ドラマ版の評価はA。映画版はB。
「総評」
全体的に、物語の完成度はドラマ版の方が上。
4時間半の尺をたっぷり使って、丁寧に原作を再現したドラマ版に比べ
2時間でやった映画版は駆け足ぶりが目立つ。
キャラクターに関しては各々見ていくが、ドラマ版は総じて個性が豊か。
良い人は本当に良い人、キモキャラはマジでキモいといった具合に、良くも悪くもデフォルメされている。
映画版の方が『現実』に近く、ドラマ版の方が『フィクション』チックである。
主人公のエリザベスは、映画版の圧勝。ドラマ版の方は少々おばさんくさいのに対し、映画版は相当かわいい。また、ドラマ版の方がやや気が強く設定されている。
相手役のダーシーは、ドラマ版の勝利。あまりにもカッコ良すぎる。ただし、映画版のダーシーも捨てたものではない。ドラマ版は『傲慢な男が、その傲慢さを改め、頑張って好青年になろうとする』さまがうまく描けている。映画版は『人見知りで、初対面の相手とうまくしゃべれない青年が、頑張って想いを伝えようとする』さまが描かれており、キャラクター像自体が相当に異なる。原作に近いのはドラマ版であるが、映画版は映画版で良い。
長女のジェーンは、ドラマ版の圧勝。かわいすぎる。映画版はイマイチ。姉妹たちは、ドラマ版ではブサ(というか普通)であり、映画版ではそれぞれかわいい。かわいさと並んでDQNさも大事な役回りなので、「信じられないあばずれ」(ドラマ)か「かわいいけれどおてんばがすぎる」(映画)か、どちらが上かは好みの分かれるところ。原作に近いのはドラマかな。
Mrビングリーは互角か、ややドラマ版。ドラマ版のビングリーは落ち着いた好青年。映画版のビングリーは、ちょっとやんちゃさの残るかわいいタイプの好青年。どちらもアリだろう。ビングリー妹はドラマ版。というか、映画版ではビングリー妹の出番がカットされすぎ。
コリンズは断然ドラマ版。「キモいけど笑える」ドラマ版と、「冴えない小男」の映画版。
パパとママも、断然ドラマ版。パパの皮肉が、映画版ではかなりカットされていて寂しい。
ママも、映画でも十分ウザキャラだが、ドラマ版で見せた強烈なウザキャラぶりは薄まっている。
と、こう見ていくとやっぱりドラマの方がよかったかな。
ただ、ラストの告白シーン(一番のクライマックス)は映画の方がじーんと来たという事実もある。
それぞれ味付けがだいぶ違うので、時間があれば両方見てみるのもありかもしれない。
「総評」
全体的に、物語の完成度はドラマ版の方が上。
4時間半の尺をたっぷり使って、丁寧に原作を再現したドラマ版に比べ
2時間でやった映画版は駆け足ぶりが目立つ。
キャラクターに関しては各々見ていくが、ドラマ版は総じて個性が豊か。
良い人は本当に良い人、キモキャラはマジでキモいといった具合に、良くも悪くもデフォルメされている。
映画版の方が『現実』に近く、ドラマ版の方が『フィクション』チックである。
主人公のエリザベスは、映画版の圧勝。ドラマ版の方は少々おばさんくさいのに対し、映画版は相当かわいい。また、ドラマ版の方がやや気が強く設定されている。
相手役のダーシーは、ドラマ版の勝利。あまりにもカッコ良すぎる。ただし、映画版のダーシーも捨てたものではない。ドラマ版は『傲慢な男が、その傲慢さを改め、頑張って好青年になろうとする』さまがうまく描けている。映画版は『人見知りで、初対面の相手とうまくしゃべれない青年が、頑張って想いを伝えようとする』さまが描かれており、キャラクター像自体が相当に異なる。原作に近いのはドラマ版であるが、映画版は映画版で良い。
長女のジェーンは、ドラマ版の圧勝。かわいすぎる。映画版はイマイチ。姉妹たちは、ドラマ版ではブサ(というか普通)であり、映画版ではそれぞれかわいい。かわいさと並んでDQNさも大事な役回りなので、「信じられないあばずれ」(ドラマ)か「かわいいけれどおてんばがすぎる」(映画)か、どちらが上かは好みの分かれるところ。原作に近いのはドラマかな。
Mrビングリーは互角か、ややドラマ版。ドラマ版のビングリーは落ち着いた好青年。映画版のビングリーは、ちょっとやんちゃさの残るかわいいタイプの好青年。どちらもアリだろう。ビングリー妹はドラマ版。というか、映画版ではビングリー妹の出番がカットされすぎ。
コリンズは断然ドラマ版。「キモいけど笑える」ドラマ版と、「冴えない小男」の映画版。
パパとママも、断然ドラマ版。パパの皮肉が、映画版ではかなりカットされていて寂しい。
ママも、映画でも十分ウザキャラだが、ドラマ版で見せた強烈なウザキャラぶりは薄まっている。
と、こう見ていくとやっぱりドラマの方がよかったかな。
ただ、ラストの告白シーン(一番のクライマックス)は映画の方がじーんと来たという事実もある。
それぞれ味付けがだいぶ違うので、時間があれば両方見てみるのもありかもしれない。