評価はC。

 
以前読んだ原作はB評価くらいだったはず。原作に比べて明らかにつまらない。

  
「教師がウゼェ!(確かに相当キ印)」→「反抗してやる!」という流れで、ここに関して文句はない。
だけど、「反抗」することによって、「教育改革が行われる」ならわかるけど、そんな様子はまるでない。「反抗」によって子供が成長を遂げたようにも思えない。
単にお祭り騒ぎをしていただけ。
これでは物語の体裁をなしていないよ。

だいたい、警察相手にまで大暴れをして、それで何もお咎めなしなわけねーだろ!
ご都合主義でいいから、「あの騒動が街の大人たちを動かして、教師の不当なまでの締め付けがなくなtった」くらいの描写はあっていいはず。
それを、「今度もまたひと暴れしてやっか!」エンドって、なんだよそれ。舐めてんの?
そもそも、ほとんどの俳優の演技が「大根」。どういうことよ、これ。


確か原作では、ホームレスのおじいさんから、「学校では教わらない、大切なこと」を教えてもらうというプロットがあったはず。
なぜ映画版はそこをカットしてしまったのか?


ヲタ系の話題を出して恐縮だけど、僕は本来こういう物語は大好きなはずなの。


「世界ノ全テ」(子供を虐待する親から、ヒロインを守るために友人一同7人が家出)
「てのひらを、たいように」(『サトリ』であるヒロインを、村の弾圧から守るため4人で立てこもり)
「ひぐらしのなく頃に」(ヒロインを暗殺者部隊から守るため、裏山でホームアローンごっこ)。


全部、大のお気に入り。そもそも「七日間戦争」の原作だって、好きなわけだし。
ほんと、ガッカリです。中1だから仕方ないけど、そこには真剣さがまるでない。
もっと、シリアスな場面でしょ、あれ。
あんなの、ただ学校不登校になって、ふざけてるだけじゃん。