2024年10月

NBA雑展望

もうすでに開幕して、各チーム3~4試合が行われていますが、開幕前の展望を書きます。


☆東

セルティックス一強。東を制するのは恐らくセルティックスでしょう。

6位以内を考えると、ニックス、シクサーズ、バックス、キャバリアーズ、マジック、ペイサーズあたり(ここから1チームが落ちる)。
10位以内だと、ヒート、ホークス辺りが絡んできそうです。


☆西

相変わらず魔境です。
東と違って、明確な優勝候補はありません。
世間ではサンダーが優勝候補筆頭のようですが、若いチームだけに経験不足が懸念点です。
かと言って、サンダー以上だと力を入れて語れるチームもいないので、サンダーでしょうか。

6位以内は、マーベリックス、ナゲッツ、ティンバーウルブス、サンズ、グリズリーズ。
10位以内はレイカーズ、クリッパーズ、ウォリアーズ、キングス、ペリカンズ辺り。


ライザのアトリエ2 クリア感想

69点。

54時間のプレイ時間のうち、ざっと20時間は道に迷ってました。 
リアル新宿駅並に『目の前の行きたい場所に行けない』マップを大量に用意してくれたスタッフは性格が悪いとしか思えなかったけど、最近のRPGから離れてるからみんなこんなものなのかなぁ?
地図は平面なのにマップが立体なのほんとツラいし、道に迷ってる時間なんて全然楽しくないので、方向音痴にも優しいゲームを作ってほしいです。
大体、目的地とはかけ離れた場所に生えている蔦を登る事で先に進めるんだけど、目的地からいったん離れて壁に蔦が生えていないかどうか目を皿にしてプレイするしんどさといったら……


とはいえ前作は途中で投げている(古城の翼竜が倒せなくて心折れた)のに比べれば、クリアまで行けただけでも良かったです。
クリアできた要因として、スティックをクリックしてしまっても、フォトモードとかいうものが起動しなくなったのが大きいですね。
前作は走るたびにフォトモードを起動させてしまい、苛々しっぱなしでしたので。
後は、アイテムを使う際に動きが止まるので少し息が付けたことや、CCやAPが前作よりもわかりやすかったと思います(単に、ゲームシステムに慣れただけかもですが)。


僕が知らないうちに古城の翼竜も倒したらしいですし、ボオスと仲直りもできたみたいだし、フィルフサ(誰?)も倒して島の危機を救えたらしいので良かったんじゃないでしょうか。
僕が操作しない方が、平和は守れると思いました。



前作との比較はここまでにして、本作についてもう少し書きます。
ストーリーは、ほとんど遺跡を探索するだけの話で、特筆すべきものはあまりありません。
結局セリさんが何を目的にしていたのかイマイチわからなかったけど、最低限みんなが遺跡探索をする理由が設定されているなーという程度。
キャラゲーだとは思いますが、フィーとクラウディアがかわいいかな、くらいで。
まぁ、フィーがみんなに愛されるのはハンドルネームfeeを使い続けて10年以上の私としては嬉しかったですけども……。
バトル重視のアトリエでしたが、バトルが面白かったかと聞かれると、別に……。


ラスボスは、一応ライザ、タオ、セリで倒しました。
ライザを操作して、回復のドライビスクと蘇生のネクタルと、
敵が必殺技を使おうとしている時にレヘルンの上位種(名前忘れた)を使って、後は普通に戦って初見で倒せて逆に驚きました。道中の雑魚戦の方がむしろ危なかったようなw
まぁ、僕はヌルゲーマーなのでラスボスが強すぎなくて良かったです。

華氏451度感想(信州読書会様へ寄稿)

レイ・ブラッドベリは、『詩人』である。

彼の主戦場は短編であり、そこには甘く切ないもの、郷愁を強くそそるもの、少年の日のワクワクを思い出させてくれるもの、不気味で怖いものなどがあげられる。
高校生ぐらいの頃にハマり、大人になると卒業すると言われる作家として、日本では太宰治があげられるが、作風はまるで違いながらも同じようなポジションにあるのがレイ・ブラッドベリであり、
私は40にもなりながら未だに太宰やブラッドベリが大好きな、青臭い読書愛好家である。

ブラッドベリの作品はSFとして扱われてはいるが、本質的にはファンタジーであり、科学技術に対する彼の興味関心はさほど強くない。
彼の予言する未来はほぼ間違いなく悲観的であり、核戦争・焚書などのテーマが短編でも頻繁に登場している。その二つがセットで登場するのが本作「華氏451度」だが、本作ではブラッドベリの良さと同じかそれ以上に弱点が目立つように感じる。

彼の先見の明は街中にあふれかえる広告に感じられる。
現代日本でも電車に乗れば、たとえば深夜に行なわれ見られなかったスポーツの試合を、当日の仕事帰りに見たくとも、電車内のニュースでわざわざ教えてくれたり、必要もないのに「あなたへのお薦めの作品」などを強制的に押し付けてくるCM地獄を予見している点はなるほど、さすがブラッドベリだと思わせる(執筆された50年代初頭のアメリカはそうだったのかもしれない)。

一方で、核の危機について描いているにもかかわらず、放射能の知識に欠けている点などはいかにもブラッドベリらしく感じてしまう。
1950年代のSFは核戦争による世界終末モノが多く、私は大好きだったりするのだが、核への恐れを書きながら放射能に対して無頓着なSF作家はブラッドベリぐらいである。

物語的には第一章に登場する謎の少女クラリスの存在が惜しい。なかなか魅力的な登場人物なのだが、すぐに消えてしまうのだ。代わって、相反する感情を持つ悪役上司ベイティーが活躍を始めるけれど。

ディストピアの強度としてもあまり強くはない。検閲・焚書を描いた作品をブラッドベリはいくつも描いているが、オーウェルの「1984年」のような絶対的な水も漏らさぬシステムとしてのディストピア世界の構築はなされていない。

ブラッドベリの良さを感じるのは、最終盤の『人が本になる』というところだろうか。各々が1冊の本として生きる、という描写には、どこか惹きつけられるものを感じる。


ここまで、どちらかと言えばネガティブな感想を書いてきたが、
ブラッドベリファンとして、彼を擁護させていただきたい。
彼の本質はあくまでも短編である。
「火星年代記」、「刺青の男」「10月はたそがれの国」、「太陽の黄金の林檎」などの短編集には、彼の優れた詩人としての性質がたっぷりと詰め込まれている。



好きな小説 殿堂入り 随時(年に1回ぐらい)更新

作家順、五十音順。随時追加。
この記事の作品は全て超大好きだけど、敢えてその作家の個人的ベストを太字赤に。

   

   【アーウィン・ショー】

   真夜中の滑降 
   はじまりはセントラル・パークから  

  
  【アーサー・ヘイリー】
    
   最後の診断      
   マネーチェンジャーズ
   自動車     

  【アイザック・アシモフ】

  アイ・ロボット     
  永遠の終わり     
  鋼鉄都市        
  はだかの太陽  

  【アイラ・レヴィン】


   死の接吻   
  

  【アガサ・クリスティ】
 
  終わりなき夜に生れつく  
  ナイルに死す      
  五匹の子豚       
  葬儀を終えて      
  死の猟犬        
  鏡は横にひび割れて  
   
  【秋山瑞人】

  
イリヤの空UFOの夏 

  【アルベール・カミュ】

   異邦人        
   ペスト  

   【安壇美緒】

 
    ラブカは静かに弓を持つ
  
  【生島治郎】

  黄土の奔流     
  追いつめる 
  
  【市川拓司】

  いま会いにゆきます

  【伊藤計劃】

  虐殺器官
  ハーモニー

  【ヴァーナー・ヴィンジ】
   
  最果ての銀河船団        

  【ウィ・ギチョル】

   9歳の人生  

  【ウィリアム・アイリッシュ】

  黒い天使      
  暁の死線      

  【ウィリアム・ケント・クルーガー】

  ありふれた祈り 


  【虚淵玄】
   
  Fate/Zero


 【エラリー・クイーン】

   十日間の不思議   
  九尾の猫       


【オーソン・スコット・カード】


  死者の代弁者    
  エンダーのゲーム  

 【乙一】

  君にしか聞こえない
  くちびるに歌を
 
 【小野不由美】
  
  屍鬼         
  魔性の子       
  月の影、影の海    
  黄昏の岸、暁の天   
  華しょの幽夢      
  東の海神、西のそう海 
  
  【カート・ヴォネガット】
  
   スローターハウス5  
  
   【海堂尊】

   チーム・バチスタの栄光
   ナイチンゲールの沈黙


   【カズオ・イシグロ】

   わたしを離さないで
   
   【川又千秋】

   幻詩狩り

  【韓寒】
  
  上海ビート 

   【貴志祐介】

   クリムゾンの迷宮
   新世界より


  【北方謙三】

   三国志
 
  【京極夏彦】

  魍魎の匣       
  絡新婦の理     
  陰摩羅鬼の瑕     
  姑獲鳥の夏      

  【クリフォード・シマック】
 
  都市         
  愚者の聖戦      
 
 【グレアム・グリーン】

  ヒューマンファクター    

  【グレッグ・イーガン】
 
   祈りの海 

  【ケン・フォレット】

   針の眼        
      
  【小泉喜美子】
  
  弁護側の証人     

 【コリン・ウィルソン】

 
  精神寄生体      
  殺人者       
 
 【ジェイン・オースティン】


   高慢と偏見     
   マンスフィールドパーク
 
 【ジェームズ・クラベル】

  キング・ラット     
  将軍         
 
 【ジェイムズ・クラムリー】

   酔いどれの誇り   

  【ジェームズ・ケイン】

  郵便配達は二度ベルを鳴らす 
  殺人保険          

 【ジェフリー・アーチャー】

  百万ドルをとり返せ  
  めざせダウニング街10番地 
  ケインとアベル 

  【シオドア・スタージョン】
  

   一角獣・多角獣      
  
  【重松清】
   
   君の友だち     
  
  【司馬遼太郎】

   最後の将軍
   新史太閤記
   関ヶ原
   功名が辻
     

  【シャーリィ・ジャクスン】

  ずっとお城で暮らしてる 

  【ジャック・ヒギンズ】
   
  死にゆく者への祈り 

  【ジョイス・ポーター】
  
   切断         


  【ジョー・ウォルトン】
 
   図書室の魔法 
  
  【ジョージ・オーウェル】
   
   1984年           

  【ジョージ・r.r.マーティン】

  七王国の玉座     
  王狼たちの戦旗    
  剣嵐の大地  

 【ジョーン・ロビンソン】
 
  思い出のマーニー   
  
 【ジョゼフ・ウォンボー】
  
  クワイヤボーイズ  

  【ジョナサン・スウィフト】

  ガリバー旅行記    

 【ジョン・ヴァーリィ】
  
  ブルーシャンペン   


 【ジョン・ハート】


  ラストチャイルド   
  キングの死    

 【スコット・トゥロー】
 

  推定無罪  
  
  【鈴木光司】

  リング        
  らせん           
  
  【スティーブン・キング】

  グリーンマイル     
  デッドゾーン     
  ザ・スタンド     
  ファイアスターター  
  IT          
  クージョ       
  死のロングウォーク 
  11/22/63
  ジョイランド
  
  【スティーブ・ハミルトン】
   
   解錠師      
  
  【住野よる】


  君の膵臓を食べたい
 
  
  【瀬名秀明】
  
  パラサイトイヴ 
  
  【高橋源一郎】
  
  さようならギャングたち 
  
  【貴子潤一郎】
  
  12月のベロニカ   

  【高見広春】

  バトル・ロワイアル  
  
  【太宰治】

  斜陽        
  人間失格    
 
 【田中ロミオ】  
  
  AURA        

 【ダニエル・キイス】

  アルジャーノンに花束を 
  24人のビリーミリガン  

  【ダン・ブラウン】

  天使と悪魔      
  ダヴィンチ・コード 
  インフェルノ 

  【チヌア・アチェベ】
   
  崩れゆく絆 
 
  【ディック・フランシス】

  利腕         
  大穴        
  敵手         

  【テッド・チャン】
 
   あなたの人生の物語 
  
  【ドナルド・ウェストレイク】

   ホットロック    

 【トマス・クック】

  緋色の記憶

   【中井英夫】

   虚無への供物

   【夏川草介】

   神様のカルテ 
   
   【夏目漱石】
 
  それから      
  こころ       
  
  【貫井徳郎】

   慟哭      

  【ネビル・シュート】

   渚にて  
  
  【野坂明如】
  
  エロ事師たち  

  【野村美月】

  “文学少女”と死にたがりの道化
  “文学少女”と飢え渇く幽霊
  “文学少女”と慟哭の巡礼者

  【ハーマン・ウォーク】
 
  ケイン号の叛乱    
  戦争の嵐

  
  【フィリパ・ピアス】

  トムは真夜中の庭で  

  【フィリップ・K・ディック】
  
  
スキャナー・ダークリー 
  
  【フィリップ・ホセ・ファーマー】

   恋人たち      


  【福井晴敏】

  亡国のイージス  

  【フランソワーズ・サガン】
 
  悲しみよこんにちは  

  
  【フレドリック・ブラウン】
  
  天の光はすべて星
   
  【フレデリック・ポール】
   
   タウゼロ 

  【マイクル・クライトン】

  ジュラシックパーク  
  プレイ――獲物    
  失われた黄金都市   

 【マイク・レズニック】
  
  キリンヤガ      
  
  【マリオ・プーヅォ】
   
   ゴッドファーザー  
   
   【三浦綾子】
    
   ひつじが丘     

 【ミゲル・デ・セルバンテス】
   
   ドンキホーテ    

 【ミッチ・アルボム】
 
  天国の五人      
  もう1日    

  【山口雅也】


  生ける屍の死

  【山田風太郎】

  魔界転生   
    甲賀忍法帖
  
  【吉本ばなな】
  
  TUGUMI     
  キッチン     

 【リチャード・アダムス】

  ウォーターシップダウンのウサギたち  
  ブランコの少女        
 
【リチャード・マシスン】
 
 ある日どこかで    
 アイ・アム・レジェンド 

 【竜騎士07】

 ひぐらしのなく頃に

 【隆慶一郎】
  
  影武者徳川家康    
 
 【レイ・ブラッドベリ】

  火星年代記      
  刺青の男       
  太陽の黄金の林檎   
  10月はたそがれの国 

 【ロバート・ゴダード】

  千尋の闇       

 【ロバート・F・ヤング】
 
 たんぽぽ娘      

 【ロバート・ラドラム】
  
  マタレーズ暗殺集団  

  【ロベール・メルル】

   マレヴィル      


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