2023年04月

三国志9PK 219年劉備

タイトル通り219年の劉備でクリアしました。

「三国志」シリーズは、2、3、4、6、そして今回の9とやっていますが、
208年以降のシナリオでプレイした記憶がないですね。

三国鼎立後のシナリオは初体験です。
やっぱり、最初の方の、小勢力がワチャワチャしているのが好きなんですw


さて、劉備でプレイしましたが227年には中国統一してしまいました。
わずか8年弱。
歴史を知っている身からすると感慨深いですね。
別に、蜀贔屓シナリオ「超・三国志」なんて選ばなくても普通にクリアできるじゃん。


歴史ではこの時期、関羽・馬良・周倉などが殺され、
復讐に猛った劉備・張飛・黄忠なども陸遜の返り討ちにあい、多くの武将がいなくなって一気に衰退へ向かう蜀ですが、
こちらはそんなヘマはせず。
あと、寿命の関係が今回もよくわからず、227年になっても王甫と法正と周倉は亡くなっていましたが、
劉備・関羽・張飛・黄忠などはピンピンしていました。他国では曹操が寿命で亡くなっていました。
よくわかりません。

歴史では孫尚香はこの時期、劉備の元にいないはずなんですが、いてくれるのは(ミスとは言え)嬉しいですね。
三国志9は昔のゲームなので、女性武将がほぼいなくて寂しいです。

三国鼎立なのでバランスを取って、孫権と手を結ぶのが正史ですが、はっきり言って孫権の方がウザい! 江陵に進軍しまくってくるの、孫権ですし。
曹操に一度永安を取られましたが、それ以外は大人しいもの。
そんなわけで、孫権・曹操どちらとも結ばずガチの三つ巴決戦をやっていました。
最初の2年ぐらいは少し危ない場面もありましたが(荊州南郡を孫権に取られ、永安を曹操に取られた時期)、
圧倒的な武将の質。
そして、離間&ストーキング登用で、許緒・夏侯惇・曹彰・曹仁・周泰を手に入れ、
既にいる五虎将軍+魏延と武闘派はバッチリ。
軍師も寿命で亡くなるまでは非常に頼りになった第2軍師法正、第1軍師諸葛亮、
しょうえん、ひい、董允、馬良、馬謖(馬謖データ高いな!)、そしてなぜか在野で流れてきた鄧艾(まじで大活躍)の力もあって、国力を充実させた蜀は、
魏&呉と同時に闘いながら、まずは呉を滅ぼし、そして魏も滅ぼしたのでした。

力でのごり押しが多かったので、あまり書くことがないなw


やっぱり最初の3年ぐらいの、お金もお米も足りないのをうまくやりくりしている時期が一番楽しいですね。




伊藤計劃「ハーモニー」感想(バレあり) 83点

前置き

<rule:number>
 <i:いろいろと知ったかぶりをしますが、間違っているところは多々あると思います>
 <i:「ハーモニー」内の文体を真似して書いていますが、筆者は英語は不如意です。ましてプログラム言語など全く分かりません>
</rule>

脳と身体の主従関係

「こころ・魂・意識」。

肉体という不便な檻の中で、その道具を操っていく『脳』。
人の『意識』は『脳』から生まれ、老朽化していく肉体という道具を動かし、目的を達しようとする。

<list:item>
 <i:刺激が欲しい>
 <i:充実感が欲しい>
 <i:皆に尊敬されたい>
 <i:安らぎが欲しい>
 </list>

<question>
 美味しいものを食べる? ステーキ? ラーメン? フレンチ料理?
 ライブに行く? スポーツ観戦? バンジージャンプ?
 風俗店に行く? コスチュームプレイ? 初めての土地への旅行?
 本を読む? 映画を見る? ドラマを見る? オーディションを受ける?
 やりがいのある仕事をする? 子育てをする? 
 趣味のサークルに参加する?
 陸上部の大会で全国大会優勝する?
 炎上タイトルをつけてPV数を伸ばす?
 好きな人に膝枕をしてもらう? アロマを炊く?
 毛布にくるまって、ゆったりした音楽をイヤホンで聴く?
 温泉に行く? マッサージを受ける? etc etc etc
 </question>

こうした『意識』の欲求を叶えるために利用されるのが『肉体』だ、
という考え方は、
SF小説ではフィリップ・K・ディックや、神林長平などの作品に見ることができます。
『意識』を『肉体』から分離し、データ化することで、『バーチャルリアリティ』を生きるといった作品なども、割と受け入れやすい発想で、好きなテーマの一つです。。

魂の駆動体

魂の駆動体著者: 神林 長平

出版社:早川書房

発行年:2000

Reader StoreブックパスAmazon

一方、本書では真逆の疑問がつきつけられます。

つまり、『意識』も『肉体』の一部であり、むしろ『肉体』の必要に応じて進化発達するもの、という考え方です。
生物学的にはこちらの方が正しいような気もしますが、『意識・魂』を主人とする作品の方により多く接しているため、この逆転の発想には驚かされました。

既に不要となった意識

「個性が大事」とは誰が言ったのでしょうか?
人間社会では、「多くの個性」は排撃されます。
特に日本ではそれを強く感じます。
「最大公約数」的な、「均一」で、「枠から外れない」事を、
「人目を引かずに」、「皆と同じように」生きる事を、多数の人は選択します。

「ブーム」が起これば、「流行語」が流行れば、多くの人はオートマティックに桃の天然水を飲み、食べるラー油を食べ、タピオカミルクティーを飲み、
「KY」「ぴえん」「あたおか」「あね」などの個性を廃した言葉が溢れ、
そしてあっという間に忘れ去られます。

かわいさを目指す少女たちは、『量産型』『地雷系』『ギャル系』といった既に用意された枠組みの中でのみ、個性を発揮する事が許され、
結果、数パターンのみの、「どこにでもいる/替えが効く/かわいい少女」が量産されることになります。

<stunned>
迷惑行為で注目を浴びたい、という頭の悪い人々ですら、やる事といえば
スシローの醤油をなめたり、くら寿司で他人の注文を取ったり、
迷惑行為ですら独自性というものがありません。
(別に、独自性を発揮しなくても良い分野ですが)
</stunned>

話題作が出ると皆がそれに飛びつき、「あつまれどうぶつの森」「ポケットモンスター」「Apex」「原神」「スプラトゥーン」といった言葉が乱立します。

<confusion>
「三国志9」(2002年発売)を2023年4月にプレイしており、その前は「ドラクエ将棋」をプレイしていた私は、ゲーマーであるにもかかわらず、誰とも話があいませんw
</confusion>

といった具合に、伊藤計劃氏が描く『生命至上主義』の未来社会の均一さは、既に現代日本においても現象化されているように思います。

こうした均一社会をサバイブする人々にとっては、『意識:感情』というものは邪魔なだけ。
気の合わない他人にニコニコ合わせ、
興味のない流行りものに飛びついて他人と話を合わせ、
自分らしさを出すのではなく、他人に後ろ指を指されない範囲内でみんなと同じメイクをする人々。
鞄につけたキーホルダーだけが、ささやかすぎる『個性』の主張。
しかし、それがこの社会を乗り切るうえで一番有効な処世術だと私は思います。
こうした人々に、『意識:感情』は果たして必要でしょうか?
ただ機械的に、社会が要求する行動を取れば、それが一番円滑に生きられるのです。

ですから、いくら皆がバカらしい行動をとったとしても、合わせる必要がある以上、そこに「ストレス:退屈」といった要素はかえって有害です。

本当は、髪の毛をドレッドヘアにしたいと思っても、それができるのはかなり気合の入った人だけで、大抵の人はボブカットやウルフカットなどで我慢し、にもかかわらず「かわいいと言われたい!」という『欲求』だけが空回りしてネットに自撮り写真をあげて、
心のこもらない「かわいい」といったリプライをもらって、10分で消えるような束の間の幸福感を得るのです。

まぁ、そんな人は大量にいますから、もっと「かわいい」と言われるためには、セクシーな画像をあげたりとエスカレートする人もいますが、それすらも、そんな人はたくさんいるのです。
それに飽き足らないと、迷惑行為で炎上するわけですね。
それもこれも、『目立ちたい』という『意識』があるからなのです。

なので、本書『ハーモニー』における『肉体にとって必要がなくなった、意識を消す』という
『人類補完計画的』なエンディングは、むしろ自然な成り行きでハッピーエンドではないだろうか、とすら思いました。

少なくとも『ハーモニー』の世界にはいじめはなく、慈しみがあり、病は撲滅されています。
娯楽面では相当貧弱な気がしますが(暴力描写がちょっとでもあるとダメっぽいので……ジェイン・オースティンでも読みますか……)、そこを除くと、悪い部分(社会の均質化)は
「なんだ、今の日本と変わらないじゃん」と思ってしまうわけです。
そして、そんな世界で生きるなら「意識」などない方が良いに決まっています。

どうせ、ヒステリックなPTAママのように
「暴力描写など、悪影響を及ぼす娯楽」は厳禁ですし、
健康第一のために「体に良いモノ」を反強制的に食べさせられる
(ラーメン二郎なんてもってのほかw)社会なのですから。

そうして、<Watch Me>の健康アドバイザーの指示や、
巧妙に教育・洗脳された世界で、モブキャラクターとしてこの世界の片隅で暮らし、モブのような子供を生み、育てていけば、人類は勝手に繁栄するのです。

この社会を僕が肯定するかと聞かれると、本音を言えばNoです。
しかし、現在のような中途半端な「均質化社会」は息苦しいだけなので、
それなら「息苦しいと感じる意識」がなければ楽なのにな、といつも思います。

「意識」がない、「自我」がない、「わたし」がない。
それは、強烈な変人として、社会に適合しようと考えたこともなく
その結果孤独に生きる社会不適合者としては、
ある意味で恐怖であり、ある意味で救いでもあるのです。

</body>
</etml>

レイ・ブラッドベリ「華氏451度」自分用メモ

あらすじから

割とシンプルなストーリー。

3章構成で、主人公は焚書官(消防士 fire man)。本を見つけて焼く仕事。
未来世界は本がなく、ひたすら中身のないテレビを見続けて心を病んでいる人々が多数派。
主人公モンターグの妻ミルドレッドもそんな一人である。

1章では、消防士の仕事を続けるモンターグが、クラリスという一風変わった少女と出会うところから始まる。
クラリスは突拍子もない行動を取り、『均一化された』一般人とは全く違う思考方法を取るのだった。

モンターグは以前から、本に密かに興味を持ち、少しずつ現場から本を盗んでいた。
しかしモンターグが、本に傾倒していくのは恐らくクラリスとの出会い、
そしてある日の仕事で、本と共に焼け死んでいく老婆を目にしてからだと思う。
更に、その際にモンターグは聖書を手に入れる。


2章では、老婆の発言を足掛かりにフェイバー教授と出会う。
フェイバー教授は臆病ながら、現代の風潮に批判的な老人だった。
モンターグはフェイバーに協力を仰ぎ、遠隔で繋がるが、
モンターグは妻やその友だちたちの愚かさにウンザリしてしまい、とうとうキレてしまう。
モンターグの上司はベイティというインテリで、本をそれなりに読んでいながら、焚書官になっている悪役。
様子のおかしいモンターグを疑うように、隊長はモンターグを牽制し、最終的にはモンターグ家に出動するのだった。

3章では、ミルドレッドの通報によりベイティが出動したことを知る。ミルドレッドは去る。
モンターグは自分の家を、そしてミルドレッドとの生活を焼き尽くす。
その後、逮捕しようとするベイティがモンターグを殴り、フェイバーのイヤホンに気づく。
フェイバーを逆探知しようとするベイティをモンターグは焼殺し、逃亡する。

モンターグはフェイバーの家を目指して逃走する。
一度、愚連隊(暴走族)にひかれかける。クラリスを殺したのは彼らではないか、とモンターグは疑う。
「宣戦布告」がなされた事、核戦争が始まった事を知る。

フェイバーの家に無事たどりついたモンターグ。
テレビではモンターグ追跡劇が始まった事を大々的に流している。
匂いを追跡する猟犬が解き放たれる。
フェイバーに衣装を借り、フェイバーに迷惑をかけないようモンターグの匂いをワインでかき消す。
猟犬は迷った末、フェイバーの家には立ち寄らず去った。

モンターグはフェイバーのアドバイス通り河沿いに広がる、使われなくなった廃線路を逃げる。
そこは、思想犯たちが逃げていく道だという。
やがてモンターグは、秘密の集落へとたどりつく。
そこでは、人々が自らを1冊の本として、暗唱できるように訓練するという形で『口承文学』として
本の内容を伝える集落だった。
テレビでは、偽のモンターグが殺されていた。彼を逮捕できないとメンツにかかわるため、無辜の民が殺されたのだった。

やがて、核爆弾が破裂し、都市部は壊滅する。
戦争が終わった後、本が必要になるかもしれないという希望を基に、集落でモンターグたちは生き続ける。


感想

スマホをずっといじり続けている人々、緊迫する国際情勢に国民が無関心になるようくだらない番組を流し続けるテレビ、本を焼くことで「考える力や共感力」を失う人々の姿がよく描かれているSFで、古典ともいえる。
ひっきりなしにそこら中でCMを流し続ける姿も現代を予見している。

ブラッドベリにはおなじみの焚書をテーマに描いた長編。
(「火星年代記:第二のアッシャー邸」をはじめ、「アッシャー邸」ものは別短編にも登場。こちらも焚書に抵抗する話である)


ただ、ブラッドベリ的な大らかさもあって、一番気になるのが『放射能』の影響に無頓着な事だったりする。
モンターグたちの秘密の集落は、『都市』から徒歩でせいぜい1日程度の川辺だったはずだが、大丈夫だったのだろうか? そして、生き残った人たちの様子を見に行くエンドだが、これまた大丈夫なのだろうか。いや、大丈夫ではないw
これは、普段のブラッドベリ・SF(素敵な・不思議)を愛する僕にとっても、
本書は(一応)真面目に書かれたディストピア小説だと思われるので、大きなマイナスポイント。

核の恐怖を描いた作品としてはネビル・シュートの「渚にて」、
メディア操作とディストピアを描いた作品としてはジョージ・オーウェルの「1984年」に劣ると思う。

やはりブラッドベリは「短編の人」なんだろうなぁ、と強く感じた。


記事検索
月別アーカイブ
アクセスカウンター
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計:

プロフィール

fee

カテゴリ別アーカイブ
QRコード
QRコード
  • ライブドアブログ