしまえば何のことはなく読めるのだが、やはり小説の方が読みやすいという人は多いだろう。

✖諸葛亮の死(234年)に物語は唐突に終わる。しかし「演義」ではその後も物語は続き、呉の滅亡(280年)まで続く

確かに、前半での関羽・張飛・諸葛亮といったスーパースターたちの華々しい活躍が失われ、徐々に寂しくなっていく三国時代。
諸葛亮の死を最後に筆を置くという選択も一つの手であり、実際多くの日本人作家がそれを真似している。

しかし、個人的には仮にも「三国志」というのだから、「三国時代」の最初の14年だけを書いてそれで終わりというのは、あまりに悲しい。
その後の事も知りたいと思うのは、当然ではなかろうか。

✖第1巻の謎展開

個人的に最大の謎は、第1巻の吉川先生オリジナル部分である、
劉備と麋夫人との恋物語である。
なぜか麋夫人は「白芙蓉」という名の高家の令嬢として登場し、劉備とちょっとだけ逢瀬を過ごすのであるが、これがなぜか「後の麋夫人である」という力技をかましているのには驚嘆させられる。
じゃあ麋竺や麋ホウも高家のボンボンだったのだろうか?
確か富豪の家出身ではあったはずだが。

また、オリジナル展開では張飛は割と普通の男である。
それが劉備配下に入った途端に、粗暴で酒癖の悪い「演義」どおりのパワハラバカになってしまうのはどうした事か。

オリジナル展開が終わり、反董卓連合が結成されると、途端にオリジナル展開は影を潜め、『演義』とほとんど変わらない内容になる。

劉備の青春を描きたいならそれならそれでいいが、それなら最後までこの路線でやってほしかった気もするし、そうじゃないならもうちょっと当時の後漢の情勢

(劉焉の入蜀や、西涼太守として登場する董卓と、馬騰や韓遂の関係。
袁紹陣営VS袁術陣営の対立など、歴史的側面に力を注いでほしかった気がする。特に董卓(後を継いだリカク)・馬騰はいずれも西涼太守として登場するため、よくわからないことになる。
より賢いとされる劉協=献帝を帝位につけたがる董卓の行動も謎である。
傀儡として扱いやすい劉弁=小帝のままで良かったのでは?
更に言えば、献帝は大人になると、別に賢くないのだった)

△あまりにも怪しい妖術は、なるべく物理法則を超えない範囲に書き直されている

ただし、左慈に関してと、兀突骨に関してはそのままなのが気になる。

〇曹操・呂布に対する目が「演義」より優しい

もっとも、その後に出ている作品に比べるとあれなのだが、少なくとも「演義」よりは優しく、人間味のあるキャラクターになっている。

✖ チョウコウは3度死ぬ・

魏の武将、チョウコウである(漢字変換できない)。
吉川先生の執筆当時、『演義』ですらろくに翻訳されていなかったのだろうか?
そうだとしたら吉川先生の欠点ではないが、結果として魏の歴戦の名将チョウコウは3度も死ぬことになってしまう。
『演義』を読んだ人には、チョウコウは息の長い名将であり、そんな簡単にホイホイ殺して良い人物ではないはずなのだが。

?五斗米道が邪教扱い

これはガチでわからん。張魯の五斗米道が邪教だという印象は僕にはない。
しかし吉川先生は邪教だと断言しておられる。よくわからない。

?女はバカである

まずは書かれた時代を考えたいところではあるし、
実際「演義」でも女キャラは基本バカなので吉川先生のせいではない。
しかし、今の感覚で読むと気分を害する人が一定数いるだろうとは感じる。

袁紹の後継者争いを炊きつけた劉氏、劉表の後継者争いを炊きつけた蔡氏、
呂布の足を引っ張りまくる夫人&愛人(二代目貂蝉w)。

リカク・カクシの争いを勃発させる、カクシ夫人。

宦官と通じ、何進を牽制し、董太公を殺す何皇后。

更に、1巻のオリジナル展開でも麋夫人とイチャイチャしている劉備に対して、関羽は「英雄ともあろうものが、これでは困る」と言い、
それに対して劉備は「恋は遊びのようなものさ(意訳)」という返答をしている。

唯一賢い夫人とされているのは『国のため』に劉備の活躍を祈る老母や、
孫ヨクの仇を討つ徐氏であるが、孫ヨクは(張飛もだが)酒に酔って部下を鞭打つパワハラ上司のため、殺されても仕方ないとしか思えないのであった。

感想

他にも『演義系』ならではのうさん臭さ、劉備や献帝のうさん臭さは鼻につくところがある。
劉備ほどの偽善者はなかなかいないし、献帝は偉そうにしているが足利幕府最後の将軍を思わせる『祖先は偉かったが、お前は別に偉くない。恩知らず』としか思えなかったりする。

しかしその辺は吉川三国志というよりは『演義』の弱点でもあるし、致し方ないだろう。

食い足りないという印象は否めないが、『原点・古典』として読む価値がないというわけではない。
「三国志」を楽しむために、まずはここから。そういう選択もアリだろう。

最後に、好きな武将を何人か挙げたい。

(蜀)

劉備・関羽・張飛・徐庶・諸葛亮など

正直に言うと、劉備や張飛は色々考えるにあまり好きではない。
しかしあくまでも『ファンタジー小説』である『演義系』に出てくる2人は好きである。
今はだいぶ印象が違うのだが、初読時、劉備三兄弟の死に涙した身としては、思い出補正として入れておきたい。

徐庶のデビューは華々しいものがある。
何なら鳳統より華々しい活躍をしている。活躍シーンが短いのも、逆に趣深い。

(魏)

曹操・カク

曹操はこの時代、最大の英雄だと個人的には思う。
どこか織田信長に通ずるものがあるが、信長よりも邪悪さは感じない。

カクはいかにも謀将というイメージがあり、彼の繰り出す悪の軍師感は嫌いじゃない。

なお、別作品では荀彧も好きなのだがあくまでも「吉川三国志」の感想なのでここで入れない。

(呉)

孫堅・孫策・周瑜・魯粛・陸遜

ミーハーすぎて申し訳ないが、やはり孫策&周瑜の時代こそ、呉が最も輝いていた時代だろう。
イケメン且つ、時代の小覇王たちである。ついでに妻も美女であり、おまけに若死に。完璧(?)である。

魯粛は本当はこんな無能ではなかったはずだが、諸葛亮にいいようにあしらわれるお人よしとして「演義」系では癒しキャラになっている。

魯粛在世当時は、曲がりなりにも蜀と呉はうまくいっていたのである。
ただしそれは、諸葛亮に丸め込まれていただけ、という言い方もできる。

孫堅は反董卓連合の中で大活躍したのに、袁術にモラハラ(?)を受け、
袁紹に言いがかりをつけられ、劉表に殺される不幸な人である。
不幸な人には同情をしてしまう。

陸遜は登場シーンがカッコ良いのである。

(その他勢力)

田豊・沮授(袁紹)

報われない人には、どうにも弱い僕である。
散々、献策しているのに取り上げられないどころか袁紹に死を賜る不幸属性の持ち主。
使える主を間違ったとはいえ、かわいそうである。

呂布

三国志最強の武将なのに、ヘタレ。そのギャップが何とも言えない。
別作品での超イケメンな呂布の方が好きだが、このヘタレ呂布はそれはそれで味わいがある。

董卓の母w

息子がクズだったのは、彼女の教育が悪かったのかもしれない。
しかし90代の母、50代の息子のために惨殺されるのはかわいそうである。

総評

まぁ、せっかく再読したので記事にしてみたけど……怒る人も多そうだなぁ……。
大丈夫かしらん。

個人的NBAオール15 途中暫定版(後で追記)

本来、まだ暫定でしかない記事を書くのもどうかと思うんですが、後で追記していけばいいかなと思い、
先走り気味に書きます。

NBAにはオール1st 2nd 3rdチームというのがありまして、全部で15人の選手が表彰(?)されるんですが、今年からポジションの垣根がなくなったので選びやすいです。
このオールNBAチームは、多分レギュラーシーズンの成績で決まると思うんですが、
個人的にはプレーオフこそが本番だと思っているので、ある程度プレーオフも加味して選びたいです(つまり現時点では確定版は選べない)

そういうわけで、まぁやっていきましょう。
数字は順不同です。

まず問答無用で入るのが

1、二コラ・ヨキッチ(ナゲッツ)
2、ジョエル・エンビード(シクサーズ)
3、ヤニス・アデトクンボ(バックス)


の3人。

西1位を独走し、ほぼ平均トリプルダブル級の大活躍を見せたヨキッチ、
リーグ得点王で、シクサーズの攻撃を一手に背負うエンビード、
東1位で、今年もド派手な活躍を見せているアデトクンボ。
この3人は選ばない理由がないでしょう。

ここからが本番(?)です。

個人的に

4、ケビン・デュラント(ネッツ→サンズ)
5、レブロン・ジェームズ(レイカーズ)


も鉄板。
デュラントはサンズに加入してからの素早いフィットも感動しましたし、
レブロンは38歳でこのパフォーマンス?? あなた、本当に人間ですか!?

さて、残りは10人。ここからが難しいです。
まず、過小評価されていると思う選手筆頭が

6、ジェームズ・ハーデン(シクサーズ)

確かにロケッツ時代の爆発力はなくなりましたが、その分アシストでチームに貢献。
エンビード&ハーデンのデュオは東地区最強だと思っています。


7、ジェイソン・テイタム(セルティックス)?

ここからが悩みどころ。
まず、東2位のセルティックスは個人的に東地区優勝候補筆頭だと思っています。
だから当然選ぶべきなんですが、このチームの欠かせないパーツは、テイタムなのか、ブラウンなのか!?
数字に制限がないなら両方入れたいぐらいですし、両方入れるかもですが、人によって分かれる気がします。個人的には好みを優先してテイタムをひとまず入れておきます。
(プレーオフでの活躍によっては、ブラウンに変更するかもですし、2人入れるかもです)


8、ステフィン・カリー(ウォリアーズ)

僕が最も大好きな選手です。
今年のウォリアーズは期待を下回る出来だったので、選ぶべきか迷いましたが、カリーだけは素晴らしい活躍を見せていますし、一応西6位に滑り込んだので問題なく選出していいかなと。


9、ディアロン・フォックス(キングス)?

西3位のキングスは、非常にオフェンシブなバスケを展開していて、観ていてとても楽しいチームです。
ただ、これは僕の不徳の致すところですが、あまり試合を観られていません(どうせ落ちると思ってた)。
2月ぐらいから慌てて見始めたので、きちんと精査できないです。
見た感じ、フォックス&モンクの爆発力は凄いし、要所で効いているハリソン・バーンズもいいし、サボニスも活躍していますし、チーム力で勝っているんですよね(セルティックスもそうですが)。

こういうチームの場合、選手個人というよりもユニットで選びたい気がしますし、正直バーンズのような渋い選手(スマートとかも)が好きなので入れたいんですが、オールNBA選手に入るのは、華のある選手。となると、フォックスでしょうか。


10、デビン・ブッカー(サンズ)

西4位ですが、西地区優勝候補筆頭だと思っているサンズから、POクリッパーズ戦でも大活躍のブッカーを選出。
今までの活躍を見る限り、プレーオフでもヘタレないでしょうし、文句なく入れていいと思います。


11、ドノバン・ミッチェル(キャバリアーズ)

今シーズン更なる躍進を遂げたキャバリアーズの起爆剤。
ジャズを飛び出して、新天地でも大爆発中です。
ただ、プレーオフでは苦戦しているのが難点ですが、キャバリアーズはプレーオフに出ただけでも偉いので入れちゃいます。


これで残りは4人ですね。

お悩み枠

1、ジェイレン・ブラウン(セルティックス)
 
テイタムのところで書きました。

2、ジャ・モラント(グリズリーズ)
3、ジャレン・ジャクソン(グリズリーズ)

モラントは、プレイは素晴らしいとは思うんです。
ただ、スキャンダルの数々や、負傷欠場もあって入れづらいです。
しかし西2位のグリズリーズから誰を入れるんだ? となると、真っ先に思いつくのがモラントなのも間違いないところで……。
最優秀守備選手に入ったジャレン・ジャクソンですが、にわかなので守備の事はイマイチわかりません。
しかし、毎試合のようにファウル・トラブルに見舞われる選手が最優秀守備選手? って言うのはかなり疑問です。


4、ジミー・バトラー(ヒート)

お悩み枠の中では、限りなく、入れようかなぁと思っている選手です。
バトラーが加入してから、ヒートは劇的に強くなりました。
(アービングとは大違いですね。個人的にバスケはチーム・スポーツなので、チーム成績は加味したいです)
今年は東第8シードと苦戦をしましたが、一応プレーオフには出ていますし、
プレーオフでは大爆発しています(彼もブッカーと同じで、プレーオフでヘタれることはないでしょう)。
1回戦を突破したら確定で入れたいです。


5、ルカ・ドンチッチ(マーベリックス)
6、シャイ・ギルジャス・アレクサンダー(サンダー)


ドンチッチは本来なら確実にベスト15に入る選手ですし、オフィシャルでもきっと入るでしょう。
実際素晴らしいプレイを見せてくれました。
ただ、マーベリックスが今シーズン随一の『期待外れチーム』に終わってしまったという事実が重くのしかかります。
ドンチッチのせいだとは全く思っていませんが、西11位のチームから選ぶのはなんか違う、と思ってしまうのは事実です。

シャイの方は、予想外の大活躍を見せたサンダーのエースですが、こちらも不徳の致すところながら観れていません。
また、サンダーも結局はプレーオフを逃したわけで……。
個人成績を重視する方なら、間違いなく入る2人でしょう。

リラードも素晴らしい活躍をしているんですが、ドンチッチやアレクサンダーですらお悩み枠なので、
それよりもチーム成績が下のリラードは<(_ _)>

7、ドリュー・ホリデー(バックス)
8、アンソニー・デイビス(レイカーズ)


ブラウンと少し立場が似ています。
バックスから2人目を入れるなら、ホリデー。
レイカーズから2人目を入れるなら、デイビスです。

ただ、バックスはプレーオフで大苦戦しているんですよね。
バックスが東決勝にでも上がろうものなら、ホリデーは確実に入るのですが。
レイカーズのデイビスも割と立場は似ていて、レイカーズからはレブロンを入れちゃってるしなぁ、っていう。怪我の多さもマイナスポイントです。


9、トレイ・ヤング(ホークス)

個人的にはあまり評価していない選手です。
ホークスがプレーオフで勝ち上がるなら入れます。

10、ジェイレン・ブランソン(ニックス)

地味だけど良い選手なんだよなぁ、ブランソン。
今シーズン、カムバックしてきたニックスの新エースです。
ブランソンを放出したマーベリックスは本当にバカだと思います。
(半分、結果論ですが。ティム・ハーダウェイの調子が3年前に戻れば、ブランソンなしでも戦えたでしょうし)
1回戦を突破したら、入れたいと思います。


こういうの、絶対誰か忘れているんですよね。
というか、書いてる最中にブランソンとミッチェルの事を忘れかけていましたし。

あと、やっぱりロールプレイヤーも入れたいんだよなぁ。

ここでは入らないと思いますが、個人的にはバックスから2人目を入れるならホリデーよりも
ブルック・ロペスを推したいしなぁw








CLベスト4展望記事

☆ レアル・マドリ―VSマンチェスター・シティ

事実上のファイナル。
マンCファンだけに、レアルが不気味で仕方ない。
特にレアルはリーグ戦を捨ててターンオーバーができる上、セバージョスも調子を上げており、控えの層も充実している。
カマビンガのサイドを、マフレズが突けるかどうかが鍵。
ヴィニシウス対策に対人守備トップクラスのウォーカーを使うか、ビルドアップを重視したストーンズ&アカンジを起用するのかが気になる。

マンCファンだけに、ネガティブにレアル65・35マンCで予想。


☆ ACミランVSインテル

ミラノダービーという事で、さぞイタリアの方は盛り上がっているに違いないが、
個人的にはナポリが脱落した時点で、テンションだだ下がりである。

不安定な戦いが続くインテルだが、目指すスタイルはミランよりもインテルの方が好み。
加えて、ミランには相性が良い印象がある(イタリア・スーパーカップと直後のリーグ戦の影響)。
ミランの攻撃がテオ&レオンの左サイド偏重なのは間違いないが、ナポリ戦では右サイドにブラヒムを置く変則的な布陣で、サイドのバランスを整えていた。
インテルは右サイドに攻撃的なドゥムフリースではなく、バランス型のダルミアンを置き、ミランの左サイドを封殺できれば、中盤の争いではインテルに分があると見る。

勝ち抜け確率はミラン40:インテル60。





両方外したら笑ってくれww

いいわけ抜きで、こういう予想記事って『真面目に』予想して、なおかつ『それが外れる』のが面白いんだよな。

CLベスト8展望 答え合わせ記事

赤字が今回の追記。黒字は以前書いた文章

左の山と右の山で明らかに難易度が違いますが、ようやく欧州ベスト8が決まりましたね。


☆マンCVSバイエルン 51%:49%

現在世界で最もエキサイティングなサッカーをしている、
3チームのうちの2チームがここで当たるのは実に勿体ない。
もちろん、最も期待値の高いカードだ。

個人的にマンCファンなのだけど、レアルの次に嫌な相手を引いてしまった
(しかもここに勝てた場合も、次にレアルと当たる確率が高い)。

どちらもポゼッション&アタッキング・フットボールだが、
レバンドフスキという絶対的なフィニッシャーが去ったバイエルンと、
ハーランドという絶対的なフィニッシャーを得たマンC。
去年とは全く反対の立場になっている。

実力的にはほぼ互角。50:50でもいいぐらいだが、こういう予想はそれじゃつまらないので1%だけマンCを有利評価した。

終わってみればマンCの圧勝。やはり試合直前のナーゲルスマン解任はマイナスに響いた。
ロッカールーム内のゴタゴタも聞こえ、試合中もマンCがわざと出したボールを返さないなど、
試合内容・王者としての威厳風格ともに損ねる、最悪の惨敗。


☆レアルVSチェルシー 70%:30%

去年はチェルシー→マンC→リバプールとプレミア勢に3連勝して優勝したレアルは、
今年もリバプール→チェルシー→(マンCorバイエルン)と、
まるで去年のデジャブのような流れになっている。

実力以上に『謎のCL力』を発揮するのがレアル・マドリ―で、
大したサッカーもしていないのにジダン監督時代は3連覇をしていたし、
去年は常に劣勢から大逆転勝利を連発。
CLの神に愛されているチームといえる。

そのレアルに対して、最近少し調子が上がっているチェルシーだが、
頼れるフィニッシャーがいないのは痛い。
レアルの左サイドのヴィニシウスVSチェルシーの右サイド、リース・ジェームズの主導権争いが最も見どころだが、中盤の質も含めてレアルの方が優勢だと思う。

ちなみに次のラウンドでレアルVSマンCが決まった場合、またもレアルが勝ちそうで個人的には怖い。

ヴィニシウスVSリース・ジェームズがキーになるのは当てたぜ!
勝利チームも当てたけど、ここは力の差が歴然だったので何とも

☆ナポリVSミラン 67%:33%

セリエAで無敵を誇るスペクタクル・ナポリと、勝ち点23差をつけられているミランの試合。
別大会ゆえこんな事を言うのも野暮だが、
勝ち点23差もつけられているミランが勝つというのも何とも興ざめだと感じる。

今シーズン最大のサプライズ・チームがナポリで、CL、セリエA両方でクワラツヘリア→オシメーンのホットラインが炸裂中。
ミランの攻撃は左サイドのテオ&レオンだけが頼りだが、
クワラツヘリアVSテオのマッチアップも、クワラツヘリアが優勢に感じる。

個人的にこちらの山はナポリに勝ち進んで欲しいと感じている。


セリエAで0-4で負けた流れのまま、ミランに『デバフ』をかけられたナポリは自慢の攻撃力を発揮できずに姿を消した。悲しい。大外れですね。

☆インテルVSベンフィカ  47%???:53%???

申し訳ない。ベンフィカについてほとんど観ていないため、展望が書けない。

ポルトガルリーグ勢はFCポルトとスポルティングCPに注目しており、
さすがに3チームは見なくてもいいかなという判断のもと、ベンフィカはスルーしていたのだが、
現在ポルトガルリーグを独走しているのはベンフィカである。

もちろんリーグ戦とカップ戦は違うので何とも言えないが、
あのポルトに勝ち点10差をつけて首位に立っている(=ポルトよりも強い?)と考えると、
ポルトにも大苦戦したインテルの方が不利といえるのかもしれない。

ベンフィカは同じイタリア勢のユベントスに2連勝し、ユベントスを蹴落としたチームでもある。

インテルに関しては、一人旅を続けるナポリを除けばセリエAの中で最も(つまり2番目に)面白いサッカーをしていると感じる。
チャルハノール、ムヒタリアン、バレッラで組む中盤も見ごたえがあり、
個人的に今シーズンのセリエAはよく見ているので、インテルの方に愛着があるのだが、
何せベンフィカに詳しくないので何とも言えない。


ここはインテルの調子のみで予想したので、予想が外れてもやむなし。
とはいえ、結構な確率で外してますなww

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