3試合以上採点がついた選手は、平均採点も出す予定なのですが、
この作業が少々難航しておりますので、記事を先にアップいたします。
平均採点は出した選手のみ記し、順次アップしていきます。
【GK枠:3】
イケル・カシージャス(スペイン)
パラグアイ戦のPKセーブは値千金。決勝ではロッベンの突破に対して奇跡のセーブを見せた。快挙を成し遂げたチームを、ゴールマウスからバックアップした。
マヌエル・ノイアー(ドイツ)
世を去ったエンケの、負傷で辞退したアドラーの意思を受け継ぎ、ドイツを守りきった守護神。燦然と輝く攻撃陣に隠れてはいたが、彼らが安心して攻められたのは彼がゴールマウスを守っていたから。イングランド戦1点目のロングキックも特筆に価。
フェルナンド・ムスレラ(ウルグアイ)
グループリーグを無失点で切り抜け、ガーナ戦では2本のPKをセーブ。ウルグアイを堂々、ベスト4に導いた功労者の一人。
【DF枠:7】
フィリップ・ラーム(ドイツ)
積極的なオーバーラップ、ミスのない守備は今大会でも屈指。間違いなく、世界最高峰。
セルヒオ・ラモス(スペイン)
レアル・マドリーでは安定感のなさが見受けられるが、大舞台では脆さも見せず、いつも華麗なオーバーラップでスペインを盛り上げる。
パウロ・ダシルバ(パラグアイ)
堅守パラグアイの中心的存在。関のような堅牢さを誇った。
ガブリエル・エインセ(アルゼンチン)
気持ちを前面に出してチームを引っ張ったディフェンスリーダー。終わった選手ではないことを証明した。ナイジェリア戦の決勝ゴールも彼。
アルネ・フリードリヒ(ドイツ)
アルゼンチン戦、メッシを完全に押さえ込み、更にゴールまで決めたパフォーマンスは出色。
カルロス・プジョール(スペイン)
ドイツ戦の獅子奮迅のプレイは見事。ディフェンスリーダーとしても素晴らしかった。
ホルヘ・フシーレ(ウルグアイ)
水際でピンチを防ぎ続ける彼の姿は目に焼きつく。ゴディン、ルガーノとCBが負傷を抱える中で最終ラインを引っ張った。
【MF枠:8】
プリンス・ボアテンク(ガーナ)(平均採点67.5/4試合)
ベスト4に片足まで踏み込んだガーナの、救世主。大会1ヶ月前に帰化したばかりにも関わらず、エッシェンなきガーナを支配し、まるで皇帝のように振舞った。アメリカ戦のゴールも、ガーナを勢いづけた。
バスティアン・シュバインシュタイガー(ドイツ)
新境地を見せた、バラックの後継者。イングランド戦の3点目、アルゼンチン戦の3点目で見せたドリブル技術、戦う姿勢、守備での貢献。まさにパーフェクト。
トーマス・ミュラー(ドイツ)
今シーズンデビューしたばかりの若者が、大舞台でこれほどやれるとは。低調だったセルビア戦を除き、ゴールにアシストに、文字通り試合を決める「違い」となれていた。得点王&新人賞のダブル受賞。
メスト・エジル(ドイツ)
鮮烈な輝きを放った、ドイツもう一人の若手有望株。オーストラリア戦で、戦いの狼煙を挙げ、イングランド戦では猛烈な突破力を見せた彼だが、大会が進むにつれて、少しずつ輝きを失っていったのは残念。
ウェズレイ・スナイデル(オランダ)
偶然のようなゴールも多かったが、5ゴールを挙げてオランダを準優勝へ導く。
アリエン・ロッベン(オランダ)
決勝のスペイン戦では唯一にして最大の脅威に。醜い戦いぶりで無残に散ったオランダの中で、彼は誇り高きグッド・ルーザーだった。
ザビ・エルナンデス(スペイン)
派手なプレイは少ないが、高精度ロングパスは彼の十八番。素晴らしいロングパスが通った後、誰がパスを出したのだろう?とビデオを巻き戻してみれば、たいていはこの男が基点だった。逆サイドに展開してほしい!という、テレビ観戦者の期待にいつも応えてくれる視野の広さがたまらない。
アンドレス・イニエスタ(スペイン)
ジダンの領域にはまだ達していない。けれど、膠着した状態で試合を決められる傑出した力が確かに宿っていることを、パラグアイ戦、そしてオランダ戦で見せてくれた。
【FW枠:5】
ダビド・ビジャ(スペイン)
相棒のトーレスが全く役に立たなかった今大会、いったい何度チームを救ったことだろう。ゴールを挙げるのが仕事とはいえ、この得点力は脅威に値する。動きの重かったチームの中で一人切れ味鋭く、得点王に相応しいパフォーマンス。
ミロスラフ・クローゼ(ドイツ)
オーストラリア戦、イングランド戦、アルゼンチン戦で4ゴールずつを集めたドイツ攻撃陣。クローゼはフィニッシャーとして、そして以外にもチャンスメイカーとしても特大のインパクトを見せ付けた。
ルイス・スアレス(ウルグアイ)
許しがたいハンドはさておくとして、フォルランとの2トップは大会随一の2トップ。メキシコ戦のゴールで、アルゼンチンを回避し、韓国戦の華麗な2ゴールでベスト8に。チームをベスト4に導いた。
ディエゴ・フォルラン(ウルグアイ)
ウルグアイの英雄は、ようやく実力に見合ったステージに立った。初戦のフランス戦から目覚しいパフォーマンスを見せ、南アフリカ戦のミドル、そしてガーナ戦の美しいフリーキック。お見事。得点王と大会MVPのダブル受賞。
リオネル・メッシ(アルゼンチン)(平均採点67.5/4試合)
ドイツ戦では何もさせてもらえなかったが、それまでの試合ではアルゼンチン攻撃陣の中心として、ゴールこそなかったものの特大のインパクトを放った。もちろん、彼本来の実力を考えれば物足りないだろうが、採点を見ていただいても決して失敗ではなかったことがわかるだろう。
【その他ポジティブ選手】
リチャード・キングストン(ガーナ)(平均採点66.25/4試合)
時折不安定なプレイも散見されたが、圧倒的な反射神経でガーナの躍進を守備から支えた。
マールテン・ステレケンブルフ(オランダ)
取り立てて鮮烈なパフォーマンスではないが、ミスなく準優勝にオランダを牽引した立役者だ。ファンデルサールという偉大すぎる選手の後を、安心して任せられる守護神の誕生はオランダにとって大きいだろう。
エムボリ(アルジェリア)
イングランドを無失点に、アメリカを93分のドノバンのゴールまで、驚異的な反射神経で抑えきったGK。派手さなら、大会一かも。
ディエゴ・ベナーリオ(スイス)
スペインをシャットアウトした、スイス銀行の金庫番。堅い。
デュルク・カイト(オランダ)
運動量豊富に走り回り、『いつもの』プレイを見せた。
ジョバンニ・ファンブロンクホルスト(オランダ)
ウルグアイ戦の鮮烈なミドルシュートを置き土産に現役を引退する彼。アーセナル、バルセロナの左サイドは彼のものだった。
アレクシス・サンチェス(チリ)(平均採点67.5/4試合)
ホンジュラス戦では、クリスチアーノ・ロナウドばりのドリブル突破を見せ、大会を大いに盛り上げた。徐々に調子を落としていったのが残念。
ロドリゴ・ミジャール(チリ)(平均採点65.0/4試合)
全員が主役のチリ攻撃陣ではあったが、主にトップ下として攻撃のタクトを振るった彼のインパクトはなかなかのものがあった。
カルロス・テベス(アルゼンチン)(平均採点65.0/4試合)
全ての試合で安定したパフォーマンスを見せ、攻撃に守備にと駆け回った。メキシコ戦では2ゴールを決め、FWとしての働きでも注目を浴びた。
マルティン・パレルモ(アルゼンチン)
ランドン・ドノバン(アメリカ)(平均採点68.3/3試合)
持ち前の突破力よりも、高精度のプレースキックから見せ場を作り出した。アルジェリア戦では93分にゴールを決め、文字通りの救世主に。
ジョジー・アルティドール(アメリカ)(平均採点68.3/3試合)
アメリカが誇るフィジカルモンスターは、対峙した全てのDFの脅威に。ボディコンタクトは世界レベルだ。
アサモア・ギャン(ガーナ)(平均採点63.75/4試合)
PKを外し、涙にくれるシーンが印象深いが、ガーナ攻撃陣のエースとして目覚しい働きを見せたのはこの採点を見ても明らか。後はもう少し決定力が高まれば。
パク・チソン(韓国)(平均採点65.0/4試合)
韓国をアジア王者に導いたチームの中心選手。ギリシャ戦では、チームを勢いに乗せる幸先の良い一発。
イ・チョンヨン(韓国)(平均採点63.75/4試合)
サイドから高精度のクロスを上げるクロッサーとして、アジアを超える技術を見せた。ウルグアイ戦のヘディングゴールもお見事。
本田圭佑(日本)(平均採点63.75/4試合)
日本のエースとして最前線で身体を張り、旺盛なシュートへの意欲と決定力を見せた。デンマーク戦の輝きは、日本人にとって語り草となるだろう。
【ポジティブ評価の監督】
ヨアヒム・レーブ(ドイツ)
大会一魅力的なアタッキングフットボールをチームに根付かせ、ベスト4。名将との評価を確固たるものとした。
ビセンテ・デルボスケ(スペイン)
トーレスへの固執という、危険な兆候はあったものの、偉大なる前任者アラゴネスのチームを受け継ぎ、彼の幻影を打ち破る快挙を達成。
ミロバン・ライェバツ(ガーナ)
チームとして完璧に組織されていたのは、ブラックアフリカ5チームの中ではガーナだけだった。エゴを殺し、問題児ムンタリも巧みに扱って、チームを1つに纏め上げた。
岡田武史(日本)
本田の1トップは明らかにギャンブルではあったが、見事打ち勝ち、ベスト16という快挙を達成した立役者。
ディエゴ・マラドーナ(アルゼンチン)
就任当初から、とんでもない男に監督を任せたものだと思っていたが、モチベーターとして極めて優秀な腕前を発揮。その存在感で大会を大いに盛り上げてくれた。ベスト8と成績もまずまず。
マルセロ・ビエルサ(チリ)
攻撃は最大の防御。強豪国を相手にも一歩も引かないアタッキングフットボールは、評価が分かれるかもしれないが、ここまで果敢なサッカーを見せてくれたのはこのチームくらい。大会の清涼剤であり、ベスト16という成績もまずまずか。
オットマール・ヒッツフェルト(スイス)
鉄壁+鋭利なカウンター。モウリーニョを思わせるような、切れ味鋭いサッカーをスイスに根付かせた。
この作業が少々難航しておりますので、記事を先にアップいたします。
平均採点は出した選手のみ記し、順次アップしていきます。
【GK枠:3】
イケル・カシージャス(スペイン)
パラグアイ戦のPKセーブは値千金。決勝ではロッベンの突破に対して奇跡のセーブを見せた。快挙を成し遂げたチームを、ゴールマウスからバックアップした。
マヌエル・ノイアー(ドイツ)
世を去ったエンケの、負傷で辞退したアドラーの意思を受け継ぎ、ドイツを守りきった守護神。燦然と輝く攻撃陣に隠れてはいたが、彼らが安心して攻められたのは彼がゴールマウスを守っていたから。イングランド戦1点目のロングキックも特筆に価。
フェルナンド・ムスレラ(ウルグアイ)
グループリーグを無失点で切り抜け、ガーナ戦では2本のPKをセーブ。ウルグアイを堂々、ベスト4に導いた功労者の一人。
【DF枠:7】
フィリップ・ラーム(ドイツ)
積極的なオーバーラップ、ミスのない守備は今大会でも屈指。間違いなく、世界最高峰。
セルヒオ・ラモス(スペイン)
レアル・マドリーでは安定感のなさが見受けられるが、大舞台では脆さも見せず、いつも華麗なオーバーラップでスペインを盛り上げる。
パウロ・ダシルバ(パラグアイ)
堅守パラグアイの中心的存在。関のような堅牢さを誇った。
ガブリエル・エインセ(アルゼンチン)
気持ちを前面に出してチームを引っ張ったディフェンスリーダー。終わった選手ではないことを証明した。ナイジェリア戦の決勝ゴールも彼。
アルネ・フリードリヒ(ドイツ)
アルゼンチン戦、メッシを完全に押さえ込み、更にゴールまで決めたパフォーマンスは出色。
カルロス・プジョール(スペイン)
ドイツ戦の獅子奮迅のプレイは見事。ディフェンスリーダーとしても素晴らしかった。
ホルヘ・フシーレ(ウルグアイ)
水際でピンチを防ぎ続ける彼の姿は目に焼きつく。ゴディン、ルガーノとCBが負傷を抱える中で最終ラインを引っ張った。
【MF枠:8】
プリンス・ボアテンク(ガーナ)(平均採点67.5/4試合)
ベスト4に片足まで踏み込んだガーナの、救世主。大会1ヶ月前に帰化したばかりにも関わらず、エッシェンなきガーナを支配し、まるで皇帝のように振舞った。アメリカ戦のゴールも、ガーナを勢いづけた。
バスティアン・シュバインシュタイガー(ドイツ)
新境地を見せた、バラックの後継者。イングランド戦の3点目、アルゼンチン戦の3点目で見せたドリブル技術、戦う姿勢、守備での貢献。まさにパーフェクト。
トーマス・ミュラー(ドイツ)
今シーズンデビューしたばかりの若者が、大舞台でこれほどやれるとは。低調だったセルビア戦を除き、ゴールにアシストに、文字通り試合を決める「違い」となれていた。得点王&新人賞のダブル受賞。
メスト・エジル(ドイツ)
鮮烈な輝きを放った、ドイツもう一人の若手有望株。オーストラリア戦で、戦いの狼煙を挙げ、イングランド戦では猛烈な突破力を見せた彼だが、大会が進むにつれて、少しずつ輝きを失っていったのは残念。
ウェズレイ・スナイデル(オランダ)
偶然のようなゴールも多かったが、5ゴールを挙げてオランダを準優勝へ導く。
アリエン・ロッベン(オランダ)
決勝のスペイン戦では唯一にして最大の脅威に。醜い戦いぶりで無残に散ったオランダの中で、彼は誇り高きグッド・ルーザーだった。
ザビ・エルナンデス(スペイン)
派手なプレイは少ないが、高精度ロングパスは彼の十八番。素晴らしいロングパスが通った後、誰がパスを出したのだろう?とビデオを巻き戻してみれば、たいていはこの男が基点だった。逆サイドに展開してほしい!という、テレビ観戦者の期待にいつも応えてくれる視野の広さがたまらない。
アンドレス・イニエスタ(スペイン)
ジダンの領域にはまだ達していない。けれど、膠着した状態で試合を決められる傑出した力が確かに宿っていることを、パラグアイ戦、そしてオランダ戦で見せてくれた。
【FW枠:5】
ダビド・ビジャ(スペイン)
相棒のトーレスが全く役に立たなかった今大会、いったい何度チームを救ったことだろう。ゴールを挙げるのが仕事とはいえ、この得点力は脅威に値する。動きの重かったチームの中で一人切れ味鋭く、得点王に相応しいパフォーマンス。
ミロスラフ・クローゼ(ドイツ)
オーストラリア戦、イングランド戦、アルゼンチン戦で4ゴールずつを集めたドイツ攻撃陣。クローゼはフィニッシャーとして、そして以外にもチャンスメイカーとしても特大のインパクトを見せ付けた。
ルイス・スアレス(ウルグアイ)
許しがたいハンドはさておくとして、フォルランとの2トップは大会随一の2トップ。メキシコ戦のゴールで、アルゼンチンを回避し、韓国戦の華麗な2ゴールでベスト8に。チームをベスト4に導いた。
ディエゴ・フォルラン(ウルグアイ)
ウルグアイの英雄は、ようやく実力に見合ったステージに立った。初戦のフランス戦から目覚しいパフォーマンスを見せ、南アフリカ戦のミドル、そしてガーナ戦の美しいフリーキック。お見事。得点王と大会MVPのダブル受賞。
リオネル・メッシ(アルゼンチン)(平均採点67.5/4試合)
ドイツ戦では何もさせてもらえなかったが、それまでの試合ではアルゼンチン攻撃陣の中心として、ゴールこそなかったものの特大のインパクトを放った。もちろん、彼本来の実力を考えれば物足りないだろうが、採点を見ていただいても決して失敗ではなかったことがわかるだろう。
【その他ポジティブ選手】
リチャード・キングストン(ガーナ)(平均採点66.25/4試合)
時折不安定なプレイも散見されたが、圧倒的な反射神経でガーナの躍進を守備から支えた。
マールテン・ステレケンブルフ(オランダ)
取り立てて鮮烈なパフォーマンスではないが、ミスなく準優勝にオランダを牽引した立役者だ。ファンデルサールという偉大すぎる選手の後を、安心して任せられる守護神の誕生はオランダにとって大きいだろう。
エムボリ(アルジェリア)
イングランドを無失点に、アメリカを93分のドノバンのゴールまで、驚異的な反射神経で抑えきったGK。派手さなら、大会一かも。
ディエゴ・ベナーリオ(スイス)
スペインをシャットアウトした、スイス銀行の金庫番。堅い。
デュルク・カイト(オランダ)
運動量豊富に走り回り、『いつもの』プレイを見せた。
ジョバンニ・ファンブロンクホルスト(オランダ)
ウルグアイ戦の鮮烈なミドルシュートを置き土産に現役を引退する彼。アーセナル、バルセロナの左サイドは彼のものだった。
アレクシス・サンチェス(チリ)(平均採点67.5/4試合)
ホンジュラス戦では、クリスチアーノ・ロナウドばりのドリブル突破を見せ、大会を大いに盛り上げた。徐々に調子を落としていったのが残念。
ロドリゴ・ミジャール(チリ)(平均採点65.0/4試合)
全員が主役のチリ攻撃陣ではあったが、主にトップ下として攻撃のタクトを振るった彼のインパクトはなかなかのものがあった。
カルロス・テベス(アルゼンチン)(平均採点65.0/4試合)
全ての試合で安定したパフォーマンスを見せ、攻撃に守備にと駆け回った。メキシコ戦では2ゴールを決め、FWとしての働きでも注目を浴びた。
マルティン・パレルモ(アルゼンチン)
ランドン・ドノバン(アメリカ)(平均採点68.3/3試合)
持ち前の突破力よりも、高精度のプレースキックから見せ場を作り出した。アルジェリア戦では93分にゴールを決め、文字通りの救世主に。
ジョジー・アルティドール(アメリカ)(平均採点68.3/3試合)
アメリカが誇るフィジカルモンスターは、対峙した全てのDFの脅威に。ボディコンタクトは世界レベルだ。
アサモア・ギャン(ガーナ)(平均採点63.75/4試合)
PKを外し、涙にくれるシーンが印象深いが、ガーナ攻撃陣のエースとして目覚しい働きを見せたのはこの採点を見ても明らか。後はもう少し決定力が高まれば。
パク・チソン(韓国)(平均採点65.0/4試合)
韓国をアジア王者に導いたチームの中心選手。ギリシャ戦では、チームを勢いに乗せる幸先の良い一発。
イ・チョンヨン(韓国)(平均採点63.75/4試合)
サイドから高精度のクロスを上げるクロッサーとして、アジアを超える技術を見せた。ウルグアイ戦のヘディングゴールもお見事。
本田圭佑(日本)(平均採点63.75/4試合)
日本のエースとして最前線で身体を張り、旺盛なシュートへの意欲と決定力を見せた。デンマーク戦の輝きは、日本人にとって語り草となるだろう。
【ポジティブ評価の監督】
ヨアヒム・レーブ(ドイツ)
大会一魅力的なアタッキングフットボールをチームに根付かせ、ベスト4。名将との評価を確固たるものとした。
ビセンテ・デルボスケ(スペイン)
トーレスへの固執という、危険な兆候はあったものの、偉大なる前任者アラゴネスのチームを受け継ぎ、彼の幻影を打ち破る快挙を達成。
ミロバン・ライェバツ(ガーナ)
チームとして完璧に組織されていたのは、ブラックアフリカ5チームの中ではガーナだけだった。エゴを殺し、問題児ムンタリも巧みに扱って、チームを1つに纏め上げた。
岡田武史(日本)
本田の1トップは明らかにギャンブルではあったが、見事打ち勝ち、ベスト16という快挙を達成した立役者。
ディエゴ・マラドーナ(アルゼンチン)
就任当初から、とんでもない男に監督を任せたものだと思っていたが、モチベーターとして極めて優秀な腕前を発揮。その存在感で大会を大いに盛り上げてくれた。ベスト8と成績もまずまず。
マルセロ・ビエルサ(チリ)
攻撃は最大の防御。強豪国を相手にも一歩も引かないアタッキングフットボールは、評価が分かれるかもしれないが、ここまで果敢なサッカーを見せてくれたのはこのチームくらい。大会の清涼剤であり、ベスト16という成績もまずまずか。
オットマール・ヒッツフェルト(スイス)
鉄壁+鋭利なカウンター。モウリーニョを思わせるような、切れ味鋭いサッカーをスイスに根付かせた。