2016年12月22日にうつ病を発症し、年始はとてもこんな記事を書いている余裕はありませんでした。
しかし、2016年だけランキングがないというのも寂しいので、今更ながら年間ベスト10を発表したいと思います。
ただし、プレイ&読んだのは2016年なので、昔の記憶を辿って、2023年現在に選ぶという形になりますが……。
☆2016年にプレイしたゲーム
1位 蒼の彼方のフォーリズム
架空スポーツを扱った作品の中ではあらゆるジャンルにおいて、個人的ベスト。
スポーツを楽しむこと、勝つこと、成長すること。青春モノとしてもSFとしても素晴らしい。
2位 この大空に、翼をひろげて
外れルートの存在が「あおかな」に及ばなかった原因だけれども、「空を飛びたい」という熱意が伝わる、青春部活作品。小鳥ルートは出色の出来。
3位 フェアリーテイルレクイエム
暗黒童話の世界を巧みに描いたLiar softの傑作が4位。不穏で、メルヘンな大人の物語。
4位 はるまで、くるる
2つの『春よ来い』をオマージュした、傑作SFループ作品にして、新井素子の「チグリスとユーフラテス」を思わせるような、あるいはハインラインの「宇宙の孤児」を思わせるような背景設定も見事。
5位 新ロロナのアトリエ
アトリエシリーズで一番好きかもしれないアーランドシリーズ。その第1作を飾る新ロロナが5位。
大昔の「リリーのアトリエ」で止まっていた、アトリエ熱を再び呼び覚ましてくれたという意味でも個人的ターニングポイントになった作品。
6位 メルルのアトリエ
3位の新ロロナですでに書いているけれど、メルルのアトリエもとても面白かったです。
やっぱり『アイテム作り主体』のアトリエシリーズが好きです。敵を倒すためにアイテムを作るRPGなんて、他にいくらでもあるんで。
7位 見上げてごらん、夜空の星を
同スタッフの2位『ころげて』に比べるとインパクトこそ弱いものの、大切な幼馴染たちと天文観測が楽しめる癒し雰囲気ゲー。沙夜ちゃんがかわいすぎる(シナリオはひかりが良い)
8位 すみれ
2章のあまりのクソゲーぶりに選ぶのを躊躇したくなるけれど、1章と3章だけなら相当な傑作。
人生に『寝たふり』をしてやりすごす、そんな女性を描いた3章は秀逸。設定も大好き。
9位 銀色
1章は、のちの「ナルキッソス」の原型を見るようで実に良質。そこから少しずつダウンしていくのは悲しいけれど、大昔のゲームながら現在でも十分読むに値する作品。
10位 トトリのアトリエ
新ロロナ、メルルと比べると難易度が高いトトリが10位。
つまらなくないけどとびぬけたものがない『千の波濤、つきそめのこうき(漢字忘れた)』、
瞬間最大風速はあるけど、それ以外がキツい『晴れたか』と悩んだ末のランクイン。
総評
病気になる直前の年で、ここから数年ゲームから遠ざかったことも含めて、なんか良作ばかりやってるなぁという印象。
豊作ですねぇ。
☆2016年に読んだ本の中で良かったもの
1位 黒い天使/コーネル・ウールリッチ……
彼氏を助けるため、夜の街を旅し、冒険に乗り出す女性の成長物語。切なく抒情的なアイリッシュ屈指の名作。
2位 死の猟犬(短編集)/アガサ・クリスティ
表題作の『死の猟犬』は、クリスティが描いた希少なホラー。この人、ホラーも書けたのね。
他、中編の名作『検察側の証人』も収録されている豪華な短編集。
3位 七王国の玉座/ジョージ・r・r・マーティン
ばら戦争をモチーフにした壮大な戦史ファンタジーはここから始まった(てか、まだ終わってない……)。本作序盤ではまだ初々しく弱々しかった女王デナーリスが、兄を殺すシーンが秀逸。
4位 暁の死線/ウィリアム・アイリッシュ
一夜の冒険が二人の男女の人生を変える、都会のおとぎ話。ハートウォーミングな物語。
5位 ヴァリス/フィリップ・K・ディック
徐々に崩壊していくディックが、正気と狂気の狭間で描いた集大成的作品。ディック初心者は、別作品からどうぞ。
6位クロノリス―時の碑―/ロバート・チャールズ・ウィルスン
未来から、モノリス爆弾が飛んでくる! そんなB級SFホラーが6位にランクイン。
娯楽大作とはこういうものを言うのではなかろうか。
7位 ブラザーズ/ウィリアム・ゴールドマン
「マラソンマン」の続編。相変わらずイケてない主人公がまたしてもトラブルに巻き込まれるサスペンス小説。ラストは衝撃だった。
8位 虚像のエコー/トーマス・M・ディッシュ
並行世界で生きる3人の主人公(同一人物)が、3人の人妻(同一人物)を寝取り、それを3人の旦那(同一人物)が一堂に会して祝福するラストは壮観の一言。
9位 ハートの刺青/エド・マクベイン
87分署シリーズの中でも屈指のサスペンス作品。
10位 テクニカラー・タイムマシン ハリィ・ハリスン
ハリウッド映画を撮影するために、本物の原人をタイムマシンで連れてくる、という捧腹絶倒のドタバタSF。
しかし、2016年だけランキングがないというのも寂しいので、今更ながら年間ベスト10を発表したいと思います。
ただし、プレイ&読んだのは2016年なので、昔の記憶を辿って、2023年現在に選ぶという形になりますが……。
☆2016年にプレイしたゲーム
1位 蒼の彼方のフォーリズム
架空スポーツを扱った作品の中ではあらゆるジャンルにおいて、個人的ベスト。
スポーツを楽しむこと、勝つこと、成長すること。青春モノとしてもSFとしても素晴らしい。
2位 この大空に、翼をひろげて
外れルートの存在が「あおかな」に及ばなかった原因だけれども、「空を飛びたい」という熱意が伝わる、青春部活作品。小鳥ルートは出色の出来。
3位 フェアリーテイルレクイエム
暗黒童話の世界を巧みに描いたLiar softの傑作が4位。不穏で、メルヘンな大人の物語。
4位 はるまで、くるる
2つの『春よ来い』をオマージュした、傑作SFループ作品にして、新井素子の「チグリスとユーフラテス」を思わせるような、あるいはハインラインの「宇宙の孤児」を思わせるような背景設定も見事。
5位 新ロロナのアトリエ
アトリエシリーズで一番好きかもしれないアーランドシリーズ。その第1作を飾る新ロロナが5位。
大昔の「リリーのアトリエ」で止まっていた、アトリエ熱を再び呼び覚ましてくれたという意味でも個人的ターニングポイントになった作品。
6位 メルルのアトリエ
3位の新ロロナですでに書いているけれど、メルルのアトリエもとても面白かったです。
やっぱり『アイテム作り主体』のアトリエシリーズが好きです。敵を倒すためにアイテムを作るRPGなんて、他にいくらでもあるんで。
7位 見上げてごらん、夜空の星を
同スタッフの2位『ころげて』に比べるとインパクトこそ弱いものの、大切な幼馴染たちと天文観測が楽しめる癒し雰囲気ゲー。沙夜ちゃんがかわいすぎる(シナリオはひかりが良い)
8位 すみれ
2章のあまりのクソゲーぶりに選ぶのを躊躇したくなるけれど、1章と3章だけなら相当な傑作。
人生に『寝たふり』をしてやりすごす、そんな女性を描いた3章は秀逸。設定も大好き。
9位 銀色
1章は、のちの「ナルキッソス」の原型を見るようで実に良質。そこから少しずつダウンしていくのは悲しいけれど、大昔のゲームながら現在でも十分読むに値する作品。
10位 トトリのアトリエ
新ロロナ、メルルと比べると難易度が高いトトリが10位。
つまらなくないけどとびぬけたものがない『千の波濤、つきそめのこうき(漢字忘れた)』、
瞬間最大風速はあるけど、それ以外がキツい『晴れたか』と悩んだ末のランクイン。
総評
病気になる直前の年で、ここから数年ゲームから遠ざかったことも含めて、なんか良作ばかりやってるなぁという印象。
豊作ですねぇ。
☆2016年に読んだ本の中で良かったもの
1位 黒い天使/コーネル・ウールリッチ……
彼氏を助けるため、夜の街を旅し、冒険に乗り出す女性の成長物語。切なく抒情的なアイリッシュ屈指の名作。
2位 死の猟犬(短編集)/アガサ・クリスティ
表題作の『死の猟犬』は、クリスティが描いた希少なホラー。この人、ホラーも書けたのね。
他、中編の名作『検察側の証人』も収録されている豪華な短編集。
3位 七王国の玉座/ジョージ・r・r・マーティン
ばら戦争をモチーフにした壮大な戦史ファンタジーはここから始まった(てか、まだ終わってない……)。本作序盤ではまだ初々しく弱々しかった女王デナーリスが、兄を殺すシーンが秀逸。
4位 暁の死線/ウィリアム・アイリッシュ
一夜の冒険が二人の男女の人生を変える、都会のおとぎ話。ハートウォーミングな物語。
5位 ヴァリス/フィリップ・K・ディック
徐々に崩壊していくディックが、正気と狂気の狭間で描いた集大成的作品。ディック初心者は、別作品からどうぞ。
6位クロノリス―時の碑―/ロバート・チャールズ・ウィルスン
未来から、モノリス爆弾が飛んでくる! そんなB級SFホラーが6位にランクイン。
娯楽大作とはこういうものを言うのではなかろうか。
7位 ブラザーズ/ウィリアム・ゴールドマン
「マラソンマン」の続編。相変わらずイケてない主人公がまたしてもトラブルに巻き込まれるサスペンス小説。ラストは衝撃だった。
8位 虚像のエコー/トーマス・M・ディッシュ
並行世界で生きる3人の主人公(同一人物)が、3人の人妻(同一人物)を寝取り、それを3人の旦那(同一人物)が一堂に会して祝福するラストは壮観の一言。
9位 ハートの刺青/エド・マクベイン
87分署シリーズの中でも屈指のサスペンス作品。
10位 テクニカラー・タイムマシン ハリィ・ハリスン
ハリウッド映画を撮影するために、本物の原人をタイムマシンで連れてくる、という捧腹絶倒のドタバタSF。