2025年11月

ジダンにお薦めする、ポエジーを感じる選手・チーム(現役)

往年の名選手ジダンが、現代のサッカーには「美しさ」が欠けていると語りました。
まさに、僕も感じているところです。

https://news.yahoo.co.jp/articles/cfe32a7d5942a55e9c494a6afaaaf18185c3078a

ただ、美しさというのは私的なものであり、データで表しにくいものでもあります。
そこで、そんなジダンにお薦めしたい(?)美しい選手・チームを勝手に推薦します。


マンチェスター・シティ

グァルディオラ監督のパスサッカーは、壮大なオーケストラのよう。
守備戦術が発達しすぎている現代においても、彼の追い求めるサッカーは輝いています。
タクトを振るうピッチ内の指揮者はロドリ
そして、各選手を繋ぐ潤滑油はベルナルド・シルバです。
左サイドでは、グァルディオラサッカーでは珍しい、ソリスト・ドリブラーのジェレミー・ドク
この3人が、マンCの美しいサッカーを支えている選手たちだと思います。
その美しさを、結果という形に繋げるのは怪物ハーランド。
フィジカルモンスターなので、『詩』とはまた違うと思いますが、やはり大切な選手だと思います。


マルティン・ウーデゴール(アーセナル)

実利的なアルテタ・アーセナルには美しさをほとんど感じません。
しかし、ウーデゴールがピッチにいると、微かにファンタジーを加えてくれます。
右サイドのブカヨ・サカも、単独で突破口を切り開ける選手。
また、偽10番としてのカイ・ハベルツは非常にテクニカルな選手ですが、残念ながら故障中です。


サンドロ・トナーリ(ニューカッスル)

ロドリのように、中盤でパスを配るタイプの芸術家は、現代サッカーでも生き残っています。
その中でもとりわけ優雅さを感じるのがトナーリ。
彼こそがピルロの後継者であり、最も美しい「5番」です(背番号は8だけど)。



バルセロナ

ハンジ・フリック監督のギリギリを攻めるハイライン・ハイプレスサッカーは、
現在、世界で最もワクワクさせるサッカーを見せてくれています。
ピッチ内の指揮官はフレンキー・デヨングとペドリ。
右サイドのヤマルは華麗に、左サイドのラフィーニャはダイナミックにサイドを切り刻みます。


ヴィニシウス(レアル・マドリ―)

ブラジルサッカーには今でも、アイソレーションを得意とするドリブラーが生まれてきます。
一世代前(と言ってもまだ現役ですが)ならネイマール。(その前ならロビーニョ。ロナウジーニョ)
そして現在はヴィニシウスが該当します。

ただし、この手のドリブラーは現代サッカーだと今一つ輝きを放つことができません。
それがブラジル代表の限界にもなっているし、ジダンが嘆く要因の一つにもなっていると感じます。


バイエルン・ミュンヘン

バンサン・コンパニ監督が率いるバイエルンは、バルセロナにとても近いスタイルです。
そのバイエルンで踊るようなステップを見せているのが、右サイドのマイケル・オリース。
近年のフランスにはいなかったタイプの、独創性とスピードを持ち合せた芸術家で、ロナウジーニョみを感じさせる選手です。


パリ・サンジェルマン

昨シーズン、欧州王者に輝いたルイス・エンリケ監督のパリは、バイエルンやバルセロナほど超攻撃的ではありませんが、非常にバランスの取れた中盤3枚が機能美を感じさせる好チームです。
チームの指揮者はヴィティーニャ
そして、サイドから切れ味鋭くカットインしてくるのがクバラツヘリアと、ブラッドリー・バルコラ
特にクバラツヘリアは、ロッベンのDNAを引き継ぐ完成されたサイドアタッカーです。


ケビン・デ・ブライネ(ナポリ)

チーム単位ではなく、個人単位で考えた場合、現代サッカーで最もファンタジーを感じる選手は、ナポリのデ・ブライネ。
他の誰にも見えない狭いパスコースを見つけ、針の穴を通すようなキラーパスを繰り出せるファンタジスタ。ジダンの語る『失われた10番』こそがこのデ・ブライネです。
一世代前ならダビド・シルバ。
ジダンが語るように、このタイプの選手がほぼ見られなくなったのが、個人的にはとても寂しく感じます。


ルカ・モドリッチ(ミラン)

既に40歳を迎えていますが、未だに衰えを見せないのがミランでタクトを振るうモドリッチ。
最終ラインからボールを引き出し、前線に繋げるオフ・ザ・ボールの動きと、シルクのようなタッチは必見です。

リオネル・メッシ(インテル・マイアミ)

世界最高の選手であり、サッカー史上に間違いなく名を残す名選手。
全盛期は過ぎましたが、ドリブル、パス、スペースメイク、裏抜け、フィニッシュと、攻撃面の全ての能力に優れ、同世代のクリスチアーノ・ロナウドに比べて、より技巧的な選手です(クリロナはフィジカルモンスターのイメージ)。
アルゼンチン代表でメッシの相棒を務めていた、アンヘル・ディ・マリアは、
ジダンにとってのピレスのような、頼れる副官でした。


最終ラインの指揮官たち

マンCの最終ラインの、ジョン・ストーンズルベン・ディアス
リバプールのフィルジル・ファン・ダイク
パリ・サンジェルマンのマルキーニョス
彼らから『魔法』を感じる事はありませんが、優雅にチームを指揮するその姿には見応えがあります。
フンメルスの系譜を継ぐ選手です。


と、こんな感じでしょうか?
2000年頃は、リバウドにストイコビッチ、レコバ、ハジ、オコチャ、ミカエル・ラウドルップ、ザホビッチ、ベーロン、ロシツキーなどなど各チームに魔術師がいたものですが、
今は辛うじてメッシとデ・ブライネが10番タイプで、ファンタジアを持ち合せている選手でしょうか。
寂しいですねぇ(昔は良かったおじさん)

生存報告 11/12



現在読んでいる本:愛の旋律
                               掌の小説
         クリスマスプディングの冒険

現在プレイしているゲーム:九龍妖魔學園紀

その他生存報告に出そうなもの:


11/13

アガサ・クリスティの短編集「火曜クラブ」読了。64点。

マープルよりもポワロの方が好きなんだなぁ、と改めて。


「幻影異聞録」、断念。
3Dマップで、とても自力では解けないようなギミックをどうにかしながら(攻略サイトを使ってやっと)、シンボルエンカウントで敵にも追いかけまわられるのは、ストレスフルだった。
マネキンダンジョンでブチギレ、カメラダンジョンで匙を投げました。


11/12
アガサ・クリスティの短編集「ポアロ登場」読了。65点。
ポアロとヘイスティングスが仲良くワチャワチャやっているのが好きなファン向け。

1つ1つの短編は特に面白いと思わないけど、シリーズの後半でめっきり出番がなくなってしまう、
「ポアロの一番の友」ヘイスくんと仲良さそうなのは、心温まる。

11/11
アガサ・クリスティの「スリーピングマーダー」読了。70点。
面白くなるまでが長いけど、犯人の邪悪さはなかなかのもの。
マープルシリーズ最終作だけど、後期のクリスティ作品ほど、マープルに『復讐の女神』としての義憤が見られないのが少し物足りない、かな。


11/10
マンC3-0リバプール。
ドクは良い時と悪い時(というか対応をバッチリされている時)の差が激しいけれど、
今日は絶好調でした。
そしてハーランドはいつも好調😊
リバプールは大型補強した選手が、エキティケくらいしかフィットしていないのが痛いですね。
つい先日のレアル戦は凄かったのに、今日は全然でした……。



11/9
アガサ・クリスティの「ポワロのクリスマス」読了。66点。

エバートン2-0フルハム、ホームの力もあるかもしれませんが、
スコア以上にエバートンがフルハムを圧倒していました。
この両チームはTHE・中堅ではありますが、結構好きなチームなんですよね。

トッテナムVSマンUはつまんなかったですね。
セットプレーでばっかり点が入るの、ほんとつまんない。オープンプレイでチャンスができないと……。

11/7

アガサ・クリスティの「エッジウェア卿の死」読了。66点。
犯人がクズすぎて嫌悪感しかない。
初期クリスティらしく、キャラにそこまで愛着も湧かず、やたらと込み入ったトリックは、特に好みでもない(トリック愛好家ではない)のでこの点数。


今週のプレミアリーグ。
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①マンC対リバプールは絶対見る!
②トッテナムVSマンU、③エバートンVSフルハム、④ニューカッスルVSブレントフォード、⑤クリスタルパレスVSブライトン、⑥アストンビラVSボーンマスの順で興味があるかな。



11/6

マンC4-1ドルトムント。
(マンCファンなので)安心して観られるのは良かったが、余裕すぎて面白かったかというと……
フォデンハーランドがヤバすぎた。

11/5
リバプール1-0レアル、最高に面白かった!
ショボスライを中心に、攻めに攻めまくったリバプール攻撃陣を、ことごとく防いだクルトワ
その中で、マク・アリステルの決勝点で何とか1-0。
クルトワじゃなければ4点ぐらいは入っていたはず。
サラーも復調してきた。

アガサ・クリスティの「牧師館の殺人」読了。68点。
ミス・マープル初登場長編。
だけど、2作目の「書斎の死体」まで11年空くせいか、
マープルのキャラがなんか、違う(これはこれで、アリなんだけども)。

バイエルン2-1パリも見ました。


11/4
アガサ・クリスティの「ハロウィーン・パーティ」読了。73点。
ナルキッソスとウンディーネの結び付きが事件の根底にあるけれど、それが表面に出てくるのが遅いので途中までは盛り上がりに欠ける。
魔女のグッドボディ夫人が謎すぎるけど、ハロウィンだからまぁいいか。

マンU2-2ノッティンガム
ダイチ新監督のもと、ノッティンガムが躍動。
マンUはアマドムベウモのアフリカ人アタッカー2人が好調でした。
マンUの新戦力アタッカー3枚の中では、ムベウモがフィット。クーニャはまずまず、シェシュコはまだまだって感じ。

11/3
オクトパストラベラー2、クリア。78点。
今まで書いてきた感想と変わらない。

11/2
プレミアリーグ3試合観ましたが、
リバプールがようやく連敗脱出してほっとしています。
ショボスライはほんと素晴らしい。


11/1
竹宮ゆゆこの「とらドラ」10巻読了。
85点。
シリーズとしての総合点は86点。
まぁ、最後は少しあっさりだったけど、面白かったです☺

高校2年生。まだまだ子供で、それでも大人へと少し足を踏み出す季節を切り取った、恋愛青春作品でした。

月の砂漠の、「祭りと信仰の怖い話」読了。


ちょっと早いけど週末のプレミアリーグ。

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観たい順トップは①リバプールVSアストンビラ。他は、②チェルシーVSトッテナム、③クリスタルパレスVSブレントフォード、④ウェストハムVSニューカッスル、⑤マンU対ノッティンガム。
と、羅列してみたけど、あんまり盛り上がらない節かも。






10/28

バルセロナ1-2レアル、なかなか面白かったです😊
……『あなたへのお薦め』とやらに結果をバラされたので、
愉しみは半減でしたけど!

10/26
マンU4-2ブライトン。
クーニャとカゼミーロの即興的な1点目を皮切りに、3-0までは完全にマンUのペース。
しかしウェルベックが1点を返すとブライトンのターン。
3-2まで追い上げるも、最後はムベウモが再びブライトンゴールを揺らして、何とかマンUの勝利。

友だちとブレントフォード3-2リバプール観ました。
ブレントフォードのある種割り切った、アバウトなロングボール+徹底守備にリバプールは苦しみました。
これでプレミアリーグは4連敗ですか。

そのうち復調するとは思いますが、試練の時を迎えていますね。

トッテナムVSエバートンと、アーセナルVSクリスタルパレスはつまらんかった。
というか後者に関しては、観るのが拷問レベルだった。


というか、↓の放送予定間違ってない? リバプールVSブレントフォードでしたぞ。

10/24
今週末のプレミアリーグはこんな感じ。
スクリーンショット 2025-10-24 175253

気になるのは①アーセナルVSクリスタルパレス、②マンC対アストンビラ、③ニューカッスルVSフルハム、④マンU対ブライトン、⑤エバートンVSトッテナム
かな。
バルセロナVSレアルと、ナポリVSインテルもあるんだよな。


10/23
レアル1-0ユベントス。
試合内容は終始レアルが圧倒していたけど、ユベントスGKディ・グレゴリオがめちゃ頑張ってた。
レアルはバルベルデ、ギュレル、ベリンガムが化け物だった。

10/22
アーセナル4-0アトレティコ。

守備的チーム同士で固~い試合になった前半を経て、アーセナルの世界最強セットプレーが炸裂。
ここから、ヨケレシュの2ゴールを含む大量4点を叩き出したアーセナルが会心の勝利。


10/20
今日もサッカーの日。


マンC対エバートン→マンCがボールを支配する流れで、MOMは今日も2ゴールの化け物ハーランド!!
フォデンも好調。
エバートンはエンディアイエが怖かったですね。セネガル代表、チェックしなきゃ。

アーセナルVSフルアム→得意のCK一発で、鉄壁の1-0勝利。
守備陣は素晴らしかった。あと、サカ。
しかし流れの中から全然点が取れずエンタメ性に乏しい。主砲ヨケレシュの火薬も湿りっぱなし。
フルハムは安定感のある良いサッカーをしている。THE・中堅。

アストン・ビラVSトッテナム→ビラが復調してきた。

マンU対リバプール→アリソン離脱後、元気がなくなってきたリバプール。マンUも相変わらず調子は良くないが、ムベウモは戦力になりそう。



10/19
サッカーの日。

チェルシーVSノッティンガム→ノッティンガムがひたすら弱い。ネトの1ゴール1アシストで勝負あり。

ニューカッスルVSブライトン→ウェルベックの裏抜け2ゴールでブライトンが勝利。ニューカッスルは、決して悪いサッカーはしていないのに結果がなかなか出ないもどかしさ。ヴォルテマーデは奮闘。


バイエルンVSドルトムント→スコア以上の実力差を感じた一戦。最後の10分だけ盛り上がったけど。

10/18

竹宮ゆゆこの「とらドラ」9巻読了。87点。
完全に学園ラブコメの枠を超えて、青春小説の域に達した感のある9巻。
未成熟でありながら、大人になりかけの【半分オトナ】な高校2年生。自分は空っぽだ、と自覚する竜児と大河。
夢に向かって一直線の実乃梨。
竜児が実乃梨に惹かれるのは、彼女が自分より上のステージにいるからでもあって、実乃梨は狩野すみれと同種のキャラクターになっている。
すみれが北川を置いてアメリカに行ってしまうように、実乃梨が竜児を選ばないのは物語的には必然。
竜児にとって必要なのは手に手を取って支えていける大河なのだろう、と思う。
でも、実乃梨が好きなんだけど(小声)

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今節のプレミアリーグ。
気になる順に、①マンU対リバプール、②マンC対エバートン、③アーセナルVSフルハム、
④トッテナムVSアストンビラ、⑤チェルシーVSノッティンガム、⑥ニューカッスルVSブライトン、⑦ウェストハムVSブレントフォード。
うん、結構あるな……


10/15
「オクトパストラベラー」クリアしました。74点。

で、「オクトパストラベラー2」を始めました。

10/11
竹宮ゆゆこの「とらドラ8巻」読了。87点。
人間関係荒れ模様の修学旅行回。

竜児とも大河とも仲良しのままでいたい実乃梨と、
実乃梨と更に仲を深めたい竜児の間に生まれる齟齬に、
大河、亜美、北村なども絡み。
それぞれがそれぞれの【エゴ(自己犠牲、もエゴ)】で、がんじがらめになる様が見事。

8巻の最後の文章、
「しかし窓に~」から始まる文章で、
「【子供たちの】足を竦ませるには~」と書いているのも、自覚的だと思う。

そして、この作品に出てくる【子供たち】は、ほぼほぼ全員【いいこ】なんだよね。
でも、全員が自己犠牲ルーレットをしても、誰も幸せにならないんだよなぁ。

大河の父親回でも『子供(大河たち高校生)』と『大人』の対比がされていたし、
クリスマス回でも『いいこでいる』ことに大河がこだわっているし、
竹宮さんは完全に、高校生を【大人になりかけている最中の、子供】として描いている。
そこにブレがないから、面白いんだと思う。


10/8
竹宮ゆゆこの「とらドラ7巻」読了。85点。
大河が自分の恋に気づいた巻。
竜児が実乃梨に振られた(?)巻。
実乃梨は4巻で株を上げてきて、7巻でもう退場だとしたら早すぎる。
この巻の大河は『クリスマスまで限定いい子』なんだけど、いつもこの大河がいいんだけど(それじゃ、らしさがなくなるけど)


10/7
竹宮ゆゆこの「とらドラ」6巻読了。84点
これは伏線回というか、先が気になる終わり方ですね。
亜美とみのりんのやり取り、心情がとてもミステリアス。
「罪悪感はなくなった?」と、亜美の「(恐らく大河への)嫉妬」は何を表すのか。
好き、って難しい。

マンC1-0ブレントフォードは、ハーランドすげーとだけ。

10/5
「オクトパストラベラー」を始めたぞよ。

チェルシー2-1リバプール。
今日のMOMはククレジャ。相変わらずの運動量と、クオリティには惚れ惚れ。
右サイドのギュスト―ネトのライン、中盤のエンソも良かった。
そして、試合を決めたのはブラジルの超新星エステバン
リバプールは全体的に元気なく、公式戦3連敗で首位陥落。

アーセナルVSウェストハムは、ウェストハムが弱すぎてなんとも。

竹宮ゆゆこの「とらドラ」5巻読了。84点。
大河の父親回。実乃梨と亜美も相変わらずいい感じ。
ミスターコンテストのノリはちょっとついていけない部分もあるけど、ドタバタとシリアスのメリハリがついている。
大河がひねくれちゃったのも、わかる、かもしれない。

10/4
竹宮ゆゆこの「とらドラ」3巻読了。74点。
青春ラブコメ、というか学生ラブコメとして【読んでてニヤニヤさせてくれる】という意味では面白い。ただ、序盤の大河は理不尽系ツンデレで、そういうキャラだとわかっていてもストレスが溜まるし(俺なら付き合わん)、終盤の勢いに任せた怒涛の展開は、【こういうものだ】と納得できれば楽しめるけど、普通に考えれば「いや、教師が止めるだろフツー」的な醒めた感想も強い。

竹宮ゆゆこの「とらドラ」4巻読了。83点。
ようやくやってきたみのりん回。
竜児の片想い相手にも拘らず、魅力に乏しかったみのりんがようやく本領発揮。
夏旅行の中で竜児本人は気づかないまま、恋に大きな一歩を踏み出した4巻でした。
青春だなー(遠い目)

10/2
「トライアングルストラテジー」の2周目をやっているので、ここで書く話題がサッカーばかりに……
今日はCLのバルセロナVSパリと、マンC対モナコを見ます。
こちらが週末。
そろそろクリスタルパレスに日本語実況つけてくれよ……。
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①チェルシーVSリバプールが大一番で、
それ以外は②マンC対ブレントフォード、③エバートンVSクリスタルパレス、④ニューカッスルVSノッティンガム、⑤アーセナルVSウェストハムに興味があるけど、③も④も外国語実況は萎える……。
ブライトンVSウルブスとか、トッテナムVSリーズじゃないだろ、そこは……。
日本語実況の試合だけを見るようにして、試合数を削りたいんだけど、うーん……。


9/29

2日連続でサッカーの日……。
この狂気のスケジュール、我ながらどうかと思う。
やっぱり削らなきゃなと思いつつ、今週は予定通り観る。

アストンビラVSフルハム
→ロングボールを中心に、ワトキンスの抜け出しを中心にビラが快勝。
コンサのゴールカバー、闘将マギンのパッションもビラを支えた。

アーセナルVSニューカッスル
→スコア以上に一方的な内容で、特にライスの配球と、サカ、エゼの決定機創出が素晴らしかった。ヨケレシュはダメだけど……。
ニューカッスルはヴォルテマーデにアバウトに上げるロングボール殺法ばかりで、創意に欠けたがGKポープは頑張った。



ミランVSナポリ
→ハイクオリティな試合だった。特に中盤と、ミラン左サイド、ナポリ右サイドの攻防が熱かった。
ミランはプリシッチが左サイドを蹂躙。モドリッチの気の利いたプレス回避も際立つ。
ナポリもアンギサ、ロボトカの中盤と、右サイドのポリターノからのクロスに迫力があった。

9/28
ブレントフォード3-1マンU。
カヨデのロングスローとセットプレー、最終ラインからの単純なロングボールにここまで崩されてしまうマンU守備陣の脆さがただただ悲惨。
PKストップのケレハーは偉い。

チェルシーVSブライトン
50分までは完全にチェルシーのペース。
ここでチャロバーが一発退場し、それからもチェルシーペースだったけど、
チェルシーの64分のエステバン→ギュスト
ブライトンの67分の三苫→ウェルベックの交代で流れが完全にブライトンに。
ブライトン左サイド、ミンテVSチェルシー右サイドギュストの対決を完全にミンテが制し、ミンテのピンポイントクロス→ウェルベックのヘディングを皮切りに、ミンテが猛威を振るい、デ・カイペルのゴールで逆転、
ミンテの鬼プレス→ウェルベックのゴールでブライトンが快勝。

クリスタルパレスVSリバプール→
非常にハイレベルな試合。リバプールのハイラインをことごとく裏抜けするマテタを、リバプールGKアリソンが止めまくる。
一方クリスタルパレスの守護神ヘンダーソンもファインセーブを連発。
5連勝中のリバプールと、18戦無敗のクリスタルパレス。
エキサイティングで見ごたえのある試合だった。


レアルVSアトレティコ
セルロトにクロスを合わせに行くアトレティコのサッカーが非常に面白く、相棒のアルバレスも美しいFKを決めてインパクトを残した。ジュリアーノも相変わらず素晴らしい。
レアルは後半に怖さがなくなり、セルロトが下がった65分過ぎからは消化試合気味に。

9/27

トライアングルストラテジー、1周目フレデリカ√クリア。
最高に面白すぎたので、後で記事を書きたいです。

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今週のプレミア。CLもあった先週は死にかけたので、視聴試合は減らしたいと思います。
一週間のうち、2日もサッカーだけに持っていかれるのは、よほどのサッカーオタクじゃないとキツい
(いくら、微妙な試合はながら作業をしているとはいえ)。
しかも前節、全然面白くなかったし😢

見逃せないのがアーセナルVSニューカッスル。次がリバプールSクリスタルパレス。
後は、まぁ日本語実況がついているマンU対ブレントフォード、チェルシーVSブライトンかな。
先週までの基準なら、アストンビラVSフルハム、エバートンVSウェストハムも観ていたところだけど……。

ちなみに、日本語実況がつく試合はBIG6+ブライトンっぽいです。
日本語実況がつくと、やっぱり助かるは助かるんですよね。
戸田さん、林さん、水沼さん、ベンさんと解説陣も豪華だし。

一方で、僕的に観たいチームは
①マンC ②リバプール ③ニューカッスル で、④フルハム ⑤チェルシーも結構面白いなと思っています。
⑥アーセナルも優勝争いの二番手だから一応(内容はそんなに面白くない)

トッテナムやマンU、ブライトンは正直それほどでもないので、ニューカッスルやってくれないかなぁ。
フルハムは……まぁ、数字は取れなそうだけどニューカッスルは去年5位だし、CL出るし、
マンUより上位だぜ?

ついでに言えば、ブライトンは三苫がいるから日本語がつくんだと思うけど、それなら鎌田のいるクリスタルパレスの方が強いと思うけどな
(面白さはどっこいどっこい。デ・ゼルビ監督時代のブライトンは面白かった)。

後は初陣は全然ダメだったけど、ポステコグルー新監督が自分の色を出せるなら、ノッティンガムもぜひ見たいです。まぁここも数字は取れなそうだけどね。初陣のようなダメダメっぷりだと、今度は残留争いで盛り上がりそうですけど。

それと、単体では輝きを取り戻したグリーリッシュ(エバートン)が見たいのと、
ブレントフォードの超ロングスローが見たいw
とか言っているとキリがないので、日本語実況を優先するとこの辺りは見れなくなっちゃうかもだけど。



9/23
マルセイユVSパリを観ました。
パリの無敗優勝は阻止された!

9/22
アーセナルVSマンCを観ました。
ここにきて、マンCは完全にポゼッションサッカーを捨てましたね。
ドンナルンマの安定感はピカ一だし、ハーランドの決定力、ドクの突破力も凄いので
それに頼るサッカーも悪くはないかもしれません。
ただ、去年までの感覚でハイラインを敷いてしまい、ドンナルンマとディアスの連携ミスが起こるなど、細かい部分はまだこれからですね。

今節のベスト11

ベストマッチ:チェルシーVSマンU

GK 該当者なし
DF   ショー(マンU)、グバルディオル(マンC)、ケルケズ(リバプール)、ロメロ(トッテナム)
MF フラーフェンベルフ(リバプール)、イウォビ(フルハム)、ラインデルス(マンC)、ブルーノ・フェルナンデス(マンU)
FW エキティケ(リバプール)、ハーランド(マンC)

……今節はつまらんかったわい。

9/21
今日はプレミアリーグの日。

ウェストハムVSクリスタルパレス
→ウェストハム、降格するんじゃねーか……?

トッテナムVSブライトン
→トッテナムは空中戦しか怖くないので面白くない

リバプールVSエバートン
→そろそろエキティケをきちんと評価すべき時が来たようだ。
前任者のルイス・ディアスへの愛が、目を曇らせていたけど、エキティケ、とても良い補強だったと思います。そして相変わらずショボスライも良い。
エバートンは元気がない中、グリーリッシュはやっぱりちょっと雰囲気が違いますね。


フルハムVSブレントフォード
→意外と面白かった試合。やっぱフルハムの攻撃はイウォビ

マンU対チェルシー
→前半3分、ムベウモの飛び出しにGKサンチェスが足を引っかけて一発退場。
この時点で試合の大勢は決したかに思われ、現に2-0とリード。
しかし前半終了間際にカゼミーロも退場して10人対10人になり、その後は凡戦になってしまった。
先制点をきっちり決めたブルーノ・フェルナンデスがMOM。


今節は明日見る予定のアーセナルVSマンCも含めて6試合もプレミアリーグを見るので、
「今節のベスト11」も選びたかったんですが、ここまでの5試合であまり選びたい選手がいないんですよね。




9/19
バルセロナVSニューカッスル
→ニューカッスルのガンガンハイプレスサッカーが見れて良かったけど、
肝心のシュートがお互い枠に飛ばず。

マンC対ナポリ
→やったぜ(マンCファン)!
ハーランドが復活、ドンナルンマ良し、ドク最高、フォデンも復活してきて俄然盛り上がってきました😊

9/18
リバプール3-2アトレティコ。
序盤からサラーが猛威を振るい、リバプールが2点をリード。その後も試合を支配し続けたが、ジョレンテの2ゴールでアトレティコも追いつく。
しかし、ここで引きこもってしまうのがシメオネサッカーの限界。ファン・ダイクのゴールでリバプールが勝利。
判定がリバプール有利なのは、ちょっとかわいそうだった。

チェルシーVSバイエルン
→思ったより面白くなかったかも。

パリVSアタランタ
→パリがアタランタをボッコボコにしてた。

9/17
レアル2-1マルセイユ。
マルセイユのビルドアップの質の低さを考えれば、スコアは妥当というか、レアルがもっと点を取ってもおかしくなかった。
ただ、カルバハルの退場もあったし、結局2ゴールともPKなので、なんとも。

ドルトムントVSユベントス
→後半8分ぐらいまでは全くシュートが枠にも飛ばなかったのに、最後の30分だけどうしてこうなった?って感じで4-4。
最初からやってくれ><
MOMは交代出場から2ゴール1アシストのヴラホビッチ。いい加減、先発で使った方が良いと思うぞ。


9/16
マンチェスターダービーは3-0でマンC勝利!
違いを作り出したのは敵陣をドリブルで切り裂いたドクと、復活した怪物ハーランド
衛星のように動き回るベルナルド・シルバ、新加入で早速ワールドクラスの安定感ドンナルンマ、最終ラインの要ディアス、中盤からの飛び出しが魅力のラインデルス、皆最高!





9/14
今日はサッカーの日。
トッテナムVSウェストハム→つまらんかった。ソウチェクの退場でおしまい。

チェルシーVSブレントフォード→面白かった。チェルシーの積極的なハイライン&パスサッカーと、その裏を突くブレントフォード。
後半、パーマーリース・ジェームズの投入でチェルシーの一方的な展開となるが、ブレントフォードのシャーデが投げるロングスローがチェルシーを脅かす。GKサンチェスも、ロングスローには戸惑い、試合はドロー。

ユベントスVSインテル→凄い打ち合いだった。
チャルハノールの大活躍2ゴールが印象的だったけど、謎のモンテネグロ人アジッチの劇的ゴールで、ユベントスの勝利。ユベントスはケナン・ユルディズのクオリティの高さも目を引いた。
凄かった。

アーセナルVSノッティンガム→アーセナルが余裕の勝利。新戦力のモスケラスビメンディは安心して見ていられるし、マドゥエケもフィットしている。
エゼも悪くないし、ヨケレシュはゴールを決めた。新戦力がこぞって活躍したので、アーセナルファンは大喜びの試合だったと思う。
ポステコグルー新監督のノッティンガムは、さすがに就任後数日じゃ、彼の色は出せないか。

9/13
ロバート・A・ハインラインの「ヨブ」読了。67点(+15点)。
楽しめた度は67点。ハインラインをよく知りたい人には+15点。

本書は「ヨブ記」をベースにした、ハインラインの思想の集大成的な作品。
ハインラインはよく、右翼だとか左翼だとか言われるけれど、思想は一貫しており、右派リバタリアニズムに属する。
とにかく『反権力・自由主義・個人主義・マッチョ主義』を標榜し続けたハインラインにとって、個人の自由こそが最高善であり、それを妨害するような大きな政府(福祉政策)などは要らない。
一方で、権力者から要らないルールを強要されたくもない。
本書において、権力者とは『教会』であり、『神』である。
ハインラインは『国家』を超えて、『神』からもどうでもいい指図などは受けたくないのだ。
自分の力こそが全てであり、個人の自由を最高善と取れば、確かにそうなる。
福祉に反対するから右翼、国家主義に反対するから左翼というのは一面的すぎる。
というわけで、ハインラインの思想は知っていたけど、神にまで喧嘩を売るとはなかなかだなぁ、と思って読んだ。
また、こういう本が出版されるうちは、キリスト教も大丈夫だなと。

なお、物語として面白いかと聞かれると67点。
ハインラインの考えに興味がない人は読まなくて良いと思った。


9/12
今週はどうも元気がなかったです。まぁ理由はわかってるんですが。
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さて、今週のプレミアはこちらですね。


9/8 
スペイン6-0トルコ、とても面白かったです😊!
スペインの意外性に溢れた連携、完ぺきな崩しからの6ゴールは圧巻。
メリーノってこんなに得点力あったんだ!と改めて思いました。
トルコも、(勝つという意味では、この戦い方はミスかもしれないけど)果敢に攻め込んで行く
スタイルで、楽しい試合になりました。
どちらもワールドカップに出場してほしいなぁ。


「ブレイブリーデフォルト2」を少しやったんですが、ストーリーがあまりにも稚拙でやる気をなくしました……。
今は「シカトリス」を始めたところです。結構面白そう😊

9/4
ディーン・クーンツの「ミッドナイト」読了。74点。
「モロー博士の島」をオマージュした、寒村の住民が獣人化していくホラーサスペンス。
中盤を過ぎた辺り、獣人化した警官が創造主に反旗を翻す辺りから面白くなる。
クーンツらしく、人間賛歌が漂うのは好みの問題(安心して読める。深みはまずまず)


9/1
今節のプレミアリーグ、全体的に面白くなかったデス。
いや、マンCが冴えなすぎて絶望しているだけかもしれません。
リバプール1-0アーセナルが一番面白かったけど、ゴールチャンスが多かったわけでもないですしね。

8/31
チェルシーVSフルハムは、審判がチェルシー贔屓で興ざめ。

ユニコーンオーバーロードは、現在獣人族の国の後半まで来ました!

8/29

スクリーンショット 2025-08-25 071358

今週のプレミアリーグ……
なんか日時が間違っている(というか、変更されたのに更新されていない)けど、カードはこれ。
気になる順に、1リバプールVSアーセナル、2チェルシーVSフルハム、3マンC対ブライトン、4ノッティンガムVSウェストハム、5アストン・ビラVSクリスタルパレス。




8/27

フィリップ・K・ディックの短編集「小さな黒い箱」読了。
11の短編のうち気に入ったのは3つなので、打率低めだけど、まぁいっか。
敵か味方かしかいない世界で、中立を保つ難しさを描く『傍観者』、ロボットが人間を支配する『ジェイムズ・P・クロウ』、海外SFファンなら出てくる名前だけでも楽しい『水蜘蛛計画』の3つが好き。
『水蜘蛛計画』はポール・アンダーソン(『タウ・ゼロ』が名作!)が大活躍!


ニューカッスル2-3リバプール、面白かったです!
序盤からエンジン全開のニューカッスルと、試合のテンポを落としながら、緩急を鋭くつけるリバプールのせめぎ合いは、前半終了間際にエンジン全開すぎたゴードンが一発退場。
更にリバプールが2点を奪取し、勝負は決まったかと思いましたが、ここからがセント・ジェームズ・パークの力
観衆の大声援に後押しされ、闘将ギマリャンイスが叩き込み、更にオスラが追加点。
一人少ないのを全く感じさせない素晴らしいパフォーマンスでした。
しかし、試合は二転三転、17歳でプロデビューを飾ったエングモハが、出場わずか10分程度で劇的決勝ゴール!
まだあどけない少年が価値あるゴールで、ビッグマッチを締めくくりました。


8/26
大樹連司の「GODZILLA プロジェクト・メカゴジラ」読了。79点。
ヒマラヤ山脈を破壊し、ゴジラを生き埋めにするオペレーション・グレートウォールも失敗、地球総人口が2億を切った人類は、ゴジラに最後の決戦を挑むが……

頼みの綱のメカゴジラは、ナウシカの巨神兵を彷彿とさせてくれます。人類が散々破壊した地球環境を防衛するために、ゴジラが蘇ったように感じるので、大人しく滅びた方が良いような気がした。

自分たちが生き残るために、ヒマラヤ山脈を壊して、核をばら撒く人類……地球にとって有害でしかない(今更な結論で申し訳ないけど)

8/25

エバートンVSブライトングリーリッシュが鮮やかに復活。
ピックフォードの安定感&PKストップも神でした。

フルハムVSマンUも面白かった。
レノのグッドセーブVSクーニャのブリリアント・タッチから幕を開けた前半は、柔道の投げ技も飛び出し、PKも失敗と色々あり、
後半はフルハムの左サイド、イウォビロビンソンが素晴らしかった。特にイウォビのボール奪取→キラークロスは絶品。

8/24
マンC対トッテナムと、ブレントフォードVSアストン・ビラとノッティンガムVSクリスタルパレスを見ました。

8/23
チェルシー5-1ウェストハム

GKヘルマンセンの判断ミス、パケタの安易なボールロストと、個人的なミスで2失点してはチェルシーには勝てない。
ウェストハムのセットプレイ時の守備が終始不安定だったのも気になった。
チェルシーの攻撃陣はスター選手こそいないものの、コンパクトで好印象。


ノッティンガム3-1ブレントフォード。
ノッティンガムのトランジション→ショートカウンターと、足元に繋ぐスタイル。
特にトップ下のギブス・ホワイトのテクニックと、前線のウッドの決定力に魅せられました。

ノッティンガムは上位にはなれないだろうけど、残留してほしい!

サッカーのプレビュー記事は書きたいけど、移籍期間が閉まらない事にはなぁ……。
今シーズンはプレミアリーグをガッツリ見るつもり(気が変わるかもしれんが)なので、
自分用メモとしても貼っとく。

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コミュニティシールドのリバプールVSクリスタルパレスは、PK戦の末、クリスタルパレスの優勝!


リバプールは中盤のショボスライの存在感が抜群で良いアタックができていたが、新加入組が多いせいか最終ラインが不安定。前線も層の薄さを感じた。
クリスタルパレスはリバプール最終ラインの裏を突いた攻撃で見事2ゴール。PK戦は守護神ヘンダーソンが2本ストップ。



8/22
大樹連司の「ゴジラ 怪獣黙示録」読了。82点。
環境の破壊により、怪獣が出現するようになった地球。
アフリカ大陸をはじめ、多くの土地を失い難民化が急増する一方で、難民の受け入れ拒否やイデオロギーの対立で一つにまとまりきれない人類の敗北の歴史を描いたドキュメンタリータッチな作品。


8/17
サッカーの欧州リーグがいよいよ開幕!
マンC対ウルブスを観ましたが、相変わらずマンCのサッカーが美しくて良かったです😊
新加入ラインデルス、さっそく化け物的なパフォーマンスで、主軸になってくれそう!

8/15
ウィリアム・アイリッシュの短編集「裏窓」読了。74点。
アイリッシュの長編は、甘く切ない恋愛サスペンスが多いけど、この短編集にもその香りは漂っている。
ただ、彼の作風を考えれば必ずしもミステリである必要はなく、短編ならもっといろんなタイプの作品が読めるかと思っただけに、ほとんどサスペンスで占められていて、非ミステリ作品は1作だけというのは残念だった。

一方で、収録作の質は高めで、特に表題作の『裏窓』、『じっと見ている目』あたりが面白い。『踊り子探偵』や、『帽子』、『だれかが電話をかけている』などもサスペンスを感じられる。

1930年代に書かれた短編集にしては、そこまで古さを感じさせないのはアメリカ都市生活の凄さと、アイリッシュのセンスの良さだろう。
まぁ『外は風が強いから、帽子なしじゃ歩けないんだ』や、『他人の帽子をかぶるとふけの害が~』というあたりは、なかなか時代を感じさせるけれど。


8/12
「ヴィーナスブラッド・ヴァルキリー」を始めました。
長いゲームですが、あまり書く事がないんですよね……。

8/7
ディーン・クーンツの「ライトニング」読了。73点。
主人公ローラが危機に陥る時、雷鳴が轟き、騎士が助けにやってくる。
ナチスとタイムマシン、カーチェイスに銃撃戦とB級色たっぷりの娯楽小説。

8/4
ナオミ・ノヴィクの「銀をつむぐ者」読了。70点。
冬の王スターリクと、夏を齎す火の悪魔チェルノボグの狭間で、后として活躍する二人の女性の物語。
設定は良いのだけど、視点がころころ変わるので、物語に入り込みづらかった。


8/3
ナオミ・ノヴィクの「銀をつむぐ者」上巻読了。
上巻の中盤がかなり退屈だったので心配になったが、上巻終盤にかけてイリーナの存在感が上がって盛り返した。


7/29
スティーブン・キングの「心霊電流」読了。85点。
590ページ中、最後の40ページだけホラーw
電気の力で病を癒すジェイコブス師。禁断の新技術で癒された患者は多数いたが、彼は死の直前、亡くなった人が蟻のような動物に追い立てられ撲られる地獄を見てしまう。
そして、師の死をトリガーに、元患者たちは発狂する。

ストーリーを追えばそういう流れだけど、やはり6歳だった主人公と20代のジェイコブス師の出会い。
師を襲った悲劇と、成長した主人公の初恋。薬物中毒をきっかけに再開した師の変貌。といった人間ドラマに読みごたえがある。
元患者たちが発狂する、という展開もホラーっぽくて面白いけど、個人的には師の新技術は『誰にも理解されない、最新鋭の科学』のようにも読めたので、そちら方面で描いてくれれば、科学と宗教の関係を深堀りする作品になったのになぁ、とも思う。
(同じ新技術でも、宗教の皮を被せれば人は信じるけれど、宗教の衣装を剥いでしまうと途端に誰も信じなくなる等)


7/24
そろそろスティーブン・キングの「心霊電流」上巻を読み終わります。
暫定86点。
60年代に生まれた少年が、初恋、家族の死、電気仕掛けの奇跡(トリック)を使う牧師との邂逅などを経て、音楽に出会い、薬物に出会い、薬物依存から脱却して現在51歳までが上巻。
人生ドラマとしてじっくり読ませる。


7/21
笠井潔の「吸血鬼と精神分析」読了。73点。
フロイトやラカンは、赤子にとっての最初の遭遇は『母』と『自分』。
そして『自分の性』への目覚めだと定義するけれども、『男性』である事に拘泥してしまう彼らに、女性の精神を分析する事はできないのではないか、と感じた。
伝統宗教が古代人に作られたものである以上、男神と女神が存在するけれども、そうした枠組み自体が性を区別しており、ジェンダーフリーを進めていく現代にそぐわないものになっているのではないかと思う。
話はズレるけれども、多重人格者の殺人というのは、ミステリにおいてあるようで(少)ないな、と思った。
リチャード・ニーリィの「殺人症候群」など、なくはない、けれども、こういう場合でも倒叙ミステリがほとんどな気はする。

7/8
シオドア・スタージョンの短編集「時間のかかる彫刻」読了。71点。
オチの効いた作品や、孤独を覚える作品、どこか心温まる作品はスタージョン風だけど、
初期短編『ビアンカの手』に見られるような猟奇的な『欠損』はこの短編集からは感じられない。
孤独にしても『孤独な円盤』ほどの強烈さはない
収録作では、『きみなんだ!』、
『ジョーイの面倒をみて』、『人の心が見抜けた女』、『ジョリー、食い違う』、『フレミス伯父さん』あたりが面白かった。

ただ、やっぱり以前読んだ短編集『一角獣・多角獣』に比べるとパワーダウンかなぁ……。

7/3
ナオミ・ノヴィクの「ドラゴンの塔」読了。87点。
下巻も引き続き良かったー……
素晴らしい作品でした!

7/2
ナオミ・ノヴィクの「ドラゴンの塔」上巻読了。暫定88点。
ドヴェルニク村のアグニシュカは、領主ドラゴンに召し出され、魔法の才能を開花させていく。
奔放に魔法を紡ぐアグニシュカと、術式に拘るドラゴンの魔法は、反発し合いながらもいつしか溶け合い、一つの旋律を紡ぎ出す。村の周囲では、邪悪な森がじわじわと浸食し、腐った樹液が人々の体内を侵し始めていた。

文章は歌のように情景を映し、まるでその場にいるような臨場感を読み手に与える。
下巻に期待大。

6/30

古川日出男の「アラビアの夜の種族」読了。66点。
【1793年の、ナポレオンの侵略にあっているエジプト】を舞台に、
【読み始めたら止まらなくなるくらい面白い小説(以下、魔術書)】を書いて、それをナポレオンに読ませれば、侵略もやめて読書し続けるのでは?という作戦のもと
語り手は物語を語る・騙るわけだけど、
正直その物語が今一つ面白くない。
これではナポレオンどころか僕でも止められないぞ……。

設定上、自分からハードルを爆上げしてしまってるので、この設定で小説を書くのは勇気が要るなと思った。

6/18
笠井潔の「オイディプス症候群」読了。69点。

イリイチの、世界にHIVをばら撒こうというスケールの大きな邪悪さには驚いた。
ミステリとしては、ギリシャ神話に狂った犯罪者が多層に表現する神話的モチーフが難しすぎて整理できない。
大きな不満は、フーコーの思想が肩透かしに終わっていること。

見られるというのは、一般的には『自分を見ている相手を、こちらが見る』
(『自分を見ている相手の目に、相手を見ている自分の姿が映る)。

「見るー見返される」という対称性のもとで成り立つ事も多いが、パノプティコンに代表されるように
こちらからは見る事ができず、『見られているかもしれない』という恐怖を一方的に与え続ける事で、相手を封じ込め、弱者として規定する、『まなざしの持つ暴力性』について語っている
……という理解でいいのかな?
めっちゃ自信がないんだけど。

6/13
ヴァル・マクダーミドの「処刑の方程式」読了。81点。
35年前、13歳の美少女アリソンが誘拐され、殺された。
犯人として挙がったのは義理の父、ホーキン。
母クロエと再婚したホーキンは、アリソンを凌辱し続けていた。
ホーキンは死刑になった。

そして35年後、全ての真相が明かされる。
法律では裁けない罪があること。
それを捻じ曲げてでも、止めるべき悪はあり、
けれどそれを恣意的に見逃せば、法治国家ではなくなってしまう。

事件の結果が、次の世代の人々にまで影を落とすこと。
面白かったです。
唯一あれだったのは、ホーキンが真性のクズすぎて、
『冤罪で処刑された』事に対して、

『これで良かったのだろうか……彼は邪悪そのものではあったけど、人殺しはしていなかったのに』という思いよりも、
『こんな屑は殺されて当然』と思ってしまったこと。
少しだけ、ホーキンにも良いところがあれば、もっと色々と考えさせられたと思った。
村ぐるみで一人のクズ男をハメて死刑に持ち込んだ、
処刑の物語。
という、陰の面よりも、
あまりにもクズ。殺されて当然、という気持ちが勝ってしまった。


6/10
山田風太郎の「妖異金瓶梅」読了。83点。
強烈な悪女、潘金蓮の犯罪を探偵の応伯爵が解く連作短編ながら、世界の滅亡を描く最後の四編を加えることで、長編小説として余韻を残す仕上がりになっている。
面白かった。

アラン・ブラッドリーの「パイは小さな秘密を運ぶ」読了。68点。
11歳、化学大好き実験大好き毒物大好きな、少女探偵フレーヴィアの魅力で読ませるミステリ。


6/6
養老孟子の「バカの壁」読了。
マッチョな思考で「近頃の若い者」を嘆いたまとまりのない本。
20年前の本ということもあって、そもそもが古い。
『女は家事』、『百姓』などの著者の古さや、『イチロー・松井・中田英寿』のような例の古さなど。
キャッチ―な題名で【バカを釣る】事には成功。

6/4
ジャレット・ダイヤモンドのノンフィクション「銃・病原菌・鉄」上巻読了。(下巻も含めた感想は記事にしました)
アフリカから散らばった人類が、それぞれの土地環境により、家畜を育て農地を耕す農耕民族と、狩猟採集民族へ分かれる。
農耕民族は余剰物資によって蓄財ができ、食料調達以外の専門職を食わせる余裕が出来たことで軍人も増え、圧倒的な力によって狩猟採集民族を滅ぼしていく。
また、群居性の動物(人類含む)の間で流行・進化を続ける病原菌が、耐性を持たないアメリカ先住民を滅ぼしていく様子も描かれる。

5/31
森見登美彦の「有頂天家族」読了。71点。

5/27
フレドリック・ブラウンの「73光年の妖怪」読了。75点。

1・睡眠中の動物に乗り移る
2・宿主の動物が死んだ時にだけ、新しい動物に乗り移れる
3・本体は亀に似ている。

この3つのルール内で繰り広げられる、寄生宇宙人VS博士&女教師の死闘。
田舎町の片隅で綴られる、人類の存亡をかけた戦い。

明確なルールが決められていて、その枠内で殺るか殺られるかというサスペンス。

スティーブン・キングの「クージョ」に状況が似ているが、あちらほどは重くないですね。


5/23
宮島未奈の「成瀬は信じた道をいく」を読みました。77点。
前作に比べてみゆきの存在感は薄いけど、前作同様、成瀬のアグレッシブな魅力とそれに振り回され、影響を受ける周囲の人々が描かれる、読みやすく元気になれるライトな作品。
前作が好きだった方は是非! 楽しかったです😊


5/22
ここでは書いてなかったけど、NBAも例年どおり見てますよーという報告。
今年は東も面白いので、例年より更に面白いかもしれません。
まぁ、応援していたセルティックスが悲しい形で敗退したのは残念ですが。
これを書いている時点で、東西決勝が始まったところですが
東はペイサーズ、西はサンダーを応援します。

上橋菜穂子の「闇の守り人」、「夢の守り人」読了。68点ぐらい。

5/20
山本弘の「アイの物語」読了。87点。感想は記事にしたのでここでは割愛。

また、永井路子の「北条政子」の感想を書き忘れていたので、追加。

86点。
鎌倉幕府において、源氏というものは大して重要ではなく。
頼朝以降の2代、3代においては将軍という【お飾り】を【乳母一族】が争い合い殺し合う、権力争いの象徴としての存在と化し、政子が全てを失っていくと同時に、北条家は執権の座を手に入れる。
愛に溺れた女性の悲しい物語だった。

5/17

乃至政彦の「謙信越山」読了。 上杉謙信と、その頃の武田・北条。そして古河公方と関東管領(謙信)、近衛前久などの関係性が描かれる。
謙信は足利幕府を立て直す『佐幕』派の筆頭的な存在で、それ故に関東の足利氏出先機関である古河公方を補佐するべく、関東管領に就いたばかりに、北条・武田と延々不毛な戦争をする羽目になったという話。

余談だけど、『信長の野望・創造PK』において、謙信のイベントである『小田原城攻囲』が一番難儀した記憶がある。 ただでさえ北条の方が謙信よりも兵力も国力も上なのに、新潟県から大軍が通れない山道を通って、はるばる小田原までやってきて、途中に信玄の領土があるので巧みに避けつつ、やっとたどり着いた頃には、兵糧が少なくなっていて、そこから自分より強い北条と戦うというマゾイベントだった。 何とかクリアしたけど、もう一度やれと言われたら無理だと思う。

5/11
山本弘の「アイの物語」途中感想。
第1話「宇宙をぼくの手の上に」。
インターネット通信の時代を思わせる、オタクのための旧きネット空間。現実逃避のためにネット小説を共同で書き続けるクルーメンバーたちの友情を描いた作品。
『虚構は現実を救う力になりうる』
第2話「ときめきの仮想空間」。身体障害者の少女が、VR世界で出会った少年に、現実世界で出会うための勇気を描く作品。欲を言えば二人のその後が見たかった。
これもまた【虚構が現実を救う】お話。そして、現実を変えていく勇気を与えるお話。
第3話「ミラーガール」。
『お友達AI』シャリスと、大人へと成長していく女性の友情物語。
アシモフの「ロビィ」を皮切りに、AIと人間の心暖まる友情物語はたくさんあるけど、良いものはやっぱり良い。
第4話「ブラックホール・ダイバー」。
作り物の冒険に飽き飽きした、冒険家女性がブラックホールに挑む物語。
虚構の冒険→現実の冒険という展開は第2話の「ときめきの仮想空間」と共通するものの、この短編集の中ではやや異質かな
第5話「正義が正義である世界」。
永遠に歳を取らない変身美少女のメール友だちは、正義の名の元に爆弾を落としあい、滅びていく人類の住む『現実』に住む人間。
『滅びた現実とは関わりなく、永遠に続く虚構』の物語。
第6話「詩音が来た日」。
介護ロボット詩音が、老健施設での人との触れ合いによって、人類とは何かについて学んでゆく話。
「人類全ては認知障害」と結論し、認知症の人に怒っても仕方がないという論理で介護ロボットは人間に甲斐甲斐しく尽くす。
より優れた種族が、弱い種族を守るように。

マダミス (自分のための覚書)

プレイヤーの好み(高評価しがち)の傾向

・ストーリー性、テーマ性の高い作品  ス
・切ない、感動系作品         エ(エモの略)
・ロールプレイが楽しい、和やか卓(作品にもよるが、配役、同卓者にもよる為運にも左右される)ロ

オフマダミスは、オフラインならではの楽しさ倍増効果があるので、
オンラインプレイ作品と同列には扱えない。



タイトル     新しい順              楽しさ

流星のモビーディック オンライン

哀れな百合はSを捧げる オンライン

ハクチノアト オンライン

あたたかな幽霊 オンライン

透き通る青の証明 オンライン

夢ノ棺ノ時間泥棒 オンライン

廻煌館殺人事件 オンライン

デモンズボックス オンライン


幻想遺空飛空艇 オンライン ミーシャ A
G2lLY5laoAABudN


・天使のエルと時計仕掛けの国 オンライン トーリョ―  B+

・人狼村ツアー殺人事件 オンライン C 黒澤冥子
ec_PC3


偽りだらけの六重奏 オフライン  神楽レイカ C+
通過絵_レイカ


レクイエムをもう一度 オフライン 響蓮三 B-
FpbCHLqagAAiiCi


招かれざる者 吉野環  オフライン C

・永遠という名の殺人 オンライン  ゴード   B

G4HngEeXcAAeryX


ハムレット殺人事件 オンライン レアティーズ B

星になったあなたへ オンライン ジャック B-

GbOskVsakAAK7Rx


ドクドグラ オンライン 4号  B+

学園魔女裁判 オンライン  柏木藤乃 B-

異界邸奇譚 オンライン 八木 B-

春は枯れ再び廻る オンライン 夏の魔女 A-

GS8l403bMAMgDXW


・良心の宿り木 オンライン PC1  B-


・最期のソワレ オフライン 京橋ユリ B-

・ハグルマ世界 オフライン ベイリー B-
(オフラインで、マイペースな?ロールプレイができたのは良かった)


・廃城の錬金術師 オフライン ネロ A-
(最後の駆け引きは白熱!)

・別荘殺人 オフライン 瀧淳子 B-

・おにさがし オンライン バーニー B-

・或る胡蝶の夢 オンライン お嬢さん B-

ENDcard4



最果て亭の災禍 オフライン A- 魔法使い
(同卓者の一人がウザかったので苛々したけど、ゲーム自体は駆け引き多めで面白かった)


・札幌異世界ツアー オフライン B- スミス

京都異世界ツアー オフライン B- 土御門晴

・終末のジュウカ オンライン ラビィ B

GvL_v0bacAAl-AE



・世界の終わりとアイリの図書館 オンライン タビ B-

(んー、物語進行のために、全く不必要なカミングアウトをしなきゃいけないシステムはどうなのか)
GxXZr43bAAAqa0F


・流年 オンライン リン・シエ S
(最高すぎた。ネタバレ感想をそのうち書きたい)
GRwgeYFasAAxjy6


少女はsに溺れる 京極櫻子 B
(ワチャワチャ楽しかった)
GwxL-w_bgAYtGml


・崩落、そして オンライン アリー A
(知名度が低いけど、良作。ダークファンタジーが好きな方は是非!)

PC1.Ally_EndCard


・The Secret Burden オンライン 生野新景 A
(ユドナリウムの重い盤面が人を選ぶが、作りこまれたゲームデザインが素晴らしい)

・NOBODY オンライン アリス B+
(アリス愛に溢れた作品😊)
end_Alice


・宇宙船ニル・ノート号の残響 オンライン ニコ B
(カードがないと、決定打がないかも)

騎士と四季の姫君と オンライン 冬の騎士 B-
(騎士とか従者、執事のロールプレイはどうも苦手みたい)
HO08_


・焚家 オフライン B+ コレクター
(サスペンス色があって、割と面白いシナリオ)

愛の夢と目覚め オンライン 志木波瑠 B-
(エンディングはガッツリ演じてきた!! 推理はポンコツなんで……)
03__


鬼哭館の殺人事件 オフライン 新聞記者 A+
(現時点でのオフマダでの最高傑作。丁寧なHOが感情移入を促す大正浪漫)


何度だって青い月に火を灯した オフライン オラクル B-
(正直、こういう作品はあまり好きではないです)
ネタバレ感想

僕はデブリになりたい オンライン ベル A-
(初心者向け、サクっと終わるマダミスながら良さが凝縮された一作)

終末の眠り姫 オンライン パーフェクトレディ B-

ホロロジストが告げる時 オンライン モナ B+

マーダーミステリー・オブ・ザ・デッド0   オフライン ボーイ A
(面白かった😊!)
ネタバレ感想

幻想のマリス オンライン  ユキ B+
(マリスシリーズの補完的作品)


蠍火きらりのついた嘘 オンライン 桐野鎮 C-
(情報がなさすぎる……)

ティアグリア魔法学校殺人事件 オンライン ユエ C
(なんか、ガチ推理卓になってしまった上、被害者に思い入れがなさすぎた)
GUJimN7bQAAGPSh


人類最後のみなさまへ オンライン ラインハルト  B ロ
(状況とは裏腹のワチャワチャ卓で楽しかったけど、ただ雑談してただけだった気もw)

・ナナリウム オンライン 三条奏 A- ス・ロ
(ものすごい緊迫感のあるデスゲーム。怖いよぉ……)

・殻の中の偶像 オンライン しーちゃん B-
(ワチャワチャ楽しかったけど、作品としては不備も目に付いた)
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・ほしのおと オンライン アキト B-
(最後の決断は熱かったけど、そこまでが退屈でな……)


・ようこそ宇宙人狼ホテルへ オンライン 医師 B
(デスゲーム負けたぁ)
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・奇想、アムネジア 佐伯一洋 オフライン B-
(ちょっと難しすぎちゃう? こんなんわかるかよぉ!)


・ようこそ深海遊園地へ オンライン カサネ B+ 
(個人的に前作の方が好きだったけど、二作連続で良作だったので大野のお作品はやっぱりいいなぁってなった。ただ、設定はちょっとご都合主義かも)
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・シロクロライフの侵略者 オンライン 乃亜刹香 A+ ス・ロ・エ
(久しぶりのA+。めっちゃ面白かった!! セツカかわいいよ! 青春😊)

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・ブルーホールミステリー オンライン 香流万里 A ス
(壮大なストーリーと世界観が魅力的!)

・少年少女Aの独白 オンライン   高橋 智 B-
(かなり推理重視の作品。配役によって評価が変わる気もした)

善良村の殺人 オンライン PC4 A-
(好きなタイプのシナリオなんだけど、ちょっと王道すぎてよく見る展開な気もする)

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ネタバレ感想


・仮縫いの肖像画 オンライン  ツグミ B+ ロ
(「鱗は剥がれず禊がれる」同様、感情移入しやすいキャラを引けたなぁ)
ネタバレ感想

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・くちなしのきみへ オンライン 菅原紀之 A 
(ちょっと待ってくれ、この菅原くんってキャラ、まんま学生時代の僕じゃんwwww)

ネタバレ感想


PC2


・シノギの国のアリス オンライン ブルー B-
(味方だと思ってた人に裏切られるのつら……)

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ストプレ4 未明低空、赤星二つ オンライン 朱川ソラ B+
(地味ながら良質のストプレ)
ネタバレ感想

・夜の蛙は眠らない オンライン 陽明ヨウ B
(青春要素はあるんだけど、推理要素と両立しようとした結果、青春要素が薄まった気が)

・南極地点X オンライン 研究者 A
(サスペンス強めなシナリオながら、ギスギスもせず楽しいシナリオ)

・あの日のあなたと祝杯を オンライン  小説家 B-
(HOに書かれていないことを、延々と聞かれても困るよ……)

5__



・ALL GREEN オンライン アウル B+
(2PLのシナリオって、なんだかんだでB+ぐらいの「結構面白かったけど、最高ではない」ぐらいの評価に落ち着く感じがする)
02


・花々のTea party オンライン 蒼水連 B-
(ワチャワチャして楽しかったけど、メタ系の設定は好きじゃないんだよな)

・妖月村の花嫁 オンライン 夕凪こまち B-
(真相は別売りのSSを買ってください、はちょっとどうかと思った)

・魔女は黄昏の鐘に消える オフライン サヤ B+
(あまり期待していなかったが、思いのほか良作)

アンドロイドは愛を知らない オンライン ナッツ B
(がっつり推理系、ちょっぴりエモあり)
ネタバレ感想
end_ho4



たしかにヒロインを虐めてましたがヒロインを殺したのはわたくしではなくってよ C-
(自分には合わないだろうなと思ったけど、案の定合わなかった)
スクリーンショット 2025-04-27 002923

・マーダーロワイヤル オンライン アスファル B-
(作品自体は面白かったんだが、凄い裏切りに遭ってな……トラウマやw)
ネタバレ感想

ゆっくりと苦しみをもって オンライン  B キョウ
(独特なシステムを持った作品で面白い)
ネタバレ感想

・天使がいた町 オンライン  PC1 A+ ス・エ・ロ
(ダークファンタジーマダミスの最高峰)
スクリーンショット 2025-04-23 002111



・この慟哭は届かない オンライン 掃除ロボ A- ス
(卓の雰囲気の良さが印象的。こんなにワチャワチャ楽しかったのは「魔女達のワルプルギス」以来では)
ネタバレ感想

・ホワイトレイヴン、レッドダイ オフライン 秋田 C+
(秋田さん、何がしたかったんや?)

パロディピープル オンライン ホット C+
(キャラに感情移入しづらかった)

死神の名づけ子たち オンライン  イシュー  B+
(つまらなくはなかったが)
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ストプレ3・今日、君と恋します オンライン  水谷ハルト A ス・ロ
(青春ドキドキ恋愛リアリティショー! シナリオも面白い)
スクリーンショット 2025-04-11 000047

ネタバレ感想
水谷ハルト


哀惜サナトリウム オンライン アオイ B-
(アオイに憑依しづらかったな:苦笑)

スクリーンショット 2025-04-08 224300


をとめのつどい  オンライン 兼松 B-
(思ったより推理ガッツリ系だった)

GQBUPIDbEAUrvYm


59・マドンナが死んだ夏 オンライン 奈央 B+ ロ
ネタバレ感想
(面白かった!んだけど、ちょっと毒があったなー)
スクリーンショット 2025-04-02 224819



58・霧の島のかいぶつは オンライン  マリー B+ ロ
(2PLでは「アンノウン」と同じくらい面白かった)
GJ-zQa7boAAl8PA


57・荒廃のマリス オンライン 冷アカリ A ス・ロ
(ストーリーテーマでは「星空」の方が好きだけど、キャラクターの立ち具合では「荒廃」)

スクリーンショット 2025-04-01 010037

ネタバレ感想

56・LYCAN オンライン 羊飼い B+ ロ
ネタバレ感想
(遊び人ちゃんのロールプレイが忘れられない)

55・鱗は剥がれて禊がれる オンライン ファル B+ ロ
(いい役引いた😊)
ネタバレ感想
スクリーンショット 2025-03-22 235913



54・デスティニーカーズ オンライン 神崎茜 B
(ちょっと自分の好みよりもギスギスしてたかな)
スクリーンショット 2025-03-20 234501


ネタバレ感想

53・狂気山脈 星ふる天辺 オンライン 調査員 B+ 
(前作の方が好き)

52・金の双鳥 オンライン 鷹屋敷葉 B ロ
(怪しい人多すぎw)
ネタバレ感想


51・優しい死神の席 オフライン 鶴々 B+
(まずまずの面白さ。先輩にいびられたけど)

50・ムーンな方々 オンライン ヒメ A-
(システムが凄い)
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49・アポロンの審判 オンライン 4番 A- 
(これはマダミスというより人狼だと思う)

48・ふわふわクリーム、さらにジューシー オンライン ミッチョ B+
(悪くないけど、期待値を上げすぎたかも)

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47・ほろりほろりと雨落ちて オンライン リュウ A- エ
ネタバレ感想
(しっとりとエモーショナルな幼馴染の物語)
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46・盛風荘の殺人 オンライン 金田一京平 C+
(とある設定に無理があると思った)
ネタバレ感想

スクリーンショット 2025-03-05 013007


45・ダークユールに贖いを オフライン  ゴスロリ A+ 
ネタバレ感想
(オフラインマダミスでは今のところ一番面白かったかも)

44・この闇をあなたと オンライン クレア B+
(良質な作品なんだけど、同じ悪魔設定の『あくまのつくりかた』と比べると個人的に少し落ちた。
いや、全然別の作品なんだけどね)
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43・博士といつかの日常   オンライン 瑠璃 B-
(博士とか研究者が出てくる作品は、肌に合わない可能性も?)

42・魔法少女は涙を流さない オンライン 染井ネム A- ス・ロ
(某、魔法少女アニメに影響を受けていそうな作品だけど、ツボだった)
ネタバレ感想
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41・江戸運命交殺録 オンライン 美巳 A- ロ
(正直、端役のキャラクターが自民党政治家の名前をもじったものばかりだったのはなんか気になったけど、面白かったのは確か)
ネタバレ感想
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ストプレ2・夏流星 オンライン 星野蒼斗 A-
(青春!)
ネタバレ感想
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40・折り重なって揺れる島 オンライン 白瀬由 B
(設定はとても良かったんだけど、それを活かしきれなかった気も)

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39・へっどぎあぱにっく オンライン クマ B-
(もっとバチバチデスゲームしたかった)
ネタバレ感想
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38・エンドロールは流れない オンライン  トパーズ A+ ロ
(こちらも切ない……)
ネタバレ感想

37・ある令嬢の幸せな結婚 オンライン  一条秀一 A+ エ
(切なすぎる物語)
ネタバレ感想
スクリーンショット 2025-02-18 234830


36・あくまのつくりかた オンライン  オリバー A ス
(重量級のダークファンタジー!)
ネタバレ感想
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35・四人の令嬢と執事たち 西門家吉良 B-
ネタバレ感想
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(8人もいると喋れない……)

34・狂人の泣く頃に  オンライン マリン A- エ・ロ
(人狼がやりたくなった)
ネタバレ感想
 スクリーンショット 2025-02-12 230654


33・おおかみのなく頃に オンライン  メルル A- ス・エ・ロ
(少しひねった人狼マダミス)
ネタバレ感想
スクリーンショット 2025-02-12 203137

32・狂気山脈 陰謀の分水嶺 オンライン 記者 A ス
(さすが有名作だけある、緊迫感あふれる作品)
ネタバレ感想

31・エイダ オンライン  スタン・ローデン B
(悪くないんだけど、知名度の高さの割には刺さらなかった印象)

30・キングを殺すには  オンライン  桜姫舞香 A  ロ
(デスゲーム楽しいいいい!!)
ネタバレ感想

29・純血種は語れない オンライン アンブローズ B
(システムが面白い)
ネタバレ感想
スクリーンショット 2025-02-07 234030


28・アンノウン オンライン 船長 B
(むずいけど、ギリギリ解ける範囲の推理で絶妙な難易度だった。推理重視作品だけども)

27・水七星銀子の奇跡的銃殺 オンライン 辛坊甘絵 B+ ロ
(立ち回り楽しかった)
ネタバレ感想
スクリーンショット 2025-02-01 164915



26・星空のマリス オンライン グラ A- ス
(テーマ性が高い作品。結構好き)
ネタバレ感想
スクリーンショット 2025-02-01 013105



25・かぎろひに花ひらく オンライン 画家 B-
(配役運に恵まれず)
ネタバレ感想
スクリーンショット 2025-01-30 233914


24・六芒星の館殺人事件 オンライン  二階堂 C
(ガッチガチの推理もの。boothを見れば、自分には合わないとわかったはずだった。反省)

23・世界はあなたを置いていく オンライン  オリバー B-
(ちょっと演じにくいキャラだったかな)

22・鈴掛神社を忘れないで オンライン  シオン  B-
(難易度高い)

スクリーンショット 2025-01-18 190442


21・機械島奇譚   オンライン   時田 B  ロ
(時田のロールプレイも楽しかったし、世界観も良かった)
ネタバレ感想
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20・秘密のバレンタイン  オンライン   刈乎弖瀀   B  ロ
ネタバレ感想
(バレンタインの時期にさくっと遊べるシナリオ)
(-5

19・サザンクロス20×× オンライン 栄島エレナ A+  ス・ロ
(ストーリー・テーマ性の高いシナリオで面白い!)
ネタバレ感想
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ストプレ1・唄が聞こえる オンライン  三条ケイスケ B-
ネタバレ感想
(キャラに入り込みづらかったので、これも配役運か)
スクリーンショット 2025-01-18 153148


18・名探偵は四人もいらない オンライン 三橋みゆき B
(配役運に恵まれず)
ネタバレ感想
スクリーンショット 2025-01-18 004251



17・椅子戦争     オンライン 鑑定人 A-  ス
(面白いシステム!)
ネタバレ感想

16・アルバン     オンライン リーゼ  B-
(ガッチガチの推理もの)

15・デス・エクス・マキナ オンライン  ナイト  B
 ネタバレ感想
(これは難しい!! 設定凝っていて面白かったけど。「かわいい」いただいて、嬉しかった😊)

14・ヴァンピ     オンライン スハイル   B-
(GMさんが怖くて、雰囲気が良くなかった。一緒に遊ぶ人って大事だよね)
ネタバレ感想

スクリーンショット 2025-01-10 032322




13・魔王討伐前夜の殺人 オンライン 自信なさげな僧侶  B 
(惜しかったなー……5PLだとまだあまり話せない)
ネタバレ注意
PL2_プレイ証明書


12・ブルークロスの純愛 オンライン マエストロ(女性) A-   ロ
(面白かったー!普段僕が好むタイプのストーリーじゃないけど、ロールプレイ楽しかった!)
ネタバレ感想
スクリーンショット 2025-01-08 022417



11・このまま時が止まるなら オンライン  しん     A- エ・ロ
(こういう、キャラ同士が仲良くて青春してる系、好き。欲を言えばもう少し長ければもっと浸れた)
ネタバレ感想
スクリーンショット 2025-01-05 063854

10・レッドストランドの崩壊 オンライン ルーキー(男性) C+
(ガッチガチの推理もの)
ネタバレ感想
スクリーンショット 2025-01-05 084432

9・魔女達のワルプルギス オンライン  ルークの魔女     A-  ロ
(活き活きしたキャラ達と共に楽しむ夜。ポーン役かわいかった。色々やらかしたけど何とかなった)
ネタバレ感想
スクリーンショット 2025-01-05 063953

8・箱庭の観測者様へ2     オンライン     A-  ス
(1PLのゲームなので、GMさんと密にコミュニケーションを取りながらプレイ出来て楽しい)

7・箱庭の観測者様へ1     オンライン  ミドリ       A-  ス
(1PLのゲームなので、GMさんと密にコミュニケーションを取りながらプレイ出来て楽しい)
ネタバレ感想(観測者様へ1、2のネタバレです)


6・記憶回復センター
へようこそ オンライン フシグモ        B  ロ
(ネットワーク障害に苦しめられた。ミン役巧い)
ネタバレ感想
スクリーンショット 2025-01-05 063712

5・ネクロカルト オンライン  ソフィ・カルテル       B-  
ネタバレ感想
(6人もいると口を挟むタイミングが難しすぎる)

4・因習村の極光 オフライン    女優      A-  ロ
(ストーリーはともかく、駆け引きが楽しかった!)  
   
3・そらとくじらのエンゲ オンライン エーキチ         A  エ
(皆の優しさが伝わる好シナリオでした)

ネタバレ感想
                               
2・イノチゴイ オフライン 男A   C
(正直ストーリー的には微妙だった。演じたキャラにも共感を感じなかった)

1・月陰村の人狼 オフライン 村人B  B- 
(記念すべき初マダミス。ストーリー的には微妙)

視聴通過 
肩幅お嬢様殺人事件  宇宙ゴリラパンデミック
押忍!魔駄魅剃学園
フォノグラフの少女
月きょう館殺人事件
英国探偵とウォルターの遺産

 
通過予定

流星のモビィディック オンライン

今シーズンのNBAについて

今シーズンのNBA展望を書いていませんでした。
まず、自分の状況を少し。
実は少し忙しく(というより、他の趣味に時間を割いていて)今シーズンのNBAは今のところほとんど観れておりません。
プレーオフは絶対見ますが、最悪レギュラーシーズンはほとんど見られないかもです。

また、今シーズンの東地区に見どころが非常に少ない事もモチベ低下の理由です。
ハリバートンとテイタムの負傷欠場は、本当に痛い……。
セルティックス、キャバリアーズ、ペイサーズ、ニックスが東の4強だと思いますが、
そのうち2チームが今シーズンのタイトル争いから離脱してしまったのですから……。
逆に言えば、エースが復帰する来シーズンはまた熱狂も戻るでしょうが。


西地区に関しては普通に面白そうですが、サンズ、グリズリーズ、キングスへの期待感が昨シーズン比で随分下がったので(グリズリーズに関しては、開幕後感想で、後出しジャンケンになりますが)、
まぁ……という感じ。

絶対王者サンダーと、対抗ナゲッツが個人的2大注目チームで、
元々大好きなウォリアーズ、往年の名選手が揃ったベテラン軍団クリッパーズが気になるかなぁ。
そこに、いよいよウェンバンヤマを中心に飛躍しそうなスパーズ、ドンチッチ&レブロンのレイカーズ、噂のクーパー・フラッグが気になるマーベリックスも……。

と、書くと結構気になるチームはあるんですが、去年・一昨年も10~12チームぐらいを挙げていたのを考えると、今年は熱量がまだ高まっていない感じです。
まぁ、シーズンが進むにつれてボルテージも上がってくるんじゃないかと思いますけどね!
バスケ自体に興味が薄れたわけではないので。


カリーとヨキッチが大好きなんですけど、そろそろ新しいアイドルも探さないとなぁ……。

好きな作家紹介 アガサ・クリスティについて(2017ver:作品リストのみ順次更新)

随分前に、ブログでアガサ・クリスティについて書きました。
それで満足していたんですが、今回新たに書き直しましたのでアップさせていただきます。

ちなみに全体の4分の1ぐらいは流用(前回と一緒)ですが、4分の3は新しく書き直しているので、
新記事としてアップしちゃっていいよね?



「トリック派」と「動機派」。「トリック」も疎かにしないが、「動機派」に特にオススメのクリスティ。


第二回はアガサ・クリスティ。
海外古典ミステリで抑えておくべき作家と言えば、アガサ・クリスティは外せないと思います。
また、クリスティ作品は「読み易い」ものが多く、更にほとんどの作品が文庫化されているため「購入しやすい」のも魅力です。
海外ドラマにもなっており、しかもこのドラマが割と良い出来なため、そちらから入ることもできる。そんな敷居の低さもポイントでしょうか。


さて、ミステリ作品を読む際に、皆さんは何を最重要視しますか?


不可能犯罪を可能にする大胆不敵なトリックを解明すること?
それとも、犯人の心情と、そこに流れる人間ドラマ?


個人的な好みを言えば、僕は後者です。
どんなに凄いトリックを見せられても、肝心の人間が血の通わない、盤上の駒のようなキャラクターであるなら、
真剣に身を入れて読むことができないのです。


お堅い人に怒られてしまいそうですが、僕のミステリの原点は漫画『金田一少年の事件簿』ですので、
やっぱりこう、登場人物は美男美女……とは言わなくても、色々とメロドラマがあったり、
涙ながらの犯人自白シーンがあったりね、してほしいんですよw


そんな僕が、過去のミステリ作家を読みますと……他の作家の話は避けますが、有名どころを何人読んでも
イマイチピンと来ませんでした。
どの作家さんも、『トリック』の方に比重が傾きすぎていて、『人物』が蔑ろにされている気がしたのです。
犯人が解った。この犯行を犯せたのはこいつしかいない。おしまい。みたいなね。


アガサ・クリスティに最初に触れたのは「スタイルズ荘の怪事件」
そのあと、「七つのダイアル」とか「茶色の服の男」とかを読んだんですが(後者はそもそもミステリではない)、
どうもピンと来ず。
決定的だったのは「アクロイド殺し」。
この作品、確かに名作だと思います。トリックを知らない未読の方には是非読んでいただきたい作品です。
でも、あくまで『人間ドラマ』として読んでみて、面白いですかね?


そんなわけで長らく離れていたクリスティだったんですが、「春にして君を離れ」という作品を読んでから、少し見方が変わりました。
この作品の主人公は、すんごい嫌な奴です。嫌な奴なんですが、その心理描写がものすごくリアルなんです。
あ、こういうのも書ける作家さんなんだ、と。


そして次に読んだ「ナイルに死す」で、ガツンと心を持って行かれました。
あ、これ金田一(漫画)だww と。
なんかこう書くとアレなんですけど、面白いんです。
主人公の男性は、最近結婚したばかり。
ところが、別れたはずの元カノがストーキングをしてきてヤバいと。
元カノは主人公の男性に未練たっぷりでして、もうね、女の戦いが良いんですよ!
思わず(ストーカーなのに)元カノキャラを応援しちゃいましたw


クリスティ未体験の方へのお薦め作品


クリスティ作品の分類の仕方は、色々考えられますが、シリーズで大きく分ければ3種類あります。
『ポワロもの』、『マープルもの』、『その他』です。
僕の好みは断然『ポワロもの』なんですが、『マープルもの』にも好きな作品はありますし、クリスティ作品の中で一番好きな作品は、実は『その他』にあったりします。
このコラムでは、それぞれについて好きな作品を挙げていきたいなと思っています。


それとは別に、『超有名作』と『それ以外』という身も蓋もない分け方をすることもできます。
有名だからどうだ、というわけでもないのですが、
もし幸運にも、あなたが有名作で使われているトリックを知らないならば、やはり知ってしまう前に読んでほしいなと思うわけです。


というわけで一発目、まずは「オリエント急行の殺人」です。
オリエント急行の中で起こった殺人。その乗客たちはどの人物も、一癖も二癖もありそうな魅力的な方々ばかり。
この作品は『トリック』と『人間ドラマ』が最もバランス良く高レベルで融合している作品だと思います。
逆に言えば、「オリエント急行」にピンと来なかったなら、クリスティを楽しむのはひょっとすると難しい?
極論ですが、そう言い切ってしまっていいくらい、この作品には彼女の良さがぎっしり詰まった名著だと思うのです。


あるいは私自身がクリスティにハマる切っ掛けになった「ナイルに死す」から入るのも良いかもしれません。
こちらについては↑でも書きましたが、エジプトの旅情をバックにした船旅、三角関係、トリックと
三拍子そろった一大エンターテイメントでとても面白い作品です。


時系列順に読みたい方は「スタイルズ荘の怪事件」から入るのが良いのかな、とも思うんですが、
個人的にはあまりお薦めしません。


1920~1973と53年間もの長大なキャリアを誇る彼女ですが、最盛期と言えるのは『オリエント急行の殺人』を発表した1934年から、1953年くらいまででしょうか。
1953年の後も、素晴らしい作品をちょこちょこと発表しているのですが、少し打率は落ちたかなと思います。


1934年より前の作品で言いますと、お薦めしたい作品はありません。
「アクロイド殺し」が世間的には有名ですが、僕個人としては面白いと思いませんでした。


『シリーズ全作読んでやるんだ!』という方がいれば、当然『スタイルズ荘』から読んでいただきたく思いますが、面白そうな作品をつまみ読みしたい方には、1934年以降の作品から選ぶのが無難ではないかと思います。
その際に、私のコラムが参考になれば、とても嬉しく思います。



大好きな作品 ポワロシリーズ編


先に『オリエント急行』『ナイルに死す』については書きましたので、他の作品について書かせていただきます。


知名度はあまり高くないものの、ポワロシリーズの最高傑作として挙げたいのが「五匹の子豚」
16年前に起きた殺人事件。その当時、事件現場にいた5人の容疑者たち。
彼ら、彼女らから「事件当日」の様子を聞かされるたびに、その姿は二転三転し、新たな事実が次々と判明していく……。
被害者となったアミアスとその妻カーラ。アミアスの不倫相手エルサ。
カーラの妹で目が不自由なアンジェラとその家庭教師セシリア。アミアスの親友のフィリップ、メレディス。
事件関係者を少人数に絞り、関係者同士の関係性を密接なものにする。
登場人物一人ひとりに感情移入をさせ、『わが事』のように事件に引き込むクリスティの得意技が存分に発揮された作品です。


次に紹介するのは「葬儀を終えて」
空気が読めないコーラの一言「だって、リチャードは殺されたんでしょう?」から始まるこの作品も、『トリック』と『人間ドラマ』のレベルがとても高く、正統派で質実剛健な作品に仕上がっています。


ドラマ版の出来が非常に素晴らしく、印象に残るのが『ホロー荘の殺人』に登場する、
被害者の妻、ガーダ。
敏腕な美人ヘンリエッタに人気が集まりそうですが、ぼんやりとした美しさを持つ彼女のエピソードは忘れられません。
デイビッド・スーシェ主演のドラマ版ポワロ・シリーズも、全力でお薦めしたい内容になっていますので、
本が苦手な人(はこのサイトにはいないかw)にもお薦めできる。
そういう意味で、敷居が低いのもアガサ・クリスティを人に勧めやすい理由の一つですね。
ドラマ版の宣伝になっちゃいましたが、原作もとても面白いです。


軽い読み口で楽しめるのが「メソポタミヤの殺人」
旅情、トリック、人間ドラマとどれも10段階で7くらいで強い印象を残す作品ではありませんが、
高いレベルでまとまっていると感じます。


シリーズ最終作だからといって最後に読む必要はありませんが、ポワロ最後の事件「カーテン」
ある程度ポワロシリーズのファンになった人に読んでほしい作品。
これでポワロと会えなくなるんだなぁと思うと、しんみりしてしまいます。
単なるお別れ会ではなく、内容も面白いのでぜひ。


読了したポワロシリーズ作品(備忘録)    独断と偏見による個人的評価 S~E  


「オリエント急行の殺人」   S
「葬儀を終えて」       S
「五匹の子豚」        S
「ナイルに死す」       S
「カーテン」         A
「ホロー荘の殺人」      A
「メソポタミアの殺人」    A-
「ABC殺人事件」        B
「死との約束」         B  ←ドラマ版はお薦めできません……。
「杉の柩」           B
「ハロウィーン・パーティ」   B-
「マギンティ夫人は死んだ」   B-
「三幕の殺人」         B-  ←ドラマ版の方が好き。
「満潮に乗って」       B-
「白昼の悪魔」        B- ←訳が…。この作品だけガラが悪いポワロw
「ヘラクレスの冒険」     C(短編集)
「愛国殺人」         C
「もの言えぬ証人」      C
「スタイルズ荘の怪事件」   C
「エッジウェア卿の死」 C
「ポワロのクリスマス」 C-
「アクロイド殺し」        C-
「ポワロ登場」(短編集)   C-

「クリスマスプディングの冒険」(短編集)

ポワロものとマープルものの違い


アガサ・クリスティの二大シリーズといえば、ポワロシリーズとミス・マープルシリーズ
(全4作のトミー&タペンスシリーズというのもあるのですが、それはおいといて)。


シリーズが違うのですから、当然特色も違……います?
いや、違うはずなんです。
クリスティ自身が「ポワロシリーズで書いてしまったが、これはむしろマープル向きの事件だった」
という発言を残していたりもします。
ただ……感性の鈍い私には、明確な違いはわかりません。


これが、『百鬼夜行シリーズ』と『どすこいシリーズ』(京極夏彦)とか、
『悪党パーカーシリーズ』と『ドートマンダーシリーズ』(ウェストレイク)くらい違えば、特徴を書けるのですが……。


一応、個人的な印象を書かせていただくと


・旅先での事件が多いポワロと、自分の住んでいる村(セントメアリミード)近郊での事件が多いマープル

ただし、マープルにも旅先での事件は存在する(「カリブ海の秘密」など)し、
ポワロにも村での事件は存在する(「アクロイド殺し」など)


・なんとなく、ポワロものの方がシリアス色が強く、マープルものの方がのほほんとしている気がする

もちろんマープルものでもシリアス作品はあるし(「鏡は横にひび割れて」など)、
逆もまた然り(「ポワロのクリスマス」など。


・ポワロシリーズの恋愛描写の方がドロドロしている気がする
「白昼の悪魔」、「ホロー荘の殺人」、「五匹の子豚」などなど)


・マープルシリーズにはたまに、少女漫画っぽい作品がある。
 また、マープルシリーズの方が、女性の活躍頻度が高い気がする。

多分そうだと思うけど、気のせいかもしれない……。「動く指」、「ポケットにライ麦を」など



・ポワロは年をとる、マープルは多分年をとらない

ポワロシリーズにおいて、ヘイスティングスは結婚し、ポワロは老衰する(「ゴルフ場殺人事件」、「カーテン」など)。
マープルはもともとお婆さんであり、年は『多分』取らない。
多分、と書いたのは、全作品を読んではいないので僕の間違いかもしれない(ご指摘があれば訂正します!)



・初期ポワロ作品にはワトソン役(ヘイスティングス)が存在した。マープルものには存在しない

ただし、ヘイスティングスが登場するのは初期だけ




というわけで、『シリアス路線が多く旅先での事件が多いポワロと、たまに少女漫画っぽかったり、牧歌的な村での事件が多かったりするマープル』という印象はあるのですが、
自分で書いておきながら、自信はありません!



大好きな作品(マープルシリーズ編)


マープルシリーズのお気に入りは、まずこの2つ。

『ポケットにライ麦を』

卑劣な男に命を奪われた少女と、その復讐に立ち上がるミス・マープル。
少女の庇護者として、善き祖母のような存在感を発揮するマープルが印象的。
ミステリとしてもドラマとしても一級で、「見立て殺人」の要素もある名作。

『鏡は横にひび割れて』

犯行動機が秀逸で、さすが心理描写の巧いクリスティ、と唸らされる作品。
犯人はバレバレだけど、ドラマとしては非常に面白かったです。
この作品は、かなりシリアス色の濃い作品なので、ポワロシリーズに紛れ込んでいても、違和感がない気も。



続いては、村を震撼させた悪質な誹謗中傷手紙事件を描いた「動く指」
キャラクターが実に活き活きしていて、特に女性キャラの描き方が素晴らしい。
中でも、「地味で変な子扱いされているダサダサファッションのヒロイン」が
「オシャレにキメた瞬間、モテモテ美少女に!」という、ニンマリシチュが楽しめる
おすすめ作品。



名門クラッケンソープ家の男たちの視線を独り占めする、超有能メイド、ルーシーの活躍が光る「パディントン発4時50分」
も少女漫画路線でお薦め。
いろんな男から迫られても、色恋にうつつを抜かさず仕事はテキパキ、とはいえ全くの堅物ではないルーシーの
恋の行方はいかに!
なお、殺人事件の方は割とどうでも良かったです(苦笑)



真面目な人には不謹慎だ! と怒られてしまいそうだけど、
死体にまつわるドタバタ劇がユーモアたっぷりに描かれる「書斎の死体」
も、ユーモアミステリ好きにはお薦めですね。


独断と偏見による マープル作品お気に入り評価 S~E

ポケットにライ麦を    A+
鏡は横にひび割れて    A+
動く指          A
パディントン発4時50分   B
書斎の死体        B
予告殺人         B
カリブ海の秘密      B-
復讐の女神        B-
牧師館の殺人 C+
スリーピングマーダー C+
火曜クラブ(短編集) C-


 大好きな作品(非ポワロ・非マープル編)


僕が最も好きなクリスティ作品は、実はポワロシリーズでもマープルシリーズでもない、
「終りなき夜に生れつく」という作品です。

詳しくはこちらに書いたので……と言いたいところなのですが、
こちらではモロにネタバレをしているので、注意。

ネタバレなしで書くならば、クリスティ作品では珍しく、ホラーに近いテイストで描かれる
情感たっぷりの恋愛ストーリーになっています。


心理描写が書ける作家はホラーも書ける、と僕は常々思っているんですが、
心理描写があれだけ巧いクリスティなのに、ホラー作品はほとんど残していません。
そんな彼女が書いたホラーが読めるのが短編集「死の猟犬」
SFファンタジーの表題作や、ホラーに分類される「ジプシー」から、
純正ミステリの名作「検察側の証人」まで収録されており、クリスティの様々な作風が楽しめる
超お薦め短編集となっております。


ポワロシリーズの名作「五匹の子豚」に似た設定を持つ、「忘られぬ死」
ミステリ要素・サスペンス要素・ドラマ要素と、三拍子揃った良作。
ただ、クリスティ作品の中でも個人的ベスト3に入る「五匹の子豚」と比べると、
(似ているだけに)少し弱いかもしれませんが……単体で考えれば十分以上に面白い作品です。


クリスティはスパイ・冒険小説も書いているんですが、個人的にこのジャンルはそこまで好きではなくて。
ジャック・ヒギンズとかロバート・ラドラム、ケン・フォレット「針の眼」など、大好きな作品もあるんですが、
クリスティのスパイ・冒険モノは……あんまり面白くはなかったですね。

ただ、「親指のうずき」に出てくる悪役はかなりインパクトがあったんで、一応お薦めしておきます。


と、ここまで書いて何か忘れてると思ったら、超有名作を忘れていました。


「そして誰もいなくなった」

「見立て作品」&「クローズド・サークル」の定番作品で、オールタイムベストの常連、
恐らくクリスティの作品の中で一番売れた作品でもあります。
個人的にも結構面白いと思います……が、あんまり読みやすい作品ではなかったような……。
クリスティの入門書としてはあまりお薦めではないかなぁ。
前回も書きましたが、「オリエント急行」とか「ナイル」あたりのとっつきやすい作品から入った方がいいと思います。


あ、ちなみにクリスティ最大の地雷作品として一部で囁かれている「フランクフルトへの乗客」
ですが、ちゃんと読める作品でした。
お薦めか?と聞かれると別にお薦めはしませんが、想像していたよりは遥かにマシでした。




独断と偏見による クリスティ作品お気に入り評価 S~E(今まで書いたものを全部合体させただけです)

ポ→ポワロ  マ→マープル 他→その他 


「オリエント急行の殺人」   S   ポ  
「葬儀を終えて」       S   ポ
「五匹の子豚」        S   ポ
「終りなき夜に生れつく」   S   他
「死の猟犬(短編集)」    S   他
「ナイルに死す」       S  ポ

「ポケットにライ麦を」    A+  マ
「鏡は横にひび割れて」    A+  マ
「忘られぬ死」        A   他
「そして誰もいなくなった」  A   他
「カーテン」         A   ポ
「ホロー荘の殺人」      A   ポ
「動く指」          A   マ
「メソポタミアの殺人」    A-  ポ

「パディントン発4時50分」   B  マ
「書斎の死体」        B  マ
「予告殺人」         B  マ
「死との約束」        B  ポ
「杉の柩」          B  ポ
「春にして君を離れ」     B  他
「ABC殺人事件」       B  ポ
「マギンティ夫人は死んだ」  B- ポ
「ハロウィーン・パーティ」  B- ポ
「三幕の殺人」        B-  ポ
「満潮に乗って」       B-  ポ
「白昼の悪魔」        B-  ポ
「親指のうずき」       B-  他
「カリブ海の秘密」      B-  マ
「復讐の女神」        B-  マ

「スリーピングマーダー」  C+  マ
「アクロイド殺し」        C+  ポ
「フランクフルトへの乗客」  C+  他
「ヘラクレスの冒険」(短編集)C   ポ
「愛国殺人」         C   ポ
「もの言えぬ証人」      C   ポ
「NかMか」          C   他
「スタイルズ荘の殺人」    C   ポ
「牧師館の殺人」       C   マ  
「エッジウェア卿の死」    C- ポ
「ポワロのクリスマス」    C- ポ
「火曜クラブ」(短編集) C- マ
「ポワロ登場」(短編集)   C-   ポ
「茶色の服の男」       D   他
「七つの時計」        D   他


「クリスマスプディングの冒険」(短編集) ポ
「愛の旋律」  他


最後に、ネタバレになりますので、白文字で書きますが(反転させてください)


恋愛関係での悪女&チャラ男は超高確率で死にますね
うまくいかなかった最初の結婚生活の影響でしょうか……
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