長期間にわたってダラダラプレイしていた「プリンセスラバー」をコンプしました。


ESに書いた感想はこちら。
……とはいえ、以前(シャルロットのみクリア時)に感想を書いた時とほとんど印象は
変わりませんね。

ストーリーはただただヌルい。
子供(主人公&ヒロイン)と大人(一心・ヴィンセントさんなど)の対比を使っているのは
わかりますが、子供側の論理がひたすらヌルいと感じるのは、
私が一応年齢的に大人だからなのでしょうか…?

…いや、そんなこともないと思います。私は自分が精神的にお子様であることは自覚していますし。
その精神的お子様である私から見ても、ちょっとヌルすぎるのではないかと。


一心の押し付けがましい態度に反発するのはわかります。
しかし、それに対して主人公は「嫌だ嫌だい! 僕はこの人と結婚するんだい!」と駄々をこねているだけ。シルヴィアルートを除くどのシナリオでも主人公と一心は、一向に歩み寄りをしないで終わります。

それでもまだ、主人公とヒロインの二人の絆が、愛がしっかり描けていれば、見方も変わったかもしれません。そんなに愛し合っている二人なら、駆け落ちのようなストーリーにも幾ばくかの悲壮感と感動が生れるものだと思います。

しかし、このゲームでの主人公とヒロインは、ひたすら獣欲のごとくエロを貪っているだけ。
どうして相手に惹かれたのかの描写がまるでないために、唐突に二人はくっつき、
くっついた後はひたすらヤっているだけなのです。


別にエッチシーンが多いのは一向に構いません。むしろエロゲーなんですから喜ばしいことかもしれません。ですが最低限、エッチ以外で、二人が愛を育んでいくイベントも入れるべきだったのではないでしょうか?


心に決めたたった一人の大切な相手と、結婚するために周囲の反対を押し切るのなら感動ですが、
セフレのような相手と、結婚するために周囲の反対を押し切られても、呆れるしかないというのが
正直なところです。