Euroというとサッカー界のビッグトーナメントであり、普段ですとテンションをマックスにして備える大イベントなのですが、今回はどうもあまりテンションが上がりません。
最大の理由は、出場国の増加でしょうか。
さすがに24カ国は多すぎるでしょう……。
商業主義はわかるけど、16か国で十分だったのに。
ワールドカップにも言える事ですが、肥大化されすぎると追いかけることもできないし、
予選の意味がないというか。
結局「決勝トーナメントからでいいか」ということにもなりかねないので、あんまり歓迎できません。
24カ国のうち16か国がトーナメントに行くわけで、上位2チームが突破を決めるなら予想はできるけれども、
3位の成績上位4チームの予想までするとなると果てしなく面倒です。
なのでまぁ簡単かつ、テキトーに予想してみます。
☆ グループA
◎フランス
○スイス
○ルーマニア
×アルバニア
開催国フランスはここに来て欠場者が続出。エースのベンゼマはチームメイトを脅迫して代表追放。
脅迫されたヴァルブエナも締め出され、守備陣に目を向ければレギュラー候補のヴァラン、控えのサコー、ズマと欠場者だらけ。
万全の状態ならドイツ、スペインに次ぐ優勝候補なのですが、この欠場者の多さはヤバい。
とはいえ、さすがにこのグループは余裕で突破するでしょう。
注目はベンゼマに代わり、エースとして立たねばならないグリーズマン。
中盤の軸であるマトゥイディとポグバ。
そして、相棒ヴァランの離脱により、一層の重責を任されるCBのコシールニーといったところ。
いろいろとゴタゴタがあったとはいえ、戦力値を見ればやはり強豪。
そしてフランスはこれまで84年の欧州選手権、98年のワールドカップと、
自国開催の大会では優勝を飾っていることを考えても、やはり優勝候補の一角と言えるでしょう。
当然、このチームは注目していこうと思います。
二番手はスイス。
06年・08年・10年・14年とビッグトーナメントに安定して出場し、安定してそこそこの好成績を収めているスイスは、スタイルも大きく変わらないため、今回も安定してそこそこの成績は収めるでしょう。
予選は突破、ただしその先は……ベスト16か8止まりといったところでしょうか。
2014年ワールドカップ時とメンバーにほぼ変更はなく、エースのシャキリを中心に、中盤のジュマイリやベーラミ、最終ラインのリヒトシュタイナー、GKのビュルキなど、堅実なメンバーが揃っていますが、前線は頼れるエースが不在です。
また、ストロングポイントである中盤も14年当時に比べればややスケールダウンしています。
このチームも注目していくつもりです。
三番手はルーマニア。
久しぶりのビッグトーナメント出場となったルーマニアですが、予選10試合の成績はなんと11得点2失点で、5勝5分無敗……。
つまり0-0か1-0ばっかりってことですね。なんちゅーつまらなそうなチームや……。
しかし裏を返せば守備は鉄壁。強豪チームも彼らを崩すのは難しい、かもしれません。
一応その守備の完成度など、注目していきたいと思っています。
四番手はアルバニア。
ビッグトーナメント初出場のアルバニアですが、今大会では開催国と同居するグループ分けや
不可解な不戦勝などにも助けられての出場で場違い感が強く、個人的には数合わせ以外の何物でもないと思っています。
しいて言うなら、ポルトガル・フランスを相手にしても崩れなかった守備陣がストロングポイントですが……
守備のチームはルーマニアを見れば十分でしょ……。アルバニアVSルーマニアとかマジつまんなそう……。
グループB
◎イングランド
○ロシア
△スロバキア
△ウェールズ
イングランド1強とも言えるグループ。
2014年ワールドカップでは惨敗を喫したイングランドでしたが、当時の代表は思い切って世代交代をした直後。
14年ワールドカップのメンバーを中心に、2年の歳月で成長した彼らは、今や立派な主軸となっております。
また、今シーズンはトッテナムのメンバーが代表に加わるなど、新鮮な風も吹いており、久しぶりに期待感のあるイングランド代表が見られそうです。
とはいえ優勝となると難しいでしょうが……ベスト8がノルマ、ベスト4が目標、ぐらいは言ってしまっても良いのではないでしょうか。もちろん注目してみます。
二番手は僅差でロシアか。
2014年ワールドカップでは悲惨な戦いで世界を失望させたロシアも、監督が代わり、調子が上向いてきたと聞きます。
残念ながら僕は現在のロシアの戦術に詳しくはないのですが、選手の顔ぶれを見ると14年とはあまり変わっていない模様。監督の手腕でどこまで変わるのか、期待です。
三番手は……この辺になってくると僕も解らないんだよなぁ。
スロバキアは、予選を数試合観ましたが、小刻みなパスワーク主体のサッカーでなんとスペインにも勝利しており、なかなか面白いチームだなと感じました。とはいえ、割とヌルいグループの2位通過だしなぁ……。
大エースのベイルを中心に、56年ぶりのメジャートーナメント行きを決めたウェールズの方を、個人的には注目しています。ボスニア・ヘルツェゴビナを上回っての出場ですしね。
☆グループC
◎ドイツ
○ポーランド
△北アイルランド
△ウクライナ
優勝候補の本命とも目されるドイツの突破は間違いなし。
ギュンドアンの欠場、シュバインシュタイガーの不調、頼れるストライカーの不在は懸念要素ですが、
2014年ワールドカップでも他国を圧倒する格の違いを見せたドイツだけに、最低でも予選リーグは難なく突破できるでしょう。
スペインと並び、世界最高の中盤からの華麗なフットボール。
司令塔のクロースは更に進化を遂げ、大一番になればなるほど頼れるエースのミュラーはますます好調。
守ってはインテリジェンス溢れるフンメルスとボアテンクのペアに、守護神ノイアー。
しいて言うなら、ドイツらしからぬ慢心と言いますか、たまに気の抜けたプレイをするのが懸念材料か。
予選番長の名をほしいままにするポーランドを引っ張るのは、エースのレバンドフスキ。
欧州でも3本の指に入るストライカーである彼に期待がかかります。
が、そのレバンドフスキをもってしても、Euro2012は良いところなく敗退していたし、14ワールドカップにも出られなかったんだよなぁ……。んー、どうなんでしょう。個人的にはあまり期待してなかったりします。
ポーランドと共にEuro2012の共同開催国を務め、ポーランドと共に予選リーグで呆気なく散ったウクライナも……んー。
ヤルモレンコ、コノプリャンカの二大アタッカーは注目かとは思うんですが、代表メンバー同士の不和も伝えられますし、あんまし期待できないなぁ。
全くの無名選手だらけの北アイルランドも期待できるかと聞かれるとできないんですが、
北アイルランドは一応これでもEuro予選グループFを首位で通過してきたチーム。
グループFは相当ヌルいグループだったのは間違いないのですが、しかし仮にも首位通過したチームですからね。一応注目して見てみたいと思います。
えーと、知ってる選手は……マクネアーぐらい? うーむ。
グループD
○スペイン
△クロアチア
△チェコ
△トルコ
最激戦区、死のグループ。
優勝候補スペインにとっても気の抜けないグループになりそうです。
2008・2010・2012とメジャー大会3連覇を果たし、一時代を築いたスペインも、2014の悪夢を経て、夢から覚めてしまった模様。
偉大なる黄金メンバーも数人が抜け、新時代のスペインは、やはり2008~12の頃に比べると少し小粒。
とはいえ、他国との比較ではまだまだ素晴らしい選手たちが揃っています。
ブスケッツ、シルバ、イニエスタ、セスクと中盤は相変わらずの豪華メンバー、守備陣もピケ、セルヒオラモス、アルバ、ファンフランと2012Euro制覇メンバーが全員健在で、GKもデヘアにカシ―ジャスと文句のない顔ぶれ。
FWが小粒なのは気になるところですが、考えてみればスペインは2012年大会もFW不在の中、優勝を成し遂げたのでした。
ただ、2014年ワールドカップの惨敗は、やはり気になるところ。
一度気持ちが切れてしまうと、全く立て直せないという弱点が露呈されてしまっただけに、今大会でも逆境に追い込まれると呆気なく負けてしまうかもしれません。精神論ではないですが、『活』を入れられるようなリーダーがほしいですね……。
不気味な雰囲気を漂わせるのはクロアチア。
モドリッチ、ラキティッチ、コバチッチ、ブロゾビッチの中盤は、イタリアやイングランドといった列強に勝るとも劣らない顔ぶれ。
2014ワールドカップでは予選リーグで敗退してしまいましたが、列強を苦しめたEuro2008、2012では、大会を大いに盛り上げてくれました。今大会も期待しているチームの一つです。
トルコもまた、非常に不気味なチームです。
単純な戦力では測れない怖さがこのチームにはあります。記憶に新しいのはEuro2008。
ミラクルターキーとも呼ばれたこのチームは、怪我人続出の中、逆転に次ぐ逆転でまさかのベスト4に進出したのでした。
2002ワールドカップでも望外の3位。この、「何をするかわからない」というオーラが、トルコの魅力です。
ピッチの中の話をすれば、Euro2008で当時若手だったアルダがブレイク、その彼が押しも押されもしないエースとして中心となります。
ただ、今大会はチーム数が多いんでなぁ……その中では、個人的注目度は下の方なので、後追いになるかもしれません。
チェコもまた侮れない。
何せ激戦の予選グループAを首位通過したチームです。
……とはいえ、選手を見ると、守護神のツェフを除いて大して強そうにも見えないんですが……
強いんですよね? だって、予選リーグでオランダに2勝してるし……。
とりあえず、注目してみたいと思います。
☆グループE
○ベルギー
○イタリア
△スウェーデン
×アイルランド
一応、イタリアとベルギーが二強。
本命はベルギーか。
2014年ワールドカップでベスト8に名乗りを挙げたチームが、そのまま今大会にも乗り込んで来ます。
が、唯一の不安はキャプテンでもあり守備の要でもあるコンパニの負傷欠場。
あの大金満クラブであるマンチェスター・シティが、彼一人の不在で守備陣が乱調をきたし、レスターの後塵を拝したように、コンパニの存在は偉大です。
とはいえ、まぁ予選リーグは突破できるのではないでしょうか。
二番手は、ここまで期待感のないイタリアも珍しい、と思われるほどタレントが小粒化してしまったイタリア。
もはや列強と呼んでいいのかも疑問だが、守備陣は渋いオーバー30が名を連ね、安定感はある。
ブッフォン38歳、バルザーリ35歳、キエッリーニ31歳、ボヌッチ29歳。
……若手も欲しいところだが、まぁ安心感はありますね。
しかし前線は本当にヤバい。ペッレ? エデル?
うーん、正直中堅国でもエースを任せられないようなタレントだと思う。
ストロングポイントだった中盤も、御大ピルロの欠場はいいとして、ピルロの後継者たるヴェラッティとマルキージオが揃って負傷離脱。うーん、大丈夫か?
まぁそれでも予選リーグは突破できるだろうし、逆境の時ほど不思議な力で上位に食い込むのがイタリアでもある。期待しよう。
34歳イブラヒモビッチが頼りのスウェーデンも斜陽感は否めないものの、安定してそれなりの力を出してきたチームだけに、イタリアを脅かすことは可能。
アイルランドは……Euro2012での大惨敗が記憶に新しく、当時から強くなった印象もまるでない。
この2チームは、後追いかなぁ。
☆グループF
◎ポルトガル
○オーストリア
△アイスランド
×ハンガリー
本命はポルトガル。代わり映えしないメンバーはすっかり『いつもの』といった様相だが、
それでもアンドレ・ゴメスなど若い選手もちょこちょこっとは出てきた。
大エースのクリスチアーノ・ロナウドの存在がピックアップされるが、メジャートーナメントで彼が本来の輝きを見せた事はない。
とは言うものの、最終ライン、中盤と大きな穴はなく、頼れるストライカー不在は毎大会のことなれど、それこそクリスチアーノ・ロナウドがストライカーとして覚醒すれば……ひょっとすると、ひょっとするかもしれない。
対抗はオーストリア。
久しぶりとなるメジャー大会だが、9勝1分無敗という予選の成績は素晴らしいのひとこと。
アラバを中軸に、面白いチームに仕上がっているのだろうか。期待したい。
小国アイスランドのメジャー大会進出は驚きでしかないが、予選ではオランダに2連勝するなど、
説得力のある成績を残しており、決して数合わせとは侮れない。
残念ながらまるで知らないのだが、アイスランドのサッカーを知れる機会でもあり、とても楽しみにしているチームだ。
ハンガリーの突破もまたサプライズではあったが、予選リーグの成績を見る限り「枠拡大」の恩恵を受けた
数合わせチームとの印象は拭えない。
とまぁ、ざっくりした予想を書いてみました。
一応パスサッカーが大好きなので、ドイツ、スペインは応援します。
2014年はフランスも面白かったので応援したいかな。
なんだか強そうなところばかり応援することになっていますが、最近はパスサッカー全盛なので仕方ない。
トルコやクロアチアも期待してますね。
後は、予選リーグの試合ぶりを見て、好きになるチームが増えればいいなぁと思っています。
予想が当たれば胸は張れますが、個人的には今期のレスターのような、誰もが予想していなかったサプライズにも期待したいですね。
最大の理由は、出場国の増加でしょうか。
さすがに24カ国は多すぎるでしょう……。
商業主義はわかるけど、16か国で十分だったのに。
ワールドカップにも言える事ですが、肥大化されすぎると追いかけることもできないし、
予選の意味がないというか。
結局「決勝トーナメントからでいいか」ということにもなりかねないので、あんまり歓迎できません。
24カ国のうち16か国がトーナメントに行くわけで、上位2チームが突破を決めるなら予想はできるけれども、
3位の成績上位4チームの予想までするとなると果てしなく面倒です。
なのでまぁ簡単かつ、テキトーに予想してみます。
☆ グループA
◎フランス
○スイス
○ルーマニア
×アルバニア
開催国フランスはここに来て欠場者が続出。エースのベンゼマはチームメイトを脅迫して代表追放。
脅迫されたヴァルブエナも締め出され、守備陣に目を向ければレギュラー候補のヴァラン、控えのサコー、ズマと欠場者だらけ。
万全の状態ならドイツ、スペインに次ぐ優勝候補なのですが、この欠場者の多さはヤバい。
とはいえ、さすがにこのグループは余裕で突破するでしょう。
注目はベンゼマに代わり、エースとして立たねばならないグリーズマン。
中盤の軸であるマトゥイディとポグバ。
そして、相棒ヴァランの離脱により、一層の重責を任されるCBのコシールニーといったところ。
いろいろとゴタゴタがあったとはいえ、戦力値を見ればやはり強豪。
そしてフランスはこれまで84年の欧州選手権、98年のワールドカップと、
自国開催の大会では優勝を飾っていることを考えても、やはり優勝候補の一角と言えるでしょう。
当然、このチームは注目していこうと思います。
二番手はスイス。
06年・08年・10年・14年とビッグトーナメントに安定して出場し、安定してそこそこの好成績を収めているスイスは、スタイルも大きく変わらないため、今回も安定してそこそこの成績は収めるでしょう。
予選は突破、ただしその先は……ベスト16か8止まりといったところでしょうか。
2014年ワールドカップ時とメンバーにほぼ変更はなく、エースのシャキリを中心に、中盤のジュマイリやベーラミ、最終ラインのリヒトシュタイナー、GKのビュルキなど、堅実なメンバーが揃っていますが、前線は頼れるエースが不在です。
また、ストロングポイントである中盤も14年当時に比べればややスケールダウンしています。
このチームも注目していくつもりです。
三番手はルーマニア。
久しぶりのビッグトーナメント出場となったルーマニアですが、予選10試合の成績はなんと11得点2失点で、5勝5分無敗……。
つまり0-0か1-0ばっかりってことですね。なんちゅーつまらなそうなチームや……。
しかし裏を返せば守備は鉄壁。強豪チームも彼らを崩すのは難しい、かもしれません。
一応その守備の完成度など、注目していきたいと思っています。
四番手はアルバニア。
ビッグトーナメント初出場のアルバニアですが、今大会では開催国と同居するグループ分けや
不可解な不戦勝などにも助けられての出場で場違い感が強く、個人的には数合わせ以外の何物でもないと思っています。
しいて言うなら、ポルトガル・フランスを相手にしても崩れなかった守備陣がストロングポイントですが……
守備のチームはルーマニアを見れば十分でしょ……。アルバニアVSルーマニアとかマジつまんなそう……。
グループB
◎イングランド
○ロシア
△スロバキア
△ウェールズ
イングランド1強とも言えるグループ。
2014年ワールドカップでは惨敗を喫したイングランドでしたが、当時の代表は思い切って世代交代をした直後。
14年ワールドカップのメンバーを中心に、2年の歳月で成長した彼らは、今や立派な主軸となっております。
また、今シーズンはトッテナムのメンバーが代表に加わるなど、新鮮な風も吹いており、久しぶりに期待感のあるイングランド代表が見られそうです。
とはいえ優勝となると難しいでしょうが……ベスト8がノルマ、ベスト4が目標、ぐらいは言ってしまっても良いのではないでしょうか。もちろん注目してみます。
二番手は僅差でロシアか。
2014年ワールドカップでは悲惨な戦いで世界を失望させたロシアも、監督が代わり、調子が上向いてきたと聞きます。
残念ながら僕は現在のロシアの戦術に詳しくはないのですが、選手の顔ぶれを見ると14年とはあまり変わっていない模様。監督の手腕でどこまで変わるのか、期待です。
三番手は……この辺になってくると僕も解らないんだよなぁ。
スロバキアは、予選を数試合観ましたが、小刻みなパスワーク主体のサッカーでなんとスペインにも勝利しており、なかなか面白いチームだなと感じました。とはいえ、割とヌルいグループの2位通過だしなぁ……。
大エースのベイルを中心に、56年ぶりのメジャートーナメント行きを決めたウェールズの方を、個人的には注目しています。ボスニア・ヘルツェゴビナを上回っての出場ですしね。
☆グループC
◎ドイツ
○ポーランド
△北アイルランド
△ウクライナ
優勝候補の本命とも目されるドイツの突破は間違いなし。
ギュンドアンの欠場、シュバインシュタイガーの不調、頼れるストライカーの不在は懸念要素ですが、
2014年ワールドカップでも他国を圧倒する格の違いを見せたドイツだけに、最低でも予選リーグは難なく突破できるでしょう。
スペインと並び、世界最高の中盤からの華麗なフットボール。
司令塔のクロースは更に進化を遂げ、大一番になればなるほど頼れるエースのミュラーはますます好調。
守ってはインテリジェンス溢れるフンメルスとボアテンクのペアに、守護神ノイアー。
しいて言うなら、ドイツらしからぬ慢心と言いますか、たまに気の抜けたプレイをするのが懸念材料か。
予選番長の名をほしいままにするポーランドを引っ張るのは、エースのレバンドフスキ。
欧州でも3本の指に入るストライカーである彼に期待がかかります。
が、そのレバンドフスキをもってしても、Euro2012は良いところなく敗退していたし、14ワールドカップにも出られなかったんだよなぁ……。んー、どうなんでしょう。個人的にはあまり期待してなかったりします。
ポーランドと共にEuro2012の共同開催国を務め、ポーランドと共に予選リーグで呆気なく散ったウクライナも……んー。
ヤルモレンコ、コノプリャンカの二大アタッカーは注目かとは思うんですが、代表メンバー同士の不和も伝えられますし、あんまし期待できないなぁ。
全くの無名選手だらけの北アイルランドも期待できるかと聞かれるとできないんですが、
北アイルランドは一応これでもEuro予選グループFを首位で通過してきたチーム。
グループFは相当ヌルいグループだったのは間違いないのですが、しかし仮にも首位通過したチームですからね。一応注目して見てみたいと思います。
えーと、知ってる選手は……マクネアーぐらい? うーむ。
グループD
○スペイン
△クロアチア
△チェコ
△トルコ
最激戦区、死のグループ。
優勝候補スペインにとっても気の抜けないグループになりそうです。
2008・2010・2012とメジャー大会3連覇を果たし、一時代を築いたスペインも、2014の悪夢を経て、夢から覚めてしまった模様。
偉大なる黄金メンバーも数人が抜け、新時代のスペインは、やはり2008~12の頃に比べると少し小粒。
とはいえ、他国との比較ではまだまだ素晴らしい選手たちが揃っています。
ブスケッツ、シルバ、イニエスタ、セスクと中盤は相変わらずの豪華メンバー、守備陣もピケ、セルヒオラモス、アルバ、ファンフランと2012Euro制覇メンバーが全員健在で、GKもデヘアにカシ―ジャスと文句のない顔ぶれ。
FWが小粒なのは気になるところですが、考えてみればスペインは2012年大会もFW不在の中、優勝を成し遂げたのでした。
ただ、2014年ワールドカップの惨敗は、やはり気になるところ。
一度気持ちが切れてしまうと、全く立て直せないという弱点が露呈されてしまっただけに、今大会でも逆境に追い込まれると呆気なく負けてしまうかもしれません。精神論ではないですが、『活』を入れられるようなリーダーがほしいですね……。
不気味な雰囲気を漂わせるのはクロアチア。
モドリッチ、ラキティッチ、コバチッチ、ブロゾビッチの中盤は、イタリアやイングランドといった列強に勝るとも劣らない顔ぶれ。
2014ワールドカップでは予選リーグで敗退してしまいましたが、列強を苦しめたEuro2008、2012では、大会を大いに盛り上げてくれました。今大会も期待しているチームの一つです。
トルコもまた、非常に不気味なチームです。
単純な戦力では測れない怖さがこのチームにはあります。記憶に新しいのはEuro2008。
ミラクルターキーとも呼ばれたこのチームは、怪我人続出の中、逆転に次ぐ逆転でまさかのベスト4に進出したのでした。
2002ワールドカップでも望外の3位。この、「何をするかわからない」というオーラが、トルコの魅力です。
ピッチの中の話をすれば、Euro2008で当時若手だったアルダがブレイク、その彼が押しも押されもしないエースとして中心となります。
ただ、今大会はチーム数が多いんでなぁ……その中では、個人的注目度は下の方なので、後追いになるかもしれません。
チェコもまた侮れない。
何せ激戦の予選グループAを首位通過したチームです。
……とはいえ、選手を見ると、守護神のツェフを除いて大して強そうにも見えないんですが……
強いんですよね? だって、予選リーグでオランダに2勝してるし……。
とりあえず、注目してみたいと思います。
☆グループE
○ベルギー
○イタリア
△スウェーデン
×アイルランド
一応、イタリアとベルギーが二強。
本命はベルギーか。
2014年ワールドカップでベスト8に名乗りを挙げたチームが、そのまま今大会にも乗り込んで来ます。
が、唯一の不安はキャプテンでもあり守備の要でもあるコンパニの負傷欠場。
あの大金満クラブであるマンチェスター・シティが、彼一人の不在で守備陣が乱調をきたし、レスターの後塵を拝したように、コンパニの存在は偉大です。
とはいえ、まぁ予選リーグは突破できるのではないでしょうか。
二番手は、ここまで期待感のないイタリアも珍しい、と思われるほどタレントが小粒化してしまったイタリア。
もはや列強と呼んでいいのかも疑問だが、守備陣は渋いオーバー30が名を連ね、安定感はある。
ブッフォン38歳、バルザーリ35歳、キエッリーニ31歳、ボヌッチ29歳。
……若手も欲しいところだが、まぁ安心感はありますね。
しかし前線は本当にヤバい。ペッレ? エデル?
うーん、正直中堅国でもエースを任せられないようなタレントだと思う。
ストロングポイントだった中盤も、御大ピルロの欠場はいいとして、ピルロの後継者たるヴェラッティとマルキージオが揃って負傷離脱。うーん、大丈夫か?
まぁそれでも予選リーグは突破できるだろうし、逆境の時ほど不思議な力で上位に食い込むのがイタリアでもある。期待しよう。
34歳イブラヒモビッチが頼りのスウェーデンも斜陽感は否めないものの、安定してそれなりの力を出してきたチームだけに、イタリアを脅かすことは可能。
アイルランドは……Euro2012での大惨敗が記憶に新しく、当時から強くなった印象もまるでない。
この2チームは、後追いかなぁ。
☆グループF
◎ポルトガル
○オーストリア
△アイスランド
×ハンガリー
本命はポルトガル。代わり映えしないメンバーはすっかり『いつもの』といった様相だが、
それでもアンドレ・ゴメスなど若い選手もちょこちょこっとは出てきた。
大エースのクリスチアーノ・ロナウドの存在がピックアップされるが、メジャートーナメントで彼が本来の輝きを見せた事はない。
とは言うものの、最終ライン、中盤と大きな穴はなく、頼れるストライカー不在は毎大会のことなれど、それこそクリスチアーノ・ロナウドがストライカーとして覚醒すれば……ひょっとすると、ひょっとするかもしれない。
対抗はオーストリア。
久しぶりとなるメジャー大会だが、9勝1分無敗という予選の成績は素晴らしいのひとこと。
アラバを中軸に、面白いチームに仕上がっているのだろうか。期待したい。
小国アイスランドのメジャー大会進出は驚きでしかないが、予選ではオランダに2連勝するなど、
説得力のある成績を残しており、決して数合わせとは侮れない。
残念ながらまるで知らないのだが、アイスランドのサッカーを知れる機会でもあり、とても楽しみにしているチームだ。
ハンガリーの突破もまたサプライズではあったが、予選リーグの成績を見る限り「枠拡大」の恩恵を受けた
数合わせチームとの印象は拭えない。
とまぁ、ざっくりした予想を書いてみました。
一応パスサッカーが大好きなので、ドイツ、スペインは応援します。
2014年はフランスも面白かったので応援したいかな。
なんだか強そうなところばかり応援することになっていますが、最近はパスサッカー全盛なので仕方ない。
トルコやクロアチアも期待してますね。
後は、予選リーグの試合ぶりを見て、好きになるチームが増えればいいなぁと思っています。
予想が当たれば胸は張れますが、個人的には今期のレスターのような、誰もが予想していなかったサプライズにも期待したいですね。