2023年05月

三国志9 「英雄集結」曹操プレイ (随時追記 5/31クリア)

英雄集結シナリオは初めてなのですが、まさかこんなに大変だとは思いませんでした。
チョイスしたのは曹操。
普通に考えて強そうじゃないですか。
実際、強いです。

初期で配下は驚愕の74人!!
文は郭嘉・司馬懿・荀彧・荀攸・程昱・ショウヨウ・鍾会・曹操本人
武は許緒・典韋・夏侯惇・夏侯淵・曹彰・曹仁・鄧艾・羊祜・楽進・曹洪がおり、
カク・張苞・文鴦・顔良・文醜・周泰・華雄を配下に。


スタート地点は陳留。しかしとにかく金がない。米もない。76人の給料なんて払えないよ!!
そしてゲーム開始後3か月が経過すると、突然、周囲が一斉に戦争を始めます。
我が曹操は陳留から汝南に進駐しました。
戦争が始まると、許昌のコウチュウ・濮陽の劉岱という弱小勢力を倒します。
また、登用の関係で宛も手に入れました。

そうしたら汝南には袁術、その後は寿春から孫堅が襲撃してきます。
濮陽には張角・韓馥が連合を組んで交互に攻め込んできます。
陳留には洛陽から何進が攻め込んできます(何進は馬騰・張魯と合併しています💦)
宛には董卓が攻め込んできます。
これが同時ですwww

お金がないので、貢ぐことすらできません。
こちらも宛から長安に進出しましたが、各地で激戦が繰り広げられており、
全く気の休まる暇がありませんw

これ、普通のシナリオより難しいですね。
曹操オールスター軍団は、劉備・孫堅以外は大して怖くないかと思っていたのに、全然そんな事なかったw

開始から2年。とにかくお金が足りません。

_____________________________________________________


戦争・戦争・金欠・米欠・また戦争。
長安には西・北からは馬超(何進殺→何晏殺→馬騰殺→馬超)が押し寄せ、
南からは董卓が押し寄せ、
濮陽には張梁(張角殺→張宝殺→張梁)が押し寄せ、
洛陽には呂布が押し寄せ、
汝南には孫堅が押し寄せ……
そして、反曹操連合が組まれて、袁紹と公孫瓚と王朗以外の全ての勢力がこちらを敵視……。

俺が何をしたっていうんだ……。
都市数は孫堅と同じ、兵力も孫堅と同じだぞ……なぜ儂が……
こんなにしんどいプレイになるとはw
ある意味歯ごたえがあるけど。楽勝かと勝手に思ってたわ……

とにかく敵が押し寄せてくると都市が荒らされるので、
要塞などを作って何とか都市を戦乱に巻き込まないようにしたいのですが、それでも漏れは出ます。
そもそもお金がないので、内政がほとんどできません。大変ですわぁ。


________________________________________

押し寄せてくる呂布・張梁・韓馥・朱儁(馬超→馬鉄→馬岳→朱儁)を滅ぼし、
高柔(袁紹→袁譚→袁煕→高柔)と公孫範(公孫瓚→公孫範)を降伏させました。

現在、曹操・孫権(孫堅→孫権)・劉備・劉焉・董卓(雑魚化)が残っています。
そしてこの時期になってようやく、お金にほんの少しだけ余裕ができましたが、
それでも年間金2万程度の余剰しかありません。

劉備には金を貢いで、孫権を潰しにかかっています。

劉備が武将100人を抱えていて、しかも襲ってくるのでウザいんですけど、孫権と劉備を同時に相手にできる元気がないので……。

董卓は雑魚なので余裕。劉焉は地理的に隣接していないので放置です。
劉焉も兵士20万ぐらいいて、たまに劉備と戦争しているようなので、劉備の力を少しでも削ってほしいです。

_______________________________________________

孫和(孫権死→孫登死→孫和)を倒し、劉備を倒し、劉焉を倒しました。
江陵で孫権・劉備と激闘を繰り広げ、孫権を大いに削れたところでようやくクリアに青信号がつきました。
襄陽攻防戦で劉備を撃破し、そのまま劉焉も倒しました。

武将は、敵君主と君主一族で登用に応じない人間以外全員登用したので、最終的に550人ぐらいの大所帯になりましたw

有能だった味方武将は(絶対忘れてる人いるけど)


【魏勢】

曹操・許緒・典韋・夏侯惇・夏侯淵・夏侯覇・夏侯玄・徐晃・鄧艾・ホウトク・郭嘉・荀彧・荀攸・司馬懿・ショウヨウ・鍾会・司馬昭・司馬師・陳宮・チョウコウ・張遼・高順・羊祜・文鴦・曹丕・
曹仁・曹彰・曹叡・曹植・曹宙・文聘・楽進・王朗・文欽


【呉勢・前編(比較的活躍期間が長かった武将】

周泰・甘寧・陸遜・陸抗・魯粛・諸葛恪・韓当・陳武・董襲・程普・黄蓋・蒋欽・


【呉勢・後編(クリア間際に仲間になった武将】

孫策・孫尚香・周瑜・諸葛瑾・張昭・チョウコウ・太史慈・虞翻


【蜀勢・前編(比較的活躍期間が長かった武将)

趙雲・黄忠・魏延・張苞・関興・関平・関索・董允・ヒイ・陳登・陳ケイ・麋竺

【蜀勢・後編(クリア間際に仲間になった武将)】

劉備・関羽・張飛・諸葛亮・龐統・法正・ショウエン・周倉・徐庶・姜維・孫乾


【その他勢・前編】

呂布・華雄・田豊・顔良・文醜・沮授・審配・紀霊・祝融・孟獲・兀突骨・カイエツ・郭図


【その他勢・後編】

李儒・劉表・カイリョウ


【惜しくも斬ってしまった人々】

孫堅・孫権・孫登・孫桓・馬騰・馬岳・馬超・袁紹・公孫瓚・董卓・


お疲れさまでした!
絶対何人か抜けがあるよ!


次は、190年曹操でやります。それで、一段落、かな?
「三国志10~13」をやらなかった分、『9』でたくさん楽しんだ感じです。

(11はフリーズのため。12は評判が悪すぎて。10と13は武将プレイなので興味がないです)。

「三国志9」PK211年スタート 劉璋でクリア

前回のこのシナリオでは孫権でクリアしましたが、楽勝だったので、今回は劉璋をチョイス。
さすがに公孫恭・張魯でクリアできる気がしなかったのでw

一応、初期国力はワースト3位ですが、武には張任・文には法正がいるので何とかなります。
多分、長安まで支配下においてる馬超の方がやりにくいはず。まともな文官がいないし。

とはいえ、魏・蜀・呉の猛者たちには武将の質では勝てません。
また、劉璋自身の能力が低いせいなのか、信望が低いせいか、はたまた相性問題か、
こちらの部下が一度敵に捕まると、すぐに相手の配下になってしまいますw


情勢的には北の馬超とは仲良しなので、まずは軽く張魯を蹴散らして、漢中にこもり、時期を待ちます。
荊州に進出したいんだけど、劉備(北部)も孫権(南部)も怖いんじゃ……。
そうしているうちに、在野で流れてきたのがなんと龐統!! 
法正・龐統・張松と揃い、龐統は最後まで軍師の座を務めてくれました。

これでいつものw離間工作ができるように。
許緒・楽進・夏侯淵・周泰・曹洪が来てくれました。
とはいえ、いつもなら来てくれる曹仁とか韓当とか魏延とかは来てくれず。
劉璋、人望ねぇなぁ……。

漢中に引きこもり、内政を充実させて国力を蓄えていると、反曹操連合が組まれます。
全く曹操には恨みがありませんが、イッチョカミして積極的に曹操に挑む劉璋。
荊州よりk前回のこのシナリオでは孫権でクリアしましたが、楽勝だったので、今回は劉璋をチョイス。
さすがに公孫恭・張魯でクリアできる気がしなかったのでw

一応、初期国力はワースト3位ですが、武には張任・文には法正がいるので何とかなります。
多分、長安まで支配下においてる馬超の方がやりにくいはず。まともな文官がいないし。

とはいえ、魏・蜀・呉の猛者たちには武将の質では勝てません。
また、劉璋自身の能力が低いせいなのか、信望が低いせいか、はたまた相性問題か、
こちらの部下が一度敵に捕まると、すぐに相手の配下になってしまいますw


情勢的には北の馬超とは仲良しなので、まずは軽く張魯を蹴散らして、漢中にこもり、時期を待ちます。
荊州に進出したいんだけど、劉備(北部)も孫権(南部)も怖いんじゃ……。
そうしているうちに、在野で流れてきたのがなんと龐統!! 
法正・龐統・張松と揃い、龐統は最後まで軍師の座を務めてくれました。

これでいつものw離間工作ができるように。
許緒・楽進・夏侯淵・周泰・曹洪が来てくれました。
とはいえ、いつもなら来てくれる曹仁とか韓当とか魏延とかは来てくれず。
劉璋、人望ねぇなぁ……。

漢中に引きこもり、内政を充実させて国力を蓄えていると、反曹操連合が組まれます。
全く曹操には恨みがありませんが、イッチョカミして積極的に曹操に挑む劉璋。
荊州より北の中原を手に入れ、宛あたりまで勢力を拡大しました。
更に徐州も手に入れるべく進撃を続けていくと、背後から劉備や孫権(特に劉備)が襲ってきます。
何やねん……お前が反曹操連合とかいうから参加してやってんのに……。

この時点で、劉璋兵士20万・劉備20万・孫権20万・曹操30万といった感じ。

金だけは豊富な劉璋軍、適度に金を与えつつ徐州まで進出しましたが、
永安を奪われてしまいました。
しかもその際に、我が軍最強の許緒を斬首しおった……。劉備絶対許さん……。
と思ったけど、場所的にもこのまま曹操を追っていった方が得策。
濮陽から、黄河を渡って平原を力づくで奪います。

ここで、矛先を変えてだいぶ弱っている孫権から、汝南・寿春付近を奪い、建業にまで進出。
孫権を斬り、後継者の孫瑜を降伏させました。

(いつの間にか、孫権は10万まで減ってた。劉備20万・曹操20万・劉璋30万というバランス)。


これで鄧艾・陸遜・呂蒙・魯粛らが加わった劉璋軍(甘寧はなぜか劉備配下に)。

平原からギョウを狙う一大決戦に見事勝利し、司馬懿・夏侯惇らも配下に加えます。
曹操は寿命で亡くなり後を継いだ曹丕を北の方に追いつめ、最後には降伏させたところで、
こちらの劉璋も寿命で亡くなりました。

んー、本来なら息子の劉循に後を継がせるべきなんだけど、能力値抜群でまだ若い鄧艾を後継者に選出。
劉璋ゆかりのキャラで……とも思ったけど、法正・厳顔など寿命が怖そうなキャラばかりで、
張任が君主というのもなんか違ったんで……。

劉璋改め鄧艾軍は、いよいよ宿敵劉備に向かいます。
なぜか劉備は兵士10万で雲南に立てこもってるんですが、都市の耐久値が90というオンボロ城。

僕は普段、衝車作戦は使わない人なんですが、今回ばかりは使いました。
衝車突撃で粉砕すると、敵兵士10万は散り散りになってしまいました。

許緒の仇として斬ってやろうと思っていたけど、なんか滅亡して捕虜になってたので殺さず登用。
今更、関羽・張飛・趙雲・諸葛亮などが来ましたが、さすがに今更感。

残った馬超が、最近喧嘩を吹っかけてくるので(まぁ吹っかける相手が僕しかいないので仕方ないが)、サクっと返り討ちにしてクリア。


なんだろ。
絶対的なピンチは全くない代わりに、武将の質で無双できないので、堅実に着実に天下統一した感じでしたね。
クリアが225年春なので13年ぐらいかかってるし。

初期の漢中に引きこもって内政していた雌伏&至福(内政好き)以外は、なんかあまり劉璋っぽくないプレイになっちゃいました。
成都・江州・梓潼・漢中の4都市は関所に守られているので引きこもりやすいですね。
関所がない永安を劉備に奪われたのも象徴的です。

まぁ、劣化版劉備みたいな劉璋ですけど、クリアしましたよっと。


次は190年曹操か、「英雄集結」シナリオの曹操でやります。



高い窓 感想

鮮烈な印象を残す、『高い窓』

本作は、前回紹介した「水底の女」と並んでミステリ要素の強いチャンドラー作品だと思う。
チャンドラー作品6作(「プレイバック」以外の長編全部)を再読して、
一番気に入ったのは『ロング・グッドバイ』。

2番手は抒情性を取るなら『さよなら、愛しい人』、
ミステリ要素を取るなら『高い窓』or『水底の女』。

悪女の魅力全開の変化球なら『リトルシスター』。
さすがに悪女の魅力をもってしても『大いなる眠り』は駄作だと思う。

さて、本書『高い窓』の感想……というか、あらすじに進もう。

あらすじ

マーロウはミセス・マードックの依頼を受けた。
マードックの亡き夫が大事にしていた金貨を、義理の娘リンダが盗んで出奔したというのだ。

ミセス・マードックの家から出ると、マードックの息子レズリー(リンダの夫)が訪ねてくる。
感じ悪く凄んでみせるが、それだけだった。
彼はモーニーという人間から借金をしているらしい。
(モーニーというキャラと、モーニングスターというキャラがいるので、一瞬混乱した)

古銭商モーニングスターの事務所に電話をかけ、ミセス・モーニングスターと接触しようとするマーロウ。
ミセス・モーニングスターは、以前リンダがルームシェアしていた相手だ。

彼女を訪ねると、バニヤーという男がタフぶって邪魔をしているが、ヘミングウェイという愛犬がマーロウに懐いてしまい、台無しになってしまう。
情報は何もなかったが、シフティという運転手から協力を得た。
(しかしその後、シフティの協力を得たシーンはなかった気がするがw)

ここで登場したのがフィリップスというへぼ探偵。
マーロウを尾行していたので捕まえた。(なんだか、殺されそうなキャラだなと思ったら、やっぱり殺されてしまったw)

フィリップスはリンダに雇われたらしい。
フィリップスは、怪しい男に尾行されているらしく怯えていた。

古物商のモーニングスターをマーロウは訪ねる。
リンダが盗んだ(と思われる)コインが持ち込まれたのかどうか、調べに行ったのだ。
だが、モーニングスターはそのコインについては知らないと言った。
その後マーロウは聞き耳を立てたところ、モーニングスターは男がコインを見せに来たという話が聞こえた。

フィリップスの住居まで彼に会いに行くと、フィリップスは死んでいた。
マーロウはフィリップスのアパートの管理人に話を聞きに行く。
上階では騒音をまき散らすDV男が住んでいた。
彼は銃を振り回したが、やがて彼は、自分が振り回している銃が自分の銃ではない事に気づいた。
誰かが銃をすり替え、その銃から弾丸が発射されたのだ。

ミセス・マードックに電話をすると、彼女の元にコインが戻って来たと話した。
モーニングスターは死んでいた。

あらすじ2

モーニーの秘書、プルーにマーロウは会いに来た。
プルーのバーに行くと、リンダがバンドに戻って来たという話だった。
結婚生活から出奔し、バンド出演していたらしい。

マーロウはリンダと話すが、例のコインについてリンダは知らないらしい。
25000ドルもらえれば、離婚してあげるとリンダは言う。

ミセス・マードックに今までの事情を伝えに行く。

金貨を盗んだのはレズリーだった。モーニーへの借金返済のためにコインを渡したのだ。
彼は、リンダがどこにいるかも最初から知っていた。
マードックの秘書であり、マードックに虐げられているマールは、レズリーに同情的のようだった。
マールはマードックに恩義を感じているのだが、マードックは意図的にマールの古傷を抉っているのだった。

余談(愚痴)

しかし、元々はミセス・マードックのコインと、リンダの失踪騒ぎだったはずなのに、
いつの間にかへぼ探偵フィリップス殺しの話がメインになるので、こちらとしても困惑する。
モーニングスターに至ってはほとんどスルーされている。

もう慣れっこになってしまったが、複数の事件を展開しながら、片方の事件を完全に後回しにするのはチャンドラーの悪癖だと思う。
読んでいる人間としては、ミセス・マードックがコインをどうやって取り返したのかと、
リンダ&レズリーの関係性が知りたいのであって、
フィリップスの殺害事件など真底どうでもいいわけで。

チャンドラーはいくつかの中編をミックスして、長編を作っているという話を聞くけれど、それがうまくいったのはそれこそ『ロング・グッドバイ』1作だけじゃなかろうか。

あらすじ3(結)

精神状態を破壊されたマールが、マーロウのもとにやってきた。
ミセス・マードックは、バニヤーから脅迫を受け、お金を何度も強請られていたらしい。
マールはバニヤーの家に行き、彼を殺したとマーロウに言った(これは嘘。殺したのはエリザベスの息子レズリー)。

マールは以前、マードック(エリザベスの夫)に触れられて恐慌をきたし男性恐怖症になり、気絶した。
そして気づいてみると、マードックは高い窓から落ち込んで死んだ。エリザベスが嫉妬のあまり、突き飛ばしたのだ。
その、マードックが窓から落ちる瞬間の写真をバニヤーが撮影し、強請っていたのだ。
そしてエリザベスは、マールがマードックを殺したと刷り込むように洗脳していたのだ。

この呪われた家、マードック家から秘書のマールを連れ出し、実家に送り届ける。
それが本事件のマーロウの最後の役割となった。

感想

初読時、最も印象に残っていたのはこの作品だった。
それはやはりラストシーン、『高い窓』から突き飛ばされた男の姿。
そしてエリザベスという、意外な犯人。
大抵ミステリというのは、『最もいけ好かない老人』というのは犯人じゃないものなんだがw

で、へぼ探偵フィリップスと、古銭商モーニングスターはなぜ殺されたんだっけ?
多分、コイン偽造関連の別事件の方なんだけど、メイン(?)のマードック事件と絡んでないから興味がなさすぎる……。
プロット解析と言いながら、またも適当に読んでしまったではないか……。

「高い窓」にまつわるマードック家の殺人事件と、全く興味を惹かれないコイン事件が並行して語られるのが、相変わらずしんどかった。
前者の事件は結構面白いのだけど。

あ、あと老女が悪女なのであれですけど、本作では若い女性の『悪女』は出てこないですね。
チャンドラーにしては珍しいです。

ところで、最も邪悪だったエリザベスは何の咎めも受けないんでしょうか?
あと、読んでいる最中には、
マールはレズリーを好きなように思えたんだけど、気のせいだったのかな。

NBA カンファレンスセミファイナル展望

ウォリアーズVSキングスがまだ終わっていないのに、CSFが始まってしまいました。

ちなみに、この記事が公開される頃にはナゲッツVSサンズの第1戦が終わっているのですが、
僕はこれから見るので結果は知りません。あしからず。

また、レイカーズの対戦相手が決まっていないので、そちらは決まり次第追記します。


☆西地区

ナゲッツ(1位シード)VSサンズ(4位シード)

事実上の西ファイナルはこのカードな気がします。
ヨキッチ以外に爆発力がない代わりに隙が無く、選手層も厚いナゲッツと、
強大なスターパワーを誇るサンズ。

デュラント・ブッカーの2人を止めることができるのか……ただし、クリス・ポールも含め故障のリスクが付きまとうのも事実です。

予想は 4勝2敗でサンズ。

ただし、僕はナゲッツを応援します!

思いっきり外してるwww まぁでもナゲッツを応援していたので嬉しい。




レイカーズ(7位シード)VSウォリアーズ(6位シード)

しまった、書き忘れている間にgame2まで終了しちゃったよ!!
レイカーズのインサイドVSウォリアーズのアウトサイドという対極の一戦。
4勝3敗でウォリアーズ勝利を予想。

インサイドVSアウトサイドの展開は当たっていたけど、普通に外してるw

☆東地区

セルティックス(2位シード)VSシクサーズ(3位シード)

ここも東の事実上のファイナル、なのかな?
豪華な一戦が実現しました。
構図はナゲッツVSサンズに少しだけ似ていますが、
テイタム・ブラウン・ホーフォード・ロバートウィリアムズ・ホワイト・ブログドン等々、選手層の分厚さは随一のセルティックスに、
ハーデン&エンビードの超強力デュオが挑むシクサーズという形。
ちょっと、チーム力に差があるんじゃないかなぁ。
マキシーやハリスが大活躍すれば話は別だけど……。

4勝1敗でセルティックス予想。

第6戦・第7戦まで観たいカードではあるんですけどね。


4勝3敗でセルティックス勝利。勝ちチームは当てたけど、game7まで行ってるしなぁ。



☆ニックス(第5シード)VSヒート(第7シード)

めちゃくちゃ守り合いになりそうなカードで、個人的には食指が伸びませんw
ただ、こういうガチガチのぶつかり合いが好きな人にはたまらないカードになるでしょう。
また、あまりハイスコアが期待できない、ということはロースコアの接戦が多くなるため、
ブローアウトゲームの確率が低い……そんな気もします。

ニックスを引っ張るブランソンVSヒートを率いるバトラー。
どちらも素晴らしい選手ですが、2番手候補の多さでは若干ニックス。
ランドルはもちろん、クイックリーあたりが着火すると強そう。

と言っておいてなんだけど、予想は4勝3敗でヒート。
ヒートは結構長く見ていて愛着があるという意味で、願望でしかない気もするけど、
プレーオフ・ジミーがゲーム6・ゲーム7あたりで爆誕し、
またしても1人でニックスを粉砕するような気がしています。


こちらも4勝2敗でヒート。
一番予想に近い感じかしらん。


水底の女感想

前おき

本作は、マーロウが足を使って捜査をし、
集めたパズルを使って事件を解決するという意味で、最もミステリチックな作品だと思います。

事件は相変わらず混線しますが、ギリギリのラインで破綻はしていません。
推理可能かと聞かれると、無理だと思いますが、
エラリー・クイーンの『読者への挑戦状』などを見て、「挑戦してみようか」と思える方なら、チャレンジしてみようかと思える程度には、『ミステリ』しています。

一方で面白いかと聞かれると、個人的な好みからは外れます。
マーロウものというよりも、古い警察小説に近い味わいを受けます。
純正ミステリがお好きな方向け、という感じでしょうか。

まぁ、僕の評価がそこまで高くない理由は、またもや悪女が複数登場する割に、魅力に乏しいとかそんな理由だったりするのですが……。

ストーリーに関しては、抒情性で中盤の空白を糊塗した「さよなら、愛しい人」よりも出来は良いんじゃないかと思います。

あらすじ(起)

マーロウは依頼のため、大会社に出向いた。

金持ちの社長夫人、キングズリー夫人(クリスタル)は美人で、レイバリーという愛人もいて放埓な人生を送っていた。
しかし、愛人の元にいると思われていた彼女の行方を誰も知らず、失踪してしまったという。

マーロウはレイバリーを訪ね、その後、レイバリーの隣人のアルモア医師がのぞき見をしているのを見つける。
少しするとアルモア医師から通報を受けた、警官デガルモがやってきた。
アルモア医師は何か後ろ暗いものを抱え、精神も不均衡なようだった。

その後の捜索で、妻に去られた孤独なキャビン管理人のビルと出会う。
ビルは、クリスタルと不倫をして、その日、妻のミュリエルに去られてしまう。クリスタルとミュリエルは、金髪で、ルックスこそ違うものの同じタイプの女性だった。
ミュリエルは以前も一度家出をしており、彼女が残して行った「書きおき(もうあなたとはやっていけません)」は随分古いものに見えたが、ビルはずっと握りしめながら生活していたので古びてしまったと言った。

湖に行くと、その湖底に金髪女性の死体が浮かんでいた。
長く湖に浸かっていた水死体で、顔も判別できないぐらいだったが、
ビルは「ミュリエル!」と叫んだ。

(古典的な入れ替えトリックも疑える、その手のものが好きな人には美味しい筋立てだと思われる)

あらすじ(承)

ここから地道な捜査が続き、個人的にはかなり退屈である。

マーロウは老いた警察署長のところに会いに行った。
ミュリエル殺しで、ビルは逮捕された。
その後、新聞記者やら、キングズリーやらと話す。
ミルドレッドという女がミュリエルにそっくりだという話が出る。
ミルドレッドとミュリエルは同一人物だった。

その後もチマチマとマーロウは足を使って捜査して少しずつ話を聞きだしていくのだが、
いちいち書いているとあまりにも面倒なので控える。
(あまり面白くない)
(レイバリーの大家が銃を持って登場したり、etcetcなどの騒動がある)

個人的には、情けないキャビン管理人ビルに愛着があるだけに、ビルが逮捕された後は割とテンションが下がってしまったw
ビルの妻であるミュリエル殺し(というか、湖中に沈んでいた女の殺人事件)が完全にスルーされてしまう(最後にはもちろん登場してくるが)のも、興味が持ちにくい。
つまり、湖の水死体は行方不明のミュリエルなのか、行方不明のクリスタル・キングズリーなのか(はたまた更なる別人なのか)が気になるのだが、その辺のことをうっちゃって、
全然別の筋に入るのが、僕がチャンドラーが苦手な理由だと思う。

読者……というか僕が知りたい事をスルーして、関係ない話を延々始めてしまうのがつらい。
レイバリーが殺されており、その側にキングズリー夫人の銃と服が残されていたりして、それは真相に絡んでくるのだが、せっかちな僕はそんなことはどうでもいいのである。

そんなふうに適当に読んでいると、いつの間にか、レイバリーの隣人、アルモアの話になっている。
アルモアは1年前、夫人を失っている。
以前アルモアを強請っていた男は、刑務所に入っているという。
アルモア夫人は酒に酔って暴れ、アルモアは彼女に鎮静剤を打って、コンリー(誰だっけ?)と、1人の看護婦に付き添わせた。
そしてアルモア夫人はその日、死んだ。
アルモアは自分が殺したと思い、レイバリーはアルモアを強請り始めたのだ。

アルモア夫人の両親に聞き込みに行く。
アルモアは、悪徳医者だった。アルモアは、ミルドレッドという看護婦と不倫をしていた。
アルモア夫人は、それをバラすぞとアルモアを脅していた。
だからアルモアに殺されたのだ、と両親は言った。

あらすじ(転)

クリスタルから金の無心の連絡があり、キングズリーはマーロウに「金を届けてくれ」と頼む。
クリスタルの元に行くと、彼女から銃を突きつけられる。
もみ合いになった末、マーロウは後頭部を殴られ気絶した。
マーロウが目を覚ますとクリスタルは死んでいた。

マーロウは家から脱出しようとしているところを、いけ好かないデガルモ警官(謹慎中)に見つかる。
デガルモは、ミルドレッドの元夫だった。

マーロウは推理を開始する。
水底に沈んでいたのはミュリエルではなくクリスタルだった。
クリスタルを名乗り、マーロウに銃を突きつけたのはミュリエルだ。
そしてマーロウを後ろから殴ったのはデガルモ警官だった。
デガルモはミュリエルを射殺した。
元の妻ミュリエルを庇いたかったのだが、これ以上庇いきれなくなったのだ。

☆ミュリエルまとめ(あらすじ・結)

デガルモと以前結婚
→アルモア医師の看護婦になり、愛人に
→アルモア医師の妻を殺害
→ビルの元に行って妻に
→姿が似ているクリスタルを殺し、湖中に沈める
→クリスタルの愛人レイバリーを殺し、レイバリーのところにクリスタルの衣服を残していく
→クリスタルの振りをしてお金を無心してマーロウに銃を突きつけ、デガルモに殺される

ミュリエル一人で頑張りすぎでしょwww
そのバイタリティは分けてほしい……

真相を推理されたデガルモは、老いた警察署長に「銃で勝負しろ」と挑発した。
しかし、警察署長の方がデガルモより腕は上だった。
デガルモは車で逃走したが、道路封鎖をしていた兵士を轢き殺しかけ、射殺された。

感想

ミュリエルとクリスタルの、二人の悪女とその入れ替えトリックが読みどころなのだが、
ミュリエルもクリスタルも、イマイチきちんと描写されていないため魅力が伝わってこないのは残念である。

作品としては微妙な「大いなる眠り」のカーメンや、
「リトルシスター」のオーファメイの存在感には到底及ばない。

そしてそこに魅力を感じないと、そもそも事件自体に興味が持てなくなってしまうのが、キャラクター重視派の僕なのである。

相当複雑な事件ではあるものの、「大いなる眠り」や「リトルシスター」ほど混乱はしていないし、突然ギャング船に乗り込んで大暴れしたりする「さよなら、愛しい人」よりは筋が追いやすいはずなので、
興味のある方にはお薦めできる……かもしれません。

次回は最終回「高い窓」です。

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