シナリオ 135/150 キャラ 120/150  絵80/100 音90/100 その他システム 80/100 印象 45/50

合計 550/650(19位/約160ゲーム中)   ESにつける点数 90


約40時間もの作品をほぼダレなく読ませたのは見事。
学生時代に夢を持ち、それを昇華できず半端に抱えたまま、年齢だけは大人になってしまった身だけに
Ⅵ章の描写は刺さるものがある。
自分が受け取ったテーマは「生き方」と「才能」。
やや気になる部分もあるものの、非常に力の入った作品。

 
本感想では、最初に直哉を中心とした物語の整理を。
次に、各ルートの感想を、
最後に↑2つで書ききれなかった点を書いていきたいと思います。


【直哉を中心に時系列順に振り返る】

感想に移る前に、まずはストーリーを振り返りましょう。


本作は、草薙直哉という一人の芸術家志望の少年/青年と、それを取り巻く人々を描いた作品です。
幼き日に天才と謳われた彼は、ある事件をきっかけに利き腕を壊してしまいます。
その後も未発表の習作だけは絶やさず描き続けたものの、表舞台からは姿を消します。
最後に描いたのは、公園で、氷川里奈の『糸杉』を下地として描いた、生気に満ちた櫻の絵でした。


そんな彼が、再び筆をとったのは、草薙健一郎の死の直前。
健一郎の『横たわる櫻』から続く、六部作でした。
次の活躍は、明石主導の教会壁画、『櫻たちの足跡』への参加。
この作品は明石が中心となって作り上げたものですが、直哉の名前で世に出ることとなります。


ここまでが共通ルート……というか、共通の過去ということになります。
TRUEルートではこの後、直哉はムーア展へと出品。惜しくも受賞は逃すものの、ノミネートされるという快挙を成し遂げます。
しかしその後、親友でありライバルでもある圭の死をキッカケとして迷走し、10年が経過。
藝大を出て非常勤講師として、うだつの上がらない日々を過ごすことに。
そんな日々に終止符を打つ(かもしれない)のが、彼が、教え子とともに完成させた、ブルバギの絵を下地にした、光の芸術でした。
教師として正規採用され、美術部顧問として、10年間止まっていた彼の時間が動き出す。
そんな前向きな予感を漂わせたところで、本編は終了となります。
10年遅れではありますが、これから始まるであろう彼の第二の青春を祝福したいと思います。


【芸術を取るか、幸福を取るか】

本編において、執拗に繰り返されているのは『芸術』を取るか、それとも『幸福』を取るかという選択です。
あるいは、『芸術』を取るか、『恋愛』を取るかと言い換えても構いません。

よく言われる概念として、「芸術は幸福からは生まれない」というものがあります。
生きることに「満足」している状態では、芸術に対する「飢餓感」は生まれないということです。
ヒロインと結ばれた直哉は、そして直哉と結ばれたヒロインは、それぞれ芸術家として開花する事はありません。


象徴的なのが、真琴ルートの

『真琴は愛以外を手に入れることはできなかった。
だが、その愛こそが、俺にとってのなんでもない時をもたらしてくれたような気がする』

という一文です。
これは、主語を真琴から直哉に変えて

『直哉は愛以外を手に入れることはできなかった。
だが、その愛こそが、真琴にとってのなんでもない時をもたらしてくれたような気がする』とも言えます。
稟や里奈、雫ルートでも同じです。




稟ルート、里奈ルート、雫ルートにおいて主人公は結局、幸福に生きる代償として、
世界的芸術家への道を諦めることになります。
世界に名を残さずとも、傍らに最愛の人がいればそれで満足、ということなのでしょうか。
少し寂しい気もしますが、これはこれで一つの幸せだと思います。
藍ルートに関しても、藍と結ばれてからはそうですね。


本作が皮肉に満ちているのはここからで、Ⅵ章、「誰とも結ばれない」エンドを迎えたとしても、
世界的芸術家になれるとは限らないというのは、ごくごく当たり前の事ではあるのですが、
ナイフのような切れ味を持って、心に突き刺さりました。
個人的に、真琴ルートをプレイしていた時は、TRUEルートでは直哉は「世界的芸術家として活躍する」ものとばかり思っていました。
TRUEルートではヒロインと結ばれないという情報を得た時には「先が読めた」と半ば確信していたのですが……予想が外れて良かったです。


幸福を取るか、芸術を取るか。
もちろん本音を言えば両方を取りたいところなのでしょうが、もしどちらかしか取れないならば、どちらを取るのか。
一度は芸術を志した人間ならば、このような問いかけに、即答するのは難しいのではないでしょうか?
世界的な芸術家として後世に作品を、名を残すチャンスがある。
しかし、それを達成するにはありとあらゆる幸せを捨てなければならないというのは、やはり少し考えてしまいます。


フィクションの世界では、主人公は両方を手に入れてしまうか、片方を手に入れ、片方を失うかがほとんどだと思います。
しかし本作で描かれた、片方を棄ててももう片方を得られる保証などないという冷厳な真実には唸らされました。


【Ⅰ Frühlingsbeginn】

共通ルート最初のシナリオ。一番微妙だったのが、ここでした。
特に男性陣、圭とトーマスがウザくて中だるみし、先行きがとても不安だったのを覚えています。
こんなの40時間(批評空間プレイ時間中央値)も読んでられねーよっていう。
しかし、圭もトーマスもI章以外はあまりウザくない(トーマスは最終章もウザいですが、これは悪役なのでまぁ)ので杞憂に終わりました。
……にしても、破れる服騒動とか、なんで入れたんだろ……。こんなの、普通に性犯罪じゃないですか。
これでトーマスを入部させるとか、冗談もほどほどにしてほしいと思いました。その後もトーマスは結局いいところないし……。

後はまぁ、個人的に「外人」表記はやめて「外国人」と書けばいいのになぁと思って読んでいました。
僕らは特に差別意識とかもなしに外人と言いますが、割と嫌な気分になる外国の方は多いらしいので。
似非外人、はそのままでいいとは思いますけど、(似非外国人より語呂も良いし)地の文で外人乱発はちょっとあれかなと。というような、どうでもいいところを含めて、やっぱりトーマスはイラネ。


【Ⅱ Abend】

つまらなかったⅠが終わり、作品にハマりこむキッカケになった章。
特に、『櫻たちの足跡』 を皆で作るシーンは本当に胸が熱くなりました。
明石の格好良さも見所ですけど、これ以降明石の出番が少ないのが少々残念でした。
冒頭の、里奈と優美のやりとりも良いですね。

TRUEルートを進む場合、時系列ではⅠ→Ⅱ→Ⅴ→Ⅵとなります。
Ⅴが主に、ムーア展と夏目家の物語であることからも、大人になった直哉が懐かしく思い出す『美術部としての青春』はこのⅡが頂点ということになります。
非常にキラキラと輝く青春が描かれている章で、大好きです。


【Ⅲ PicaPica】

真琴ルート。
このルートでは、中村家の複雑な人間関係が描かれますが、個人的には上述した『真琴は愛以外を手に入れることが~』に尽きる感じ。
中村家関連は、まぁそんなこともあったよというだけの話で、要は真琴と直哉が距離を徐々に縮めていく恋物語ということになります。
つまらなくはなかったですが、ちょっと長かったなと感じました。

全く関係ないですが、エロゲヒロインで陥没乳首ってほとんど見た事がありません。
僕は陥没乳首が殊更好きというわけでもないんですが、たまにはいてもいいんじゃないかなと思います。
一人ひとり顔が違うように、おっぱいだって、一人ひとり違います。
バストサイズだけじゃなく、感度、乳輪の色や大きさ、乳首の形など、個性豊かなおっぱいが見たいです。

(……これ、真琴ルートの感想なのか?)


【Ⅲ Olympia】

稟ルート。
稟ちゃんがエロかわいすぎてたまりません。
こんな恋人と一生いられるなら、芸術家になれなくてもいいです……。

『幸福な王子』において、王子の側に留まったツバメは、最後死んでしまいます。
これは、「芸術家としての死」を暗示しているのでしょう。
一方、Ⅵ章の稟は才能を取り戻した代わりに、直哉の元を離れていきます。
稟にとって、直哉の元にいるⅢ章とⅥ章、どちらがより彼女が希望する未来に近いのでしょうか。
作中の記述を読む限り、Ⅲ章の方が稟の希望に近いと思っていたので、TRUEルートでの彼女の決断が解せませんでした。


Ⅲ章のストーリーとしては、稟と直哉の過去バナですね。
Olympiaをホフマン物語にかけてきたのはとても良かったです。



【Ⅲ ZYPRESSEN】
【Ⅲ Merchen】

ZYPRESSENが里奈ルート、Merchenが優美&里奈ルートですね。
途中までの展開は一緒です。

優美と里奈の子供時代の邂逅はかなり良かったです。
優美が本当に里奈のことを大切に想っているのが伝わってきました。
なのでZYPRESSENよりもMerchenが好きです。
優美と里奈の初めてのキスシーン、泣いてしまう優美のあたりは本当にジーンときました。


ZYPRESSENは……Merchenを読んだ後で読むと、複雑な気分になります。
複雑というか……里奈が悪女に見えるんですよね。
里奈自身はバイセクシャルで、本命の直哉はライバルが多いから、優美をキープしているようにしか見えませんでした。
優美に最初にアプローチをかけたのは里奈ですし、直哉と結ばれないと割とあっさり優美に転びますし。


余談ですが、直哉とのHではすぐにイッてしまう里奈が、優美とのHシーンでは3回しかイカないこと(3回イケば十分な気もしますが)。
10回もイッテる優美とは、やはり温度差を感じてしまうんですよね。
単に、感度やテクニックの問題なのかもしれませんが、愛情の深さなのかなぁと思ってしまうと優美が不憫で不憫で……。
個人的に、里奈の隣は直哉のものではなく、優美の席だと思っています。


なんにせよ、『白い傘と白いドレスの少女』を『毒キノコ』になぞらえる発想が素晴らしい。
このアイディアが浮かんだ瞬間、このシナリオの成功は半ば約束されたようなものでしょう。
本編で明かされる大切な情報は、里奈の糸杉を改変した直哉の櫻の絵画でしょうか。



【Ⅲ A Nice Derangement of Epitaphs】

雫ルート。
正直に言えば、Ⅰの次につまらないパートでした。

このルートで重要なのは、『櫻七相図』でしょうか。
草薙健一郎の遺作である、『櫻たちの足跡』。
里奈ルートで明かされた、糸杉を改変した櫻。
そして、本編の草薙健一郎の『横たわる櫻』を題材にした『櫻七相図』。


これだけ反復して描かれるのは、草薙直哉の芸術家としての特性でしょう。
それは、「人と人とが交わるように、他者の作品と交流することで紡がれる才能」とでも言えるでしょうか。
作中の……というか宮沢賢治の単語を使うなら、「因果交流電燈」と言っても構いません。


【Ⅳ What is mind? No matter. What is matter? Never mind】

過去編。
水菜のオランピアを描くことで中村家に復讐をする、というアイディアは面白かった。
ただ、なんで水菜のHシーンがないんですかね……。
若田先生に語る、という形式のため、仕方ない面もあるのかもしれませんが、
そもそも若田先生に語るという形式を取る必要もあまりないといえばないですし。


【Ⅴ The Happy Prince and Other Tales.】

周囲の女の子をぶっちぎって、直哉が芸術に精を出すルート。あるいは、藍ルート。
プールの底で行われた吹との絵画対決、そしてムーア展での「蝶を夢む」VS「向日葵」のシーンはやはり面白かったです。
最後の、稟と交わされる芸術論の話はあんまり。
ゲーム内で稟の作品が見られないのに、言葉だけでそんなふうに語られても……って思いました。

本作に限っては、『作品を描くシーン(実作)』が熱い事もあり、『言葉だけで立ち位置を示すシーン(芸術論)』はイマイチだったように思います。
言葉で語るのではなく、実作シーンを経て語ってほしいと感じました。


【Ⅵ 櫻の森の下を歩む】

Ⅴ以降、停滞していた直哉。
昔の仲間とも疎遠になり冴えない日々を送っていた彼が、ブルバギの事件を経て、
新世代の仲間とともに芸術の楽しさを再び思い出すお話。
学生時代に夢を持ち、それを昇華できず半端に抱えたまま、年齢だけは大人になってしまった身だけに
Ⅵ章の描写は刺さるものがありました。
「毎年新しい学生が入ってきて、卒業生はいなくなる。毎年同じ授業の繰り返し。そして自分は一つずつ歳をとっていく」というような文章があって、本当にグサっときましたよ……。



本ルートを蛇足と書いている方もいらっしゃいましたが、私は、本作を締めくくるにふさわしい必要不可欠なルートだと思います。
テーマ的にも物語としても、ここで終わるのがベストだと思いますが、主人公の今後も気になりますし、
Ⅵ章で主人公の周囲にいるヒロイン達、中でも桜子、栗山さん、川内野妹(ごめんなさい、名前を忘れてしまいました!)は是非クリアしたい……という希望も。
続編「サクラノ刻」が出たら、間違いなく買ってしまうでしょう。


でもやっぱり、物語的にはここで終わりが良いと思います。
少なくとも、ここから直哉が復活して芸術家として大成したりしたら、いろいろ台無しだと思いますし。
新世代の娘たちとの、モテモテハーレムめいた楽しい部活生活なら読みたいけれど、それはそれで盛り上がりには欠けるし……。


個人的に少々不満だったのは、その新世代の仲間たちとの作業シーンがカットされていること。
このシーンは2章の『櫻たちの足跡』の焼き直しというか、それこそリメイクなんですが、
是非新しい仲間たちと活き活きと作業する直哉の、桜子に栗山、ルリヲに川内野妹たちの姿が見たかったです。


【気になること】

本当に楽しい作品で、40時間ほぼダレることなくプレイできたんですが、
私の読解力不足なのかなんなのか、腑に落ちないシーンが幾つもありました。
ここでは、それらについて書いていこうと思います。


1:伯奇の設定が浮いている

私は、本作を「芸術家を志した青年とそれを取り巻く人々の物語」と書きました。
そこでは、(常識はずれの天才や、奇抜なアイディアは存在するものの)ファンタジーではなく、
あくまでもリアル路線での、芸術活動の楽しみや苦悩が描かれていました。

しかし一点、雫=伯奇というファンタジー設定だけが明らかに浮いているのです。
この設定、恐らくは稟の『才能覚醒』の理由付けとして導入されたものだと思うのですが、
もう少しまともな理由付けはできなかったのでしょうか?
どうせファンタジーでやるなら、「圭の死がきっかけで突然開花した」だけで十分でした。


あ、里奈&優美が見る、1000年前の伯奇の夢に関しては特に不満はないです。
芸術に関係ない部分での、心の結びつきを描くシーンなので。「単に夢でした」でも流せます。


2:稟

直哉が『因果交流電燈』の才能を持つことは、作中で何度も明示されています。
また、圭が寝る間も惜しんで絵に集中できる人物であることは作中で描かれており、それが『向日葵』という作品として結実しています。
しかし、稟が『美に呪われた天才』であることについては、彼女の作品自体が作中に登場しない事もあり、
サッパリわからないままとなっています。

また、「天才」となった稟は、今までのホヤホヤした稟とは人格そのものが違っているようにも見えるのですが、これも謎。
というのも、才能と記憶は明確に分けられているからです(稟ルートでは、稟の記憶は蘇るが才能は蘇らない。性格は以前の稟のまま)。
稟の性格に激変をもたらすのは記憶ではなく、才能の方なのでしょうか?
そもそも覚醒後の稟の登場シーンが少なすぎて、イマイチわかりません。

本作の攻略ヒロイン中では、稟は藍と並んで一、二を争うぐらい好きなので、ちょっと納得いかないんですよね。
今まで描かれてきた稟の性格ならば、落ち込んでいる状態の直哉を置いて、海外に飛び立つというのは考えにくいのですが(直哉を支えてくれる恋人に後を託して~というのなら、稟の行動原理的にしっくりきますが、圭を失い、恋もせず、腑抜けになった直哉を見捨てていくかなぁ)。


3:直哉

他人との交流を通して、力を発揮する直哉。
芸術活動においては、散々上述してきたように「因果交流電燈」の才能。
あるいは、ほうぼうでいろんな人の事情に首を突っ込み、様々な人のフラグを立てているというエピソード。

しかし……そんな彼が、クラスメイトの事をA、B、C扱いしたり、名前をちっとも憶えないというのは個人的に
不可解でした。
他人と交流をし、ほうぼうに首を突っ込むのは、他人に興味を持ち、他人を愛するからだと思っていたのですが、
興味のない人間をモブキャラ扱いしたりする行為はその真逆、他人への無関心を表しています。
この乖離がどうにも解せませんでした。


あまり直哉を悪く考えたくはないのですが、直哉の周囲の人間が皆、優秀な人間ばかりであることを考えるに、
直哉は才能のある人間だけに興味を持ち、才能のない人間には興味がない、というふうに邪推できてしまうのが、ちょっと辛いところです。
邪推ついでに、更に妄想を展開するならば、そんな人格だからこそ、腑抜けのようになってしまったⅥ章の直哉に対して、昔の仲間はほとんど連絡を取ってこないのだろうか?とも思ってしまいます。
コミュニティも変わり、遠距離になったのはわかりますが、それにしてもほぼ音信不通なのはちょっと冷たすぎるでしょう。

たとえば里奈&優美は東京で暮らしているとのこと。
サクラノ詩の舞台は、相模国中村氏の話を考えるに、小田原付近だと思います。
東京、といってもいろいろあると思いますが、たとえば東京駅から小田原駅ですと、
電車で1時間ちょっとぐらいの距離です。毎週のように~は無理にしても、そんなに遠いわけでもないでしょう。
「皆に愛されているのですね」とは、Ⅵ章において周囲の人間が直哉にかける言葉ですが、モテるのはともかくとして、直哉が本当の意味で愛されているのかは、個人的には少々疑問でした。


4:血筋

直哉と藍は「血が繋がっていないけど家族だ」という文章を2~3回見た記憶があるんですが、
血は繋がっていますよね?

中村章一繋がりで、小母と甥の関係のはずですし。
単なるミスでしょうか? 



【総評】

一人の芸術家志望の青年の青春物語として、非常によくできた作品だったと思います。
睡眠を削ってプレイしても10日以上かかりましたが、ほとんどダレることもなく、
終盤には「もっとプレイしていたい。この世界にずっと浸っていたい」と感じ、
エンディングロールでは感無量になりました。

こういう作品がまだ存在する事、そして高い評価を受ける事をとても嬉しく思います。
最近、似たようなエロゲが多いな、適度に面白いけど飛びぬけて面白い作品が少ないなと退屈に感じていたのですが、エロゲもまだまだ捨てたもんじゃないと思い直せるような、
そんな力作でした。
プレイできて本当に良かったです。