以前、「エロゲ&ギャルゲ20選」と「好きなエロゲヒロイン20人」を選んだことがありました。


そこで今回は、好きなエロゲ&ギャルゲOP20選と称してやってみたいと思います
(本当は好きなエロゲソングにしても良かったのですが、youtubeにない曲も出てきそうなので)。 


基準はこちら。

・コンプリートしたゲームから選びます。
未プレイのゲームでも気に入っているOPは幾つかあるのですが、除きます。 

・ゲームの好き嫌いではなく、あくまでもOPムービーの好き嫌いで選ぶつもりです。
が、 どうしてもある程度は好きなゲームに偏りそうな気はします。そもそもつまらなければコンプリートできないし…。
もっとも、大好きなゲームだけどOPはイマイチ……というゲームは入りません。


・なんだかんだでムービー自体は普通なのに、曲が好きなので入っているというゲームは出てきそうです。

・順位づけはしません。順不同でお考えください。



では。



1 穢翼のユースティア

2010年以降に発売されたゲームでは、2作品しか出していない90点以上の作品。
初めてムービーを見たときは、あの明るい学園モノばかりを作ってきたオーガストが!?と度肝を抜かれましたが、プレイしてみてその完成度に改めて驚かされました。
不条理な世界で生きる主人公の成長物語として、非常によく練られた作品です。


2 Steins Gate

2010年以降に発売されたゲームで90点以上を出した2作のうちの1作で、パラレルワールド、歴史改変ものの名作。
秋葉原の空気感が伝わってくるムービーと、作品テーマに合っているような合っていないような
なんとも言えない曲がいいですね。
XBOXやPSPなど様々な媒体で登場し、ムービーも多数ありますが、個人的にはこのPC版のムービーが好みです。


3 想いのかけら ―Close To―

交通事故によって瀕死の重傷を負った主人公が、幽体離脱をし、後に残されたヒロインたちを見守る直球の泣きゲー。
天使の羽、教会の鐘、そして歌詞と作品のエッセンスが詰め込まれた良いムービーです。
DC版のOP曲も好きなんですが、さすがにムービーが今見るとモッサリしすぎているかなとも。

ちなみに、本作と同じ街を舞台にした「セパレイトハーツ」も、(Close Toに比べればだいぶ落ちますが)
面白い作品でした。



4I/O 

このムービーを見たとき、僕はこのゲームに大いなる期待を抱いたものでした。
その期待は不幸にも大きく裏切られることになりましたが、やはり今見てもこのムービーにはワクワクさせられます。

5 ef the first tale

毎回素晴らしいOPムービーを用意してくるminoriですが、中でもこのefのムービーは圧巻でした。
羽で作られた階段をしずしずと降りる優子の姿が印象的なLatter taleのOPも甲乙つけがたいのですが、ここは1~5章まで全てのキャラクターが出演するfirst taleの方を。
「二つの手重なる」の部分は何度見ても鳥肌です。

ゲームの方も、非常に綺麗な青春群像激が楽しめます。
ムービーだけ見たい方は、最初の1分は飛ばしてください。


6 群青の空を越えて

美少女が一切登場しない異色のOPですが、何より曲がいいです。
戦争に踊らされる若者たちの熱気と、理想のもとに人を殺す戦争の悲惨さを描いた、まさにこのゲームのために作られた曲だといっていいでしょう。
OPでは一番しか聴けないのですが、二番以降の歌詞が特に素晴らしいです。
歌のfullはこちらで。


7  最果てのイマ

廃工場という『聖域』と、外界。難解なパズルゲームとしての側面よりも、青春物語として個人的に大好きな作品。
OPムービーも一見地味ですが、テキスト(モノローグ)とグラフィック、曲がマッチした完成度の高いものとなっています。

8 ナルキッソス2 

こちらも、どちらかと言うと曲の歌詞枠。 OPで聴けない部分の歌詞に秀逸な部分があるんですよね。
ホスピスの患者を主人公にしたゲームの方も、非常に心に残る作品でした。
歌のfullはこちらで。


9 君が望む永遠 DVD Specification

三角関係を描いた名作、「君が望む永遠」はPC版だけでも3つ。
PS2版やDC版を含めれば5つもOPムービーがありますが、水月をフューチャーしたこのDVD版のOPが一番好きです。
ムービーとしてより見栄えがするのはLatest Editionでしょうか。
昔は遙が大好きで水月が嫌いだったのに、歳を経るとともに水月の良さもわかっていった。そんな経験も含めて、自分にとってかけがえのない作品の一つです。


10 メモリーズオフセカンド

今の彼女から、新しい彼女へ。
「メモリーズオフセカンド」は、最近のギャルゲ・エロゲではほとんど見かけなくなってしまったテーマで描かれた作品です。
現在7作出ているメモリーズオフシリーズの中でも(7は未プレイですが)、群を抜いて出来の良い作品でした。
ムービーにはソオチンニャン人形、ピアノ、そして失恋と、作中のテーマも盛り込まれています。

なお、このセカンドを意識して作られた「それから」(4)も、セカンドと比べると落ちるもののなかなか思い入れのある作品です。……今のメモオフはどうなんでしょうか。「ゆびきりの記憶」(7)、やるべきかなぁ。


11 Ever17

閉ざされた海洋テーマパークを舞台にした、古典的名作。
日常シーンはやや退屈ではあるのですが、最終シナリオは大いに楽しみました。
OPムービーは数種類あるのですが、このPSP版が一番好きですね。

気がつけばKIDの作品が4つもランキングに入っています。
これは元々僕がKIDの大ファンということもあるのですが、CGやアニメだけではなく、
作中の『フレーズ』をちりばめたOPが凄く好きだからでもあります。


12 Remember 11

Infinityシリーズから更にもう1作。
雪山を舞台にした本作は、前作の眠たくなる日常シーンとは正反対で、サスペンス描写に優れており、
描こうとした謎もシリーズ中最高にして最大のもの。
きちんと描ききれていればEver17と並ぶだけの評価は得られたと思われる、それぐらい衝撃的なギミックが用いられていました。
それだけに……それだけに、謎の解き明かし方の雑さ加減が非常に悔やまれるところです……。

また、さすがに同一シリーズで3作を挙げるのは忍びないのですが、
Infinityシリーズの第一作Never 7は、シリーズ中最も日常シーンが「楽しい」作品で、
ループものとしてもよくできており、最終シナリオはEver17へと繋がる片鱗を見せているだけにこちらもお薦めです。


13 Eden* 

「ef」で紹介したminoriからもう一作。
ゲームとしては微妙でしたが、ムービーは相変わらずの鳥肌モノ。

14  続・殺戮のジャンゴ―地獄の賞金首―

色んな意味で度肝を抜かれたOPムービー。
マカロニウェスタンをエロゲでやる、そのチャレンジ精神は応援したいところです。
虚淵×Nitroの5作品は「Phantom Of Inferno」と「鬼哭街」が個人的には双璧なんですが(「ヴェドゴニアのみ未プレイ」)、OPはやはりこれですかね。


15 それは舞い散る桜のように

作品としてはイマイチ好きではないんですが、OPを見るとなんだかものすごく面白かったような気がしてくる、
そんなナイスなOPですね。
旧版のモノローグ入りOPもいいんですが、少し見づらいので、完全版(?)のOPをリンクしました。

ちなみに、Basil/Navelラインでは「俺たちに翼はない」が群を抜いて好きな作品です。


16 忠臣蔵46+1(第2OP)

最近流行りの「歴史上の人物を女体化」した作品ですが、本作はその考察からライターの原作への愛を感じることができ、名作と呼んで差し支えないものに仕上がっていると思います。
3章の相合傘は、屈指の名シーンですね。
第1OPでも全然いいのですが、より激しい第2OPをチョイスしています。


17 プリンセスうぃっちぃず(第2OP)

明るくドタバタな日常が楽しい第一部が終わり、第二部が始まる際に流れるOP。
その落差と、これからの物語への期待を大きく膨らませたムービーですが、その期待が裏切られることはありませんでした。
ネタバレなムービーですが、プレイ前の方はこれだけを見てもわからないと思いますのでご心配なく。
(プレイ中で、まだ未クリアの方のみ見ないようにお願いします)


18 加奈おかえり

古いゲームですが、その品質の高さと、茶化しのない素朴さは今でも十分楽しめる名作。
曲もどことなく旧き良き~ですが、加奈の成長を写した3枚の写真など、なかなか魅せてくれます。


19 黄雷のガクトゥーン

テンポの良い曲調と、作品に深く関わる歌詞、そして洗練されたムービーと三拍子揃った優等生的なOPムービー。
作品自体も、個人的に「紫影のソナーニル」にはやや劣りますが、作者のホームズ愛が伝わってくる、質の高い作品でした。
独特な雰囲気を持つForestのOPも一見の価値アリ。


20 夢見師

寒々しい冬の情景とDucaの深い歌声、そして時間モノでは最近おなじみになりつつある蝶々
(バタフライエフェクトから来ているのでしょうね)がマッチした良質のムービー。
作品の方も、時間改変モノとして大変面白かったです。
それだけに、一発屋で終わってしまったのがただただ残念ではあります。