2026年07月

準々決勝 ベルギーVSスペイン

     ベルギー  1-2      スペイン

試合内容 B+
MOM GK ティボー・クルトワ(ベルギー)

GK クルトワ 8         シモン 5
CB メヘレ 5          クバルシ 7        
   ノイ 6.5           ラポルト 6.5
SB カスターニュ 6      ククレジャ 5 
   デ・カイペル 5     ポロ 6.5
CH  ファナケン 5    ロドリ 6
   ラスキン 5      ファビアン 6.5
WG ドク 6        OH オルモ 7
   トロサール 5    WG ヤマル 6.5
OH  デ・ブライネ 4.5     バエナ 5
FW デ・ケテラーレ 6.5    オヤルサバル 5・5

監督 ガルシア 6.5       デ・ラ・フエンテ 7.5


交代(べ)
   トロサール→ヴィツェル 5
   ファナケン→ルカク 5
   デ・カイペル→セイス 6
      クルトワ→ラメンス 4
   デ・ブライネ→サーレマーケルス 5・5

  (ス)
  バエナ→フェラン 5 
  ファビアン→ペドリ 5
  オヤルサバル→ニコ・ウィリアムズ 5
  オルモ→メリーノ 6


ピッチ上でも、負傷でピッチを去ってからもクルトワの存在は絶大だった。
圧倒的ポゼッションを誇るスペインを相手に、ワンチャンスを決めて同点に追いつくと、
後半から入ったセイスの好守もあり、何とかタイスコアで推移していた71分、ベルギーを悲劇が襲う。
絶対的守護神の負傷交代。
今シーズン、マンチェスター・ユナイテッドで好守を見せていたラメンスだが、突然のワールドカップ出場でメンタル面の調整も難しかったのだろう。クバルシの弾丸シュートを横にではなく、力なく前に零してしまったその先には、秘密兵器メリーノがいた。

大会初失点を喫したスペインだが、今日の試合でも守備の硬さは相変わらず。
最も破壊力の高いフランスと、最も守備の硬いスペインとの対決が準決勝で待っている。

準々決勝 フランスVSモロッコ

    フランス   2-0    モロッコ

試合内容 A-
MOM WG デジレ・ドゥエ(フランス)


GK メニャン 6.5       ボノ 8.5
CB サリバ 6       ディオップ 4.5
   ウパメカノ 6.5     マズラウィ 4.5
SB クンデ 6      ハキミ 5
   ディーニュ 6.5     サラー・エディン 4.5
DH ラビオ 7     ブアディ 4
   コネ 7      エル・アイナウィ 4
WG オリーセ 7.5    エル・カンヌス 4
    ドゥエ 8     ブラヒム 4.5
OH   デンベレ 7.5    ウナヒ 5.5
FW エムバペ 7.5     タルビ 4
 
監督  デシャン 9    ワハビ 6.5

交代(フ)
   コネ→ザイール・エメリ 6
   エムバペ→マテタ 6
   ドゥエ→バルコラ 6.5
   クンデ→ギュスト 6

  (モ)  
  ブアディ→ラヒミ 5
  エルカンヌス→アムラバット 5
  ブラヒム→ヤシン 5.5  
  サラー・エディン→エルワディ ?
  タルビ→スバイ ?

更にギアを上げ、フランスが恐るべき強さを見せた。
特に二列目のオリーセ、デンベレ、ドゥエのプレッシングが素晴らしく、モロッコのボール保持もままならなかった。
守護神ボノの孤軍奮闘は素晴らしかったものの、フランスの攻撃陣を止めきることはできず。
このフランスは、(アルゼンチンを優勝させたそうなFIFAの思惑を除けば)優勝候補筆頭に推せる
今日のモロッコはフランスに圧倒されてしまったが、ここまでの戦いぶりは実に見事だった。
レグラギ前監督のプレーモデルを引き続き、ワハビ監督の元でも素晴らしいサッカーを示したモロッコは、四年後も変わらず列強であり続けるだろう。



ワールドカップ敗退国 雑コメ

☆ベスト16

・エジプト

鋭利なカウンターでアルゼンチンを脅かした姿は見事。
サラ―とマルムシュしか知らなかったんだけど、GKショベイル、SHアシュール、ハッサン、FWジーコあたりは覚えた!

・ポルトガル

41歳ロナウドと心中する無策なマルティネス監督のもと、有り余るタレントを活かせずに終わる。

・アメリカ

気違いトランプが大暴れして、バログンへの出場停止を取り消しに。
恥まみれの国家、能力も知性も品性もない、人殺し大統領の真価を証明。

・ブラジル
良くも悪くも、アンチェロッティの指揮したレアル・マドリ―。前線はプレスをサボり、中盤は支配されても、ショートカウンターからヴィニシウスが切り裂く。ラフィーニャ、パケタと負傷者が続き、戦力にならないネイマールを使うような余裕は到底なかった。
(入れても変わらんかった気もするけど、ジョアン・ペドロ入れてほしかったなー)


・パラグアイ
人種差別、シミュレーション、相手への暴行。恥ずかしいチームその1。

・メキシコ
熱狂的な雰囲気のもと、キニョネス、アルバラードの両翼から中央のヒメネスがポストする3トップは見応えがあった。


・カナダ

開催国の恩恵で強い相手と当たらなかったにせよ、2022から続くプレッシングサッカーを見せてくれた。次回大会以降も伸びていきそうな好チームだ。

☆ベスト32


・オーストラリア

ケーヒル以降いなかったFWに新星イランクンダが登場。不振を究めたアジア勢の中で、存在感を発揮した。

・カーボベルデ

GKヴォジーニャを中心とした守備に目がいきがちだが、ショートカウンターでウルグアイ、アルゼンチンに2得点。

・ガーナ

大会を通して、攻撃面で全く良いところがなかったガーナ。
これではベスト32敗退も致し方なし。

・アルジェリア

北アフリカオフェンシブサッカーの一員。GKの弱さ等、一流国とは差があったが、それなりの存在感を見せてくれた。

・ボスニアヘルツェゴビナ

イタリアからPKメモと出場権を盗んだが、大会での成功は盗めなかった。チェコと同じロングボール流派。

・セネガル

のらりくらりと、相手と観客に睡眠魔法をかけ、眠りかけたところで一撃を刺すブラック・アフリカのエリートデバフ使い。くじ運が悪すぎた。

・コンゴ民主共和国

今大会最大のサプライズチーム、かも。ポルトガル戦のラインコントロール、イングランド戦の先制ゴールなど、確かな足跡を残した。

・エクアドル

悪くないチームだが、フィニッシャーがいない。そしてまた、人種差別。南米の民度……。

・スウェーデン

3バックでありながらサイド・中央問わず守備が脆かった。

・オランダ

超守備的な5バック、同点の状態で攻撃の駒をほぼ使わないなど、クーマン監督の臆病な采配が目立った。

・コートジボアール

守備は固いが、攻撃は身体能力頼みで退屈な試合が多かった。ブラックアフリカ、デバフ使いの一員にして、アフリカNo3の実力国。

・日本

くじ運が悪かったのは間違いない。相手の良さを消す事に終始し、能動的に攻める姿勢がなかった点、
毎大会のように空中戦殺法にやられてしまうのは残念。

・ドイツ

早すぎた敗退。攻撃に全振りしたチームは、毎試合失点を喫するように守備が脆かった。エクアドル戦でウンダフのテストをしなかったナーゲルスマン采配は疑問。

・南アフリカ

韓国に勝ったのは素晴らしいが、開幕戦でメキシコに良いところなく敗れた姿の方が真実。
まぁ、ダメだろうと思っていたのでベスト32でも、健闘したと思う。


☆予選リーグ敗退国

グループA

・チェコ

ロングスローを始めとしたセットプレイが脅威。だが、それだけ。
オープンプレイでは全く何の怖さも感じなかった。

・韓国

チェコ戦ではクオリティの高さを見せ、メキシコ戦もGKのミスさえなければ引き分けだった。
南アフリカ戦は前2試合と打って変わって、ミスが目立ち、敗退した。

グループB

・カタール
スイスに引き分けたのも、GKの頑張りによるもので崩され続けた。
カナダ戦ではラフプレーを連発した上、ロペテギ監督はカナダに喧嘩を売るなど、良いイメージが全くない。


グループC

・スコットランド
欧州1位突破組で最弱なのは大会前から分かっていた事。ブラジル戦の守備陣ミス2発が痛すぎた。

・ハイチ
単純に実力不足。仕方なし。

グループD

・トルコ
早すぎる敗退。シュートの雨を降らせたがゴールなし。

グループE

・キュラソー
初出場の小国が、ドイツ戦の1ゴールを思い出に大会を去る。

グループF

・チュニジア
48か国中、最弱チーム。内紛、大会中の監督解任と醜態を晒す。

グループG

・ニュージーランド
良い経験を積み、今後が楽しみな前向きな敗退。ジャストは楽しみな選手。

・イラン
FIFAとアメリカからの嫌がらせを受け、あと一歩のところでベスト32を逃すも、大差で敗れるアジア勢をしり目に力を見せた。

グループH

・ウルグアイ
早すぎる敗退その2。カーボベルデ戦のミスが文字通り致命的。ラストはラフプレーと晩節も汚す。

・サウジアラビア
国内リーグの存在感を考えると物足りず、2022から退化。

グループI

・イラク
あまりにも最終ラインでのパスミス、連携ミスが多すぎた。

グループJ

・ヨルダン
早期敗退も、フィジカルに優れた前線の破壊力はポジティブな印象。

グループK

・ウズベキスタン
実力不足。アジア枠はやはり多すぎた。

グループL

・パナマ
見れていないので、コメントできず。すまん。


アルゼンチンVSエジプト

    アルゼンチン  3-2     エジプト

試合内容 A
MOM FW リオネル・メッシ(アルゼンチン)

GK エミリアーノ・マルティネス 5  ショベイル 7
CB リサンドロ・マルティネス 5   イブラヒム 6
   ロメロ 5.5            ラビーア 5
SB モリーナ 5           ハフェズ 6
  タグリアフィコ 6・5          ハーニ― 5
DH パレデス 5.5           アッティア 4・5
CH マカリステル 5        DH ラシーン 5
   エンソ 6         SH  アシュール 5
  デ・パウル 6           ハッサン 7
FW メッシ 8          FW ジーコ 6
   アルバレス 6          サラー 5

監督  スカローニ 7・5        ハッサン 7


交代(ア)
   デ・パウル→ラウタロ 7
   タグリアフィコ→ニコ 4・5
   モリーナ→モンティエル 6
   アルバレス→メディーナ ?
   ロメロ→オタメンディ ?

  (エ)   
  アシュール→ファトヒ― 4・5
  ハッサン→トレゼゲ 5
  ジーコ→マルムシュ ?
  ラシーン→ジーズ ?


2026年に読んだ本

S→味わい深く、いつまでも心に残りそうな作品

黄金/ディック・フランシス……
20作近く読んできたフランシスの新たな一面。今までの「型」を完全に破り、見事な成功を納めた名作。
悪役はあくまで邪悪だったフランシス世界において、この悪役は悲しい。

娘は娘/アガサ・クリスティ……
共依存状態の親娘の話。
行動的にはどっちもどっちなんだけど、心情的には娘のセアラの側に立って読んでしまった。

相手を縛りつけるのも毒親だし、相手に全く干渉しないのもネグレクトだし、親って大変そうですね。
絶対僕には無理だわ……

クライマーズ・ハイ/横山秀夫……
日航ジャンボ機墜落事件を追う新聞記者が主人公。
毎日怒号が飛び交い、つかみ合い、殴り合いが発生し、クソ上司のメンツのために蔑ろにされる楽しい会社…
を描きながら、命の重さを感じさせる良作。
暑苦しく男臭すぎるのが難だけど、ぐっと読ませる

終戦のローレライ/福井晴敏……
生命を燃やすような狂乱状態というのは、一種のお祭りのようなもので、
実際には悲惨な時代だったとしても、後から思い返せば甘やかに思い出されるのだなぁ、と感じた。

ソードアート・オンライン1/川原礫
……もしもゲームの中に入れたら?という、夢のような設定に、地に足のついた描写・展開で、そこに生きる人々の姿を描いた骨太作品。
主人公、ヒロインも魅力的。
僕は多分、攻略には全く参加せず、安全な所にずっといる人です💦

ブギーポップ・イン・ザ・ミラー・パンドラ/上遠野浩平
……居場所を持たない6人の少年少女が持つのは、1人1人では中途半端な異能力。
それでも、皆が集まれば世界だって救えるかもしれない。
6人が駆け抜けた青春群像劇は、とても鮮やかでした。
こういうのが読みたかった!

わたしたちの田村くん/竹宮ゆゆこ……
「とらドラ」を凝縮したような良さがあり、相馬は大河をマイルドにしたようなヒロイン(個人的には相馬の方が好き)。
自然消滅しかけている元カノ(今カノ?)松澤さんも魅力的で、絶妙なバランス
良い意味でも悪い意味でも、短い(全2巻)けど


わたしたちの田村くん2/竹宮ゆゆこ……
(1.2巻を通しての感想)
少し田村くんのパワープレイが目立つものの、とても魅力的な二人のヒロイン(松澤推しです)。
些細なすれ違いから離れていく人の縁、それを繋ぎとめる強い気持ち。
陸上選手で、背中を追いかける対象の松澤と
自転車に乗せてくれる対象の相馬、
恋に対するスピード感(自転車の方が速い)も含めて好対照を為す二人+主人公の、精一杯の恋情がとても丁寧に綴られていました。
同著者の「とらドラ」とは甲乙付け難い出来(誉めてる)で、読めて本当に良かったです。

光のとこにいてね/一穂ミチ……
環境により、何度も引き裂かれる二人の女性の半生を描いた、しっとり百合小説。
意思が強く勇敢な果遠ちゃんを、どちらかというと臆病な結珠ちゃんが追いかけるシーンが良かった。
結珠ちゃんの良夫の藤野さんはかわいそうだけど。


百瀬、こっちを向いて(短編集)/乙一
……「キャベツ畑~」が少し外れ(それでも75点)だけど、
表題作、「小梅がとおる」、「なみうちぎわ」共に85点以上で大好き。
特に「なみうちぎわ」は本短編集のフェイバリットでした!
僕もいつか、こんな小説が書けるようになりたいです。
↓の「~朝比奈くん」も素敵な短編集だけど、こちらの方が更に上かな。

吉祥寺の朝比奈くん(短編集)/乙一……
恋愛弱者を焦点に当てた短編集。
「交換日記始めました」、「三角形はこわさないでおく」、「うるさいおなか」の3編が特に好き。
5編とも素敵な作品でした。

小説版 ドラえもん のび太と空の理想郷/福島直浩、古澤良太……
芯にメッセージ性があり、子供にもわかり、大人も考えさせられる作品でした。
トマス・モアへのオマージュもバッチリで、100%倒すべき悪がいないのも好きでした。

A→読んで良かったと思える作品

ブラームスはお好き/フランソワーズ・サガン……
愛は絆、愛は鎖。
自分を寂しくさせる最愛の男と、自分に愛を捧げてくれる年少の男。
全てを持ち合せた理想の恋人なんて、どこにもいない。誰と結ばれても消えない虚ろな心を、満たしてくれるものは、きっとどこにもないのだろうと感じた。

ソードアート・オンライン3/川原礫……
ある意味完璧に終わった1巻の続きを、読ませる本に仕立てただけで凄いなと思う。
主人公モテモテのハーレムシステムも、ある程度主人公に惹かれる理由もわかるイケメンぶりだし、かわいい妹ヒロインも話の牽引に一役買っている。


ドラえもん のび太の宇宙小戦争2021/福島直浩・佐藤大
……演出で魅せた映画のノベライズなので、どうしても映画に分があるが、これは仕方ない。
伏線をより分かりやすく描いていたり、ドラコルルの心情を多少補足するなどの工夫があった。

ドラえもん のび太の新恐竜/浦井学・川村元気
……生き物を飼う事で、親の気持ちを知るというオーソドックスながら巧いストーリーテリング。
兄弟間の確執や、精神病の概念がないため、ちょっとポジティブすぎる気がするが、子供向けとしては十分に面白い。

ブギーポップ・リターンズVSイマジネーター/上遠野浩平……
VSイマジネーターって言うけど、統和機構とかいう組織の方が明らかに胸だった気が。
人間の体に植物が観える描写や、群像劇としての描写は面白かった一方で、「~笑わない」に比べるとだいぶ落ちたかな、とも。


流浪の月/凪良ゆう……
『人間社会が勝手に作った【常識】で、物事を判断するな』というテーマで描かれる、
更紗と文の関係性。
この二人の関係は、性愛ではないかもしれないけれど、愛だと思う。
胸糞悪役のせいで、このテーマに集中しきれなかったところがマイナスかもしれない。

ソードアートオンライン2/川原礫……
短編集なのであれだけど、最後の「赤鼻のトナカイ」が好きでした。

ファーストラヴ/島本理生……
島本さんらしい繊細な心理描写を土台に組み立てられたミステリ作品。

何がハラスメントに当たるのか、考えさせられる。
(個人的には、ハラスメント自体よりも、大人たちの徹底した無関心が、ここまでヒロインを追い詰めたように感じた)

遠い山なみの光/カズオ・イシグロ……

世代間の対立、もっと言ってしまえば毒親を描いた作品。
【冗長で粘着質な会話(時に笑える)】は、読むのがしんどいものの、【冗長で粘着質な人物像】を浮かび上がらせているのが面白い。

大人キャラはほぼ全員胸糞で、子供がかわいそうだけど……

この作品は、【謎とき】を作者がしてくれないので、
【自分なりの答え】を読者が創る必要があって。
極上の素材は作者が用意してくれたけど、
料理は読者が作らなきゃいけない、そういう作品だと思います。

下町サイキック/吉本ばなな……

少しシリアス成分多めで、ホラー要素を廃した「ゴーストハント」(小野不由美)のような味わい。
独特な大人に囲まれて、大人として扱われてきた影響で、人生について達観していながら素直で無邪気な一面も持つ、ヒロインのアンバランスさが魅力。

煉獄の時/笠井潔……
第二次大戦直前に出会ったイヴォンとクロエの子供が、大きくなって、イヴォンが死んで、クロエの子供のドミニクが死んで、カミーユが中年を迎える程度には800ページ二段組は長かった……。
今回はあまり哲学バトルを感じなかったのは少し残念かもしれない。

本命/ディック・フランシス……
デビュー作から、フランシス作品のエッセンスが全て詰め込まれている事に驚く。

島はぼくらと/辻村深月……
瀬戸内海に浮かぶ離島、冴島と、そこで暮らす男女4人の青春物語。
新と衣花がくっついたのは意外ながらも良かったけど、
相思相愛だったはずの朱里と源樹は……!?
というか源樹だけ最後も出番ないし、どうしたww

ターン/北村薫……
『時間3部作』の中で一番面白かった。
最後はちょっとよくわからなかったけど……。
やっぱりループものは最高ですね!

スキップ/北村薫……
17歳の女子高生真理子は一夜にして、娘持ちの42歳人妻教師になっていた。
真理子が『未来へ飛んでしまった自分』を淡々と受け入れていく2か月間を描いた作品。

1960年代のJK真理子からそもそも若さを感じない(ノリ・心情両方で)のが難点。

『(心の)若さ』は【形(外見)】が決めるという真理子の考えは、個人的に共感できない では何が若さを決めるのだろうと、考えさせられた  加齢(というか経験)によるものか それとも文化的なもの(ノリが古い、など。おじさん構文とかはこれだと思う)なのか 個人的には後者の方が大きそうな気が
最後の選択は、『(大人らしく)、無鉄砲に騒動を大きくせず、妥協』を選んだだけだし、
そもそも真理子はそういう子/人なんじゃないかと思う

高望みせず、秩序を重んじ、妥協の中に小さな幸せを見つける。それは決して悪い事ではない
そんな真理子なので、中身が17歳であるギャップも感じなかった


彩雲国物語1/雪乃紗衣……
中華風ファンタジーにありがちな人名の難しさと、時折入る微妙なドタバタを除いて、シリアス部分だけを見れば結構面白い。
生まれながらの美貌を持つ香鈴、珠翠が囚われた呪いと、美貌を持たない秀麗が生まれながらに持つ父の愛との対比が見事。

鋼殻のレギオス/雨月シュウスケ

俺の妹がこんなにかわいいわけがない1巻/伏見つかさ……
オタクを隠す美少女話は「乃木坂春香の秘密」と同じだし、このネタ自体にそれほど魅力は感じない。
が、主人公のモノローグ文章が巧く、本来なら不快に思いそうな妹の蛮行を中和して、ギリギリ許せる域に留めているのは見事。

夜明けのブギーポップ/上遠野浩平……
スタイリッシュな厨二というか、都市伝説や異能者が普通の日常と隣り合わせの場所にある、この空気感は独特だなと思いました。


B→暇つぶし以上の有益な何かを得た作品

小説版 のび太の月面探査記/辻村美月……
ノベライズ小説は、基本映画を見てから読む事にしてるんだけど、こちら映画は未視聴。
割と無難なドラえもん映画の内容に感じた。
映画オリジナルの友人キャラが結構多いため、少しとっちらかった印象。

個人的に、映画版ドラえもんの一番好きなのは、のび太の閃きや好奇心などで、
日常から大冒険へ移り変わるところ、そしてまだ敵の脅威がはっきりしない大冒険の序盤だったりする。
終盤の敵との対決は、あまり興味がなかったり。
久しぶりにドラえもんに接したせいか、
スネ夫がなかなか印象的だった。
彼、こんな博学だったっけ。一番臆病なのに、勇気を出して戦いに加わるシーン好き。


ソードアートオンライン4/川原礫……
直葉と和人の関係性が読みどころの巻。
ただ、182ページ/308で問題が一段落すると、それ以降の牽引力は弱かった。
ゲーム世界も、敵も、ヒロインも「アインクラッド編」の方が好きなんだよなぁ。
……5巻以降も面白くなるのか少し不安だったりする。

リセット/北村薫……
戦時中の生活を描いた第一部は(歴史好きには)面白い。
しかし、1960年代の生活を描いた第二部がつまらないし長すぎる。
明らかに本筋に関係ない描写が多く、作者の子供時代の思い出語りでしかないのが辛い……。

彩雲国物語2/雪乃紗衣……
女性の社会進出を、真面目で仕事にひたむきに取り組む女性主人公の目から描いたファンタジー作品。

横断/ディック・フランシス……
カナダ横断競馬列車の凄さが今一つ描き切れてないけど、まぁまぁ面白いです。

標的/ディック・フランシス……
サスペンス作家のフランシスには珍しい、ミステリタッチ(犯人を探すタイプ)の作品。

直線/ディック・フランシス……

邦題の『直線』はもう少しなんとかならなかったのか……。
原題は『健全』とか『真っ当』とか、そんな感じの言葉なんだけど。

まぁ、「健全」ってタイトルの小説だと読まれにくいかもしれないけど、「直線」だって大差ない気がする。


土獏の花/月村了衛……
自衛隊がジブチでテロ集団と戦いまくる話。
ひたすら戦っている。
自衛隊内での陰湿ないじめも含め、最後まで読んでもあまりスッキリとはしない。


ガダラの豚/中島らも……
最終巻は間違いなく面白いが、1巻は微妙。
また、サスペンスにしてはグロく、ホラーにしてはギャグを挟み込んでくるなど、ありそうでなかなかない闇鍋的な境界線を突いた作品のため、合う・合わないは確実にある。
安心して水が飲める日本は良い国だ。

蜘蛛の巣を払う女/ダヴィド・ラーゲルクランツ……

小説ドラゴンクエスト7/土門弘幸……
ドラクエ7は元々、連作短編集としては悪くないが、一つの物語としてはまとまりに欠ける作品だと思う。
ノベライズ版では、連作短編集としての味わいも1巻を除いてあまり活かされておらず、やたらダーマ神殿で覚えた技を連発するバトル小説になってしまった。

MISSING/甲田学人
……オカルト風味のラノベ。安定した筆力で不安なく読ませるけど、キャラ付けは中途半端で弱い(等身大ではなく、かと言って突き抜けてもいない)
総じて悪くない作品だけど、今一歩。

王とサーカス/米澤穂信
……2001年、王族虐殺事件が起こった混迷のネパールで起こった、もう一つの殺人事件の物語。
王族虐殺事件の方を掘り下げてほしかったけど……。

C→暇つぶし程度にはなった作品

乃木坂春香の秘密/五十嵐雄策
……オタクであるだけで迫害される社会で、オタクである事を隠している完璧美少女、乃木坂春香の秘密を知った主人公と、春香のなんてことない恋愛モノ。
ちょいちょい挟まれる主人公の一人ボケツッコミがつまらないので、なくしてほしい……。

バカとテストと召喚獣/井上堅二
……一昔前のオタクの悪ノリ全開、といった感じ。

ソードアートオンライン8/川原礫

明治断頭台/山田風太郎
……既読の風太郎作品の中では「太陽黒点」と並んで、最もミステリチックな作品。
個人的には、風太郎先生にしか書けないエロバトル×切なさの方が好きなのでこの評価。
後、悪役は日和らず、明治政府転覆くらい企んでほしかった……。


小説版 ドラえもん のび太の南極カチコチ大冒険/白井かなこ・高橋敦史
……ワクワクしないのと、悪役に意思がなく、ただ倒すべき敵なので魅力に欠ける。
映画で見れば、また別かもしれないけど。

D→自分には合わなかった作品

小説版 ドラえもんのび太の宝島/浦井学・川村元気
……
・『宝島』要素なし。海賊要素も活かされず
・親からの愛情がテーマの一つだが、作中ののびパパの行動は、ママとの衝突を避けるためだけの保身
・決して諦めず挑戦する、というのがテーマの一つだが、作中でのび太が挑戦するエピソードなし

というわけで外れだと思いました><


小説版 ドラえもんのび太の絵世界物語/伊藤公志・寺本幸代
……
擬音だらけの文章や、ワクワクしない展開で基本退屈。仲間がピンチになってもノリが軽い。
ただ、篭められたメッセージ自体は良質。
のび太のパパが活躍するのも良かった。

E→プロ作品として見るにはつらい作品

猫狩り族の長/麻枝准……
大したことでもないのに、いちいちオーバーリアクションで騒ぐ登場人物のノリについていけない……。




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