2025年06月

生存報告 7/8

生存報告予定表(今読んでる本、ゲーム、サッカー、バスケなどの情報はこちら

7/8
シオドア・スタージョンの短編集「時間のかかる彫刻」読了。71点。
オチの効いた作品や、孤独を覚える作品、どこか心温まる作品はスタージョン風だけど、
初期短編『ビアンカの手』に見られるような猟奇的な『欠損』はこの短編集からは感じられない。
孤独にしても『孤独な円盤』ほどの強烈さはない
収録作では、『きみなんだ!』、
『ジョーイの面倒をみて』、『人の心が見抜けた女』、『ジョリー、食い違う』、『フレミス伯父さん』あたりが面白かった。

ただ、やっぱり以前読んだ短編集『一角獣・多角獣』に比べるとパワーダウンかなぁ……。

7/3
ナオミ・ノヴィクの「ドラゴンの塔」読了。87点。
下巻も引き続き良かったー……
素晴らしい作品でした!

7/2
ナオミ・ノヴィクの「ドラゴンの塔」上巻読了。暫定88点。
ドヴェルニク村のアグニシュカは、領主ドラゴンに召し出され、魔法の才能を開花させていく。
奔放に魔法を紡ぐアグニシュカと、術式に拘るドラゴンの魔法は、反発し合いながらもいつしか溶け合い、一つの旋律を紡ぎ出す。村の周囲では、邪悪な森がじわじわと浸食し、腐った樹液が人々の体内を侵し始めていた。

文章は歌のように情景を映し、まるでその場にいるような臨場感を読み手に与える。
下巻に期待大。

6/30

古川日出男の「アラビアの夜の種族」読了。66点。
【1793年の、ナポレオンの侵略にあっているエジプト】を舞台に、
【読み始めたら止まらなくなるくらい面白い小説(以下、魔術書)】を書いて、それをナポレオンに読ませれば、侵略もやめて読書し続けるのでは?という作戦のもと
語り手は物語を語る・騙るわけだけど、
正直その物語が今一つ面白くない。
これではナポレオンどころか僕でも止められないぞ……。

設定上、自分からハードルを爆上げしてしまってるので、この設定で小説を書くのは勇気が要るなと思った。

6/18
笠井潔の「オイディプス症候群」読了。69点。

イリイチの、世界にHIVをばら撒こうというスケールの大きな邪悪さには驚いた。
ミステリとしては、ギリシャ神話に狂った犯罪者が多層に表現する神話的モチーフが難しすぎて整理できない。
大きな不満は、フーコーの思想が肩透かしに終わっていること。

見られるというのは、一般的には『自分を見ている相手を、こちらが見る』
(『自分を見ている相手の目に、相手を見ている自分の姿が映る)。

「見るー見返される」という対称性のもとで成り立つ事も多いが、パノプティコンに代表されるように
こちらからは見る事ができず、『見られているかもしれない』という恐怖を一方的に与え続ける事で、相手を封じ込め、弱者として規定する、『まなざしの持つ暴力性』について語っている
……という理解でいいのかな?
めっちゃ自信がないんだけど。

6/13
ヴァル・マクダーミドの「処刑の方程式」読了。81点。
35年前、13歳の美少女アリソンが誘拐され、殺された。
犯人として挙がったのは義理の父、ホーキン。
母クロエと再婚したホーキンは、アリソンを凌辱し続けていた。
ホーキンは死刑になった。

そして35年後、全ての真相が明かされる。
法律では裁けない罪があること。
それを捻じ曲げてでも、止めるべき悪はあり、
けれどそれを恣意的に見逃せば、法治国家ではなくなってしまう。

事件の結果が、次の世代の人々にまで影を落とすこと。
面白かったです。
唯一あれだったのは、ホーキンが真性のクズすぎて、
『冤罪で処刑された』事に対して、

『これで良かったのだろうか……彼は邪悪そのものではあったけど、人殺しはしていなかったのに』という思いよりも、
『こんな屑は殺されて当然』と思ってしまったこと。
少しだけ、ホーキンにも良いところがあれば、もっと色々と考えさせられたと思った。
村ぐるみで一人のクズ男をハメて死刑に持ち込んだ、
処刑の物語。
という、陰の面よりも、
あまりにもクズ。殺されて当然、という気持ちが勝ってしまった。


6/10
山田風太郎の「妖異金瓶梅」読了。83点。
強烈な悪女、潘金蓮の犯罪を探偵の応伯爵が解く連作短編ながら、世界の滅亡を描く最後の四編を加えることで、長編小説として余韻を残す仕上がりになっている。
面白かった。

アラン・ブラッドリーの「パイは小さな秘密を運ぶ」読了。68点。
11歳、化学大好き実験大好き毒物大好きな、少女探偵フレーヴィアの魅力で読ませるミステリ。


6/6
養老孟子の「バカの壁」読了。
マッチョな思考で「近頃の若い者」を嘆いたまとまりのない本。
20年前の本ということもあって、そもそもが古い。
『女は家事』、『百姓』などの著者の古さや、『イチロー・松井・中田英寿』のような例の古さなど。
キャッチ―な題名で【バカを釣る】事には成功。

6/4
ジャレット・ダイヤモンドのノンフィクション「銃・病原菌・鉄」上巻読了。(下巻も含めた感想は記事にしました)
アフリカから散らばった人類が、それぞれの土地環境により、家畜を育て農地を耕す農耕民族と、狩猟採集民族へ分かれる。
農耕民族は余剰物資によって蓄財ができ、食料調達以外の専門職を食わせる余裕が出来たことで軍人も増え、圧倒的な力によって狩猟採集民族を滅ぼしていく。
また、群居性の動物(人類含む)の間で流行・進化を続ける病原菌が、耐性を持たないアメリカ先住民を滅ぼしていく様子も描かれる。

5/31
森見登美彦の「有頂天家族」読了。71点。

5/27
フレドリック・ブラウンの「73光年の妖怪」読了。75点。

1・睡眠中の動物に乗り移る
2・宿主の動物が死んだ時にだけ、新しい動物に乗り移れる
3・本体は亀に似ている。

この3つのルール内で繰り広げられる、寄生宇宙人VS博士&女教師の死闘。
田舎町の片隅で綴られる、人類の存亡をかけた戦い。

明確なルールが決められていて、その枠内で殺るか殺られるかというサスペンス。

スティーブン・キングの「クージョ」に状況が似ているが、あちらほどは重くないですね。


5/23
宮島未奈の「成瀬は信じた道をいく」を読みました。77点。
前作に比べてみゆきの存在感は薄いけど、前作同様、成瀬のアグレッシブな魅力とそれに振り回され、影響を受ける周囲の人々が描かれる、読みやすく元気になれるライトな作品。
前作が好きだった方は是非! 楽しかったです😊


5/22
ここでは書いてなかったけど、NBAも例年どおり見てますよーという報告。
今年は東も面白いので、例年より更に面白いかもしれません。
まぁ、応援していたセルティックスが悲しい形で敗退したのは残念ですが。
これを書いている時点で、東西決勝が始まったところですが
東はペイサーズ、西はサンダーを応援します。

上橋菜穂子の「闇の守り人」、「夢の守り人」読了。68点ぐらい。

5/20
山本弘の「アイの物語」読了。87点。感想は記事にしたのでここでは割愛。

また、永井路子の「北条政子」の感想を書き忘れていたので、追加。

86点。
鎌倉幕府において、源氏というものは大して重要ではなく。
頼朝以降の2代、3代においては将軍という【お飾り】を【乳母一族】が争い合い殺し合う、権力争いの象徴としての存在と化し、政子が全てを失っていくと同時に、北条家は執権の座を手に入れる。
愛に溺れた女性の悲しい物語だった。

5/17

乃至政彦の「謙信越山」読了。 上杉謙信と、その頃の武田・北条。そして古河公方と関東管領(謙信)、近衛前久などの関係性が描かれる。
謙信は足利幕府を立て直す『佐幕』派の筆頭的な存在で、それ故に関東の足利氏出先機関である古河公方を補佐するべく、関東管領に就いたばかりに、北条・武田と延々不毛な戦争をする羽目になったという話。

余談だけど、『信長の野望・創造PK』において、謙信のイベントである『小田原城攻囲』が一番難儀した記憶がある。 ただでさえ北条の方が謙信よりも兵力も国力も上なのに、新潟県から大軍が通れない山道を通って、はるばる小田原までやってきて、途中に信玄の領土があるので巧みに避けつつ、やっとたどり着いた頃には、兵糧が少なくなっていて、そこから自分より強い北条と戦うというマゾイベントだった。 何とかクリアしたけど、もう一度やれと言われたら無理だと思う。

5/11
山本弘の「アイの物語」途中感想。
第1話「宇宙をぼくの手の上に」。
インターネット通信の時代を思わせる、オタクのための旧きネット空間。現実逃避のためにネット小説を共同で書き続けるクルーメンバーたちの友情を描いた作品。
『虚構は現実を救う力になりうる』
第2話「ときめきの仮想空間」。身体障害者の少女が、VR世界で出会った少年に、現実世界で出会うための勇気を描く作品。欲を言えば二人のその後が見たかった。
これもまた【虚構が現実を救う】お話。そして、現実を変えていく勇気を与えるお話。
第3話「ミラーガール」。
『お友達AI』シャリスと、大人へと成長していく女性の友情物語。
アシモフの「ロビィ」を皮切りに、AIと人間の心暖まる友情物語はたくさんあるけど、良いものはやっぱり良い。
第4話「ブラックホール・ダイバー」。
作り物の冒険に飽き飽きした、冒険家女性がブラックホールに挑む物語。
虚構の冒険→現実の冒険という展開は第2話の「ときめきの仮想空間」と共通するものの、この短編集の中ではやや異質かな
第5話「正義が正義である世界」。
永遠に歳を取らない変身美少女のメール友だちは、正義の名の元に爆弾を落としあい、滅びていく人類の住む『現実』に住む人間。
『滅びた現実とは関わりなく、永遠に続く虚構』の物語。
第6話「詩音が来た日」。
介護ロボット詩音が、老健施設での人との触れ合いによって、人類とは何かについて学んでゆく話。
「人類全ては認知障害」と結論し、認知症の人に怒っても仕方がないという論理で介護ロボットは人間に甲斐甲斐しく尽くす。
より優れた種族が、弱い種族を守るように。

ファイアーエムブレム・エンゲ―ジ クリア(追記:各キャラ所感あり)

バトルがとても面白い、良質なシミュレーションRPG。

アイビーと結婚しました。
アイビーが頭一つ抜けていたけど、セリーヌ、クロエ、ラピス、シトルリカ、ヴェイルあたりはかわいいなと思った。

ただ、問題点も幾つか。

強ユニットと弱ユニットの格差が激しく、遭遇戦の敵が強いため、弱ユニットを育てて強ユニットに成長させるのはかなり大変。
また、ストーリーは正直に言えばイマイチ。
支援会話も基本は楽しいのだけど、筋肉の事しか話さない脳筋キャラ数名とか、ダイエットの話しかしないダンサーとか、『クセ』を出そうとしてその話題しか話さないキャラには魅力を感じなかったかな……。


最終戦の14枠は
リュール、アルフレッド、セリーヌ、ディアマンド、スタルーク、アイビー、オルテンシア、ミスティラ、フォガート、ヴェイルの王族で10枠。
残りはカゲツ、クロエ、モーヴ、パンドロで埋めました。
王族はオルテンシアが育ち切らずに弱かったけど、基本的に強いです。
逆に、ラピスとかシトルリカとか、どうすれば使えるようになるのか悩むようなユニットも大勢。
基本的に全員育てたいマンなので、ちょっと弱りました。


追記 
各キャラについて

・リュール
女性を選択。回避系軽装戦士として超強い。
天然かわいい。ストーリーだと、クサい台詞を連発しているが、これは台本の責任だと思った。

・クラン
最初からいる双子の兄。魔法使いとして登場するが、弱い。
むしろ軽装戦士として使った方が良い気がするけど、愛がなければ育てなくて良いと思った。
ファンクラブ会長としてキャーキャー言っている。

・フラン
最初からいる双子の妹。マスターモンクとして独自の位置を築いているが、あまり強いとは感じない。
「目線ありがとうございます!」とか、キャーキャーしててノリが微妙。

・ヴァンドレ
最初からいるおじいさん。序盤は超強いけど、数章でフェードアウトしていき最後は最弱になる。
弱いけど、ダンディでカッコいいイケオジで、意外とストーリーにも顔を出す。

・アルフレッド
リュールの次に出てくる専用兵種を持つフィレネ国の王子。騎兵として移動力の高さに驚くが、特殊ユニットにしては弱い。
ストーリーでも意外と顔を出す。筋肉の話しかしない男。ノリが寒い。

・エーティエ
最初に仲間になる弓兵スナイパー。序盤は相当強く、飛行ユニットを次々と叩き落す。最終的には、弓兵としてスタルーク、フォーゲイトに見劣りする。
筋肉の話しかしない女。ノリが寒い。

・ブシュロン
連携が使える戦士。ほとんど育てていないため、よくわからない。
方向音痴と、泣き上戸と2つ特徴を持たされている好男子。

・セリーヌ
アルフレッドの妹で、フィレネ国の王女。魔法使いとしてかなり強い。
結構かわいく、嫁候補の一人だった。

・ルイ
最初に仲間になる重装歩兵。魔法が大の苦手だが、物理攻撃に対しては鉄壁で最後まで使える。
ジェネラルにすると、使用感同じで使いやすい。
女の子がワイワイしているのを見るのが好き、という変質者だが、心優しいお節介の一面も持つ。

・クロエ
最初に仲間になるペガサスナイト。弓が大の苦手だが、育てていくとバランス良く強くなる。
ゲテモノ好き、お伽話に憧れる夢見るお嬢様、包容力高めなど、色々な顔を見せてくれる。
かわいいので、嫁候補の一人だった。

・ジャン
大器晩成ということだが、育ててもそこまで強くなった感じはしない。
関西弁の少年薬師。

・アンナ
最初は弱いが、ゴールドが全く足りない本作で貴重な金策要員。
ただし、敵1体につき500ゴールドしか落とさないので、雀の涙ではあるが……。
一人前のしょーばいにん、として大人として扱ってほしいお年頃少女。

・ユナカ
あまり育てていないためよくわからない。シーフという職業なので、割と強いはずだが……。
なお、シーフと言っても、アイテムもお金も盗めないので、シーフというよりアサシンといった方がイメージに近い。
~氏、~ですぞ、という独特な喋り方が割と癖になってかわいい。

・スタルーク
ブロディア王国第二王子で、弓兵2強の一角を担う。
最後までスタメンを張れる強さなのに、やりすぎなくらい自分に自信がない。

・ラピス
スタルーク親衛隊の一角、軽装戦士の少女。正直弱い。
芋が名産の田舎出身なことをコンプレックスに思っている。かわいい。個人的にはスタルークといい感じに見える。

・シトリニカ
スタルーク親衛隊の一角、魔法使いの少女。こちらも正直弱い。
貴族出身で、金銭感覚がズレているが、親切で優しい少女。かわいい。いろんな男性キャラといい感じのイベントがある。

・ディアマンド
次期ブロディア国王の重装歩兵。最後まで固い。
頼りになる男という感じでカッコいいが、あまり個性は感じない。

・アンバー
アルパカの里出身の軽騎兵。育てればまずまず強いが、似たようなキャラが多いので育てるかどうかは愛で。

・ジェーデ
ルイと並ぶ重装歩兵。個人的にはあまり差を感じないが、ネットの声ではルイの方が強いらしい。
無表情で無骨な戦士の外見だが、ギャグ小説の書き手。

・アイビー
最初は敵で登場する、次期イリュシオン女王。竜に乗りながら魔法を連発する飛行魔法士。強い。
クールなキャラクターに見えるが、感情を内に秘めている。
個人的に一番好きなので、嫁にした。後悔は全くしていない。とてもかわいい。

・カゲツ
アイビーと共に仲間になる侍。軽装戦士としてはリュールに次ぐ位置で、最後まで強い。
おにぎり侍で、始終腕試しの相手を探している。

・ゼルコバ
ユナカに次いで仲間になるシーフ。相変わらずシーフというよりアサシン。ナイフ使いとしてはかなり強い。
「意味深」、な「喋り方」、をするが、文字じゃなく会話だけで、どこまで相手に伝わっているのだろう。

・フォガート
ソルム王国の王子だが、王位は姉のミスティラが次ぐため自由に育つ陽キャ。弓使い2強の一角で、スタルークよりも移動力がある。
常に明るい好青年で、個人的には結構かわいいと思った。

・パンドロ
フォガート親衛隊の一角、攻守(回復)両面をこなすハイプリーストとして、便利なキャラクター。
魔法使いは固定兵種を持つ王族たちで溢れているが、その中に入れてもそれほど見劣りしない。
ウェーーーイとか言ってて、ノリが寒いというか古い。

・ボネ
フォガート親衛隊の一角の騎兵。ネットではヴァンドレに次ぐ、ワースト2位のキャラと言われているが、グレートナイトとして登場するので育てるのはそこまで大変ではない。
料理の腕はピカ一。変態っぽいネタが多い。

・ミスティラ
ソルム王国次期女王でフォガートの姉。軽装騎兵として非常に強く、最後まで使えるが、高難易度マップだと非力さも感じる。
やはり根っからの陽キャで、音痴ネタが多い。

・パネトネ
ミスティラ親衛隊の一角。HPと攻撃力が高く、クリティカルが出やすいが回避に難のある戦士。
ネットでは最強との声も聞かれるが、全然回避してくれないので割とモロかった。単純な破壊力では確かに強いが……。
普段は「~ですます」のおすましモードだが、素はレディース口調で面白かわいい。

・メリン
ミスティラ親衛隊の一角。ウルフナイトとして、破壊力と機動力に富む軽騎兵。なかなか強いが、軽装戦士系は他にも強いユニットがいるので、使うかどうかはお好み次第。
ショートカットで、一人称は僕な女性だが、ミスティラ、パネトネに比べると個性が薄い。

・オルテンシア
最初は敵で登場する、イリュシオン王国第二王女。アイビーの妹。杖使いとして最強とも言われる魔法使いだが、杖を買う金が足りない、わが軍ではいかしきれなかった。守備面は不安ありで、割とすぐ死ぬ。
「こーんにっちはー⤴」が癖になる、おしゃまな少女。明るいイベントもシリアスなイベントもこなし、強い印象を残す。

・セアダス
ダンサーとして唯一無二の個性を持つ男。自分の行動の代わりに他キャラを再行動できるので、とにかく便利。
占いと、ダイエットネタが多い。

・ロサード
オルテンシア親衛隊の一角。ドラゴンナイト。移動力高めの軽騎兵として使えるが、ミスティラはもちろん、育てていたクロエの後塵も拝した。
かわいさに憑かれた男の娘。

・ゴルドマリー
オルテンシア親衛隊の一角。軽装戦士として使えるが、リュールはもちろん、カゲツに比べると弱い。
とても面倒くさい性格で、個人的には苦手だがインパクトは強い。

・リンデン
後半に仲間になる、魔法使いのおじいさん。アイビー、セリーヌ、オルテンシア、ヴェイルなどの特別兵種持ちの王女様たちに比べると見劣りする。
サンダー大好きなマッドサイエンティストだが、嫁を亡くし、自らも寿命を悟っているような寂しい発言も多い。

・ザフィーア
終盤で仲間になる、斧使いのおばさん戦士。使えない事はないが、そこまで強くはない。
美少女揃いのゲームにおいて、サッパリしたおばさんというだけである意味個性になっている。

・モーヴ
散々敵として立ちはだかるが、終盤で仲間になる魔法戦士。加入当初から強いので、そのまま主力として使える。
ヴェイルの騎士である寡黙な戦士。その佇まいだけでも印象の強いキャラだが、個別イベントの印象は薄め。

・ヴェイル
リュールの母を殺したキャラクターで、途中まではラスボスかもしれないと思わせる魔法使い。終盤に加入し、最初から強いのでそのまま主力として使えるが、オルテンシアほどではないにせよ守備面は脆め。
辛い料理が好きで、リュールの、そしてみんなの妹として愛嬌を振りまく。かなりかわいく、嫁候補の一人だった。





趣味活動 予定表(???) 随時更新



☆現在とりかかっている作品 

予定における()付きは、やる・読む・見るか未確定のもの。
主に、新しい作家さんの作品など安牌ではないものや、見ても見なくてもいいかなーという試合などを指す。


ゲーム:グノーシア
   

読書:吸血鬼と精神分析/笠井潔
   

映像予定:

やる確率の高い積みゲー

PC・PS Vita

☆95%

シュタインズゲート・ゼロ
White Album2
風雨来記3
メモリーズオフ ゆびきりの記憶
白昼夢の青写真
サクラノ刻
ペルソナ5
ファイアーエムブレム風花雪月

☆80%

メモリーズオフ8
風雨来記4
White Album1

☆70%

レリーフ
オクトパストラベラー
アマカノ
アマカノsecond season

☆60%
終のステラ
シンスメモリーズ
ファタモルガーナの館
レイジングループ
メモリーズオフ双愛

☆40%
星織ユメミライ
月の彼方で逢いましょう
カオスチャイルド


など






予定がずらっと並んでいて、日記までたどり着くのがしんどいので分けましたww


ジャレット・ダイヤモンド「銃・病原菌・鉄」感想

珍しくノンフィクションを読みました。
本書ではアフリカから移動していった人類が、どのように拡がっていき、どのように発展していったのか。
そして欧州が新大陸(アメリカ大陸)やアフリカ大陸、オーストラリア大陸を植民地化できたのは何故なのかを、主に環境決定論の立場から綴った内容です。

発展するためにはまず、狩猟採集民族の段階を卒業し、農耕民族になる必要があります。
狩猟採集民族は、皆が獲物を追い求め、皆で分け与える平等な社会、ある種の理想社会ではありますが、農耕民族と違って、蓄財がほぼできません。
農耕民族はある地域に定住し、そこで家畜を飼い、畑に作物を植えて生活していきます。
ここで、『食事のため以外で働く人々』、つまり学者や軍人、研究者といった職業が生まれていき、勢力が強くなっていきます。
ただし、農耕をするためには、家畜となりうる生物が存在し、植えるための作物が存在する地域でないといけません。
大地が特に痩せていたオーストラリア大陸や、サハラ以南のアフリカ大陸などは農耕には不向きでした。
そうして、力をつけたユーラシア大陸の人々が、覇権を握る事になりました。
農耕民族たちが石器から鉄器、銃器を開発していく一方で、狩猟採集民族は棍棒程度の武器で立ち向かう他なく、農耕民族に次々と滅ぼされていきました。

また、文化の移動は東西方向には迅速に伝播していきますが、南北方向にはなかなか伝播していきません。これは単純に気候が違うからで、今までの農耕生活を、新しい環境でやろうとしても、暑さに弱い作物や強い作物、生態系などが違うために易々とはいかないからです。

もう一つ、人口の密集した地域には病原菌が発生します。
そして、病原菌が発生すれば、人々は抗体を得ることができます。
これが、人口密度が低い南北アメリカ大陸に対して、欧州のコンキスタドールが持ち込んだ病原菌を、先住民族がまともに受けてしまい、滅ぼされてしまった要因になっています。
アフリカ大陸やオーストラリア大陸、ニューギニアなどでは、欧州の人々に伝染する土着の感染症があったため、アメリカ大陸に比べ、征服に時間がかかったということです。

その他、qwerty配列の雑学(タイプライターをあまり速く打ちすぎないための、使いづらいキーボード配置)や、違う環境に置かれた民族が、わずか数百年で全く文化習慣の違う2つの部族に分かれてしまう話(マオリと、モリアリ)など、色々と面白い本でした。

(タイトルの割に、銃の話はほとんど出なかったけど……)、とにかく、人類は違う部族を見ると滅ぼしてしまうのですね……。怖いです。


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